JPH06212413A - 反応性スパッタリング装置 - Google Patents

反応性スパッタリング装置

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JPH06212413A
JPH06212413A JP376493A JP376493A JPH06212413A JP H06212413 A JPH06212413 A JP H06212413A JP 376493 A JP376493 A JP 376493A JP 376493 A JP376493 A JP 376493A JP H06212413 A JPH06212413 A JP H06212413A
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JP
Japan
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target
gas
chamber
substrate holder
discharge
Prior art date
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Pending
Application number
JP376493A
Other languages
English (en)
Inventor
Chikako Goto
千佳子 後藤
Akira Okuda
晃 奧田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP376493A priority Critical patent/JPH06212413A/ja
Publication of JPH06212413A publication Critical patent/JPH06212413A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/0021Reactive sputtering or evaporation
    • C23C14/0036Reactive sputtering
    • C23C14/0068Reactive sputtering characterised by means for confinement of gases or sputtered material, e.g. screens, baffles

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体製造プロセスや電子部品材料などの製
造工程に使用する反応性スパッタリング装置において、
ターゲット表面でのターゲット材と反応性ガスとの反応
による化合物の生成を抑制することにより、異常放電の
発生を抑制し、反応性スパッタリングによる薄膜の膜特
性の良い反応性スパッタリング装置の提供を目的とす
る。 【構成】 基板ホルダー12に複数の小孔14を設け、
反応ガス5を小孔14よりチャンバー1内に供給する。
放電ガス4はターゲット6の近傍より供給され、差圧板
16によりそれぞれのガスは別々に分布される。反応ガ
スはターゲット近傍以外に分布されるため、ターゲット
表面上でのターゲット材との化合物の生成が抑制され、
化合物薄膜の膜特性を劣化させることなくスパッタリン
グを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造プロセスや
電子部品材料などの製造工程に使用する反応性スパッタ
リング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】反応性スパッタリング装置は通常のスパ
ッタリング装置において使用するアルゴンガスなどの放
電ガスに酸素などの反応ガスを添加することにより、反
応性ガスとターゲット材により放出されるスパッタ粒子
との反応によって化合物薄膜を生成するものである。
【0003】反応性スパッタリング装置は、通常のスパ
ッタリング装置に反応性ガスを添加するだけで容易に種
々の化合物薄膜を形成できるため、近年、半導体製造プ
ロセスや電子部品材料などの製造工程に使用されてい
る。
【0004】以下、従来の反応性スパッタリング装置に
ついて図面を参照して説明する。図4は従来の反応性ス
パッタリング装置の構成図である。
【0005】図において、1はチャンバー、2はチャン
バー1内の空気を排出するための真空排気口、3は放電
ガス4および反応性ガス5をチャンバー1内に供給する
ガス供給管、6はターゲット、7はターゲット6を固定
するバッキングプレート、8はターゲット6を冷却する
ための冷却水管、9はターゲット6とバッキングプレー
ト7と冷却水管8をもつカソード本体、10は磁場を形
成するマグネット、11はターゲット6に対向して配置
されたスパッタにより膜が堆積される基板、12は基板
11を保持するための基板ホルダー、13はカソード本
体9へ電圧を印加し、ターゲット6表面でプラズマを発
生させるための電源である。
【0006】以上の構成からなるスパッタリング装置の
動作を図面を参照して説明する。まず、チャンバー1内
を真空排気口2から真空ポンプ(図示せず)により高真
空(10-7Torr程度)まで排気する。次に前記チャンバ
ー1の一部に一端が接続されたガス供給管3より、チャ
ンバー1内に放電ガス4と反応ガス5とを混入する。
【0007】ここで、チャンバー1内の圧力は10-3
10-2(Torr)程度に保つ。そして、ターゲット6を取
り付けたカソード9内に配置されたマグネット10によ
る磁場と、電源13による電場の作用によってターゲッ
ト6表面近傍にマグネトロン放電によるプラズマが発生
し、ターゲット6から放出されたスパッタ粒子と前記反
応ガス5との反応により基板ホルダー12に設置された
基板11に化合膜薄膜が形成される。
【0008】なお、反応性スパッタリングにおけるスパ
ッタ粒子と反応性ガスによる化合は主として基板上で生
じていることが一般的に知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の反
応性スパッタリング装置は放電ガス4と反応性ガス5を
共通のガス供給管3よりチャンバー1内に供給している
ため、マグネトロン放電において、最もプラズマ密度の
高くなるターゲット6のエロージョンにも反応ガス5が
分布し、ターゲット表面にターゲット材の反応性ガス5
との反応による化合物が形成される。この化合物はター
ゲット6の表面を不均一に覆うため、段差のできた部分
で異常放電しやすくなり、微小な化合物の塊は異常放電
によって基板に形成されつつある膜中に異物として入り
込み膜の特性を劣化させる。
【0010】本発明は上記の問題点を解決するもので、
反応性スパッタリングによるダストを低減し異物の混入
による膜の特性の劣化を防ぐ反応性スパッタリング装置
の提供を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の反応性スパッタリング装置は反応性ガスと放
電ガスの供給装置を別々に設けるもので、基板ホルダー
に複数の小孔を設け反応性ガスを小孔を通じて供給す
る。また差圧板を設け、基板ホルダー側の圧力を低く保
つように構成したものである。
【0012】
【作用】この構成により、放電ガスをターゲット側のチ
ャンバーの一部から供給し、反応ガスを基板ホルダーか
ら供給するため、また差圧板により基板ホルダー側の圧
力が低く保たれるので、反応ガスがターゲット側に混入
しなくなり、ターゲット表面近傍で形成されるマグネト
ロン放電によるプラズマに寄与するガスの大部分が放電
ガスに占められることにより、ターゲット表面にターゲ
ット材と反応ガスとの反応による化合物が形成されにく
くなり異常放電の発生が制御される。従って、異物の混
入による膜の特性の劣化を防ぐことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例の反応性スパッタリ
ング装置を図面を参照しながら説明する。
【0014】図1は本発明の実施例の反応性スパッタリ
ング装置の構成断面図である。ここで図4と同一物には
同一番号を付して説明を省略する。
【0015】従来と異なるのは、基板ホルダー12に複
数の小孔14を設け、反応ガスをチャンバー1内に供給
するためのガス供給管15を基板ホルダー12の小孔に
接続し、差圧板を16を設け、放電ガス4を供給するガ
ス導入管3をターゲット側に設置し、真空ポンプ2を基
板側に配した点である。
【0016】図2は同装置の基板ホルダー部分の断面図
で、図3は図2の基板ホルダー部分を鉛直上向きに見た
平断面図である。
【0017】以上のように構成された本発明の反応性ス
パッタリング装置の動作を説明する。
【0018】チャンバー1内を真空排気口2から真空ポ
ンプ(図示せず)により高真空(10-7Torr程度)にな
るまで排気する。次にガス供給管3からチャンバー1内
に放電ガス4を供給する。放電ガスは、差圧板16によ
りターゲット6付近に閉じ込められる。
【0019】一方、反応ガス5は、基板ホルダー12の
小孔14よりチャンバー1内に供給される。供給された
ラジカルは差圧板16により基板ホルダー付近に閉じ込
められる。
【0020】このときのチャンバー1内の圧力は10-3
〜10-2(Torr)程度に保つ。そして、電源13により
ターゲット6を取りつけたマグネトロンカソード9に高
周波を印加し、マグネトロンカソード9内に設置された
マグネトロン10による磁場と、電源13による電場と
の作用によって、ターゲット6表面近傍にマグネトロン
放電によるプラズマが発生する。本実施例では、放電ガ
スをターゲット6付近から供給し、また、差圧板16に
より反応ガスがターゲット6の近傍以外に分布している
ため、ターゲット6近傍には主に放電ガスが分布してお
り、ターゲット6の表面近傍で形成されるマグネトロン
放電によるプラズマの発生に寄与するガスの大部分が放
電ガス4となる。
【0021】一方、反応ガス5はターゲット6近傍以外
に分布しているため、ターゲット6の表面に形成される
ターゲット材との化合物は形成されにくくなる。従っ
て、異常放電の発生が制御され、膜の特性を劣化させる
ことなくスパッタリングを行うことができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の反応性スパッタリ
ング装置は、反応性ガスと放電ガスの供給位置を別々に
設け、特に反応性ガスは基板ホルダーの複数の小孔より
供給し、差圧板で設けガスの混入を防ぐように構成され
ているため、ターゲット表面近傍で形成されるマグネト
ロン放電によるプラズマに寄与するガスの大部分が放電
ガスで占められるため、ターゲットからのスパッタリン
グ粒子の放電を妨げるターゲット材と反応ガスとの化合
物が形成されにくくなる。
【0023】その結果、反応性スパッタリングにより形
成される化合物薄膜の膜特性を劣化させることのない優
れたスパッタリング装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における反応性スパッタリン
グ装置の構成図
【図2】同装置の基板ホルダーの断面図
【図3】同平断面図
【図4】従来の反応性スパッタリング装置の構成図
【符号の説明】
3 ガス供給管 4 放電ガス 5 反応性ガス 6 ターゲット 9 カソード本体 11 基板 12 基板ホルダー 13 高周波電源 14 ガス噴き出し口 15 ガス供給管 16 差圧板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空状態の維持が可能なチャンバーと、
    前記チャンバー内を減圧雰囲気にするための真空ポンプ
    と、前記チャンバー内に固定されたマグネトロン型カソ
    ードと、前記カソードに取り付けられたターゲットと、
    前記チャンバー内で、かつ前記ターゲットに対向するよ
    うに配され、複数の小孔を有し基板を設置固定する基板
    ホルダーと、チャンバー内に放電ガスを供給するための
    第1のガス供給系と、前記基板ホルダーの小孔を通じて
    反応ガスを供給するための第2のガス供給系と、基板ホ
    ルダー側の圧力を低く保つための差圧板と、前記カソー
    ドに電圧を印加する電源とから構成される反応性スパッ
    タリング装置。
JP376493A 1993-01-13 1993-01-13 反応性スパッタリング装置 Pending JPH06212413A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114959607A (zh) * 2022-05-16 2022-08-30 深圳市新邦薄膜科技有限公司 一种磁控反应溅射工艺气体布气装置及布气方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114959607A (zh) * 2022-05-16 2022-08-30 深圳市新邦薄膜科技有限公司 一种磁控反应溅射工艺气体布气装置及布气方法
CN114959607B (zh) * 2022-05-16 2024-01-26 深圳市新邦薄膜科技有限公司 一种磁控反应溅射工艺气体布气装置及布气方法

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