JPH062119Y2 - 混合計量装置 - Google Patents

混合計量装置

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JPH062119Y2
JPH062119Y2 JP12194088U JP12194088U JPH062119Y2 JP H062119 Y2 JPH062119 Y2 JP H062119Y2 JP 12194088 U JP12194088 U JP 12194088U JP 12194088 U JP12194088 U JP 12194088U JP H062119 Y2 JPH062119 Y2 JP H062119Y2
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節夫 堤
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株式会社石田衡器製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、所定重量或は所定個数に計量された複数種類
の物品を混合して設定重量もしくは設定個数の商品とす
るようにした混合計量装置に関する。
(従来の技術) 近年、消費者のニーズの多様化に応えて、単品で取り引
きされる商品であっても、これらを複数種寄せ集めて1
つにパッケージした所謂ミックス商品が出回るようにな
って来ている。このようなミックス商品としては、例え
ば菓子等の分野においては、複数種のキャンディーやチ
ョコレート等を見栄えよく詰め合わせたものがあり、ま
た工業製品の分野では、ボルトやナット等の付属部品を
必要個数づつ袋に収納して本体とともにパッケージした
ものがあり、さらにスーパーマーケット等においては、
例えば、おでんセット、テンプラセット等と称して、必
要な材料を所定に加工したものを寄せ集めて1つにパッ
ケージしたもの等がある。
そして、このようなミックス商品についても、内容物は
厳正に計量管理される必要があるため、個々の物品は勿
論のこと、そのトータル重量もしくはトータル個数につ
いても正しく計量管理されるようになって来ている。そ
して、このような要求に応えるため、例えば特開昭58
−19516号公報、特開昭58−139026号公
報、同じく139027号公報等に見られるような種々
の装置が提案されている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、従来のこの種の装置は、各物品をコンベアや加
振式のフィーダー等で搬送し、或は計量に際して物品を
ホッパに投入したり、計量後に該ホッパのゲートを開い
て下方に排出したりする構成であるため、例えば壊れ易
いため取り扱いに慎重を要するものとか、粘着物であっ
て適当量に分離し難いものとか、さらには所定の姿勢、
例えば見栄えのよい表側を上にして詰め合わせをしなけ
ればならないもの等については在来装置で取り扱うこと
ができなかった。
そのため、従来においては、この種の物品は当初からミ
ックス商品の構成物品から排除されており、敢えてこれ
を混入しようとする場合には、自動化された生産ライン
とは別のラインで手作業により混入しなければならなか
った。また、このことは自動化された生産ラインの有効
利用を阻害し、それだけ余分な設備投資を必要とすると
いう問題があった。
本考案は、ミックス商品の生産に関する上記のような実
情に対処し、上記のような従来取り扱うことができなか
った物品についても既設の自動化されたラインを利用し
てミックス商品を生産することができ、もって設備の増
大や生産性の低下等を招くことなく、消費者の多様なニ
ーズに対応しうる商品を大量且つ安価に生産することの
できる装置を提供することを課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案においては次のような
手段を用いる。
すなわち、本考案にかかる混合計量装置は、種類の異な
る物品をそれぞれ計量する複数の計量装置と、これらの
計量装置に沿って配設されて各計量装置でそれぞれ計量
された種類の異なる物品を順次収集する物品収集コンベ
アとを備えるとともに、上記複数の計量装置のうち、少
なくとも1台の計量装置を手動計量装置で構成し、他の
計量装置を自動計量装置で構成する。そして、これらの
手動計量装置と自動計量装置のそれぞれの処理速度を制
御装置を介してマッチングさせる。
ここで、上記自動計量装置としては、コンピュータ制御
による組合せ演算式の自動計量装置や、組合せによらな
い通常の自動秤量装置が用いられ、また個数を設定値に
計量する場合には、計量重量値を単体重量で割って個数
に換算する計数計量装置が用いられる。また、上記手動
計量装置としては、電子式の重量秤や個数秤等が用いら
れ、また既存のミックス商品の自動生産ラインを用いる
場合において、該ラインに上記物品収集コンベアに連続
する計量コンベアを有する重量チェッカが備えられてい
る場合には、これを手動計量装置として利用することも
可能である。
さらに、上記物品収集コンベアとしては、取り扱う物品
の性状に応じて、ベルトコンベアやバケットコンベア、
或はその他のコンベアが適宜採択使用され、また各計量
装置で計量された物品を直接瓶や缶等の容器に充填して
いく場合には、これらの容器を搬送するコンベアが用い
られる。
(作用) 上記の構成によれば、手動計量による処理速度と自動計
量による処理速度とがうまく整合されるので、各計量装
置でそれぞれ所定の目標重量もしくは目標個数に計量さ
れた種類の異なる各物品は、これらの計量装置に沿って
配設された物品収集コンベア上の特定の容器等に順番に
排出、移載されて、上記コンベアの下流端からは全ての
構成物品が1つに集合された1商品分の物品が連続的に
排出されることになる。
そして、特に本考案においては、複数種類の物品をそれ
ぞれ計量する上記各計量装置のうち、特定種類の物品を
計量する計量装置については、手動計量装置が用いられ
ているので、例えば壊れ易いもの或は粘着物であって適
当量づつに分離するのが困難なもの、さらには所定の姿
勢で充填しなければならないものなど、つまり計量装置
に対する自動供給や該計量装置からの自動排出に適さな
い物品については、この手動計量装置を用いて作業者に
より作業を行うことができ、従って上記のような物品に
ついてもミックス商品の構成物品として採用することが
可能となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について説明する。
まず、第1図により第1実施例の構成を説明すると、こ
の実施例に係る混合計量装置1は、搬送コンベア2と、
該コンベア2の下流側に連設された重量チェッカ3と、
さらにその下流側に連設された搬出コンベア4とで構成
される物品搬送ラインを有する。上記搬送コンベア2に
は、その上流側に備えられた間隔調整装置(図示せず)
により一定間隔に調整された多数の物品収集容器5…5
が順次載置され、これらの容器5…5をその間隔に等し
いピッチで下流側に間欠移送する。また、上記重量チェ
ッカ3は、上記搬送コンベア2の下流端に連続する計量
コンベア3aを有し、搬送コンベア2から該計量コンベ
ア3a上に上記容器5が移送されてきたときに、計量コ
ンベア3aを一旦停止させた上で、上記容器5及びその
内部に収容されている物品の重量を計量する。さらに、
搬出コンベア4は、重量チェッカ3の計量コンベア3a
から受取った容器5を搬送コンベア2と同様に間欠移送
し、下流側に設けられた商品回収部(図示せず)に搬出
する。
一方、上記搬送コンベア2、重量チェッカ3の計量コン
ベア3a、及び搬出コンベア4で構成される物品搬送ラ
インに沿って、この実施例の場合、それぞれが異なる種
類の物品を計量する5つの計量装置6〜6が配置さ
れている。これらの計量装置6〜6のうち、搬送ラ
イン上流側の1番目から4番目までの第1〜第4計量装
置6〜6は、第4計量装置6が搬送コンベア2の
下流端に対応位置するように、上記容器5…5の間欠移
送の2ピッチ分に等しい間隔で、且つこれらの容器5…
5の間欠移送の停止位置に対応させて配設されている。
また、搬送ラインに沿って最も下流側に位置する第5計
量装置6は、搬出コンベア4の上流端に対応させて配
設されている。
そして、上記各計量装置6〜6のうち、第4計量装
置6は、計量皿への物品の供給、及び計量された物品
を該装置6の配設位置で待機している搬送コンベア2
上の容器5に充填する作業を作業者の手作業により行う
電子秤等の手動計量装置とされている。また、第1〜第
3、及び第5計量装置6〜6,6は、物品の供
給、計量及び各対応位置する搬送コンベア2上の容器5
…5への物品の排出等の各動作を自動的に行う自動計量
装置とされている。ここで、この自動計量装置として
は、複数の計量ホッパに分配供給された物品の計量値に
基く組合せ演算を行って、該物品を所定の目標重量に計
量する組合せ演算式の計量装置、或は、計量ホッパに対
して物品の大量供給と微量供給とを行うことにより該物
品を目標重量に計量する一般的な自動秤量装置が用いら
れる。
以上の構成に加えて、この混合計量装置1には、上記搬
送コンベア2、重量チェッカ3、搬出コンベア4及び各
計量装置6〜6の動作タイミングを制御する制御装
置7が備えられている。
次に、この制御装置7の作動に従って、本実施例の作用
を説明する。
まず、制御装置7は、搬送コンベア2を駆動して、該コ
ンベア2上に載置されている先頭の容器5を第1計量装
置6の配設位置まで搬送させ、この位置でコンベア2
を停止する。なお、この場合のコンベア2の移動量はタ
イマにより、或は容器5の到達を検出するセンサ(図示
せず)からの信号に基いて制御することができる。
次に、制御装置7は、上記第1計量装置6に計量開始
信号或は排出要求信号を出力し、この信号に基いて該第
1計量装置6は計量動作或は排出動作を開始する。つ
まり、該計量装置6が組合せ計量装置である場合に
は、計量開始信号によって各計量ホッパに供給された被
計量物品のそれぞれの重量を計量し、これらの計量値に
基いて合計値が目標重量もしくはこれに最も近い値とな
る組合せを算出して、求めた組合せに該当する計量ホッ
パ内の物品のみを上記容器5に排出する。或は排出要求
信号により既に求めた目標重量の物品を上記容器5に投
入する。また、通常の自動秤量装置である場合は、計量
ホッパに目標重量を超えない範囲で被計量物品を大量供
給するとともに、その後、供給を微量供給に切換えて、
この微量供給を目標重量に到達するまで行う。そして、
目標重量に到達すれば供給を停止して計量ホッパ内の物
品を排出することにより、目標重量の物品を上記容器5
に投入する。このようにして第1計量装置6から搬送
コンベア2上の先頭に位置する容器5に第1の物品aが
目標重量だけ投入されると、該計量装置6から制御装
置7に該物品の投入重量を示す重量信号とともに、排出
完了信号が出力される。
制御装置7は、この排出完了信号を入力すると、搬送コ
ンベア2を1ピッチだけ間欠移送させ、先頭から2番目
の容器5を上記第1計量装置6の配設位置に停止させ
る。そして、先頭の容器5に対する場合と同様に、第1
計量装置6で目標重量に計量された第1の物品をこの
2番目の容器に排出、投入させ、その後、排出完了信号
を入力すれば、搬送コンベア2をさらに1ピッチだけ間
欠移送させる。
これにより、上記先頭の容器5は第2計量装置6の配
設位置に到達するとともに、3番目の容器5が第1計量
装置6の配設位置に対応位置し、そこで制御装置7
は、この第1、第2計量装置6,6に計量開始信号
或は排出要求信号を出力して、第1、第2の物品a,b
をそれぞれ目標重量に計量して上記先頭から3番目の容
器5及び先頭の容器5にそれぞれ投入させる。そして、
この第1、第2計量装置6,6の両者から排出完了
信号を入力すれば、搬送コンベア2をさらに1ピッチ間
欠移送させる。なお、これ以降は計量動作を行った複数
の計量装置6…6の全てからの排出完了信号の入力を待
って搬送コンベア2を移送させることになる。
このようにして、各容器5…5を1ピッチづつ間欠移送
することにより、第1〜第3計量装置6〜6によっ
て第1〜第3の物品a,b,cが順次投入された先頭の
容器5が手動計量装置6の配設位置に到達すると、該
位置に配置されている作業者が既に目標重量に計量した
第4の物品dを手動計量装置6の計量皿から取り出し
て、上記容器5に充填する。このとき、該計量装置6
の計量値が一旦零点に復帰するので、これを合図とし
て、該計量装置6から制御装置7に排出完了信号が出
力される。
そして、第1〜第4計量装置6〜6の全てから排出
完了信号を入力したときに、制御装置7が搬送コンベア
2をさらに1ピッチ移送させることにより、先頭の容器
5が重量チェッカ3に受渡され、該チェッカ3により先
頭の容器5の重量、つまり、上記第1〜第4計量装置6
〜6により該容器5にそれぞれ投入された第1〜第
4物品a,b,c,dのトータルの重量がチェックされ
る。そして、その重量が許容範囲を逸脱している場合に
は、該チェッカ3の表示に基いて作業者がこの容器5を
搬送ラインから排除し、また許容範囲を逸脱しているこ
とを示す信号が制御装置7に送出され、これに基いて制
御装置7はこの容器5に投入されている第1物品〜第4
物品a,b,c,dについての第1〜第4計量装置6
〜6からそれぞれ送出されてきた重量値をクリアす
る。
一方、この重量チェッカ3によってチェックされた重量
が所定の許容範囲内である場合には、制御装置7は上記
搬送コンベア2をさらに1ピッチ移送させて2番目の容
器5を重量チェッカ3に受渡す。また、重量チェッカ3
の計量コンベア3a及び搬出コンベア4もそれぞれ所定
量移動し、重量チェッカが行われた先頭の容器5を搬出
コンベア4に受渡して、第5計量装置6の配設位置に
停止させる。その場合に、この搬出コンベア4はセンサ
(図示せず)が容器5を検出したときに停止し、また第
5計量装置6からの排出完了信号によって再駆動され
るようになっている。
このようにして先頭の容器5が第5計量装置6の配設
位置に到達すると、制御装置7は、上記第1〜第4計量
装置6〜6からそれぞれ送出されてきた当該先頭の
容器5に対して投入された第1から第4の物品a,b,
c,dの重量W〜W、或は重量チェッカ3で求めた
重量Wxと、生産しようとしているミックス商品全体と
しての設定目標重量Wとから次式に従って第5計量装置
で計量する第5物品の目標重量Wを算出し、この
重量Wを該第5計量装置6に計量開始信号とともに
出力する。
=W−(W+W+W+W) 或は W=W−Wx そして、第5計量装置6が第5物品eをこの重量W
に計量して先頭の容器5に投入する。
これにより、先頭の容器5には第1〜第4物品a,b,
c,dがそれぞれ所定重量づつ投入され、また第5物品
が、ミックス商品全体としての重量が設定重量となるよ
うに投入されて、トータル重量および各内容物品の重量
が正しく計量されたミックス商品が得られることにな
る。
そして、以下、同様の動作を繰り返すことにより、この
種のミックス商品が連続的に生産されることになるが、
特にこのラインにおいては、第4計量装置6が手動計
量装置とされて、該計量装置6への物品の供給作業及
び計量された物品を容器5に充填する作業が手作業によ
って行われるので、壊れ易い物品、粘着物であって適当
量づつ分離するのが困難な物品、或は所定の姿勢で充填
する必要がある物品等についても、ミックス商品の構成
物品として容器5に充填することができるようになる。
なお、上記第1〜第3計量装置6〜6においては、
何らかの原因で計量した物品の最終的な重量値が目標重
量に対して過量もしくは軽量となる場合が生じうるが、
第2図に示すように、このような場合に対処するため、
これらの計量装置6〜6における物品投入用ホッパ
6aに2個の排出ゲート6a,6aを設けるととも
に、これらのゲート6a,6aの下方に搬送コンベ
ア2上の容器5に物品を投入する経路8と、当該搬送
ラインに付設された回収ライン(図示せず)側に物品を
排出する経路8とを有するシュート8を備え、計量値
が目標重量に等しくもしくはその許容範囲内にある場
合、つまり計量値が正量である場合は第1のゲート6a
を開いて該物品を容器5に投入し、また軽量もしくは
過量である場合、つまり計量値が不良である場合には第
2のゲート6aを開いて物品を上記回収ラインに排出
するようにしてもよい。
この場合、第1〜第3計量装置6〜6は、第3図の
フローチャートに示すように作動する。つまり、まずス
テップSで制御装置7からの計量開始信号の入力を待
ち、該信号を入力したときに、ステップSで物品の供
給及び計量動作を行う。そして、ステップSで計量値
が目標重量に等しいか否か、つまり正量か不良かを判定
し、正量の場合にはステップSで第1ゲート6a
開いてホッパ6a内の物品を正量側(容器5)に排出す
るとともに、ステップSで排出完了信号と重量信号と
を制御装置7に出力する。一方、計量値は不良であるい
場合は、上記ステップSからステップSを実行し、
第2ゲート6aを開いてホッパ6a内の物品を不良側
(回収ライン)へ排出する。
また、このような物品の排出方向の切換えを行わない場
合には、計量値が不良の場合でも当該計量装置6〜6
から容器5に物品が投入されることになるが、この場
合、第1〜第3計量装置6〜6は、計量値の過量、
軽量の判別が可能であるので、第4計量装置6の配設
位置に配置されている作業者によってこの軽量、過量を
修正することができる。つまり、第4図に示すように、
手動の第4計量装置6に、第1〜第3計量装置6
にそれぞれ対応する表示ランプ6a,6b,6
cと、これらの計量装置6〜6のいずれかで発生
した軽量もしくは過量の目標重量に対する偏差を表示す
る表示部6dとを設けておき、上記偏差と当該計量装
置6〜6の番号とを制御装置7を介してこの第4計
量装置6に送出して、対応するランプ6a,6
b,6cを点灯させるとともに、偏差を表示部6
dに表示させるようにする。その場合に、過量の場合は
偏差に+の符号を付し、軽量の場合には−の符号を付す
ようにする。このようにすれば、上記作業者は第1〜第
3計量装置6〜6のいずれかで軽量もしくは過量が
発生したときに、いずれのランプが点灯しているかによ
り当該計量装置の番号、換言すれば容器5への追加供給
もしくは容器5から一部排除すべき物品と、その追加量
もしくは排除量とを知ることができ、その追加もしくは
排除を実行することにより、当該物品の軽量もしくは過
量を解消することができるのである。
なお、第5図は第4計量装置6の計量動作を示すフロ
ーチャートであって、該計量装置6は、まずステップ
11で重量を入力し且つこれを表示するとともに、ス
テップS12でこの重量が零であるか否かを判定する。
そして、計量皿上に物品が載置されて重量が零でなくな
ると、次にステップS13で該重量が目標重量で安定し
たか否かを判定するとともに、安定すればステップS
14で安定フラグをセットする。その後、計量が終了し
て計量皿から物品が除去され、重量が再び零となると、
次は上記ステップS12からステップS15を実行し、
安定フラグがセットされているか否かを判定する。そし
て、この場合は該フラグがセットされているので、ステ
ップS16,S17を実行し、安定フラグをリセットす
るとともに、制御装置7に排出完了信号と重量信号とを
出力する。
次に本考案の第2実施例について説明する。
この実施例に係る混合計量装置11は、第6図に示すよ
うに、搬送コンベア12に沿って第1〜第5計量装置1
〜16を配置するとともに、これらのうちの最も
下流側に配置された第5計量装置16を手動計量装置
としたものである。
この実施例によれば、商品の見栄えをよくするために、
例えば海産物を詰め合わせたミックス商品の場合におけ
るエビ等の物品を、作業者の手作業により、容器5の最
上層に所定の姿勢で充填することができるようになる。
そして、この実施例においては、商品全体としての重量
を設定重量に計量するため、次のような方法が用いられ
る。
つまり、第5計量装置16によって手動で計量する物
品については、これを充填する容器5が到達する前に予
め計量して、その重量値は制御装置17に送出する。一
方、制御装置17はこの第5計量装置16からの重量
信号と、第1〜第3計量装置からの重量信号とに基いて
第4計量装置16によって計量する物品の目標重量を
算出し、これを該第4計量装置16に出力する。ま
た、第4計量装置16はこの目標重量となるように計
量動作を行い、計量した物品を下方に位置する容器5に
投入する。そして、この容器5が第5計量装置16
配設位置に到達したときに、作業者が上記のように予め
計量した物品を手作業によりこの容器15の最上層に所
定の姿勢で充填する。これにより、該容器5を透明フィ
ルム等によって包装することにより、上記のエビ等の商
品が最上層に所定の姿勢で見栄えよく充填され、且つ各
構成物品の重量及びトータルの重量が設定重量に計量さ
れたミックス商品が得られることになる。
なお、以上の各実施例は、当初から最終商品用としての
容器5…5に各物品を層状に充填する場合であるが、こ
れに限らず、例えば搬送コンベアとしてバケットコンベ
アを用い、該コンベアの各バケットに各物品を順次投入
するとともに、全物品が投入された後にこれらを所定の
容器等に詰め替えてもよく、また必要な場合には、各物
品を攪拌してから容器等に充填してもよい。
次に、本考案の第3実施例について説明する。
この実施例に係る混合計量装置21においては、搬送コ
ンベア22とその上流側に配置された供給コンベア23
との間に、第1計量装置26として、上記両コンベア
22,23に連続する計量コンベア26aを有する手
動計量装置が配設されているとともに、搬送コンベア2
2に沿って自動計量装置である第2、第3計量装置26
,26が配設されている。また、搬送コンベア22
の下流側にはストックコンベア24が連設され、該スト
ックコンベア24とその下流側に配設された搬送コンベ
ア25との間に、第4計量装置26として、両コンベ
ア24,25に連続する計量コンベア26aを有する
手動計量装置が配設されている。つまり、この実施例に
おいては、第1、第4計量装置26,26が手動計
量装置、第2、第3計量装置26,26が自動計量
装置とされている。
ここで、これらの計量装置26〜26の動作を第8
〜11図のフローチャートにより説明すると、まず、手
動の第1計量装置26は、計量コンベア26aに対
する容器5…5の搬入、搬出を自動で行う場合と、手動
で行う場合との切換えが可能であり、前者の場合は第8
図のフローチャートに従って動作する。
つまり、まずステップS21で計量コンベア26aを
作動開始させ、次でステップS22で重量の計量及びそ
の表示を行い、ステップS23で該重量が零であるか否
かを判定する。そして、重量が零の場合、つまり計量コ
ンベア26a上に容器が到達していない場合はこのス
テップS22,S23を繰り返し実行する。その後、計
量コンベア26a上に容器5が到達して重量が零でな
くなれば、ステップS24で上記計量コンベア26
を停止させた上で、ステップS25で再度重量の計量及
びその表示を行い、ステップS26でこの重量が目標重
量で安定したか否かを判定する。そして、目標重量で安
定すれば、ステップS27で計量コンベア26aを作
動させて当該容器5を搬送コンベア22側に搬出すると
同時に、物品の排出完了信号と重量信号とを制御装置2
7に送出する。
また、計量コンベア26aに対する容器5…5の搬
入、搬出を手動で行う場合は第9図のフローチャートに
従って動作し、まずステップS31で重量の入力とその
表示とを行い、次いでステップS32でその重量が零で
あるか否かを判定する。そして、重量が零である場合に
は、ステップS33で計量完了フラグがセットされてい
るか否かを判定し、セットされていない場合には未だ計
量が行われていないものと判断して、上記ステップS
31,S32を繰り返し実行する。一方、計量コンベア
26a上に容器5が載置されて重量が零でなくなる
と、ステップS35でその重量が目標重量で安定したか
否か判定し、安定すればステップS36で計量完了フラ
グをセットする。その後、計量コンベア26a上から
当該物品が充填された容器5が取り出され、重量が再び
零となると、次は上記ステップS32,S33からステ
ップS34を実行し、計量完了フラグをリセットすると
ともに、排出完了信号と重量信号とを制御装置27に送
出する。
一方、自動計量装置である第2、第3計量装置26
26は、前記第1実施例における計量装置6
,6と実質的に同一であるが、この実施例におい
ては、第1計量装置26から搬送コンベア22への容
器5…5の搬入タイミングが一定しないので、該搬送コ
ンベア22として一定速度で連続駆動されるコンベアを
用いるとともに、該コンベア22上の容器5…5への物
品の投入は、第2、第3計量装置26,26を非同
期で作動させて、次のように行う。
つまり、これらの計量装置26,26が計量サイク
ルが一定している組合せ計量装置である場合には、第7
図に示すように容器検出センサ28,28をこれらの計
量装置26,26の配設位置より所定量上流側に設
置し、該センサ28が容器5を検出したときに計量動作
を開始させることにより、計量動作を終了して物品を排
出するときに当該容器5が丁度物品排出位置に到達して
いるようにすればよい。
また、第2、第3計量装置26,26が計量サイク
ルが一定しない自動秤量装置である場合は、容器検出セ
ンサ28,28をこれらの計量装置26,26の配
設位置に設置するとともに、これらの計量装置26
26による計量動作を容器5,5が到達する前に予め
行うようにする。そして、容器5がセンサ28によって
検出されたときに既に計量されている物品を排出するよ
うにすればよい。
なお、これらの動作は具体的には次のように行われる。
まず、組合せ計量装置の場合は、第10図のフローチャ
ートに従って行われ、ステップS41でセンサ28が容
器5を検出したか否かを判定し、該容器5が当該計量装
置26(26)の所定量上流側まで搬送されてセン
サ28により検出されれば、ステップS42で該計量装
置26(26)に対する物品の供給及びその計量動
作を行う。そして、その計量重量値が目標重量に一致し
た場合(もしくはその許容範囲内に収まった場合)に
は、ステップS43からステップS44,S45を実行
して、第2図に示すような排出経路の切換え手段を作動
させて物品を正量側(容器5側)に排出するとともに、
制御装置27に排出完了信号と重量信号とを出力する。
また計量重量値が上記目標重量に一致しなかった場合
(もしくはその許容範囲内に収まらなかった場合)は、
上記ステップS43からステップS46を実行し、計量
ホッパ内の物品を不良側(回収ライン側)へ排出する。
また、自動秤量装置の場合は第11図のフローチャート
に従って作動し、まずステップS51でセンサ28が容
器5を検出したか否かを判定する。そして、容器5が当
該計量装置26(26)の配設位置まで搬送されて
センサ28によって検出されたときに、ステップS52
で既に計量動作が完了しているか否かを判定し、完了し
ている場合にはステップS53で物品を排出するととも
に、ステップS54で排出完了信号と重量信号とを制御
装置27に出力する。そして。その後、容器5が計量装
置26(26)の配設位置を通り過ぎてセンサ28
が該容器5を検出しなくなれば、ステップS51からス
テップS55を実行して、次の容器5に投入する物品の
計量が完了しているか否かを判定し、完了していなけれ
ばステップS56で次の容器5に投入する物品の供給及
び計量を行い、ステップS51で次の容器5の到達を待
つ。一方、上記ステップS52で、センサ28が容器5
の到達を検出したにも拘らず、この容器5に投入する物
品の計量が完了していないと判定された場合は、ステッ
プS57により物品を排出することができないとの信号
を出力する。
さらに、この実施例において設けられた第7図に示すス
トックコンベア24は、いずれも手動計量装置である第
1、第4計量装置26,26による計量動作のタイ
ミングのずれを調整するために設けられたものである。
なお、第4計量装置26による計量作業に手間取って
該ストックコンベア24上に許容個数以上の容器5…5
が搬入されようとした場合、制御装置27は搬出コンベ
ア22を停止させると同時に、第2、第3計量装置26
,26に対して物品の排出を禁止させるように信号
を出力する。
この動作は第12図のフローチャートに従って行われ、
まずステップS61,S62で、排出完了信号を入力し
たときにその信号が第1計量装置26からの信号であ
るか否かを判定し、第1計量装置26からの信号であ
る場合にはステップS63でストック数に1を加算す
る。また。第1計量装置26からの信号ではない場合
には、ステップS64で第4計量装置26からの信号
であるか否かを判定するとともに、該第4計量装置26
からの信号である場合には、ステップS65で上記ス
トック数から1を減算する。
次いで、ステップS66で上記のようにして加減算され
たストック数が、所定値Nに等しくなったか否かを判定
する。その場合に、この所定値Nは搬出コンベア22と
ストックコンベア24とに収容可能な容器の個数に1を
加えた値(図例の場合、N=8)とされている。そし
て、ストック数がこの所定値Nに等しくなると、次にス
テップS67,S68を実行して、搬出コンベア22を
停止させるとともに、第2、第3計量装置26,26
に排出禁止指令を出力する。これにより、搬送コンベ
ア22及びストックコンベア24上に許容個数以上の容
器が滞留することが防止されるとともに、その間に第4
計量装置26による計量作業が行われるのでストック
個数が上記所定値Nより少なくなる。そこで、上記ステ
ップS66からステップS69,S70を実行し、搬送
コンベア22が停止している場合には該コンベア22を
再始動させるとともに、第2、第3計量装置26,2
に排出禁止解除指令を出力する。
なお、この実施例においては、商品全体としての重量を
設定重量に計量するための補正計量は、最も下流側に配
設された第4計量装置26で行ってもよく、また第3
計量装置26の計量動作を最後に行うようにして、こ
の第3計量装置26により補正計量を行うようにして
もよい。
次に、この実施例の動作を、第1、第4計量装置2
,26に対する容器5…5の搬入、搬出を手動で
行い、且つ第2,第3計量装置26,26が組合わ
せ計量装置である場合について説明する。
まず、作業者は供給コンベア23から第1計量装置26
の計量コンベア26a上に空の容器5を移載して、
これに第1の物品fを手で加減しながら投入する。そし
て、該容器5内の物品の重量が目標重量になると、これ
を搬送コンベア22側へ送出す。これにより、当該第1
計量装置26から制御装置27へ第1の物品fについ
ての重量信号と排出完了信号とが自動的に出力される。
次に、搬送コンベア22に移載された容器5が該コンベ
ア22の上流側に設置されたセンサ28で検出される
と、該センサ28からの信号で第2計量装置26が計
量動作を開始し、第2の物品gを目標重量に計量する。
そして、上記容器5が該第2計量装置26の配設位置
に到達すると、そのとき、該計量装置26の排出タイ
ミングとなって、目標重量に組合せ計量された第2の物
品gが当該容器5に排出される。そして、制御装置27
に重量信号と排出完了信号とが出力される。
この動作は、次の第3計量装置26においても同様に
行われ、目標重量に組合せ計量された第3の物品hが上
記容器5に投入される。そして、この容器5は搬送コン
ベア22からストックコンベア24に受渡される。
このようにして、容器5がストックコンベア24に送り
込まれると、作業者は、該容器5をストックコンベア2
4から第4計量装置26の計量コンベア26a上に
移載して、これに第4の物品iを手で加減しながら投入
する。そして、該容器5内の物品の重量が目標重量とな
ったときに、これを搬出コンベア25側へ送り出す。そ
して、このとき、制御装置7に、排出完了信号が出力さ
れる。
以上により、この実施例によっても、自動計量装置では
取り扱うことができない物品が構成物品として含み、し
かも各構成物品の重量及び全体としての重量が設定値に
計量されたミックス商品が連続的に生産されることにな
る。
なお、この実施例においては、上記第1〜第4計量装置
26〜26を個数秤ないし計数計量装置とすれば、
各構成物品の個数及び全体としての個数が設定量に計量
されたミックス商品が得られる。また、手動式の第1,
第4計量装置26,26のいずれか一方を、第1,
第2実施例に示すような電子秤とすることもでき、ま
た、手動計量装置の配設位置は、各物品のミックスの態
様によって適宜に選択され、この実施例に示すものに限
定されるものではない。
(考案の効果) 以上のように本考案に係る混合計量装置によれば、従
来、自動計量が困難であった物品をミックス商品の構成
物品として採用するが可能となって、消費者の多様なニ
ーズに対応することができるようになる。そして、特に
本考案においては、自動計量装置が配設されたラインに
手動計量装置を組込んで、これらをタイミングを合せて
作動させるので、手動計量装置を含みながら連続的な処
理が可能となり、或は既設の自動化された生産ラインに
適用することができる利点がある。従って、設備費の増
大を抑制しながらミックス商品を大量に生産することが
でき、生産コストが低減されることになる。
さらに、手動計量装置としては、既に生産ラインに組み
込まれた重量チェッカを用いることができるので、全自
動で生産する場合と、手動方式を混じえて生産する場合
との切り替えを容易に行いうる利点もある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る混合計量装置の実施例を示すもの
で、第1図は第1実施例の全体概略構成図、第2図は該
実施例における自動計量装置の物品排出部の構成例を示
す断面図、第3図は該排出部の動作を示すフローチャー
ト図、第4図は手動計量装置の表示部の一例を示す正面
図、第5図は該手動計量装置の作動を示すフローチャー
ト図である。また、第6図は第2実施例の全体概略構成
図、第7図は第3実施例の全体概略構成図、第8,9図
は該実施例における手動計量装置の動作例をそれぞれ示
すフローチャート図、第10,11図は同じく自動計量
装置の動作例をそれぞれ示すフローチャート図、第12
図は該実施例における容器のストック動作を示すフロー
チャート図である。 1,11,21…混合計量装置、2,12,22…物品
収集コンベア(搬送コンベア)、6〜6,6,1
〜16,26,26…自動計量装置、6
16,26,26…手動計量装置、7,17,2
7…制御装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の計量装置で計量された種類の異なる
    物品をコンベアで収集して設定重量もしくは設定個数に
    計量された混合物品を形成する混合計量装置であって、
    上記複数の計量装置のうち、少なくとも1台の計量装置
    が手動計量装置とされ、他の計量装置が自動計量装置と
    されているとともに、手動計量装置と自動計量装置との
    処理速度を調整する制御装置が設けられていることを特
    徴とする混合計量装置。
JP12194088U 1988-09-16 1988-09-16 混合計量装置 Expired - Lifetime JPH062119Y2 (ja)

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