JPH06211800A - バソプレシン拮抗剤及びオキシトシン拮抗剤 - Google Patents

バソプレシン拮抗剤及びオキシトシン拮抗剤

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JPH06211800A
JPH06211800A JP28448593A JP28448593A JPH06211800A JP H06211800 A JPH06211800 A JP H06211800A JP 28448593 A JP28448593 A JP 28448593A JP 28448593 A JP28448593 A JP 28448593A JP H06211800 A JPH06211800 A JP H06211800A
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英則 小川
Kazumi Kondo
一見 近藤
Hiroshi Yamashita
博司 山下
Kenji Nakaya
賢治 中矢
Hajime Komatsu
一 小松
Michinori Tanaka
理紀 田中
Kazuyoshi Kitano
和良 北野
Michiaki Tominaga
道明 富永
Yoichi Yabuuchi
洋一 薮内
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】本発明の目的は、バソプレシン拮抗剤及びオキ
シトシン拮抗剤の提供。 【構成】一般式(A)で表わされるベンゾヘテロ環化合
物又はその塩、並びに当該化合物又はその塩を含有する
バソプレシン拮抗剤及びオキシトシン拮抗剤。 〔式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、低級アルカノ
イルオキシ基等;R4は基−NR67、基A−CONR
1112等;R5は水素原子、水酸基、またはR4と一緒に
なってオキソ基;R2は水素原子、低級アルキル基、ハ
ロゲン原子、水酸基、低級アルコキシ基;R3は(置
換)ベンゾイルアミノ基等;Aは低級アルキレン基;R
6,R11は水素原子、低級アルキル基;R7はハロベンゾ
イル基;R12は水酸基置換低級アルキル基、ピリジル置
換低級アルキル基等;を示す〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバソプレシン拮抗剤及び
オキシトシン拮抗剤に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】本発明のバソプレシン拮抗剤及
びオキシトシン拮抗剤の有効成分として用いられるベン
ゾヘテロ環化合物は、文献未記載の新規化合物であり、
下記一般式(1)で表わされる。
【0003】
【化24】
【0004】〔式中R1 は水素原子、ハロゲン原子、水
酸基、低級アルカノイルオキシ基、置換基として低級ア
ルキル基及び低級アルカノイル基なる群より選ばれた基
を有することのあるアミノ低級アルコキシ基、カルボキ
シ置換低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル置
換低級アルコキシ基又は置換基として低級アルキル基を
有することのあるアミノカルボニル低級アルコキシ基を
示す。R4 は水素原子、基−NR6 7 (R6 及びR7
は、同一又は異なって、水素原子、低級アルキル基、低
級アルケニル基又はフェニル環上に置換基としてハロゲ
ン原子を有するベンゾイル基を示す。)、低級アルケニ
ルオキシ基、水酸基置換低級アルキル基、基−O−CO
−ANR8 9 (Aは低級アルキレン基を示す。R8
びR9 は、同一又は異なって、水素原子又は低級アルキ
ル基を示す。またR8 及びR9 はこれらが結合する窒素
原子と共に窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介する
ことなく5〜6員環の飽和又は不飽和の複素環を形成し
てもよい。該複素環上には、低級アルキル基が置換して
いてもよい。)、基−O−R10(R10はアミノ酸残基を
示す。)、低級アルコキシカルボニル置換低級アルキリ
デン基、低級アルコキシカルボニル置換低級アルキル
基、カルボキシ置換低級アルキル基、基−ACONR11
12(Aは前記に同じ。R11及びR12は、同一又は異な
って、水素原子、水酸基を有することのある低級アルキ
ル基、ピペリジン環上にフェニル低級アルキル基を有す
ることのあるピペリジニル基、カルバモイル置換低級ア
ルキル基、ピリジル置換低級アルキル基、ピリジル基、
基−ANR3940(Aは前記に同じ。R39及びR40は、
同一又は異なって、水素原子又は水酸基を有することの
ある低級アルキル基を示す。またR39及びR40は、これ
らが結合する窒素原子と共に窒素原子もしくは酸素原子
を介し又は介することなく5〜6員環の飽和の複素環を
形成してもよい。該複素環上には低級アルキル基が置換
していてもよい。)、ピラジン環上に置換基として低級
アルキル基を有することのあるピラジニル置換低級アル
キル基、ピロール環上に置換基として低級アルキル基を
有することのあるピロリル置換低級アルキル基、ピロリ
ジン環上に置換基として低級アルキル基を有することの
あるピロリジニル置換低級アルキル基、又はフェニル環
上にハロゲン原子を有することのあるフェニル基を示
す。またR11及びR12は、これらが結合する窒素原子と
共に窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介することな
く5〜7員環の飽和の複素環を形成してもよい。該複素
環上には、低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル
基、置換基として低級アルキル基及び低級アルカノイル
基なる群より選ばれた基を有することのあるアミノ基、
低級アルコキシカルボニル置換低級アルキル基、フェニ
ル環上にハロゲン原子を有することのあるフェニル基、
シアノ置換低級アルキル基、低級アルケニル基、オキシ
ラニル置換低級アルキル基、カルバモイル置換低級アル
キル基、置換基として水酸基及び低級アルキル基を有す
ることのあるアミノ基なる群より選ばれた基を1〜2個
有する低級アルキル基又はピロリジニルカルボニル低級
アルキル基が置換していてもよい。)、基−OACON
2324(Aは前記に同じ。R23及びR24は、同一又は
異なって、水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ
カルボニル置換低級アルキル基、カルボキシ置換低級ア
ルキル基、ピペリジン環上に低級アルキル基を有するこ
とのあるピペリジニル基又は基−B−NR23A
24A (式中Bは低級アルキレン基を示す。R23A 及びR
24A は、同一又は異なって、水素原子又は低級アルキル
基を示す。またR23A 及びR24A は、これらが結合する
窒素原子と共に窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介
することなく5〜6員環の飽和の複素環を形成してもよ
い。)を示す。R23及びR24は、これらが結合する窒素
原子と共に、窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介す
ることなく5〜7員環の飽和の複素環を形成してもよ
い。該複素環上には低級アルキル基が置換していてもよ
い。)、ピロリジン環上に低級アルコキシカルボニル基
を有するピロリジニルカルボニル低級アルコキシ基、低
級アルコキシ置換低級アルカノイルオキシ基、基−BO
COANR2526(Aは前記に同じ。Bは低級アルキレ
ン基を示す。R25及びR26は、同一又は異なって、水素
原子又は低級アルキル基を示す。)、置換基として低級
アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルキリ
デン基、基−OANR2728(Aは前記に同じ。R27
びR28は、同一又は異なって、水素原子、低級アルキル
基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級アルキ
ルスルホニル基、置換基として低級アルキル基を有する
ことのあるアミノチオカルボニル基、基
【0005】
【化25】
【0006】(R41は水素原子又はシアノ基を示す。R
42は低級アルキル基又は置換基として低級アルキル基を
有することのあるアミノ基を示す。)、カルバモイル
基、低級アルコキシカルボニル基、シクロアルキル基、
フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有すること
のあるフェニル低級アルキル基、シアノ置換低級アルキ
ル基、ハロゲン原子置換低級アルキルスルホニル基又は
低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アル
キル基を示す。R27及びR28は、これらが結合する窒素
原子と共に窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介する
ことなく5〜10員環の単環もしくは二項環の飽和又は
不飽和の複素環を形成してもよい。該複素環上には、オ
キソ基、低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル
基、低級アルカノイル基又は低級アルカノイルアミノ基
が置換していてもよい。)、シアノ基、シアノ置換低級
アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルキル
基を有することのあるフェニルスルホニルオキシ基もし
くは水酸基を有する低級アルコキシ基、基−ANR29
30(Aは前記に同じ。R29は水素原子又は低級アルキル
基を示す。R30は低級アルケニル基、シクロアルキル基
又は低級アルキニル基を示す。R29及びR30は、これら
が結合する窒素原子と共に窒素原子もしくは酸素原子を
介し又は介することなく5〜6員環の飽和の複素環を形
成してもよい。該複素環上には、低級アルキル基、低級
アルカノイル基、低級アルキル基及び低級アルカノイル
基なる群より選ばれた基を有することのあるアミノ基、
低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル
基又は置換基として低級アルキル基を有することのある
アミノカルボニル基が置換していてもよい。)、フェニ
ル環上に置換基として低級アルキル基を有することのあ
るフェニルスルホニルオキシ置換低級アルキル基、フタ
ルイミド置換低級アルキル基、シアノ置換低級アルキリ
デン基、ハロゲン原子置換低級アルキル基、イミダゾリ
ル置換低級アルキル基、1,2,4−トリアゾリル置換
低級アルコキシ基、1,2,3,4−テトラゾリル置換
低級アルコキシ基、1,2,3,5−テトラゾリル置換
低級アルコキシ基、1,2,3,4−テトラゾリル置換
低級アルキル基、1,2,3,5−テトラゾリル置換低
級アルキル基、1,2,4−トリアゾリル置換低級アル
キル基、カルボキシ置換低級アルコキシ基、低級アルコ
キシカルボニル置換低級アルコキシ基、ピリジルチオ置
換低級アルコキシ基、ピリミジン環上に低級アルキル基
を有することのあるピリミジニルチオ置換低級アルコキ
シ基、イミダゾリルチオ置換低級アルコキシ基、ピリジ
ルスルフィニル置換低級アルコキシ基、ピリジルスルホ
ニル置換低級アルコキシ基、イミダゾリルスルフィニル
置換低級アルコキシ基又はイミダゾリルスルホニル置換
低級アルコキシ基を示す。R5 は水素原子又は水酸基を
示す。R4 とR5 とは、一緒になってオキソ基を形成し
てもよい。R2は水素原子、低級アルキル基、水酸基、
ハロゲン原子又は低級アルコキシ基を示す。R3 は基
【0007】
【化26】
【0008】(R13は、ハロゲン原子、水酸基、カルバ
モイル基、低級アルキル基、ピペラジン環の4位に低級
アルカノイル基を有するピペラジニル低級アルコキシ
基、イミダゾリル置換低級アルコキシ基、ピペリジン環
上に低級アルカノイルアミノ基を有するピペリジニル低
級アルコキシ基、1,2,4−トリアゾリル置換低級ア
ルコキシ基、低級アルキル基を有することのあるウレイ
ド置換低級アルコキシ基又は置換基として低級アルキル
基を有することのあるアミノ置換低級アルコキシ基を示
す。mは0又は1〜3の整数を示す。)、フェニル環上
に置換基としてハロゲン原子、低級アルコキシ基、低級
アルキル基及びニトロ基からなる群より選ばれた基を1
〜3個有するフェニル低級アルカノイルアミノ基、基
【0009】
【化27】
【0010】(nは1又は2を示す)又は基
【0011】
【化28】
【0012】を示す。ベンゾアゼピン骨格の4,5位の
炭素間結合は一重結合又は二重結合を示すものとする。
ただしR1 が水素原子又はハロゲン原子を示し、R4
水素原子、基−NR6 7 (R6 及びR7 はフェニル環
上に置換基としてハロゲン原子を有するベンゾイル基以
外の前記R6 及びR7 を示す。)、基−O−CO−AN
8 9 (Aは前記に同じ。R8 及びR9 は、同一又は
異なって、水素原子又は低級アルキル基を示す。)、水
酸基置換低級アルキル基、カルボキシ置換低級アルコキ
シ基、低級アルコキシカルボニル置換低級アルコキシ基
又は基−O−A−NR2728(Aは前記に同じ。R27
びR28は、同一又は異なって、水素原子又は低級アルキ
ル基を示す。)を示し、R5 が水素原子又は水酸基を示
すか又はR4 とR5 が一緒になってオキソ基を示し、更
にR3 が基
【0013】
【化29】
【0014】を示す場合には、R13はカルバモイル基、
ピペラジン環の4位に低級アルカノイル基を有するピペ
ラジニル低級アルコキシ基、イミダゾリル置換低級アル
コキシ基、ピペリジン環上に低級アルカノイルアミノ基
を有するピペリジニル低級アルコキシ基、1,2,4−
トリアゾリル置換低級アルコキシ基又は低級アルキル基
を有することのあるウレイド置換低級アルコキシ基でな
ければならない。〕で表わされる。
【0015】本発明者らの研究によれば、上記一般式
(1)のベンゾヘテロ環化合物及びその塩は、いずれも
優れたバソプレシン拮抗作用及びオキシトシン拮抗作用
を有することが見出された。
【0016】本発明のバソプレシン拮抗剤は、例えば血
管拡張作用、血圧降下作用、肝糖放出抑制作用、メサン
ギウム細胞増殖抑制作用、水利尿作用、血小板凝集抑制
作用、嘔吐抑制作用等を有し、血管拡張剤、降圧剤、水
利尿剤、血小板凝集抑制剤等として有用であり、高血
圧、浮腫、腹水、心不全、腎機能障害、バソプレシン分
泌異常症候群(SIADH)、肝硬変、低ナトリウム血
症、低カリウム血症、糖尿病、循環不全、動揺病等の予
防及び治療に有効である。更に本発明の化合物は、副作
用が少なく、薬効の持続時間が長いという特徴を有して
いる。
【0017】本発明のオキシトシン拮抗剤は、例えば子
宮平滑筋収縮抑制作用、乳汁放出抑制作用、プロスタグ
ランジン合成及び放出抑制作用、血管拡張作用を有し、
オキシトシン関連疾患、特に早期分娩、帝王切開前の出
産の阻止、月経困難等の予防乃至治療に有効である。
【0018】上記一般式(1)に示される各基はより具
体的にはそれぞれ次の通りである。
【0019】低級アルコキシ基としては、例えばメトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ
基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基を
例示できる。
【0020】低級アルキル基としては、例えばメチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル基等の炭素数1〜6の直鎖又は
分枝鎖状アルキル基を挙げることができる。
【0021】ハロゲン原子としては、例えば弗素原子、
塩素原子、臭素原子及び沃素原子が挙げられる。
【0022】低級アルケニル基としては、例えばビニ
ル、アリル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル
アリル、2−ペンテニル、2−ヘキセニル基等の炭素数
2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルケニル基を挙げることが
できる。
【0023】低級アルケニルオキシ基としては、例えば
ビニルオキシ、アリルオキシ、2−ブテニルオキシ、3
−ブテニルオキシ、1ーメチルアリルオキシ、2−ペン
テニルオキシ、2−ヘキセニルオキシ基等の炭素数2〜
6の直鎖又は分枝鎖状アルケニルオキシ基を挙げること
ができる。
【0024】低級アルキレン基としては、例えばメチレ
ン、エチレン、トリメチレン、2−メチルトリメチレ
ン、2,2−ジメチルトリメチレン、1−メチルトリメ
チレン、メチルメチレン、エチルメチレン、テトラメチ
レン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン基等の炭素数1
〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキレン基を例示できる。
【0025】低級アルカノイルオキシ基としては、例え
ばホルミルオキシ、アセチルオキシ、プロピオニルオキ
シ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキシ、ペンタノイ
ルオキシ、tert−ブチルカルボニルオキシ、ヘキサノイ
ルオキシ基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状のアル
カノイルオキシ基を挙げることができる。
【0026】水酸基置換低級アルキル基としては、ヒド
ロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、1−ヒドロキシ
エチル、3−ヒドロキシプロピル、2,3−ジヒドロキ
シエチル、4−ヒドロキシブチル、3,4−ジヒドロキ
シブチル、1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル、
5−ヒドロキシペンチル、6−ヒドロキシヘキシル、2
−メチル−3−ヒドロキシプロピル、2,3,4−トリ
ヒドロキシブチル基等の置換基として水酸基を1〜3個
有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例
示できる。
【0027】置換基として低級アルキル基を有するアミ
ノカルボニル低級アルコキシ基としては、メチルアミノ
カルボニルメトキシ、1−エチルアミノカルボニルエト
キシ、2−プロピルアミノカルボニルエトキシ、3−イ
ソプロピルアミノカルボニルプロポキシ、4−ブチルア
ミノカルボニルブトキシ、5−ペンチルアミノカルボニ
ルペンチルオキシ、6−ヘキシルアミノカルボニルヘキ
シルオキシ、ジメチルアミノカルボニルメトキシ、3−
ジエチルアミノカルボニルプロポキシ、ジエチルアミノ
カルボニルメトキシ、(N−エチル−N−プロピルアミ
ノ)カルボニルメトキシ、2−(N−メチル−N−ヘキ
シルアミノ)カルボニルエトキシ基等の置換基として炭
素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜2個有
するアミノカルボニル基を有する炭素数1〜6の直鎖又
は分枝鎖状アルコキシ基を例示できる。
【0028】低級アルコキシカルボニル基置換低級アル
キル基としては、例えばメトキシカルボニルメチル、3
−メトキシカルボニルプロピル、エトキシカルボニルメ
チル、3−エトキシカルボニルプロピル、4−エトキシ
カルボニルブチル、5−イソプロポキシカルボニルペン
チル、6−プロポキシカルボニルヘキシル、1,1−ジ
メチル−2−ブトキシカルボニルエチル、2−メチル−
3−tert−ブトキシカルボニルプロピル、2−ペンチル
オキシカルボニルエチル、ヘキシルオキシカルボニルメ
チル基等のアルコキシカルボニル部分が炭素数1〜6の
直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基である炭素数
1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニルアルキ
ル基を挙げることができる。
【0029】カルボキシ置換低級アルキル基としては、
例えばカルボキシメチル、2−カルボキシエチル、1−
カルボキシエチル、3−カルボキシプロピル、4−カル
ボキシブチル、5−カルボキシペンチル、6−カルボキ
シヘキシル、1,1−ジメチル−2−カルボキシエチ
ル、2−メチル−3−カルボキシプロピル基等のアルキ
ル部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基
であるカルボキシアルキル基を挙げることができる。
【0030】フェニル環上に置換基としてハロゲン原
子、低級アルコキシ基、低級アルキル基及びニトロ基か
らなる群より選ばれた基を1〜3個有するフェニル低級
アルカノイルアミノ基としては、2−メトキシフェニル
アセチルアミノ、3−メトキシフェニルアセチルアミ
ノ、4−メトキシフェニルアセチルアミノ、3−(2−
エトキシフェニル)プロピオニルアミノ、2−(3−エ
トキシフェニル)プロピオニルアミノ、4−(4−エト
キシフェニル)ブチリルアミノ、2,2−ジメチル−3
−(4−イソプロポキシフェニル)プロピオニルアミ
ノ、5−(4−ペンチルオキシフェニル)ペンタノイル
アミノ、2,4−ジメトキシフェニルアセチルアミノ、
4−ヘキシルオキシフェニルアセチルアミノ、3,4−
ジメトキシフェニルアセチルアミノ、2−(3−エトキ
シ−4−メトキシフェニル)プロピオニルアミノ、3−
(2,3−ジメトキシフェニル)プロピオニルアミノ、
4−(3,4−ジエトキシフェニル)ブチリルアミノ、
2,5−ジメトキシフェニルアセチルアミノ、6−
(2,6−ジメトキシフェニル)ヘキサノイルアミノ、
3,5−ジメトキシフェニルアセチルアミノ、3,4−
ジペンチルオキシフェニルアセチルアミノ、3,4,5
−トリメトキシフェニルアセチルアミノ、2−クロロフ
ェニルアセチルアミノ、3−クロロフェニルアセチルア
ミノ、4−クロロフェニルアセチルアミノ、2−フルオ
ロフェニルアセチルアミノ、3−フルオロフェニルアセ
チルアミノ、3−(4−フルオロフェニル)プロピオニ
ルアミノ、2−(2−ブロモフェニル)プロピオニルア
ミノ、4−(3−ブロモフェニル)ブチリルアミノ、5
−(4−ブロモフェニル)ペンタノイルアミノ、6−
(2−ヨードフェニル)ヘキサノイルアミノ、3−ヨー
ドフェニルアセチルアミノ、3−(4−ヨードフェニ
ル)プロピオニルアミノ、4−(3,4−ジクロロフェ
ニル)ブチリルアミノ、3,4−ジクロロフェニルアセ
チルアミノ、2,6−ジクロロフェニルアセチルアミ
ノ、2,3−ジクロロフェニルアセチルアミノ、2,4
−ジクロロフェニルアセチルアミノ、3,4−ジフルオ
ロフェニルアセチルアミノ、3−(3,5−ジブロモフ
ェニル)プロピオニルアミノ、3,4,5−トリクロロ
フェニルアセチルアミノ、2−メトキシ−3−クロロフ
ェニルアセチルアミノ、2−メチルフェニルアセチルア
ミノ、3−メチルフェニルアセチルアミノ、4−メチル
フェニルアセチルアミノ、3−(2−エチルフェニル)
プロピオニルアミノ、2−(3−エチルフェニル)プロ
ピオニルアミノ、4−(4−エチルフェニル)ブチリル
アミノ、5−(4−イソプロピルフェニル)ペンタノイ
ルアミノ、6−(3−ブチルフェニル)ヘキサノイルア
ミノ、3−(4−ペンチルフェニル)プロピオニルアミ
ノ、4−ヘキシルフェニルアセチルアミノ、3,4−ジ
メチルフェニルアセチルアミノ、3,4−ジエチルフェ
ニルアセチルアミノ、2,4−ジメチルフェニルアセチ
ルアミノ、2,5−ジメチルフェニルアセチルアミノ、
2,6−ジメチルフェニルアセチルアミノ、3,4,5
−トリメチルフェニルアセチルアミノ、3−クロロ−4
−メチルフェニルアセチルアミノ、3−メトキシ−4−
メチル−5−ヨードフェニルアセチルアミノ、3,4−
ジメトキシ−5−ブロモフェニルアセチルアミノ、3,
5−ジヨード−4−メトキシフェニルアセチルアミノ、
2−ニトロフェニルアセチルアミノ、3−ニトロフェニ
ルアセチルアミノ、3,4−ジニトロフェニルアセチル
アミノ、3,4,5−トリニトロフェニルアセチルアミ
ノ基等のフェニル環上に置換基として炭素数1〜6の直
鎖又は分枝鎖状アルキル基、炭素数1〜6の直鎖又は分
枝鎖状アルコキシ基、ハロゲン原子及びニトロ基からな
る群より選ばれた基を1〜3個有するアルカノイル部分
の炭素数が2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基で
あるフェニルアルカノイルアミノ基を例示できる。
【0031】低級アルコキシカルボニル置換低級アルキ
リデン基としては、例えばエトキシカルボニルメチリデ
ン、2−メトキシカルボニルエチリデン、3−イソプロ
ポキシカルボニルプロピリデン、2−プロポキシカルボ
ニルイソプロピリデン、4−ブトキシカルボニルブチリ
デン、5−ペンチルオキシカルボニルペンチリデン、6
−ヘキシルオキシカルボニルヘキシリデン基等の炭素数
1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基置換
炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキリデン基を例示
できる。
【0032】R8 及びR9 が結合する窒素原子と共に窒
素原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく互い
に結合して形成する5〜6員環の飽和又は不飽和の複素
環としては、例えばピロリジニル、ピペリジニル、ピペ
ラジニル、モルホリノ、ピロリル、イミダゾリル、1,
2,4,−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル、
ピラゾリル、2−ピロリニル、2−イミダゾリニル、イ
ミダゾリジニル、2−ピラゾリニル、ピラゾリジニル、
1,2−ジヒドロピリジル、1,2,3,4−テトラヒ
ドロピリジル基等を例示できる。
【0033】低級アルキル基が置換した上記複素環基と
しては、例えば4−メチルピペラジニル、3,4−ジメ
チルピペラジニル、3−エチルピロリジリニル、2−プ
ロピルピロリジニル、3,4,5−トリメチルピペリジ
ニル、4−ブチルピペリジニル、3−ペンチルモルホリ
ノ、4−ヘキシルピペラジニル、2−メチルイミダゾリ
ル、3−メチル−1,2,4−トリアゾリル,3−メチ
ルピロリル、3−メチルピラゾリル、4−メチル−1,
2−ジヒドロピリジル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分
枝鎖状アルキル基が1〜3個置換した上記複素環基を例
示できる。
【0034】アミノ酸残基としては、例えばアラニル、
β−アラニル、アルギニル、シスタチオニル、シスチ
ル、グリシル、ヒスチジル、ホモセリル、イソロイシ
ル、ランチオニル、ロイシル、リシル、メチオニル、ノ
ルロイシル、ノルバリル、オルニチル、プロリル、サル
コシル、セリル、トレオニル、チロニル、チロシル、バ
リル、α−アスパルチル、β−アスパルチル、アスパル
トイル、アスパラギニル、α−グルタミル、γ−グルタ
ミル、グルタミニル、システイニル、ホモシステイニ
ル、トリプトフィル、ジメチルグリシル基等のアミノ酸
残基を例示できる。
【0035】置換基として低級アルキル基及び低級アル
カノイル基なる群より選ばれた基を有することのあるア
ミノ低級アルコキシ基としては、例えばアミノメトキ
シ、2−アミノエトキシ、1−アミノエトキシ、3−ア
ミノプロポキシ、4−アミノブトキシ、5−アミノペン
チルオキシ、6−アミノヘキシルオキシ、1,1−ジメ
チル−2−アミノエトキシ、2−メチル−3−アミノプ
ロポキシ、アセチルアミノメトキシ、1−アセチルアミ
ノエトキシ、2−プロピオニルアミノエトキシ、3−イ
ソプロピオニルアミノプロポキシ、4−ブチリルアミノ
ブトキシ、5−ペンタノイルアミノペンチルオキシ、6
−ヘキサノイルアミノヘキシルオキシ、ホルミルアミノ
メトキシ、メチルアミノメトキシ、1−エチルアミノエ
トキシ、2−プロピルアミノエトキシ、3−イソプロピ
ルアミノプロポキシ、4−ブチルアミノブトキシ、5−
ペンチルアミノペンチルオキシ、6−ヘキシルアミノヘ
キシルオキシ、ジメチルアミノメトキシ、(N−エチル
−N−プロピルアミノ)メトキシ、2−(N−メチル−
N−ヘキシルアミノ)エトキシ基等の置換基として炭素
数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基及び炭素数1〜
6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基なる群より選ばれ
た基を1〜2個有することのあるアミノ基を有する炭素
数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基を例示でき
る。
【0036】低級アルコキシカルボニル基置換低級アル
コキシ基としては、例えばメトキシカルボニルメトキ
シ、3−メトキシカルボニルプロポキシ、エトキシカル
ボニルメトキシ、3−エトキシカルボニルプロポキシ、
4−エトキシカルボニルブトキシ、5−イソプロポキシ
カルボニルペンチルオキシ、6−プロポキシカルボニル
ヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−ブトキシカル
ボニルエトキシ、2−メチル−3−tert−ブトキシカル
ボニルプロポキシ、2−ペンチルオキシカルボニルエト
キシ、ヘキシルオキシカルボニルメトキシ基等のアルコ
キシカルボニル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状
アルコキシカルボニル基である炭素数1〜6の直鎖又は
分枝鎖状アルコキシカルボニルアルコキシ基を挙げるこ
とができる。
【0037】カルボキシ基置換低級アルコキシ基として
は、例えばカルボキシメトキシ、2−カルボキシエトキ
シ、1−カルボキシエトキシ、3−カルボキシプロポキ
シ、4−カルボキシブトキシ、5−カルボキシペンチル
オキシ、6−カルボキシヘキシルオキシ、1,1−ジメ
チル−2−カルボキシエトキシ、2−メチル−3−カル
ボキシプロポキシ基等のアルコキシ部分の炭素数が1〜
6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基であるカルボキシア
ルコキシ基を挙げることができる。
【0038】ピペリジン環上にフェニル低級アルキル基
を有することのあるピペリジニル基としては、ピペリジ
ニル、1−ベンジル−4−ピペリジニル、1−(2−フ
ェニルエチル)−3−ピペリジニル、1−(1−フェニ
ルエチル)−2−ピペリジニル、1−(3−フェニルプ
ロピル)−4−ピペリジニル、1−(4−フェニルブチ
ル)−4−ピペリジニル、1−(5−フェニルペンチ
ル)−4−ピペリジニル、1−(6−フェニルヘキシ
ル)−4−ピペリジニル、1−(1,1−ジメチル−2
−フェニルエチル)−3−ピペリジニル、1−(2−メ
チル−3−フェニルプロピル)−2−ピペリジニル基等
のピペリジン環上にアルキル部分の炭素数が1〜6の直
鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフェニルアルキル基を
有することのあるピペリジニル基を挙げることができ
る。
【0039】カルバモイル置換低級アルキル基として
は、例えばカルバモイルメチル、2−カルバモイルエチ
ル、1−カルバモイルエチル、3−カルバモイルプロピ
ル、4−カルバモイルブチル、5−カルバモイルペンチ
ル、6−カルバモイルヘキシル、1,1−ジメチル−2
−カルバモイルエチル、2−メチル−3−カルバモイル
プロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は
分枝鎖状アルキル基であるカルバモイル置換アルキル基
を例示できる。
【0040】低級アルカノイル基としては、例えばホル
ミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリ
ル、ペンタノイル、tert−ブチルカルボニル、ヘキサノ
イル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイ
ル基が挙げられる。
【0041】置換基として低級アルキル基及び低級アル
カノイル基なる群より選ばれた基を有することのあるア
ミノ基としては、例えばアミノ、メチルアミノ、エチル
アミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチル
アミノ、tert−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、ヘキシ
ルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピ
ルアミノ、ジブチルアミノ、ジペンチルアミノ、ジヘキ
シルアミノ、N−メチル−N−エチルアミノ、N−エチ
ル−N−プロピルアミノ、N−メチル−N−ブチルアミ
ノ、N−メチル−N−ヘキシルアミノ、N−メチル−N
−アセチルアミノ、N−アセチルアミノ、N−ホルミル
アミノ、N−プロピオニルアミノ、N−ブチリルアミ
ノ、N−イソブチリルアミノ、N−ペンタノイルアミ
ノ、N−tert−ブチルカルボニルアミノ、N−ヘキサノ
イルアミノ、N−エチル−N−アセチルアミノ基等の置
換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基
及び炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基か
ら選ばれた基を1〜2個有することのあるアミノ基を例
示できる。
【0042】低級アルコキシカルボニル基置換低級アル
キル基としては、例えばメトキシカルボニルメチル、3
−メトキシカルボニルプロピル、エトキシカルボニルメ
チル、3−エトキシカルボニルプロピル、4−エトキシ
カルボニルブチル、5−イソプロポキシカルボニルペン
チル、6−プロポキシカルボニルヘキシル、1,1−ジ
メチル−2−ブトキシカルボニルエチル、2−メチル−
3−tert−ブトキシカルボニルプロピル、2−ペンチル
オキシカルボニルエチル、ヘキシルオキシカルボニルメ
チル基等のアルコキシカルボニル部分が炭素数1〜6の
直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基である炭素数
1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニルアルキ
ル基を挙げることができる。
【0043】カルボキシ置換低級アルキル基としては、
例えばカルボキシメチル、2−カルボキシエチル、1−
カルボキシエチル、3−カルボキシプロピル、4−カル
ボキシブチル、5−カルボキシペンチル、6−カルボキ
シヘキシル、1,1−ジメチル−2−カルボキシエチ
ル、2−メチル−3−カルボキシプロピル基等のアルキ
ル部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基
であるカルボキシアルキル基を挙げることができる。
【0044】ピペリジン環上に低級アルキル基を有する
ことのあるピペリジニル基としては、例えばピペリジニ
ル、1−メチル−4−ピペリジニル、1−エチル−3−
ピペリジニル、1−プロピル−2−ピペリジニル、1−
ブチル−4−ピペリジニル、1−ペンチル−4−ピペリ
ジニル、1−ヘキシル−4−ピペリジニル基等のピペリ
ジン環上に炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基
を有することのあるピペリジニル基を挙げることができ
る。
【0045】ピロリジン環上に低級アルコキシカルボニ
ル基を有するピロリジニルカルボニル低級アルコキシ基
としては、2−メトキシカルボニル−1−ピロリジニル
カルボニルメトキシ、1−(2−エトキシカルボニル−
1−ピロリジニルカルボニル)エトキシ、2−(3−プ
ロポキシカルボニル−1−ピロリジニルカルボニル)エ
トキシ、3−(2−ブトキシカルボニル−1−ピロリジ
ニルカルボニル)プロポキシ、4−(3−ペンチルオキ
シカルボニル−1−ピロリジニルカルボニル)ブトキ
シ、5−(2−ヘキシルオキシカルボニル−1−ピロリ
ジニルカルボニル)ペンチルオキシ、6−(2−メトキ
シカルボニル−1−ピロリジニルカルボニル)ヘキシル
オキシ基等のピロリジン環上に炭素数1〜6の直鎖又は
分枝鎖状アルコキシカルボニル基を有するアルコキシ部
分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシであ
るピロリジニルカルボニルアルコキシ基を挙げることが
できる。
【0046】低級アルコキシカルボニル基としては、例
えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポ
キシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシ
カルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ペンチルオキ
シカルボニル、ヘキシルオキシカルボニル基等の炭素数
1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基を例
示できる。
【0047】低級アルコキシ置換低級アルカノイルオキ
シ基としては、例えばメトキシアセチルオキシ、3−エ
トキシプロピオニルオキシ、2−プロポキシプロピオニ
ルオキシ、4−ブトキシブチリルオキシ、2,2−ジメ
チル−3−ペンチルオキシプロピオニルオキシ、5−ヘ
キシルオキシペンタノイルオキシ、6−メトキシヘキサ
ノイルオキシ基等のアルカノイルオキシ部分の炭素数が
2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイルオキシ基である
炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ置換アルカ
ノイルオキシ基を例示できる。
【0048】低級アルキル基を有することのあるアミノ
基としては、例えばアミノ、メチルアミノ、エチルアミ
ノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミ
ノ、tert−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、ヘキシルア
ミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルア
ミノ、ジブチルアミノ、ジペンチルアミノ、ジヘキシル
アミノ、N−メチル−N−エチルアミノ、N−エチル−
N−プロピルアミノ、N−メチル−N−ブチルアミノ、
N−メチル−N−ヘキシルアミノ基等の置換基として炭
素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜2個有
することのあるアミノ基を例示できる。
【0049】置換基として低級アルキル基を有すること
のあるアミノ置換低級アルキリデン基としては、例えば
アミノメチリデン、2−エチルアミノエチリデン、3−
プロピルアミノプロピリデン、2−イソプロピルアミノ
プロピリデン、4−ブチルアミノブチリデン、5−ペン
チルアミノペンチリデン、6−ヘキシルアミノヘキシリ
デン、3−ジメチルアミノプロピリデン、3−(N−メ
チル−N−ブチルアミノ)プロピリデン、2−ジペンチ
ルアミノエチリデン、4−(N−メチル−N−ヘキシル
アミノ)ブチリデン等の置換基として炭素数1〜6の直
鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜2個有することのある
アミノ基置換炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキリ
デン基を例示できる。
【0050】シアノ置換低級アルキル基としては、例え
ばシアノメチル、2−シアノエチル、1−シアノエチ
ル、3−シアノプロピル、4−シアノブチル、5−シア
ノペンチル、6−シアノヘキシル、1,1−ジメチル−
2−シアノエチル、2−メチル−3−シアノプロピル基
等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状ア
ルキル基であるシアノアルキル基を挙げることができ
る。
【0051】フタルイミド置換低級アルキル基として
は、例えばフタルイミドメチル、2−フタルイミドエチ
ル、1−フタルイミドエチル、3−フタルイミドプロピ
ル、4−フタルイミドブチル、5−フタルイミドペンチ
ル、6−フタルイミドヘキシル、1,1−ジメチル−2
−フタルイミドエチル、2−メチル−3−フタルイミド
プロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は
分枝鎖状アルキル基であるフタルイミド置換アルキル基
を例示できる。
【0052】フェニル環上に置換基として低級アルキル
を有することのあるフェニルスルホニルオキシ基もしく
は水酸基を有する低級アルコキシ基としては、例えば
(2−メチルフェニルスルホニルオキシ)メトキシ、2
−(4−メチルフェニルスルホニルオキシ)エトキシ、
3−(フェニルスルホニルオキシ)プロポキシ、4−
(3−メチルフェニルスルホニルオキシ)ブトキシ、5
−(2−エチルフェニルスルホニルオキシ)ペンチルオ
キシ、6−(3−プロピルフェニルスルホニルオキシ)
ヘキシルオキシ、(4−ブチルフェニルスルホニルオキ
シ)メトキシ、2−(2−ペンチルフェニルスルホニル
オキシ)エトキシ、1−(3−ヘキシルフェニルスルホ
ニルオキシ)エトキシ、3−(3,4−ジメチルフェニ
ルスルホニルオキシ)プロポキシ、2−(3,4,5−
トリメチルフェニルスルホニルオキシ)エトキシ、ヒド
ロキシメトキシ、2−ヒドロキシエトキシ、1−ヒドロ
キシエトキシ、3−ヒドロキシプロポキシ、2,3−ジ
ヒドロキシプロポキシ、4−ヒドロキシブトキシ、3,
4−ジヒドロキシブトキシ、1,1−ジメチル−2−ヒ
ドロキシエトキシ、5−ヒドロキシペンチルオキシ、6
−ヒドロキシヘキシルオキシ、2−メチル−3−ヒドロ
キシプロポキシ、2,3,4−トリヒドロキシブトキシ
基等のフェニル環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖
もしくは分枝鎖状アルキル基を1〜3個有することのあ
るフェニルスルホニルオキシ基もしくは水酸基を1〜3
個有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基
を例示できる。
【0053】フェニル環上に置換基して低級アルキル基
を有することのあるフェニルスルホニルオキシ置換低級
アルキル基としては、例えば(2−メチルフェニルスル
ホニルオキシ)メチル、2−(4−メチルフェニルスル
ホニルオキシ)エチル、3−(フェニルスルホニルオキ
シ)プロピル、4−(3−メチルフェニルスルホニルオ
キシ)ブチル、5−(2−エチルフェニルスルホニルオ
キシ)ペンチル、6−(3−プロピルフェニルスルホニ
ルオキシ)ヘキシル、(4−ブチルフェニルスルホニル
オキシ)メチル、2−(2−ペンチルフェニルスルホニ
ルオキシ)エチル、1−(3−ヘキシルフェニルスルホ
ニルオキシ)エチル、3−(3,4−ジメチルフェニル
スルホニルオキシ)プロピル、2−(3,4,5−トリ
メチルフェニルスルホニルオキシ)エチル基等のフェニ
ル環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状
アルキル基を1〜3個有することのあるフェニルスルホ
ニルオキシ基置換炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アル
キル基を例示できる。
【0054】R29及びR30又はR23A 及びR24A が結合
する窒素原子と共に、窒素原子もしくは酸素原子を介し
又は介することなく互いに結合して形成する5〜6員環
の飽和複素環としては、例えばピロリジニル、ピペリジ
ニル、ピペラジニル、モルホリノ基等を例示できる。
【0055】低級アルキル基、低級アルカノイル基、低
級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群より選ばれ
た基を有することのあるアミノ基、低級アルキルスルホ
ニル基、低級アルコキシカルボニル基又は置換基として
低級アルキル基を有することのあるアミノカルボニル基
が置換した前記複素環基としては、4−メチルピペラジ
ニル、3,4−ジメチルピペラジニル、3−エチルピロ
リジニル、2−プロピルピロリジニル、3,4,5−ト
リメチルピペリジニル、4−ブチルピペリジニル、3−
ペンチルモルホリノ、4−ヘキシルピペラジニル、4−
アセチルピペラジニル、4−ヘキサノイルピペリジニ
ル、4−ホルミルピペリジニル、2−プロピオニルピロ
リジニル、3−ブチリルモルホリノ、4−ペンタノイル
ピペラジニル、4−エチルアミノピペリジニル、4−ジ
メチルアミノピペリジニル、3−メチル−4−アセチル
ピペラジニル、3−メチルアミノモルホリノ、2−アミ
ノピロリジニル、3−(N−メチル−N−ヘキシルアミ
ノ)ピペラジニル、4−(N−メチル−N−ブチルアミ
ノ)ピペリジニル、4−アセチルアミノピペリジニル、
3−プロピオニルアミノピロリジニル、3−ブチリルア
ミノピペラジニル、3−ペンタノイルアミノモルホリ
ノ、4−(N−メチル−N−アセチルアミノ)ピペリジ
ニル、4−メチルスルホニルピペラジニル、4−エトキ
シカルボニルピペラジニル、4−メチルアミノカルボニ
ルピペラジニル、4−エチルスルホニルピペリジニル、
3−プロピルスルホニルモリホリノ、2−ブチルスルホ
ニルピロリジニル、3−メトキシカルボニルモルホリ
ノ、3−メチル−4−エトキシカルボニルピペリジニ
ル、3−エトキシカルボニルピロリジニル、4−ジメチ
ルアミノカルボニルピペリジニル、3−エチルアミノカ
ルボニルモルホリノ、2−(N−メチル−N−プロピル
アミノ)カルボニルピロリジニル基等の炭素数1〜6の
直鎖又は分枝鎖状アルキル基、炭素数1〜6の直鎖又は
分枝鎖状アルカノイル基、置換基として炭素数1〜6の
直鎖又は分枝鎖状アルキル基及び炭素数1〜6の直鎖又
は分枝鎖状アルカノイル基なる群より選ばれた基を1〜
2個有することのあるアミノ基、炭素数1〜6の直鎖又
は分枝鎖状アルキルスルホニル基、炭素数1〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基又は置換基として
炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜2個
有することのあるアミノカルボニル基が1〜3個置換し
た上記複素環基を例示できる。
【0056】R11及びR12が結合する窒素原子と共に、
窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく互
いに結合して形成する5〜7員環の飽和の複素環として
は、例えばピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニ
ル、モルホリノ、ホモピペラジニル基等を例示できる。
【0057】低級アルキル基、低級アルコキシカルボニ
ル基、置換基として低級アルキル基及び低級アルカノイ
ル基なる群より選ばれた基を有することのあるアミノ
基、低級アルコキシカルボニル置換低級アルキル基、フ
ェニル環上にハロゲン原子を有することのあるフェニル
基、シアノ置換低級アルキル基、低級アルケニル基、オ
キシラニル置換低級アルキル基、カルバモイル置換低級
アルキル基、置換基として水酸基及び低級アルキル基を
有することのあるアミノ基なる群より選ばれた基を1〜
2個有する低級アルキル基、或いはピロリジニルカルボ
ニル低級アルキル基が置換した上記複素環基としては、
例えば4−メチルピペラジニル、3,4−ジメチルピペ
ラジニル、3−エチルピロリジニル、2−プロピルピロ
リジニル、3,4,5−トリメチルピペリジニル、4−
ブチルピペリジニル、3−ペンチルモルホリノ、4−ヘ
キシルピペラジニル、4−tert−ブトキシカルボニルピ
ペラジニル、4−エトキシカルボニルピペリジニル、2
−メトキシカルボニルピロリジニル、3−ペンチルオキ
シカルボニルモルホリノ、4−ヘキシルオキシカルボニ
ルピペラジニル、4−アセチルアミノピペリジニル、4
−ジメチルアミノピペリジニル、3−メチルアミノモル
ホリノ、2−アミノピロリジニル、3−(N−メチル−
N−ヘキシルアミノ)ピペラジニル、4−(N−メチル
−N−アセチルアミノ)ピペリジニル、4−メチルホモ
ピペラジニル、4−エトキシカルボニルホモピペラジニ
ル、4−アセチルアミノホモピペラジニル、4−ジメチ
ルアミノホモピペラジニル、4−エトキシカルボニルメ
チルピペラジニル、(4−クロロフェニル)ピペラジニ
ル、4−シアノメチルピペラジニル、4−アリルピペラ
ジニル、4−(オキシラニルメチル)ピペラジニル、4
−カルバモイルメチルピペラジニル、4−(2−ヒドロ
キシエチル)ピペラジニル、4−(2−ヒドロキシ−3
−イソプロピルアミノプロピル)ピペラジニル、3−
(3−クロロフェニル)ピロリジニル、4−(2−シア
ノエチル)ピペリジニル、3−(2−ブテニル)モルホ
リノ、4−(1−オキシラニルエチル)ホモピペラジニ
ル、3−(2−カルバモイルエチル)ピペリジニル、2
−ヒドロキシメチルピロリジニル、2−(2−ヒドロキ
シ−3−ジエチルアミノプロピル)モルホリノ、3−
(2−ヒドロキシエチル)ホモピペラジニル、4−
〔(1−ピロリジニル)カルボニルメチル〕ピペラジニ
ル、2−〔2−(1−ピロリジニル)カルボニルエチ
ル〕ピロリジニル、3−〔3−(1−ピロリジニル)カ
ルボニルエチル〕モルホリノ、4−〔3−(1−ピロリ
ジニル)カルボニルプロピル〕ピペリジニル、4−
〔(1−ピロリジニル)カルボニルメチル〕ホモピペラ
ジニル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル
基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボ
ニル基、置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状
アルキル基及び炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカ
ノイル基なる群より選ばれた基を1〜2個有することの
あるアミノ基、アルコキシカルボニル部分が炭素数1〜
6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基である炭
素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニルア
ルキル基、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を
1〜3個有することのあるフェニル基、アルキル部分が
炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるシア
ノアルキル基、炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルケ
ニル基、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖
状アルキル基であるオキシラニル置換アルキル基、アル
キル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基
であるカルバモイル置換アルキル基、置換基として水酸
基及び炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1
〜2個有することのあるアミノ基なる群より選ばれた基
を1〜2個有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アル
キル基、或いはアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は
分枝鎖状アルキル基であるピロリジニルカルボニルアル
キル基が1〜3個置換した上記複素環基を例示できる。
【0058】R27及びR28が結合する窒素原子と共に、
窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく互
いに結合して形成する5〜10員環の単環もしくは二項
環の飽和又は不飽和の複素環としては、例えばピロリジ
ニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、イミ
ダゾリル、イソインドリル、1,2,3,4,5,6,
7−オクタヒドロイソインドリル基等を例示できる。
【0059】オキソ基、低級アルキル基、低級アルコキ
シカルボニル基、低級アルカノイル又は低級アルカノイ
ルアミノ基が置換した上記複素環基としては、例えば4
−メチルピペラジニル、3,4−ジメチルピペラジニ
ル、3−エチルピロリジニル、2−プロピルピロリジニ
ル、3,4,5−トリメチルピペリジニル、4−ブチル
ピペリジニル、3−ペンチルモルホリノ、4−ヘキシル
ピペラジニル、2−メチルモルホリノ、4−ホルミルピ
ペリジニル、4−アセチルピペラジニル、2−プロパノ
イルモルホリノ、3−ブチリルモルホリノ、3−ペンタ
ノイルピロリジニル、4−ヘキサノイルピペリジニル、
3−メチル−4−アセチルピペラジニル、4−メチルイ
ミダゾリル、2−アセチルイミダゾリル、4−tert−ブ
トキシカルボニルピペラジニル、4−エトキシカルボニ
ルピペリジニル、2−メトキシカルボニルピロリジニ
ル、3−ペンチルオキシカルボニルモルホリノ、4−ヘ
キシルオキシカルボニルピペラジニル、2−tert−ブト
キシカルボニルイミダゾリル、1,3−ジオキソ−1,
2,3,4,5,6,7−オクタヒドロイソインドリ
ル、3−ペンタノイルアミノモルホリノ、4−アセチル
アミノピペリジニル、3−プロピオニルアミノピロリジ
ニル、3−ブチリルアミノピペラジニル、2−ヘキサノ
イルアミノイミダゾリル基等のオキソ基、炭素数1〜6
の直鎖又は分枝鎖状アルキル基、炭素数1〜6の直鎖又
は分枝鎖状アルコキシカルボニル基、炭素数1〜6の直
鎖又は分枝鎖状アルカノイル基或いは炭素数1〜6の直
鎖又は分枝鎖状アルカノイル基を有するアミノ基が1〜
3個置換した上記複素環基を例示できる。
【0060】シアノ置換低級アルキリデン基としては、
例えばシアノメチリデン、2−シアノエチリデン、3−
シアノプロピリデン、2−シアノプロピリデン、4−シ
アノブチリデン、5−シアノペンチリデン、6−シアノ
ヘキシリデン等のシアノ置換炭素数1〜6の直鎖又は分
枝鎖状のアルキリデン基を例示できる。
【0061】ピペラジン環の4位に低級アルカノイル基
を有するピペラジニル低級アルコキシ基としては、例え
ば3−(4−アセチル−1−ピペラジニル)プロポキ
シ、2−(4−アセチル−1−ピペラジニル)エトキ
シ、(4−アセチル−1−ピペラジニル)メトキシ、1
−(4−プロピオニル−1−ピペラジニル)エトキシ、
4−(4−ブチリル−1−ピペラジニル)ブトキシ、5
−(4−ペンタノイル−1−ピペラジニル)ペンチルオ
キシ、6−(4−ヘキサノイル−1−ピペラジニル)ヘ
キシルオキシ、3−(4−ホルミル−1−ピペラジニ
ル)プロポキシ基等のピペラジン環の4位に炭素数1〜
6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基を有し、アルコキ
シ部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基
であるピペラジニルアルコキシ基を例示できる。
【0062】水酸基を有することのある低級アルキル基
としては、前記低級アルキル基及び水酸基置換低級アル
キル基等の置換基として水酸基を1〜3個有することの
ある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例示
できる。
【0063】ピリジル置換低級アルキル基としては、例
えば(2−ピリジル)メチル、(3−ピリジル)メチ
ル、(4−ピリジル)メチル、2−(2−ピリジル)エ
チル、2−(3−ピリジル)エチル、2−(4−ピリジ
ル)エチル、3−(2−ピリジル)プロピル、3−(3
−ピリジル)プロピル、3−(4−ピリジル)プロピ
ル、4−(2−ピリジル)ブチル、4−(3−ピリジ
ル)ブチル、4−(4−ピリジル)ブチル、5−(2−
ピリジル)ペンチル、5−(3−ピリジル)ペンチル、
5−(4−ピリジル)ペンチル、6−(2−ピリジル)
ヘキシル、6−(3−ピリジル)ヘキシル、6−(4−
ピリジル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2−ピ
リジル)エチル、1,1−ジメチル−2−(3−ピリジ
ル)エチル、1,1−ジメチル−(4−ピリジル)エチ
ル、2−メチル−3−(2−ピリジル)プロピル、2−
メチル−3−(3−ピリジル)プロピル、2−メチル−
3−(4−ピリジル)プロピル基等のアルキル部分の炭
素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるピリ
ジル置換アルキル基を挙げることができる。
【0064】低級アルキル基を有することのあるアミノ
置換低級アルキル基としては、例えば、アミノメチル、
2−アミノエチル、1−アミノエチル、3−アミノプロ
ピル、4−アミノブチル、5−アミノペンチル、6−ア
ミノヘキシル、1,1−ジメチル−2−アミノエチル、
2−メチル−3−アミノプロピル、メチルアミノメチ
ル、1−エチルアミノエチル、2−プロピルアミノエチ
ル、3−イソプロピルアミノプロピル、4−ブチルアミ
ノブチル、5−ペンチルアミノペンチル、6−ヘキシル
アミノヘキシル、ジメチルアミノメチル、2−ジエチル
アミノエチル、2−ジメチルアミノエチル、(N−エチ
ル−N−プロピルアミノ)メチル、2−(N−メチル−
N−ヘキシルアミノ)エチル基等の置換基として炭素数
1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜2個有する
ことのあるアミノ基を有する炭素数1〜6の直鎖又は分
枝鎖状アルキル基を例示できる。
【0065】低級アルキニル基としては、例えば、エチ
ニル、プロパルギル、2−ブチニル、1−メチル−2−
プロパルギル、2−ペンチニル、2−ヘキシニル基等の
炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキニル基を例示で
きる。
【0066】低級アルキルスルホニル基としては、例え
ば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルス
ルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニ
ル、tert−ブチルスルホニル、ペンチルスルホニル、ヘ
キシルスルホニル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖
状アルキル基を有するスルホニル基を例示できる。
【0067】低級アルカノイルアミノ基としては、例え
ば、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、イソプロピ
オニルアミノ、ブチリルアミノ、ペンタノイルアミノ、
ヘキサノイルアミノ、ホルミルアミノ基等の炭素数1〜
6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイルを有するアミノ基を
例示できる。
【0068】シクロアルキル基としては、例えば、シク
ロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘ
キシル、シクロヘプチル、シクロオクチル基等の炭素数
3〜8のシクロアルキル基を例示できる。
【0069】ハロゲン原子置換低級アルキル基として
は、例えば、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、
クロロメチル、ブロモメチル、フルオロメチル、ヨード
メチル、ジフルオロメチル、ジブロモメチル、2−クロ
ロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,
2−トリクロロエチル、3−クロロプロピル、2,3−
ジクロロプロピル、4,4,4−トリクロロブチル、4
−フルオロブチル、5−クロロペンチル、3−クロロ−
2−メチルプロピル、5−ブロモヘキシル、5,6−ジ
クロロヘキシル基等の置換基としてハロゲン原子を1〜
3個有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基
を例示できる。
【0070】イミダゾリル置換低級アルキル基として
は、例えば(1−イミダゾリル)メチル、2−(1−イ
ミダゾリル)エチル、1−(2−イミダゾリル)エチ
ル、3−(4−イミダゾリル)プロピル、4−(5−イ
ミダゾリル)ブチル、5−(1−イミダゾリル)ペンチ
ル、6−(2−イミダゾリル)ヘキシル、1,1−ジメ
チル−2−(1−イミダゾリル)エチル、2−メチル−
3−(1−イミダゾリル)プロピル基等のアルキル部分
が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるイ
ミダゾリル置換アルキル基を例示できる。
【0071】1,2,4−トリアゾリル置換低級アルコ
キシ基としては、例えば、(1−1,2,4−トリアゾ
リル)メトキシ、2−(1−1,2,4−トリアゾリ
ル)エトキシ、1−(1−1,2,4−トリアゾリル)
エトキシ、3−(3−1,2,4−トリアゾリル)プロ
ポキシ、4−(5−1,2,4−トリアゾリル)ブトキ
シ、5−(1−1,2,4−トリアゾリル)ペンチルオ
キシ、6−(3−1,2,4−トリアゾリル)ヘキシル
オキシ、1,1−ジメチル−2−(5−1,2,4−ト
リアゾリル)エトキシ、2−メチル−3−(1−1,
2,4−トリアゾリル)プロポキシ基等のアルコキシ部
分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基で
ある1,2,4−トリアゾリル置換アルコキシ基を例示
できる。
【0072】1,2,3,4−テトラゾリル置換低級ア
ルコキシ基としては、例えば、(1−1,2,3,4−
テトラゾリル)メトキシ、2−(1−1,2,3,4−
テトラゾリル)エトキシ、1−(5−1,2,3,4−
テトラゾリル)エトキシ、3−(1−1,2,3,4−
テトラゾリル)プロポキシ、4−(5−1,2,3,4
−テトラゾリル)ブトキシ、5−(1−1,2,3,4
−テトラゾリル)ペンチルオキシ、6−(5−1,2,
3,4−テトラゾリル)ヘキシルオキシ、1,1−ジメ
チル−2−(1−1,2,3,4−テトラゾリル)エト
キシ、2−メチル−3−(5−1,2,3,4−テトラ
ゾリル)プロポキシ基等のアルコキシ部分の炭素数が1
〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基である1,2,
3,4−テトラゾリル置換アルコキシ基を例示できる。
【0073】1,2,3,5−テトラゾリル置換低級ア
ルコキシ基としては、例えば、(1−1,2,3,5−
テトラゾリル)メトキシ、2−(1−1,2,3,5−
テトラゾリル)エトキシ、1−(4−1,2,3,5−
テトラゾリル)エトキシ、3−(1−1,2,3,5−
テトラゾリル)プロポキシ、4−(4−1,2,3,5
−テトラゾリル)ブトキシ、5−(1−1,2,3,5
−テトラゾリル)ペンチルオキシ、6−(4−1,2,
3,5−テトラゾリル)ヘキシルオキシ、1,1−ジメ
チル−2−(1−1,2,3,5−テトラゾリル)エト
キシ、2−メチル−3−(4−1,2,3,5−テトラ
ゾリル)プロポキシ基等のアルコキシ部分の炭素数が1
〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基である1,2,
3,5−テトラゾリル置換アルコキシ基を例示できる。
【0074】1,2,3,4−テトラゾリル置換低級ア
ルキル基としては、例えば、(1−1,2,3,4−テ
トラゾリル)メチル、2−(1−1,2,3,4−テト
ラゾリル)エチル、1−(5−1,2,3,4−テトラ
ゾリル)エチル,3−(1−1,2,3,4−テトラゾ
リル)プロピル、4−(5−1,2,3,4−テトラゾ
リル)ブチル、5−(1−1,2,3,4−テトラゾリ
ル)ペンチル、6−(5−1,2,3,4−テトラゾリ
ル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(1−1,2,
3,4−テトラゾリル)エチル,2−メチル−3−(5
−1,2,3,4−テトラゾリル)プロピル基等のアル
キル部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル
基である1,2,3,4−テトラゾリル置換アルキル基
を例示できる。
【0075】1,2,3,5−テトラゾリル置換低級ア
ルキル基としては、例えば、(1−1,2,3,5−テ
トラゾリル)メチル、2−(1−1,2,3,5−テト
ラゾリル)エチル、1−(4−1,2,3,5−テトラ
ゾリル)エチル、3−(1−1,2,3,5−テトラゾ
リル)プロピル、4−(4−1,2,3,5−テトラゾ
リル)ブチル、5−(1−1,2,3,5−テトラゾリ
ル)ペンチル、6−(4−1,2,3,5−テトラゾリ
ル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(1−1,2,
3,5−テトラゾリル)エチル、2−メチル−3−(4
−1,2,3,5−テトラゾリル)プロピル基等のアル
キル部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル
基である1,2,3,5−テトラゾリル置換アルキル基
を例示できる。
【0076】1,2,4−トリアゾリル置換低級アルキ
ル基としては、例えば、(1−1,2,4−トリアゾリ
ル)メチル、2−(1−1,2,4−トリアゾリル)エ
チル、1−(1−1,2,4−トリアゾリル)エチル、
3−(3−1,2,4−トリアゾリル)プロピル、4−
(5−1,2,4−トリアゾリル)ブチル、5−(1−
1,2,4−トリアゾリル)ペンチル、6−(3−1,
2,4−トリアゾリル)ヘキシル、1,1−ジメチル−
2−(5−1,2,4−トリアゾリル)エチル、2−メ
チル−3−(1−1,2,4−トリアゾリル)プロピル
基等のアルキル部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖
状アルキル基である1,2,4−トリアゾリル置換アル
キル基を例示できる。
【0077】フェニル環上にハロゲン原子を有すること
のあるフェニル基としては、例えば、フェニル、2−ク
ロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニ
ル,2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4
−フルオロフェニル、2−ブロモフェニル、3−ブロモ
フェニル,4−ブロモフェニル,2−ヨードフェニル,
3−ヨードフェニル、4−ヨードフェニル、3,4−ジ
クロロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、2,6−
ジクロロフェニル、2,3−ジクロロフェニル、2,4
−ジクロロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、
3,5−ジブロモフェニル、3,4,5−トリクロロフ
ェニル基等のフェニル環上に置換基としてハロゲン原子
を1〜3個有することのあるフェニル基を例示できる。
【0078】オキシラニル置換低級アルキル基として
は、例えば、オキシラニルメチル、2−オキシラニルエ
チル、1−オキシラニルエチル、3−オキシラニルプロ
ピル、4−オキシラニルブチル、5−オキシラニルペン
チル、6−オキシラニルヘキシル、1,1−ジメチル−
2−オキシラニルエチル、2−メチル−3−オキシラニ
ルプロピル基等のアルキル部分の炭素数1〜6の直鎖又
は分枝鎖状アルキル基であるオキシラニル置換アルキル
基を例示できる。
【0079】置換基として水酸基及び低級アルキル基を
有することのあるアミノ基なる群より選ばれた基を1〜
2個有する低級アルキル基としては、例えば、ヒドロキ
シメチル、2−ヒドロキシエチル、1−ヒドロキシエチ
ル、3−ヒドロキシプロピル、2,3−ジヒドロキシエ
チル、4−ヒドロキシブチル、3,4−ジヒドロキシブ
チル、1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル、5,
6−ジヒドロキシヘキシル、5−ヒドロキシペンチル、
6−ヒドロキシヘキシル、2−メチル−3−ヒドロキシ
プロピル、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミ
ノエチル、3−アミノプロピル、4−アミノブチル、5
−アミノペンチル、6−アミノヘキシル、1,1−ジメ
チル−2−アミノエチル、2−メチル−3−アミノプロ
ピル、メチルアミノメチル、エチルアミノメチル、プロ
ピルアミノメチル、イソプロピルアミノメチル、ブチル
アミノメチル、tert- ブチルアミノメチル、ペンチルア
ミノメチル、ヘキシルアミノメチル、ジメチルアミノメ
チル、ジエチルアミノメチル、ジプロピルアミノメチ
ル、ジブチルアミノメチル、ジペンチルアミノメチル、
ジヘキシルアミノメチル、N−メチル−N−エチルアミ
ノメチル、Nーメチル−N−プロピルアミノメチル、N
−メチル−N−ブチルアミノメチル、N−メチル−N−
ヘキシルアミノメチル、1−メチルアミノエチル、2−
エチルアミノエチル、3−プロピルアミノプロピル、4
−ブチルアミノブチル、1,1−ジメチル−2−ペンチ
ルアミノエチル、5−ヘキシルアミノペンチル、6−ジ
メチルアミノヘキシル、4−ジメチルアミノブチル、2
−ジエチルアミノエチル、1−(N−メチル−N−ヘキ
シルアミノ)エチル、3−ジヘキシルアミノプロピル、
6−ジエチルアミノヘキシル、4−ジブチルアミノブチ
ル、2−(N−メチル−N−ペンチルアミノ)エチル、
2−ヒドロキシ−3−ジエチルアミノプロピル、3−ヒ
ドロキシ−4−メチルアミノブチル、2−ヒドロキシ−
3−イソプロピルアミノプロピル、5−ヒドロキシ−6
−ジエチルアミノヘキシル、4−ヒドロキシ−5−ジメ
チルアミノペンチル、4−ヒドロキシ−5−メチルアミ
ノぺンチル、4−ヒドロキシ−5−ジエチルアミノペン
チル、5−ヒドロキシ−6−エチルアミノヘキシル、5
−ヒドロキシー6ーイソプロピルアミノヘキシル、5−
ヒドロキシ−6−アミノヘキシル基等の置換基として水
酸基及び置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状
アルキル基を1〜2個有することのあるアミノ基なる群
から選ばれた基を1〜2個有する炭素数1〜6の直鎖又
は分枝鎖状アルキル基を例示できる。
【0080】イミダゾリル置換低級アルコキシ基として
は、例えば(1−イミダゾリル)メトキシ、2−(1−
イミダゾリル)エトキシ、1−(2−イミダゾリル)エ
トキシ、3−(4−イミダゾリル)プロポキシ、4−
(5−イミダゾリル)ブトキシ、5−(1−イミダゾリ
ル)ペンチルオキシ、6−(2−イミダゾリル)ヘキシ
ルオキシ、1,1−ジメチル−2−(1−イミダゾリ
ル)エトキシ、2−メチル−3−(1−イミダゾリル)
プロポキシ基等のアルコキシ部分が炭素数1〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルコキシ基であるイミダゾリル置換アル
コキシ基を例示できる。
【0081】ピペリジン環上に低級アルカノイルアミノ
基を有するピペリジニル低級アルコキシ基としては、例
えば、3−(4−アセチルアミノ−1−ピペリジニル)
プロポキシ、2−(3−アセチルアミノ−1−ピペリジ
ニル)エトキシ、(4−アセチルアミノ−1−ピペリジ
ニル)メトキシ、1−(2−プロピオニルアミノ−1−
ピペリジニル)エトキシ、4−(4−ブチリルアミノ−
1−ピペリジニル)ブトキシ、5−(3−ペンタノイル
アミノ−1−ピペリジニル)ペンチルオキシ、6−(4
−ヘキサノイルアミノ−1−ピペリジニル)ヘキシルオ
キシ、3−(4−ホルミルアミノ−1−ピペリジニル)
ブロポキシ基等のピペリジン環上に炭素数1〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルカノイル基を有するアミノ基を有し、
アルコキシ部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アル
コキシ基であるピペリジニルアルコキシ基を例示でき
る。
【0082】低級アルキル基を有することのあるウレイ
ド置換低級アルコキシ基としては、例えばウレイドメト
キシ、2−ウレイドエトキシ、1−ウレイドエトキシ、
3−ウレイドプロポキシ、4−ウレイドブトキシ、5−
ウレイドペンチルオキシ、6−ウレイドヘキシルオキ
シ、1,1−ジメチル−2−ウレイドエトキシ、2−メ
チル−3−ウレイドプロポキシ、N´−メチルウレイド
メトキシ、1−(N´−エチルウレイド)エトキシ、2
−(N´−プロピルウレイド)エトキシ、3−(N´−
イソプロピルウレイド)プロポキシ、4−(N´−ブチ
ルウレイド)ブトキシ、5−(N´−ペンチルウレイ
ド)ペンチルオキシ、6−(N´−ヘキシルウレイド)
ヘキシルオキシ、N´,N´−ジメチルウレイドメトキ
シ、(N´−エチル−N´−プロピルウレイド)メトキ
シ、2−(N´−メチル−N´−ヘキシルウレイド)エ
トキシ基等の置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝
鎖状アルキル基を1〜2個有することのあるウレイド基
を有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基
を例示できる。
【0083】低級アルコキシカルボニル基置換低級アル
コキシ基としては、例えばメトキシカルボニルメトキ
シ、3−メトキシカルボニルプロポキシ、エトキシカル
ボニルメトキシ、3−エトキシカルボニルプロポキシ、
4−エトキシカルボニルブトキシ、5−イソプロポキシ
カルボニルペンチルオキシ、6−プロポキシカルボニル
ヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−ブトキシカル
ボニルエトキシ、2−メチル−3−tert−ブトキシカル
ボニルプロポキシ、2−ペンチルオキシカルボニルエト
キシ、ヘキシルオキシカルボニルメトキシ基等のアルコ
キシカルボニル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状
アルコキシカルボニル基である炭素数1〜6の直鎖又は
分枝鎖状アルコキシカルボニルアルコキシ基を挙げるこ
とができる。
【0084】カルボキシ基置換低級アルコキシ基として
は、例えば、カルボキシメトキシ、2−カルボキシエト
キシ、1−カルボキシエトキシ、3−カルボキシプロポ
キシ、4−カルボキシブトキシ、5−カルボキシペンチ
ルオキシ、6−カルボキシヘキシルオキシ、1,1−ジ
メチル−2−カルボキシエトキシ、2−メチル−3−カ
ルボキシプロポキシ基等のアルコキシ部分の炭素数が1
〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基であるカルボキシ
アルコキシ基を挙げることができる。
【0085】R23及びR24が結合する窒素原子と共に、
窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく互
いに結合して形成する5〜7員環の飽和の複素環として
は、例えばピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニ
ル、モルホリノ、ホモピペラジニル基等を例示できる。
【0086】低級アルキル基が置換した上記複素環基と
しては4−メチルピペラジニル、4−エチルピペラジニ
ル、3,4−ジメチルピペラジニル、3−エチルピロリ
ジニル、2−プロピルピロリジニル、3,4,5−トリ
メチルピペリジニル、4−ブチルピペリジニル、3−ペ
ンチルホルホリノ、4−ヘキシルピペラジニル、4−メ
チルホモピペラジニル基等が炭素数1〜6の直鎖又は分
枝鎖状アルキル基が1〜3個置換した上記複素環基を例
示できる。
【0087】フェニル環上に置換基としてハロゲン原子
を有するベンゾイル基としては、例えば、2−クロロベ
ンゾイル、3−クロロベンゾイル、4−クロロベンゾイ
ル、2−フルオロベンゾイル、3−フルオロベンゾイ
ル、4−フルオロベンゾイル、2−ブロモベンゾイル、
3−ブロモベンゾイル、4−ブロモベンゾイル、2−ヨ
ードベンゾイル、3−ヨードベンゾイル、4−ヨードベ
ンゾイル、3,4−ジクロロベンゾイル、2,6−ジク
ロロベンゾイル、2,3−ジクロロベンゾイル、2,4
−ジクロロベンゾイル、3,4−ジフルオロベンゾイ
ル、3,5−ジブロモベンゾイル、3,4,5−トリク
ロロベンゾイル基等のフェニル環上に置換基としてハロ
ゲン原子を1〜3個有するベンゾイル基を例示できる。
【0088】R39及びR40が結合する窒素原子と共に、
窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく互
いに結合して形成する5〜6員環の飽和の複素環基とし
ては、例えばピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニ
ル、モルホリノ基等を例示できる。
【0089】低級アルキル基が置換した上記複素環基と
しては、例えば、4−メチルピペラジニル、3,4−ジ
メチルピペラジニル、3−エチルピロリジニル、2−プ
ロピルピロリジニル、1−メチルピロリジニル、3,
4,5−トリメチルピペリジニル、4−ブチルピペリジ
ニル、3−ペンチルモルホリノ、4−ヘキシルピペラジ
ニル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基
が1〜3個置換した上記複素環基を例示できる。
【0090】ピラジン環上に置換基として低級アルキル
基を有することのあるピラジニル置換低級アルキル基と
しては、例えば、(2−ピラジニル)メチル、2−(3
−ピラジニル)エチル、1−(2−ピラジニル)エチ
ル、3−(2−ピラジニル)プロビル、4−(3−ピラ
ジニル)ブチル、5−(2−ピラジニル)ペンチル、6
−(3−ピラジニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2
−(2−ピラジニル)エチル、2−メチル−3−(3−
ピラジニル)プロピル、(5−メチル−2−ピラジニ
ル)メチル、2−(2−エチル−3−ピラジニル)エチ
ル、1−(6−プロピル−2−ピラジニル)エチル、3
−(2−ブチル−5−ピラジニル)プロピル、4−(3
−ペンチル−6−ピラジニル)ブチル、5−(6−ヘキ
シル−3−ピラジニル)ペンチル、6−(5−メチル−
3−ピペラジニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−
(6−メチル−2−ピラジニル)エチル、2−メチル−
3−(5−メチル−2−ピラジニル)プロピル、(5,
6−ジメチル−2−ピラジニル)メチル、(3,5,6
−トリメチル−2−ピラジニル)メチル基等のピラジン
環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状ア
ルキル基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が
炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるピラ
ジニルアルキル基を例示できる。
【0091】ピロール環上に置換基として低級アルキル
基を有することのあるピロリル置換低級アルキル基とし
ては、例えば、(2−ピロリル)メチル、2−(2−ピ
ロリル)エチル、1−(3−ピロリル)エチル、3−
(2−ピロリル)プロピル、4−(3−ピロリル)ブチ
ル、5−(2−ピロリル)ペンチル、6−(3−ピロリ
ル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2−ピロリ
ル)エチル、2−メチル−3−(3−ピロリル)プロピ
ル、(5−エチル−2−ピロリル)メチル、2−(1−
メチル−2−ピロリル)エチル、1−(3−プロピル−
2−ピロリル)エチル、3−(1−ブチル−2−ピロリ
ル)プロピル、4−(3−ペンチル−5−ピロリル)ブ
チル、5−(4−ヘキシル−3−ピロリル)ペンチル、
6−(2−メチル−4−ピロリル)ヘキシル、1,1−
ジメチル−2−(2−メチル−1−ピロリル)エチル、
2−メチル−3−(1−メチル−3−ピロリル)プロピ
ル、(1,3−ジメチル−2−ピロリル)メチル、
(1,2,3−トリメチル−4−ピロリル)メチル基等
のピロール環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は
分枝鎖状アルキル基を1〜3個有することがあり、アル
キル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基
であるピロリルアルキル基を例示できる。
【0092】フェニル環上に置換基としてハロゲン原子
を有するフェニル基としては、例えば、2−クロロフェ
ニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、2−
フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオ
ルフェニル、2−ブロモフェニル、3−ブロモフェニ
ル、4−ブロモフェニル、2−ヨードフェニル、3−ヨ
ードフェニル、4−ヨードフェニル、3,4−ジクロロ
フェニル、2,6−ジクロロフェニル、2,3−ジクロ
ロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、3,4−ジフ
ルオロフェニル、3,5−ジブロモフェニル、3,4,
5−トリクロロフェニル基等のフェニル環上に置換基と
してハロゲン原子を1〜3個有するフェニル基を例示で
きる。
【0093】ピロリジニルカルボニル低級アルキル基と
しては、例えば、(1−ピロリジニル)カルボニルメチ
ル、2−(1−ピロリジニル)カルボニルエチル、1−
(1−ピロリジニル)カルボニルエチル、3−(2−ピ
ロリジニル)カルボニルプロピル、4−(3−ピロリジ
ニル)カルボニルブチル、5−(1−ピロリジニル)カ
ルボニルペンチル、6−(1−ピロリジニル)カルボニ
ルヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2−ピロリジニ
ル)カルボニルエチル、2−メチル−3−(3−ピロリ
ジニル)カルボニルプロピル基等のアルキル部分が炭素
数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるピロリジ
ニルカルボニルアルキル基を例示できる。
【0094】置換基として低級アルキル基を有すること
のあるアミノチオカルボニル基としては、例えば、アミ
ノチオカルボニル、メチルアミノチオカルボニル、エチ
ルアミノチオカルボニル、プロピルアミノチオカルボニ
ル、イソプロピルアミノチオカルボニル、ブチルアミノ
チオカルボニル、tert−ブチルアミノチオカルボニ
ル、ペンチルアミノチオカルボニル、ヘキシルアミノチ
オカルボニル、ジメチルアミノチオカルボニル、ジエチ
ルアミノチオカルボニル、ジプロピルアミノチオカルボ
ニル、ジブチルアミノチオカルボニル、ジペンチルアミ
ノチオカルボニル、ジヘキシルアミノチオカルボニル、
N−メチル−N−エチルアミノチオカルボニル、N−エ
チル−N−プロピルアミノチオカルボニル、N−メチル
−N−ブチルアミノチオカルボニル、N−メチル−N−
ヘキシルアミノチオカルボニル、基等の置換基として炭
素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜2個有
することのあるアミノチオカルボニル基を例示できる。
【0095】フェニル環上に置換基としてハロゲン原子
を有することのあるフェニル低級アルキル基としては、
例えば、ベンジル、2−フェニルエチル、1−フェニル
エチル、3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、
1,1−ジメチル−2−フェニルエチル、5−フェニル
ペンチル、6−フェニルヘキシル、2−メチル−3−フ
ェニルプロピル、2−クロロベンジル、2−(3−クロ
ロフェニル)エチル、2−フルオロベンジル、1−(4
−クロロフェニル)エチル、3−(2−フルオロフェニ
ル)プロピル、4−(3−フルオロフェニル)ブチル、
5−(4−フルオロフェニル)ペンチル、1,1−ジメ
チル−2−(2−ブロモフェニル)エチル、6−(3−
ブロモフェニル)ヘキシル、4−ブロモベンジル、2−
(2−ヨードフェニル)エチル、1−(3−ヨードフェ
ニル)エチル、3−(4−ヨードフェニル)プロピル、
3,4−ジクロロベンジル、3,5−ジクロロベンジ
ル、2,6−ジクロロベンジル、2,3−ジクロロベン
ジル、2,4−ジクロロベンジル、3,4−ジフルオロ
ベンジル、3,5−ジフロモベンジル、3,4,5−ト
リクロロベンジル、3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ
ベンジル、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンジ
ル、2−メトキシ−3−クロロベンジル基等のアルキル
部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基で
あり、且つフェニル環上にハロゲン原子を1〜3個有す
ることのあるフェニルアルキル基を例示できる。
【0096】ハロゲン原子置換低級アルキルスルホニル
基としては、例えば、トリフルオロメチルスルホニル、
トリクロロメチルスルホニル、クロロメチルスルホニ
ル、ブロモメチルスルホニル、フルオロメチルスルホニ
ル、ヨードメチルスルホニル、ジフルオロメチルスルホ
ニル、ジブロモメチルスルホニル、2−クロロエチルス
ルホニル、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニ
ル、2,2,2−トリクロロエチルスルホニル、3−ク
ロロプロピルスルホニル、2,3−ジクロロプロピルス
ルホニル、4,4,4−トリクロロブチルスルホニル、
4−フルオロブチルスルホニル、5−クロロペンチルス
ルホニル、3−クロロ−2−メチルプロピルスルホニ
ル、5−ブロモヘキシルスルホニル、5,6−ジクロロ
ヘキシルスルホニル基等の置換基としてハロゲン原子を
1〜3個有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキ
ル基を例示できる。
【0097】置換基として低級アルキル基を有すること
のあるアミノカルボニル基としては、例えば、アミノカ
ルボニル、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカル
ボニル、プロピルアミノカルボニル、イソプロピルアミ
ノカルボニル、ブチルアミノカルボニル、tert−ブ
チルアミノカルボニル、ペンチルアミノカルボニル、ヘ
キシルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニル、
ジエチルアミノカルボニル、ジプロピルアミノカルボニ
ル、ジブチルアミノカルボニル、ジペンチルアミノカル
ボニル、ジヘキシルアミノカルボニル、N−メチル−N
−エチルアミノカルボニル、N−エチル−N−プロピル
アミノカルボニル、N−メチル−N−ブチルアミノカル
ボニル、N−メチル−N−ヘキシルアミノカルボニル基
等の置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アル
キル基を1〜2個有することのあるアミノカルボニル基
を例示できる。
【0098】ピリジルチオ置換低級アルコキシ基として
は、(2−ピリジル)チオメトキシ、(3−ピリジル)
チオメトキシ、(4−ピリジル)チオメトキシ、2−
(2−ピリジル)チオエトキシ、2−(3−ピリジル)
チオエトキシ、2−(4−ピリジル)チオエトキシ、3
−(2−ピリジル)チオプロポキシ、3−(3−ピリジ
ル)チオプロポキシ、3−(4−ピリジル)チオプロポ
キシ、4−(2−ピリジル)チオブトキシ、4−(3−
ピリジル)チオブトキシ、4−(4−ピリジル)チオブ
トキシ、5−(2−ピリジル)チオペンチルオキシ、5
−(3−ピリジル)チオペンチルオキシ、5−(4−ピ
リジル)チオペンチルオキシ、6−(2−ピリジル)チ
オヘキシルオキシ、6−(3−ピリジル)チオヘキシル
オキシ、6−(4−ピリジル)チオヘキシルオキシ、
1,1−ジメチル−2−(2−ピリジル)チオエトキ
シ、1,1−ジメチル−2−(3−ピリジル)チオエト
キシ、1,1−ジメチル−(4−ピリジル)チオエトキ
シ、2−メチル−3−(2−ピリジル)チオプロポキ
シ、2−メチル−3−(3−ピリジル)チオプロポキ
シ、2−メチル−3−(4−ピリジル)チオプロポキシ
基等のアルコキシ部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝
鎖状アルコキシ基であるピリジルチオ置換アルコキシ基
を挙げることができる。
【0099】ピリジルスルフィニル置換低級アルコキシ
基としては、例えば(2−ピリジル)スルフィニルメト
キシ、(3−ピリジル)スルフィニルメトキシ、(4−
ピリジル)スルフィニルメトキシ、2−(2−ピリジ
ル)スルフィニルエトキシ、2−(3−ピリジル)スル
フィニルエトキシ、2−(4−ピリジル)スルフィニル
エトキシ、3−(2−ピリジル)スルフィニルプロポキ
シ、3−(3−ピリジル)スルフィニルプロポキシ、3
−(4−ピリジル)スルフィニルプロポキシ、4−(2
−ピリジル)スルフィニルブトキシ、4−(3−ピリジ
ル)スルフィニルブトキシ、4−(4−ピリジル)スル
フィニルブトキシ、5−(2−ピリジル)スルフィニル
ペンチルオキシ、5−(3−ピリジル)スルフィニルペ
ンチルオキシ、5−(4−ピリジル)スルフィニルペン
チルオキシ、6−(2−ピリジル)スルフィニルヘキシ
ルオキシ、6−(3−ピリジル)スルフィニルヘキシル
オキシ、6−(4−ピリジル)スルフィニルヘキシルオ
キシ、1,1−ジメチル−2−(2−ピリジル)スルフ
ィニルエトキシ、1,1−ジメチル−2−(3−ピリジ
ル)スルフィニルエトキシ、1,1−ジメチル−(4−
ピリジル)スルフィニルエトキシ、2−メチル−3−
(2−ピリジル)スルフィニルプロポキシ、2−メチル
−3−(3−ピリジル)スルフィニルプロポキシ、2−
メチル−3−(4−ピリジル)スルフィニルプロポキシ
基等のアルコキシ部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝
鎖状アルコキシ基であるピリジルスルフィニル置換アル
コキシ基を挙げることができる。
【0100】ピリジルスルホニル置換低級アルコキシ基
としては、例えば(2−ピリジル)スルホニルメトキ
シ、(3−ピリジル)スルホニルメトキシ、(4−ピリ
ジル)スルホニルメトキシ、2−(2−ピリジル)スル
ホニルエトキシ、2−(3−ピリジル)スルホニルエト
キシ、2−(4−ピリジル)スルホニルエトキシ、3−
(2−ピリジル)スルホニルプロポキシ、3−(3−ピ
リジル)スルホニルプロポキシ、3−(4−ピリジル)
スルホニルプロポキシ、4−(2−ピリジル)スルホニ
ルブトキシ、4−(3−ピリジル)スルホニルブトキ
シ、4−(4−ピリジル)スルホニルブトキシ、5−
(2−ピリジル)スルホニルペンチルオキシ、5−(3
−ピリジル)スルホニルペンチルオキシ、5−(4−ピ
リジル)スルホニルペンチルオキシ、6−(2−ピリジ
ル)スルホニルヘキシルオキシ、6−(3−ピリジル)
スルホニルヘキシルオキシ、6−(4−ピリジル)スル
ホニルヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−(2−
ピリジル)スルホニルエトキシ、1,1−ジメチル−2
−(3−ピリジル)スルホニルエトキシ、1,1−ジメ
チル−(4−ピリジル)スルホニルエトキシ、2−メチ
ル−3−(2−ピリジル)スルホニルプロポキシ、2−
メチル−3−(3−ピリジル)スルホニルプロポキシ、
2−メチル−3−(4−ピリジル)スルホニルプロポキ
シ基等のアルコキシ部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分
枝鎖状アルコキシ基であるピリジルスルホニル置換アル
コキシ基を挙げることができる。
【0101】イミダゾリルチオ置換低級アルコキシ基と
しては、例えば(2−イミダゾリル)チオメトキシ、2
−(2−イミダゾリル)チオエトキシ、1−(2−イミ
ダゾリル)チオエトキシ、3−(4−イミダゾリル)チ
オプロポキシ、4−(5−イミダゾリル)チオブトキ
シ、5−(4−イミダゾリル)チオペンチルオキシ、6
−(2−イミダゾリル)チオヘキシルオキシ、1,1−
ジメチル−2−(2−イミダゾリル)チオエトキシ、2
−メチル−3−(5−イミダゾリル)チオプロポキシ基
等のアルコキシ部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状
アルコキシ基であるイミダゾリルチオ置換アルコキシ基
を例示できる。
【0102】イミダゾリルスルフィニル置換低級アルコ
キシ基としては、例えば、(2−イミダゾリル)スルフ
ィニルメトキシ、2−(2−イミダゾリル)スルフィニ
ルエトキシ、1−(2−イミダゾリル)スルフィニルエ
トキシ、3−(4−イミダゾリル)スルフィニルプロポ
キシ、4−(5−イミダゾリル)スルフィニルブトキ
シ、5−(4−イミダゾリル)スルフィニルペンチルオ
キシ、6−(2−イミダゾリル)スルフィニルヘキシル
オキシ、1,1−ジメチル−2−(2−イミダゾリル)
スルフィニルエトキシ、2−メチル−3−(5−イミダ
ゾリル)スルフィニルプロポキシ基等のアルコキシ部分
が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基である
イミダゾリルスルフィニル置換アルコキシ基を例示でき
る。
【0103】イミダゾリルスルホニル置換低級アルコキ
シ基としては、例えば(2−イミダゾリル)スルホニル
メトキシ、2−(2−イミダゾリル)スルホニルエトキ
シ、1−(2−イミダゾリル)スルホニルエトキシ、3
−(4−イミダゾリル)スルホニルプロポキシ、4−
(5−イミダゾリル)スルホニルブトキシ、5−(4−
イミダゾリル)スルホニルペンチルオキシ、6−(2−
イミダゾリル)スルホニルヘキシルオキシ、1,1−ジ
メチル−2−(2−イミダゾリル)スルホニルエトキ
シ、2−メチル−3−(5−イミダゾリル)スルホニル
プロポキシ基等のアルコキシ部分が炭素数1〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルコキシ基であるイミダゾリルスルホニ
ル置換アルコキシ基を例示できる。
【0104】ピリミジン環上に低級アルキル基を有する
ことのあるピリミジニルチオ置換低級アルコキシ基とし
ては、例えば、(2−ピリミジニル)チオメトキシ、2
−(2−ピリミジニル)チオエトキシ、1−(4−ピリ
ミジニル)チオエトキシ、3−(5−ピリミジニル)チ
オプロポキシ、4−(6−ピリミジニル)チオブトキ
シ、5−(2−ピリミジニル)チオペンチルオキシ、6
−(4−ピリミジニル)チオヘキシルオキシ、1,1−
ジメチル−2−(2−ピリミジニル)チオエトキシ、2
−メチル−3−(4−ピリミジニル)チオプロボキシ、
2−(6−メチル−2−ピリミジニル)チオエトキシ、
(4−エチル−2−ピリミジニル)チオメトキシ、1−
(5−プロピル−4−ピリミジニル)チオエトキシ、3
−(2−ブチル−5−ピリミジニル)チオプロポキシ、
4−(6−ペンチル−2−ピリミジニル)チオブトキ
シ、5−(5−ヘキシル−2−ピリミジニル)チオペン
チルオキシ、6−(6−メチル−2−ピリミジニル)チ
オヘキシルオキシ、2−(4,6−ジメチル−2−ピリ
ミジニル)チオエトキシ、(4,5,6−トリメチル−
2−ピリミジニル)チオメトキシ基等のピリミジン環上
に炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜3
個有することがあり、且つアルコキシ部分が炭素数1〜
6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基であるピリミジニル
チオアルコキシ基を例示できる。
【0105】置換基として低級アルキル基を有すること
のあるアミノ置換低級アルコキシ基としては、例えば、
アミノメトキシ、2−アミノエトキシ、1−アミノエト
キシ、3−アミノプロポキシ、4−アミノブトキシ、5
−アミノペンチルオキシ、6−アミノヘキシルオキシ、
1,1−ジメチル−2−アミノエトキシ、2−メチル−
3−アミノプロポキシ、メチルアミノメトキシ、1−エ
チルアミノエトキシ、2−プロピルアミノエトキシ、3
−イソプロピルアミノプロポキシ、4−イソプロピルア
ミノブトキシ、4−ブチルアミノブトキシ、4−ter
t−ブチルアミノブトキシ、5−ペンチルアミノペンチ
ルオキシ、6−ヘキシルアミノヘキシルオキシ、ジメチ
ルアミノメトキシ、2−ジエチルアミノエトキシ、2−
ジメチルアミノエトキシ、(N−エチル−N−プロピル
アミノ)メトキシ、2−(N−メチル−N−ヘキシルア
ミノ)エトキシ基等の置換基として炭素数1〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルキル基を1〜2個有することのあるア
ミノ基を有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコ
キシ基を例示できる。
【0106】ピロリジン環上に置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるピロリジニル置換低級アルキル
基としては、例えば、(2−ピロリジニル)メチル、2
−(2−ピロリジニル)エチル、1−(3−ピロリジニ
ル)エタル、3−(2−ピロリジニル)プロピル、4−
(3−ピロリジニル)ブチル、5−(2−ピロリジニ
ル)ペンチル、6−(3−ピロリジニル)ヘキシル、
1,1−ジメチル−2−(2−ピロリジニル)エチル、
2−メチル−3−(3−ピロリジニル)プロピル、(5
−エチル−2−ピロリジニル)メチル、2−(1−メチ
ル−2−ピロリジニル)エチル、1−(3−プロピル−
2−ピロリジニル)エチル、3−(1−ブチル−2−ピ
ロリジニル)プロピル、4−(3−ペンチル−5−ピロ
リジニル)ブチル、5−(4−ヘキシル−3−ピロリジ
ニル)ペンチル、6−(2−メチル−4−ピロリジニ
ル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(4−メチル−
3−ピロリジニル)エチル、2−メチル−3−(1−メ
チル−3−ピロリジニル)プロピル、(1,3−ジメチ
ル−2−ピロリジニル)メチル、(1,2,3−トリメ
チル−4−ピロリジニル)メチル基等のピロリジニル環
上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アル
キル基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が炭
素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるピロリ
ジニルアルキル基を例示できる。
【0107】本発明の化合物は、種々の方法により製造
することができる。
【0108】〔反応式−1〕
【0109】
【化30】
【0110】〔式中R1 、R2 、R3 、R4 、R5 及び
ベンゾアゼピン骨格の4,5位の炭素間結合は前記に同
じ。〕反応式−1で示される方法は、一般式(2)のベ
ンゾヘテロ環化合物と一般式(3)のカルボン酸とを、
通常のアミド結合生成反応にて反応させる方法である。
該アミド結合生成反応には公知のアミド結合生成反応の
条件を容易に適用できる。例えば(イ)混合酸無水物
法、即ちカルボン酸(3)にアルキルハロカルボン酸を
反応させて混合酸無水物とし、これにアミン(2)を反
応させる方法、(ロ)活性エステル法、即ちカルボン酸
(3)をp−ニトロフェニルエステル、N−ヒドロキシ
コハク酸イミドエステル、1−ヒドロキシベンゾトリア
ゾールエステル等の活性エステルとし、これにアミン
(2)を反応させる方法、(ハ)カルボジイミド法、即
ちカルボン酸(3)にアミン(2)をジシクロヘキシル
カルボジイミド、カルボニルジイミダゾール等の活性化
剤の存在下に縮合反応させる方法、(ニ)その他の方
法、例えばカルボン酸(3)を無水酢酸等の脱水剤によ
りカルボン酸無水物とし、これにアミン(2)を反応さ
せる方法、カルボン酸(3)と低級アルコールとのエス
テルにアミン(2)を高圧高温下に反応させる方法、カ
ルボン酸(3)の酸ハロゲン化物、即ちカルボン酸ハラ
イドにアミン(2)を反応させる方法等を挙げることが
できる。
【0111】上記混合酸無水物法(イ)において用いら
れる混合酸無水物は、通常のショッテン−バウマン反応
により得られ、これを通常単離することなくアミン
(2)と反応させることにより一般式(1)の本発明化
合物が製造される。上記ショッテン−バウマン反応は塩
基性化合物の存在下に行なわれる。用いられる塩基性化
合物としては、ショッテン−バウマン反応に慣用の化合
物例えばトリエチルアミン、トリメチルアミン、ピリジ
ン、ジメチルアニリン、N−メチルモルホリン、1,5
−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノネン−5(DB
N)、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセ
ン−7(DBU)、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.
2〕オクタン(DABCO)等の有機塩基、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナト
リウム等の無機塩基等が挙げられる。該反応は、通常−
20〜100℃程度、好ましくは0〜50℃程度におい
て行なわれ、反応時間は5分〜10時間程度、好ましく
は5分〜2時間程度である。得られた混合酸無水物とア
ミン(2)との反応は通常−20〜150℃程度、好ま
しくは10〜50℃程度において行なわれ、反応時間は
5分〜10時間程度、好ましくは5分〜5時間程度であ
る。混合酸無水物法は一般に溶媒中で行なわれる。用い
られる溶媒としては混合酸無水物法に慣用の溶媒がいず
れも使用可能であり、具体的にはクロロホルム、ジクロ
ロメタン、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、
ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジメトキシエタン等のエーテル類、酢酸メ
チル、酢酸エチル等のエステル類、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、
ヘキサメチルリン酸トリアミド等の非プロトン性極性溶
媒等又は之等の混合溶媒等が挙げられる。混合酸無水物
法において使用されるアルキルハロカルボン酸としては
例えばクロロ蟻酸メチル、ブロモ蟻酸メチル、クロロ蟻
酸エチル、ブロモ蟻酸エチル、クロロ蟻酸イソブチル等
が挙げられる。該法におけるカルボン酸(3)とアルキ
ルハロカルボン酸とアミン(2)の使用割合は、通常等
モルずつとするのがよいが、アミン(2)に対してアル
キルハロカルボン酸及びカルボン酸(3)はそれぞれ1
〜1.5倍モル量程度の範囲内で使用することができ
る。
【0112】また前記その他の方法(ニ)の内、カルボ
ン酸ハライドにアミン(2)を反応させる方法を採用す
る場合、該反応は塩基性化合物の存在下に、適当な溶媒
中で行なわれる。用いられる塩基性化合物としては、公
知のものを広く使用でき、例えば上記ショッテン−バウ
マン反応に用いられる塩基性化合物の他に、例えば水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水
素化カリウム等を例示できる。また用いられる溶媒とし
ては、例えば上記混合酸無水物法に用いられる溶媒の他
に、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル、3−メトキシ−1−ブタノール、エチルセロソル
ブ、メチルセロソルブ等のアルコール類、ピリジン、ア
セトン、水等を例示できる。アミン(2)とカルボン酸
ハライドとの使用割合としては、特に限定がなく広い範
囲内で適宜選択でき、通常前者に対して後者を少なくと
も等モル量程度、好ましくは等モル〜5倍モル量程度用
いるのがよい。該反応は通常−20〜180℃程度、好
ましくは0〜150℃程度にて行なわれ、一般に5分〜
30時間程度で反応は完結する。
【0113】更に上記反応式−1に示すアミド結合生成
反応は、カルボン酸(3)とアミン(2)とを、トリフ
ェニルホスフィン、ジフェニルホスフィニルクロリド、
フェニル−N−フェニルホスホラミドクロリデート、ジ
エチルクロロホスフェート、シアノリン酸ジエチル、ジ
フェニルリン酸アジド、ビス(2−オキソ−3−オキサ
ゾリジニル)ホスフィニッククロリド等のリン化合物の
縮合剤の存在下に反応させる方法によっても実施でき
る。
【0114】該反応は、上記カルボン酸ハライドにアミ
ン(2)を反応させる方法で用いられる溶媒及び塩基性
化合物の存在下に、通常−20〜150℃程度、好まし
くは0〜100℃程度付近にて行なわれ、一般に5分〜
30時間程度にて反応は終了する。縮合剤及びカルボン
酸(3)の使用量はアミン(2)に対して夫々少なくと
も等モル量程度、好ましくは等モル〜2倍モル量程度使
用するのがよい。
【0115】〔反応式−2〕
【0116】
【化31】
【0117】〔式中R1 、R2 、R4 、R5 及びベンゾ
アゼピン骨格の4,5位の炭素間結合は前記に同じ。R
14は基
【0118】
【化32】
【0119】(R13及びmは前記に同じ)、フェニル環
上に置換基としてハロゲン原子、低級アルコキシ基、低
級アルキル基及びニトロ基なる群より選ばれた基を1〜
3個有するフェニル低級アルカノイル基又は基
【0120】
【化33】
【0121】を示す。〕化合物(2a)と化合物(4)
の反応は前記反応式−1の化合物(2)と化合物(3)
の反応と同様の条件下に行なうことができる。
【0122】〔反応式−3〕
【0123】
【化34】
【0124】〔式中R1 、R2 、R3 、R6 及びR7
前記に同じ。〕化合物(1c)を化合物(1d)に導く
反応は還元反応により行ない得る。
【0125】上記還元反応には、水素化還元剤を用いる
還元法が好適に利用される。用いられる水素化還元剤と
しては、例えば水素化アルミニウムリチウム、水素化硼
素リチウム、水素化硼素ナトリウム、ジボラン等が挙げ
られ、その使用量は原料化合物に対して少なくとも等モ
ル、好ましくは等モル〜15倍モルの範囲である。この
還元反応は、通常適当な溶媒、例えば水、メタノール、
エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、
テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジイソプロピ
ルエーテル、ジグライム等のエーテル類やこれらの混合
溶媒等を用い、通常約−60〜150℃、好ましくは−
30〜100℃にて、約10分間〜15時間程度で行な
われる。尚、還元剤として水素化アルミニウムリチウム
やジボランを用いた場合は、テトラヒドロフラン、ジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジグライム等
の無水の溶媒を用いるのがよい。
【0126】化合物(1c)を化合物(1e)に導く反
応は、無溶媒又は適当な溶媒中、脱水剤の非存在下又は
存在下に行なわれる。ここで使用される溶媒しては、例
えばメタノール、エタノール、イソプロパノール等のア
ルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロ
ホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピ
ロリドン等の非プロトン性極性溶媒又はこれらの混合溶
媒等が挙げられる。脱水剤としては、例えばモレキュラ
ーシーブ等の通常の溶媒の脱水に用いられる乾燥剤、塩
酸、硫酸、三弗化ホウ素等の鉱酸、p−トルエンスルホ
ン酸等の有機酸等を挙げることができる。該反応は、通
常室温〜250℃、好ましくは50〜200℃程度にて
行なわれ、一般に1〜48時間程度で反応は終了する。
化合物(5)の使用量としては、特に制限されないが、
通常化合物(1c)に対して少なくとも等モル量、好ま
しくは等モル〜大過剰量使用するのがよい。また脱水剤
の使用量としては、乾燥剤の場合には通常大過剰量、酸
を用いる場合には触媒量用いるのがよい。
【0127】引き続く還元反応には、種々の方法が適用
でき、適当な溶媒中触媒の存在下、接触水素添加するこ
とにより行ない得る。使用される溶媒としては、例えば
水、酢酸、メタノール、エタノール、イソプロパノール
等のアルコール類、ヘキサン、シクロヘキサン等の炭化
水素類、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエ
ーテル類、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、ジ
メチルホルムアミド等の非プロトン性極性溶媒又は之等
の混合溶媒等が挙げられる。また使用される触媒として
は、例えばパラジウム、パラジウム−黒、パラジウム−
炭素、白金、酸化白金、亜クロム酸銅、ラネーニッケル
等が挙げられる。触媒は、原料化合物に対して一般に
0.02〜1倍量程度用いるのがよい。反応温度は通常
−20℃〜100℃付近、好ましくは0℃〜70℃付
近、水素圧は通常1〜10気圧とするのがよく、該反応
は一般に0.5〜20時間程度で終了する。
【0128】上記還元反応条件を利用できるが、好まし
くは水素化還元剤を用いる還元法が好適に利用される。
用いられる水素化還元剤としては、例えば水素化アルミ
ニウムリチウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化シア
ノホウ素ナトリウム、ジボラン等が挙げられ、その使用
量は、通常化合物(1c)に対して少なくとも0.1倍
モル、好ましくは0.1倍モル〜10倍モルの範囲であ
る。この還元反応は、通常適当な溶媒、例えば水、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコ
ール類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジグ
ライム等のエーテル類、ジメチルホルムアミド又はこれ
らの混合溶媒等を用い、通常約−60〜50℃、好まし
くは−30℃〜室温にて、約10分間〜5時間程度で行
なわれる。なお、還元剤として水素化アルミニウムリチ
ウムやジボランを用いた場合には、ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジグライム等の無水の溶媒を用い
るのがよい。
【0129】〔反応式−4〕
【0130】
【化35】
【0131】〔式中R1 、R2 、R3 、R5 、R6 及び
ベンゾアゼピン骨格の4,5位の炭素間結合は前記に同
じ。R7aは、低級アルキル基又は低級アルケニル基を示
す。R15がR16は、それぞれ水素原子又は低級アルキル
基を示す。Xはハロゲン原子を示す。R7bはフェニル環
上に置換基としてハロゲン原子を有するベンゾイル基を
示す。〕化合物(1f)と化合物(6)の反応は、一般
に適当な不活性溶媒中、塩基性化合物の存在下又は非存
在下にて行なわれる。
【0132】用いられる不活性溶媒としては例えばベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチレングリコールジ
メチルエーテル等のエーテル類、ジクロロメタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、
tert−ブタノール等の低級アルコール類、酢酸、酢酸エ
チル、アセトン、アセトニトリル、ピリジン、ジメチル
スルホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルリ
ン酸トリアミド又はこれらの混合溶媒等を挙げることが
できる。また塩基性化合物としては例えば炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム等の炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等
の金属水酸化物、水素化ナトリウム、カリウム、ナトリ
ウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメチラート、ナト
リウムエチラート等の金属アルコラート、ピリジン、N
−エチルジイソプロピルアミン、ジメチルアミノピリジ
ン、トリエチルアミン、1,5−ジアザビシクロ〔4.
3.0〕ノネン−5(DBN)、1,8−ジアザビシク
ロ〔5.4.0〕ウンデセン−7(DBU)、1,4−
ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン(DABCO)
等の有機塩基等を挙げることができる。化合物(1f)
と化合物(6)との使用割合としては、特に限定がなく
広い範囲で適宜選択すればよいが、前者に対して後者を
少なくとも等モル量程度、好ましくは等モル〜10倍モ
ル量程度用いるのがよい。該反応は通常0〜200℃程
度、好ましくは0〜170℃程度にて行なわれ、一般に
30分〜75時間程度で反応は終了する。該反応系内に
は沃化ナトリウム、沃化カリウム等のアルカリ金属ハロ
ゲン化合物等を添加してもよい。
【0133】化合物(1f)と化合物(7)の反応は、
無溶媒又は適当な溶媒中、還元剤の存在下に行なわれ
る。ここで使用される溶媒としては例えば水、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、
アセトニトリル、ギ酸、酢酸、ジオキサン、ジエチルエ
ーテル、ジグライム、テトラヒドロフラン等のエーテル
類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類、又は之等の混合溶媒を例示できる。還元剤としては
例えばギ酸、ギ酸ナトリウム等の脂肪酸アルカリ金属
塩、水素化硼素ナトリウム、水素化シアノ硼素ナトリウ
ム、水素化アルミニウムリチウム等の水素化還元剤、パ
ラジウム−黒、パラジウム−炭素、酸化白金、白金黒、
ラネーニッケル等の接触還元剤等を例示できる。
【0134】還元剤としてギ酸を使用する場合、反応温
度は通常室温〜200℃程度、好ましくは50〜150
℃程度付近が適当であり、反応は1〜10時間程度にて
終了する。ギ酸の使用量は化合物(1f)に対して大過
剰量使用するのがよい。
【0135】また水素化還元剤を使用する場合、反応温
度は通常−30〜100℃程度、好ましくは0〜70℃
程度が適当であり、30分〜12時間程度で反応は完結
する。還元剤の使用量は、化合物(1f)に対して通常
等モル〜20倍モル量程度、好ましくは1〜6倍モル量
程度とするのがよい。特に還元剤として水素化アルミニ
ウムリチウムを使用する場合、溶媒としてジエチルエー
テル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジグライム等
のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族炭化水素類を使用するのが好ましい。
【0136】更に接触還元剤を用いる場合は、通常常圧
〜20気圧程度、好ましくは常圧〜10気圧程度の水素
雰囲気中で、又はギ酸、ギ酸アンモニウム、シクロヘキ
セン、抱水ヒドラジン等の水素供与剤の存在下で、通常
−30〜100℃程度、好ましくは0〜60℃程度の温
度で反応を行なうのがよく、通常1〜12時間程度で反
応は終了する。接触還元剤の使用量としては化合物(1
f)に対して通常0.1〜40重量%、好ましくは1〜
20重量%程度とするのがよい。
【0137】また化合物(7)の使用量としては化合物
(1f)に対して通常少なくとも等モル量、好ましくは
等モル〜大過剰量とするのがよい。
【0138】化合物(1f)と化合物(30)との反応
は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物
(3)との反応と同様の反応条件下に行ない得る。
【0139】〔反応式−5〕
【0140】
【化36】
【0141】〔式中R1 、R2 、R3 、X、R5 及びベ
ンゾアゼピン骨格の4,5位の炭素間結合は前記に同
じ。R18は、置換基としてハロゲン原子を有する低級ア
ルカノイルオキシ基又は低級アルコキシ置換低級アルカ
ノイルオキシ基を示す。R19は低級アルケニルオキシ
基、基−O−CO−A−NR8 9 (ここでA、R8
びR9 は前記に同じ)、基−OACONR2324(A、
23及びR24は前記に同じ)、ピロリジン環上に低級ア
ルコキシカルボニル基を有するピロリジニルカルボニル
低級アルコキシ基、基−OANR2728(A、R27及び
28は前記に同じ)、フェニル環上に置換基として低級
アルキル基を有することのあるフェニルスルホニルオキ
シ基、水酸基を有する低級アルコキシ基、1,2,4−
トリアゾリル置換低級アルコキシ基、1,2,3,4−
テトラゾリル置換低級アルコキシ基、1,2,3,5−
テトラゾリル置換低級アルコキシ基、ピリジルチオ置換
低級アルコキシ基、ピリミジン環上に低級アルキル基を
有することのあるピリミジニルチオ置換低級アルコキシ
基、イミダゾリルチオ置換低級アルコキシ基、ピリジル
スルフィニル置換低級アルコキシ基、ピリジルスルホニ
ル置換低級アルコキシ基、イミダゾリルスルフィニル置
換低級アルコキシ基又はイミダゾリルスルホニル置換低
級アルコキシ基を示す。R20は、低級アルケニル基又は
基−CO−A−NR8 9 (ここでA、R8 及びR9
前記に同じ)、基−ACONR2324(A、R23及びR
24は前記に同じ)、ピロリジン環上に低級アルコキシカ
ルボニル基を有するピロリジニルカルボニル低級アルキ
ル基、基−ANR2728(A、R27及びR28は前記に同
じ)、フェニル環上に置換基として低級アルキル基を有
することのあるフェニルスルホニルオキシ基もしくは水
酸基を有する低級アルキル基、1,2,4−トリアゾリ
ル置換低級アルキル基、1,2,3,4−テトラゾリル
置換低級アルキル基、1,2,3,5−テトラゾリル置
換低級アルキル基、ピリジルチオ置換低級アルキル基、
ピリミジン環上に低級アルキル基を有することのあるピ
リミジニルチオ置換低級アルキル基、イミダゾリルチオ
置換低級アルキル基、ピリジルスルフィニル置換低級ア
ルキル基、ピリジルスルホニル置換低級アルキル基、イ
ミダゾリルスルフィニル置換低級アルキル基又はイミダ
ゾリルスルホニル置換低級アルキル基を示す。R17は、
置換基としてハロゲン原子を有する低級アルカノイル基
又は低級アルコキシ置換低級アルカノイル基を示す。〕
化合物(1h)と化合物(8)又は(9)の反応は、前
記反応式−4の化合物(1f)と化合物(6)との反応
と同様の条件下に行なわれることができる。
【0142】化合物(1h)と化合物(10)の反応
は、前記反応式−4の化合物(1f)と化合物(6)の
反応と同様の条件下に行なわれることができる。
【0143】化合物(1i)でR18が置換基としてハロ
ゲン原子を有する低級アルカノイル基を示すとき、化合
物HNR8 9 (11)(R8 及びR9 は前記に同
じ。)と前記反応式−4の化合物(1f)と化合物
(6)の反応と同様の条件下に反応させて、化合物(1
j)でR19が基−O−CO−A−NR8 9 (A、R8
及びR9 は前記に同じ)である化合物に導くことができ
る。
【0144】〔反応式−6〕
【0145】
【化37】
【0146】〔式中R1 、R2 、R3 は前記に同じ。R
20は低級アルコキシ基を示す。R21は低級アルコキシカ
ルボニル基、シアノ基又は置換基として低級アルキル基
を有することのあるアミノ基を示す。Dは低級アルキレ
ン基を示す。lは0又は1を示す。〕化合物(1c)と
化合物(11)の反応は塩基性化合物の存在下、適当な
溶媒中で行なわれる。用いられる塩基性化合物として
は、金属ナトリウム、金属カリウム、水素化ナトリウ
ム、ナトリウムアミド、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリ
ウム等の無機塩基、ナトリウムメチラート、ナトリウム
エチラート、カリウムt−ブトキシド等の金属アルコラ
ート類、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、フェニ
ルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド等のアルキ
ル及びアリールリチウム又はリチウムアミド類、ピリジ
ン、ピペリジン、キノリン、トリエチルアミン、N,N
−ジメチルアニリン等の有機塩基等を例示できる。溶媒
としては、反応に影響を与えないものであればいずれも
使用できるが、例えばジエチルエーテル、ジオキサン、
テトラヒドロフラン、モノグライム、ジグライム等のエ
ーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素類、n−ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン等
の脂肪族炭化水素類、ピリジン、N,N−ジメチルアニ
リン等のアミン類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミド等
の非プロトン性極性溶媒、メタノール、エタノール、イ
ソプロパノール等のアルコール類等が挙げられる。反応
温度は、通常−80〜150℃、好ましくは−80〜1
20℃付近とするのがよく、一般に0.5〜15時間程
度で反応は終了する。
【0147】化合物(1k)を化合物(1l)に導く反
応は、前記反応式−3における化合物(1c)を化合物
(1e)に導く場合の還元反応条件と同様の条件下に行
なわれる。該還元反応で水素還元剤を用いる還元法を利
用するときには、該反応系内に塩化ニッケル等の金属ハ
ロゲン化物を加えると反応は有利に進行する。
【0148】化合物(1l)のうち、R21が低級アルコ
キシカルボニル基を示す化合物の場合、該化合物(1
l)を化合物(1m)に導く反応は、適当な溶媒中又は
無溶媒で、酸又は塩基性化合物の存在下に実施すること
ができる。用いられる溶媒としては、例えば水、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコー
ル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ジ
オキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジ
メチルエーテル等のエーテル類、酢酸、ギ酸等の脂肪酸
類、之等の混合溶媒等を挙げることができる。酸として
は例えば塩酸、硫酸、臭化水素酸等の鉱酸やギ酸、酢
酸、芳香族スルホン酸等の有機酸等を挙げることがで
き、また塩基性化合物としては、例えば炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム等の金属炭酸塩や水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化カルシウム等の金属水酸化物等
を挙げることができる。該反応は、通常室温〜200℃
程度、好ましくは室温〜150℃程度にて好適に進行
し、一般に10分〜25時間程度で終了する。
【0149】〔反応式−7〕
【0150】
【化38】
【0151】〔式中R1 、R2 、R3 、R5 、R11、R
12、A及びベンゾアゼピン骨格の4,5位の炭素間結合
は前記に同じ。R22はカルボキシ置換低級アルキル基を
示す。〕化合物(1n)と化合物(12)の反応は前記
反応式−1の化合物(2)と化合物(3)の反応と同様
の条件下に行なわれることができる。
【0152】〔反応式−8〕
【0153】
【化39】
【0154】〔式中R1 、R2 、R3 、R5 、R10及び
ベンゾアゼピン骨格の4,5位の炭素間結合は前記に同
じ。〕化合物(1p)と化合物(13)の反応は、適当
な溶媒中塩基性化合物の存在下に行われる。該反応の反
応系内には、ジシクロヘキシルカルボジイミド、カルボ
ニルジイミダゾール、1−エチル−3−(3′−ジメチ
ルアミノプロピル)カルボジイミド等の縮合剤を添加す
るとよい。使用される塩基性化合物及び溶媒は、前記反
応式−4の化合物(1f)と化合物(6)の反応で用い
た塩基性化合物及び溶媒をいずれも使用することができ
る。化合物(13)の使用量は化合物(1p)に対し
て、少なくとも等モル、好ましくは等モル〜2倍モル程
度用いるのがよい。該反応は、通常0〜100℃、好ま
しくは0〜70℃付近にて、1〜15時間程度にて終了
する。
【0155】化合物(13)を該反応に用いるとき、R
10のアミノ酸残基をベンジルオキシカルボニル基等のフ
ェニル低級アルコキシカルボニル基やt−ブトキシカル
ボニル基等の低級アルコキシカルボニル基等の通常のア
ミノ酸の保護基でアミノ基部分を保護した後、化合物
(1p)と反応させ、その後この保護基を、接触還元や
加水分解等の通常の脱保護反応で脱保護することにより
化合物(1q)に導いてもよい。
【0156】出発原料としての化合物(2a)は、例え
ば下記反応式により製造されることができる。
【0157】〔反応式−9〕
【0158】
【化40】
【0159】〔式中R1 、R2 、R4 、R5 及びベンゾ
アゼピン骨格の4,5位の炭素間結合は前記に同じ。〕
化合物(2)と化合物(14)の反応は、前記反応式−
1の化合物(2)と化合物(3)の反応と同様の条件下
に行なわれることができる。
【0160】化合物(15)を化合物(2a)に導く反
応は、例えば適当な溶媒中接触還元触媒を用いて還元
するか又は適当な不活性溶媒中、金属もしくは金属塩
と酸又は金属もしくは金属塩とアルカリ金属水酸化物、
硫化物、アンモニウム塩等との混合物等を還元剤として
用いて還元することにより行なわれる。
【0161】の還元触媒を用いる場合、使用される溶
媒としては例えば水、酢酸、メタノール、エタノール、
イソプロパノール等のアルコール類、ヘキサン、シクロ
ヘキサン等の炭化水素類、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、ジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸メチル等
のエステル類、N,N−ジメチルホルムアミド等の非プ
ロトン性極性溶媒等又はこれらの混合溶媒等が挙げら
れ、使用される接触還元触媒としては例えばパラジウ
ム、パラジウム−黒、パラジウム−炭素、白金、酸化白
金、亜クロム酸銅、ラネーニッケル等が挙げられる。触
媒は出発原料に対して一般に0.02〜1倍量程度用い
るのがよい。反応温度は通常−20〜150℃付近、好
ましくは0〜100℃付近、水素圧は通常1〜10気圧
とするのがよく、該反応は一般に0.5〜10時間程度
で終了する。また該反応には塩酸等の酸を添加してもよ
い。
【0162】またの方法を用いる場合、鉄、亜鉛、錫
もしくは塩化第一錫と塩酸、硫酸等の鉱酸、又は鉄、硫
酸第一鉄、亜鉛もしくは錫と水酸化ナトリウム等のアル
カリ金属水酸化物、硫化アンモニウム等の硫化物、アン
モニア水、塩化アンモニウム等のアンモニウム塩との混
合物が還元剤として用いられる。使用される不活性溶媒
としては、例えば水、酢酸、メタノール、エタノール、
ジオキサン等を例示できる。上記還元反応の条件として
は、用いられる還元剤によって適宜選択すればよく、例
えば塩化第一錫と塩酸とを還元剤として用いる場合、有
利には0〜80℃付近、0.5〜10時間程度反応を行
なうのがよい。還元剤は、原料化合物に対して少なくと
も等モル量、通常は等モル〜5倍モル量用いられる。
【0163】化合物(1)でR1 が水酸基である化合物
は、化合物(1)でR1 が低級アルコキシ基である化合
物を脱アルキル化反応させることにより得ることもでき
る。該脱アルキル反応は臭化水素酸、塩酸等の酸と水、
メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等の
溶媒との混合物中で、30〜150℃、好ましくは50
〜120℃に加熱処理することにより、又は加水分解す
ることにより行なわれることができる。この加水分解は
適当な溶媒中酸の存在下にて行なわれる。溶媒としては
例えば水、メタノール、エタノール、イソプロピルアル
コール等の低級アルコール類、ジオキサン、テトラヒド
ロフラン等のエーテル類、ジクロロメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、アセトニト
リル等の極性溶媒、これらの混合溶媒等を挙げることが
できる。酸としては例えば、塩酸、硫酸、臭化水素酸等
の鉱酸類、三弗化ホウ素、塩化アルミニウム、三臭化ホ
ウ素等のルイス酸、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム
等のヨウ化物、上記ルイス酸とヨウ化物の混合物等を挙
げることができる。該反応は通常室温〜150℃、好ま
しくは室温〜100℃にて好適に進行し、一般に0.5
〜15時間程度で終了する。
【0164】〔反応式−10〕
【0165】
【化41】
【0166】〔式中R1 、R2 、R3 、R5 、R25、R
26、A、B及びベンゾアゼピン骨格の4,5位の炭素間
結合は前記に同じ。R31は水酸基置換低級アルキル基を
示す。〕化合物(1r)と化合物(16)との反応は、
前記反応式−8における化合物(1p)と化合物(1
3)との反応と同様の反応条件下にて行なわれる。
【0167】〔反応式−11〕
【0168】
【化42】
【0169】〔式中R1 、R2 、R3 、R5 、R29、R
30、R31、X及びベンゾアゼピン骨格の4,5位の炭素
間結合は前記に同じ。R32はフェニル環上に置換基とし
て低級アルキル基を有することのあるフェニルスルホニ
ル基を示す。R33はフェニル環上に置換基として低級ア
ルキル基を有することのあるフェニルスルホニルオキシ
置換低級アルキル基を示す。R34は基−ANR29
30(A、R29及びR30に前記に同じ)を示す。R39はイ
ミダゾリル基、1,2,4−トリアゾリル基、1,2,
3,4−テトラゾリル基又は1,2,3,5−テトラゾ
リル基を示す。〕化合物(1t)と化合物(17)との
反応は、前記反応式−4における化合物(1f)と化合
物(6)との反応と同様の反応条件下にて行なわれる。
化合物(1u)と化合物(18a)又は化合物(18
b)との反応も、前記反応式−4における化合物(1
f)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下にて行
なわれる。
【0170】〔反応式−12〕
【0171】
【化43】
【0172】〔式中R1 、R2 、R3 、R5 、R27、R
28、X、R32及びベンゾアゼピン骨格の4,5位の炭素
間結合は前記に同じ。R35は低級アルコキシカルボニル
置換低級アルキル基又は低級アルコキシカルボニル基を
示す。R36は水酸基を有する低級アルコキシ基を示す。
37はフェニル環上に置換基として低級アルキル基を有
することのあるフェニルスルホニルオキシ基を有する低
級アルコキシ基を示す。R38は基−OANR27
28(A、R27及びR28に前記に同じ)を示す。〕化合物
(1h)と化合物(19)との反応は、前記反応式−4
における化合物(1f)と化合物(6)との反応と同様
の反応条件下にて行なわれる。化合物(20)を化合物
(1W)に導く反応は、前記反応式−3における化合物
(1c)を化合物(1d)に導く還元反応と同様の反応
条件下にて行なわれる。化合物(1W)と化合物(1
7)との反応は、前記反応式−4における化合物(1
f)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下にて行
なわれる。化合物(1X)と化合物(21)との反応
も、前記反応式−4における化合物(1f)と化合物
(6)との反応と同様の反応条件下にて行なわれる。
【0173】〔反応式−13〕
【0174】
【化44】
【0175】
【化45】
【0176】〔式中、R1 、R2 、R3 、R5 、X及び
ベンゾアゼピン骨格の4,5位の炭素間結合は前記に同
じ。R27a は水素原子、低級アルキル基、低級アルケニ
ル基、低級アルキニル基、低級アルキルスルホニル基、
置換基として低級アルキル基を有することのあるアミノ
チオカルボニル基、基
【0177】
【化46】
【0178】(R41は水素原子又はシアノ基を示す。R
42は低級アルキル基又は置換基として低級アルキル基を
有することのあるアミノ基を示す。)、カルバモイル
基、低級アルコキシカルボニル基、シクロアルキル基、
フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有すること
のあるフェニル低級アルキル基、シアノ置換低級アルキ
ル基、ハロゲン原子置換低級アルキルスルホニル基又は
低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アル
キル基を示す。R28a は低級アルキル基、低級アルケニ
ル基、低級アルキニル基、低級アルキルスルホニル基、
低級アルコキシカルボニル基、シクロアルキル基、フェ
ニル環上に置換基としてハロゲン原子を有することのあ
るフェニル低級アルキル基、シアノ置換低級アルキル
基、ハロゲン置換低級アルキルスルホニル基又は低級ア
ルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基
を示す。R43は低級アルキル基を示す。Mはナトリウ
ム、カリウム等のアルカル金属を示す。R44は低級アル
コキシ基を示す。R45及びR46はそれぞれ低級アルキル
チオ基を示す。R47は低級アルキルスルホニル基又はハ
ロゲン原子置換低級アルキルスルホニル基を示す。〕化
合物(1Z)と化合物(22)又は化合物(7)との反
応は、前記反応式−4における化合物(1f)と化合物
(6)又は化合物(7)との反応と同様の条件下に行な
われる。
【0179】化合物(1Z)と化合物(23)との反応
式は、塩基性化合物の存在下又は非存在下、好ましくは
非存在下に、適当な溶媒中又は無溶媒下で行なわれる。
ここで使用される溶媒及び塩基性化合物は、前記反応式
−1のカルボン酸ハライドにアミン(2)を反応させる
方法で用いられる溶媒及び塩基性化合物をいずれも使用
することができる。化合物(23)の使用量としては、
化合物(1Z)に対して通常等モル〜5倍モル量程度、
好ましくは等モル〜3倍モル量程度とするのがよい。該
反応は通常0〜200℃程度、好ましくは室温〜150
℃程度付近の温度で、通常5分〜30時間程度を要して
行なわれる。該反応には三弗化ほう素エチルエーテル等
の硼素化合物を添加してもよい。
【0180】化合物(1Z)と化合物(24)との反応
は、酸の存在下、適当な溶媒中で行なわれる。ここで使
用される酸としては、例えば、酢酸、トリフルオロ酢酸
等の有機酸、塩酸、硫酸等の鉱酸等を挙げることができ
る。使用される溶媒としては、前記反応式−1のカルボ
ン酸ハライドにアミン(2)を反応させる方法で用いら
れる溶媒をいずれも使用することができる。化合物(2
4)の使用量は、化合物(1Z)に対して通常少なくと
も等モル量、好ましくは等モル〜3倍モル量程度とする
のがよい。該反応は、通常0〜150℃、好ましくは室
温〜100℃付近にて行なわれ、通常10分〜5時間程
度にて反応は終了する。
【0181】化合物(1Z)と化合物(25)との反応
は、前記化合物(1Z)と化合物(23)との反応と同
様の条件下に行なわれる。
【0182】化合物(1Z)と化合物(26)との反応
は、前記化合物(1Z)と化合物(23)との反応と同
様の条件下に行なわれる。次いで該反応生成物を単離す
ることなく化合物(27)と反応させることにより、化
合物(1ee)を得ることができる。上記反応生成物と
化合物(27)との反応は、化合物(1Z)と化合物
(26)との反応と同様の溶媒中、通常0〜150℃、
好ましくは0〜100℃付近にて行なわれ、通常1〜1
0時間程度で行なわれる。化合物(27)の使用量は、
化合物(1Z)に対して、少なくとも等モル、通常等モ
ル〜25倍モル量とするのがよい。
【0183】化合物(1Z)と化合物(28)との反応
は、前記反応式−1のカルボン酸ハライドにアミン
(2)を反応させる方法と同様の条件下に行なわれる。
【0184】〔反応式−14〕
【0185】
【化47】
【0186】〔式中R1 、R2 、R3 、R5 、M及びベ
ンゾアゼピン骨格の4,5位の炭素間結合は前記に同
じ。R48はシアノ置換低級アルキル基を示す。R49
1,2,3,4−テトラゾリル置換低級アルキル基を示
す。〕化合物(1gg)と化合物(29)との反応は、
適当な溶媒中、塩化アンモニウム等のハロゲン化アンモ
ニウムの存在下で行なわれる。化合物(29)の使用量
は、化合物(1gg)に対して、少なくとも等モル、好
ましくは等モル〜2倍モル量とするのがよい。該反応
は、通常室温〜200℃、好ましくは室温〜150℃付
近にて行なわれ、一般に1〜10時間程度にて反応は終
了する。
【0187】上記一般式(1)において、R4 がイミダ
ゾリルチオ置換低級アルコキシ基又はピリジルチオ置換
低級アルコキシ基である化合物の場合、これらを酸化す
ることにより、対応するR4 がイミダゾリルスルフィニ
ル置換低級アルコキシ基もしくはイミダゾリルスルホニ
ル置換低級アルコキシ基又はピリジルスルフィニル置換
低級アルコキシ基もしくはピリジルスルホニル置換低級
アルコキシ基である化合物(1)に誘導することができ
る。
【0188】イミダゾリルチオ置換低級アルコキシ基を
イミダゾリルスルフィニル置換低級アルコキシ基に導く
酸化反応、イミダゾリルスルフィニル置換低級アルコキ
シ基をイミダゾリルスルホニル置換低級アルコキシ基に
導く酸化反応、ピリジルチオ置換低級アルコキシ基をピ
リジルスルフィニル置換低級アルコキシ基に導く酸化反
応及びピリジルスルフィニル置換低級アルコキシ基をピ
リジルスルホニル置換低級アルコキシ基に導く酸化反応
は、適当な溶媒中酸化剤の存在下に行なわれる。ここで
使用される溶媒としては、例えば水、ギ酸、酢酸、トリ
フルオロ酢酸等の有機酸、メタノール、エタノール等の
アルコール類、クロロホルム、ジクロロメタン等のハロ
ゲン化炭化水素類又はこれらの混合溶媒等を例示でき
る。使用される酸化剤としては、例えば過ギ酸、過酢
酸、過トリフルオロ酢酸、過安息香酸、m−クロロ過安
息香酸、o−カルボキシ過安息香酸等の過酸、過酸化水
素、メタ過沃素酸ナトリウム、重クロム酸、重クロム酸
ナトリウム、重クロム酸カリウム等の重クロム酸塩、過
マンガン酸、過マンガン酸カリウム、過マンガン酸ナト
リウム等の過マンガン酸塩、四酢酸鉛等の鉛塩等が挙げ
られる。酸化剤は、通常出発原料に対して少なくとも等
モル、好ましくは等モル〜2.5倍モル量使用するのが
よい。尚、イミダゾリルチオ置換低級アルコキシ基をイ
ミダゾリルスルホニル置換低級アルコキシ基に導く酸化
反応及びピリジルチオ置換低級アルコキシ基をピリジル
スルホニル置換低級アルコキシ基に導く酸化反応の場合
には、酸化剤の使用量を出発原料に対して少なくとも2
倍モル、好ましくは2〜4倍モルとするのがよい。上記
反応は、通常0〜150℃、好ましくは0〜100℃付
近にて行なわれ、一般に10分〜15時間程度で終了す
る。
【0189】上記一般式(1)において、R2 が低級ア
ルコキシ基である化合物の場合、脱アルキル化反応させ
ることにより、対応するR2 が水酸酸基である化合物に
導くことができる。該脱アルキル化反応は、臭化水素
酸、塩酸等の酸と水、メタノール、エタノール、イソプ
ロピルアルコール、酢酸等の溶媒との混合物中で、30
〜150℃、好ましくは50〜120℃に加熱処理する
ことにより行なうことができる。また別法として加水分
解することにより行なうことができる。この加水分解は
適当な溶媒中酸の存在下にて行なわれる。溶媒としては
例えば水、メタノール、エタノール、イソプロピルアル
コール等の低級アルコール類、ジオキサン、テトラヒド
ロフラン等のエーテル類、ジクロロメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、アセトニト
リル等の極性溶媒、又はこれらの混合溶媒を挙げること
ができる。酸としては例えば、塩酸、硫酸、臭化水素酸
等の鉱酸類、三弗化ホウ素、塩化アルミニウム、三臭化
ホウ素等のルイス酸、沃化ナトリウム、沃化カリウム等
の沃化物、上記ルイス酸と沃化物の混合物等を挙げるこ
とができる。該反応は通常室温〜150℃、好ましくは
室温〜100℃にて好適に進行し、一般に0.5〜15
時間程度で終了する。
【0190】本発明に有効成分として用いられる化合物
(1)の内、酸性基を有する化合物は、薬理的に許容し
得る塩基性化合物と塩を形成し得る。かかる塩基性化合
物としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化リチウム、水酸化カルシウム等の金属水酸化
物、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ
金属炭酸塩又は重炭酸塩、ナトリウムメチラート、カリ
ウムエチラート等のアルカリ金属アルコラート等を例示
することができる。また、本発明において有効成分とす
る化合物(1)中、塩基性を有する化合物は、通常の薬
理的に許容される酸と容易に塩を形成し得る。かかる酸
としては、例えば硫酸、硝酸、塩酸、臭化水素酸等の無
機酸、酢酸、p−トルエンスルホン酸、エタンスルホン
酸、シユウ酸、マレイン酸、フマル酸、クエン酸、コハ
ク酸、安息香酸等の有機酸を例示できる。之等の塩もま
た遊離形態の化合物(1)と同様に本発明に有効成分化
合物として用いることができる。尚、上記化合物(1)
には、立体異性体、光学異性体が包含されるが、之等も
同様に有効成分化合物として用いることができる。
【0191】上記各反応工程式に示される方法により得
られる目的とする化合物は、通常の分離手段により反応
系内より分離され、更に精製することができる。この分
離及び精製手段としては、例えば蒸留法、再結晶法、カ
ラムクロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィ
ー、ゲルクロマトグラフィー、親和クロマトグラフィ
ー、プレパラティブ薄層クロマトグラフィー、溶媒抽出
法等を採用できる。
【0192】かくして得られる有効成分化合物は、バソ
プレシン拮抗剤及びオキシトシン拮抗剤として有効であ
り、該拮抗剤は、一般的な医薬製剤の形態で用いられ
る。製剤は通常使用される充填剤、増量剤、結合剤、付
湿剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢剤等の希釈剤あるいは
賦形剤を用いて調製される。この医薬製剤としては各種
の形態が治療目的に応じて選択でき、その代表的なもの
として錠剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒
剤、カプセル剤、坐剤、注射剤(液剤、懸濁剤等)等が
挙げられる。錠剤の形態に成形するに際しては、担体と
してこの分野で従来よりよく知られている各種のものを
広く使用することができる。その例としては、例えば乳
糖、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、尿素、デンプ
ン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶セルロース、ケイ
酸等の賦形剤、水、エタノール、プロパノール、単シロ
ップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボ
キシメチルセルロース、セラック、メチルセルロース、
リン酸カリウム、ポリビニルピロリドン等の結合剤、乾
燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、カンテン末、ラミ
ナラン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ラウリル
硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、デンプ
ン、乳糖等の崩壊剤、白糖、ステアリン、カカオバタ
ー、水素添加油等の崩壊抑制剤、第4級アンモニウム塩
基、ラウリル硫酸ナトリウム等の吸収促進剤、グリセリ
ン、デンプン等の保湿剤、デンプン、乳糖、カオリン、
ベントナイト、コロイド状ケイ酸等の吸着剤、精製タル
ク、ステアリン酸塩、ホウ酸末、ポリエチレングリコー
ル等の滑沢剤等を使用できる。さらに錠剤は必要に応じ
通常の剤皮を施した錠剤、例えば糖衣錠、ゼラチン被包
錠、腸溶被錠、フィルムコーティング錠あるいは二重
錠、多層錠とすることができる。丸剤の形態に成形する
に際しては、担体としてこの分野で従来公知のものを広
く使用できる。その例としては、例えばブドウ糖、乳
糖、デンプン、カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タル
ク等の賦形剤、アラビアゴム末、トラガント末、ゼラチ
ン、エタノール等の結合剤、ラミナラン、カンテン等の
崩壊剤等を使用できる。坐剤の形態に成形するに際して
は、担体として従来公知のものを広く使用できる。その
例としては、例えばポリエチレングリコール、カカオ
脂、高級アルコール、高級アルコールのエステル類、ゼ
ラチン、半合成グリセライド等を挙げることができる。
カプセル剤は常法に従い通常有効成分化合物を上記で例
示した各種の担体と混合して硬質ゼラチンカプセル、軟
質カプセル等に充填して調製される。注射剤として調製
される場合、液剤、乳剤及び懸濁剤は殺菌され、かつ血
液と等張であるのが好ましく、これらの形態に成形する
に際しては、希釈剤としてこの分野において慣用されて
いるものをすべて使用でき、例えば水、エチルアルコー
ル、マクロゴール、プロピレングリコール、エトキシ化
イソステアリルアルコール、ポリオキシ化イソステアリ
ルアルコール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル類等を使用できる。なお、この場合等張性の溶液
を調製するに充分な量の食塩、ブドウ糖あるいはグリセ
リンを医薬製剤中に含有せしめてもよく、また通常の溶
解補助剤、緩衝剤、無痛化剤等を添加してもよい。更に
必要に応じて着色剤、保存剤、香料、風味剤、甘味剤等
や他の医薬品を医薬製剤中に含有させることもできる。
【0193】本発明のバソプレシン拮抗剤及びオキシト
シン拮抗剤中に含有されるべき有効成分化合物の量とし
ては、特に限定されず広範囲から適宜選択されるが、通
常製剤組成物中に約1〜70重量%、好ましくは約5〜
50重量%とするのがよい。
【0194】本発明バソプレシン拮抗剤及びオキシトシ
ン拮抗剤の投与方法は特に制限はなく、各種製剤形態、
患者の年齢、性別その他の条件、疾患の程度等に応じた
方法で投与される。例えば錠剤、丸剤、液剤、懸濁剤、
乳剤、顆粒剤及びカプセル剤の場合には、経口投与され
る。また注射剤の場合には単独で又はブドウ糖、アミノ
酸等の通常の補液と混合して静脈内投与され、更に必要
に応じて単独で筋肉内、皮内、皮下もしくは腹腔内投与
される。坐剤の場合には直腸内投与される。
【0195】本発明バソプレシン拮抗剤及びオキシトシ
ン拮抗剤の投与量は、用法、患者の年齢、性別その他の
条件、疾患の程度等により適宜選択されるが、通常有効
成分化合物の量が、一日当り体重1kg当り、約0.6〜
50mg程度とするのが良い。また投与単位形態の製剤中
には有効成分化合物が約10〜1000mgの範囲で含有
されるのが望ましい。
【0196】
【実施例】以下、本発明を更に詳細に説明するため、本
発明バソプレシン拮抗剤の製剤例を挙げ、次いで該製剤
に配合される有効成分化合物の製造のための原料化合物
の製造例を参考例として、また上記有効成分化合物の製
造例を実施例として挙げ、更に有効成分化合物の試験例
を挙げる。
【0197】製剤例1 7−ヒドロキシ−5−メチルアミノ−1−〔4− (2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕− 2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ アゼピン 150g アビセル(商標名,旭化成社製) 40g コーンスターチ 30g ステアリン酸マグネシウム 2g ヒドロキシプロピルメチルセルロース 10g ポリエチレングリコール−6000 3g ヒマシ油 40g エタノール 40g 本発明有効成分化合物、アビセル、コーンスターチ及び
ステアリン酸マグネシウムを混合研磨後、糖衣R10mm
のキネで打錠する。得られた錠剤をヒドロキシプロピル
メチルセルロース、ポリエチレングリコール−600
0、ヒマシ油及びエタノールからなるフィルムコーティ
ング剤で被覆を行ない、フィルムコーティング錠を製造
する。
【0198】製剤例2 5−ジメチルアミノ−1−〔4−(4−カルバ モイルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕− 2,3,4,5−テトラヒドロ−1H− ベンゾアゼピン 150 g クエン酸 1.0g ラクトース 33.5g リン酸二カルシウム 70.0g プルロニックF−68 30.0g ラウリル硫酸ナトリウム 15.0g ポリビニルピロリドン 15.0g ポリエチレングリコール (カルボワックス1500) 4.5g ポリエチレングリコール (カルボワックス6000) 45.0g コーンスターチ 30.0g 乾燥ステアリン酸ナトリウム 3.0g 乾燥ステアリン酸マグネシウム 3.0g エタノール 適 量 本発明有効成分化合物、クエン酸、ラクトース、リン酸
二カルシウム、プルロニックF−68及びラウリル硫酸
ナトリウムを混合する。
【0199】上記混合物をNo.60スクリーンでふる
い、ポリビニルピロリドン、カルボワックス1500及
び同6000を含むアルコール製溶液で湿式粒状化す
る。必要に応じてアルコールを添加して粉末をペースト
状塊にする。コーンスターチを添加し、均一な粒子が形
成されるまで混合を続ける。混合物をNo.10スクリー
ンを通過させ、トレイに入れ、100℃のオーブンで1
2〜14時間乾燥する。乾燥粒子をNo.16スクリーン
でふるい、乾燥ラウリル硫酸ナトリウム及び乾燥ステア
リン酸マグネシウムを加えて混合し、打錠機で所望の形
状に圧縮する。
【0200】上記の芯部をワニスで処理し、タルクを散
布し、湿気の吸収を防止する。芯部の周囲に下塗り層を
被覆する。内服用のために充分な回数のワニス被覆を行
なう。錠剤を完全に丸く且つ平滑にするために更に下塗
り層及び平滑被覆が適用される。所望の色合が得られる
まで着色被覆を行なう。乾燥後、被覆錠剤を磨いて均一
な光沢の錠剤にする。
【0201】製剤例3 5−ジメチルアミノ−1−{4−〔2−(3− メチルフェニル)アセチルアミノ〕ベンゾイル}− 2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ アゼピン 5 g ポリエチレングリコール (分子量:4000) 0.3g 塩化ナトリウム 0.9g ポリオキシエチレン−ソルビタンモノ オレエート 0.4g メタ重亜硫酸ナトリウム 0.1g メチル−パラベン 0.18g プロピル−パラベン 0.02g 注射用蒸留水 10.0ml 上記パラベン類、メタ重亜硫酸ナトリウム及び塩化ナト
リウムを攪拌しながら80℃で上記の約半量の蒸留水に
溶解させる。得られた溶液を40℃まで冷却し、本発明
の有効成分化合物、次いでポリエチレングリコール及び
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートを、上記
溶液中に溶解させる。次にその溶液に注射用蒸留水を加
えて最終の容量に調製し、適当なフイルターペーパーを
用いて滅菌濾過することにより滅菌して、注射剤を調製
する。
【0202】参考例1 5−ジメチルアミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−ベンゾアゼピン50gのアセトン400mlと水2
00ml溶液に炭酸カリウム38.8gを加え、更に氷冷
攪拌下、p−ニトロ塩化ベンゾイル40gを加え、室温
で終夜攪拌する。反応混合物に適量の水を加え、析出晶
を濾取、乾燥して、71gの5−ジメチルアミノ−1−
(4−ニトロベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾアゼピンを得る。
【0203】淡黄色粉末状、mp.139−142℃ 参考例2 10%Pd−C5gをエタノール500mlに分散し、こ
れに64.1gの5−ジメチルアミノ−1−(4−ニト
ロベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−ベンゾアゼピンを加え、常温、常圧にて接触還元す
る。還元後、10%Pd−Cを濾去し、濾液を減圧濃縮
して、56.1gの5−ジメチルアミノ−1−(4−ア
ミノベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピンを得る。
【0204】白色粉末状、mp.120−122℃ 参考例3 5−ヒドロキシ−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4
−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン0.
7g、ジメチルアミノピリジン0.83g及びジメチル
アミノピリジン塩酸塩0.72gをクロロホルム15ml
に溶解し、N−t−ブトキシカルボニル−L−メチオニ
ン0.56g及びジシクロヘキシルカルボジイミド0.
93gを加え室温で3時間攪拌する。メタノール3ml及
び酢酸0.7mlを加え室温で30分攪拌する。不溶物を
濾去し、濾液に5%硫酸水素ナトリウム水溶液を加え、
ジクロロメタンにて抽出する。ジクロロメタン層を飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に洗浄後、
硫酸マグネシウムにて乾燥する。溶媒を濃縮して得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
液;ジクロロメタン:メタノール=150:1)にて精
製し、1.27gの5−(N−t−ブトキシカルボニル
−L−メチオニルオキシ)−7−クロロ−1−〔2−メ
トキシ−4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイ
ル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピンを得る。
【0205】1 H−NMR(CDCl3 )δ;1,29
−2.92、3.35−5.40,6.09−6.35
(total 30H,m,1.45(s)、1.47
(s))、6.61−8.00(12H,m)。
【0206】参考例3と同様にして適当な出発原料を用
いて、以下の化合物を得る。
【0207】5−(N−t−ブトキシカルボニル−L−
アラニルオキシ)−1−〔2−クロロ−4−(2−メチ
ルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.95−3.05,
3.29−5.22,5.95−6.27(total 23
H,m)、6.86−8.17(13H,m)。
【0208】5−(N−t−ブトキシカルボニル−グリ
シルオキシ)−1−〔2−クロロ−4−(2−メチルベ
ンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.30−3.09,
3.69−5.29,5.91−6.35(total 21
H,m)、6.77−8.48(13H,m)。
【0209】5−(N−t−ブトキシカルボニル−L−
メチオニルオキシ−1−〔2−クロロ−4−(2−メチ
ルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.05−3.06,
3.25−3.63,4.01−5.37(total 26
H,m)、5.97−6.28(1H,m)、6.72
−8.72(13H,m)。
【0210】参考例4 適当な出発原料を用い、参考例1と同様にして以下の化
合物を得る。
【0211】5−(3−ヒドロキシプロポキシ)−7−
クロロ−1−(2−メトキシ−4−ニトロベンゾイル)
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアセピ
ン 淡黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.4−2.6(7
H,m)、2.7−3.0(1H,m)、3.0−4.
1(7H,m)、4.3−5.1(2H,m)、6.6
−7.0(2H,m)、7.1−8.0(4H,m)。
【0212】5−〔3−(p−トルエンスルホニルオキ
シ)プロポキシ〕−7−クロロ−1−(2−メトキシ−
4−ニトロベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアセピン 淡黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.35−2.65
(9H,m)、2.65−3.0(1H,m)、3.0
5−3.95(5H,m)、3.95−4.45(2
H,m)、4.5−5.05(2H,m)、6.6−
7.05(2H,m)、7.1−8.05(8H,
m)。
【0213】5−(2−ヒドロキシエトキシ)−7−ク
ロロ−1−(2−メトキシ−4−ニトロベンゾイル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 淡黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.35−2.6(4
H,m)、2.7−3.0(1H,m)、3.0−4.
1(7H,m)、4.35−5.0(2H,m)、6.
6−7.0(2H,m)、7.1−8.05(5H,
m)。
【0214】5−〔2−(p−トルエンスルホニルオキ
シ)エトキシ〕−7−クロロ−1−(2−メトキシ−4
−ニトロベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1H−ベンゾアゼピン 無色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.35−2.6(7
H,m)、2.65−2.95(1H,m)、3.0−
3.95(5H,m)、4.1−5.05(4H,
m)、6.55−7.05(2H,m)、7.05−
7.6(4H,m)、7.65−8.0(4H,m)。
【0215】5−メトキシカルボニルメチル−7−クロ
ロ−1−(2−メトキシ−4−ニトロベンゾイル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 淡黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.2−1.5(1
H,m)、1.5−2.3(3H,m)、2.6−2.
95(2H,m)、2.95−3.25(1H,m)、
3.3−4.2(7H,m)、4.45−5.15(1
H,m)、6.65−6.85(1H,m)、6.85
−7.0(1H,m)、7.02(1H,d,J=1.
8Hz)、7.1−8.05(3H,m)。
【0216】5−メトキシカルボニルメチル−7−クロ
ロ−1−(4−ニトロベンゾイル)−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 淡黄色プリズム状1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.2−1.75(2
H,m)、1.75−2.3(2H,m)、2.6−
3.15(2H,m)、3.15−3.4(1H,
m)、3.76(3H,s)、4.05−5.2(2
H,m)、6.54(1H,d,J=8.3Hz)、
6.92(1H,dd,J=8.3Hz,2.2H
z)、7.1−7.25(1H,m)、7.52(2
H,d,J=8.8Hz)、8.06(2H,dd,J
=8.8Hz、2Hz)。
【0217】5−〔2−(p−トルエンスルホニルオキ
シ)エチル〕−7−クロロ−1−(2−メトキシ−4−
ニトロベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−ベンゾアゼピン 淡黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.0−1.4(1
H,m)、1.4−2.15(4H,m)、2.15−
2.4(1H,m)、2.4−2.55(3H,m)、
2.9−3.3(2H,m)、3.35−4.5(6
H,m)、6.6−8.0(10H,m)。
【0218】5−シアノメチル−7−クロロ−1−(3
−メトキシ−4−ニトロベンゾイル)−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 白色粉末状1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.38−2.37,
2.66−4.22,4.41−4.68、5.03−
5.24〔total 12H,m、(3.79(s))〕、
6.55−8.00〔6H,m、(6.76(dd,J
=1.6Hz、8.3Hz))、(6.92(d,J=
1.4Hz))、(7.23(d,J=2.0H
z))〕 5−エトキシカルボニルメチル−7−クロロ−1−(3
−メトキシ−4−ニトロベンゾイル)−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 白色粉末状1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.25−2.26,
2.61−4.66,5.01−5.25〔total 17
H,m、(1.28(3H,t,J=7.1Hz))
(3.83(3H,s))〕、6.57(1H,d,J
=9.5Hz)、6.85−7.31(4H,m)、
7.63(1H,d,J=8.3Hz)。
【0219】N−{〔7−フルオロ−1−(2−クロロ
−4−ニトロベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾアゼピン−5−イル〕オキシメチル
カルボニル}−L−アラニンメチルエステル 黄色油状1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.37−1.53
(3H,m)、1.54−4.25(8H,m)、4.
40−5.05(3H,m)、6.65−8.35(7
H,m)。
【0220】N−{〔7−フルオロ−1−(2−クロロ
−4−ニトロベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾアゼピン−5−イル〕オキシメチル
カルボニル}−L−プロリンメチルエステル 黄色油状1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.37−4.19
(16H,m)、4.23−5.07(3H,m)、
6.56−8.43(6H,m)。
【0221】5−メトキシカルボニルメチル−7−クロ
ロ−1−(2−メチル−4−ニトロベンゾイル)−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 黄色粉末状1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.50−2.31
(4H,m)、2.45−5.20(5H,m)、2.
57,2.61(3H,各s)、3.75(3H,
s)、6.55(1H,d,J=8.4Hz)、6.8
9(1H,dd,J=2.3Hz,8.4Hz)、7.
09(1H,d,J=2.3Hz)、7.16(1H,
d,J=8.4Hz)、7.78(1H,dd,J=
2.2Hz,8.4Hz)、8.00(1H,d,J=
2.2Hz)。
【0222】5−メトキシカルボニルメチル−7−クロ
ロ−1−(2−クロロ−4−ニトロベンゾイル)−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 黄色粉末状、mp.133−134℃1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.05−2.28
(4H,m)、2.57−3.05(2H,m)、3.
06−3.32(1H,m)、3.33−3.85(1
H,m)、3.74(3H,s)、4.39−4.67
(1H,m)、6.78−7.19(3H,m)、7.
38(1H,d,J=8.2Hz)、7.93(1H,
dd,J=8.2Hz,2.1Hz)、8.17(1
H,d,J=2.1Hz)。
【0223】5−メトキシカルボニルメチル−7−クロ
ロ−1−(3−メトキシ−4−ニトロベンゾイル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 微黄色粉末状、mp.139.5−141℃1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.16−2.31
(4H,m)、2.61−3.09(2H,m)、3.
12−3.40(1H,m)、3.41−5.23(2
H,m)、3.72(3H,s)、3.83(3H,
s)、6.58(1H,d,J=8.3Hz)、6.8
5−7.24(4H,m)、7.63(1H,d,J=
8.3Hz)。
【0224】5−〔2−(p−トルエンスルホニルオキ
シ)エトキシ〕−7−クロロ−1−(2−メチル−4−
ニトロベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−ベンゾアゼピン 黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.12−5.14
(17H,m)、6.50(1H,dd,J=16H
z,8.4Hz)、6.91(1H,d,J=8.4H
z)、7.10−8.45(8H,m)。
【0225】5−〔3−(p−トルエンスルホニルオキ
シ)プロポキシ〕−7−クロロ−1−(2−メチル−4
−ニトロベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1H−ベンゾアゼピン 微黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.09−3.08
(13H,m)、3.09−5.18(6H,m)、
6.50(1H,dd,J=17.8Hz,8.4H
z)、6.84−8.42(9H,m)。
【0226】5−(2−メトキシアセチルオキシ)−7
−クロロ−1−(4−ニトロベンゾイル)−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.7−3.2(5
H,m)、3.36,3.46(total 3H,s)、
4.10,4.29(total 2H,s)、4.7−5.
2(1H,m)、6.1−6.2(1H,m)、6.5
7(1H,d,J=8.3Hz)、6.9−7.1(1
H,m)、7.2−7.5(1H,m)、7.5−7.
6(2H,m)、8.0−8.2(2H,m)。
【0227】5−メトキシカルボニルメチル−7−フル
オロ−1−(4−ニトロベンゾイル)−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 淡黄色油状1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.22−1.70
(2H,m)、1.77−2.23(2H,m)、2.
65−3.04(2H,m)、3.12−3.30(1
H,m)、3.75(3H,s)、4.07−4.35
(1H,m)、4.40−5.18(1H,m)、6.
44−6.70(2H,m)、6.80−7.05(1
H,m)、7.40−7.60(2H,m)、7.95
−8.10(2H,m)、8.15−8.28(1H,
m)。
【0228】5−ヒドロキシ−7−フルオロ−1−(2
−メトキシ−4−ニトロベンゾイル)−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 淡黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.52−2.36
(4H,m)、2.68−2.95(1H,m)、3.
12(3H,brs)、3.44−4.03(3H,
m)、4.65−5.17(2H,m)、6.50−
6.76(2H,m)、6.80−8.03(4H,
m)。
【0229】5−(3−モルホリノプロポキシ)−7−
フルオロ−1−(2−メチル−4−ニトロベンゾイル)
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ン 淡黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.43−2.62
(11H,m)、2.53,2.59(3H,s)、
2.72−3.03(1H,m)、3.10−3.83
(7H,m)、4.36−5.07(2H,m)、6.
46−6.71(2H,m)、6.86−8.20(4
H,m)。
【0230】5−〔3−(1−イミダゾリル)プロポキ
シ〕−7−フルオロ−1−(2−メチル−4−ニトロベ
ンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾアゼピン 淡黄色油状1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.37−2.63
(6H,m)、2.52,2.59,2.60(total
3H,s)、2.73−3.05(1H,m)、3.1
0−3.80(2H,m)、3.96−5.07(4
H,m)、6.46−6.72(2H,m)、6.85
−7.20(4H,m)、7.26−8.23(3H,
m)。
【0231】5−メトキシカルボニルメチル−7−フル
オロ−1−(2−メトキシ−4−ニトロベンゾイル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 淡黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.19−2.26
(4H,m)、2.57−2.90(2H,m)、2.
95−3.20(1H,m)、3.35−4.27(4
H,m)、3.75(3H,s)、4.48−5.12
(1H,m)、6.52−6.67(1H,m)、6.
71−8.02(5H,m)。
【0232】5−〔2−(p−トルエンスルホニルオキ
シ)エトキシ〕−7−フルオロ−1−(2−メトキシ−
4−ニトロベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン 淡黄色油状1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.34−1.88
(2H,m)、1.95−2.38(2H,m)、2.
40,2.43,2.45(total 3H,s)、2.7
0−2.91(1H,m)、3.43−4.00(5
H,m)、4.13−4.47(2H,m)、4.56
−5.03(2H,m)、6.54−7.96(10
H,m)。
【0233】5−(3−ヒドロキシプロポキシ)−7−
フルオロ−1−(2−メチル−4−ニトロベンゾイル)
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ン 淡黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.38−2.67
(8H,m)、2.53,2.59(total 3H,
s)、2.72−3.08(1H,m)、3.14−
3.93(5H,m)、4.25−5.11(2H,
m)、6.47−6.73(2H,m)、6.86−
8.18(4H,m)。
【0234】5−〔3−(p−トルエンスルホニルオキ
シ)プロポキシ〕−7−フルオロ−1−(2−メチル−
4−ニトロベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン 淡黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.38−2.63
(6H,m)、2.42,2.44(total 3H,
s)、2.52,2.57,2.58(total 3H,
s)、2.73−3.03(1H,m)、3.10−
3.83(2H,m)、4.05−5.03(4H,
m)、6.45−6.70(2H,m)、6.86−
8.19(8H,m)。
【0235】5−〔3−(1−ピロリジニル)プロポキ
シ〕−7−フルオロ−1−(2−メチル−4−ニトロベ
ンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾアゼピン・沃化水素酸塩 淡黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.40−1.90
(2H,m)、1.95−2.63(7H,m)、2.
53,2.58,2.59(total 3H,s)、2.7
5−3.90(10H,m)、4.42−4.98(2
H,m)、5.22(1H,brs)、6.47−6.
68(2H,m)、6.92−7.38(2H,m)、
7.56−8.32(2H,m)。
【0236】5−(2−ヒドロキシエトキシ)−7−フ
ルオロ−1−(2−メチル−4−ニトロベンゾイル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 淡黄色油状1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.38−2.63
(5H,m)、2.53,2.58,2.59(total
3H,s)、2.76−3.93(4H,m)、4.4
0−5.00(2H,m)、6.49−8.18(6
H,m)。
【0237】5−ヒドロキシ−7−フルオロ−1−(2
−メチル−4−ニトロベンゾイル)−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 淡黄色粉末状1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;1.40−2.3
1(4H,m)、2.49,2.54,2.55(tota
l 3H,s)、2.62−3.43(1H,m)、4.
55−5.06(2H,m)、5.77(1H,br
s)、6.66−6.98(2H,m)、7.10−
7.50(2H,m)、7.60−8.36(2H,
m)。
【0238】5−ヒドロキシメチル−7−フルオロ−1
−(2−メトキシ−4−ニトロベンゾイル)−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 淡黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.13−1.40
(1H,m)、1.46−2.31(3H,m)、2.
40−3.50(2H,m)、2.66(1H,br
s)、3.55−4.13(5H,m)、4.53−
5.03(1H,m)、6.57(1H,dt,J=
8.5Hz,2.8Hz)、6.67−7.18(2
H,m)、7.28−8.03(3H,m)。
【0239】5−(2−ヒドロキシエチル)−7−クロ
ロ−1−(2−メチル−4−ニトロベンゾイル)−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 白色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.38−2.35
(7H,m)、2.36−4.00(7H,m)、4.
30−4.53(1H,m)、6.57(1H,d,J
=8.3Hz)、6.89(1H,dd,J=2.2H
z,8.3Hz)、7.03(1H,d,J=8.3H
z)、7.13(1H,d,J=2.2Hz)、7.6
7−7.82(1H,m)、7.91−8.08(1
H,m)。
【0240】5−〔2−(p−トルエンスルホニルオキ
シ)エチル〕−7−クロロ−1−(2−メチル−4−ニ
トロベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン 白色粉末状1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.07−2.78
〔13H,m(2.46,s)〕、2.79−3.38
(2H,m)、3.97−4.48(2H,m)、6.
56(1H,d,J=8.2Hz)、6.90(1H,
dd,J=2.2Hz,8.2Hz)、7.02(1
H,d,J=2.2Hz)、6.93(1H,d,J=
8.4Hz)、7.20−7.64(2H,m)、7.
72−7.91(3H,m)、7.98(1H,d,J
=2.1Hz)。
【0241】参考例5 適当な出発原料を用い、参考例2と同様にして以下の化
合物を得る。
【0242】5−〔3−(p−トルエンスルホニルオキ
シ)プロポキシ〕−7−クロロ−1−(2−メトキシ−
4−アミノベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン 桃色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.3−2.35(6
H,m)、2.44(3H,s)、2.55−4.0
(8H,m)、4.25(2H,t,J=6Hz)、
4.5−5.15(2H,m)、5.93(1H,
s)、6.1−6.45(1H,m)、6.66(1
H,d,J=8.4Hz)、6.88(1H,dd,J
=8.4Hz、2.4Hz)、6.99(1H,d,J
=8Hz)、7.29(1H,s)、7.35(2H,
d,J=8.2Hz)、7.81(2H,d,J=8.
3Hz)。
【0243】5−〔2−(p−トルエンスルホニルオキ
シ)エトキシ〕−7−クロロ−1−(2−メトキシ−4
−アミノベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1H−ベンゾアゼピン 淡黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.3−2.35(4
H,m)、2.45(3H,s)、2.65−2.95
(1H,m)、3.05−4.0(7H,m)、4.0
−5.1(4H,m)、5.90(1H,brs)、
6.05−6.4(1H,m)、6.64(1H,d,
J=8.3Hz)、6.75−7.15(2H,m),
7.15−7.55(3H,m)、7.83(2H,
d,J=8.2Hz)。
【0244】5−メトキシカルボニルメチル−7−クロ
ロ−1−(2−メトキシ−4−アミノベンゾイル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 淡黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.15−2.3(4
H,m)、2.55−3.25(3H,m)、3.3−
4.05(9H,m)、4.1−4.7(1H,m)、
5.85−6.45(2H,m)、6.65−6.8
(1H,m)、6.8−7.4(3H,m)。
【0245】5−メトキシカルボニルメチル−7−クロ
ロ−1−(4−アミノベンゾイル)−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 無色プリズム状(エタノールより再結晶)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.15−2.3(4
H,m)、2.5−3.05(2H,m)、3.05−
3.3(1H,m)、3.3−4.3(6H,m)、
4.35−5.3(1H,m)、6.43(2H,d,
J=8.5Hz)、6.61(1H,d,J=8.4H
z)、6.85−7.0(1H,m)、7.0−7.4
(3H,m)。
【0246】5−〔2−(p−トルエンスルホニルオキ
シ)エチル〕−7−クロロ−1−(2−メトキシ−4−
アミノベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−ベンゾアゼピン 淡黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.0−2.4(6
H,m)、2.46(3H,s)、2.5−4.4(1
0H,m)、5.85−7.25(6H,m)、7.3
−7.5(2H,m)、7.65−7.9(2H,
m)。
【0247】5−シアノメチル−7−クロロ−1−(3
−メトキシ−4−アミノベンゾイル)−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 白色粉末状1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.21−2.33、
2.40−4.70、5.05−5.39(total 14
H,m)、6.38−7.42(4H,m)、6.43
(1H,d,J=8.1Hz)、7.04(1H,d
d,J=2.3Hz,8.4Hz)。
【0248】5−エトキシカルボニルメチル−7−クロ
ロ−1−(3−メトキシ−4−アミノベンゾイル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 無色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.11−2.28
〔7H,m、(1.27(t,J=7.1Hz))〕、
2.49−4.61,5.01−5.35(total 12
H,3.68(s))、6.40(1H,d,J=8.
0Hz)、6.49−7.44(4H,m)、6.95
(1H,dd,J=2.3Hz,8.3Hz)。
【0249】5−メトキシカルボニルメチル−7−クロ
ロ−1−(2−メチル−4−アミノベンゾイル)−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 白色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.83−2.47
(4H,m)、2.37(3H,s)、2.48−5.
25(7H,m)、3.72(3H,s)、6.16
(1H,d,J=8.3Hz)、6.41(1H,
s)、6.54(1H,d,J=8.3Hz)、6.6
4(1H,d,J=8.2Hz)、6.90(1H,
d,J=8.2Hz)、7.00−7.42(1H,
m)。
【0250】N−{〔7−フルオロ−1−(2−クロロ
−4−アミノベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾアゼピン−5−イル〕オキシメチル
カルボニル}−L−アラニンメチルエステル 微黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.35−1.51
(3H,m)、1.51−5.14(15H,m)、
6.10−7.42(7H,m)。
【0251】N−{〔7−フルオロ−1−(2−クロロ
−4−アミノベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾアゼピン−5−イル〕オキシメチル
カルボニル}−L−プロリンメチルエステル 微黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.33−2.64
(8H,m)、2.64−3.00(1H,m)、3.
01−4.44(9H,m)、4.45−5.13(3
H,m)、6.12−7.46(6H,m)。
【0252】5−メトキシカルボニルメチル−7−クロ
ロ−1−(2−クロロ−4−アミノベンゾイル)−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.09−2.36
(4H,m)、2.45−5.19(7H,m)、3.
71(3H,s)、6.12−7.50(2H,m)、
6.27(1H,dd,J=2.1Hz,8.3H
z)、6.54(1H,d,J=2.1Hz)、6.9
2(1H,d,J=2.1Hz)、7.05(1H,d
d,J=2.1Hz,6.1Hz)。
【0253】5−メトキシカルボニルメチル−7−クロ
ロ−1−(3−メトキシ−4−アミノベンゾイル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 微黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.01−2.29
(4H,m)、2.44−3.31(3H,m)、3.
32−5.29(4H,m)、3.68(3H,s)、
3.71(3H,s)、6.41(1H,d,J=8.
0Hz)、6.50−6.78(2H,m)、6.79
−6.91(1H,m)、6.95(1H,d,J=
8.4Hz)、7.04−7.24(1H,m)。
【0254】5−〔2−(p−トルエンスルホニルオキ
シ)エトキシ〕−7−クロロ−1−(2−メチル−4−
アミノベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−ベンゾアゼピン 黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.01−2.52
(4H,m)、2.32(3H,s)、2.43(3
H,s)、2.53−4.78(9H,m)、5.86
−8.03(10H,m)。
【0255】5−〔3−(p−トルエンスルホニルオキ
シ)プロポキシ〕−7−クロロ−1−(2−メチル−4
−アミノベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1H−ベンゾアゼピン 微黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.13−3.03
(7H,m)、2.33,2.43(6H,各s)、
3.04−5.18(8H,m)、5.98−8.07
(10H,m)。
【0256】5−(2−メトキシアセチルオキシ)−7
−クロロ−1−(4−アミノベンゾイル)−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 白色粉末状、mp166−169℃(ジクロルメタン−
ジエチルエーテルより再結晶) 5−メトキシカルボニルメチル−7−フルオロ−1−
(4−アミノベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾアゼピン 淡黄色油状1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.06−2.20
(4H,m)、2.40−3.22(3H,m)、3.
26−4.28(3H,m)、3.71(3H,s)、
4.35−5.30(1H,m)、6.23−6.45
(2H,m)、6.53−6.72(2H,m)、6.
75−7.20(3H,m)。
【0257】5−(3−モルホリノプロポキシ)−7−
フルオロ−1−(2−メチル−4−アミノベンゾイル)
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ン 淡黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.41−2.63
(10H,m)、2.33(3H,s)、2.75−
3.00(1H,m)、3.32−3.92(8H,
m)、4.27−5.16(2H,m)、5.98−
6.75(4H,m)、6.80−7.38(2H,
m)。
【0258】5−〔2−(p−トルエンスルホニルオキ
シ)エトキシ〕−7−フルオロ−1−(2−メトキシ−
4−アミノベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン 淡黄色油状1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.29−2.30
(4H,m)、2.45(3H,s)、2.62−2.
88(1H,m)、2.96−3.97(4H,m)、
3.46(3H,s)、4.08−4.43(2H,
m)、4.52−5.07(2H,m)、5.86−
6.00(1H,m)、6.06−6.38(1H,
m)、6.47−6.75(2H,m)、6.90−
7.40(2H,m)、7.36(2H,d,J=8.
2Hz)、7.82(2H,d,J=8.2Hz)。
【0259】5−〔3−(1−ピロリジニル)プロポキ
シ〕−7−フルオロ−1−(2−メチル−4−アミノベ
ンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾアゼピン 淡黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.40−2.70
(16H,m)、2.33(3H,s)、2.73−
2.96(1H,m)、3.30−3.86(4H,
m)、4.28−5.14(2H,m)、6.00−
6.25(1H,m)、6.30−6.72(4H,
m)、6.75−7.35(1H,m)。
【0260】5−〔2−(1,3−ジオキソ−1,2,
3,4,5,6,7−オクタヒドロイソインドール−2
−イル)エトキシ〕−7−フルオロ−1−(2−メチル
−4−アミノベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾアゼピン 無色油状1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.30−2.47
(13H,m)、2.33(3H,s)、2.66−
4.01(8H,m)、4.32−5.13(2H,
m)、6.04−6.26(4H,m)、6.80−
7.36(2H,m)。
【0261】5−メトキシカルボニルメチル−7−フル
オロ−1−(2−メトキシ−4−アミノベンゾイル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 淡黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.41−2.15
(4H,m)、2.57−3.14(3H,m)、3.
35−4.31(3H,m)、3.59(3H,s)、
3.74(3H,s)、4.45−5.15(1H,
m)、5.88−6.17(2H,m)、6.51−
7.07(4H,m)。
【0262】5−〔2−(p−トルエンスルホニルオキ
シ)エチル〕−7−クロロ−1−(2−メチル−4−ア
ミノベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン 黄色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.10−2.53
〔13H,m(2.31,2.45,各3H,各
s)〕、2.54−4.46(6H,m)、5.95−
6.70(3H,m)、6.71−7.56〔5H,m
(7.36,2H,d,J=8.1Hz)〕、7.80
(2H,d,J=8.1Hz)。
【0263】参考例6 適当な出発原料を用い、参考例1と同様にして以下の化
合物を得る。
【0264】5−エトキシカルボニルメトキシ−7−ク
ロロ−1−(2−メトキシ−4−ニトロベンゾイル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 淡黄色粉末状、mp.123−124℃。
【0265】参考例7 適当な出発原料を用い、参考例2と同様にして以下の化
合物を得る。
【0266】5−(2−クロロアニリノ)カルボニルメ
チル−7−クロロ−1−(2−メトキシ−4−アミノベ
ンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾアゼピン 無色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.09−2.31
(5H,m)、2.32−5.74(6H,m)、3.
84(3H,s)、5.80−8.82(11H,
m)。
【0267】5−メトキシカルボニルメトキシ−7−ク
ロロ−1−(2−メトキシ−4−アミノベンゾイル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 無色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.17−2.59
(4H,m)、2.60−5.19(13H,m)、
5.83−7.55(6H,m)。
【0268】5−カルボキシメチル−7−クロロ−1−
(2−メトキシ−4−アミノベンゾイル)−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 無色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.08−2.24
(5H,m)、2.42−4.67(6H,m)、3.
52(3H,s)、5.78−7.46(7H,m)。
【0269】5−(2−クロロベンゾイル)アミノ−7
−クロロ−1−(2−メトキシ−4−アミノベンゾイ
ル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン 褐色粉末状 mp.205−206℃(アセトン−n−ヘキサンより
再結晶)。
【0270】実施例1 5−ジメチルアミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−ベンゾアゼピン50gのアセトン400ml及び水
200ml溶液に炭酸カリウム38.8gを加え、更に氷
冷攪拌下4−〔2−(2−クロロフェニル)アセチルア
ミノ〕ベンゾイルクロリド66.5gを加え、室温にて
終夜攪拌する。反応混合物に水を加え、ジクロロメタン
にて抽出する。硫酸マグネシウムにて乾燥後、減圧下溶
媒を留去する。得られた残基をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにて精製後、メタノールにより再結晶し
て、99.3gの5−ジメチルアミノ−1−{4−〔2
−(2−クロロフェニル)アセチルアミノ〕ベンゾイ
ル}−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピンを得る。
【0271】白色粉末状、mp187−189℃ 実施例2 2−クロロフェニル酢酸0.44gにチオニルクロリド
15mlを加え室内で2時間攪拌する。チオニルクロニド
を留去後、更にトルエンで2回共沸して留去する。得ら
れた残渣をジクロロメタン10mlに溶解する。氷冷下、
5−ジメチルアミノ−1−(4−アミノベンゾイル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン
0.40gのジクロロメタン溶液にトリエチルアミン
0.36mlを加え、上記で得られた2−(2−クロロフ
ェニル)アセチルクロリド溶液を滴下する。滴下終了
後、室温で1時間攪拌する。水で2回洗浄後、硫酸マグ
ネシウムで乾燥後濃縮する。得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出液;クロロホルム:メ
タノール=200:1)にて精製後、メタノール−ジエ
チルエーテルより再結晶して、0.29gの5−ジメチ
ルアミノ−1−{4−〔2−(2−クロロフェニル)ア
セチルアミノ〕ベンゾイル}−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−ベンゾアゼピンを得る。
【0272】白色粉末状、mp187−189℃ 実施例1及び2と同様にして適当な出発原料を用いて以
下の化合物を得る。
【0273】
【表1】
【0274】
【表2】
【0275】
【表3】
【0276】
【表4】
【0277】
【表5】
【0278】
【表6】
【0279】
【表7】
【0280】
【表8】
【0281】
【表9】
【0282】
【表10】
【0283】
【表11】
【0284】
【表12】
【0285】
【表13】
【0286】
【表14】
【0287】
【表15】
【0288】
【表16】
【0289】
【表17】
【0290】
【表18】
【0291】
【表19】
【0292】
【表20】
【0293】
【表21】
【0294】
【表22】
【0295】
【表23】
【0296】
【表24】
【0297】
【表25】
【0298】
【表26】
【0299】
【表27】
【0300】
【表28】
【0301】
【表29】
【0302】
【表30】
【0303】
【表31】
【0304】
【表32】
【0305】
【表33】
【0306】
【表34】
【0307】
【表35】
【0308】
【表36】
【0309】
【表37】
【0310】
【表38】
【0311】
【表39】
【0312】
【表40】
【0313】
【表41】
【0314】
【表42】
【0315】1)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
41−1.72(2H,m)、1.86−2.13(1
H,m)、2.19−2.48(1H,m)、2.64
−3.18(4H,m)、4.20−4.83(2H,
m)、6.44−7.10(3H,m)、7.17−
8.15(7H,m)、9.32(1H、brs)、
9.91(1H,s)、10.72(1H,s)。
【0316】2)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
40−3.20(11H,m)、3.27−5.05
(2H,m)、6.38−8.37(11H,m)。
【0317】3)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
40−3.30(14H,m)、3.30−5.20
(2H,m)、6.70−8.60(11H,m)。
【0318】4)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
47−5.16(7H,m)、6.30−8.23(1
1H,m)、8.90−9.10(1H,m)、10.
10−10.55(1H,m)。
【0319】5)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.30−5.28(9H,m)、6.19−8.13
(11H,m)、9.44−9.60(1H,m)、1
0.56−10.94(1H,m)。
【0320】6)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
46−5.10(21H,m)、6.43−8.44
(11H,m)。
【0321】7)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
00−2.55(10H,m)、2.33(3H,
s)、2.57−3.14(1H,m)、3.39−
3.78(1H,m)、3.61(2H,s)、3.8
4−5.20(1H,m)、6.40−7.71(12
H,m)。
【0322】8)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
05−2.57(10H,m)、2.35(3H,
s)、2.57−3.15(1H,m)、3.30−
3.82(1H,m)、3.63(2H,s)、3.8
9−5.19(1H,m)、6.42−7.70(12
H,m)。
【0323】9)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
10−3.18(11H,m)、3.32−3.80
(1H,m)、3.57(2H,s)、3.95−5.
20(1H,m)、6.43−7.68(12H,
m)、8.13−8.44(1H,m)。
【0324】10)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
06−3.21(11H,m)、3.31−3.90
(1H,m)、3.54(2H,s)、3.90−5.
18(1H,m)、6.38−7.65(12H,
m)、8.26−8.62(1H,m)。
【0325】11)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
10−3.14(11H,m)、3.34−3.75
(1H,m)、3.65(2H,s)、3.89(3
H,s)、3.95−5.20(1H,m)、6.45
−7.70(12H,m)、7.72−8.05(1
H,m)。
【0326】12)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
09−3.16(11H,m)、3.35−5.20
(2H,m)、3.61(2H,s)、3.78(3
H,s)、6.38−7.64(12H,m)、7.7
0(1H,s)。
【0327】13)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
10−3.25(11H,m)、3.36−3.71
(3H,m)、3.75−3.90(3H,m)、3.
95−5.20(1H,m)、6.42−7.68(1
2H,m)。
【0328】14)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
08−3.21(11H,m)、3.36−3.79
(1H,m)、3.59(2H,s)、3.91−5.
19(1H,m)、6.45−7.65(12H,
m)、8.04−8.35(1H,m)。
【0329】15)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
08−3.20(11H,m)、3.34−3.79
(1H,m)、3.58(2H,s)、3.90−5.
19(1H,m)、6.43−7.65(12H,
m)、7.91−8.20(1H,m)。
【0330】16)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
11−3.13(11H,m)、3.35−3.72
(1H,m)、3.61(2H,s)、3.86(3
H,s)、3.88(3H,s)、3.94−5.20
(1H,m)、6.45−7.69(11H,m)。
【0331】17)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
10−3.27(11H,m)、3.36−3.75
(1H,m)、3.49(2H,s)、3.90−5.
20(1H,m)、6.41−7.84(11H,
m)、8.81−9.59(1H,m)。
【0332】18)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
10−3.20(11H,m)、3.35−3.66
(1H,m)、3.73(2H,s)、3.91−5.
20(1H,m)、6.48−7.65(11H,
m)、7.68−7.94(1H,m)。
【0333】19)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
08−3.21(11H,m)、3.38−3.68
(1H,m)、4.00(2H,s)、3.95−5.
20(1H,m)、6.45−7.70(11H,
m)、8.15(1H,s)。
【0334】20)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
08−3.25(11H,m)、3.36−3.69
(1H,m)、3.91(2H,s)、3.88−5.
20(1H,m)、6.45−7.72(11H,
m)、7.85−8.13(1H,m)、8.85(1
H,s)。
【0335】21)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
10−3.30(11H,m)、3.39−3.95
(3H,m)、3.95−5.20(1H,m)、6.
45−7.82(10H,m)、7.94−8.36
(2H,m)、8.82−9.17(1H,m)。
【0336】22)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
06−3.11(11H,m)、3.35−3.70
(1H,m)、3.62(2H,s)、3.74(3
H,s)、3.86(3H,s)、3.92−5.20
(1H,m)、6.45−7.67(11H,m)、
7.81−8.16(1H,m)。
【0337】23)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
04−5.10(17H,m)、5.96−6.17
(1H,m)、6.52−7.86(11H,m)。
【0338】24)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
41−1.89(2H,m)、1.90−2.24(2
H,m)、2.31(3H,s)、2.47−2.89
(2H,m)、3.45(3H,s)、3.69(2
H,s)、4.57−5.13(2H,m)、6.39
−6.76(2H,m)、6.78−6.95(1H,
m)、6.95−7.41(7H,m)、7.41−
7.65(1H,m)。
【0339】25)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
45−1.92(2H,m)、1.92−2.28(2
H,m)、2.50−2.96(2H,m)、3.45
(3H,s)、3.81(2H,s)、4.64−5.
20(2H,m)、6.28−7.12(3H,m)、
7.13−7.50(5H,m)、7.50−7.64
(1H,m)、7.65−7.99(1H,m)。
【0340】26)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
52−2.54(2H,m)、2.27(3H,s)、
2.70−2.98(2H,m)、2.98−5.52
(2H,m)、3.65(2H,s)、6.56−6.
87(1H,m)、6.97−7.43(8H,m)、
7.78(1H,d,J=2,4Hz)、7.91−
8.15(1H,m)。
【0341】27)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
76−2.40(2H,m)、2.29(3H,s)、
2.86(2H,t,J=6.0Hz)、3.00−
5.32(2H,m)、3.69(2H,s)、6.4
6−8.05(10H,m)。
【0342】28)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
47−2.92,3.44−4.11(total 21H,
m)、4.66−5.12(1H,m)、5.85−
6.30(1H,m)、6.61−8.10(11H,
m)。
【0343】〔α〕D 24=+90°(メタノール,c=
0.2)(塩酸塩で測定) 29)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.48−2.8
8,3.45−4.09(total 21H,m)、4.6
0−5.05(1H,m)、5.85−6.31(1
H,m)、6.62−7.78(10H,m)、7.9
2−8.41(1H,m)。
【0344】〔α〕D 24=−107°(メタノール,c
=0.2)(塩酸塩で測定) 30)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.21−3.0
6,3.40−3.87(total 14H,m)、4.5
4−5.05(1H,m)、5.88−6.22(1
H,m)、6.83−8.09、8.33−8.59,
8.82−9.03(total 12H、m)。
【0345】〔α〕D 24=+90°(メタノール,c=
0.2)(塩酸塩で測定) 31)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.50−3.2
2,3.54−3.99(total 16H,m)、4.4
1−4.90(1H,m)、5.88−6.22(1
H,m)、6.79−8.04、(11H,m)、9.
05−9.63(1H,m)。
【0346】〔α〕D 24=+54°(メタノール,c=
0.2)(塩酸塩で測定) 32)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.51−4.1
2(16H,m)、4.60−5.17(1H,m)、
5.89−5.29(1H,m)、6.71−8.5
0,9.85−10.36(total 12H,m)。
【0347】〔α〕D 24=−68°(メタノール,c=
0.2)(塩酸塩で測定) 33)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.04−4.6
3(20H,m)、6.42−7.74(11H,
m)。
【0348】34) 1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.08−2.23(4H,m)、2.23−2.55
(6H,m)、2.55−3.00(2H,m)、3.
00−5.10(3H,m)、6.68−7.90(1
0H,m)、10.13−10.50(1H,m)。
【0349】35) 1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
49−2.43(3H,m)、2.43−2.61(6
H,m)、2.61−2.92(2H,m)、2.92
−3.99(3H,m)、4.48−4.97(1H,
m)、5.80(1H,brs)、6.44(1H,b
rs)、6.53−7.83(11H,m)。
【0350】36) 1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
43−2.38(3H,m)、2.38−2.77(8
H,m)、2.77−3.33(8H,m)、3.33
−5.10(2H,m)、6.36−8.04(11
H,m)。
【0351】37) 1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
43−2.13(2H,m)、2.13−2.63(7
H,m)、2.63−3.75(2H,m)、3.75
−4.82(4H,m)、4.97−5.50(2H,
m)、5.83−6.15(1H,m)、6.51−
7.73(11H,m)。
【0352】38) 異性体A;無色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.95−4.18,
4.61−5.18(total 19H,m)、5.85−
6.29(1H,m)、6.90−8.35(12H,
m)。
【0353】異性体B;無色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.94−4.33,
4.61−5.23(total 19H,m)、5.84−
6.28(1H,m)、6.76−7.91(11H,
m)、9.25−9.76(1H,m)。
【0354】39) 異性体A;無色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.46−2.98,
3.22−4.05(total 21H,m)、4.67−
5.19(1H,m)、5.79−6.22(1H,
m)、6.50−7.81(11H,m)。
【0355】異性体Aの塩酸塩の[α]D 24=+112
°(メタノール、C=0.2) 異性体B;無色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.42−2.98,
3.30−4.01(total 21H,m)、4.58−
5.20(1H,m)、5.85−6.21(1H,
m)、6.43−8.14(11H,m)。
【0356】異性体Bの塩酸塩の[α]D 24=−143
°(メタノール、C=0.2) 40) 1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.30−2.3
0(4H,m)、2.31(3H,s)、2.95−
3.54(3H,m)、2.71(2H,s)、2.8
0−4.60(2H,m)、5.01−5.39(2
H,m)、5.70−6.05(1H,m)、6.41
−6.63(1H,m)、6.80−7.43(9H,
m)、7.50−7.67(1H,m)。
【0357】41) 1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
49−1.97(2H,m)、2.02−2.30(2
H,m)、2.30−2.61(12H,m)、2.6
8−2.95(1H,m)、3.11−3.49(2
H,m)、3.62−3.86(2H,m)、4.68
−5.15(1H,m)、5.90−6.19(1H,
m)、6.41−6.60(1H,m)、6.60−
7.02(3H,m)、7.05−7.40(6H,
m)、7.40−7.52(1H,m)。
【0358】42) 1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
55−1.94(2H,m)、1.95−2.59(1
4H,m)、2.60−2.91(1H,m)、2.9
1−3.47(2H,m)、3.75(2H,s)、
4.60−5.20(1H,m)、5.90−6.22
(1H,m)、6.40−6.66(1H,m)、6.
72−7.41(9H,m)、7.77−8.04(1
H,m)。
【0359】43) 1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
53−1.94(2H,m)、2.00−2.25(2
H,m)、2.25−2.52(9H,m)、2.58
−2.92(1H,m)、3.07−3.41(2H,
m)、3.53(3H,s)、3.60−3.91(2
H,m)、4.66−5.13(1H,m)、6.39
−7.55(10H,m)、7.60−7.80(1
H,m)。
【0360】44) 1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
62−1.98(2H,m)、1.98−2.58(1
1H,m)、2.64−2.98(1H,m)、2.9
9−3.44(2H,m)、3.44−3.60(3
H,m)、3.72(2H,s)、4.60−5.21
(1H,m)、5.91−6.28(1H,m)、6.
44−7.10(4H,m)、7.10−7.49(5
H,m)、7.72(1H,s)、8.00−8.36
(1H,m)。
【0361】45) 異性体A;無色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.67−3.62,
4.67−5.20(total 22H,m)、5.87−
6.31(1H,m)、6.49−7.85(11H,
m)。
【0362】異性体Aの塩酸塩の[α]D 24=−133
°(メタノール、C=0.2) 異性体B;無色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.81−3.65、
4.65−5.18(total 22H,m)、5.86−
6.28(1H,m)、6.44−8.03(11H,
m)。
【0363】異性体Bの塩酸塩の[α]D 24=+126
°(メタノール、C=0.2) 実施例86 テトラヒドロフラン200mlに水素化ナトリウム(60
%)0.85gを加え、氷冷攪拌下、エチルジエチルフ
ォスフォノアセテート4.68mlを滴下する。更に氷冷
下、10分間攪拌する。その後この反応液中に、5−オ
キソ−7−クロロ−1−[2−メチル−4−(2−メチ
ルベンゾイルアミノ)ベンゾイル]−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン2.10gを加
え、室温で6時間攪拌する。反応液を氷水200ml中に
注ぎ込み、酢酸エチル300mlで抽出し、食塩水300
mlで水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を留去して
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出液;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2)で精製
して、2.22gの5−エトキシカルボニルメチリデン
−7−クロロ−1−[2−メチル−4−(2−メチルベ
ンゾイルアミノ)ベンゾイル]−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピンをE体とZ体の混合物
として得る。
【0364】無色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.04−5.10
(17H,m)、5.96−6.17(1H,m)、
6.52−7.86(11H,m)。
【0365】実施例87 5−エトキシカルボニルメチリデン−7−クロロ−1−
[2−メチル−4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベ
ンゾイル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾアゼピン0.30gと塩化ニッケル・6水和物0.
55gをテトラヒドロフラン−メタノール(1:1)混
液30mlに溶かし、氷冷攪拌下、水素化ホウ素ナトリウ
ム0.26gを徐々に加え、更に氷冷下10分間攪拌す
る。不溶物をセライト濾去した後、濾液を濃縮する。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出液;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1)で精製し
て、0.13gの5−エトキシカルボニルメチル−7−
クロロ−1−[2−メチル−4−(2−メチルベンゾイ
ルアミノ)ベンゾイル]−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピンを得る。
【0366】無色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.04−4.63
(20H,m)、6.42−7.74(11H,m)。
【0367】実施例88 5−ヒドロキシ−7−クロロ−1−[2−メチル−4−
(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル]−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン1.
0g、ジメチルアミノピリジン1.26g及びジメチル
アミノピリジン・塩酸塩1.10gのクロロホルム20
ml溶液にN−ベンジルオキシカルボニル−L−バリン6
72mg及びジシクロヘキシカルボジイミド1.42g
を加え室温で7時間攪拌する。メタノール3ml及び酢酸
0.7mlを加え更に室温で30分攪拌する。不溶物を濾
去し、濾液に5%硫酸水素ナトリウム水溶液を加えジク
ロロメタンで抽出する。飽和炭酸水素ナトリウム水、飽
和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒
を減圧留去して、2.0gの粗5−N−ベンジルオキシ
カルボニル−L−バリルオキシ−7−クロロ−1−[2
−メチル−4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾ
イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピンを得る。このものを、酢酸15ml及び酢酸エチ
ル15mlの混合溶媒に溶解し、5%Pd−C0.3gを
加えて、常温常圧にて、水素化分解を行った。反応終了
後、触媒を濾去し、濾液を濃縮して得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;酢酸エチ
ル)にて精製して、5−L−バリルオキシ−7−クロロ
−1−[2−メチル−4−(2−メチルベンゾイルアミ
ノ)ベンゾイル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピンの異性体A0.48g及び異性体B
0.47gを得る。
【0368】異性体A; Rf値:0.3(展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=
10:1)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.67−3.62,
4.67−5.20(total 22H,m)、5.87−
6.31(1H,m)、6.49−7.85(11H,
m)。
【0369】[α]D 24=−133°(メタノール,c
=0.2)(塩酸塩で測定) 異性体B; Rf値:0.4(展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=
10:1)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.81−3.65,
4.65−5.18(total 22H,m)、5.86−
6.28(1H,m)、6.44−8.03(11H,
m)。
【0370】[α]D 24=+126°(メタノール,c
=0.2)(塩酸塩で測定)。
【0371】実施例89 5−(N−t−ブトキシカルボニル−L−メチオニルオ
キシ)−7−クロロ−1−[2−メトキシ−4−(2−
メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル]−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン1.27g、
トリフルオロ酢酸2.5ml及びアニソール0.6mlの均
一溶液を室温で2時間攪拌する。トリフルオロ酢酸の大
部分を減圧留去後、残渣に0.2N水酸化ナトリウム水
溶液を加えてアルカリ性とし、ジクロロメタンで抽出す
る。ジクロロメタン層を水洗後、硫酸マグネシウムで乾
燥する。濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出液;酢酸エチル)にて精製して、
5−(L−メチオニルオキシ)−7−クロロ−1−[2
−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベン
ゾイル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピンの異性体A0.34g及び異性体B0.35
gを得る。
【0372】異性体A; 無色不定形 Rf値:0.5(展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=
10:1)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.47−2.92、
3.44−4.11(total 21H,m)、4.66−
5.12(1H,m)、5.85−6.30(1H,
m)、6.61−8.10(11H,m)。
【0373】[α]D 24=+96°(メタノール,c=
0.2)(塩酸塩で測定) 異性体B; 無色不定形 Rf値:0.4(展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=
10:1)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.48−2.88,
3.45−4.09(total 21H,m)、4.60−
5.05(1H,m)、5.85−6.31(1H,
m)、6.62−7.78(10H,m)、7.92−
8.41(1H,m)。
【0374】[α]D 24=−107°(メタノール,c
=0.2)(塩酸塩で測定)。
【0375】適当な出発原料を用い、実施例1及び2と
同様にして以下の化合物を得る。
【0376】
【表43】
【0377】
【表44】
【0378】
【表45】
【0379】
【表46】
【0380】
【表47】
【0381】
【表48】
【0382】
【表49】
【0383】
【表50】
【0384】
【表51】
【0385】
【表52】
【0386】
【表53】
【0387】
【表54】
【0388】
【表55】
【0389】
【表56】
【0390】
【表57】
【0391】
【表58】
【0392】
【表59】
【0393】
【表60】
【0394】
【表61】
【0395】
【表62】
【0396】
【表63】
【0397】
【表64】
【0398】
【表65】
【0399】
【表66】
【0400】
【表67】
【0401】
【表68】
【0402】
【表69】
【0403】
【表70】
【0404】
【表71】
【0405】
【表72】
【0406】
【表73】
【0407】
【表74】
【0408】
【表75】
【0409】
【表76】
【0410】
【表77】
【0411】
【表78】
【0412】
【表79】
【0413】
【表80】
【0414】
【表81】
【0415】
【表82】
【0416】
【表83】
【0417】
【表84】
【0418】
【表85】
【0419】
【表86】
【0420】
【表87】
【0421】
【表88】
【0422】
【表89】
【0423】
【表90】
【0424】
【表91】
【0425】
【表92】
【0426】
【表93】
【0427】
【表94】
【0428】
【表95】
【0429】
【表96】
【0430】
【表97】
【0431】
【表98】
【0432】
【表99】
【0433】
【表100】
【0434】
【表101】
【0435】
【表102】
【0436】
【表103】
【0437】
【表104】
【0438】
【表105】
【0439】
【表106】
【0440】
【表107】
【0441】
【表108】
【0442】
【表109】
【0443】46)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.35−2.45(12H,m)、2.55−2.9
5(3H,m)、3.1−4.0(4H,m)、4.0
5−4.45(1H,m)、4.5−4.8(1H,
m)、5.95−6.3(1H,m)、6.89(1
H,d,J=8.6Hz)、7.05−7.8(9H,
m)、8.17(3H,brs)、8.90(3H,b
rs)、10.25−10.60(1H,m)。
【0444】47)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
47−2.17(3H,m)、2.32−2.92(8
H,m)、2.92−4.57(6H,m)、5.17
(1H,brs)、5.76(1H,brs)、6.1
7−8.14(12H,m)。
【0445】48)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
22−2.52(10H,m)、2.70−3.05
(1H,m)、3.30−5.10(8H,m)、6.
60−8.05(12H,m)。
【0446】49)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
21−2.46(7H,m)、2.70−2.95(1
H,m)、2.95−5.60(7H,m)、6.60
−8.32(11H,m)、8.60−9.40(1
H,m)。
【0447】50)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
35−2.52(10H,m)、2.70−3.02
(1H,m)、3.02−5.05(8H,m)、6.
60−7.85(11H,m)、7.85−8.23
(1H,m)。
【0448】51)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
44−2.51(11H,m)、2.67−3.77
(7H,m)、3.88−5.00(4H,m)、6.
66−9.05(11H,m)。
【0449】52)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.02−1.43(3H,m)、1.43−4.98
(10H,m)、6.80−8.25(11H,m)、
10.35−10.72(1H,m)、12.37−1
3.00(1H,m)。
【0450】53)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.2−2.2(3H,m)、2.35(3H,s)、
2.83(6H,s)、2.7−3.2(1H,m)、
3.3−3.6(3H,m)、4.29(2H,s)、
4.2−5.1(2H,m)、6.80(1H,d,J
=8.2Hz)、7.0−7.8(10H,m)、1
0.4−10.6(1H,m)、10.6−10.9
(1H,br)。
【0451】54)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
15−5.30{20H,m〔1.28(3H,t,J
=7.1Hz)、2.50(s)、3.73(3H,
s)〕}、6.50−7.61(9H,m)、8.32
(1H,brs)、8.34(1H,d,J=8.1H
z)。
【0452】55)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
21−5.34{15H,m〔2.50(s)、3.7
8(s)〕}、5.91−8.78{13H,m〔6.
56(1H,d,J=8.3Hz)〕}。
【0453】56)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
22−3.04,3.15−3.89(total 25H,
m)、4.65−5.21(1H,m)、5.86−
6.33(1H,m)、6.49−7.78(8H,
m)、8.01−8.52(2H,m)。
【0454】57)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
06−4.66,5.02−5.26,5.54−5.
79{total 25H,m〔2.48(s)、2.56
(s)、3.98(s)〕}、6.61−7.64,
8.04−8.39,8.57−8.76(total 12
H,m)。
【0455】58)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
23−3.23(7H,m)、2.35(3H,m)、
4.64−5.01(1H,m)、6.32(6H,d
d,J=2.6Hz,8.4Hz)、6.50(1H,
d,J=8.4Hz)、6.66(6H,d,J=2.
6Hz)、7.08(2H,d,J=8.6Hz)、
7.14−7.80(4H,m)、7.54(2H,
d,J=8.4Hz)、9.40(1H,brs)、1
0.32(1H,s)。
【0456】59)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
26−4.82(19H,m)、5.68(1H,t,
J=7.1Hz)、6.64−7.47(9H,m)、
7.80−8.30(2H,m)。
【0457】60)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
26−4.68(19H,m)、5.58(1H,t,
J=6.9Hz)、6.63−8.50(11H,
m)。
【0458】61)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.02−2.04(4H,m)、2.33,2.40
(total 3H,s)、2.50−4.22(14H,
m)、2.75,2.77(total 3H,s)、4.2
9−4.68(2H,m)、6.73−7.78(10
H,m)、10.30,10.50(total 1H,br
s)、11.50(1H,brs)。
【0459】62)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
0−1.4(1H,m)、1.4−2.25(3H,
m)、2.25−3.3(12H,m)、3.35−
4.15(4H,m)、4.3−4.95(1H,
m)、6.6−8.0(10H,m)、8.6−9.2
5(1H,m)。
【0460】63)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
25−3.36(11H,m)、2.31(6H,
s)、2.40(3H,s)、3.92(2H,t,J
=5.0Hz)、4.77−5.00(1H,m)、
6.42(1H,dd,J=2.1Hz,6.9H
z)、6.52(1H,d,J=6.9Hz)、6.7
5(1H,d,J=2.1Hz)、6.98−7.61
(8H,m)、8.42(1H,s)。
【0461】64)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
35−3.16(9H,m)、1.91(3H,s)、
2.43(3H,m)、3.25−3.58(2H,
m)、3.76−4.12(2H,m)、4.80−
5.09(1H,m)、5.06(1H,brs)、
6.42(1H,dd,J=2.2Hz,6.8H
z)、6.56(1H,d,J=6.8Hz)、6.7
4(1H,d,J=2.2Hz)、6.98−7.64
(8H,m)、7.96(1H,s)。
【0462】65)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
20−3.18(11H,m)、2.33(3H,
s)、2.47(3H,s)、2.48(3H,s)、
3.20−5.12(6H,m)、6.40−7.93
(11H,m)。
【0463】66)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
21−2.22(2H,m)、2.35−3.21(3
H,m)、2.46(3H,s)、2.48(3H,
s)、2.98(3H,s)、3.15(3H,s)、
3.45−4.63(4H,m)、6.47−7.83
(11H,m)。
【0464】67)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
42−2.95(16H,m)、2.40(3H,
s)、2.46(3H,s)、3.35−4.45(3
H,m)、4.50−5.03(2H,m)、6.51
−8.02(11H,m)。
【0465】68)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
43−2.96(12H,m)、7.42(3H,
s)、2.47(3H,s)、3.36−3.83(7
H,m)、4.32−5.08(2H,m)、6.51
−7.76(11H,m)。
【0466】69)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
42−2.60(9H,m)、2.45(3H,s)、
2.66−3.83(4H,m)、4.03−5.13
(3H,m)、6.50−8.39(14H,m)。
【0467】70)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
2−2.35(6H,m)、2.35−2.6(6H,
m)、2.6−2.95(1H,m)、3.1−4.0
5(5H,m)、4.05−4.45(2H,m)、
4.45−5.1(2H,m)、6.55−6.8(1
H,m)、6.8−7.55(11H,m)、7.6−
7.95(3H,m)。
【0468】71)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.3−2.45(9H,m)、2.6−2.85(1
H,m)、2.9−4.1(14H,m)、4.4−
4.8(2H,m)、6.88(1H,d,J=8.4
Hz)、7.0−7.75(10H,m)、10.25
−10.55(1H,m)、11.01(1H,br
s)。
【0469】72)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.2−2.45(8H,m)、2.6−2.85(1
H,m)、3.2−4.0(6H,m)、4.2−4.
8(4H,m)、6.87(1H,d,J=8.4H
z)、7.0−8.0(11H,m)、9.05−9.
3(1H,m)、10.2−10.55(1H,m)。
【0470】73)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.10−2.48(12H,m)、2.65−4.1
0(13H,m)、4.48−5.00(2H,m)、
6.58−7.22(2H,m)、7.22−7.86
(8H,m)、10.29,10.45(total 1H,
brs)、11.07(1H,brs)。
【0471】74)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.24−1.82(3H,m)、1.82−2.48
(9H,m)、2.66−3.94(3H,m)、4.
22−4.93(2H,m)、6.63−7.98(1
4H,m)、9.08,9.18(total 1H,br
s)、10.29,10.44(total 1H,br
s)。
【0472】75)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.2−2.45(13H,m)、2.6−2.8(1
H,m)、2.8−3.8(10H,m)、3.83
(1H,d,J=7.2Hz)、4.4−4.8(2
H,m)、6.88(1H,d,J=8.4Hz)、
7.0−7.75(9H,m)、10.2−10.8
(2H,m)。
【0473】76)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
0.96−2.63(19H,m)、2.63−4.0
4(6H,m)、4.07−4.95(2H,m)、
6.57−7.99(11H,m)、10.29,1
0.44(total 1H,brs)、10.49(1H,
brs)。
【0474】77)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
44−2.59(10H,m)、2.60−5.25
(3H,m)、6.42−8.33(11H,m)。
【0475】78)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
06−2.54(8H,m)、2.33(3H,s)、
2.45(3H,s)、2.57−5.02(12H,
m)、6.53−8.38(11,m)。
【0476】79)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.2−2.3(9H,m)、2.3−2.45(3
H,m)、2.6−2.8(1H,m)、2.8−3.
9(14H,m)、3.9−4.15(1H,m)、
4.3−4.8(2H,m)、6.88(1H,d,J
=8.4Hz)、6.95−7.7(9H,m)、1
0.2−10.5(1H,m)、10.95(1H,b
rs)。
【0477】80)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
0.97−2.62{15H,m〔2.07(3H,
s)〕}、2.63−4.19(13H,m)、4.3
1−5.01(2H,m)、6.54−8.07(10
H,m)、10.30,10.46(total 1H,br
s)、10.98(1H,brs)。
【0478】81)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.02−2.15(4H,m)、2.15−2.48
(6H,m)、2.80(3H,s)、2.64−3.
88{10H,m〔2.80(3H,s−lik
e)〕}、3.95−4.78(3H,m)、6.45
−8.12(10H,m)、10.26,10.47
(total 1H,brs)、11.30(1H,br
s)。
【0479】82)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
3−1.8(2H,m)、1.85−2.35(2H,
m)、2.35−2.6(6H,m)、2.65−2.
9(1H,m)、3.35−4.0(5H,m)、4.
1−5.05(4H,m)、6.5−6.8(1H,
m)、6.8−7.6(10H,m)、7.6−8.0
5(4H,m)。
【0480】83)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
10−1.38(1H,m)、1.23(6H,d,J
=5.6Hz)、1.53−2.09(3H,m)、
2.13−3.46(3H,m)、2.53(3H,
s)、3.56−4.52(6H,m)、6.32−
8.21(12H,m)。
【0481】84)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
45−2.10(3H,m)、2.13−3.40(4
H,m)、2.39(3H,d,J=4.7Hz)、
2.53(3H,s)、3.42−4.68(5H,
m)、6.38−7.59(10H,m)、7.79
(1H,brs)、8.16(1H,brs)。
【0482】85)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
13−2.21(3H,m)、2.41−3.24(2
H,m)、2.45(3H,s)、2.99,3.14
(total 6H,s)、3.47−4.65(4H,
m)、6.53−8.14(11H,m)。
【0483】86)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.25−2.45(9H,m)、2.55−2.85
(1H,m)、2.9−4.1(15H,m)、4.3
−4.8(2H,m)、6.88(1H,d,J=8.
4Hz)、7.0−7.8(9H,m)、9.84(2
H,brs)、10.15−10.55(1H,m)、
12.02(1H,brs)。
【0484】87)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.3−2.15(3H,m)、2.15−2.45
(4H,m)、2.6−2.85(1H,m)、3.0
−4.25(15H,m)、4.45−4.9(2H,
m)、6.89(1H,d,J=8.4Hz)、7.0
−7.75(9H,m)、10.25−10.6(1
H,m)、11.05−11.65(1H,m)。
【0485】88)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.15−2.2(4H,m)、2.25−2.4(3
H,m)、2.6−2.85(1H,m)、3.0−
3.95(4H,m)、3.95−4.15(1H,
m)、4.35−4.8(4H,m)、6.6−6.9
5(1H,m)、6.95−8.0(12H,m)、
9.15−9.45(1H,m)、10.25−10.
6(1H,m)。
【0486】89)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.3−2.2(7H,m)、2.2−2.45(4
H,m)、2.55−2.85(1H,m)、2.85
−4.25(11H,m)、4.25−4.85(5
H,m)、6.89(1H,d,J=8.4Hz)、
7.0−7.8(9H,m)、10.25−10.6
(1H,m)、11.45−12.0(1H,m)。
【0487】90)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.3−2.2(7H,m)、2.2−2.45(4
H,m)、2.55−2.9(1H,m)、2.9−
4.15(11H,m)、4.4−4.9(2H,
m)、6.8−7.0(1H,m)、7.0−7.8
(9H,m)、10.2−10.7(1H,m)、1
0.88(1H,brs)。
【0488】91)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.3−2.1(3H,m)、2.15−2.45(4
H,m)、2.55−2.85(1H,m)、2.9−
4.25(15H,m)、4.4−4.85(2H,
m)、6.75−7.0(1H,m)、7.0−7.9
(9H,m)、9.90(2H,brs)、10.2−
10.55(1H,m)、11.65−12.50(1
H,m)。
【0489】92)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
0.91−2.16(4H,m)、2.22−4.98
(8H,m)、6.61−7.85(12H,m)、1
0.35−10.81(1H,m)。
【0490】93)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
0.94−2.05(4H,m)、2.45−4.90
(22H,m)、2.77(3H,s)、6.80(1
H,d,J=8.6Hz)、6.94−7.77(9
H,m)、10.52,10.72(total 1H,br
s)、11.47(1H,brs)。
【0491】94)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.0−2.3(8H,m)、2.4−3.2(1H,
m)、3.2−4.2(6H,m)、4.2−4.8
(2H,m)、6.80(1H,d,J=8.4H
z)、6.95−7.8(9H,m)、10.5−1
0.75(1H,m)、10.86(1H,brs)。
【0492】95)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
0.9−1.3(1H,m)、1.3−2.0(3H,
m)、2.05−2.45(3H,m)、2.55−
3.3(6H,m)、3.3−4.55(10H,
m)、6.8−7.8(10H,m)、9.51(2
H,brs)、10.2−10.6(1H,m)。
【0493】96)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
42−2.36(14H,m)、2.36(3H,
s)、2.46(3H,s)、2.86−3.96(5
H,m)、4.43−5.03(1H,m)、6.52
−8.33(11H,m)、6.54−7.58(10
H,m)、7.80(1H,brs)。
【0494】97)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
37−2.90(15H,m)、2.33(3H,
s)、2.47(3H,s)、3.38−3.99(5
H,m)、4.31−5.08(2H,m)、6.56
−7.98(11H,m)。
【0495】98)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
0.75−2.25(10H,m)、2.25−4.4
(13H,m)、6.79(1H,d,J=8.2H
z)、6.9−7.9(14H,m)、8.25−8.
8(1H,m)、10.45−10.85(1H,
m)、10.85−11.35(1H,m)。
【0496】99)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.07−2.10(4H,m)、2.19−2.62
(3H,m)、2.62−4.72(16H,m)、
6.60−7.84(10H,m)、10.48,1
0.68(total 1H,brs)、11.32(1H,
brs)。
【0497】100)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.04−2.68{〔13H,m〔2.08(3H,
s)〕〕、2.68−4.24(13H,m)、4.3
2−5.00(2H,m)、6.54−7.91(10
H,m)、10.29,10.44(total 1H,br
s)、11.14(1H,brs)。
【0498】101)1 H−NMR(CDCl3 +DMSO
−d6 )δ;1.00−2.21(4H,m)、2.5
4−2.99(2H,m)、2.42、2.49(3
H,各s)、3.00−5.14(3H,m)、6.7
8−8.23(11H,m)、10.04、10.29
(1H,各s)。
【0499】102)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.06−2.14(4H,m)、2.39(3H,
s)、2.48−3.65(4H,m)、4.21−
4.50(1H,m)、6.75(1H,d,J=8.
2Hz)、6.94(1H,d,J=8.2Hz)、
7.07(1H,dd,J=2.2Hz,8.2H
z)、7.14−7.82(7H,m)、10.44,
10.64(1H,各s)、12.42(1H,br
s)。
【0500】103)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
20−2.81(9H,m)、2.33(3H,s)、
2.47(3H,s)、2.85−3.93(7H,
m)、4.43−5.21(1H,m)、6.53−
6.87(3H,m)、7.15−7.86(9H,
m)。
【0501】104)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
22−2.21(4H,m)、2.42−3.24(3
H,m)、2.47(3H,s)、2.98(3H,
s)、3.15(3H,s)、3.58−4.03(1
H,m)、4.40−5.22(1H,m)、6.53
−6.72(3H,m)、7.13−7.67(9H,
m)。
【0502】105)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
21−2.23(8H,m)、2.40−4.10(7
H,m)、2.47(3H,s)、4.35−5.22
(2H,m)、6.53−6.85(3H,m)、7.
13−7.70(9H,m)。
【0503】106)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
08−2.63(9H,m)、2.32,2.34(to
tal 3H,s)、2.63−4.11(10H,m)、
4.35−5.06(1H,m)、6.53−8.24
(11H,m)。
【0504】107)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
11−2.28(4H,m)、2.45−3.23(3
H,m)、3.01(3H,s)、3.16(3H,
s)、3.45−4.15(4H,m)、4.38−
5.07(1H,m)、6.53−8.16(11H,
m)。
【0505】108)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
06−2.23(8H,m)、2.50−4.12(7
H,m)、3.76(3H,s)、4.34−5.10
(2H,m)、6.52−8.23(11H,m)。
【0506】109)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.02−2.59{16H,m〔2.09(3H,s
−like)〕}、2.59−3.83(9H,m)、
3.87−4.63(2H,m)、6.56−8.12
(10H,m)、10.27,10.45(total 1
H,brs)、11.00(1H,brs)。
【0507】110)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.38−5.08〔25H,m(2.36,s−li
ke)〕、6.60−9.20(12H,m)、10.
29,10.43(total 1H,brs)。
【0508】111)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
04−2.10(8H,m)、2.16−3.25(6
H,m)、2.28(3H,s)、2.30(3H,
s)、2.44,2.51(total 3H,s)、3.3
6−4.18(5H,m)、4.32−5.02(2
H,m)、6.50−7.90(10H,m)、8.3
2,8.64(total 1H,brs)。
【0509】112)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
06−2.17(10H,m)、2.45,2.51
(total 3H,s)、2.47−3.06(2H,
m)、3.13−4.06(8H,m)、4.30−
5.00(2H,m)、6.52−7.82(10H,
m)、8.36,8.72(total 1H,brs)。
【0510】113)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
12−2.20(8H,m)、1.91,1.93(to
tal 3H,s)、2.34−3.41(5H,m)、
2.44(3H,m)、3.55−4.13(3H,
m)、4.32−5.25(2H,m)、5.96−
7.55(11H,m)、8.16,8.23(total
1H,brs)、8.52(1H,brs)。
【0511】114)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
06−2.20(8H,m)、1.92,1.93(to
tal 3H,s)、2.36−3.30(5H,m)、
2.43,2.52(total 3H,m)、3.46−
4.09(6H,m)、4.35−5.03(1H,
m)、6.00−7.58(10H,m)、8.25
(1H,brs)、8.44(1H,brs)。
【0512】115)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
06−2.25(8H,m)、1.90(3H,s)、
2.35−3.30(5H,m)、3.36−4.07
(7H,m)、4.30−4.97(1H,m)、6.
23−7.92(10H,m)、8.83(1H,br
s)、9.90(1H,brs)。
【0513】116)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
34(3H,t,J=5.6Hz)、1.55−2.3
(3H,m)、2.46(3H,s)、2.8−3.9
(6H,m)、4.24(2H,q,J=5.6H
z)、5.96(1H,s)、6.6−7.6(10
H,m)、8.10(1H,s)。
【0514】117)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
3−2.6(28H,m)、2.6−2.9(1H,
m)、3.0−4.0(5H,m)、4.3−5.1
(2H,m)、6.6−7.6(10H,m)、7.7
0(1H,brs)。
【0515】118)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
1−2.25(4H,m)、2.55−3.15(3
H,m)、3.3−4.0(7H,m)、4.05−
5.1(1H,m)、6.7−7.9(10H,m)、
8.3−8.75(1H,m)。
【0516】119)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
3−2.9(23H,m)、3.25−4.0(9H,
m)、4.3−5.1(2H,m)、6.6−7.55
(10H,m)、7.6−7.95(1H,m)。
【0517】120)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
15−2.2(4H,m)、2.5−3.3(3H,
m)、3.4−3.9(4H,m)、4.3−5.25
(1H,m)、6.45−6.7(1H,m)、6.8
−7.05(1H,m)、7.05−7.6(8H,
m)、7.6−7.8(1H,m)、8.1−8.4
(1H,m)。
【0518】121)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
2−2.5(7H,m)、2.55−3.25(3H,
m)、3.3−3.85(4H,m)、4.35−5.
2(1H,m)、6.59(1H,d,J=6.7H
z)、6.95(1H,dd,J=6.7Hz,1.6
Hz)、7.11(1H,d,J=1.7Hz)、7.
15−8.05(9H,m)。
【0519】122)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
95−2.35(6H,m)、2.35−2.6(6
H,m)、2.6−3.3(2H,m)、3.35−
5.05(6H,m)、6.55−6.8(1H,
m)、6.8−8.15(14H,m)。
【0520】123)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
2−2.2(4H,m)、2.35(3H,s)、2.
55−3.05(2H,m)、3.05−3.25(1
H,m)、3.45−3.75(1H,m)、4.2−
5.15(1H,m)、6.45−6.6(1H,
m)、6.75−6.95(1H,m)、7.0−8.
05(9H,m)、8.15−8.45(1H,m)。
【0521】124)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
2−2.2(4H,m)、2.5−3.0(2H,
m)、3.0−3.25(1H,m)、3.3−3.7
5(1H,m)、4.2−5.2(1H,m)、6.4
5−6.65(1H,m)、6.8−7.0(1H,
m)、7.0−7.5(8H,m)、7.55(1H,
d,J=6.9Hz)、8.4−8.6(1H,m)。
【0522】125)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
15−1.45(1H,m)、1.45−2.4(5
H,m)、2.4−2.7(3H,m)、3.05−
3.35(2H,m)、3.45−4.1(5H,
m)、4.35−5.2(1H,m)、6.6−7.6
(10H,m)、7.6−7.8(3H,m)、7.8
−8.05(2H,m)。
【0523】126)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
23−2.30,2.56−3.98,4.27−5.
65〔total 16H,2.47(3H,s),3.72
(3H,s)〕、6.61(1H,d,J=8.3H
z)、6.18−7.57(8H,m)、8.15(1
H,s)、8.31(1H,d,J=8.1Hz)。
【0524】127)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
56−5.10(6H,m)、2.50(3H,s)、
3.80(3H,s)、5.59(1H,s)、6.5
1−6.86(2H,m)、6.91−7.06(1
H,m)、7.13(1H,dd,J=2.4Hz、
8.4Hz)、7.19−7.58(5H,m)、8.
15(1H,s)、8.32(1H,d,J=8.4H
z)。
【0525】128)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
88−4.12(16H,m)、1.44,1.46,
1.48(9H,各s)、2.45,2.51(6H,
各s)、4.31−4.62(1H,m)、6.58
(1H,d,J=8.2Hz)、6.78−8.31
(10H,m)。
【0526】129)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
81−2.98(5H,m)、2.35,2.37,
2.43,2.49(9H,各s)、3.02−4.7
5(6H,m)、6.61(1H,dd,J=18H
z,8.4Hz)、6.93(1H,d,J=8.4H
z,2.3Hz),7.08−8.40(9H,m)。
【0527】130)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
33−3.00(7H,m)、2.41,2.43,
2.46(9H,各s)、3.05−5.14(6H,
m)、6.57(1H,d,J=8.2Hz)、6.7
1(1H,d,J=8.2Hz)、6.82−8.28
(13H,m)。
【0528】131)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
83−2.52(4H,m)、2.42,2.45(3
H,各s)、2.56−5.18(5H,m)、3.7
2(3H,s)、6.57(1H,d,J=8.3H
z)、6.87(1H,d,J=8.3Hz)、7.0
6(1H,dd,J=5.7Hz,2.3Hz)、6.
67−8.49(8H,m)。
【0529】132)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
05−2.23(4H,m)、2.24−5.07(5
H,m)、2.43,2.49(3H,各s)、3.7
1(3H,s)、6.75−9.00(11H,m)。
【0530】133)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
78−2.31(4H,m)、2.48−3.35(3
H,m)、3.36−5.39(2H,m)、3.73
(3H,s)、3.75(3H,s)、6.61(1
H,d,J=8.3Hz)、6.35−7.93(8
H,m)、8.35(1H,d,J=8.4Hz)、
8.61,8.86(1H,各s)。
【0531】134)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
03−2.28(4H,m)、2.50−3.33(3
H,m)、3.34−5.48(2H,m)、3.73
(3H,s)、3.75(3H,s)、6.62(1
H,d,J=8.3Hz)、6.43−7.82(8
H,m)、8.18−8.70(2H,m)。
【0532】135)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
02−2.30(4H,m)、2.49−3.40(3
H,m)、3.41−5.42(2H,m)、3.73
(3H,s)、6.61(1H,d,J=8.2H
z)、6.34−7.99(8H,m)、8.33(1
H,d,J=8.3Hz)、8.61,8.86(1
H,各s)。
【0533】136)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
98−2.35(4H,m)、2.36−5.47(5
H,m)、3.72(3H,s)、6.61(1H,
d,J=8.2Hz)、6.47−7.91(9H,
m)、8.12−8.72(1H,m)。
【0534】137)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
28−2.55(12H,m)、2.34(3H,
s)、2.42(3H,s)、2.65−2.94(2
H,m)、3.03−3.98(5H,m)、4.35
−5.03(2H,m)、6.50−8.54(11
H,m)。
【0535】138)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
17−2.17(4H,m)、2.43(3H,s)、
2.53−3.21(3H,m)、3.31−3.82
(1H,m)、3.71(3H,s)、4.31−5.
20(1H,m)、6.50−6.73(2H,m)、
6.77−7.53(8H,m)、7.99,8.0
0,8.08(total 1H,brs)。
【0536】139)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
18−2.15(4H,m)、2.34(3H,s)、
2.52−3.27(3H,m)、3.47−3.73
(1H,m)、4.22−5.18(1H,m)、6.
50−6.72(2H,m)、6.78−6.94(1
H,m)、7.07−7.50(7H,m)、8.45
(2H,brs)。
【0537】140)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
11−2.23(7H,m)、2.45(3H,s)、
2.46(3H,s)、2.63−3.82(4H,
m)、4.10−5.20(3H,m)、6.55−
7.83(10H,m)。
【0538】141)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
13−2.09(4H,m)、2.36(6H,s)、
2.56−3.68(4H,m)、4.28−5.13
(1H,m)、5.92(1H,brs)、6.55−
7.66(10H,m)、8.17(1H,brs)。
【0539】142)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
12−1.41(4H,m)、1.43−2.18(3
H,m)、2.28−3.03(3H,m)、2.44
(3H,s)、3.32−3.90(1H,m)、3.
60(3H,s)、4.02−4.96(3H,m)、
6.55−7.56(10H,m)、8.53(1H,
brs)。
【0540】143)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
10−2.12(4H,m)、2.53−3.03(3
H,m)、3.34−3.95(1H,m)、4.27
−4.95(1H,m)、6.53−7.70(10
H,m)、8.57,8.59,8.86(total 1
H,brs)。
【0541】144)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
13−2.13(4H,m)、2.45(3H,s)、
2.53−3.14(3H,m)、3.27−4.10
(4H,m)、4.30−5.02(1H,m)、6.
52−7.05(5H,m)、7.07−7.53(5
H,m)、8.70(1H,brs)、9.13(1
H,brs)。
【0542】145)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
08−2.15(4H,m)、2.50−3.12(3
H,m)、3.25−4.02(4H,m)、4.28
−5.00(1H,m)、6.52−7.05(5H,
m)、7.11−7.67(5H,m)、8.91(1
H,brs)、9.13(1H,brs)。
【0543】146)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
12−2.75(16H,m)、2.76−3.92
(3H,m)、3.93−4.42(1H,m)、6.
32−8.25(15H,m)。
【0544】実施例222 5−ヒドロキシメチル−7−クロロ−1−〔4−(2−
メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン0.4gのク
ロロホルム10ml溶液にジメチルアミノピリジン0.
41g及び塩酸ジメチルアミノピリジン0.35gを加
え、熱時溶解後、室温攪拌下に塩酸N,N−ジメチルグ
リシン0.15gを加え、次いでジシクロヘキシルカル
ボジイミド0.46gを加え、室温にて終夜攪拌する。
その後メタノール1.3ml及び酢酸0.4mlを加
え、室温で2時間攪拌する。反応液に飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、硫酸マ
グネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去して、得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;
酢酸メチル)で精製後、塩酸−メタノールを加え、室温
で1時間攪拌して塩酸塩とし、0.36gの5−〔(2
−ジメチルアミノアセチルオキシ)メチル〕−7−クロ
ロ−1−〔4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾ
イル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン・塩酸塩を得る。
【0545】無色不定形1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;1.2−2.2
(3H,m)、2.35(3H,s)、2.83(6
H,s)、2.7−3.2(1H,m)、3.3−3.
6(3H,m)、4.29(2H,s)、4.2−5.
1(2H,m)、6.80(1H,d,J=8.2H
z)、7.0−7.8(10H,m)、10.4−1
0.6(1H,m)、10.6−10.9(1H,b
r)。
【0546】実施例223 5−エトキシカルボニルメトキシ−7−クロロ−1−
〔4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン
2.2gのテトラヒドロフラン50ml溶液に室温攪拌
下、水素化硼素リチウム0.28gを加え、その後30
分間加熱還流する。反応液を希塩酸中に注ぎ込み、ジク
ロロメタンにて抽出する。硫酸マグネシウムで乾燥後、
溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出液;ジクロロメタン:メタノー
ル=100:1→50:1)で精製後、ジクロロメタン
−ジエチルエーテルより再結晶して、1.6gの5−
(2−ヒドロキシエトキシ)−7−クロロ−1−〔4−
(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピンを得
る。
【0547】白色粉末状、mp185−187.5℃。
【0548】実施例224 5−〔2−(p−トルエンスルホニルオキシ)エトキ
シ〕−7−フルオロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−
メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン0.4g、N
−メチルピペラジン0.38ml及び沃化ナトリウム
0.3gをジメチルホルムアミド10mlに分散させ、
室温で3日間攪拌する。反応物を濃縮後、水を加え、酢
酸エチルで抽出し、炭酸ナトリウムで乾燥後、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ジクロロメタ
ン:メタノール=10:1)で精製して、1.15gの
5−〔2−(4−メチル−1−ピペラジニル)エトキ
シ〕−7−フルオロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−
メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピンを得る。
【0549】無色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.37−2.90
(15H,m)、2.33(3H,s)、2.47(3
H,s)、3.38−3.99(5H,m)、4.31
−5.08(2H,m)、6.56−7.98(11
H,m)。
【0550】実施例225 5−〔2−(p−トルエンスルホニルオキシ)エチル〕
−7−クロロ−1−〔2−メチル−4−(2−メチルベ
ンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン0.25gの乾燥ジメ
チルホルムアミド20ml溶液に沃化ナトリウム0.1
78g及び4−アセチルピペラジン0.152gを加
え、室温にて1時間攪拌し、その後50℃で2時間、6
0℃で3時間加熱する。反応液に1N−塩酸、ジエチル
エーテルを加え、水層を分取し、飽和重炭酸ナトリウム
水溶液にて中和後、ジクロロメタンにて抽出する。ジク
ロロメタン層を水洗、乾燥後、溶媒を留去する。得られ
た残渣に塩酸−エタノールを加えて塩酸塩とし、150
mgの5−〔2−(4−アセチル−1−ピペラジニル
シ)エチル〕−7−クロロ−1−〔2−メチル−4−
(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン・塩
酸塩を得る。
【0551】無色不定形1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;1.02−2.5
9〔16H,m(2.09,3H,s−like)〕、
2.59−3.83(9H,m)、3.87−4.63
(2H,m)、6.56−8.12(10H,m)、1
0.27,10.45(total 1H,brs)、11.
00(1H,brs)。
【0552】適当な出発原料を用い、実施例1及び2と
同様にして以下の化合物を得る。
【0553】
【表110】
【0554】
【表111】
【0555】
【表112】
【0556】
【表113】
【0557】
【表114】
【0558】
【表115】
【0559】
【表116】
【0560】
【表117】
【0561】
【表118】
【0562】
【表119】
【0563】
【表120】
【0564】
【表121】
【0565】
【表122】
【0566】
【表123】
【0567】
【表124】
【0568】
【表125】
【0569】
【表126】
【0570】
【表127】
【0571】
【表128】
【0572】
【表129】
【0573】
【表130】
【0574】
【表131】
【0575】
【表132】
【0576】
【表133】
【0577】
【表134】
【0578】
【表135】
【0579】
【表136】
【0580】
【表137】
【0581】
【表138】
【0582】
【表139】
【0583】
【表140】
【0584】
【表141】
【0585】
【表142】
【0586】
【表143】
【0587】
【表144】
【0588】
【表145】
【0589】
【表146】
【0590】
【表147】
【0591】
【表148】
【0592】
【表149】
【0593】
【表150】
【0594】
【表151】
【0595】
【表152】
【0596】
【表153】
【0597】
【表154】
【0598】147)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.36−2.23(4H,m)、2.25−3.
20(5H,m)、3.66(3H,s)、4.00−
4.27(4H,m)、4.87−5.19(1H,
m)、6.52−7.23(8H,m)、7.24(1
H,d,J=2.4Hz)、7.31−7.55(2
H,m)、8.18(1H,dd,J=1.8Hz,
7.8Hz)、8.47(1H,d,J=8.4H
z)、9.90,10.05(total 1H,各s)。
【0599】148)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.12−4.32(28H,m)、4.73−
5.12(1H,m)、6.04(1H,d,J=7.
8Hz)、6.45−7.47(8H,m)、8.15
(1H,dd,J=1.7Hz,7.8Hz)、8.3
8(1H,d,J=7.8Hz)、10.19,10.
28(total 1H、各s)。
【0600】149)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.20−3.29,3.51−4.52,4.9
5−5.19(total 14H,m)、6.37−7.8
5(13H,m)、8.54−8.79,8.91−
9.19(total 1H,m)。
【0601】150)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.15−4.03,4.12−4.47,4.9
1−5.14(total 22H,m)、2.02(3H,
s)、6.40−7.78(10H,m)、8.45,
8.69(total 1H,各s)。
【0602】151)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.40−3.02,3.09−3.94,4.2
7−5.15(total 25H,m)、6.40−6.8
3,7.05−7.78(total 9H,m)、6.94
(1H,dd,J=2.2Hz,8.4Hz)、8.5
6,8.73,8.86(total 1H,各s)。
【0603】152)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.31−3.18,3.35−3.97,4.3
0−4.77,4.86−5.13(total 26H,
m)、5.49−6.02,6.18−6.40(tota
l 1H,m)、6.41−7.00,7.06−7.8
4(total 10H,m)、8.25−8.63(1H,
m)。
【0604】153)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.12−3.91,4.16−4.92,4.8
7−5.11(total 23H,m)、1.87(3H,
s)、5.85−6.18(1H,m)、6.35−
6.99,7.04−7.78(total 10H,m)、
8.45−8.96(1H,m)。
【0605】154)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.00−2.25(5H,m)、1.28(3
H,t,J=7.1Hz)、2.26−5.08(17
H,m)、4.20(2H,q,J=7.1Hz)、6
61−7.92(10H,m)、8.25,8.47
(total 1H,各brs)。
【0606】155)1 H−NMR(DMSO−d6 )δp
pm;0.75−1.01(3H,m)、1.05−
2.04(13H,m)、2.62−4.69(17
H,m)、6.79−7.78(10H,m)、10.
54,10.76(total 1H,各brs)、11.1
7(1H,brs)。
【0607】156)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.22−1.67(2H,m)、1.71−3.
34(16H,m)、2.49(3H,s)、3.53
−4.08(1H,m)、3.64,3.70(total
3H,s)、4.37−5.21(1H,m)、6.5
5−7.53(9H,m)、8.03−8.44(2
H,m)。
【0608】157)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.12−4.13(17H,m)、2.49(3
H,s)、4.37−5.25(1H,m)、6.54
−7.58(9H,m)、8.04−8.46(2H,
m)。
【0609】158)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.20−4.02(21H,m)、2.49(3
H,s)、4.40−5.23(1H,m)、6.53
−7.58(9H,m)、8.03−8.47(2H,
m)。
【0610】159)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.31−4.70,4.87−5.14(total
14H,m)、6.48−7.84(13H,m)、
9.15,9.31,9.53(total 1H,各s)。
【0611】160)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.10−5.05(22H,m)、5.57−
5.88(1H,m)、6.68−7.89(10H,
m)、8.29,8.50(total 1H,各brs)。
【0612】161)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.88−2.72(6H,m)、2.32(3
H,s)、2.46(3H,s)、3.28−3.97
(10H,m)、4.58−4.82(1H,m)、
5.90−6.18(1H,m)、6.58−7.56
(10H,m)、8.06,8.28(total 1H,b
rs)。
【0613】162)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;2.03−2.68(2H,m)、2.45(3
H,s)、2.99(3H,s)、3.10(3H,
s)、3.32−3.55(1H,m)、3.72(3
H,s)、4.57−4.78(1H,m)、5.88
−6.16(1H,m)、6.57−7.56(10
H,m)、8.25,8.51(total 1H,br
s)。
【0614】163)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.44−1.82(6H,m)、2.16−2.
69(2H,m)、2.46(3H,s)、3.18−
3.93(7H,m)、3.74(3H,s)、4.5
8−4.82(1H,m)、5.87−6.17(1
H,m)、6.56−7.57(10H,m)、8.2
4,8.51(total 1H,brs)。
【0615】164)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.21−2.23(4H,m)、2.56−3.
37(9H,m)、3.57−4.05(1H,m)、
3.64,3.71(total 3H,s)、4.37−
5.23(1H,m)、6.52−7.76(9H,
m)、8.23−8.58(2H,m)。
【0616】165)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.19−2.25(10H,m)、2.54−
4.02(15H,m)、4.34−5.23(1H,
m)、6.54−7.73(9H,m)、8.22−
8.55(2H,m)。
【0617】166)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.23−2.27(4H,m)、2.55−3.
37(9H,m)、3.58−3.99(1H,m)、
3.65,3.72(total 3H,s)、4.37−
5.23(1H,m)、6.53−6.68(1H,
m)、6.77−7.93(8H,m)、8.30−
8.95(2H,m)。
【0618】167)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.18−2.27(10H,m)、2.52−
3.98(15H,m)、4.35−5.26(1H,
m)、6.52−7.48(9H,m)、8.29−
8.47(1H,m)、8.60,8.87(total 1
H,brs)。
【0619】168)1 H−NMR(DMSO−d6 )δp
pm;0.73−2.03(16H,m)、2.62−
4.68(17H,m)、6.78−7.75(10
H,m)、10.54,10.76(total 1H,各b
rs)、11.17(1H,brs)。
【0620】169)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.40−3.05,3.14−4.06(total
20H,m)、4.31−4.75,4.82−5.1
1(total 2H,m)、6.41−6.82,7.08
−7.80(total 9H,m)、6.93(1H,d
d,J=2.4Hz,8.4Hz)、8.22,8.3
7,8.55(total 1H,各s)。
【0621】170)1 H−NMR(DMSO−d6 )δp
pm;1.35−4.15(20H,m)、4.46−
5.08(2H,m)、6.55−6.98,7.04
−7.21,7.22−7.84(total 10H,
m)、10.25−10.91(2H,m)。
【0622】171)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;0.88−1.18(6H,m)、2.05−3.
98(16H,m)、2.46(3H,s)、3.73
(3H,s)、4.58−4.83(1H,m)、5.
93−6.23(1H,m)、6.55−7.58(1
0H,m)、7.93,8.01(total 1H,br
s)。
【0623】172)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.18−4.02(23H,m)、2.47(3
H,s)、4.68−4.87(1H,m)、6.03
−6.26(1H,m)、6.57−8.12(11
H,m)。
【0624】173)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;0.81−4.07(25H,m)、3.69,
3.73(total 3H,s)、4.32−5.23(1
H,m)、6.52−6.66(1H,m)、6.67
−7.72(8H,m)、8.19−8.54(2H,
m)。
【0625】174)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;0.93−4.13(17H,m)、2.32(3
H,s)、2.36(3H,s)、3.70,3.73
(total 3H,s)、4.35−5.23(1H,
m)、6.53−6.70(1H,m)、6.72−
7.74(8H,m)、8.26−8.57(2H,
m)。
【0626】175)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;0.78−4.13(25H,m)、3.70,
3.75(total 3H,s)、4.32−5.23(1
H,m)、6.51−6.74(1H,m)、6.88
−7.58(7H,m)、7.65−7.88(1H,
m)、8.26−8.94(2H,m)。
【0627】176)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;0.93−4.13(17H,m)、2.32(3
H,s)、2.36(3H,s)、3.71,3.73
(total 3H,s)、4.36−5.23(1H,
m)、6.52−6.75(1H,m)、6.80−
7.57(7H,m)、7.65−7.90(1H,
m)、8.27−8.92(2H,m)。
【0628】177)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.35−4.71,4.84−5.14(total
14H,m)、6.41−6.80,6.80−7.7
9(total 10H,m)、7.91,7.98,8.0
4,8.15,8.20(total 2H,各s)、8.4
6,8.86(total1H,各s)。
【0629】178)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.32−5.12(14H,m)、6.42−
7.88(10H,m)、8.42,8.57,8.7
0,8.77,8.83(total 2H,各s)。
【0630】179)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.31−5.11(14H,m,2.35,2.
42(各s))、6.41−7.83(10H,m)、
8.32,8.47,8.50,8.57,8.85
(total 2H,各s)。
【0631】180)1 H−NMR(DMSO−d6 )δp
pm;0.68−2.49(13H,m)、2.35,
2.41(total 1H,各s)、2.50−5.09
(8H,m)、6.56−8.08(10H,m)、1
0.52,10.69(total 1H,各brs)、1
0.81(1H,brs)。
【0632】181)1 H−NMR(DMSO−d6 )δp
pm;1.00−2.49(11H,m)、2.35,
2.41(total 3H,各s)、2.51−5.13
(8H,m)、6.53−7.82(10H,m)、1
0.54,10.71(total 1H,各brs)、1
0.73(1H,brs)。
【0633】182)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.13−3.32(10H,m)、3.42−
5.10(3H,m)、4.62(1H,t,J=7H
z)、6.45−7.93(10H,m)、8.67−
9.26(2H,m)。
【0634】183)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.02−3.35(10H,m)、3.37−
5.12(3H,m)、4.83(1H,t,J=6.
6Hz)、6.47−7.89(10H,m)、8.4
2−9.11(2H,m)。
【0635】184)1 H−NMR(DMSO−d6 )δp
pm;1.01−2.52(10H,m)、2.53−
5.06(9H,m)、5.38−5.73(2H,
m)、5.83−6.24(1H,m)、6.54−
7.82(10H,m)、10.51,10.69(to
tal 1H,各brs)、11.10(1H,brs)。
【0636】185)1 H−NMR(DMSO−d6 )δp
pm;1.00−2.57(10H,m)、2.58−
5.06(6H,m)、5.15−5.63(2H,
m)、5.82−6.18(1H,m)、6.52−
8.08(10H,m)、9.15−9.74(2H,
br)、10.51,10.68(total 1H,br
s)。
【0637】186)1 H−NMR(DMSO−d6 )δp
pm;1.04−2.59(10H,m)、2.60−
5.08(7H,m)、6.53−7.88(10H,
m)、9.70(2H,brs)、10.52,10.
68(total 1H,各brs)。
【0638】187)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.16−2.63(5H,m)、2.36,2.
47,2.52(total 6H,s)、2.66−3.3
2(2H,m)、3.36−5.22(4H,m)、
6.44−8.15(14H,m)。
【0639】188)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.14−3.92(18H,m)、2.40(3
H,s)、2.46(3H,s)、4.23−5.18
(1H,m)、6.41−6.98(3H,m)、7.
02−7.90(8H,m)。
【0640】189)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.13−3.92(13H,m)、2.41(3
H,s)、4.27−5.14(1H,m)、5.10
−5.23(2H,m)、5.78−6.05(1H,
m)、6.43−8.35(11H,m)。
【0641】190)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.12−3.87(18H,m)、2.07(3
H,s)、2.42(3H,s)、4.28−5.16
(1H,m)、6.46−8.22(11H,m)。
【0642】191)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.17−3.40(18H,m)、2.43(3
H,s)、4.30−5.17(1H,m)、6.45
−8.13(11H,m)。
【0643】192)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;0.79−5.21(11H,m)、2.38,
2.44(total 3H,各s)、6.50−8.30
(13H,m)。
【0644】193)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.14−3.92(18H,m)、2.04(3
H,s)、2.46(3H,s)、4.23−5.08
(1H,m)、6.78−8.35(11H,m)。
【0645】194)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;0.82−4.01(30H,m)、4.44−
5.06(1H,m)、6.68−7.80(10H,
m)、8.24,8.48(total 1H,brs)。
【0646】195)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.07−4.12(21H,m)、2.38、
2.41(total 3H,s)、4.43−5.03(1
H,m)、6.71−7.87(10H,m)、8.3
6,8.58(total 1H,brs)。
【0647】196)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.13−4.12(9H,m)、3.92(3
H,brs)、4.25−4.47(2H,m),6.
45−6.85(2H,m)、6.88−7.52(8
H,m)、7.56−7.96(2H,m)、8.27
−8.56(2H,m)、8.23,9.03(total
1H,brs)。
【0648】197)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.06−4.08(15H,m)、4.37−
5.03(1H,m)、6.65−8.56(16H,
m)。
【0649】198)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.14−2.12(4H,m)、2.28−5.
06(10H,m)、6.51−7.89(14H,
m)、8.28−8.75(2H,m)。
【0650】199)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.56−2.17(4H,m)、2.33−3.
52(4H,m)、3.76−4.17(4H,m)、
6.98−7.55(10H,m)、7.63−7.9
7(2H,m)、8.22(2H,dd,J=4.9H
z,1.5Hz)、8.68−9.16(2H,m)。
【0651】200)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.14−3.93(18H,m)、4.25−
5.14(1H,m)、5.08−5.29(2H,
m)、5.78−6.02(1H,m)、6.44−
7.78(10H,m)、7.96,8.21(total
1H,brs)。
【0652】201)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.10−1.40(1H,m)、1.50−4.
00(22H,m)、4.50−5.10(1H,
m)、6.40−7.05(3H,m)、7.10−
7.90(8H,m)。
【0653】202)1 H−NMR(DMSO−d6 )δp
pm;1.05−2.52(4H,m)、2.53−
2.82(1H,m)、3.01−4.12(10H,
m)、4.48−4.89(2H,m)、6.76−
7.76(10H,m)、9.68(2H,brs)、
10.59,10.75(total 1H,各brs)。
【0654】203)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;0.78−2.45(5H,m)、2.46−5.
95(9H,m)、3.02(3H,s)、6.67−
7.92(10H,m)、8.27、8.60(total
1H,各brs)。
【0655】204)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.51−2.59(4H,m)、2.65−3.
07(1H,m)、3.81(3H,s)、4.04−
5.29(6H,m)、6.50−6.78,6.88
−7.10、7.12−8.01(total 11H,
m)。
【0656】205)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.37−3.08(5H,m)、3.95−5.
25(6H,m)、5.65−6.27(2H,m)、
6.42−6.73,6.77−7.10,7.10−
8.08(total 10H,m)。
【0657】206)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.11(3H,t,J=7.4Hz)、1.50
−3.06(11H,m)、3.35−3.85(4
H,m)、4.07−5.29(6H,m)、6.46
−6.73,6.86−7.14,7.14−7.69
(total 8H,m)、7.78(2H,d,J=8.3
Hz)、7.89(1H,d,J=8.1Hz)。
【0658】207)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.50−3.02(5H,m)、3.11(2
H,t,J=6.3Hz)、3.78(3H,s)、
3.94(2H,t,J=6.3Hz)、4.04−
5.23(4H,m)、6.62(1H,d,J=8.
1Hz)、7.02(1H,d,J=7.9Hz)、
7.07−7.80(8H,m)、8.11(1H、
d、J=7.5Hz)。
【0659】208)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.45−3.32(7H,m)、3.59−5.
22(6H,m)、6.62(1H,d,J=8.1H
z)、6.87−7.75(10H,m)、8.07
(1H,d,J=6.3Hz)。
【0660】209)1 H−NMR(CDCl3 )δpp
m;1.10(3H,t,J=7.1Hz)、1.50
−3.22(13H,m)、3.32−3.79(4
H,m)、3.94(2H,t,J=6.2Hz)、
4.04−5.25(4H,m)、6.53−6.75
(1H,m)、6.87−7.67(9H,m)、8.
11(1H,d,J=7.4Hz)。
【0661】適当な出発原料を用い、実施例1及び2と
同様にして以下の化合物を得る。
【0662】
【表155】
【0663】
【表156】
【0664】
【表157】
【0665】
【表158】
【0666】
【表159】
【0667】
【表160】
【0668】
【表161】
【0669】
【表162】
【0670】
【表163】
【0671】
【表164】
【0672】
【表165】
【0673】
【表166】
【0674】
【表167】
【0675】
【表168】
【0676】
【表169】
【0677】
【表170】
【0678】
【表171】
【0679】
【表172】
【0680】
【表173】
【0681】
【表174】
【0682】
【表175】
【0683】
【表176】
【0684】
【表177】
【0685】
【表178】
【0686】
【表179】
【0687】
【表180】
【0688】
【表181】
【0689】
【表182】
【0690】
【表183】
【0691】
【表184】
【0692】
【表185】
【0693】
【表186】
【0694】
【表187】
【0695】
【表188】
【0696】
【表189】
【0697】
【表190】
【0698】
【表191】
【0699】
【表192】
【0700】
【表193】
【0701】
【表194】
【0702】
【表195】
【0703】
【表196】
【0704】
【表197】
【0705】
【表198】
【0706】
【表199】
【0707】
【表200】
【0708】
【表201】
【0709】
【表202】
【0710】
【表203】
【0711】
【表204】
【0712】
【表205】
【0713】
【表206】
【0714】
【表207】
【0715】
【表208】
【0716】
【表209】
【0717】
【表210】
【0718】
【表211】
【0719】
【表212】
【0720】210)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
05−4.82(17H,m)、6.16−8.42
(13H,m)。
【0721】211)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
82−2.15(9H,m)、2.18−4.65(1
4H,m)、2.26,2.33(total 6H,s)、
6.68−7.05(3H,m)、7.05−8.73
(8H,m)。
【0722】212)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
97−2.11(4H,m)、2.13−3.43(5
H,m)、2.38,2.49(total 3H,s)、
3.46−4.67(2H,m)、3.65,3.90
(total 3H,brs)、6.64−7.42(11
H,m)、8.03−8.56(2H,m)、8.6
6,8.92(total 1H,brs)。
【0723】213)1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;
1.08−2.48(4H,m)、2.26(3H,
s)、2.57−4.10,4.41−4.89(tota
l 10H,m)、6.65−7.82(10H,m)
8.97(1H,brs)、9.45(1H,br
s)、9.96(1H,brs)、10.63,10.
78(total 1H,各brs) 214)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.01−5.1
8(12H,m)、6.48−7.98(1H,m)、
8.44,8.50(total 1H,各brs)。
【0724】215)1 H−NMR(CDCl3 +DMSO
−d6 )δ;0.58−5.05(22H,m)、6.
57−7.95(10H,m)、9.38−10.32
(3H,m)。
【0725】216)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
1−4.7,4.9−5.1(total 29H,m wi
th s at 2.35),6.6−7.4,7.6
−8.2(total 9H,m)、9.90,10.05
(total 1H,各s)。
【0726】217)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
12−2.21(4H,m)、2.52−5.01(7
H,m)、3.62(3H,s)、6.58−7.91
(12H,m)、8.23,8.35(total H,各b
rs)、8.75−9.02(2H,m)。
【0727】218)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
82−5.11(19H,m)、2.80(3H,
s)、6.64−7.93(10H,m)、8.12−
8.48(1H,m)。
【0728】219)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
03−5.14(22H,m)、1.27(3H,t,
J=7.12Hz)、4.14(2H,q,J=7.1
2Hz)、6.62−7.92(10H,m)、7.9
3−8.82(1H,m)。
【0729】220)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
85−5.17(26H,m)、6.65−8.01
(10H,m)、8.77−9.24(1H,m)。
【0730】221)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
34−2.48(4H,m)、2.49−4.94(1
3H,m)、2.83(3H,d,J=4.86H
z)、5.19−6.23(2H,m)、6.55−
8.04(10H,m)、8.30−8.58(1H,
m)。
【0731】222)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
19−2.52(4H,m)、2.53−5.12(1
0H,m)、3.61(3H,s)、6.40−7.8
8(14H,m)、7.93−8.34(1H,m)。
【0732】223)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
03(6H,t,J=7.12Hz)、1.39−5.
08(25H,m)、6.56−7.87(10H,
m)、8.03−8.46(1H,m)。
【0733】224)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
03(6H,t,J=7.12Hz)、0.75−5.
07(22H,m)、3.65(3H,s)、6.60
−7.90(10H,m)、8.12−8.49(1
H,m)。
【0734】225)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
03(6H,t,J=7.1Hz)、0.79−5.1
3(27H,m)、6.58−7.88(10H,
m)、7.97−8.25(1H,m)。
【0735】226)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
95−2.14(4H,m)、2.23−3.18(5
H,m)、3.01,3.06(total 3H,s)、
3.42−4.07(3H,m)、4.45−5.08
(1H,m)、6.68−7.80(13H,m)、
8.02−8.68(2H,m)。
【0736】227)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
02−2.36(6H,m)、2.43−3.13(4
H,m)、3.21−4.65(3H,m)、3.4
9,3.56(total 3H,s)、3.94(3H,b
rs)、5.75−6.12(2H,m)、6.45−
7.53(10H,m)、7.63−7.94(2H,
m)、8.15,8.44(total 1H,brs)。
【0737】228)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
71−4.64(20H,m)、2.20,2.21
(total 3H,s)、3.94(3H,brs)、6.
37−6.93(2H,m)、6.98−7.53(7
H,m)、7.61−7.92(2H,m)、8.36
(1H,brs)。
【0738】229)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
91−3.23(13H,m)、1.06(6H,t,
J=7.1Hz)、2.99,3.18(total 3H,
s)、3.26−5.08(4H,m)、3.72,
3.93(total 3H,brs)、6.67−7.05
(3H,m)、7.11−7.83(7H,m)、8.
05−8.43(1H,m)。
【0739】230)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
22−2.27(4H,m)、2.62−2.97(2
H,m)、3.07−4.08(4H,m)、5.66
(3H,s)、4.14−5.25(3H,m)、6.
53−6.72(1H,m)、6.77−7.87(1
2H,m)、8.18−8.87(3H,m)。
【0740】231)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
16−2.11(4H,m)、2.46−2.82(3
H,m)、2.86−4.12(9H,m)、4.35
−5.23(1H,m)、6.52−6.67(1H,
m)、6.75−7.86(11H,m)、8.27−
8.86(3H,m)。
【0741】232)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
06−2.13(5H,m)、2.35−3.32(8
H,m)、3.41−5.23(6H,m)、6.48
(1H,m)、6.73−7.52(9H,m)、7.
56−7.92(2H,m)、8.24−8.93(3
H,m)。
【0742】233)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
85,1.09,1.32(total 9H,t,J=7.
0Hz)、1.22−1.67(2H,m)、1.74
−2.42(3H,m)、2.47−4.14(13
H,m)、3.70,3.74(total 3H,s)、
4.35−5.22(1H,m)、6.52−6.68
(1H,m)、6.72−7.57(7H,m)、7.
67−7.93(1H,m)、8.27−8.93(2
H,m)。
【0743】234)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
83−4.11(20H,m)、2.34,2.39
(total 3H,s)、3.71,3.99(total 3
H,s)、6.47−6.72(1H,m)、6.77
−7.57(7H,m)、7.65−7.91(1H,
m)、8.14−8.88(2H,m)。
【0744】235)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
1−4.0,4.3−4.6,4.95−5.2(tota
l 20H,m with two s at 2.20
and 2.33)、6.57(1H,d,J=8.
3Hz)、6.8−7.7(9H,m)、7.83(2
H,d,J=6.8Hz)、8.42,8.60(tota
l 1H,各s)。
【0745】236)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
18−2.27(4H,m)、2.34−2.98(2
H,m)、2.49(3H,s)、3.04−4.07
(2H,m)、3.64(3H,s)、4.14−5.
23(4H,m)、6.47−7.73(12H,
m)、7.97−8.73(3H,m)。
【0746】237)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
14−2.24(5H,m)、2.32−3.35(3
H,m)、2.49(3H,s)、3.00(2H,
t,J=6.0Hz)、3.40−5.22(4H,
m)、3.69(3H,s)、6.47−7.22(1
2H,m)、8.03−8.77(3H,m)。
【0747】238)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
73−1.67(11H,m)、1.74−2.13
(2H,m)、2.24−5.23(15H,m)、
2.49,2.50(total 3H,s)、3.68,
3.74(total 3H,s)、6.53−6.67(1
H,m)、6.83−7.55(7H,m)、8.05
−8.46(2H,m)。
【0748】239)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
64−4.10(19H,m)、2.33,2.38
(total 3H,s)、2.49(3H,s)、3.6
9,3.97(total 3H,s)、4.13−5.22
(1H,m)、6.51−6.73(1H,m)、6.
75−7.65(9H,m)、8.05−8.76(2
H,m)。
【0749】240)1 H−NMR(CDCl3 )δ;2.
04,2.05(total 3H,各s)、2.05−2.
80(10H,m)、3.40−3.70(5H,
m)、3.81,3.91(total 3H,各s)、4.
60−4.75(1H,m)、6.13(1H,t,J
=6.3Hz)、6.70−6.95(4H,m)、
7.30−7.50(5H,m)、7.68(1H,
d,J=6.4Hz)、8.27,8.45(total 1
H,各s)。
【0750】241)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
21−2.32(4H,m)、2.53−3.02(2
H,m)、3.05−5.26(5H,m)、6.59
(1H,d,J=8.4Hz)、6.87−8.02
(14H,m)、8.39−8.63(1H,m)。
【0751】242)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
16−2.18(5H,m)、2.23−3.87(4
H,m)、2.99(2H,t,J=6.1Hz)、
3.70(2H,t,J=6.1Hz)、4.13−
5.18(1H,m)、6.48−6.73(1H,
m)、6.88−7.93(13H,m)、8.04−
8.57(2H,m)。
【0752】243)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
04−3.23(9H,m)、2.96,3.05(to
tal 3H,s)、3.38−4.08(3H,m)、
4.28−5.17(1H,m)、6.55(1H,
t,J=7.8Hz)、6.82−7.73(13H,
m)、8.34−8.73(2H,m)。
【0753】244)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
75−2.22(13H,m)、2.25−3.95
(16H,m)、4.32−5.20(1H,m)、
6.49−6.63(1H,m)、6.84−7.12
(2H,m)、7.15−7.75(8H,m)、8.
32−8.73(1H,m)。
【0754】245)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
91−3.88(20H,m)、2.30,2.37
(total 3H,s)、4.07−5.18(1H,
m)、6.48−7.43(11H,m)、8.29,
8.53(total 3H,brs)、 246)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.10−5.0
5(13H,m)、2.33,2.40(total 6H,
s)、2.98,3.17(total 3H,s)、3.7
0,3.91(total 3H,brs)、6.68−7.
83(10H,m)、8.27−8.72(1H,
m)。
【0755】247)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
94−1.37(7H,m)、1.51−2.12(3
H,m)、2.13−3.16(8H,m)、3.25
−4.12(8H,m)、4.28−5.06(1H,
m)、6.65−7.52(8H,m)、7.55−
7.98(2H,m)、8.67−8.98(1H,
m)。
【0756】248)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
97−2.13(10H,m)、2.28−4.65
(18H,m)、6.43−7.98(10H,m)、
8.34−8.57(1H,m)。
【0757】249)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
17−3.15(20H,m)、3.23−4.64
(4H,m)、3.74,3.95(total 3H,br
s)、6.64−8.01(10H,m)、8.10−
8.31(1H,m)。
【0758】250)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
10−2.22(8H,m)、2.26−5.12(1
7H,m)、3.16(2H,s)、3.73(3H,
brs)、6.72−7.04(3H,m)、7.08
−8.88(7H,m)、8.29,8.53(total
1H,brs)。
【0759】251)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
08−2.14(4H,m)、2.28−3.28(3
H,m)2.46,2.52(total 3H,s)、3.
32−4.65(4H,m)、3.70,3.92(to
tal 3H,s)、6.52−7.72(14H,m)、
7.76,8.08(total 1H,s)、8.33−
8.57(1H,m)。
【0760】252)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
07−2.76(9H,m)、2.45,2.53(to
tal 3H,m)、2.83−4.58(8H,m)、
6.65−7.87(13H,m)、7.97,8.2
2(total 1H,s)、8.38−8.55(1H,
m)。
【0761】253)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
93−2.17(4H,m)、2.24−3.18(5
H,m)、2.49,2.53(total 3H,s)、
3.00,3.06(total 3H,s)、3.44−
4.06(6H,m)、4.07−5.08(1H,
m)、6.63−7.75(14H,m)、8.43−
8.66(1H,m)。
【0762】254)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
92−1.35(9H,m)、1.45−2.24(6
H,m)、2.38−2.83(10H,m)、2.8
9−4.73(9H,m)、6.64−7.04(3
H,m)、7.12−7.90(8H,m)。
【0763】255)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
97−4.56(20H,m)、2.24,2.25
(total 3H,s)、2.52,2.65(total 3
H,s)、3.92(3H,brs)、6.37−7.
58(9H,m)、7.79(1H,brs)、8.1
3−8.53(1H,m)。
【0764】256)1 H−NMRδ(CDCl3 );1.
07−2.26(4H,m)、2.33−3.34(5
H,m)、2.50(3H,s)、2.96,3.06
(total 3H,s)、3.44−5.23(4H,
m)、3.69,3.72(total 3H,s)、6.4
8−6.66(1H,m)、6.71−7.73(11
H,m)、8.03−8.69(3H,m)。
【0765】257)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
43−2.13(6H,m)、2.13−4.65(1
8H,m)、6.65−7.53(9H,m)、7.5
5−7.92(2H,m)、8.56−9.05(1
H,m)。
【0766】258)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
20−2.20(4H,m)、2.50−3.30(3
H,m)、3.40−3.80(1H,m)、4.25
−4.50,5.05−5.30(total 1H,m)、
5.30−6.20(1H,br)、6.40−6.8
0(3H,m)、7.00−7.40(6H,m)、
7.62(1H,t,J=6.2Hz)、8.08(1
H,s)。
【0767】259)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
74−1.33(12H,m)、1.45−3.57
(11H,m)、3.52−4.63(2H,m)、
3.70,3.94(total 3H,brs)、6.34
−7.55(9H,m)、7.61−8.02(2H,
m)、8.25,8.48(total 1H,brs)。
【0768】260)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
86−1.33(7H,m)、1.42−2.23(4
H,m)、2.28−3.24(11H,m)、2.9
9−3.17(total 3H,s)、3.28−5.07
(7H,m)、6.61−7.05(3H,m)、7.
07−7.57(7H,m)、7.58−7.83(1
H,m)。
【0769】261)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
12−4.03(31H,m)、2.00(3H,
s)、2.35(3H,s)、4.03−4.35(2
H,m)、4.35−5.19(1H,m)、5.98
−7.66(10H,m)、7.87−8.28(1
H,m)、9.96−10.13(1H,m)。
【0770】262)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
2−2.5(8H,m)、2.6−3.2(3H,
m)、3.90(2H,t,J=6.6Hz)、3.9
7(2H,t,J=6.6Hz)、4.8−5.15
(1H,m)、6.4−7.7(13H,m)、9.3
1(1H,s)。
【0771】263)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
3−2.25(11H,m,with s at 2.
06)2.25−3.2(9H,m)、3.45(2
H,t,J=5Hz)、3.59(2H,t,J=5H
z)、3.98(2H,t,J=6Hz)、4.8−
5.2(1H,m)、6.58(1H,t,J=8.3
Hz)、6.92(2H,dd,J=3.3Hz,8.
8Hz)、7.05−7.4(5H,m)、7.48
(2H,d,J=8.5Hz)、8.25(1H,
s)。
【0772】264)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
17−2.22(14H,m)、2.01(3H,
s)、2.43(2H,t,J=7.3Hz)、2.5
6−3.26(5H,m)、2.80,2.94,3.
01,3.18(total 6H,s)、3.56−3.9
4(2H,m)、4.05−4.32(2H,m)、
4.48−5.21(1H,m)、6.11−6.33
(1H,m)、6.52−6.67(1H,m)、6.
87−7.62(9H,m)、8.17−8.26(1
H,m)、9.92,10.06(total 1H,br
s)。
【0773】265)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
18−3.05(12H,m)、2.38,2.44
(total 3H,s)、3.08−5.22(10H,
m)、6.60(1H,d,J=8.3Hz)、6.7
5−7.17(4H,m)、7.26−7.50(2
H,m)、7.50−7.73(2H,m)、8.24
−8.56(2H,m)。
【0774】266)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
2−3.2,3.6−4.2,4.8−5.2(total
28H,m with s at 1.92 and
two t at2.37(J=7Hz)and 3.
97(J=6Hz))、5.75(1H,d,J=8.
1Hz)、6.57(1H,d,J=8.3Hz)、
6.8−7.4(7H,m)、7.49(2H,d,J
=8.4Hz)、8.61(1H,s)。
【0775】267)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
16−5.26(13H,m)、2.26,2.36
(total 6H,m)、2.94,3.18(total 3
H,m)、3.70(3H,s)、6.59(1H,
d,J=8.3Hz)、6.72−7.75(8H,
m)、8.25−8.55(2H,m)。
【0776】268)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
13−2.86(11H,m)、2.14,2.28
(total 6H,s)、3.03−5.23(4H,
m)、3.66,3.70(total 3H,s)、6.6
0(1H,d,J=8.3Hz)、6.76−7.77
(9H,m)、8.24−8.75(2H,m)。
【0777】269)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
18−2.83(18H,m)、2.88−5.23
(5H,m)、3.66,3.70(total 3H,
s)、6.32−7.05(4H,m)、7.08−
7.53(4H,m)、7.56−7.76(2H,
m)、8.23−8.73(2H,m)。
【0778】270)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
13−2.85(12H,m)、2.98−5.23
(12H,m)、6.17−6.83(2H,m)、
6.83−7.05(2H,m)、7.05−7.52
(4H,m)、7.52−7.78(2H,m)、8.
23−8.76(2H,m)。
【0779】271)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
03−1.46(3H,m)、1.52−2.63(6
H,m)、2.26(6H,s)、2.68−3.93
(5H,m)、3.70,3.80(total3H,br
s)、3.98−5.21(4H,m)、6.52−
7.18(4H,m)、7.22−7.50(5H,
m)、8.18−8.53(2H,m)。
【0780】272)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
53−2.64(6H,m)、2.24(6H,s)、
2.67−4.03(6H,m)、2.97,3.05
(total 3H,s)、4.07−5.25(4H,
m)、6.52−7.20(4H,m)、7.26−
7.72(5H,m)、8.22−8.57(2H,
m)。
【0781】273)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
52−3.13(14H,m)、3.23−5.25
(8H,m)、3.68,3.80(total 3H,
s)、6.54−7.21(4H,m)、7.24−
7.75(5H,m)、8.25−8.57(2H,
m)。
【0782】274)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
01−2.62(11H,m)、2.24(6H,
s)、2.67−5.32(9H,m)、3.67,
3.81(total 3H,brs)、6.53−7.22
(4H,m)、7.24−7.73(5H,m)、8.
24−8.53(2H,m)。
【0783】275)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
82−1.15(6H,m)、1.55−2.18(4
H,m)、2.22−3.07(7H,m)、3.13
−3.58(2H,m)、3.75(3H,s)、3.
93−4.27(2H,m)、4.38−5.23(2
H,m)、6.57−7.17(4H,m)、7.23
−7.73(6H,m)、8.24−8.56(2H,
m)。
【0784】276)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
32−3.12(17H,m)、3.16−4.32
(4H,m)、3.75(3H,s)、4.36−5.
24(2H,m)、6.53−7.18(4H,m)、
7.22−7.73(6H,m)、8.24−8.55
(2H,m)。
【0785】277)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
55−3.07(11H,m)、3.13−4.33
(11H,m)、4.38−5.25(2H,m)、
6.55−7.53(8H,m)、7.53−7.75
(2H,m)、8.25−8.54(2H,m)。
【0786】278)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
83−2.31(12H,m)、2.33−5.22
(13H,m)、2.93,3.19(total 3H,
s)、3.72,3.76(total 3H,s)、6.5
9(1H,d,J=8.3Hz)、6.86−7.14
(4H,m)、7.25−7.73(4H,m)、8.
22−8.56(2H,m)。
【0787】279)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
86−1.23(6H,m)、1.47−2.18(4
H,m)、2.22−5.23(18H,m)、5.8
0(3H,s)、6.52−7.18(4H,m)、
7.24−7.75(6H,m)、8.34(2H,b
rs)。
【0788】280)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
78−1.67(11H,m)、1.70−5.23
(17H,m)、2.95,3.20(total 3H,
s)、6.59(1H,dd,J=8.3Hz,2.5
Hz)、6.73−7.56(6H,m)、7.56−
7.73(2H,m)、8.28−8.58(2H,
m)。
【0789】281)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
92−1.65(5H,m)、1.67−5.21(1
8H,m)、2.30−2.36(total 6H,s)、
6.53−6.68(1H,m)、6.68−7.22
(3H,m)、7.22−7.49(3H,m)、7.
57−7.75(2H,m)、8.26−8.55(2
H,m)。
【0790】282)1 H−NMR(CDCl3 )δ;0.
84−2.24(13H,m)、2.24−3.12
(8H,m)、3.12−5.25(4H,m)、6.
15−7.56(8H,m)、7.56−7.82(2
H,m)、8.26−8.76(2H,m)。
【0791】283)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
28(3H,t,J=6.9Hz)、1.22−2.1
8(6H,m)、2.20−5.23(15H,m)、
2.53(3H,s)、6.60(1H,d,J=8.
3Hz)、6.75−7.15(4H,m)、7.26
−7.58(2H,m)、7.58−7.74(2H,
m)、8.28−8.57(2H,m)。
【0792】284)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
25(3H,t,J=7.13Hz)、1.41−2.
92(5H,m)、2.93−5.04(6H,m)、
3.64(3H,s)、6.63−7.91(10H,
m)、8.14,8.23,8.38(total 1H,各
brs)。
【0793】285)1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.
09−5.06(23H,m)、6.62−8.14
(10H,m)、8.68−9.28(1H,m)。
【0794】実施例429 5−(2−アミノエトキシ)−7−クロロ−1−〔2−
メトキン−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾ
イル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン0.5gのエタノール懸濁液20mlにメチル
イソチオシアネート0.13mlを加え、3時間加熱還
流する。その後、エタノールを減圧留去後、飽和炭酸水
素ナトリウム水を加え、酢酸エチルにて抽出する。無水
硫酸マグネシウムで有機層を乾燥後、溶媒を減圧留去す
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
液;ジクロロメタン:メタノール=50:1)にて精製
し、0.46gの5−(2−メチルアミノチオカルボニ
ルアミノエトキシ)−7−クロロ−1−〔2−メトキシ
−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン
を得る。
【0795】無色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.05−4.82
(17H,m)、6.16−8.42(13H,m)。
【0796】実施例430 5−(2−アミノエトキシ)−7−クロロ−1−〔2−
メトキシ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾ
イル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン0.5gのエタノール懸濁液15mlに氷冷
下、エチル アセトイミデート・塩酸塩0.129gを
加え、室温にて一晩攪拌する。その後、エチル アセト
イミデート・塩酸塩0.163gを追加し、50℃にて
7時間攪拌後、3時間還流する。冷後、不溶物を濾別
し、濾液を濃縮し、これをシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出液;ジクロロメタン:メタノール=3
0:1)にて精製し、0.2gの5−〔2−(1−イミ
ノエチル)アミノエトキシ〕−7−クロロ−1−〔2−
メトキシ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾ
イル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン塩酸塩を得た。
【0797】無色不定形1 H−NMR(DMSO−d6 )δ;1.08−2.4
8(4H,m)、2.26(3H,s)、2.57−
4.10,4.41−4.89(total 10H,m)、
6.65−7.82(10H,m)、8.97(1H,
brs)、9.45(1H,brs)、9.96(1
H,brs)、10.63,10.78(total 1H,
各brs)。
【0798】実施例431 5−(2−アミノエトキシ)−7−クロロ−1−〔2−
メトキシ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾ
イル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン0.5gの乾燥ジメチルホルムアミド15ml
溶液にナトリウム シアネート0.12g及びトリフル
オロ酢酸0.22mlを加え、80℃にて1時間加熱攪
拌する。飽和炭酸水素ナトリウム水及びヘキサンを少量
加え、酢酸エチルにて抽出する。有機層を水洗し、無水
硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去する。残
渣をアセトン−n−ヘキサンにて再結晶して、白色粉末
状の5−(2−ウレイドエトキシ)−7−クロロ−1−
〔2−メトキシ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)
ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−
ベンゾアゼピンを0.41g得る。
【0799】mp.206−207℃。
【0800】実施例432 5−シアノメチル−7−クロロ−1−〔2−メチル−4
−(2−クロロベンゾテルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン0.
7gの乾燥ジメチルホルムアミド10ml溶液に塩化ア
ンモニウム0.14g及びナトリウムアジド0.17g
を加え、100℃にて2時間加熱攪拌する。塩酸を加え
pH約2とし、酢酸エチルにて抽出する。有機層を水洗
乾燥後、溶媒を減圧留去する。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出液;ジクロロメタン:メタノ
ール=30:1)にて精製し、5−(1−メチル−1,
2,3,4−テトラゾール−5−イル)メチル−7−ク
ロロ−1−〔2−メチル−4−(2−クロロベンゾイル
アミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1H−ベンゾアゼピンを0.52g得る。
【0801】無色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.01−5.18
(12H,m)、6.48−7.98(11H,m)、
8.44,8.50(total 1H,各brs)。
【0802】実施例433 5−〔2−(4−ピリジル)チオエトキシ〕−7−クロ
ロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−クロロベンゾイル
アミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1H−ベンゾアゼピン0.33gのメタノール20m
l懸濁液へ、室温にてメタ過沃素酸ナトリウム0.27
gの水溶液を加え、70℃にて2時間加熱攪拌する。メ
タノールを減圧留去し、飽和食塩水を加え、酢酸エチル
にて抽出する。無水硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を減
圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出液;ジクロロメタン:メタノール=50:1)に
て精製し、酢酸エチル−n−ヘキサンにて再結晶し、5
−〔2−(4−ピリジル)スルフィニルエトキシ〕−7
−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−クロロベン
ゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−ベンゾアゼピン0.18gを得る。
【0803】白色粉末 mp.192−193.5℃ 適当な出発原料を用い、実施例433と同様にして前記
実施例331の化合物を得る。
【0804】実施例434 5−〔2−(4−ピリジル)チオエトキシ〕−7−クロ
ロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−クロロベンゾイル
アミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1H−ベンゾアゼピン0.3gのメタノール20ml
懸濁液に、メタ過沃素酸ナトリウム0.33gを加え、
5時間加熱還流する。メタノールを減圧留去後、飽和食
塩水を加え、ジクロロメタンにて抽出する。無水硫酸マ
グネシウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去する。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液ジクロロメ
タン:メタノール=50:1)にて精製して、5−〔2
−(4−ピリジル)スルホニルエトキシ〕−7−クロロ
−1−〔2−メトキシ−4−(2−クロロベンゾイルア
ミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−ベンゾアゼピンを0.28g得る。
【0805】無色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.12−2.21
(4H,m)、2.52−5.01(7H,m)、3.
62(3H,s)、6.58−7.91(12H,
m)、8.23,8.35(total 1H,各brs)、
8.75−9.02(2H,m)。
【0806】適当な出発原料を用い、実施例434と同
様にして前記実施例332の化合物を得る。
【0807】実施例435 5−〔2−(2−イミダゾリル)チオエトキシ〕−7−
クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−クロロベンゾ
イルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾアゼピン0.32gの乾燥ジクロロ
メタン10ml懸濁液へ、氷冷下、m−クロロ過安息香
酸0.18gを加え、室温にて15分間攪拌する。反応
液に飽和食塩水を加え、ジクロロメタンにて抽出する。
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて、ジクロロメタン層
を洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧
留去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出液;酢酸エチル:メタノール=100:1)にて
精製し、アセトン−ジエチルエーテルにて再結晶して5
−〔2−(2−イミダゾリル)スルホニルエトキシ〕−
7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−クロロベ
ンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピンを0.27g得る。
【0808】白色粉末状 mp.247〜248℃ 適当な出発原料を用い、実施例435と同様にして前記
実施例329の化合物を得る。
【0809】実施例436 5−(2−アミノエトキシ)−7−クロロ−1−〔2−
メトキシ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾ
イル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン0.69gのエタノール30ml溶液にジメチ
ルシアノジチオイミドカルボネート0.174gのエタ
ノール溶液を加え、室温にて一晩攪拌する。その後、4
0%メチルアミンメタノール溶液1.76mlを加え、
40〜50℃で3時間加熱攪拌する。エタノールを減圧
留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出液;ジクロロメタン:メタノール=100:1)
に付し、5−〔2−(3−メチル−2−シアノグアジニ
ノ)エトキシ〕−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4
−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピンを
0.46g得る。
【0810】無色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.34−2.48
(4H,m)、2.49−4.94(13H,m)、
2.83(3H,d,J=4.86Hz)、5.19−
6.23(2H,m)、6.55−8.04(10H,
m)、8.30−8.58(1H,m)。
【0811】実施例437 5−(2−アミノエトキシ)−7−クロロ−1−〔2−
メトキシ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾ
イル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン0.4gのピリジン10ml溶液に、氷冷下、
無水トリフルオロメタンスルホン酸0.64mlを滴下
し、そのまま1.5時間攪拌する。10%塩酸を加え、
酢酸エチルにて抽出する。水洗、乾燥後、溶媒を減圧留
去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出液;ジクロロメタン:メタノール=100:1)
に付し、5−(2−トリフルオロメタンスルホニルアミ
ノエトキシ)−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−
(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピンを
0.18g得る。
【0812】黄色板状 mp.140〜142.5℃。
【0813】実施例438 5−(2−アミノエトキシ)−7−クロロ−1−〔2−
メトキシ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾ
イル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン0.7gのジメチルホルムアミド50ml溶液
へ、クロロアセトニトリル0.1ml、トリエチルアミ
ン0.22ml及び沃化ナトリウム0.24mlを加
え、60℃にて2時間加熱攪拌する。水を加え、酢酸エ
チル:n−ヘキサン(10:1)にて抽出する。有機層
を水洗、乾燥後、溶媒を減圧留去する。残渣をシリロゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ジクロロメタ
ン:メタノール=50:1)に付し、アセトン−n−ヘ
キサンにて結晶化し、5−(2−シアノメチルアミノエ
トキシ)−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2
−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピンを0.5
g得る。
【0814】白色粉末状 mp.152.5〜153℃。
【0815】適当な出発原料を用い、実施例438と同
様にして前記実施例321、322、337、338、
340及び343〜348の化合物を得る。
【0816】実施例439 5−カルボキシメチル−7−クロロ−1−〔2−メトキ
シ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ン10gのジクロロメタン400ml溶液に−10℃攪
拌下98%三臭化ホウ素9.1mlを滴下し、ゆっくり
と室温とし、同温度で終夜攪拌する。反応液に水を加
え、ジクロロメタンで抽出し、水洗し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥する。乾燥後減圧下溶媒留去し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで精製して5−カルボキ
シメチル−7−クロロ−1−〔2−ヒドロキシ−1−4
−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピンを
9.08g得た。
【0817】無色不定形1 H−NMR(CDCl3 )δ;1.20−2.20
(4H,m)、2.50−3.30(3H,m)、3.
40−3.80(1H,m)、4.25−4.50,
5.05−5.30(total 1H,m)、5.30−
6.20(1H,br)、6.40−6.80(3H,
m)、7.00−7.40(6H,m)、7.62(1
H,d,J=6.2Hz)、8.08(1H,s)。
【0818】<薬理試験例> 試験1)V1 リセプター バインディング アッセイ
(V1 recepter bindingassay) イチハラ(Akira Ichihara )の方法〔J.Bio. C
hem.,258,9283(1983)〕に準じて調製し
たラット肝臓の膜標本を用いて、〔 3H〕−Arg−バソ
プレシン(vasopressin )の50000dpm (2×10
-10 M)膜標本60μg試験薬(10-8〜10-4M)
を、5mM MgCl2 、1mM EDTA及び0.1
% BSAを含む100mMトリス−塩酸緩衝液(pH
=8.0)の総量250μl中で10分間、37℃でイ
ンキュベーションした。その後、ガラスフィルター(G
F/F)を用いて、バソプレシンと結合した膜標本を分
離するために濾過を3回行ない緩衝液5mlにて洗浄し
た。このガラスフィルターを取り出し、液体シンチレー
ション用カクテルと混合し、液体シンチレーションカウ
ンターにて膜と結合した〔 3H〕−バソプレシン量を測
定し、阻害率を次式により算出した。
【0819】阻害率(%)=100−〔(C1 −B1
/(C0 −B1 )〕×100 C1 ;既知量の供試薬剤と〔 3H〕−バソプレシンとの
共存下での〔 3H〕−バソプレシンの膜に対する結合量 C0 ;供試薬剤を除いた時の〔 3H〕−バソプレシンの
膜に対する結合量 B1 ;過剰のバソプレシン(10-6M)存在下での〔 3
H〕−バソプレシンの膜に対する結合量 上記で算出された阻害率が50%となる供試薬剤の濃度
を求め、これをIC50値とした。結果を表213及び表
214に示す。
【0820】供試化合物 1.5−ジメチルアミノ−1−〔4−(3−カルバモイ
ルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 2.5−ジメチルアミノ−1−{4−〔2−(2−メチ
ルフェニル)アセチルアミノ〕ベンゾイル}−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 3.5−ジメチルアミノ−1−{4−〔2−(2−クロ
ロフェニル)アセチルアミノ〕ベンゾイル}−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 4.5−ジメチルアミノ−1−{4−〔2−(2−メト
キシフェニル)アセチルアミノ〕ベンゾイル}−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 5.5−ジメチルアミノ−1−{4−〔2−(2−フル
オロフェニル)アセチルアミノ〕ベンゾイル}−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 6.5−ジメチルアミノ−1−{4−〔2−(2,6−
ジクロロフェニル)アセチルアミノ〕ベンゾイル}−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 7.5−ジメチルアミノ−1−{4−〔2−(2−ニト
ロフェニル)アセチルアミノ〕ベンゾイル}−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 8.5−ジメチルアミノ−7−ヒドロキシ−1−〔2−
クロロ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイ
ル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン 9.5−(L−アラニルオキシ)−1−〔2−クロロ−
4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン
・塩酸塩 10.5−(L−メチオニルオキシ)−1−〔2−クロ
ロ−4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ン・塩酸塩。
【0821】11.5−ジメチルアミノ−7−アセチル
オキシ−1−〔2−クロロ−4−(2−クロロベンゾイ
ル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン 12.5−(L−プロリルオキシ)−1−〔2−クロロ
−4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン
・塩酸塩(実施例64) 13.5−(L−メチオニルオキシ)−7−クロロ−1
−〔2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルアミ
ノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン・塩酸塩(実施例61) 14.5−(L−メチオニルオキシ−7−クロロ−1−
〔2−メチル−4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベ
ンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾアゼピン・塩酸塩(実施例72の異性体A) 15.5−(L−バリルオキシ)−7−クロロ−1−
〔2−メチル−4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベ
ンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾアゼピン・塩酸塩(実施例86の異性体A) 16.5−ヒドロキシ−7−クロロ−1−{2−メチル
−4−〔2−(2−メチルフェニル)アセチルアミノ〕
ベンゾイル}−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−
ベンゾアゼピン 17.5−(2−モリホリノアセチルオキシ)−7−ク
ロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイ
ルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン・塩酸塩 18.5−ヒドロキシ−7−クロロ−1−{2−メトキ
シ−4−〔2−(2−メチルフェニル)アセチルアミ
ノ〕ベンゾイル}−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン 19.5,7−ジヒドロキシ−5−ヒドロキシメチル−
1−〔2−クロロ−4−(2−クロロベンゾイルアミ
ノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン 20.5−ジメチルアミノ−7−ジメチルアミノカルボ
ニルメトキシ−1−〔2−クロロ−4−(2−クロロベ
ンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン。
【0822】21.5−エトキシカルボニルメチルアミ
ノカルボニルメトキシ−7−フルオロ−1−〔2−クロ
ロ−4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ン 22.5−カルボキシメチルアミノカルボニルメトキシ
−7−フルオロ−1−〔2−クロロ−4−(2−メチル
ベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 23.5−〔(2−β−メトキシカルボニル)−1−ピ
ロリジニルカルボニルメトキシ〕−7−フルオロ−1−
〔2−クロロ−4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベ
ンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾアゼピン 24.5−(2−メトキシアセチルオキシ)−7−クロ
ロ−1−〔4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾ
イル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン 25.5−{〔2−(ジメチルアミノアセチルオキシ〕
メチル}−7−クロロ−1−〔4−(2−メチルベンゾ
イルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾアゼピン・塩酸塩 26.5−エトキシカルボニルメチル−7−クロロ−1
−〔2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルアミ
ノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン 27.5−〔(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボ
ニルメチル〕−7−クロロ−1−〔3−メトキシ−4−
(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 28.5−カルバモイルメチル−7−クロロ−1−〔2
−メトキシ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベン
ゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピン 29.5−(L−リジルオキシ)−7−クロロ−1−
〔2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルアミノ)
ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−
ベンゾアゼピン・2塩酸塩 30.5−〔(4−ピペリジニル)アミノカルボニルメ
チル〕−7−クロロ−1−〔3−メトキシ−4−(2−
メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン・塩酸塩。3
1.5−カルボキシメチル−7−クロロ−1−〔2−メ
トキシ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイ
ル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン 32.5−ジメチルアミノカルボニルメチル−7−クロ
ロ−1−〔3−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイル
アミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1H−ベンゾアゼピン 33.5−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−7−
フルオロ−1−〔2−クロロ−4−(2−メチルベンゾ
イルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾアゼピン・塩酸塩 34.5−〔2−(1−ピロリジニル)エトキシ〕−7
−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−メチルベン
ゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−ベンゾアゼピン・塩酸塩 35.5−(3−モルホリノプロポキシ)−7−フルオ
ロ−1−〔2−メチル−4−(2−メチルベンゾイルア
ミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−ベンゾアゼピン 36.5−〔3−(1−イミダゾリル)プロポキシ〕−
7−フルオロ−1−〔2−メチル−4−(2−メチルベ
ンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 37.5−〔3−(p−トルエンスルホニルオキシ)プ
ロポキシ〕−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−
(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 38.5−シアノ−7−クロロ−1−〔3−クロロ−4
−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 39.5−シアノメチル−7−クロロ−1−〔3−メト
キシ−4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイ
ル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン 40.5−〔2−(4−アセチル−1−ピペラジニル)
エトキシ〕−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−
(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン・塩
酸塩。
【0823】41.5−〔(4−メチル−1−ピペラジ
ニル)カルボニルメチル〕−7−クロロ−1−〔2−メ
チル−4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイ
ル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン 42.5−メチルアミノカルボニルメチル−7−フルオ
ロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイル
アミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1H−ベンゾアゼピン 43.5−〔2−(1−ピペラジニル)エトキシ〕−7
−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−メチルベン
ゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−ベンゾアゼピン・2塩酸塩 44.5−〔(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボ
ニルメチル〕−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−
(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン・塩
酸塩 45.5−〔(4−ジメチルアミノ−1−ピペリジニ
ル)カルボニルメチル〕−7−クロロ−1−〔2−メト
キシ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイ
ル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン・塩酸塩 46.5−〔(4−メチル−1−ピペラジニル)メチ
ル〕−7−フルオロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−
メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 47.5−〔2−(4−メチル−1−ピペラジニル)エ
トキシ〕−7−フルオロ−1−〔2−メトキシ−4−
(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 48.5−〔(1−ベンジル−4−ピペリジニル)アミ
ノカルボニルメチル〕−7−クロロ−1−〔2−メトキ
シ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ン・塩酸塩 49.7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−{2−
〔4−(4−アセチル−1−ピペラジニル)ブトキシ〕
ベンゾイルアミノ}ベンゾイル〕−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 50.5−〔(1−ピロリジニル)カルボニルメチル〕
−7−フルオロ−1−〔4−(2−メチルベンゾイルア
ミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−ベンゾアゼピン。
【0824】51.5−ジメチルアミノカルボニルメチ
ル−7−フルオロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−ブ
ロモベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 52.5−〔(1−ピペラジニル)カルボニルメチル〕
−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−メチル
ベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン・塩酸塩 53.5−〔2−(4−アセチル−1−ピペラジニル)
エチル〕−7−クロロ−1−〔2−メチル−4−(2−
メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン・塩酸塩 54.5−〔2−(4−ジメチルアミノ−1−ピペリジ
ニル)エチル〕−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4
−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン・2
塩酸塩 55.5−〔2−(4−メチル−1−ピペラジニル)エ
チル〕−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−
メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン・2塩酸塩 56.7−クロロ−1−〔3−メトキシ−4−{2−
〔4−(4−アセチル−1−ピペラジニル)ブトキシ〕
ベンゾイルアミノ}ベンゾイル〕−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 57.7−クロロ−5−〔(4−ピペリジニル)アミノ
カルボニルメトキシ〕−1−〔2−メチル−4−(2−
メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン・塩酸塩 58.5−〔(1−ピペリジニル)カルボニルメチル〕
−7−フルオロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−メチ
ルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 59.5−〔(1−メチル−4−ピペリジニル)アミノ
カルボニルメトキシ〕−7−クロロ−1−〔2−メチル
−4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 60.5−〔(4−アセチルアミノ−1−ピペリジニ
ル)カルボニルメチル〕−7−フルオロ−1−〔2−メ
トキシ−4−(2−ブロモベンゾイルアミノ)ベンゾイ
ル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン。
【0825】61.5−(2−ヒドロキシエトキシ)−
7−クロロ−1−〔4−(2−メチルベンゾイルアミ
ノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン 62.5−(カルバモイルメチルアミノカルボニルメチ
ル)−7−クロロ−1−〔2−メチル−4−(2−メチ
ルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 63.5−〔(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボ
ニルメチル〕−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−
(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 64.5−アリルオキシ−7−クロロ−1−〔4−(2
−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 65.5−エトキシカルボニルメチリデン−7−クロロ
−1−〔2−メチル−4−(2−メチルベンゾイルアミ
ノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン 66.5−メチルアミノ−7−クロロ−1−{2−クロ
ロ−4−〔2−(2−メチルフェニル)アセチルアミ
ノ〕ベンゾイル}−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン 67.5−アリルアミノ−7−クロロ−1−{4−〔2
−(2−メチルフェニル)アセチルアミノ〕ベンゾイ
ル}−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン 68.5−(2−ジメチルアミノアセチルオキシ)−7
−クロロ−1−{2−メトキシ−4−〔2−(2−メチ
ルフェニル)アセチルアミノ〕ベンゾイル}−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 69.5−〔2−(1,3−ジオキソ−4a,4,5,
6,7,7a−ヘキサヒドロイソインドリン−1−イ
ル)エトキシ〕−7−フルオロ−1−〔2−メチル−4
−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 70.5−(2−クロロエチル)−7−クロロ−1−
〔4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ン。
【0826】71.7−クロロ−1−〔3−メトキシ−
4−{2−〔3−(1−イミダゾリル)プロポキシ〕ベ
ンゾイルアミノ}ベンゾイル〕−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 72.7−クロロ−1−〔3−メトキシ−4−{2−
〔3−(4−アセチルアミノ−1−ピペリジニル)プロ
ポキシ〕ベンゾイルアミノ}ベンゾイル〕−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 73.7−クロロ−1−〔3−メトキシ−4−{2−
〔3−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロポ
キシ〕ベンゾイルアミノ}ベンゾイル〕−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 74.5−〔2−(1−イミダゾリル)エチル〕−7−
クロロ−1−〔2−メチル−4−(2−クロロベンゾイ
ルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン 75.5−〔2−(4−アセチルアミノ−1−ピペリジ
ニル)エトキシ〕−7−クロロ−1−〔2−メチル−4
−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 76.5−〔2−(4−アセチルアミノ−1−ピペリジ
ニル)エチル〕−7−クロロ−1−〔2−メチル−4−
(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 77.5−(4−エトキシカルボニルメチル−1−ピペ
ラジニル)カルボニルメチル−7−クロロ−1−〔2−
メトキシ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾ
イル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン 78.5−(4−エチル−1−ピペラジニル)カルボニ
ルメチル−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2
−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2−3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 79.5−〔4−(4−クロロフェニル)−1−ピペラ
ジニル〕カルボニルメチル−7−クロロ−1−〔2−メ
トキシ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイ
ル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン 80.5−(4−シアノメチル−1−ピペラジニル)カ
ルボニルメチル−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4
−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン。
【0827】81.5−(4−アリル−1−ピペラジニ
ル)カルボニルメチル−7−クロロ−1−〔2−メトキ
シ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ン 82.5−(1−ピペリジニル)カルボニルメチル−7
−フルオロ−1−〔3−メトキシ−4−(2−メチルベ
ンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 83.5−(4−オキシラニルメチル−1−ピペラジニ
ル)カルボニルメチル−7−クロロ−1−〔2−メトキ
シ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ン 84.5−(4−カルバモイルメチル−1−ピペラジニ
ル)カルボニルメチル−7−クロロ−1−〔2−メトキ
シ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ン 85.5−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペ
ラジニル〕カルボニルメチル−7−クロロ−1−〔2−
メトキシ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾ
イル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン 86.5−(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニ
ルメチル−7−フルオロ−1−〔2−メトキシ−4−
(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3
−ジヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 87.5−〔4−(2−ヒドロキシ−3−イソプロピル
アミノプロピル)−1−ピペラジニル〕カルボニルメチ
ル−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−クロ
ロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 88.5−〔N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチ
ル)アミノ〕カルボニルメチル−7−クロロ−1−〔2
−メトキシ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベン
ゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピン 89.5−(2−ジメチルアミノエチルアミノ)カルボ
ニルメチル−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−
(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン・塩
酸塩 90.7−クロロ−1−{3−メトキシ−4−〔2−
(3−〔N´−メトキシウレイド〕プロポキシ)ベンゾ
イルアミノ〕ベンゾイル}−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾアゼピン。
【0828】91.5−〔N−メチル−N−(2−ジエ
チルアミノエチル)アミノ〕カルボニルメチル−7−ク
ロロ−1−〔3−メトキシ−4−(2−ブロモベンゾイ
ルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン 92.5−〔2−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)エトキシ〕−7−クロロ−1−〔2−メチル−4−
(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 93.5−〔2−(1,2,3,4−テトラゾール−1
−イル)エトキシ〕−7−クロロ−1−〔2−メチル−
4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 94.5−〔2−(1,2,3,5−テトラゾール−1
−イル)エトキシ〕−7−クロロ−1−〔2−メチル−
4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 95.5−(2−モルホリノエチル)−7−クロロ−1
−〔2−メチル−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)
ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−
ベンゾアゼピン 96.5−〔2−(1−ピペリジニル)エチル〕−7−
クロロ−1−〔2−メチル−4−(2−クロロベンゾイ
ルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン・塩酸塩 97.5−〔2−(1−ピロリジニル)エチル〕−7−
クロロ−1−〔2−メチル−4−(2−クロロベンゾイ
ルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン・塩酸塩 98.5−〔2−(1,2,3,4−テトラゾール−1
−イル)エチル〕−7−クロロ−1−〔2−メチル−4
−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 99.5−〔2−(1,2,3,5−テトラゾール−1
−イル)エチル〕−7−クロロ−1−〔2−メチル−4
−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 100.5−〔2−(N−メチル−N−アリルアミノ)
エチル〕−7−クロロ−1−〔2−メチル−4−(2−
クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン・塩酸塩。
【0829】101.5−(2−アリルアミノエチル)
−7−フルオロ−1−〔2−メチル−4−(2−クロロ
ベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 102.5−(2−シクロプロピルアミノエチル)−7
−クロロ−1−〔2−メチル−4−(2−クロロベンゾ
イルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾアゼピン・塩酸塩 103.5−(2−プロパルギルアミノエチル)−7−
クロロ−1−〔2−メチル−4−(2−クロロベンゾイ
ルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン・塩酸塩 104.5−〔2−(1−イミダゾリル)エチル〕−7
−クロロ−1−〔2−メチル−4−(2−メチルベンゾ
イルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾアゼピン 105.5−〔2−(1,2,4−トリアゾール−1−
イル)エチル〕−7−クロロ−1−〔2−メチル−4−
(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 106.5−ヒドロキシ−7−クロロ−1−{4−〔2
−(2−メチルフェニル)アセチルアミノ〕ベンゾイ
ル}−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン 107.5−(L−リジルオキシ)−7−クロロ−1−
〔3−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルアミノ)
ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−
ベンゾアゼピン・2塩酸塩 108.5−(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボ
ニルメチル−7−クロロ−1−〔2−クロロ−4−(2
−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン・塩酸塩 109.5−(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボ
ニルメチル−7−クロロ−1−〔4−(2−メチルベン
ゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−ベンゾアゼピン・塩酸塩 110.5−(4−ジメチルアミノ−1−ピペリジニ
ル)カルボニルメチル−7−フルオロ−1−〔2−メト
キシ−4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイ
ル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン。
【0830】111.5−ジメチルアミノカルボニルメ
チル−7−クロロ−1−〔4−(2−メチルベンゾイル
アミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1H−ベンゾアゼピン 112.5−カルバモイルメチル−7−クロロ−1−
〔4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 113.5−(2−ヒドロキシエトキシ)−7−クロロ
−1−〔4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイ
ル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン 114.5−(1−ピロリジニル)カルボニルメチル−
7−フルオロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−ブロモ
ベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 115.5−(1−ピペラジニル)カルボニルメチル−
7−クロロ−1−〔2−メチル−4−(2−メチルベン
ゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−ベンゾアゼピン・塩酸塩 116.5−(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボ
ニルメチル−7−クロロ−1−〔4−(2−クロロベン
ゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−ベンゾアゼピン・塩酸塩 117.5−(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボ
ニルメチル−7−クロロ−1−〔3−メトキシ−4−
(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン・塩
酸塩 118.5−(4−ジメチルアミノ−1−ピペリジニ
ル)カルボニルメチル−7−クロロ−1−〔2−メチル
−4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン
・塩酸塩 119.5−(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボ
ニルメチル−7−クロロ−1−〔3−メトキシ−4−
(2−ブロモベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 120.5−ジメチルアミノカルボニルメチル−7−ク
ロロ−1−〔3−メトキシ−4−(2−ブロモベンゾイ
ルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン。
【0831】121.5−(2−アリルアミノエチル)
−7−クロロ−1−〔2−メチル−4−(2−クロロベ
ンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 122.5−メチルアミノカルボニルメチル−7−クロ
ロ−1−〔2−メチル−4−(2−クロロベンゾイルア
ミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−ベンゾアゼピン 123.5−カルバモイルメチル−7−クロロ−1−
〔2−メチル−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベ
ンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾアゼピン 124.5−モルホリノエチル−7−クロロ−1−〔2
−メチル−4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾ
イル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン 125.5−(4−メチル−1−ホモピペラジニル)カ
ルボニルメチル−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4
−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 126.5−(2−ピリジルメチル)アミノカルボニル
メチル−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−
クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 127.5−(4−ピリジル)アミノカルボニルメチル
−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−クロロ
ベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 128.5−(4−エチル−1−ピペラジニル)カルボ
ニルメトキシ−7−クロロ−1−〔4−(1−オキソ−
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イ
ル)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン 129.5−〔2−(N−アリル−N−メチルアミノ)
エチル〕−7−フルオロ−1−〔2−メチル−4−(2
−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 130.5−〔2−(2−ピリジル)エチル〕アミノカ
ルボニルメチル−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4
−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン。
【0832】131.5−(2−ジエチルアミノエトキ
シ)−7−クロロ−1−〔4−(1−オキソイソインド
リン−2−イル)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 132.5−(4−エチル−1−ピペラジニル)カルボ
ニルメトキシ−7−クロロ−1−〔4−(1−オキソイ
ソインドリン−2−イル)ベンゾイル〕−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 133.5−(2−メチルアミノチオカルボニルアミノ
エトキシ)−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−
(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 134.5−(5−メチル−2−ピラジニル)メチルア
ミノカルボニルメチル−7−クロロ−1−〔2−メトキ
シ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ン 135.5−〔2−(1−イミノエチル)アミノエトキ
シ〕−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−ク
ロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン塩酸塩 136.5−(2−ウレイドエトキシ)−7−クロロ−
1−〔2−メトキシ−4−(2−クロロベンゾイルアミ
ノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン 137.5−(2−エトキシカルボニルアミノエトキ
シ)−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−ク
ロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,
5,−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 138.5−(2−シクロプロピルアミノエトキシ)−
7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−クロロベ
ンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン塩酸塩 139.5−〔2−(4−ピリジル)チオエトキシ〕−
7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−クロロベ
ンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 140.5−〔2−(6−(メチル−2−ピリミジニ
ル)チオエトキシ−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−
4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ン。
【0833】141.5−〔2−(2−イミダゾリル)
チオエトキシ〕−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4
−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン。
【0834】142.5−〔2−(4−ピリジル)スル
ホニルエトキシ〕−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−
4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 143.5−〔2−(4−ピリジル)スルフィニルエト
キシ〕−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−
クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 144.5−〔2−(2−イミダゾリル)ストフィニル
エトキシ〕−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−
(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 145.5−〔2−(2−イミダゾリル)スルホニルエ
トキシ〕−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2
−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 146.5−〔2−(4−メタンスルホニル−1−ピペ
ラジニル)エチル〕−7−クロロ−1−〔2−メトキシ
−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 147.5−〔2−(4−エトキシカルボニル−1−ピ
ペラジニル)エチル〕−7−クロロ−1−〔2−メトキ
シ−4−(2−クロロベンゾアミノ)ベンゾイル〕−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 148.5−〔2−(4−メチルアミノカルボニル−1
−ピペラジニル)エチル〕−7−クロロ−1−〔2−メ
トキシ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイ
ル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン 149.5−〔2−(3−メチル−2−シアノグアジニ
ノ)エトキシ〕−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4
−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 150.5−(2−ベンジルアミノエトキシ)−7−ク
ロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−クロロベンゾイ
ルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン。
【0835】151.5−(2−シアノメチルアミノエ
トキシ)−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2
−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 152.5−(2−トリフルオロメチルスルホニルアミ
ノエトキシ)−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−
(2−ブロモベンゾイルアミノベンゾイル〕−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 153.5−〔2−(3−ジエチルアミノプロピル)ア
ミノエトキシ〕−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4
−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 154.5−〔2−(1−メチル−2−ピロリル)エチ
ル〕アミノカルボニルメチル−7−クロロ−1−〔2−
メトキシ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾ
イル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン 155.5−〔2−(1−メチル−2−ピロリジニル)
エチル〕アミノカルボニルメチル−7−クロロ−1−
〔2−メトキシ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)
ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−
ベンゾアゼピン 156.5−〔2−(1−ピペリジニル)エチル〕アミ
ノカルボニルメチル−7−クロロ−1−〔2−メトキシ
−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 157.5−〔4−〔(1−ピロリジニル)カルボニル
メチル〕−1−ピペラジニル〕カルボニルメチル−7−
クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−クロロベンゾ
イルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾアゼピン 158.5−(2−クロロアニリノ)カルボニルメチル
−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−クロロ
ベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 159.5−(2−クロロベンゾイルアミノ)−7−ク
ロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−クロロベンゾイ
ルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン 160.5−〔2−(N−(2−ヒドロキシエチル)−
N−メチルアミノ)エチル〕アミノカルボニルメチル−
7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−クロロベ
ンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン。
【0836】161.5−カルボキシチメル−7−クロ
ロ−1−〔2−ヒドロキシ−4−(2−クロロベンゾイ
ルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン 162.5−ジメチルアミノカルボニルメチル−7−ク
ロロ−1−{4−〔2−(4−イソプロピルアミノブト
キシ)ベンゾイルアミノ〕ベンゾイル}−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 163.5−〔N−(2−ジメチルアミノエチル)−N
−メチルアミノ〕カルボニルメチル−7−クロロ−1−
〔3−メトキシ−4−(2−ブロモベンゾイルアミノ)
ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−
ベンゾアゼピン 164.5−(2−モルホリノエチル)アミノカルボニ
ルメチル−7−クロロ−1−〔3−メトキシ−4−(2
−ブロモベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 165.5−〔N−(2−ジメチルアミノエチル)−N
−エチルアミノ〕カルボニルメトキシ−7−クロロ−
〔3−メトキシ−4−(2−ブロモベンゾイルアミノ)
ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−
ベンゾアゼピン 166.5−(4−メチル−1−ホモピペラジニル)カ
ルボニルメトキシ−7−クロロ−1−〔3−メトキシ−
4−(2−ブロモベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 167.5−〔2−(1−ピペリジニル)エチル〕アミ
ノカルボニルメトキシ−7−クロロ−1−〔3−メトキ
シ−4−(2−ブロモベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ン 168.5−(2−モルホリノエチル)アミノカルボニ
ルメトキシ−7−クロロ−1−〔3−メトキシ−4−
(2−ブロモベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 169.5−(2−アリルアミノエトキシ)−7−クロ
ロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−クロロベンゾイル
アミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1H−ベンゾアゼピン塩酸塩 170.5−(2−プロパルギルアミノエトキシ)−7
−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−クロロベン
ゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−ベンゾアゼピン塩酸塩。
【0837】171.5−〔2−(1−イミダゾリル)
エトキシ〕−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−
(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 172.5−(2−メタンスルホニルアミノエトキシ)
−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−クロロ
ベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 173.5−カルバモイルメチル−7−クロロ−1−
〔2−クロロ−4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベ
ンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾアゼピン 174.5−〔2−(4−アセチル−1−ピペラジニ
ル)エチル〕−7−クロロ−1−〔2−クロロ−4−
(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 175.5−〔N−(2−ジエチルアミノエチル)−N
−エチルアミノ〕カルボニルメチル−7−クロロ−1−
〔2−メトキシ−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)
ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−
ベンゾアゼピン 176.5−〔2−(1,2,4−トリアゾール−1−
イル)エトキシ〕−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−
4−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 177.5−(2−シクロペンチルアミノエトキシ)−
7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−クロロベ
ンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 178.5−(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボ
ニルメチル−7−クロロ−1−(4−ベンゾイルアミノ
ベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−
ベンゾアゼピン 179.5−〔2−(4−アセチル−1−ピペラジニ
ル)エチル〕−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4−
(2−クロロベンゾアミノ)ベンゾイル〕−2,3−ジ
ヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 180.5−〔2−(4−メチル−1−ホモピペラジニ
ル)エトキシ〕−7−クロロ−1−〔2−メトキシ−4
−(2−クロロベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン。
【0838】181.5−〔4−(2−クロロフェニ
ル)−1−ピペラジニル〕カルボニルメチル−7−クロ
ロ−1−〔2−メトキシ−4−(2−クロロベンゾイル
アミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1H−ベンゾアゼピン 182.5−ジメチルアミノカルボニルメチル−7−ク
ロロ−1−{4−〔2−(4−t−ブチルアミノブトキ
シ)ベンゾイルアミノ〕ベンゾイル}−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 183.5−(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボ
ニルメチル−7−クロロ−1−{2−メトキシ−4−
〔(2,3−ジヒドロ−4H−クロメン−8−イル)カ
ルボニルアミノ〕ベンゾイル}−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 184.7−クロロ−1−〔4−{3−〔4−(4−ア
セチルアミノ−1−ピペリジニル)ブトキシ〕−6−ク
ロロベンゾイルアミノ}ベンゾイル〕−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン塩酸塩 185.5−(4−メチル−1−ホモピペラジニル)カ
ルボニルメチル−7−クロロ−1−〔3−メトキシ−4
−(2−ブロモベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン。
【0839】
【表213】
【0840】
【表214】
【0841】試験2)V2 リセプター バインディング
アッセイ(V2 recepter binding assay) O.HECHTER の方法〔J.Bio. Chem.,253,321
1(1978)〕に準じて調製したラット腎臓の膜標本
を用いて、〔 3H〕−Arg−バソプレシン(vasopressi
n )の100000dpm (4×10-10 M)膜標本0.
6mg試験薬(10-10 〜10-5M)を、5mM MgC
2 、1mM EDTA及び0.1%BSAを含む10
0mMトリス−塩酸緩衝液(pH=8.0)の総量25
0μl中で3時間、4℃でインキュベーションした。そ
の後、ガラスフィルター(GF/F)を用いて、バソプ
レシンと結合した膜標本を分離するために濾過を行ない
2回緩衝液5mlにて洗浄した。このガラスフィルターを
取出し、液体シンチレーション用カクテルと混合し、液
体シンチレーションカウンターにて膜と結合した
3H〕−バソプレシン量を測定し、阻害率を次式によ
り算出した。
【0842】阻害率(%)=100−〔(C1 −B1
/(C0 −B1 )〕×100 C1 ;既知量の供試薬剤と〔 3H〕−バソプレシンとの
共存下での〔 3H〕−バソプレシンの膜に対する結合量 C0 ;供試薬剤を除いた時の〔 3H〕−バソプレシンの
膜に対する結合量 B1 ;過剰のバソプレシン(10-6M)存在下での〔 3
H〕−バソプレシンの膜に対する結合量 上記で算出された阻害率が50%となる供試薬剤の濃度
を求め、これをIC50値とした。結果を下記表215〜
表217に示す。
【0843】
【表215】
【0844】
【表216】
【0845】
【表217】
【0846】試験3)in vivo における抗バゾプレッサ
ー作用 覚醒下で供試化合物の経口投与による抗バゾプレッサー
作用を調べるために、ペントバルビタール麻酔下にSD
系雄性ラット(体重300〜450g)の腹部大動脈及
び頸静脈にカニューレを挿入した。手術後2〜3日の回
復期の後、血圧は腹部大動脈のカニューレより圧トラン
スデューサを用い、覚醒下に測定し、バソプレシンは頸
静脈より投与した。供試化合物は、ポリエチレングリコ
ール400や水に溶解もしくは5%アラビアゴム溶液に
懸濁させた状態で経口投与した。
【0847】供試化合物投与前のバゾプレシン30mU
/kg静脈内投与による拡張期血圧の上昇を100%と
し、供試化合物経口投与後は30分間隔で投与後8時間
まで、バゾプレシン30mU/kg静脈内投与による拡
張期血圧の上昇を測定し、供試化合物による血圧上昇の
抑制率をもって供試化合物の抗バゾプレッサー作用とし
た。
【0848】効果用量ID50値は、バゾプレシン30m
U/kg静脈内投与による拡張期血圧の上昇を50%抑
制する時の、供試化合物の経口投与量として求めた。結
果を下記表218に示す。
【0849】
【表218】
【0850】試験4)in vivo における抗−抗利尿作用
(水利尿作用) 無処置、無拘束下のラット(SD系、雄、体重300〜
400g)に、供試化合物をポリエチレングリコール4
00や水に溶解もしくは5%アラビアゴム溶液に懸濁さ
せた状態で強制的に経口投与した。投与後代謝ケージに
て、自発的に排泄される尿を2時間間隔にて採取した。
この間、水及び餌は自由に摂取させた。
【0851】効果用量ED3 は、コントロールラット
(溶媒群)の最初の2時間に排泄される尿量を100%
とした時の、供試化合物投与群の2時間での尿量が3倍
となる経口投与量として求めた。結果を下記表219に
示す。
【0852】
【表219】
【0853】試験5)オキシトシン レセプター バイ
ンディング アッセイ(Oxytocin receptor binding as
say) W.Y.Chan らの方法〔Endocrinology,126. 2095-2
101 (1990)〕に準じ、前日DES(diethylstilbestro
l)を皮下注しておいたラットより子宮筋を摘出し、ホ
モジネートにより膜標品を調製する。この膜標品0.2
mgと〔 3H〕オキシトシンの100000dpm(1
-9M)、供試化合物(10-9〜10-5M)を5mMM
gCl2 、1mMEDTA及び0.1%BSAを含む1
00mMトリス−塩酸緩衝液(pH=8.0)の総量2
50μl中で1時間、25℃でインキュベーションし
た。その後、ガラスフィルター(GF/B)を用いて、
3H〕オキシトシンと結合した膜標品を分離するため
に瀘過を行ない、2回緩衝液5mlにて洗浄した。この
ガラスフィルターをバイアルに入れ、アクアゾール(液
体シンチレーション用カクテル)と混合し、液体シンチ
レーションカウンターにて結合〔 3H〕オキシトシン量
を測定し、阻害率(%)を次式より算出した。
【0854】阻害率(%)=100−〔(Cl −B)/
(C0 −B)〕×100 C1 ;既知量の供試化合物と〔 3H〕オキシトシンが共
存している状態での〔 3H〕オキシトシンの膜に対する
結合量 C0 ;供試化合物を除いた時の〔 3H〕オキシトシンの
膜に対する結合量 B;過剰のオキシトシン(5×10-6M)存在下での〔
3H〕オキシトシンの膜に対する結合量 上記で算出された阻害率が50%となる供試化合物の濃
度を求め、これをIC50値とした。結果を下記表220
及び表221に示す。
【0855】
【表220】
【0856】
【表221】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/55 ACV 7431−4C AED 7431−4C C07D 401/12 223 7602−4C 403/06 223 7602−4C 403/12 223 7602−4C 405/12 223 7602−4C (72)発明者 中矢 賢治 徳島県徳島市川内町上別宮北48番地 (72)発明者 小松 一 東京都世田谷区梅丘3丁目14番16号 (72)発明者 田中 理紀 徳島県板野郡松茂町中喜来字稲本211番地 の1 (72)発明者 北野 和良 徳島県徳島市川内町加賀須野463番地の10 (72)発明者 富永 道明 徳島県板野郡上板町高磯310番地の6 (72)発明者 薮内 洋一 徳島県徳島市川内町大松900番地の25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 〔式中R1 は水素原子、ハロゲン原子、水酸基、低級ア
    ルカノイルオキシ基、置換基として低級アルキル基及び
    低級アルカノイル基なる群より選ばれた基を有すること
    のあるアミノ低級アルコキシ基、カルボキシ置換低級ア
    ルコキシ基、低級アルコキシカルボニル置換低級アルコ
    キシ基又は置換基として低級アルキル基を有することの
    あるアミノカルボニル低級アルコキシ基を示す。R4
    基−NR67 (R6 は水素原子、低級アルキル基又は
    低級アルケニル基を示し、R7 はフェニル環上に置換基
    としてハロゲン原子を有するベンゾイル基を示す。)、
    基−ACONR1112(Aは低級アルキレン基を示す。
    11は水素原子又は低級アルキル基を示し、R12は水酸
    基置換低級アルキル基、ピリジル置換低級アルキル基、
    ピリジル基、基−ANR3940(Aは前記に同じ。R39
    及びR40は、同一又は異なって、水素原子又は水酸基を
    有することのある低級アルキル基を示す。またR39及び
    40は、これらが結合する窒素原子と共に窒素原子もし
    くは酸素原子を介し又は介することなく5〜6員環の飽
    和の複素環を形成してもよい。該複素環上には低級アル
    キル基が置換していてもよい。)、ピラジン環上に置換
    基として低級アルキル基を有することのあるピラジニル
    置換低級アルキル基、ピロール環上に置換基として低級
    アルキル基を有することのあるピロリル置換低級アルキ
    ル基、ピロリジン環上に置換基として低級アルキル基を
    有することのあるピロリジニル置換低級アルキル基、又
    はフェニル環上にハロゲン原子を有することのあるフェ
    ニル基を示す。またR11及びR12は、これらが結合する
    窒素原子と共に窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介
    することなく5〜7員環の飽和の複素環を形成してもよ
    い。該複素環上には、低級アルキル基、低級アルコキシ
    カルボニル基、置換基として低級アルキル基及び低級ア
    ルカノイル基なる群より選ばれた基を有することのある
    アミノ基、低級アルコキシカルボニル置換低級アルキル
    基、フェニル環上にハロゲン原子を有することのあるフ
    ェニル基、シアノ置換低級アルキル基、低級アルケニル
    基、オキシラニル置換低級アルキル基、カルバモイル置
    換低級アルキル基、置換基として水酸基及び低級アルキ
    ル基を有することのあるアミノ基なる群より選ばれた基
    を1〜2個有する低級アルキル基又はピロリジニルカル
    ボニル低級アルキル基が置換していてもよい。)、基−
    OACONR2324(Aは前記に同じ。R23は水素原子
    又は低級アルキル基を示し、R24は基−B−NR23A
    24A (式中Bは低級アルキレン基を示す。R23A 及びR
    24A は、同一又は異なって、水素原子又は低級アルキル
    基を示す。またR23A 及びR24A は、これらが結合する
    窒素原子と共に窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介
    することなく5〜6員環の飽和の複素環を形成してもよ
    い。)を示す。R23及びR24は、これらが結合する窒素
    原子と共に、窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介す
    ることなく5〜7員環の飽和の複素環を形成してもよ
    い。該複素環上には低級アルキル基が置換していてもよ
    い。)、基−OANR2728(Aは前記に同じ。R27
    びR28は、同一又は異なって、水素原子、低級アルキル
    基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級アルキ
    ルスルホニル基、置換基として低級アルキル基を有する
    ことのあるアミノチオカルボニル基、基 【化2】 (R41は水素原子又はシアノ基を示す。R42は低級アル
    キル基又は置換基として低級アルキル基を有することの
    あるアミノ基を示す。)、カルバモイル基、低級アルコ
    キシカルボニル基、シクロアルキル基、フェニル環上に
    置換基としてハロゲン原子を有することのあるフェニル
    低級アルキル基、シアノ置換低級アルキル基、ハロゲン
    原子置換低級アルキルスルホニル基又は低級アルキル基
    を有することのあるアミノ置換低級アルキル基を示す。
    27及びR28は、これらが結合する窒素原子と共に窒素
    原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく5〜1
    0員環の単環もしくは二項環の飽和又は不飽和の複素環
    を形成してもよい。該複素環上には、低級アルカノイル
    アミノ基が置換しているものとする。)、基−ANR29
    30(Aは前記に同じ。R29は水素原子又は低級アルキ
    ル基を示す。R30は低級アルケニル基、シクロアルキル
    基又は低級アルキニル基を示す。R29及びR30は、これ
    らが結合する窒素原子と共に窒素原子もしくは酸素原子
    を介し又は介することなく5〜6員環の飽和の複素環を
    形成してもよい。該複素環上には、低級アルカノイル基
    を有するアミノ基、低級アルキルスルホニル基、低級ア
    ルコキシカルボニル基又は置換基として低級アルキル基
    を有することのあるアミノカルボニル基が置換している
    ものとする。)、ハロゲン原子置換低級アルキル基、イ
    ミダゾリル置換低級アルキル基、1,2,4−トリアゾ
    リル置換低級アルコキシ基、1,2,3,4−テトラゾ
    リル置換低級アルコキシ基、1,2,3,5−テトラゾ
    リル置換低級アルコキシ基、1,2,3,4−テトラゾ
    リル置換低級アルキル基、1,2,3,5−テトラゾリ
    ル置換低級アルキル基、1,2,4−トリアゾリル置換
    低級アルキル基、カルボキシ置換低級アルコキシ基、低
    級アルコキシカルボニル置換低級アルコキシ基、ピリジ
    ルチオ置換低級アルコキシ基、ピリミジン環上に低級ア
    ルキル基を有することのあるピリミジニルチオ置換低級
    アルコキシ基、イミダゾリルチオ置換低級アルコキシ
    基、ピリジルスルフィニル置換低級アルコキシ基、ピリ
    ジルスルホニル置換低級アルコキシ基、イミダゾリルス
    ルフィニル置換低級アルコキシ基又はイミダゾリルスル
    ホニル置換低級アルコキシ基を示す。R5 は水素原子又
    は水酸基を示す。R4 とR5 とは、一緒になってオキソ
    基を形成してもよい。R2 は水素原子、低級アルキル
    基、水酸基、ハロゲン原子又は低級アルコキシ基を示
    す。R3 は基 【化3】 (R13は、ハロゲン原子、水酸基、カルバモイル基、低
    級アルキル基、ピペラジン環の4位に低級アルカノイル
    基を有するピペラジニル低級アルコキシ基、イミダゾリ
    ル置換低級アルコキシ基、ピペリジン環上に低級アルカ
    ノイルアミノ基を有するピペリジニル低級アルコキシ
    基、1,2,4−トリアゾリル置換低級アルコキシ基、
    低級アルキル基を有することのあるウレイド置換低級ア
    ルコキシ基又は置換基として低級アルキル基を有するこ
    とのあるアミノ置換低級アルコキシ基を示す。mは0又
    は1〜3の整数を示す。)、フェニル環上に置換基とし
    てハロゲン原子、低級アルコキシ基、低級アルキル基及
    びニトロ基からなる群より選ばれた基を1〜3個有する
    フェニル低級アルカノイルアミノ基、基 【化4】 (nは1又は2を示す)又は基 【化5】 を示す。ただしR1 が水素原子又はハロゲン原子を示
    し、R4 がカルボキシ置換低級アルコキシ基、低級アル
    コキシカルボニル置換低級アルコキシ基又は基−O−A
    −NR2728(Aは前記に同じ。R27及びR28は、同一
    又は異なって、水素原子又は低級アルキル基を示す。)
    を示し、R5 が水素原子又は水酸基を示すか又はR4
    5 が一緒になってオキソ基を示し、更にR3 が基 【化6】 を示す場合には、R13はカルバモイル基、ピペラジン環
    の4位に低級アルカノイル基を有するピペラジニル低級
    アルコキシ基、イミダゾリル置換低級アルコキシ基、ピ
    ペリジン環上に低級アルカノイルアミノ基を有するピペ
    リジニル低級アルコキシ基、1,2,4−トリアゾリル
    置換低級アルコキシ基又は低級アルキル基を有すること
    のあるウレイド置換低級アルコキシ基でなければならな
    い。またR11及びR12がこれらが結合する窒素原子と共
    に窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく
    飽和の複素環を形成し、該複素環上に低級アルキル基、
    低級アルコキシカルボニル基又は置換基として低級アル
    キル基及び低級アルカノイル基なる群より選ばれた基を
    有することのあるアミノ基が置換していてもよい時、R
    11及びR12が形成する複素環は7員環でなければならな
    い。〕で表わされるベンゾヘテロ環化合物又はその塩。
  2. 【請求項2】 一般式 【化7】 〔式中R1 は水素原子、ハロゲン原子、水酸基、低級ア
    ルカノイルオキシ基、置換基として低級アルキル基及び
    低級アルカノイル基なる群より選ばれた基を有すること
    のあるアミノ低級アルコキシ基、カルボキシ置換低級ア
    ルコキシ基、低級アルコキシカルボニル置換低級アルコ
    キシ基又は置換基として低級アルキル基を有することの
    あるアミノカルボニル低級アルコキシ基を示す。R4
    水素原子、基−NR6 7 (R6 及びR7 は、同一又は
    異なって、水素原子、低級アルキル基又は低級アルケニ
    ル基を示す。)、低級アルケニルオキシ基、水酸基置換
    低級アルキル基、基−O−CO−ANR8 9 (Aは低
    級アルキレン基を示す。R8及びR9 は、同一又は異な
    って、水素原子又は低級アルキル基を示す。またR8
    びR9 はこれらが結合する窒素原子と共に窒素原子もし
    くは酸素原子を介し又は介することなく5〜6員環の飽
    和又は不飽和の複素環を形成してもよい。該複素環上に
    は、低級アルキル基が置換していてもよい。)、基−O
    −R10(R10はアミノ酸残基を示す。)、低級アルコキ
    シカルボニル置換低級アルキリデン基、低級アルコキシ
    カルボニル置換低級アルキル基、カルボキシ置換低級ア
    ルキル基、基−ACONR1112(Aは前記に同じ。R
    11及びR12は、同一又は異なって、水素原子、低級アル
    キル基、ピペリジン環上にフェニル低級アルキル基を有
    することのあるピペリジニル基又はカルバモイル置換低
    級アルキル基を示す。またR11及びR12は、これらが結
    合する窒素原子と共に窒素原子もしくは酸素原子を介し
    又は介することなく5〜6員環の飽和の複素環を形成し
    てもよい。該複素環上には、低級アルキル基、低級アル
    コキシカルボニル基又は置換基として低級アルキル基及
    び低級アルカノイル基なる群より選ばれた基を有するこ
    とのあるアミノ基が置換していてもよい。)、基−OA
    CONR2324(Aは前記に同じ。R23及びR24は、同
    一又は異なって、水素原子、低級アルコキシカルボニル
    置換低級アルキル基、カルボキシ置換低級アルキル基又
    はピペリジン環上に低級アルキル基を有することのある
    ピペリジニル基を示す。)、ピロリジン環上に低級アル
    コキシカルボニル基を有するピロリジニルカルボニル低
    級アルコキシ基、低級アルコキシ置換低級アルカノイル
    オキシ基、基−BOCOANR2526(Aは前記に同
    じ。Bは低級アルキレン基を示す。R25及びR26は、同
    一又は異なって、水素原子又は低級アルキル基を示
    す。)、置換基として低級アルキル基を有することのあ
    るアミノ置換低級アルキリデン基、基−OANR2728
    (Aは前記に同じ。R27及びR28は、これらが結合する
    窒素原子と共に窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介
    することなく5〜10員環の単環もしくは二項環の飽和
    又は不飽和の複素環を形成してもよい。該複素環上に
    は、オキソ基、低級アルキル基、低級アルコキシカルボ
    ニル基又は低級アルカノイル基が置換していてもよ
    い。)、シアノ基、シアノ置換低級アルキル基、フェニ
    ル環上に置換基として低級アルキル基を有することのあ
    るフェニルスルホニルオキシ基もしくは水酸基を有する
    低級アルコキシ基、基−ANR2930(Aは前記に同
    じ。R29及びR30は、これらが結合する窒素原子と共に
    窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく5
    〜6員環の飽和の複素環を形成してもよい。該複素環上
    には、低級アルキル基、低級アルカノイル基又は低級ア
    ルキル基を有することのあるアミノ基が置換していても
    よい。)、フェニル環上に置換基として低級アルキル基
    を有することのあるフェニルスルホニルオキシ置換低級
    アルキル基、フタルイミド置換低級アルキル基又はシア
    ノ置換低級アルキリデン基を示す。R5 は水素原子又は
    水酸基を示す。R4 とR5 とは、一緒になってオキソ基
    を形成してもよい。R2 は水素原子、低級アルキル基、
    水酸基、ハロゲン原子又は低級アルコキシ基を示す。R
    3 は基 【化8】 (R13は、水酸基、イミダゾリル置換低級アルコキシ
    基、ピペリジン環上に低級アルカノイルアミノ基を有す
    るピペリジニル低級アルコキシ基、1,2,4−トリア
    ゾリル置換低級アルコキシ基、低級アルキル基を有する
    ことのあるウレイド置換低級アルコキシ基又は置換基と
    して低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級
    アルコキシ基を示す。mは0又は1〜3の整数を示
    す。)、基 【化9】 (nは1又は2を示す)又は基 【化10】 を示す。ただしR1 が水素原子又はハロゲン原子を示
    し、R4 が水素原子、基−NR6 7 (R6 及びR7
    前記に同じ。)、基−O−CO−ANR8 9 (Aは前
    記に同じ。R8 及びR9 は、同一又は異なって、水素原
    子又は低級アルキル基を示す。)又は水酸基置換低級ア
    ルキル基を示し、R5 が水素原子又は水酸基を示すか又
    はR4 とR5 が一緒になってオキソ基を示し、更にR3
    が基 【化11】 を示す場合には、R13はイミダゾリル置換低級アルコキ
    シ基、ピペリジン環上に低級アルカノイルアミノ基を有
    するピペリジニル低級アルコキシ基、1,2,4−トリ
    アゾリル置換低級アルコキシ基又は低級アルキル基を有
    することのあるウレイド置換低級アルコキシ基でなけれ
    ばならない。〕で表わされるベンゾヘテロ環化合物又は
    その塩。
  3. 【請求項3】 一般式 【化12】 〔式中R1 は水素原子、ハロゲン原子、水酸基、低級ア
    ルカノイルオキシ基、置換基として低級アルキル基及び
    低級アルカノイル基なる群より選ばれた基を有すること
    のあるアミノ低級アルコキシ基、カルボキシ置換低級ア
    ルコキシ基、低級アルコキシカルボニル置換低級アルコ
    キシ基又は置換基として低級アルキル基を有することの
    あるアミノカルボニル低級アルコキシ基を示す。R4
    水素原子、基−NR6 7 (R6 及びR7 は、同一又は
    異なって、水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル
    基又はフェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有す
    るベンゾイル基を示す。)、低級アルケニルオキシ基、
    水酸基置換低級アルキル基、基−O−CO−ANR8
    9 (Aは低級アルキレン基を示す。R8 及びR9 は、同
    一又は異なって、水素原子又は低級アルキル基を示す。
    またR8 及びR9 はこれらが結合する窒素原子と共に窒
    素原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく5〜
    6員環の飽和又は不飽和の複素環を形成してもよい。該
    複素環上には、低級アルキル基が置換していてもよ
    い。)、基−O−R10(R10はアミノ酸残基を示
    す。)、低級アルコキシカルボニル置換低級アルキリデ
    ン基、低級アルコキシカルボニル置換低級アルキル基、
    カルボキシ置換低級アルキル基、基−ACONR1112
    (Aは前記に同じ。R11及びR12は、同一又は異なっ
    て、水素原子、水酸基を有することのある低級アルキル
    基、ピペリジン環上にフェニル低級アルキル基を有する
    ことのあるピペリジニル基、カルバモイル置換低級アル
    キル基、ピリジル置換低級アルキル基、ピリジル基、基
    −ANR3940(Aは前記に同じ。R39及びR40は、同
    一又は異なって、水素原子又は水酸基を有することのあ
    る低級アルキル基を示す。またR39及びR40は、これら
    が結合する窒素原子と共に窒素原子もしくは酸素原子を
    介し又は介することなく5〜6員環の飽和の複素環を形
    成してもよい。該複素環上には低級アルキル基が置換し
    ていてもよい。)、ピラジン環上に置換基として低級ア
    ルキル基を有することのあるピラジニル置換低級アルキ
    ル基、ピロール環上に置換基として低級アルキル基を有
    することのあるピロリル置換低級アルキル基、ピロリジ
    ン環上に置換基として低級アルキル基を有することのあ
    るピロリジニル置換低級アルキル基、又はフェニル環上
    にハロゲン原子を有することのあるフェニル基を示す。
    またR11及びR12は、これらが結合する窒素原子と共に
    窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく5
    〜7員環の飽和の複素環を形成してもよい。該複素環上
    には、低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル基、
    置換基として低級アルキル基及び低級アルカノイル基な
    る群より選ばれた基を有することのあるアミノ基、低級
    アルコキシカルボニル置換低級アルキル基、フェニル環
    上にハロゲン原子を有することのあるフェニル基、シア
    ノ置換低級アルキル基、低級アルケニル基、オキシラニ
    ル置換低級アルキル基、カルバモイル置換低級アルキル
    基、置換基として水酸基及び低級アルキル基を有するこ
    とのあるアミノ基なる群より選ばれた基を1〜2個有す
    る低級アルキル基又はピロリジニルカルボニル低級アル
    キル基が置換していてもよい。)、基−OACONR23
    24(Aは前記に同じ。R23及びR24は、同一又は異な
    って、水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシカル
    ボニル置換低級アルキル基、カルボキシ置換低級アルキ
    ル基、ピペリジン環上に低級アルキル基を有することの
    あるピペリジニル基又は基−B−NR23A 24A (式中
    Bは低級アルキレン基を示す。R23A 及びR24A は、同
    一又は異なって、水素原子又は低級アルキル基を示す。
    またR23A 及びR24A は、これらが結合する窒素原子と
    共に窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介することな
    く5〜6員環の飽和の複素環を形成してもよい。)を示
    す。R23及びR24は、これらが結合する窒素原子と共
    に、窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介することな
    く5〜7員環の飽和の複素環を形成してもよい。該複素
    環上には低級アルキル基が置換していてもよい。)、ピ
    ロリジン環上に低級アルコキシカルボニル基を有するピ
    ロリジニルカルボニル低級アルコキシ基、低級アルコキ
    シ置換低級アルカノイルオキシ基、基−BOCOANR
    2526(Aは前記に同じ。Bは低級アルキレン基を示
    す。R25及びR26は、同一又は異なって、水素原子又は
    低級アルキル基を示す。)、置換基として低級アルキル
    基を有することのあるアミノ置換低級アルキリデン基、
    基−OANR2728(Aは前記に同じ。R27及びR
    28は、同一又は異なって、水素原子、低級アルキル基、
    低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級アルキルス
    ルホニル基、置換基として低級アルキル基を有すること
    のあるアミノチオカルボニル基、基 【化13】 (R41は水素原子又はシアノ基を示す。R42は低級アル
    キル基又は置換基として低級アルキル基を有することの
    あるアミノ基を示す。)、カルバモイル基、低級アルコ
    キシカルボニル基、シクロアルキル基、フェニル環上に
    置換基としてハロゲン原子を有することのあるフェニル
    低級アルキル基、シアノ置換低級アルキル基、ハロゲン
    原子置換低級アルキルスルホニル基又は低級アルキル基
    を有することのあるアミノ置換低級アルキル基を示す。
    27及びR28は、これらが結合する窒素原子と共に窒素
    原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく5〜1
    0員環の単環もしくは二項環の飽和又は不飽和の複素環
    を形成してもよい。該複素環上には、オキソ基、低級ア
    ルキル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノ
    イル基又は低級アルカノイルアミノ基が置換していても
    よい。)、シアノ基、シアノ置換低級アルキル基、フェ
    ニル環上に置換基として低級アルキル基を有することの
    あるフェニルスルホニルオキシ基もしくは水酸基を有す
    る低級アルコキシ基、基−ANR2930(Aは前記に同
    じ。R29は水素原子又は低級アルキル基を示す。R30
    低級アルケニル基、シクロアルキル基又は低級アルキニ
    ル基を示す。R29及びR30は、これらが結合する窒素原
    子と共に窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介するこ
    となく5〜6員環の飽和の複素環を形成してもよい。該
    複素環上には、低級アルキル基、低級アルカノイル基、
    低級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群より選ば
    れた基を有することのあるアミノ基、低級アルキルスル
    ホニル基、低級アルコキシカルボニル基又は置換基とし
    て低級アルキル基を有することのあるアミノカルボニル
    基が置換していてもよい。)、フェニル環上に置換基と
    して低級アルキル基を有することのあるフェニルスルホ
    ニルオキシ置換低級アルキル基、フタルイミド置換低級
    アルキル基、シアノ置換低級アルキリデン基、ハロゲン
    原子置換低級アルキル基、イミダゾリル置換低級アルキ
    ル基、1,2,4−トリアゾリル置換低級アルコキシ
    基、1,2,3,4−テトラゾリル置換低級アルコキシ
    基、1,2,3,5−テトラゾリル置換低級アルコキシ
    基、1,2,3,4−テトラゾリル置換低級アルキル
    基、1,2,3,5−テトラゾリル置換低級アルキル
    基、1,2,4−トリアゾリル置換低級アルキル基、カ
    ルボキシ置換低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボ
    ニル置換低級アルコキシ基、ピリジルチオ置換低級アル
    コキシ基、ピリミジン環上に低級アルキル基を有するこ
    とのあるピリミジニルチオ置換低級アルコキシ基、イミ
    ダゾリルチオ置換低級アルコキシ基、ピリジルスルフィ
    ニル置換低級アルコキシ基、ピリジルスルホニル置換低
    級アルコキシ基、イミダゾリルスルフィニル置換低級ア
    ルコキシ基又はイミダゾリルスルホニル置換低級アルコ
    キシ基を示す。R2 は水素原子、低級アルキル基、水酸
    基、ハロゲン原子又は低級アルコキシ基を示す。R3
    基 【化14】 (R13は、ハロゲン原子、水酸基、カルバモイル基、低
    級アルキル基、ピペラジン環の4位に低級アルカノイル
    基を有するピペラジニル低級アルコキシ基、イミダゾリ
    ル置換低級アルコキシ基、ピペリジン環上に低級アルカ
    ノイルアミノ基を有するピペリジニル低級アルコキシ
    基、1,2,4−トリアゾリル置換低級アルコキシ基、
    低級アルキル基を有することのあるウレイド置換低級ア
    ルコキシ基又は置換基として低級アルキル基を有するこ
    とのあるアミノ置換低級アルコキシ基を示す。mは0又
    は1〜3の整数を示す。)、フェニル環上に置換基とし
    てハロゲン原子、低級アルコキシ基、低級アルキル基及
    びニトロ基からなる群より選ばれた基を1〜3個有する
    フェニル低級アルカノイルアミノ基、基 【化15】 (nは1又は2を示す)又は基 【化16】 を示す。ただしR1 が水素原子又はハロゲン原子を示
    し、R4 が水素原子、基−NR6 7 (R6 及びR7
    フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有するベン
    ゾイル基以外の前記R6 及びR7 を示す。)、基−O−
    CO−ANR8 9(Aは前記に同じ。R8 及びR
    9 は、同一又は異なって、水素原子又は低級アルキル基
    を示す。)、水酸基置換低級アルキル基、カルボキシ置
    換低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル置換低
    級アルコキシ基又は基−O−A−NR2728(Aは前記
    に同じ。R27及びR28は、同一又は異なって、水素原子
    又は低級アルキル基を示す。)を示し、更にR3 が基 【化17】 を示す場合には、R13はカルバモイル基、ピペラジン環
    の4位に低級アルカノイル基を有するピペラジニル低級
    アルコキシ基、イミダゾリル置換低級アルコキシ基、ピ
    ペリジン環上に低級アルカノイルアミノ基を有するピペ
    リジニル低級アルコキシ基、1,2,4−トリアゾリル
    置換低級アルコキシ基又は低級アルキル基を有すること
    のあるウレイド置換低級アルコキシ基でなければならな
    い。〕で表わされるベンゾヘテロ環化合物又はその塩。
  4. 【請求項4】 一般式 【化18】 〔式中R1 は水素原子、ハロゲン原子、水酸基、低級ア
    ルカノイルオキシ基、置換基として低級アルキル基及び
    低級アルカノイル基なる群より選ばれた基を有すること
    のあるアミノ低級アルコキシ基、カルボキシ置換低級ア
    ルコキシ基、低級アルコキシカルボニル置換低級アルコ
    キシ基又は置換基として低級アルキル基を有することの
    あるアミノカルボニル低級アルコキシ基を示す。R4
    水素原子、基−NR6 7 (R6 及びR7 は、同一又は
    異なって、水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル
    基又はフェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有す
    るベンゾイル基を示す。)、低級アルケニルオキシ基、
    水酸基置換低級アルキル基、基−O−CO−ANR8
    9 (Aは低級アルキレン基を示す。R8 及びR9 は、同
    一又は異なって、水素原子又は低級アルキル基を示す。
    またR8 及びR9 はこれらが結合する窒素原子と共に窒
    素原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく5〜
    6員環の飽和又は不飽和の複素環を形成してもよい。該
    複素環上には、低級アルキル基が置換していてもよ
    い。)、基−O−R10(R10はアミノ酸残基を示
    す。)、低級アルコキシカルボニル置換低級アルキリデ
    ン基、低級アルコキシカルボニル置換低級アルキル基、
    カルボキシ置換低級アルキル基、基−ACONR1112
    (Aは前記に同じ。R11及びR12は、同一又は異なっ
    て、水素原子、水酸基を有することのある低級アルキル
    基、ピペリジン環上にフェニル低級アルキル基を有する
    ことのあるピペリジニル基、カルバモイル置換低級アル
    キル基、ピリジル置換低級アルキル基、ピリジル基、基
    −ANR3940(Aは前記に同じ。R39及びR40は、同
    一又は異なって、水素原子又は水酸基を有することのあ
    る低級アルキル基を示す。またR39及びR40は、これら
    が結合する窒素原子と共に窒素原子もしくは酸素原子を
    介し又は介することなく5〜6員環の飽和の複素環を形
    成してもよい。該複素環上には低級アルキル基が置換し
    ていてもよい。)、ピラジン環上に置換基として低級ア
    ルキル基を有することのあるピラジニル置換低級アルキ
    ル基、ピロール環上に置換基として低級アルキル基を有
    することのあるピロリル置換低級アルキル基、ピロリジ
    ン環上に置換基として低級アルキル基を有することのあ
    るピロリジニル置換低級アルキル基、又はフェニル環上
    にハロゲン原子を有することのあるフェニル基を示す。
    またR11及びR12は、これらが結合する窒素原子と共に
    窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく5
    〜7員環の飽和の複素環を形成してもよい。該複素環上
    には、低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル基、
    置換基として低級アルキル基及び低級アルカノイル基な
    る群より選ばれた基を有することのあるアミノ基、低級
    アルコキシカルボニル置換低級アルキル基、フェニル環
    上にハロゲン原子を有することのあるフェニル基、シア
    ノ置換低級アルキル基、低級アルケニル基、オキシラニ
    ル置換低級アルキル基、カルバモイル置換低級アルキル
    基、置換基として水酸基及び低級アルキル基を有するこ
    とのあるアミノ基なる群より選ばれた基を1〜2個有す
    る低級アルキル基又はピロリジニルカルボニル低級アル
    キル基が置換していてもよい。)、基−OACONR23
    24(Aは前記に同じ。R23及びR24は、同一又は異な
    って、水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシカル
    ボニル置換低級アルキル基、カルボキシ置換低級アルキ
    ル基、ピペリジン環上に低級アルキル基を有することの
    あるピペリジニル基又は基−B−NR23A 24A (式中
    Bは低級アルキレン基を示す。R23A 及びR24A は、同
    一又は異なって、水素原子又は低級アルキル基を示す。
    またR23A 及びR24A は、これらが結合する窒素原子と
    共に窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介することな
    く5〜6員環の飽和の複素環を形成してもよい。)を示
    す。R23及びR24は、これらが結合する窒素原子と共
    に、窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介することな
    く5〜7員環の飽和の複素環を形成してもよい。該複素
    環上には低級アルキル基が置換していてもよい。)、ピ
    ロリジン環上に低級アルコキシカルボニル基を有するピ
    ロリジニルカルボニル低級アルコキシ基、低級アルコキ
    シ置換低級アルカノイルオキシ基、基−BOCOANR
    2526(Aは前記に同じ。Bは低級アルキレン基を示
    す。R25及びR26は、同一又は異なって、水素原子又は
    低級アルキル基を示す。)、置換基として低級アルキル
    基を有することのあるアミノ置換低級アルキリデン基、
    基−OANR2728(Aは前記に同じ。R27及びR
    28は、同一又は異なって、水素原子、低級アルキル基、
    低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級アルキルス
    ルホニル基、置換基として低級アルキル基を有すること
    のあるアミノチオカルボニル基、基 【化19】 (R41は水素原子又はシアノ基を示す。R42は低級アル
    キル基又は置換基として低級アルキル基を有することの
    あるアミノ基を示す。)、カルバモイル基、低級アルコ
    キシカルボニル基、シクロアルキル基、フェニル環上に
    置換基としてハロゲン原子を有することのあるフェニル
    低級アルキル基、シアノ置換低級アルキル基、ハロゲン
    原子置換低級アルキルスルホニル基又は低級アルキル基
    を有することのあるアミノ置換低級アルキル基を示す。
    27及びR28は、これらが結合する窒素原子と共に窒素
    原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく5〜1
    0員環の単環もしくは二項環の飽和又は不飽和の複素環
    を形成してもよい。該複素環上には、オキソ基、低級ア
    ルキル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノ
    イル基又は低級アルカノイルアミノ基が置換していても
    よい。)、シアノ基、シアノ置換低級アルキル基、フェ
    ニル環上に置換基として低級アルキル基を有することの
    あるフェニルスルホニルオキシ基もしくは水酸基を有す
    る低級アルコキシ基、基−ANR2930(Aは前記に同
    じ。R29は水素原子又は低級アルキル基を示す。R30
    低級アルケニル基、シクロアルキル基又は低級アルキニ
    ル基を示す。R29及びR30は、これらが結合する窒素原
    子と共に窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介するこ
    となく5〜6員環の飽和の複素環を形成してもよい。該
    複素環上には、低級アルキル基、低級アルカノイル基、
    低級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群より選ば
    れた基を有することのあるアミノ基、低級アルキルスル
    ホニル基、低級アルコキシカルボニル基又は置換基とし
    て低級アルキル基を有することのあるアミノカルボニル
    基が置換していてもよい。)、フェニル環上に置換基と
    して低級アルキル基を有することのあるフェニルスルホ
    ニルオキシ置換低級アルキル基、フタルイミド置換低級
    アルキル基、シアノ置換低級アルキリデン基、ハロゲン
    原子置換低級アルキル基、イミダゾリル置換低級アルキ
    ル基、1,2,4−トリアゾリル置換低級アルコキシ
    基、1,2,3,4−テトラゾリル置換低級アルコキシ
    基、1,2,3,5−テトラゾリル置換低級アルコキシ
    基、1,2,3,4−テトラゾリル置換低級アルキル
    基、1,2,3,5−テトラゾリル置換低級アルキル
    基、1,2,4−トリアゾリル置換低級アルキル基、カ
    ルボキシ置換低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボ
    ニル置換低級アルコキシ基、ピリジルチオ置換低級アル
    コキシ基、ピリミジン環上に低級アルキル基を有するこ
    とのあるピリミジニルチオ置換低級アルコキシ基、イミ
    ダゾリルチオ置換低級アルコキシ基、ピリジルスルフィ
    ニル置換低級アルコキシ基、ピリジルスルホニル置換低
    級アルコキシ基、イミダゾリルスルフィニル置換低級ア
    ルコキシ基又はイミダゾリルスルホニル置換低級アルコ
    キシ基を示す。R5 は水素原子又は水酸基を示す。R4
    とR5 とは、一緒になってオキソ基を形成してもよい。
    2は水素原子、低級アルキル基、水酸基、ハロゲン原
    子又は低級アルコキシ基を示す。R3 は基 【化20】 (R13は、ハロゲン原子、水酸基、カルバモイル基、低
    級アルキル基、ピペラジン環の4位に低級アルカノイル
    基を有するピペラジニル低級アルコキシ基、イミダゾリ
    ル置換低級アルコキシ基、ピペリジン環上に低級アルカ
    ノイルアミノ基を有するピペリジニル低級アルコキシ
    基、1,2,4−トリアゾリル置換低級アルコキシ基、
    低級アルキル基を有することのあるウレイド置換低級ア
    ルコキシ基又は置換基として低級アルキル基を有するこ
    とのあるアミノ置換低級アルコキシ基を示す。mは0又
    は1〜3の整数を示す。)、フェニル環上に置換基とし
    てハロゲン原子、低級アルコキシ基、低級アルキル基及
    びニトロ基からなる群より選ばれた基を1〜3個有する
    フェニル低級アルカノイルアミノ基、基 【化21】 (nは1又は2を示す)又は基 【化22】 を示す。ベンゾアゼピン骨格の4,5位の炭素間結合は
    一重結合又は二重結合を示すものとする。ただしR1
    水素原子又はハロゲン原子を示し、R4 が水素原子、基
    −NR6 7 (R6 及びR7 はフェニル環上に置換基と
    してハロゲン原子を有するベンゾイル基以外の前記R6
    及びR7 を示す。)、基−O−CO−ANR8 9 (A
    は前記に同じ。R8 及びR9 は、同一又は異なって、水
    素原子又は低級アルキル基を示す。)、水酸基置換低級
    アルキル基、カルボキシ置換低級アルコキシ基、低級ア
    ルコキシカルボニル置換低級アルコキシ基又は基−O−
    A−NR2728(Aは前記に同じ。R27及びR28は、同
    一又は異なって、水素原子又は低級アルキル基を示
    す。)を示し、R5 が水素原子又は水酸基を示すか又は
    4 とR5 が一緒になってオキソ基を示し、更にR3
    基 【化23】 を示す場合には、R13はカルバモイル基、ピペラジン環
    の4位に低級アルカノイル基を有するピペラジニル低級
    アルコキシ基、イミダゾリル置換低級アルコキシ基、ピ
    ペリジン環上に低級アルカノイルアミノ基を有するピペ
    リジニル低級アルコキシ基、1,2,4−トリアゾリル
    置換低級アルコキシ基又は低級アルキル基を有すること
    のあるウレイド置換低級アルコキシ基でなければならな
    い。〕で表わされるベンゾヘテロ環化合物又はその塩を
    含有することを特徴とするバソプレシン拮抗剤。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のベンゾヘテロ環化合物
    又はその塩を含有することを特徴とするオキシトシン拮
    抗剤。
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