JPH06210652A - 中空射出成形方法 - Google Patents
中空射出成形方法Info
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- JPH06210652A JPH06210652A JP2347093A JP2347093A JPH06210652A JP H06210652 A JPH06210652 A JP H06210652A JP 2347093 A JP2347093 A JP 2347093A JP 2347093 A JP2347093 A JP 2347093A JP H06210652 A JPH06210652 A JP H06210652A
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- injection
- injection molding
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- hollow
- gas
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1703—Introducing an auxiliary fluid into the mould
- B29C45/1732—Control circuits therefor
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 射出成形機３の金型キャビティ４内に射出さ
れた溶融樹脂中に加圧ガス圧入装置１で加圧ガスを圧入
する中空射出成形において、均質な中空成形品を連続製
造できるようにする。 【構成】 溶融樹脂の射出から、加圧ガスの圧入及びそ
の排出を経てからの金型３の開放までをシーケンス制御
して自動化する。 【効果】 各操作が自動的に一定のタイミングでなされ
るので、均質な中空成形品が連続製造できる。
れた溶融樹脂中に加圧ガス圧入装置１で加圧ガスを圧入
する中空射出成形において、均質な中空成形品を連続製
造できるようにする。 【構成】 溶融樹脂の射出から、加圧ガスの圧入及びそ
の排出を経てからの金型３の開放までをシーケンス制御
して自動化する。 【効果】 各操作が自動的に一定のタイミングでなされ
るので、均質な中空成形品が連続製造できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融樹脂を金型キャビ
ティ内に射出すると共に、加圧ガスを金型キャビティ内
の溶融樹脂中に圧入して中空成形品を成形する中空射出
成形方法に関する。更に詳しくは、当該中空射出成形の
自動運転化に関する。
ティ内に射出すると共に、加圧ガスを金型キャビティ内
の溶融樹脂中に圧入して中空成形品を成形する中空射出
成形方法に関する。更に詳しくは、当該中空射出成形の
自動運転化に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、溶融樹脂を金型キャビティ内に射
出すると共に、加圧ガスを金型キャビティ内の溶融樹脂
中に圧入して中空成形品を成形する中空射出成形方法が
知られている。
出すると共に、加圧ガスを金型キャビティ内の溶融樹脂
中に圧入して中空成形品を成形する中空射出成形方法が
知られている。
【０００３】上記中空射出成形は、従来、金型キャビテ
ィ内に所定量の溶融樹脂を射出開始したと同時に加圧ガ
ス圧入装置へ樹脂射出開始信号を発信し、加圧ガス圧入
装置に組み込まれた遅延タイマーによって加圧ガス圧入
のタイミングを調整し、金型キャビティ内の溶融樹脂中
に所定の圧力の加圧ガスを圧入して中空部を形成し、金
型キャビティ内の樹脂が冷却固化してから中空部の加圧
ガスを抜き、その後金型を開放して成形品を取り出すこ
とで行われる。
ィ内に所定量の溶融樹脂を射出開始したと同時に加圧ガ
ス圧入装置へ樹脂射出開始信号を発信し、加圧ガス圧入
装置に組み込まれた遅延タイマーによって加圧ガス圧入
のタイミングを調整し、金型キャビティ内の溶融樹脂中
に所定の圧力の加圧ガスを圧入して中空部を形成し、金
型キャビティ内の樹脂が冷却固化してから中空部の加圧
ガスを抜き、その後金型を開放して成形品を取り出すこ
とで行われる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、中空射出成
形においては、上記のように、加圧ガスの圧入や排出の
タイミングや、加圧ガスの圧力状態等、通常の射出成形
では制御しない事項まで制御する必要があり、中空射出
成形を自動化しても、樹脂射出開始信号を加圧ガス圧入
装置が受信してから遅延タイマーによって加圧ガス圧入
のタイミングをコントロールしたのでは、樹脂の射出時
間にばらつきを生じやすいと共に、加圧ガスの圧入タイ
ミングが一定しなかったり、加圧ガスの圧力が不足した
状態で加圧ガスの圧入を開始してしまう等により、良好
で均一な中空成形品を連続して得ることが困難である。
形においては、上記のように、加圧ガスの圧入や排出の
タイミングや、加圧ガスの圧力状態等、通常の射出成形
では制御しない事項まで制御する必要があり、中空射出
成形を自動化しても、樹脂射出開始信号を加圧ガス圧入
装置が受信してから遅延タイマーによって加圧ガス圧入
のタイミングをコントロールしたのでは、樹脂の射出時
間にばらつきを生じやすいと共に、加圧ガスの圧入タイ
ミングが一定しなかったり、加圧ガスの圧力が不足した
状態で加圧ガスの圧入を開始してしまう等により、良好
で均一な中空成形品を連続して得ることが困難である。
【０００５】本発明は、加圧ガスの圧入を伴う中空射出
成形において、均質な成形品を連続して製造できるよう
にすることを目的とする。
成形において、均質な成形品を連続して製造できるよう
にすることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このために請求項１の発
明で講じられた手段を図１で説明すると、射出成形機３
の金型キャビティ４内に射出された溶融樹脂中に加圧ガ
ス圧入装置１で加圧ガスを圧入する中空射出成形におい
て、シーケンサー２を介してシーケンス制御し、連続的
に中空射出成形を行うこととしているものである。
明で講じられた手段を図１で説明すると、射出成形機３
の金型キャビティ４内に射出された溶融樹脂中に加圧ガ
ス圧入装置１で加圧ガスを圧入する中空射出成形におい
て、シーケンサー２を介してシーケンス制御し、連続的
に中空射出成形を行うこととしているものである。
【０００７】また、請求項２の発明では、加圧ガス圧入
装置１の加圧ガス圧入準備が整っている時にシーケンサ
ー２から射出成形機３へ射出許可信号を発信させ、この
射出許可信号を受信した射出成形機３の射出準備が整っ
ている時に、当該射出成形機３を作動させて金型キャビ
ティ４内へ溶融樹脂を射出させ、射出成形機３が所定量
の溶融樹脂を射出した後、射出成形機３からシーケンサ
ー２へ加圧ガス圧入許可信号を発信させ、加圧ガス圧入
許可信号を受信したシーケンサー２によって加圧ガス圧
入装置１を作動させて、金型キャビティ４内の溶融樹脂
中への加圧ガスの圧入を所定時間行って中空部を形成さ
せると共に、所定の保圧時間経過後に中空部内の加圧ガ
スを排出させ、中空部内の加圧ガスの排出後、シーケン
サー２から射出成形機３に型開許可信号を発信させて金
型５を開放させることとしているものである。
装置１の加圧ガス圧入準備が整っている時にシーケンサ
ー２から射出成形機３へ射出許可信号を発信させ、この
射出許可信号を受信した射出成形機３の射出準備が整っ
ている時に、当該射出成形機３を作動させて金型キャビ
ティ４内へ溶融樹脂を射出させ、射出成形機３が所定量
の溶融樹脂を射出した後、射出成形機３からシーケンサ
ー２へ加圧ガス圧入許可信号を発信させ、加圧ガス圧入
許可信号を受信したシーケンサー２によって加圧ガス圧
入装置１を作動させて、金型キャビティ４内の溶融樹脂
中への加圧ガスの圧入を所定時間行って中空部を形成さ
せると共に、所定の保圧時間経過後に中空部内の加圧ガ
スを排出させ、中空部内の加圧ガスの排出後、シーケン
サー２から射出成形機３に型開許可信号を発信させて金
型５を開放させることとしているものである。
【０００８】
【実施例及び作用】図１に基づいて本発明の一実施例を
説明する。尚、図中実線は加圧ガスの流路を示し、点線
は各信号を表わす。
説明する。尚、図中実線は加圧ガスの流路を示し、点線
は各信号を表わす。
【０００９】６はガス源で、例えば窒素ガスボンベ等が
用いられる。
用いられる。
【００１０】このガス源６からのガスは、減圧弁７によ
って減圧された上で回収タンク８に蓄えられる。回収タ
ンク８における圧力は、後述する加圧ガスの回収しやす
さ等の理由から、９ｋｇ／ｃｍ2 Ｇ未満であることが好
ましい。
って減圧された上で回収タンク８に蓄えられる。回収タ
ンク８における圧力は、後述する加圧ガスの回収しやす
さ等の理由から、９ｋｇ／ｃｍ2 Ｇ未満であることが好
ましい。
【００１１】９は回収タンク８内のガスを昇圧する圧縮
機で、例えばエアー駆動式ブースター圧縮機、油圧駆動
式ブースター圧縮機、電動機駆動式ブースター圧縮機、
電動機駆動式多段式往復圧縮機等が用いられる。図示さ
れる圧縮機９は、エアー駆動式ブースター圧縮機で、１
０は駆動用エアー供給弁である。
機で、例えばエアー駆動式ブースター圧縮機、油圧駆動
式ブースター圧縮機、電動機駆動式ブースター圧縮機、
電動機駆動式多段式往復圧縮機等が用いられる。図示さ
れる圧縮機９は、エアー駆動式ブースター圧縮機で、１
０は駆動用エアー供給弁である。
【００１２】圧縮機９で圧縮された加圧ガスは、高圧タ
ンク１１に蓄えられ、中空成形に必要な圧力まで圧縮さ
れる。
ンク１１に蓄えられ、中空成形に必要な圧力まで圧縮さ
れる。
【００１３】高圧タンク１１には圧力検知器１２が設け
られている。高圧タンク１１内の圧力が中空成形に必要
な下限接点圧力以上になり、加圧ガス圧入装置の加圧ガ
ス圧入準備が整うと、シーケンサー２から射出成形機３
へ射出許可信号が発信される。
られている。高圧タンク１１内の圧力が中空成形に必要
な下限接点圧力以上になり、加圧ガス圧入装置の加圧ガ
ス圧入準備が整うと、シーケンサー２から射出成形機３
へ射出許可信号が発信される。
【００１４】上記の状態では、圧縮機９は作動を続けて
おり、高圧タンク１１内の圧力は更に高められる。高圧
タンク１１内の圧力が更に高まって、圧力検知器１２の
上限接点に達すると、シーケンサー２から駆動用エアー
供給弁閉信号が駆動用エアー供給弁１０に発信され、駆
動用エアー供給弁１０が閉じられて圧縮機９が停止し、
高圧タンク１１内の過剰な昇圧が防止される。
おり、高圧タンク１１内の圧力は更に高められる。高圧
タンク１１内の圧力が更に高まって、圧力検知器１２の
上限接点に達すると、シーケンサー２から駆動用エアー
供給弁閉信号が駆動用エアー供給弁１０に発信され、駆
動用エアー供給弁１０が閉じられて圧縮機９が停止し、
高圧タンク１１内の過剰な昇圧が防止される。
【００１５】一方、後述する加圧ガスの圧入により、高
圧タンク１１内の加圧ガスが消費され、高圧タンク１１
内の圧力が低下して、下限接点圧力まで低下すると、シ
ーケンサー２から駆動用エアー供給弁開信号が駆動用エ
アー供給弁１０に発信され、駆動用エアー供給弁１０が
開放されて圧縮機９が作動し、再び高圧タンク１１内が
昇圧される。
圧タンク１１内の加圧ガスが消費され、高圧タンク１１
内の圧力が低下して、下限接点圧力まで低下すると、シ
ーケンサー２から駆動用エアー供給弁開信号が駆動用エ
アー供給弁１０に発信され、駆動用エアー供給弁１０が
開放されて圧縮機９が作動し、再び高圧タンク１１内が
昇圧される。
【００１６】上述の下限接点圧力は使用する樹脂及び中
空成形品の形状によっても相違するが、通常３０〜２９
０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇ程度が好ましく、また上限接点が開閉
される圧力はこの下限接点が開閉される圧力より１〜１
０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇ程度高い圧力であることが好ましい。
空成形品の形状によっても相違するが、通常３０〜２９
０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇ程度が好ましく、また上限接点が開閉
される圧力はこの下限接点が開閉される圧力より１〜１
０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇ程度高い圧力であることが好ましい。
【００１７】シーケンサー２から射出成形機３へ発信さ
れる射出許可信号は、下限接点圧力以上の時、即ち高圧
タンク１１内が中空成形に必要な圧力を満たしている時
に発信されるものである。
れる射出許可信号は、下限接点圧力以上の時、即ち高圧
タンク１１内が中空成形に必要な圧力を満たしている時
に発信されるものである。
【００１８】射出許可信号を受信した射出成形機３の射
出準備が整っている場合に、当該射出成形機３が作動し
て、金型キャビティ４内への溶融樹脂の射出が行われ
る。但し、射出成形機３の射出準備が整っていない場合
には、射出許可信号を受信しても溶融樹脂の射出は行わ
れない。
出準備が整っている場合に、当該射出成形機３が作動し
て、金型キャビティ４内への溶融樹脂の射出が行われ
る。但し、射出成形機３の射出準備が整っていない場合
には、射出許可信号を受信しても溶融樹脂の射出は行わ
れない。
【００１９】ここで射出準備が整うとは、射出成形機３
の射出ノズル１３が金型５に圧接され、いつでも所定量
の溶融樹脂を金型キャビティ４内に射出できる状態にあ
ることをいう。
の射出ノズル１３が金型５に圧接され、いつでも所定量
の溶融樹脂を金型キャビティ４内に射出できる状態にあ
ることをいう。
【００２０】射出成形機３が作動して、金型キャビティ
４内に所定量の溶融樹脂が射出された後、射出成形機３
からシーケンサー２へ加圧ガス圧入許可信号が発信され
る。この加圧ガス圧入許可信号の発信のタイミングとし
ては、次の３つのタイミングがある。
４内に所定量の溶融樹脂が射出された後、射出成形機３
からシーケンサー２へ加圧ガス圧入許可信号が発信され
る。この加圧ガス圧入許可信号の発信のタイミングとし
ては、次の３つのタイミングがある。
【００２１】第１は、射出すべき溶融樹脂の全量を射出
し終った時点で発信するタイミング、第２は、射出すべ
き溶融樹脂の全量の内一部を射出し終った時点で発信す
るタイミング、第３は、射出すべき溶融樹脂の全量を射
出し終ってから直ちに射出機１４のスクリューを所定量
サックバックさせてから発信するタイミングである。
し終った時点で発信するタイミング、第２は、射出すべ
き溶融樹脂の全量の内一部を射出し終った時点で発信す
るタイミング、第３は、射出すべき溶融樹脂の全量を射
出し終ってから直ちに射出機１４のスクリューを所定量
サックバックさせてから発信するタイミングである。
【００２２】上記第１及び第２のタイミングでの加圧ガ
ス圧入許可信号の発信は、射出機１４内のスクリューが
所定量前進した時に当該信号を発信させることで行うこ
とができる。また、第３のタイミングでの加圧ガス圧入
許可信号の発信は、射出機４内のスクリューが一旦前進
してから後所定量サックバックした時に当該信号を発信
させることで行うことができる。
ス圧入許可信号の発信は、射出機１４内のスクリューが
所定量前進した時に当該信号を発信させることで行うこ
とができる。また、第３のタイミングでの加圧ガス圧入
許可信号の発信は、射出機４内のスクリューが一旦前進
してから後所定量サックバックした時に当該信号を発信
させることで行うことができる。
【００２３】上記第１のタイミングの場合、射出完了で
加圧ガスの圧入が行われるもので、射出機１４のスクリ
ューが射出完了位置に来た時に加圧ガス圧入信号が発信
されるので、溶融樹脂の射出時間が一定すると共に、加
圧ガス圧入のタイミングが一定し、得られる中空成形品
にばらつきを生じない。
加圧ガスの圧入が行われるもので、射出機１４のスクリ
ューが射出完了位置に来た時に加圧ガス圧入信号が発信
されるので、溶融樹脂の射出時間が一定すると共に、加
圧ガス圧入のタイミングが一定し、得られる中空成形品
にばらつきを生じない。
【００２４】上記第２のタイミングの場合、射出途中の
一定位置にスクリューが来た時に加圧ガス圧入信号が発
信されるので、やはり加圧ガス圧入のタイミングが一定
し、得られる中空成形品にばらつきを生じない。
一定位置にスクリューが来た時に加圧ガス圧入信号が発
信されるので、やはり加圧ガス圧入のタイミングが一定
し、得られる中空成形品にばらつきを生じない。
【００２５】上記第３のタイミングも同様に、スクリュ
ーがサックバック後の一定位置に来た時に加圧ガス圧入
信号が発信されるので、加圧ガス圧入のタイミングが一
定し、得られる中空成形品にばらつきを生じない。
ーがサックバック後の一定位置に来た時に加圧ガス圧入
信号が発信されるので、加圧ガス圧入のタイミングが一
定し、得られる中空成形品にばらつきを生じない。
【００２６】第１〜第３のいずれのタイミングで加圧ガ
ス圧入許可信号を発信するかは、射出成形機３に選択ス
イッチを設け、その切り換えで選択できるようにしてお
き、シーケンサー２には加圧ガス圧入信号１本で発信す
る。
ス圧入許可信号を発信するかは、射出成形機３に選択ス
イッチを設け、その切り換えで選択できるようにしてお
き、シーケンサー２には加圧ガス圧入信号１本で発信す
る。
【００２７】シーケンサー２が加圧ガス圧入許可信号を
受信すると、シーケンサー２からガス圧入弁１５にガス
圧入弁開信号が発信され、ガス圧入弁１５が開放されて
加圧ガスが金型キャビティ４内の溶融樹脂中に圧入さ
れ、中空部が形成される。この加圧ガスの圧入は、射出
ノズル１３に内蔵されたガスノズル又は金型５内の所定
の位置に取り付けたガスノズルを介して行われる。
受信すると、シーケンサー２からガス圧入弁１５にガス
圧入弁開信号が発信され、ガス圧入弁１５が開放されて
加圧ガスが金型キャビティ４内の溶融樹脂中に圧入さ
れ、中空部が形成される。この加圧ガスの圧入は、射出
ノズル１３に内蔵されたガスノズル又は金型５内の所定
の位置に取り付けたガスノズルを介して行われる。
【００２８】また、加圧ガスの圧入は、シーケンサー２
が加圧ガス圧入許可信号を受信してから直ちに行っても
よいが、遅延タイマーを作動させて、シーケンサー２が
加圧ガス圧入許可信号を受信してから０．１〜１０秒後
に開始されるようにすることが好ましい。
が加圧ガス圧入許可信号を受信してから直ちに行っても
よいが、遅延タイマーを作動させて、シーケンサー２が
加圧ガス圧入許可信号を受信してから０．１〜１０秒後
に開始されるようにすることが好ましい。
【００２９】ガス圧入弁１５は所定時間開放され、当該
時間が経過すると、シーケンサー２からガス圧入弁１５
にガス圧入弁閉信号が発信され、ガス圧入弁１５が閉鎖
されて、そのままの状態を維持して保圧時間に入る。こ
のガス圧入弁１５の開放時間は、形成すべき中空部の大
きさ等に応じて定めればよい。
時間が経過すると、シーケンサー２からガス圧入弁１５
にガス圧入弁閉信号が発信され、ガス圧入弁１５が閉鎖
されて、そのままの状態を維持して保圧時間に入る。こ
のガス圧入弁１５の開放時間は、形成すべき中空部の大
きさ等に応じて定めればよい。
【００３０】ガス圧入弁１５を閉鎖した後の保圧時間
は、中空部を十分押し広げると共に、成形品の型再現性
を向上させるためのもので、成形品の大きさや形状等に
よっても相違するが、通常５〜６０秒程度が好ましい。
は、中空部を十分押し広げると共に、成形品の型再現性
を向上させるためのもので、成形品の大きさや形状等に
よっても相違するが、通常５〜６０秒程度が好ましい。
【００３１】上記保圧時間が経過した後、形成された中
空部内の加圧ガスの排出が行われる。
空部内の加圧ガスの排出が行われる。
【００３２】この加圧ガスの排出は、射出機１４を後退
させて金型５から射出ノズル１３を離すことで行うこと
もできるが、中空部内の窒素ガス等の加圧ガスが大気に
放出されて無駄になると共に、中空部内の加圧ガスが一
気に吹き出すので、次のようにして行うことが好まし
い。
させて金型５から射出ノズル１３を離すことで行うこと
もできるが、中空部内の窒素ガス等の加圧ガスが大気に
放出されて無駄になると共に、中空部内の加圧ガスが一
気に吹き出すので、次のようにして行うことが好まし
い。
【００３３】まず、保圧時間が経過した時に、シーケン
サー２から回収弁開信号を回収弁１６へ発信し、これに
よって回収弁１６を開放する。すると、前述のように回
収タンク８内の圧力が比較的低圧に押えられているの
で、中空部内の加圧ガスは、射出ノズル１３を介して回
収タンク８内へと逆流し、回収される。
サー２から回収弁開信号を回収弁１６へ発信し、これに
よって回収弁１６を開放する。すると、前述のように回
収タンク８内の圧力が比較的低圧に押えられているの
で、中空部内の加圧ガスは、射出ノズル１３を介して回
収タンク８内へと逆流し、回収される。
【００３４】回収弁１６を開放しておく時間は、中空部
の大きさ等によっても相違するが、通常１〜数秒程度で
十分である。
の大きさ等によっても相違するが、通常１〜数秒程度で
十分である。
【００３５】所定時間上記回収弁１６を開放した後、シ
ーケンサー２から回収弁閉信号を発信して回収弁１６を
閉鎖し、次いでシーケンサー２から大気開放弁１７へ大
気開放弁開信号を発信して大気開放弁１７を開放する。
ーケンサー２から回収弁閉信号を発信して回収弁１６を
閉鎖し、次いでシーケンサー２から大気開放弁１７へ大
気開放弁開信号を発信して大気開放弁１７を開放する。
【００３６】この大気開放弁１７の開放は、回収弁１６
を開放しても、回収タンク８内と中空部内の圧力が平衡
状態となることで中空部内に加圧ガスが残留するので、
この残留加圧ガスを大気へ放出して、中空部内の圧力を
大気圧にまで下げるためのものである。
を開放しても、回収タンク８内と中空部内の圧力が平衡
状態となることで中空部内に加圧ガスが残留するので、
この残留加圧ガスを大気へ放出して、中空部内の圧力を
大気圧にまで下げるためのものである。
【００３７】上記大気開放弁１７の開放を所定時間行っ
た後、シーケンサー２から射出成形装置３へ型開許可信
号を発信し、冷却時間が経過していれば金型５が開放さ
れて成形品の取り出しが行われる。この型開許可信号を
受信した時に冷却時間が経過していない時には、冷却時
間の経過を待って金型５の開放が行われる。
た後、シーケンサー２から射出成形装置３へ型開許可信
号を発信し、冷却時間が経過していれば金型５が開放さ
れて成形品の取り出しが行われる。この型開許可信号を
受信した時に冷却時間が経過していない時には、冷却時
間の経過を待って金型５の開放が行われる。
【００３８】上記金型５の開放は、大気開放弁１７の開
放後、シーケンサー２から大気開放弁１７に大気開放弁
閉信号を発信して大気開放弁１７を一旦閉じてから行っ
てもよいが、大気開放弁１７を開放したまま金型５の開
放を行い、金型５開放後に上記大気開放弁１７の閉鎖を
行ってもよい。
放後、シーケンサー２から大気開放弁１７に大気開放弁
閉信号を発信して大気開放弁１７を一旦閉じてから行っ
てもよいが、大気開放弁１７を開放したまま金型５の開
放を行い、金型５開放後に上記大気開放弁１７の閉鎖を
行ってもよい。
【００３９】ところで、射出ノズル１３に内蔵されてい
るガスノズルには、溶融樹脂のガスノズルへの逆流を防
止するための逆止弁が設けられている場合がある。この
逆止弁が介在されている場合には、中空部内の加圧ガス
の回収に当り、上述のように回収弁１６を開放するだけ
では、この逆止弁に妨げられて、中空部内の加圧ガスを
回収することができない。
るガスノズルには、溶融樹脂のガスノズルへの逆流を防
止するための逆止弁が設けられている場合がある。この
逆止弁が介在されている場合には、中空部内の加圧ガス
の回収に当り、上述のように回収弁１６を開放するだけ
では、この逆止弁に妨げられて、中空部内の加圧ガスを
回収することができない。
【００４０】上記逆止弁が存在する場合には、当該逆止
弁を強制的に開放するか、逆止弁を迂回するバイパス路
を開放して、中空部内の加圧ガスが射出ノズルを介して
回収タンクへ流入できるようにする必要がある。
弁を強制的に開放するか、逆止弁を迂回するバイパス路
を開放して、中空部内の加圧ガスが射出ノズルを介して
回収タンクへ流入できるようにする必要がある。
【００４１】従って、この場合には、回収弁１６の開放
後に、逆止弁又はバイパス路開放信号をシーケンサー２
から射出成形機３へ発信し、逆止弁の介在に拘わらず、
回収弁１６の開放によって中空部内の加圧ガスが回収タ
ンク８へ流出できるようにすることで加圧ガスの回収を
行い、以後は前述と同様にすればよい。
後に、逆止弁又はバイパス路開放信号をシーケンサー２
から射出成形機３へ発信し、逆止弁の介在に拘わらず、
回収弁１６の開放によって中空部内の加圧ガスが回収タ
ンク８へ流出できるようにすることで加圧ガスの回収を
行い、以後は前述と同様にすればよい。
【００４２】上記のようにして成形品を取り出した後
は、大気開放弁１６や上記逆止弁又はバイパス路が開放
されている時にはこれを閉鎖し、更に金型３を閉鎖して
次のサイクルへと移る。
は、大気開放弁１６や上記逆止弁又はバイパス路が開放
されている時にはこれを閉鎖し、更に金型３を閉鎖して
次のサイクルへと移る。
【００４３】
【発明の効果】本発明は、以上説明した通りのものであ
り、中空射出成形を、溶融樹脂の射出量及び加圧ガス圧
入のタイミングを一定に保ちながら自動化できるので、
均質な中空成形品を連続して製造することができるもの
である。
り、中空射出成形を、溶融樹脂の射出量及び加圧ガス圧
入のタイミングを一定に保ちながら自動化できるので、
均質な中空成形品を連続して製造することができるもの
である。
【図１】本発明の一実施例の説明図である。
１ 加圧ガス圧入装置 ２ シーケンサー ３ 射出成形機 ４ 金型キャビティ ５ 金型 ６ ガス源 ７ 減圧弁 ８ 回収タンク ９ 圧縮機 １０ 駆動用エアー供給弁 １１ 高圧タンク １２ 圧力検知器 １３ 射出ノズル １４ 射出機 １５ 加圧ガス圧入弁 １６ 回収弁 １７ 大気開放弁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年３月８日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００４
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、中空射出成
形においては、上記のように、加圧ガスの圧入や排出の
タイミングや、加圧ガスの圧力状態等、通常の射出成形
では制御しない事項まで制御する必要があり、中空射出
成形を自動化しても、樹脂射出開始信号を加圧ガス圧入
装置が受信してから遅延タイマーによって加圧ガスの圧
入のタイミングをコントロールしたのでは、樹脂の射出
時間にばらつきを生じやすいために、加圧ガスの圧入タ
イミングが一定しなかったり、加圧ガスの圧力が不足し
た状態で加圧ガスの圧入を開始してしまう等により、良
好で均一な中空成形品を連続して得ることが困難であ
る。
形においては、上記のように、加圧ガスの圧入や排出の
タイミングや、加圧ガスの圧力状態等、通常の射出成形
では制御しない事項まで制御する必要があり、中空射出
成形を自動化しても、樹脂射出開始信号を加圧ガス圧入
装置が受信してから遅延タイマーによって加圧ガスの圧
入のタイミングをコントロールしたのでは、樹脂の射出
時間にばらつきを生じやすいために、加圧ガスの圧入タ
イミングが一定しなかったり、加圧ガスの圧力が不足し
た状態で加圧ガスの圧入を開始してしまう等により、良
好で均一な中空成形品を連続して得ることが困難であ
る。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２３
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２３】 上記第１のタイミングの場合、射出完了
で加圧ガスの圧入が行われるので、射出機１４のスクリ
ューが射出完了位置に来た時に加圧ガス圧入信号が発信
されるので、溶融樹脂の射出量が一定すると共に、加圧
ガス圧入のタイミングが一定し、得られる中空成形品に
ばらつきを生じない。
で加圧ガスの圧入が行われるので、射出機１４のスクリ
ューが射出完了位置に来た時に加圧ガス圧入信号が発信
されるので、溶融樹脂の射出量が一定すると共に、加圧
ガス圧入のタイミングが一定し、得られる中空成形品に
ばらつきを生じない。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００３３
【補正方法】変更
【補正内容】
【００３３】 まず、保圧時間が経過した時に、シーケ
ンサー２から回収弁開信号を回収弁１６へ発信し、これ
によって回収弁１６を開放する。すると、前述のように
回収タンク８内の圧力が比較的低圧に押えられているの
で、圧入配管内の加圧ガス及び中空部内の加圧ガスは、
回収弁１６を介して回収タンク８へと逆流し、回収され
る。
ンサー２から回収弁開信号を回収弁１６へ発信し、これ
によって回収弁１６を開放する。すると、前述のように
回収タンク８内の圧力が比較的低圧に押えられているの
で、圧入配管内の加圧ガス及び中空部内の加圧ガスは、
回収弁１６を介して回収タンク８へと逆流し、回収され
る。
【手続補正３】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図１
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
Claims (2)
- 【請求項１】 射出成形機の金型キャビティ内に射出さ
れた溶融樹脂中に加圧ガス圧入装置で加圧ガスを圧入す
る中空射出成形において、シーケンサーを介してシーケ
ンス制御し、連続的に中空射出成形を行うことを特徴と
する中空射出成形方法。 - 【請求項２】 加圧ガス圧入装置の加圧ガス圧入準備が
整っている時にシーケンサーから射出成形機へ射出許可
信号を発信させ、 この射出許可信号を受信した射出成形機の射出準備が整
っている時に、当該射出成形機を作動させて金型キャビ
ティ内へ溶融樹脂を射出させ、 射出成形機が所定量の溶融樹脂を射出した後、射出成形
機からシーケンサーへ加圧ガス圧入許可信号を発信さ
せ、 加圧ガス圧入許可信号を受信したシーケンサーによって
加圧ガス圧入装置を作動させて、金型キャビティ内の溶
融樹脂中への加圧ガスの圧入を所定時間行って中空部を
形成させると共に、所定の保圧時間経過後に中空部内の
加圧ガスを排出させ、 中空部内の加圧ガスの排出後、シーケンサーから射出成
形機に型開許可信号を発信させて金型を開放させること
を特徴とする中空射出成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2347093A JPH06210652A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 中空射出成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2347093A JPH06210652A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 中空射出成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06210652A true JPH06210652A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=12111423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2347093A Withdrawn JPH06210652A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 中空射出成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06210652A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013086319A (ja) * | 2011-10-17 | 2013-05-13 | Tahara Machinery Ltd | 中空成形機の制御方法 |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP2347093A patent/JPH06210652A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013086319A (ja) * | 2011-10-17 | 2013-05-13 | Tahara Machinery Ltd | 中空成形機の制御方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000404 |