JPH0621052B2 - パ−マネントウエ−ブ用液 - Google Patents
パ−マネントウエ−ブ用液Info
- Publication number
- JPH0621052B2 JPH0621052B2 JP29967386A JP29967386A JPH0621052B2 JP H0621052 B2 JPH0621052 B2 JP H0621052B2 JP 29967386 A JP29967386 A JP 29967386A JP 29967386 A JP29967386 A JP 29967386A JP H0621052 B2 JPH0621052 B2 JP H0621052B2
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- JP
- Japan
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- agent
- acid
- hair
- permanent wave
- liquid
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はキレート剤及び第4級窒素含有カチオン性ポリ
マーを含有するパーマネントウエーブ用液、更に詳しく
は、パーマ処理による毛髪へのカルシウムの吸着を抑制
することによつて、感触、くし通り等の優れた仕上りを
得ることのできるパーマネントウエーブ用液に関する。
マーを含有するパーマネントウエーブ用液、更に詳しく
は、パーマ処理による毛髪へのカルシウムの吸着を抑制
することによつて、感触、くし通り等の優れた仕上りを
得ることのできるパーマネントウエーブ用液に関する。
髪に所定のウエーブを与える最も一般的な方法として
は、まずチオグリコール酸、システイン等の還元剤を主
成分とするパーマネントウエーブ用第1剤を用いて毛髪
中のS−S結合を還元閉鎖して横方向の結合を解放する
ことによりウエーブの形成を容易にし、次いで臭素酸
塩、過ホウ酸塩、過酸化水素水等の酸化剤を主成分とす
るパーマネントウエーブ用第二剤で該結合を酸化閉鎖し
てウエーブを固定するパーマネントウエーブ法が採用さ
れている。
は、まずチオグリコール酸、システイン等の還元剤を主
成分とするパーマネントウエーブ用第1剤を用いて毛髪
中のS−S結合を還元閉鎖して横方向の結合を解放する
ことによりウエーブの形成を容易にし、次いで臭素酸
塩、過ホウ酸塩、過酸化水素水等の酸化剤を主成分とす
るパーマネントウエーブ用第二剤で該結合を酸化閉鎖し
てウエーブを固定するパーマネントウエーブ法が採用さ
れている。
而して、パーマ処理において、毛髪中のアミノ酸、ポリ
ペプチドが溶出されて髪の感触が損われることが知られ
ている。本発明者は、パーマ処理による髪の感触の低下
について研究を行つていたところ、パーマ処理により毛
髪内のカルシウム量が未処理毛の3〜5倍に増えるこ
と、そして、このカルシウムの吸着が、上記髪の感触の
低下の大きな原因となつていることを見出した。このカ
ルシウムの髪への吸着は、第1剤処理後のすすぎ時及び
第2剤処理後ロツトをはずした後に行うすすぎ時に起
る。
ペプチドが溶出されて髪の感触が損われることが知られ
ている。本発明者は、パーマ処理による髪の感触の低下
について研究を行つていたところ、パーマ処理により毛
髪内のカルシウム量が未処理毛の3〜5倍に増えるこ
と、そして、このカルシウムの吸着が、上記髪の感触の
低下の大きな原因となつていることを見出した。このカ
ルシウムの髪への吸着は、第1剤処理後のすすぎ時及び
第2剤処理後ロツトをはずした後に行うすすぎ時に起
る。
従つて、パーマ処理、特にすすぎ時における毛髪へのカ
ルシウムの吸着を防げば、髪の感触の低下を防止するこ
とができる。
ルシウムの吸着を防げば、髪の感触の低下を防止するこ
とができる。
斯かる実状において、本発明者らは鋭意研究を行つた結
果、特定のキレート剤と第4級窒素含有カチオン性ポリ
マーを配合したパーマネントウエーブ用液が上記を達成
することを見出し、本発明を完成した。
果、特定のキレート剤と第4級窒素含有カチオン性ポリ
マーを配合したパーマネントウエーブ用液が上記を達成
することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、還元剤を含む第1剤及び酸化剤を
含む第2剤からなる2液式パーマネントウエーブ用液に
おいて、第1剤及び第2剤の何れか一方又は両方に、キ
レート剤1g当りのカルシウムイオンの封鎖能をCaCO3
のmgで表わしたキレート値が230mgCaCO3/gキレー
ト剤以上であるキレート剤を0.1〜10重量%及び第
4級窒素含有カチオン性ポリマーを0.1〜6重量%配
合したことを特徴とするパーマネントウエーブ用液を提
供するものである。
含む第2剤からなる2液式パーマネントウエーブ用液に
おいて、第1剤及び第2剤の何れか一方又は両方に、キ
レート剤1g当りのカルシウムイオンの封鎖能をCaCO3
のmgで表わしたキレート値が230mgCaCO3/gキレー
ト剤以上であるキレート剤を0.1〜10重量%及び第
4級窒素含有カチオン性ポリマーを0.1〜6重量%配
合したことを特徴とするパーマネントウエーブ用液を提
供するものである。
本発明において使用されるキレート剤としては、以下に
示す炭酸塩試験法(Hampshire−Test)において、キレ
ート剤1g当たりのカルシウムイオンの封鎖能をCaCO3
のmg数で表したキレート化値が230mg/gキレート剤
以上のものが好ましい。
示す炭酸塩試験法(Hampshire−Test)において、キレ
ート剤1g当たりのカルシウムイオンの封鎖能をCaCO3
のmg数で表したキレート化値が230mg/gキレート剤
以上のものが好ましい。
<炭酸塩試験法> キレート剤を正確に2.00g秤量し、約50mlの蒸留
水に溶解させる。NaOHを用いてpHを約8に調整したのち
10mlの2%Na2CO3を加え、0.1N NaOHとpHメーター
を用いてpHを11.0に調節し、次いで水を加えて15
0mlとする。
水に溶解させる。NaOHを用いてpHを約8に調整したのち
10mlの2%Na2CO3を加え、0.1N NaOHとpHメーター
を用いてpHを11.0に調節し、次いで水を加えて15
0mlとする。
これを、酢酸カルシウム−水塩の44.1g/溶液
で、安定な濁りが確認されるまで滴定する。
で、安定な濁りが確認されるまで滴定する。
滴定中は、スレツシユホールド効果を避けるため、撹拌
せずに0.1〜0.4mlを滴下し、その後に十分撹拌す
ることを繰り返す。pHは0.1N NaOHを用いて常い1
1.0に保つ。
せずに0.1〜0.4mlを滴下し、その後に十分撹拌す
ることを繰り返す。pHは0.1N NaOHを用いて常い1
1.0に保つ。
上記の酢酸カルシウム溶液は25mg/のCaCO3と当量
であり、キレート化値は次式により求めることができ
る。
であり、キレート化値は次式により求めることができ
る。
キレート化値が230mgCaCO3/gキレート剤以上のも
のとしては、次のものが例示される。
のとしては、次のものが例示される。
キレート剤 キレート化値 (mgcaCO3/gキレート剤) 1-ヒドロキシヘキサン-1,1-ジホスホン酸 280 α-アミノエタン-α,α-ジホスホン酸 930 α-アミノベンジル-α,α-ジホスホン酸 1460アミノトリ (メチレンホスホン酸) 820エチレンジアミンテトラ (メチレンホスホン酸) 860ニトリロ 酢酸-ジ(メチレンホスホン酸) 850 N,N-二酢酸-N-メチレンホスホン酸 540 (ニトロ二酢酸-メチレンホスホン酸) 1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸 810ホスホノ 酢酸 270ジエチレントリアミン 五酢酸 275 1,2-シクロヘキサンジアミン四酢酸 285エチレンジアミン 四酢酸 402ニトリロトリ 酢酸(NTA) 578 これらのキレート剤は、単独でも又は2種以上混合して
用いてもよく、パーマネントウエーブ用液全体に対して
合計量で0.1〜10.0重量%(以下単に「%」と示
す)、特に0.2〜5.0%配合するのが好ましい。
用いてもよく、パーマネントウエーブ用液全体に対して
合計量で0.1〜10.0重量%(以下単に「%」と示
す)、特に0.2〜5.0%配合するのが好ましい。
また、本発明において使用される第4級窒素含有カチオ
ン性ポリマーとしてはカチオン性セルローズ誘導体、カ
チオン性澱粉、ジアリル四級アンモニウム塩/アクリル
アミド共重合体、四級化ポリビニルピロリドン誘導体等
が挙げられる。
ン性ポリマーとしてはカチオン性セルローズ誘導体、カ
チオン性澱粉、ジアリル四級アンモニウム塩/アクリル
アミド共重合体、四級化ポリビニルピロリドン誘導体等
が挙げられる。
カチオン性セルローズ誘導体としては例えば次式で表わ
されるものが好ましい。
されるものが好ましい。
(1)式中A1はアンヒドログルコース単位の残基をあらわ
し、 l1は50ないし20,000の整数であり、各Rは、それぞれ
次の一般式(2)で表わされる置換基を示す。
し、 l1は50ないし20,000の整数であり、各Rは、それぞれ
次の一般式(2)で表わされる置換基を示す。
(2)式中R′,R″:炭素数2または3のアルキレン基 m:0ないし10の整数 n:0ないし3の整数 p:0ないし10の整数 R:炭素数1ないし3のアルキレン基又はヒドロキシ
アルキレン基 R1,R2,R3:同じか又は異なつており、炭素数10以下
のアルキル基、アリール基、アラルキル基又は式中の窒
素原子を含んで複素環を形成してもよい。
アルキレン基 R1,R2,R3:同じか又は異なつており、炭素数10以下
のアルキル基、アリール基、アラルキル基又は式中の窒
素原子を含んで複素環を形成してもよい。
X:陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン酸、
メチル硫酸、リン酸、硝酸等)を表わす。
メチル硫酸、リン酸、硝酸等)を表わす。
カチオン性セルロースのカチオン置換度は、0.01〜
1、即ちアンヒドログルコース単位あたりのnの平均値
は、0.01〜1好ましくは0.02〜0.5が好まし
い。又、m−pの合計は平均1〜3である。置換度は、
0.01以下では、十分でなく、又1以上でもかまわな
いが反応収率の点より1以下が好ましい。ここで用いる
カチオン性セルロースの分子量は約100,000〜3,000,000
の間である。
1、即ちアンヒドログルコース単位あたりのnの平均値
は、0.01〜1好ましくは0.02〜0.5が好まし
い。又、m−pの合計は平均1〜3である。置換度は、
0.01以下では、十分でなく、又1以上でもかまわな
いが反応収率の点より1以下が好ましい。ここで用いる
カチオン性セルロースの分子量は約100,000〜3,000,000
の間である。
カチオン性澱粉としては次の一般式(3)で表わされるも
のが好ましい。
のが好ましい。
(3)式中、A2:澱粉残基 R4:アルキレン基又はヒドロキシアルキレン基 R1,R2,R3:同じか又は異なつており、炭素数10以下
のアルキル基、アリール基、アラルキル基又は式中の窒
素原子を含んで複素環を形成してもよい。
のアルキル基、アリール基、アラルキル基又は式中の窒
素原子を含んで複素環を形成してもよい。
X:陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン酸、
メチル硫酸、リン酸、硝酸等) l2:正の整数 カチオン性澱粉のカチオン置換度は0.01〜1、即ち
無水グリコース単位当り0.01〜1好ましくは0.0
2〜0.5個のカチオン基が導入されたものが好まし
い。置換度が0.01以下では十分でなく、又1以上で
もかまわないが反応収率の点より1以下が好ましい。
メチル硫酸、リン酸、硝酸等) l2:正の整数 カチオン性澱粉のカチオン置換度は0.01〜1、即ち
無水グリコース単位当り0.01〜1好ましくは0.0
2〜0.5個のカチオン基が導入されたものが好まし
い。置換度が0.01以下では十分でなく、又1以上で
もかまわないが反応収率の点より1以下が好ましい。
カチオン性のジアリル四級アンモニウム塩/アクリルア
ミド共重合物としては次式(4)又は(5)で示されるものが
好ましい。
ミド共重合物としては次式(4)又は(5)で示されるものが
好ましい。
(4)および(5)式において、 R5,R6:同じか又は異つており、水素、アルキル基(炭
素数1〜18)、フエニル基、アリール基、ヒドロキシ
アルキル基、アミドアルキル基、シアノアルキル基、ア
ルコキシアルキル基、カルボアルコキシアルキル基 R7,R8,R9,R10:同じか又は異つており、水素、低級
アルキル基(炭素数1〜3)、フエニル基 X:陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン酸、
メチル硫酸、硝酸など) l2:1〜50の整数 m1:1〜50の整数 n1:150〜8000の整数 ジアリル四級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物
の分子量としては約3万〜200万好ましくは10万〜
100万の範囲が良い。
素数1〜18)、フエニル基、アリール基、ヒドロキシ
アルキル基、アミドアルキル基、シアノアルキル基、ア
ルコキシアルキル基、カルボアルコキシアルキル基 R7,R8,R9,R10:同じか又は異つており、水素、低級
アルキル基(炭素数1〜3)、フエニル基 X:陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン酸、
メチル硫酸、硝酸など) l2:1〜50の整数 m1:1〜50の整数 n1:150〜8000の整数 ジアリル四級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物
の分子量としては約3万〜200万好ましくは10万〜
100万の範囲が良い。
第四級化ポリビニルピロリドン誘導体としては次式(6)
で示されるものが好ましい。
で示されるものが好ましい。
(6)式において、 R11:水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基 R12,R13,R14:同じか異なつており水素原子、炭素数
1〜4のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アミドア
ルキル基、シアノアルキル基、アルコキシアルキル基、
カルボアルコキシアルキル基、 Y1:酸素原子又はアミド結合中のNH基 X1:陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン酸、
炭素数1〜4のアルキル硫酸、リン酸、硝酸等) p1:1乃至10の整数 m2+n2=20乃至8000の整数 第四級ポリビニルピロリドン誘導体の分子量としては、
1万〜200万好ましくは5万〜150万が良い。
1〜4のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アミドア
ルキル基、シアノアルキル基、アルコキシアルキル基、
カルボアルコキシアルキル基、 Y1:酸素原子又はアミド結合中のNH基 X1:陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン酸、
炭素数1〜4のアルキル硫酸、リン酸、硝酸等) p1:1乃至10の整数 m2+n2=20乃至8000の整数 第四級ポリビニルピロリドン誘導体の分子量としては、
1万〜200万好ましくは5万〜150万が良い。
上記のビニル重合体中に含まれるカチオン性高分子に由
来するカチオン性窒素の含有量はビニル重合体に対して
0.004乃至0.2%、好ましくは0.01〜0.1
5%である。0.004%以下では十分に効果がなく、0.
2%以上では性能的にはよいがビニル重合体の着色の原
因にもなり又、経済的にも不利となる。
来するカチオン性窒素の含有量はビニル重合体に対して
0.004乃至0.2%、好ましくは0.01〜0.1
5%である。0.004%以下では十分に効果がなく、0.
2%以上では性能的にはよいがビニル重合体の着色の原
因にもなり又、経済的にも不利となる。
カチオン性ポリマーは単独又は2種以上混合して、パー
マネントウエーブ用液中に0.1乃至6%好ましくは
0.2乃至2%配合される。
マネントウエーブ用液中に0.1乃至6%好ましくは
0.2乃至2%配合される。
更に本発明のパーマネントウエーブ用液には、上記必須
成分の他に、斯かる組成物に一般に使用されている成
分、例えばプロピレングリコール、グリセリン等の保湿
性、リン酸、クエン酸等のpH調節剤、エタノール、高級
アルコール、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メ
チルセルロース等の粘度調整剤、油脂、カチオン界面活
性剤等のコンデイシヨニング剤、その他香料、色素、酸
化防止剤、防腐剤等を必要に応じて配合することができ
る。
成分の他に、斯かる組成物に一般に使用されている成
分、例えばプロピレングリコール、グリセリン等の保湿
性、リン酸、クエン酸等のpH調節剤、エタノール、高級
アルコール、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メ
チルセルロース等の粘度調整剤、油脂、カチオン界面活
性剤等のコンデイシヨニング剤、その他香料、色素、酸
化防止剤、防腐剤等を必要に応じて配合することができ
る。
毛髪はケラチンと呼ばれるタンパク質であり、分子組成
物にはアミノ酸ペプチド結合で連なつた高分子量体であ
る。又、毛髪中には、そのアミノ酸に由来するカルボン
酸が含有されている。第1剤で処理すると、第1剤中に
含まれているアルカリにより毛髪が膨潤され、毛髪中の
カルボン酸が該アルカリによつてカルボキシルイオンと
なるために、カチオンと非常に結合しやすくなる。而し
て、本発明パーマネントウエーブ用液中のカチオン性ポ
リマーは、毛髪内部及び表面に存在する当該カルボキシ
ルイオンと結合し、カルシウムとの結合量(吸着量)を
減少させ、またキレート剤は水中のカルシウムと結合し
て毛髪中のカルボキシルイオンとの結合を防ぐと共に、
毛髪中のカルシウムを除去する。
物にはアミノ酸ペプチド結合で連なつた高分子量体であ
る。又、毛髪中には、そのアミノ酸に由来するカルボン
酸が含有されている。第1剤で処理すると、第1剤中に
含まれているアルカリにより毛髪が膨潤され、毛髪中の
カルボン酸が該アルカリによつてカルボキシルイオンと
なるために、カチオンと非常に結合しやすくなる。而し
て、本発明パーマネントウエーブ用液中のカチオン性ポ
リマーは、毛髪内部及び表面に存在する当該カルボキシ
ルイオンと結合し、カルシウムとの結合量(吸着量)を
減少させ、またキレート剤は水中のカルシウムと結合し
て毛髪中のカルボキシルイオンとの結合を防ぐと共に、
毛髪中のカルシウムを除去する。
本発明のパーマネントウエーブ用液を用いて毛髪をパー
マ処理すると、キレート剤及びカチオン性ポリマーを含
有しないパーマネントウエーブ用液を用いて処理した毛
髪に比べて、カルシウムの吸着量が極めて少なく、その
結果ゴワゴワ感がなく、くし通りの良い仕上りを得るこ
とができる。
マ処理すると、キレート剤及びカチオン性ポリマーを含
有しないパーマネントウエーブ用液を用いて処理した毛
髪に比べて、カルシウムの吸着量が極めて少なく、その
結果ゴワゴワ感がなく、くし通りの良い仕上りを得るこ
とができる。
次に、実施例を挙げて本発明の具体的に説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1 下記組成のパーマネントウエーブ用液を製造し、処理後
の毛髪の感触を評価し、更に毛髪中のカルシウムを定量
することによつてカルシウム吸着抑制効果を調べた結果
を第1表に示す。なお、以下の例で成分量はすべて有効
分量として示した。また、第1剤はすべてアンモニア水
を用いてpH8.1となるよう調整した。
の毛髪の感触を評価し、更に毛髪中のカルシウムを定量
することによつてカルシウム吸着抑制効果を調べた結果
を第1表に示す。なお、以下の例で成分量はすべて有効
分量として示した。また、第1剤はすべてアンモニア水
を用いてpH8.1となるよう調整した。
(組成) 本発明品1 比較品1 上記本発明品の組成から、エチレンジアミン四酢酸、塩
化ジメチルジアリルアンモニウムホモポリマー及びカチ
オン化セルロースを除いたものを用いた。
化ジメチルジアリルアンモニウムホモポリマー及びカチ
オン化セルロースを除いたものを用いた。
(感触の評価方法及び評価) バージンヘアのトレス(タテ10cm,ヨコ5cm,長さ1
5cm)を用意し、一定の条件で洗浄し乾燥させる。これ
に精製水をつけロツトを巻き、巻き終えたら第1剤を塗
布し、20分間放置する。水洗し、タオルでふきとつた
後第2剤を塗布し、10分間放置する。
5cm)を用意し、一定の条件で洗浄し乾燥させる。これ
に精製水をつけロツトを巻き、巻き終えたら第1剤を塗
布し、20分間放置する。水洗し、タオルでふきとつた
後第2剤を塗布し、10分間放置する。
ロツトをはずした後、水洗し、感触を評価する。
◎くし通りが非常に良く、ゴワゴワは全然ない。
○くし通りが良く、ほとんどゴワゴワしない。
×くし通りが悪く、ゴワゴワする。
(カルシウムの測定法) パーマネント処理後の毛髪をロツトからはずし、水洗し
た後にその1mgを精秤して20mlサンプル瓶に入れる。
さらに、0.5N塩酸10mlを加え1時間浸漬を行い、
得られた抽出液をICP発光分析法にて測定する。
た後にその1mgを精秤して20mlサンプル瓶に入れる。
さらに、0.5N塩酸10mlを加え1時間浸漬を行い、
得られた抽出液をICP発光分析法にて測定する。
本発明品により、処理した毛髪は、カルシウム吸着が抑
制されており、かつくし通りも良くゴワゴワしない。
制されており、かつくし通りも良くゴワゴワしない。
実施例2 実施例1の第1剤、第2剤の組成中、エチレンジアミン
四酢酸0.5%のかわりに下記第2表に示すキレート剤
を添加し、パーマネントウエーブ用液を製造した。
四酢酸0.5%のかわりに下記第2表に示すキレート剤
を添加し、パーマネントウエーブ用液を製造した。
それぞれについて、毛髪の感触を実施例1と同様にして
評価し、その結果を第2表に示す。なお、比較品として
は、実施例1の本発明品の組成からエチレンジアミン四
酢酸を除いたものを用いた。
評価し、その結果を第2表に示す。なお、比較品として
は、実施例1の本発明品の組成からエチレンジアミン四
酢酸を除いたものを用いた。
本発明品により処理された毛髪は、くし通りも良くゴワ
ゴワしない。
ゴワしない。
実施例3 実施例1組成中のキレート剤(エチレンジアミン四酢
酸)及びカチオン性ポリマー(塩化ジメチルジアリルア
ンモニウムホモポリマー、カチオン化セルロース)第3
表の領域で配合し、それぞれのカルシウム量及び、感触
を実施例1と同様にして評価した。
酸)及びカチオン性ポリマー(塩化ジメチルジアリルア
ンモニウムホモポリマー、カチオン化セルロース)第3
表の領域で配合し、それぞれのカルシウム量及び、感触
を実施例1と同様にして評価した。
その結果を第3表に示す。
第1剤、第2剤中に、それぞれキレート剤、カチオン性
ポリマーが配合されていないものは、くし通りが悪くゴ
ワゴワするが第1剤、第2剤にそれぞれキレート剤、カ
チオン性ポリマーが配合されているものはくし通りが非
常に良くゴワゴワは全然ない。
ポリマーが配合されていないものは、くし通りが悪くゴ
ワゴワするが第1剤、第2剤にそれぞれキレート剤、カ
チオン性ポリマーが配合されているものはくし通りが非
常に良くゴワゴワは全然ない。
Claims (1)
- 【請求項1】還元剤を含む第1剤及び酸化剤を含む第2
剤からなる2液式パーマネントウエーブ用液において、
第1剤及び第2剤の何れか一方又は両方に、キレート剤
1g当りのカルシウムイオンの封鎖能をCaCO3のmgで表
わしたキレート値が230mgCaCO3/gキレート剤以上
であるキレート剤を0.1〜10重量%及び第4級窒素
含有カチオン性ポリマーを0.1〜6重量%配合したこ
とを特徴とするパーマネントウエーブ用液。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29967386A JPH0621052B2 (ja) | 1986-12-16 | 1986-12-16 | パ−マネントウエ−ブ用液 |
EP87117484A EP0269107A3 (en) | 1986-11-28 | 1987-11-26 | Composition for hair treatment agent |
MYPI87003132A MY103192A (en) | 1986-11-28 | 1987-11-28 | Composition for hair treatment agent, |
US07/344,443 US5009813A (en) | 1986-11-28 | 1989-04-27 | Composition for hair treatment agent |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29967386A JPH0621052B2 (ja) | 1986-12-16 | 1986-12-16 | パ−マネントウエ−ブ用液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63154612A JPS63154612A (ja) | 1988-06-27 |
JPH0621052B2 true JPH0621052B2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=17875587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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