JPH06210375A - プレス装置用ワーク保持装置 - Google Patents

プレス装置用ワーク保持装置

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JPH06210375A
JPH06210375A JP330293A JP330293A JPH06210375A JP H06210375 A JPH06210375 A JP H06210375A JP 330293 A JP330293 A JP 330293A JP 330293 A JP330293 A JP 330293A JP H06210375 A JPH06210375 A JP H06210375A
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linear
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linear slide
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Hideki Takahashi
秀樹 高橋
Motoi Nakamura
基 中村
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Amada Metrecs Co Ltd
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Amada Metrecs Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送りねじ機構に対する耐衝撃性を確保して送
りねじ機構によりリニアスライドベースを任意の位置に
定量的に位置決め移動させることができるプレス装置用
ワーク保持装置を提供することにある。 【構成】 線形移動可能なリニアスライドベース21に
ワーク保持割出装置27が装着されたプレス装置用ワー
ク保持装置に於いて、リニアガイドレール11に線形移
動可能に係合したガイドブロック13に枢軸17により
リニアスライドベース21を枢動可能に連結すると共に
リニアガイドレール11に線形移動可能に係合したガイ
ドブロック15に緩衝手段25を介してリニアスライド
ベース21を連結し、枢軸17に送りナット31を有す
るアーム部材29を枢動可能に連結し、送りナット31
に送りねじ軸37を螺合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス装置用ワーク保
持装置に関し、特に線形移動可能なリニアスライドベー
スにワーク保持割出装置が装着されたプレス装置用ワー
ク保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プレス装置用のワーク保持装置として、
リニアスライドベースにワーク保持割出装置が装着さ
れ、リニアスライドベースの線形移動によりワーク保持
割出装置がプレス加工位置とプレス加工位置より離れた
ワーク着脱位置との間に変位するよう構成されたワーク
保持装置が知られている。
【0003】上述の如きワーク保持装置に於いては、プ
レス加工時に生じる振動、衝撃がワーク保持割出装置を
経てリニアスライドベースに作用し、更にこの振動、衝
撃はリニアスライドベースを線形移動させる線形駆動機
構に作用するため、リニアスライドベースの線形移動は
流体圧シリンダ装置等の直動アクチュエータにより行わ
れており、送りねじ機構は耐衝撃性の観点より使用され
ていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】流体圧シリンダ装置等
の直動アクチュエータによるリニアスライドベースの線
形移動に於いては、位置決めはストッパブロックを用い
て突当て式に行われ、リニアスライドベースを任意の位
置に定量的に位置決め移動させることが困難であり、ま
た直動アクチュエータではリニアスライドベースの線形
移動ストロークに応じて大きいストロークの直動アクチ
ュエータが必要になり、これはワーク保持装置を大型化
することになる。
【0005】本発明は、従来のプレス装置用ワーク保持
装置における上述の如き問題点に着目してなされたもの
であり、送りねじ機構に対する耐衝撃性を確保して送り
ねじ機構によりリニアスライドベースを任意の位置に定
量的に位置決め移動させることができ、またワークの外
形を基準としたワークの割り出し回転にも対応できるプ
レス装置用ワーク保持装置を提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、線形移動可能なリニアスライドベースにワ
ーク保持割出装置が装着されたプレス装置用ワーク保持
装置に於いて、リニアガイドレールに線形移動可能に係
合したガイドブロックに枢軸により前記リニアスライド
ベースが枢動可能に連結されていると共にリニアガイド
レールに線形移動可能に係合したガイドブロックに緩衝
手段を介して前記リニアスライドベースが連結され、前
記枢軸に送りナットを有するアーム部材が枢動可能に連
結され、前記送りナットに送りねじ軸が螺合しているこ
とを特徴するプレス装置用ワーク保持装置によって達成
される。
【0007】本発明によるプレス装置用ワーク保持装置
に於いては、前記ワーク保持割出装置は、ワークの外形
を基準としてワークの割り出し回転を行うよう構成さ
れ、リニアスライドベースにリニアスライドベースの線
形移動方向と同方向に移動可能に装着されていてもよ
い。
【0008】
【作用】上述の如き構成によれば、送りねじ軸がサーボ
モータ等により回転駆動されることにより、アーム部
材、枢軸を介してガイドブロックと共にリニアスライド
ベースがガイドレールに案内されて線形移動する。
【0009】プレス加工時にワーク保持割出装置を経て
リニアスライドベースに振動、衝撃が伝わると、リニア
スライドベースの枢軸周りの回動に伴い緩衝手段が緩衝
作用を行い、プレス加工時の振動、衝撃が送りナット、
送りねじ軸へ伝わることを回避する。
【0010】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。
【0011】図1〜図6は本発明によるプレス装置用ワ
ーク保持装置の一実施例を示している。プレス装置用ワ
ーク保持装置はプレス装置のボルスター1上に固定装着
された固定ベースプレート3を有しており、固定ベース
プレート3上にはパンチ5とダイ7とを含むプレス金型
セット9が装着されている。
【0012】固定ベースプレート3上には2本のリニア
ガイドレール11が互いに平行に設けられており、リニ
アガイドレール11の各々にはガイドブロック13、1
5がリニアガイドレール11の延在方向に線形移動可能
に係合している。
【0013】ガイドブロック13は水平方向の枢軸17
を支持しており、枢軸17はブラケット19により板状
のリニアスライドベース21の一端部(プレス金型セッ
ト9の配置位置側とは反対の側の端部)を枢動可能に支
持している。
【0014】ガイドブロック15はリニアスライドベー
ス21の中間部に取り付けられたエルボ部材23との間
に緩衝手段としての圧縮コイルばね25を挟んでリニア
スライドベース21を支持している。
【0015】リニアスライドベース21の他端部(プレ
ス金型セット9の配置位置に近い側の端部)にはワーク
保持割出装置27が取り付けられている。ワーク保持割
出装置27は、ワークWを着脱可能に保持し、回転中心
Cを中心として割り出し回転するよう構成されている。
【0016】枢軸17にはアーム部材29が枢動可能に
取り付けられており、アーム部材29にはボールナット
31が設けられている。固定ベースプレート3の下底部
にはブラケット33、35によりボールねじ軸37が回
転可能に取り付けられている。ボールねじ軸37はリニ
アガイドレール11の延在方向に同方向に延在してお
り、固定ベースプレート3の下底部に装着されたサーボ
モータ39とカップリング41により駆動連結されてい
る。
【0017】サーボモータ39はボールねじ軸37を正
逆回転駆動し、このボールねじ軸37の正逆回転によ
り、リニアスライドベース21は、アーム部材29、枢
軸17を介してガイドブロック13、15と共にガイド
レール11に案内されて、図1に示されている如きワー
ク着脱位置と図3に示されている如きプレス加工位置と
の間に往復線形変位する。
【0018】リニアスライドベース21は通常状態下に
於いては、図2に示されている如く、ワーク保持割出装
置27の側が少し持ち上がった傾斜姿勢を保ち、この傾
斜姿勢に於いては、リニアスライドベース21が図1に
示されている如きワーク着脱位置より図3に示されてい
る如きプレス加工位置へ線形移動することによりワーク
保持割出装置27に保持されているワークWがプレス金
型セット9のダイ7に摺接することなくパンチ5とダイ
7との間に進入する。
【0019】ワーク保持割出装置27に保持されている
ワークWがプレス加工に際してパンチ5とダイ7とによ
り挟まれると、リニアスライドベース21は、枢軸17
を中心として図1、図3で見て反時計廻り方向へ圧縮コ
イルばね25のばね力に抗して回動してほぼ水平姿勢に
なり、この水平姿勢状態にてパンチ5とダイ7とにより
パンチ加工が行われる。
【0020】このプレス加工時に発生する振動、衝撃は
ワーク保持割出装置27を経てリニアスライドベース2
1に伝わるが、この振動、衝撃は圧縮コイルばね25に
伝わり、リニアスライドベース21の枢軸17周りの回
動に伴い圧縮コイルばね25がガイドブロック15とエ
ルボ部材23との間にて弾性変形して緩衝作用を行う。
【0021】これによりプレス加工時の振動、衝撃が、
送りナット31、送りねじ軸37、またリニアガイドレ
ール11とガイドブロック13、15との摺動面に伝わ
ることが回避される。
【0022】図7〜図9は本発明によるプレス装置用ワ
ーク保持装置の他の実施例を示している。尚、図7〜図
9に於いて、図1〜図6に対応する部分は図1〜図6に
付した符号と同一の符号により示されている。この実施
例におけるプレス装置用ワーク保持装置は、円盤状のワ
ークWを外形基準にて割り出し保持するものであり、こ
の実施例に於いては、リニアスライドベース21上にリ
ニアガイドレール43とよりスライドワークテーブル4
5がリニアスライドベース21の線形移動方向と同方向
に線形移動可能に設けられている。
【0023】スライドワークテーブル45は、ロッドレ
スシリンダ装置47と駆動連結され、ロッドレスシリン
ダ装置47によりストッパボルト49が固定ストッパブ
ロック51に当接するプレス加工位置とこのプレス加工
位置より図7にて右方のワーク着脱位置との間に往復線
形変位する。
【0024】スライドワークテーブル45にはワーク載
置面部53が設けられており、このワーク載置面部53
の外側の三箇所に各々ローラ支持部材55、57、59
が設けられている。ローラ支持部材55、57、59は
各々ワーク保持ローラ61、63、65を回転可能に支
持しており、ワーク保持ローラ61、63、65はワー
ク載置面部53上に載置された円盤状のワークWの外周
面に当接してワークWを外形基準にて位置決め保持す
る。
【0025】ローラ支持部材55、57はワーク保持ロ
ーラ61、63が基準位置ローラとなるよう所定位置に
固定される構造になっているのに対し、ローラ支持部材
59は異径のワークWに対応すべく径方向に移動可能に
なっていて流体圧シリンダ装置67により径方向へ駆動
され、ワーク保持ローラ65をワークWの外周面に押し
付けてワークWのクランプを行う。
【0026】またスライドワークテーブル45にはワー
ク載置面部53上に載置された円盤状のワークWの外径
寸法を測定する測定器69が設けられている。
【0027】リニアスライドベース21にはガイドポス
ト71が立設されており、このガイドポスト71に上下
動ビーム73が上下動可能に係合している。上下動ビー
ム73は、プレス加工位置に位置しているスライドワー
クテーブル45のワーク載置面部53上を跨いで延在
し、リニアスライドベース21上に設けられた流体圧シ
リンダ装置75のピストンロッド77と駆動連結され、
流体圧シリンダ装置75により上下動される。
【0028】上下動ビーム73には竪軸79により円盤
状のワーク押さえプレート81が回転可能に設けられて
いる。
【0029】上下動ビーム73には割り出し回転駆動用
モータ83が取り付けられており、割り出し回転駆動用
モータ83の出力軸85に固定されたウォーム87は竪
軸79に固定されたウォームホイール89と噛合してい
る。
【0030】また固定ベースプレート3にはガイドバー
91、93によりリニアスライドベース21の位置検出
用の近接スイッチ95、97、99、101が配置位置
変更可能に装着され、リニアスライドベース21にはガ
イドバー103、105によりスライドワークテーブル
45の位置検出用の近接スイッチ107、109が配置
位置変更可能に装着されている。
【0031】この実施例では、ワークWの外周面をワー
ク保持ローラ61、63に押し当てることによりワーク
Wの位置決めが行われるから、ワークWの外形寸法の違
いによりスライドワークテーブル45上に位置決された
ワークWの中心位置が変動する。このことに対してスラ
イドワークテーブル45がプレス加工位置に位置してい
る状態にてこれのワーク載置面部53の中心位置が竪軸
79の軸心位置と整合するよう、サーボモータ39によ
るボールねじ軸37の回転によりリニアスライドベース
21の線形移動位置が位置決め設定される。
【0032】この位置決め状態にて流体圧シリンダ装置
75により上下動ビーム73を降下させてワーク押さえ
プレート81をプレス加工位置に位置しているスライド
ワークテーブル45のワーク載置面部53上に載置され
たワークWの上面に押し当て、流体圧シリンダ装置67
によりワーク保持ローラ65によるワークWのクランプ
を解除した状態にて割り出し回転駆動用モータ83によ
り竪軸79と共にワーク押さえプレート81を割り出し
回転駆動する。このワーク押さえプレート81の割り出
し回転によりワーク載置面部53上のワークWがワーク
保持ローラ61、63、65に案内されて外形を基準と
して割り出し回転される。
【0033】またサーボモータ39によるボールねじ軸
37の回転によりリニアスライドベース21が線形移動
されてスライドワークテーブル45のプレス加工位置が
調整されることにより、ワークWの穴加工でのピッチセ
ンタ寸法の違いにも対応してワークWの割り出し回転が
行われる。
【0034】なお、この実施例でも固定ベースプレート
3に対するリニアスライドベース21の支持は上述の実
施例に同様に行われており、ボールナット31、ボール
ねじ軸37、サーボモータ39にプレス加工による振
動、衝撃が伝わることはない。
【0035】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これらに限定される
ものではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能
であることは当業者にとって明らかであろう。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
によるプレス装置用ワーク保持装置によれば、送りねじ
軸がサーボモータ等により回転駆動されることにより、
アーム部材、枢軸を介してガイドブロックと共にリニア
スライドベースがガイドレールに案内されて定量的に線
形移動し、プレス加工時にワーク保持割出装置を経てリ
ニアスライドベースに振動、衝撃が伝わってもリニアス
ライドベースの枢軸周りの回動に伴い圧縮コイルばね等
による緩衝手段が緩衝作用を行い、プレス加工時の振
動、衝撃が送りナット、送りねじ軸へ伝わることが回避
され、送りナット、送りねじ軸の耐久性が確保される。
【0037】またワーク保持割出装置がワークの外形を
基準としてワークの割り出し回転を行うよう構成され、
これがリニアスライドベースにリニアスライドベースの
線形移動方向と同方向に移動可能に装着されていること
により、リニアスライドベースの定量的な位置決め移動
に相まってワークの外形を基準としたワークの割り出し
回転にも対応できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプレス装置用ワーク保持装置の一
実施例を非プレス加工状態時について示す平面図であ
る。
【図2】本発明によるプレス装置用ワーク保持装置の一
実施例を非プレス加工状態時について示す側面図であ
る。
【図3】本発明によるプレス装置用ワーク保持装置の一
実施例をプレス加工状態時について示す平面図である。
【図4】本発明によるプレス装置用ワーク保持装置の一
実施例をプレス加工状態時について示す側面図である。
【図5】図3の線V −V に沿った断面図である。
【図6】図3の線VI−VIに沿った断面図である。
【図7】本発明によるプレス装置用ワーク保持装置の他
の実施例を示す平面図である。
【図8】本発明によるプレス装置用ワーク保持装置の他
の実施例を示す側面図である。
【図9】本発明によるプレス装置用ワーク保持装置の他
の実施例を板押さえ機構部分について示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 ボルスター 3 固定ベースプレート 9 プレス金型セット 11 リニアガイドレール 13、15 ガイドブロック 17 枢軸 21 リニアスライドベース 25 圧縮コイルばね 27 ワーク保持割出装置 29 アーム部材 31 ボールナット 37 ボールねじ軸 39 サーボモータ 43 リニアガイドレール 45 スライドワークテーブル 47 ロッドレスシリンダ装置 61、63、65 ワーク保持ローラ 73 上下動ビーム 81 ワーク押さえプレート 83 割り出し回転駆動用モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線形移動可能なリニアスライドベースに
    ワーク保持割出装置が装着されたプレス装置用ワーク保
    持装置に於いて、 リニアガイドレールに線形移動可能に係合したガイドブ
    ロックに枢軸により前記リニアスライドベースが枢動可
    能に連結されていると共にリニアガイドレールに線形移
    動可能に係合したガイドブロックに緩衝手段を介して前
    記リニアスライドベースが連結され、前記枢軸に送りナ
    ットを有するアーム部材が枢動可能に連結され、前記送
    りナットに送りねじ軸が螺合していることを特徴するプ
    レス装置用ワーク保持装置。
  2. 【請求項2】 前記ワーク保持割出装置は、ワークの外
    形を基準としてワークの割り出し回転を行うよう構成さ
    れ、リニアスライドベースにリニアスライドベースの線
    形移動方向と同方向に移動可能に装着されていることを
    特徴とする請求項1に記載のプレス装置用ワーク保持装
    置。
JP330293A 1993-01-12 1993-01-12 プレス装置用ワーク保持装置 Expired - Lifetime JP2617073B2 (ja)

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