JPH0621031A - 洗浄方法及びその洗浄装置 - Google Patents

洗浄方法及びその洗浄装置

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JPH0621031A
JPH0621031A JP17121192A JP17121192A JPH0621031A JP H0621031 A JPH0621031 A JP H0621031A JP 17121192 A JP17121192 A JP 17121192A JP 17121192 A JP17121192 A JP 17121192A JP H0621031 A JPH0621031 A JP H0621031A
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JP
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organic polymer
cleaning
wafer
polymer layer
gas
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JP17121192A
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Keiji Shinohara
啓二 篠原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】有機系ポリマー層で被覆されたウエハー等の被
処理材に形成した配線パターンを酸化させることなく洗
浄を行なう洗浄装置及び洗浄方法を提供する。 【構成】被処理材表面19に形成された有機系ポリマー
層6を、還元性エッチングガスの供給とプラズマ処理に
より除去する工程と、上記被処理材表面19を薬液で洗
浄する工程と、上記被処理材表面19に付着した薬液を
洗浄する工程と、上記被処理材表面19を還元する工程
と、上記被処理材表面19に、有機系ポリマー層8を形
成する工程を含み、且つこれらの工程を連続して行な
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置におけるウ
エハー等の被処理材表面の洗浄方法及び洗浄装置に係
り、特にウエハー上に形成されるCu系材料配線パター
ンの酸化防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のVLSI、ULSI等にみられる
ように、半導体装置の高集積化及び高性能化が進むに伴
い、金属配線のデザインルールにもサブミクロンあるい
はクォーターミクロンに微細化が進もうとしている。
【0003】従来、半導体装置における金属配線は、ア
ルミニウム(Al)系材料によるものが主流である。し
かし、Al系の金属配線ではデザインルールが0.5μ
mよりも微細になるとエレクトロマイグレーション等に
より配線の信頼性が劣化する上に、抵抗値を低く維持す
る必要からアスペクト比が1〜2と大きくなり、その後
の絶縁膜形成や、平坦化等の一連のプロセスが実施困難
となる。
【0004】そこで、銅(Cu)系の金属材料による配
線形成が注目されている。Cuはエレクトロマイレーシ
ョン耐性が高い上、電気抵抗率が約1.4μΩcmと低
く、Alの電気抵抗率の半分程度に過ぎない。従って、
信頼性を損なうことなく、金属配線層を薄膜化すること
が可能となり、アスペクト比も軽減される。
【0005】しかし、Cu系材料のエッチングについて
は、まだその可能性が研究レベルで模索されている段階
であり、実用化を目指すには技術的に解決すべき課題は
多い。
【0006】まず、Cu系材料の耐酸化性の向上は、上
記課題の一つである。Cuは極めて酸化され易い金属で
ある上、例えば塩素系ガスを用いてエッチングした場合
の反応生成物である、蒸気圧の低いCuClxを揮発除
去するために、通常200〜400℃程度の温度にウエ
ハー加熱を必要とする。従って、Cu層の表面は微量の
酸素の存在下でも、常に酸化銅被覆が形成され易い状態
にある。しかし、酸化銅被覆がエッチング時のイオン入
射面に形成されていると、エッチング速度を低下させる
原因となる。
【0007】そこで、特開平1−234578号公報に
は、エッチングガスに数%の水素を添加して、上記酸化
銅被覆を純Cuに還元しながらエッチングを行なう技術
が提案されいる。
【0008】また、酸化銅被覆がCu系材料からなる配
線パターン表面に形成されている場合には抵抗が著しく
増大し、上記配線パターンの配線として信頼性が損なわ
れる。これは、Cuパターンの表面に存在する酸素は配
線パターンの内部にまで拡散し、Al系材料層の表面に
形成される酸化アルミニウム(Al23)が緻密な組織
を有する安定な不動態を形成するのとは対照的に、酸化
銅は不動態被覆としての役割を果たさないのである。
【0009】そこで、特開昭64−71151号公報に
は、Cu膜とその下のバリアメタルとをエッチング室内
でパターニングした後、ウエハーを該エッチング室から
CVD室へ真空搬送し、ウエハーの全面をPSG(リン
シリケートガラス)膜で被覆する技術が提案されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開昭6
4−71151号公報の提案においては、Cu膜のエッ
チングにおいてPSG膜がエッチングのマスクとして使
用され、エッチング中にスパッタリングされPSG膜に
含まれている酸素がエッチング室内に放出される。放出
された酸素は活性化されたCu膜の表面に容易に結合
し、配線パターンの側壁部等に酸化膜を形成し、この状
態でウエハーの全面をPSG膜で被覆してしまうと、も
はや上記酸化膜を除去することは出来ず、配線の信頼性
を劣化させることになり問題となる。
【0011】そこで、本発明者は、銅配線材料層のエッ
チングを行なって所定のパターンを形成し、次にパター
ン側壁を還元した後、全面を有機系ポリマー層で被覆
し、銅配線パターンの酸化を防止する発明を提案した。
しかし、本提案においても本ウエハーの表面洗浄を行な
うべく、表面の有機系ポリマーを酸素(O2)を主とす
るガス系の放電によって除去すると、図4に示すよう
に、Cu配線層3の側壁が酸化され酸化銅7が形成され
問題である。なお、図4において19はウエハー、2は
絶縁層、4はエッチングマスクを示す。
【0012】そこで、本発明は有機系ポリマー層で被覆
されたウエハー等の被処理材上に形成された配線パター
ンを酸化させることなく洗浄する洗浄方法及びその洗浄
装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、被処理材表面に形成された有機系ポリマー層を、エ
ッチングガスの供給とプラズマ処理により除去する工程
と、被処理材表面を薬液で洗浄する工程と、被処理材表
面に付着した薬液を洗浄する工程と、被処理材表面を還
元する工程と、被処理材表面に有機系ポリマー層を形成
する工程を含み、且つこれらの工程を連続して行なうこ
とを特徴とする洗浄方法によって解決される。
【0014】また、上記課題は、本発明によれば、有機
系ポリマー層を除去するためのエッチングガスが酸素を
含まない還元性ガスであることを特徴とする洗浄方法に
よって解決される。
【0015】また、上記課題は、本発明によれば、有機
系ポリマー層を除去するためのエッチングガスが、N2
又はNH3又はH2を含むことを特徴とする洗浄方法によ
って好適に解決される。
【0016】また、上記課題は、本発明によれば、有機
系ポリマー層を形成するためのガスがC及びHを含むこ
とを特徴とする洗浄方法によって好適に解決される。
【0017】更に、上記課題は、本発明によれば、有機
系ポリマー層を形成するためのガスがCHF3又はCH2
2又はCH3F又はCH4であることを特徴とする洗浄
方法によって好適に解決される。
【0018】更に、上記課題は、本発明によれば、被処
理材表面に形成された有機系ポリマー層を除去するため
の、エッチングガス供給手段を有するプラズマエッチン
グ装置と、プラズマエッチング装置と連結され、前記被
処理材表面を薬液で洗浄するための第1表面洗浄装置
と、第1表面洗浄装置と連結され、前記被処理材表面に
付着した薬液を洗浄するための第2表面洗浄装置と、第
2表面洗浄装置と連結され、前記被処理材表面に有機系
ポリマー層を形成するための、堆積ガス供給手段を有す
る有機系ポリマー形成装置とを具備することを特徴とす
る洗浄装置によって解決される。
【0019】
【作用】本発明によれば、図1に示すように、被処理材
19上に形成された有機系ポリマー層を除去するため、
エッチングガスの供給手段により供給されたエッチング
ガスがプラズマエッチング装置10によりプラズマ状態
となり、このガスが被エッチング材料である有機系ポリ
マーと反応して揮発性の化合物を生成するので、有機系
ポリマー層を除去することができる。しかもエッチング
ガスに酸素の含まない還元性のガスを用いることによ
り、被処理材19の表面を酸化させることなく有機系ポ
リマー層を除去することができる。
【0020】次に、被処理材19を第1表面洗浄装置2
0により、被処理材19の表面に薬液を供給することに
より、被処理材19の表面上に残存した有機系ポリマー
及びダストを除去することができる。この時、被処理材
19の表面には薬液が残留するので、被処理材19を第
2表面洗浄装置30により被処理材19の表面上に洗浄
液を供給することにより、薬液を除去することができ
る。
【0021】次に、堆積ガス供給手段50により供給さ
れたガスを有機系ポリマー形成装置40によりプラズマ
状態にし、被処理材19の表面上に有機系ポリマーを堆
積すると、下地材料が酸素や水と接触するのを断つこと
ができるので酸化防止ができる。しかも、堆積ガスに還
元ガス(H)を含むことにより、有機系ポリマーの下地
材料を還元しながら堆積することができる。
【0022】また、各装置はそれぞれ連結されているの
で、各処理を連続的且つ並列的に行なうができる。
【0023】従って、本発明によれば、有機系ポリマー
層を還元性ガスにて除去した上、被処理材19の表面洗
浄を行い、さらに残留酸素を還元により除去した後に、
有機系ポリマー層で被覆し大気中の酸素との接触を断つ
ので、下地材料の酸化を効果的に防止しつつ、被処理材
19の表面洗浄ができる。
【0024】また、本発明によれば、エッチングガスが
NH3又はH2を含むので、被処理材19上の有機系ポリ
マーを還元しながら好適に揮発、除去することができ
る。
【0025】また、本発明によれば、有機系ポリマー層
を形成するためのガスがC及びHを含んでいるので、下
地材料を還元しながら有機系ポリマー層を堆積すること
ができる。
【0026】また、本発明によれば、有機系ポリマー層
を形成するためのガスがCHF3又はCH24又はCH3
F又はCH4であるので、被処理材19上に好適に有機
系ポリマー層を形成することができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0028】図1は本発明の一実施例を示すウエハー洗
浄装置の側面図である。
【0029】図1に示す装置は、被処理材であるウエハ
ー表面に形成された有機系ポリマーとエッチングする平
行平板RIE(反応性イオンエッチング)装置10、ウ
エハー表面を1枚ずつ洗浄するウエハー表面洗浄装置2
0と30、およびウエハー表面上に有機系ポリマーを堆
積させるダウンフロー型プラズマ処理装置40が、それ
ぞれゲートバルブ53,54,55,56,57を介し
て直列的に接続されている。
【0030】平行平板型RIE装置10は、エッチング
チェンバー11内に対向配置された上部電極12とウエ
ハー載置電極13との間にRF電極を印加し、低ガス圧
下でRF放電により生成されるプラズマを用い、ウエハ
ー19上の有機系ポリマー層をエッチングするためのも
のである。
【0031】エッチングチェンバー11の天井部には、
処理に必要なガスを図中矢印B1方向から供給するため
のガス供給管15が開口している。また、エッチングチ
ェンバー11の底面には、処理に伴って発生する反応生
成物を除去するための系内のガスを図中矢印A1方向に
排気するための排気口16が開口している。ウエハー載
置電極13には直流成分を遮断するためのブロッキング
コンデンサ17を介してRF電源18が接続され、カソ
ードカップリング型の構成となっている。
【0032】ウエハー表面洗浄装置20はウエハー19
を支持する支持部21及びそれを回転させるモータ部2
2を具備し、洗浄用チェンバー23の天井部には薬液を
供給するノズル24および、下部にはウエハー表面洗浄
液の薬液を排出するための排出口25が開口している。
このウエハー表面洗浄装置20と同一構造のウエハー表
面洗浄装置30が具備されている。このウエハー表面洗
浄装置30は、表面に残留する薬液成分を除去するため
のものである。
【0033】ダウンフロー型プラズマ処理装置40は、
マイクロ波発振器(図示せず)から発生するマイクロ波
を円形導波管41及び矩形導波管42を用いて導き、石
英製のマイクロ波導入窓43を介してプラズマ生成室4
4へ供給し、該プラズマ生成室44へ矢印B2方向によ
りガス供給管50を通して供給されるガスをマイクロ波
放電により分解して生成するプラズマを用い、Cu配線
パターンの還元や、堆積性ガスを供給し、ウエハー19
の表面にて、ラジカル重合反応を行なわせることによ
り、有機系ポリマーを形成する。プラズマ生成室44と
ウエハー19を載置しているウエハーステージ47との
間にはメッシュ電極45があり、荷電粒子をトラップす
る構造となっており、処理チェンバー46側へはラジカ
ル等の中性活性種のみが下降流(ダウンフロー)となっ
て引き出されて、ダメージの少ない処理を行なうことが
できる。この処理チェンバー46は排気口49を通して
真空系統(図示せず)により高真空排気される。
【0034】また、平行平板型RIE装置10の前段に
は、複数のウエハー19を一括して収納するロード用カ
セット51とウエハー搬送機構等(図示せず)を備えた
ロード室52がゲートバルブ53を介して接続されてい
る。また、上記平行平板型RIE装置10とウエハー表
面洗浄装置20とはゲートバルブ54、ウエハー表面洗
浄装置20とウエハー表面洗浄装置30とはゲートバル
ブ55、ウエハー表面洗浄装置30とダウンフロー型プ
ラズマ処理装置40とはゲートバルブ56を介して直線
的に接続されている。更に、ダウンフロー型プラズマ処
理装置40の後段には複数のウエハー19を一括して収
納するロード用カセット58とウエハー搬送機構等(図
示せず)を備えたアンロード室59がゲートバルブ57
を介して接続されている。
【0035】上記装置構成により、ウエハー19をロー
ド室52から平行平板RIE装置10へ搬入して、Cu
配線上に形成された有機系ポリマーの除去を行い、ウエ
ハー表面洗浄装置20でウエハー表面のパーティクルを
除去し、ウエハー表面洗浄装置30で洗浄薬液を除去
し、更にダウンフロー型プラズマ処理装置40へ搬入し
て有機系ポリマーの堆積を行い、最後にアンロード室5
9へ搬出するという一連の操作を連続的且つ並列的に行
なうことができる。
【0036】しかも、ウエハー表面洗浄装置20,30
のそれぞれのチェンバー23,33の天井部に設置した
ガス導入口60,61より酸素を含まないガス、例えば
窒素(N2)を流すことによりウエハー表面のCu配線
表面を酸化させることなく、上記の一連の操作を連続的
に行なうことができる。
【0037】以下、本発明のウエハーの洗浄方法の一実
施例を上記ウエハー洗浄装置を用いて説明する。
【0038】図2は本実施例を説明するためのプロセス
におけるウエハーの断面図である。
【0039】本実施例では、まず図2(a)に示すよう
にウエハー19上に、酸化シリコンからなる絶縁膜2を
形成した後に、スパッタリング等によりウエハー19上
方全面にCu層を被着形成する。次に、エッチングマス
クとしてプラズマCVD(化学気相成長)法により、C
u層上にSiN膜を形成した後、Cu層の配線パターン
形成領域上にレジストパターン(図示せず)を形成し、
このレジストパターンをマスクとしてSiN膜をCF4
/O2系混合ガスによりパターニングしエッチングマス
ク4を形成する。次に、レジストパターンを除去する。
【0040】次に、エッチングマスク4をマスクとして
Cu層で異方性加工を行い、図2(a)に示すように、
Cu配線層3を形成する。このとき、絶縁膜(Si
2)2の表面上に、異方性加工工程においてダスト5
が付着する。
【0041】次に、Cu配線層3の酸化を防止するため
に、図2(b)に示すように、ウエハー19の上方に一
旦、有機系ポリマー層6を形成する。この時、図2
(b)に示すようにダスト5が絶縁膜2上に付着したま
まの状態である。
【0042】次に、これらダスト5の付着したウエハー
19を処理するために、図1に示したロード室52内の
ロード用カセット51に収容し、一枚ずつ処理する。
【0043】まず、ロード用カセット51に収容された
ウエハー19をエッチングチェンバー11内に搬入し、
ウエハー載置電極13に載置する。次に、ガス供給管1
5を通して、以下の条件にてアンモニア(NH3)ガス
を供給し、図2(b)及び図2(c)に示すように、有
機系ポリマー層6を除去する。
【0044】 NH3=100sccm,100mtorr,300W この条件の下では、アンモニア(NH3)は放電分解
し、H*,NHx*(x=1〜2)によって有機系ポリマ
ー層6は還元され、揮発性物質となり除去される。
【0045】次に、ウエハー19をウエハー表面洗浄装
置20内の支持部21に載置し、供給ノズル24より薬
液としてテトラフロルエチレン、アルキルベンゼンスル
ホン酸等の有機系の溶剤を供給し、モータ部22により
ウエハー19を回転し、遠心洗浄を行い、図2(d)に
示すように表面に付着しているダスト5等の異物を除去
する。このとき、図2(d)に示すように、有機系の溶
剤9がウエハー19の表面上に残留する。
【0046】次に、ウエハー19をウエハー表面洗浄装
置30の支持部31に載置し有機系の溶剤9を洗浄する
ために、洗浄液、例えば水(H2O)を供給ノズル34
より供給し、有機系の溶剤9を図3(a)に示すように
除去する。
【0047】次に、ウエハー19をダウンフロー型プラ
ズマ処理装置40内のウエハーステージ47上に載置
し、以下の条件で図3(b)に示すようにウエハー19
の表面上に有機系ポリマー層8を形成する。
【0048】 CHF3=100sccm,1torr,μ波電流400mA この時、供給するガスにHが含まれるので、Cu配線層
3の側壁部を同時に還元することができる。
【0049】上記のように、ウエハー19表面の異物を
除去した後、有機系ポリマー層8を形成するので、Cu
配線層3と空気中の水分、酸素との接触が原理的に防止
可能で、Cu配線表面の酸化を防止することができ、配
線としての信頼性を低下させない。
【0050】本発明の実施例では、有機系ポリマー層を
除去するガス系として、NH3ガスを用いたが、Cu系
配線層を酸化させないH2,N2又は希ガスを添加してな
るガス系を用いることが可能である。
【0051】また、有機系ポリマー層を形成するガス系
として、CHF3ガス以外に分子中に、C,H,Fを含
むガス系を用いることが可能で、例えばCH22,CH
3F,CH4等を用いることができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
酸化し易いCu系配線を形成したウエー表面を、Cu系
配線を酸化させることなく洗浄することができる。ま
た、Cu系配線を形成したウエハー表面上に有機系ポリ
マー層を形成したまま保持できるので、ウエハー保管中
においてもCu配線表面の酸化を防止することができ
る。従って、Cu系配線の信頼性を低下させることを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例によるウエハー洗浄装置側面図である。
【図2】実施例によるウエハー洗浄工程断面図(I)で
ある。
【図3】実施例によるウエハー洗浄工程断面図(II)で
ある。
【図4】従来例の問題点を説明する断面図である。
【符号の説明】
2 絶縁膜(SiO2) 3 Cu配線層 4 エッチングマスク(SiN) 5 ダスト 6,8 有機系ポリマー層 7 酸化銅 9 有機系の溶剤(薬液) 10 平行平板RIE装置(プラズマエッチング装置) 11 エッチングチェンバー 12 上部電極 13 ウエハー載置電極 15 ガス供給管(エッチングガス供給手段) 16 排気口 17 ブロッキングコンデンサ 18 RF電源 19 ウエハー(被処理材) 20 ウエハー表面洗浄装置(第1表面洗浄装置) 21 支持部 22 モータ部 23 洗浄用チェンバー 24 ノズル 25 排出口 30 ウエハー表面洗浄装置(第2表面洗浄装置) 31 支持部 32 モータ部 33 洗浄用チェンバー 34 ノズル 35 排出口 40 ダウンフロー型プラズマ処理装置(有機系ポリマ
ー形成装置) 41 円形導波管 42 矩形導波管 43 マイクロ波導入窓 44 プラズマ生成室 46 処理チェンバー 50 ガス供給管(堆積ガス供給手段) 51,58 ロード用カセット 52 ロード室 53,54,55,56,57 ゲートバルブ 59 アンロード室 60,61 ガス導入口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理材表面に形成された有機系ポリマ
    ー層を、エッチングガスの供給とプラズマ処理により除
    去する工程と、 前記被処理材表面を薬液で洗浄する工程と、 前記被処理材表面に付着した薬液を洗浄する工程と、 前記被処理材表面を還元する工程と、 前記被処理材表面に有機系ポリマー層を形成する工程を
    含み、且つこれらの工程を連続して行なうことを特徴と
    する洗浄方法。
  2. 【請求項2】 前記有機系ポリマー層を除去するための
    エッチングガスが酸素を含まない還元性ガスであること
    を特徴とする請求項1記載の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 前記有機系ポリマー層を除去するための
    エッチングガスが、N2又はNH3又はH2を含むことを
    特徴とする請求項1記載の洗浄方法。
  4. 【請求項4】 前記有機系ポリマー層を形成するための
    ガスがC及びHを含むことを特徴とする請求項1記載の
    洗浄方法。
  5. 【請求項5】 前記有機系ポリマー層を形成するための
    ガスがCHF3又はCH22又はCH3F又はCH4であ
    ることを特徴とする請求項1記載の洗浄方法。
  6. 【請求項6】 被処理材表面に形成された有機系ポリマ
    ー層を除去するための、エッチングガス供給手段を有す
    るプラズマエッチング装置と、 前記プラズマエッチング装置と連結され、前記被処理材
    表面を薬液で洗浄するための第1表面洗浄装置と、 前記第1表面洗浄装置と連結され、前記被処理材表面に
    付着した薬液を洗浄するための第2表面洗浄装置と、 前記第2表面洗浄装置と連結され、前記被処理材表面に
    有機系ポリマー層を形成するための、堆積ガス供給手段
    を有する有機系ポリマー形成装置とを具備することを特
    徴とする洗浄装置。
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