JPH06209312A - フレーム同期回路 - Google Patents
フレーム同期回路Info
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- JPH06209312A JPH06209312A JP5017868A JP1786893A JPH06209312A JP H06209312 A JPH06209312 A JP H06209312A JP 5017868 A JP5017868 A JP 5017868A JP 1786893 A JP1786893 A JP 1786893A JP H06209312 A JPH06209312 A JP H06209312A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フレーム同期を誤って検出したときの同期引
き込み時間を短縮する。 【構成】 比較部5は、演算部3の出力があるしきい値
を超えると検出信号を出力する。後方保護部6は、最初
の検出信号により後方保護を開始してカウント開始信号
を出力する。カウント部7は、カウント開始信号により
ビット位置のカウントを開始する。記憶部8は、各ビッ
ト位置における検出信号の出力回数を積算する。後方保
護部6は、同期未確立と判定すると同期未確立信号を出
力する。制御部9は、同期未確立信号により、記憶部8
から検出信号の回数が最大であるビット位置を割り出し
てカウント部7からのビット位置と比較し、その差をシ
フト時間として出力する。後方保護部6は、シフト時間
だけ待って再び後方保護動作に入り、フレーム同期が未
確立ならば上記の動作を繰り返す。
き込み時間を短縮する。 【構成】 比較部5は、演算部3の出力があるしきい値
を超えると検出信号を出力する。後方保護部6は、最初
の検出信号により後方保護を開始してカウント開始信号
を出力する。カウント部7は、カウント開始信号により
ビット位置のカウントを開始する。記憶部8は、各ビッ
ト位置における検出信号の出力回数を積算する。後方保
護部6は、同期未確立と判定すると同期未確立信号を出
力する。制御部9は、同期未確立信号により、記憶部8
から検出信号の回数が最大であるビット位置を割り出し
てカウント部7からのビット位置と比較し、その差をシ
フト時間として出力する。後方保護部6は、シフト時間
だけ待って再び後方保護動作に入り、フレーム同期が未
確立ならば上記の動作を繰り返す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレーム同期回路に関
し、特に1フレームごとにビット反転する1ビットのパ
ターンをフレーム同期ビットとするデイジタル伝送方式
におけるフレーム同期回路に関する。
し、特に1フレームごとにビット反転する1ビットのパ
ターンをフレーム同期ビットとするデイジタル伝送方式
におけるフレーム同期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】伝送の単位であるフレームごとに「0/
1」のようにビット反転する1ビットのパターンをフレ
ーム同期ビットとするデイジタル伝送方式において、そ
のフレーム同期をとるためのフレーム同期回路がある。
このフレーム同期回路の同期引き込み過程において、真
のフレーム同期ビットによる同期引き込みの完了かどう
かを識別することを後方保護と呼ぶが、同期引き込み中
にフレーム同期ビットを検出したときと、フレーム同期
ビットと同一パターンのランダムデータを検出したとき
はこの後方保護動作に移行する。
1」のようにビット反転する1ビットのパターンをフレ
ーム同期ビットとするデイジタル伝送方式において、そ
のフレーム同期をとるためのフレーム同期回路がある。
このフレーム同期回路の同期引き込み過程において、真
のフレーム同期ビットによる同期引き込みの完了かどう
かを識別することを後方保護と呼ぶが、同期引き込み中
にフレーム同期ビットを検出したときと、フレーム同期
ビットと同一パターンのランダムデータを検出したとき
はこの後方保護動作に移行する。
【0003】上記のような検出によって後方保護動作に
移行したとき、従来のフレーム同期回路では、例えば5
〜8フレーム分の後方保護時間を設けて真のフレーム同
期ビットかどうかを識別するが、ランダムデータによっ
て後方保護に移行したときはこの後方保護時間を超えて
同期未確立と判定するので、再度次のフレームから同期
パターンの検出を行う。
移行したとき、従来のフレーム同期回路では、例えば5
〜8フレーム分の後方保護時間を設けて真のフレーム同
期ビットかどうかを識別するが、ランダムデータによっ
て後方保護に移行したときはこの後方保護時間を超えて
同期未確立と判定するので、再度次のフレームから同期
パターンの検出を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のフ
レーム同期回路は、同期引き込み中にランダムデータに
よって後方保護に移行したときは後方保護時間を超えて
しまうので、再度同期パターンの検出を行わなければな
らず、同期引き込み時間が長くなるという問題点があっ
た。また、中速データ伝送(数百kbps以下)におい
て伝送効率を上げるために1フレームのビット数が多い
場合は、同期引き込み時間の占める割合が大きくなり、
データ伝送のスループットが著しく低下するという問題
点があった。本発明は、上記課題を解決するために、フ
レーム同期を誤って検出したときに短時間でフレーム同
期引き込みを行うことができるフレーム同期回路を提供
することを目的とする。
レーム同期回路は、同期引き込み中にランダムデータに
よって後方保護に移行したときは後方保護時間を超えて
しまうので、再度同期パターンの検出を行わなければな
らず、同期引き込み時間が長くなるという問題点があっ
た。また、中速データ伝送(数百kbps以下)におい
て伝送効率を上げるために1フレームのビット数が多い
場合は、同期引き込み時間の占める割合が大きくなり、
データ伝送のスループットが著しく低下するという問題
点があった。本発明は、上記課題を解決するために、フ
レーム同期を誤って検出したときに短時間でフレーム同
期引き込みを行うことができるフレーム同期回路を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、1フレーム分
の入力信号を格納する第1のシフトレジスタと、入力信
号と第1のシフトレジスタから出力された信号との排他
的論理和演算をする排他的論理和演算部と、排他的論理
和演算部から出力されたデータと複数ビットのデータと
を加算して複数ビットの演算データとして出力する演算
部と、演算部から出力された複数ビットの演算データを
1フレーム分格納して複数ビットのデータを出力する第
2のシフトレジスタと、演算部から出力された複数ビッ
トの演算データがあらかじめ設定されたしきい値を越え
たときは検出信号を出力する比較部と、比較部から最初
の検出信号が出力されるとカウント開始信号を出力する
と共に、後方保護を開始してフレーム同期が確立された
かどうかを判定し、フレーム同期が未確立と判定したと
きは、同期未確立信号を出力してシフト時間だけ待って
再び後方保護を開始することをフレーム同期が確立され
るまで繰り返す後方保護部と、後方保護部からカウント
開始信号が入力されると、このときを基準としてカウン
トを開始して現在のビット位置をカウントするカウント
部と、比較部から出力された検出信号とカウント部から
出力されたビット位置とに基づいて、各ビット位置にお
ける検出信号の出力回数を積算してそのビット位置と共
に記憶する記憶部と、後方保護部から同期未確立信号が
入力されると、記憶部に記憶された検出信号の出力回数
とそのビット位置とから、検出信号の出力回数が最大で
あるビット位置を割り出してカウント部から出力されて
いるビット位置と比較し、その差をシフト時間として出
力する制御部とを有することを特徴とする。
の入力信号を格納する第1のシフトレジスタと、入力信
号と第1のシフトレジスタから出力された信号との排他
的論理和演算をする排他的論理和演算部と、排他的論理
和演算部から出力されたデータと複数ビットのデータと
を加算して複数ビットの演算データとして出力する演算
部と、演算部から出力された複数ビットの演算データを
1フレーム分格納して複数ビットのデータを出力する第
2のシフトレジスタと、演算部から出力された複数ビッ
トの演算データがあらかじめ設定されたしきい値を越え
たときは検出信号を出力する比較部と、比較部から最初
の検出信号が出力されるとカウント開始信号を出力する
と共に、後方保護を開始してフレーム同期が確立された
かどうかを判定し、フレーム同期が未確立と判定したと
きは、同期未確立信号を出力してシフト時間だけ待って
再び後方保護を開始することをフレーム同期が確立され
るまで繰り返す後方保護部と、後方保護部からカウント
開始信号が入力されると、このときを基準としてカウン
トを開始して現在のビット位置をカウントするカウント
部と、比較部から出力された検出信号とカウント部から
出力されたビット位置とに基づいて、各ビット位置にお
ける検出信号の出力回数を積算してそのビット位置と共
に記憶する記憶部と、後方保護部から同期未確立信号が
入力されると、記憶部に記憶された検出信号の出力回数
とそのビット位置とから、検出信号の出力回数が最大で
あるビット位置を割り出してカウント部から出力されて
いるビット位置と比較し、その差をシフト時間として出
力する制御部とを有することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、入力信号と第1のシフトレジ
スタから出力された信号とが排他的論理和演算部に入力
されて隣合ったフレーム中の同位置にあるビット同士の
排他的論理和演算の結果が出力され、この出力と第2の
シフトレジスタから出力された複数ビットのデータとが
演算部によって加算されてこの結果が第2のシフトレジ
スタに1フレーム分格納される。次に、演算部から出力
された複数ビットの演算データがしきい値を越えたとき
に比較部から検出信号が出力され、最初の検出信号が出
力されると後方保護部からカウント開始信号が出力され
てカウント部によって現在のビット位置がカウントさ
れ、このビット位置と比較部から出力された検出信号と
から各ビット位置における検出信号の出力回数が記憶部
によって積算される。そして、後方保護部によってフレ
ーム同期が確立されたかどうかが判定されて同期が未確
立と判定されたときは同期未確立信号が出力され、制御
部によって記憶部に記憶された内の検出信号の出力回数
が最大であるビット位置が割り出されてカウント部から
出力されているビット位置と比較され、その差がシフト
時間として出力されて後方保護部によってシフト時間だ
け待って再び後方保護が開始される。
スタから出力された信号とが排他的論理和演算部に入力
されて隣合ったフレーム中の同位置にあるビット同士の
排他的論理和演算の結果が出力され、この出力と第2の
シフトレジスタから出力された複数ビットのデータとが
演算部によって加算されてこの結果が第2のシフトレジ
スタに1フレーム分格納される。次に、演算部から出力
された複数ビットの演算データがしきい値を越えたとき
に比較部から検出信号が出力され、最初の検出信号が出
力されると後方保護部からカウント開始信号が出力され
てカウント部によって現在のビット位置がカウントさ
れ、このビット位置と比較部から出力された検出信号と
から各ビット位置における検出信号の出力回数が記憶部
によって積算される。そして、後方保護部によってフレ
ーム同期が確立されたかどうかが判定されて同期が未確
立と判定されたときは同期未確立信号が出力され、制御
部によって記憶部に記憶された内の検出信号の出力回数
が最大であるビット位置が割り出されてカウント部から
出力されているビット位置と比較され、その差がシフト
時間として出力されて後方保護部によってシフト時間だ
け待って再び後方保護が開始される。
【0007】
【実施例】図1は本発明の1実施例を示すフレーム同期
回路のブロック図である。1は1フレーム分の入力信号
を格納する第1シフトレジスタ、2は入力信号と第1シ
フトレジスタ1から出力された信号との排他的論理和演
算をする排他的論理和演算部、3は排他的論理和演算部
2から出力されたビットと複数ビットであるMビットの
データとを加算してMビットの演算データとして出力す
る演算部、4は演算部3から出力されたMビットの演算
データを1フレーム分格納してMビットのデータを出力
する第2シフトレジスタ、5は演算部3から出力された
Mビットの演算データがあらかじめ設定されたしきい値
を越えたときは検出信号を出力する比較部である。
回路のブロック図である。1は1フレーム分の入力信号
を格納する第1シフトレジスタ、2は入力信号と第1シ
フトレジスタ1から出力された信号との排他的論理和演
算をする排他的論理和演算部、3は排他的論理和演算部
2から出力されたビットと複数ビットであるMビットの
データとを加算してMビットの演算データとして出力す
る演算部、4は演算部3から出力されたMビットの演算
データを1フレーム分格納してMビットのデータを出力
する第2シフトレジスタ、5は演算部3から出力された
Mビットの演算データがあらかじめ設定されたしきい値
を越えたときは検出信号を出力する比較部である。
【0008】6は後方保護部であり、比較部5から最初
の検出信号が出力されるとカウント開始信号を出力する
と共に、後方保護を開始してフレーム同期が確立された
かどうかを判定し、同期が未確立と判定したときは同期
未確立信号を出力してシフト時間だけ待って再び後方保
護を開始し、同期が確立されたと判定したときはフレー
ム同期信号を出力する。7は後方保護部6からカウント
開始信号が入力されると、このときを基準としてカウン
トを開始して現在のビット位置をカウントするカウント
部、8は比較部5から検出信号が出力されたときにカウ
ント部7から出力されたビット位置を記憶することによ
り、各ビット位置における検出信号が出力された回数を
積算する記憶部である。9は制御部であり、後方保護部
6から同期未確立信号が入力されると、記憶部8に記憶
された検出信号の回数とそのビット位置とから、検出信
号の回数が最大であるビット位置を割り出して現在カウ
ント部7から出力されているビット位置と比較し、その
差をシフト時間として後方保護部6へ出力する。
の検出信号が出力されるとカウント開始信号を出力する
と共に、後方保護を開始してフレーム同期が確立された
かどうかを判定し、同期が未確立と判定したときは同期
未確立信号を出力してシフト時間だけ待って再び後方保
護を開始し、同期が確立されたと判定したときはフレー
ム同期信号を出力する。7は後方保護部6からカウント
開始信号が入力されると、このときを基準としてカウン
トを開始して現在のビット位置をカウントするカウント
部、8は比較部5から検出信号が出力されたときにカウ
ント部7から出力されたビット位置を記憶することによ
り、各ビット位置における検出信号が出力された回数を
積算する記憶部である。9は制御部であり、後方保護部
6から同期未確立信号が入力されると、記憶部8に記憶
された検出信号の回数とそのビット位置とから、検出信
号の回数が最大であるビット位置を割り出して現在カウ
ント部7から出力されているビット位置と比較し、その
差をシフト時間として後方保護部6へ出力する。
【0009】次に、このようなフレーム同期回路の動作
を説明する。第1シフトレジスタ1は、1フレームがN
ビットからなる入力信号を1フレーム分(Nビット)格
納する。そして、排他的論理和演算部2は、入力信号と
第1シフトレジスタ1から出力された信号とを1ビット
づつ排他的論理和演算する。
を説明する。第1シフトレジスタ1は、1フレームがN
ビットからなる入力信号を1フレーム分(Nビット)格
納する。そして、排他的論理和演算部2は、入力信号と
第1シフトレジスタ1から出力された信号とを1ビット
づつ排他的論理和演算する。
【0010】第1シフトレジスタ1は入力信号に対して
1フレーム分前の信号を格納していることになるので、
排他的論理和演算部2に入力されて演算されるこれらの
ビットは、それぞれ隣合ったフレーム中の同位置にある
ビットである。フレーム同期ビットは隣合ったフレーム
においてビット反転しているので、排他的論理和演算部
2から出力されるビットは、入力された信号がフレーム
同期ビットであればその値が「1」となる。また、この
出力は、隣合ったフレームにおいてビット反転している
ランダムデータによって「1」となることもある。
1フレーム分前の信号を格納していることになるので、
排他的論理和演算部2に入力されて演算されるこれらの
ビットは、それぞれ隣合ったフレーム中の同位置にある
ビットである。フレーム同期ビットは隣合ったフレーム
においてビット反転しているので、排他的論理和演算部
2から出力されるビットは、入力された信号がフレーム
同期ビットであればその値が「1」となる。また、この
出力は、隣合ったフレームにおいてビット反転している
ランダムデータによって「1」となることもある。
【0011】次に、演算部3は、排他的論理和演算部2
から出力されたビットと第2シフトレジスタ4から出力
されたMビットのデータとを加算する。そして、そのビ
ット位置において演算結果が0の場合は結果をデクリメ
ントする。例えば、M=4で排他的論理和演算部2から
出力されたビットが「1」であって第2シフトレジスタ
4の出力が「0000」とすると、演算部3における演
算結果は「0001」となり、また排他的論理和演算部
2から出力されたビットが「0」であって第2シフトレ
ジスタ4の出力が「1000」とすると、演算部3にお
ける演算結果はデクリメントされて「0111」とな
る。第2シフトレジスタ4は、1フレーム分(Nビッ
ト)格納できる領域をM行分有するシフトレジスタで、
演算部3から出力されたMビットの演算データを順次シ
フトしながら1フレーム分格納し、最初に格納されたデ
ータから順に上記のようにMビットのデータとして演算
部3へ出力する。
から出力されたビットと第2シフトレジスタ4から出力
されたMビットのデータとを加算する。そして、そのビ
ット位置において演算結果が0の場合は結果をデクリメ
ントする。例えば、M=4で排他的論理和演算部2から
出力されたビットが「1」であって第2シフトレジスタ
4の出力が「0000」とすると、演算部3における演
算結果は「0001」となり、また排他的論理和演算部
2から出力されたビットが「0」であって第2シフトレ
ジスタ4の出力が「1000」とすると、演算部3にお
ける演算結果はデクリメントされて「0111」とな
る。第2シフトレジスタ4は、1フレーム分(Nビッ
ト)格納できる領域をM行分有するシフトレジスタで、
演算部3から出力されたMビットの演算データを順次シ
フトしながら1フレーム分格納し、最初に格納されたデ
ータから順に上記のようにMビットのデータとして演算
部3へ出力する。
【0012】次に、比較部5は、演算部3から出力され
た演算データをあらかじめ設定されたしきい値と比較
し、その値を超えたときに検出信号を出力する。ここ
で、入力信号が続いて入力されると、1フレームごとに
フレーム同期ビットの位置で排他的論理和演算部2から
出力値「1」が繰り返し出力され、そして第2シフトレ
ジスタ4は演算部3の演算データを1フレーム分格納で
きるので、第2シフトレジスタ4に格納された1フレー
ムのデータ中のフレーム同期ビットに相当するビット位
置には値「1」が次々と加算されていくことになる。し
たがって、第2シフトレジスタ4から出力されるMビッ
トのデータは、フレーム同期ビットに相当するビット位
置で次第に大きな値となっていく。
た演算データをあらかじめ設定されたしきい値と比較
し、その値を超えたときに検出信号を出力する。ここ
で、入力信号が続いて入力されると、1フレームごとに
フレーム同期ビットの位置で排他的論理和演算部2から
出力値「1」が繰り返し出力され、そして第2シフトレ
ジスタ4は演算部3の演算データを1フレーム分格納で
きるので、第2シフトレジスタ4に格納された1フレー
ムのデータ中のフレーム同期ビットに相当するビット位
置には値「1」が次々と加算されていくことになる。し
たがって、第2シフトレジスタ4から出力されるMビッ
トのデータは、フレーム同期ビットに相当するビット位
置で次第に大きな値となっていく。
【0013】今、比較部5に設定されたしきい値を「1
000」とし、排他的論理和演算部2から出力値「1」
が出力されると共に第2シフトレジスタ4からMビット
のデータ「1000」が出力されたとすると、演算部3
による演算結果は「1001」となってしきい値「10
00」を超えるので、比較部5から検出信号が出力され
る。
000」とし、排他的論理和演算部2から出力値「1」
が出力されると共に第2シフトレジスタ4からMビット
のデータ「1000」が出力されたとすると、演算部3
による演算結果は「1001」となってしきい値「10
00」を超えるので、比較部5から検出信号が出力され
る。
【0014】なお、排他的論理和演算部2から出力値
「1」が出力されるのは、フレーム同期ビットによるだ
けでなくランダムデータによっても出力されるが、ラン
ダムデータの場合には次のフレームの同じ位置において
も常にビットが反転していて出力が「1」になるとは限
らないので、第2シフトレジスタ4に格納された1フレ
ーム分のデータは、フレーム同期ビットに相当するビッ
ト位置が最も大きい値を有しているといえる。よって、
比較部5のしきい値を適当に設定すればフレーム同期ビ
ットのみを検出することがある程度可能となる。
「1」が出力されるのは、フレーム同期ビットによるだ
けでなくランダムデータによっても出力されるが、ラン
ダムデータの場合には次のフレームの同じ位置において
も常にビットが反転していて出力が「1」になるとは限
らないので、第2シフトレジスタ4に格納された1フレ
ーム分のデータは、フレーム同期ビットに相当するビッ
ト位置が最も大きい値を有しているといえる。よって、
比較部5のしきい値を適当に設定すればフレーム同期ビ
ットのみを検出することがある程度可能となる。
【0015】次に、後方保護部6は、比較部5から最初
の検出信号が出力されると後方保護を開始してカウント
部7へカウント開始信号を出力する。カウント部7は、
カウント開始信号が入力されるとカウントを開始し、演
算部3からMビットの演算データが出力されるごとにカ
ウントして1フレームのビット数分(N回分)カウント
する。例えば、N=160とすると、0〜159までカ
ウントして次に再び0からカウントを始めることを繰り
返す。よって、カウント部7によるこのカウント値は、
最初に出力された検出信号の位置を基準(0)とする現
在のビット位置として出力される。
の検出信号が出力されると後方保護を開始してカウント
部7へカウント開始信号を出力する。カウント部7は、
カウント開始信号が入力されるとカウントを開始し、演
算部3からMビットの演算データが出力されるごとにカ
ウントして1フレームのビット数分(N回分)カウント
する。例えば、N=160とすると、0〜159までカ
ウントして次に再び0からカウントを始めることを繰り
返す。よって、カウント部7によるこのカウント値は、
最初に出力された検出信号の位置を基準(0)とする現
在のビット位置として出力される。
【0016】そして、記憶部8は、比較部5から検出信
号が出力されると、このときカウント部7から出力され
たビット位置を記憶し、再び同じビット位置で検出信号
が出力されたら記憶することで各ビット位置における検
出信号が出力された回数を積算する。したがって、上記
の処理が繰り返されることにより、フレーム同期ビット
である確率が高いビット位置で検出信号の回数が最大と
なる。
号が出力されると、このときカウント部7から出力され
たビット位置を記憶し、再び同じビット位置で検出信号
が出力されたら記憶することで各ビット位置における検
出信号が出力された回数を積算する。したがって、上記
の処理が繰り返されることにより、フレーム同期ビット
である確率が高いビット位置で検出信号の回数が最大と
なる。
【0017】一方、後方保護部6は、最初の検出信号が
入力されて後方保護を開始し、あらかじめ決められた同
期確立基準によりフレーム同期が確立されたかどうかを
後方保護時間(例えば、5〜8フレーム)判定し、同期
未確立と判定したときは制御部9へ同期未確立信号を出
力する。制御部9は、同期未確立信号が入力されると、
記憶部8に記憶された検出信号の回数とそのビット位置
とから、検出信号の回数が最大であるビット位置を割り
出して現在カウント部7から出力されているビット位置
と比較し、その差をシフト時間として後方保護部6へ出
力する。
入力されて後方保護を開始し、あらかじめ決められた同
期確立基準によりフレーム同期が確立されたかどうかを
後方保護時間(例えば、5〜8フレーム)判定し、同期
未確立と判定したときは制御部9へ同期未確立信号を出
力する。制御部9は、同期未確立信号が入力されると、
記憶部8に記憶された検出信号の回数とそのビット位置
とから、検出信号の回数が最大であるビット位置を割り
出して現在カウント部7から出力されているビット位置
と比較し、その差をシフト時間として後方保護部6へ出
力する。
【0018】次に、後方保護部6は、制御部9から出力
されたシフト時間だけ待って再び後方保護動作に入る。
つまり、例えばN=160として現在のビット位置が1
00であって検出信号の回数の内の最大のものがビット
位置120にあるとすると、シフト時間は20ビット分
であり、このシフト時間だけ待ってビット位置をずらす
ことにより、フレーム同期が未確立と判定された位置か
らフレーム同期ビットである確率が高いビット位置に移
って後方保護を行うことになる。
されたシフト時間だけ待って再び後方保護動作に入る。
つまり、例えばN=160として現在のビット位置が1
00であって検出信号の回数の内の最大のものがビット
位置120にあるとすると、シフト時間は20ビット分
であり、このシフト時間だけ待ってビット位置をずらす
ことにより、フレーム同期が未確立と判定された位置か
らフレーム同期ビットである確率が高いビット位置に移
って後方保護を行うことになる。
【0019】後方保護部6は、後方保護動作として再び
フレーム同期が確立されたかどうかを判定し、フレーム
同期が未確立ならば上記の動作を繰り返す。そして、フ
レーム同期が確立されたと判定したらフレーム同期信号
を図示しない外部装置へ出力する。これで、フレーム同
期回路としての同期引き込み過程が完了する。
フレーム同期が確立されたかどうかを判定し、フレーム
同期が未確立ならば上記の動作を繰り返す。そして、フ
レーム同期が確立されたと判定したらフレーム同期信号
を図示しない外部装置へ出力する。これで、フレーム同
期回路としての同期引き込み過程が完了する。
【0020】ここで、従来のフレーム同期回路も本発明
における演算部3、第2シフトレジスタ4、及び比較部
5と同様な回路でフレーム同期ビットとランダムデータ
をふるいに掛けると仮定し、データ伝送速度=128k
bps、フレームビット数N=160、演算ビット数M
=4、比較部5のしきい値を「1111」として本発明
を従来のフレーム同期回路と比較する。
における演算部3、第2シフトレジスタ4、及び比較部
5と同様な回路でフレーム同期ビットとランダムデータ
をふるいに掛けると仮定し、データ伝送速度=128k
bps、フレームビット数N=160、演算ビット数M
=4、比較部5のしきい値を「1111」として本発明
を従来のフレーム同期回路と比較する。
【0021】従来のフレーム同期回路において、同期未
確立と判定して再度同期パターンの検出を行ったとき、
後方保護動作に入るまでの時間Tの最小時間は次式のよ
うになる。 T=160*(1+16)/128000 すなわち、上記の式の(1+16)は、後方保護動作に
入るために、ランダムデータによる同期パターンを検出
して同期未確立となった1フレーム分と、比較部5から
検出信号が出力される最小のフレーム分、すなわち比較
部5のしきい値「1111」(10進数で15)を超え
る回数のフレーム分とを合わせた時間がかかることを示
している。
確立と判定して再度同期パターンの検出を行ったとき、
後方保護動作に入るまでの時間Tの最小時間は次式のよ
うになる。 T=160*(1+16)/128000 すなわち、上記の式の(1+16)は、後方保護動作に
入るために、ランダムデータによる同期パターンを検出
して同期未確立となった1フレーム分と、比較部5から
検出信号が出力される最小のフレーム分、すなわち比較
部5のしきい値「1111」(10進数で15)を超え
る回数のフレーム分とを合わせた時間がかかることを示
している。
【0022】これに対して、本発明のフレーム同期回路
の後方保護動作に入るまでの時間Tの最小時間は次式の
ようになる。 T=1/128000 これは、最も早く後方保護動作に入るのは、現在のビッ
ト位置の隣のビットが検出信号の回数が最大である場合
だからである。このように従来のフレーム同期回路と比
べて後方保護動作に入る時間が短く、結果としてフレー
ム同期を確立する時間を短縮することができる。
の後方保護動作に入るまでの時間Tの最小時間は次式の
ようになる。 T=1/128000 これは、最も早く後方保護動作に入るのは、現在のビッ
ト位置の隣のビットが検出信号の回数が最大である場合
だからである。このように従来のフレーム同期回路と比
べて後方保護動作に入る時間が短く、結果としてフレー
ム同期を確立する時間を短縮することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、フレーム同期を誤って
検出してフレーム同期が確立されなかったと判断したと
きに、再度同期パターンの検出を行うことなく過去のフ
レーム同期ビットの検出結果によって後方保護に入るこ
とができるので、フレーム同期を確立する時間を短縮す
ることができる。
検出してフレーム同期が確立されなかったと判断したと
きに、再度同期パターンの検出を行うことなく過去のフ
レーム同期ビットの検出結果によって後方保護に入るこ
とができるので、フレーム同期を確立する時間を短縮す
ることができる。
【図1】本発明の1実施例を示すフレーム同期回路のブ
ロック図である。
ロック図である。
1 第1シフトレジスタ 2 排他的論理和演算部 3 演算部 4 第2シフトレジスタ 5 比較部 6 後方保護部 7 カウント部 8 記憶部 9 制御部 M 複数(演算)ビット数 N フレームビット数
Claims (1)
- 【請求項1】 1フレームごとにビット反転する1ビッ
トをフレーム同期ビットとする入力信号のフレーム同期
をとるフレーム同期回路において、 1フレーム分の入力信号を格納する第1のシフトレジス
タと、 入力信号と前記第1のシフトレジスタから出力された信
号との排他的論理和演算をする排他的論理和演算部と、 前記排他的論理和演算部から出力されたデータと複数ビ
ットのデータとを加算して前記複数ビットの演算データ
として出力する演算部と、 前記演算部から出力された複数ビットの演算データを1
フレーム分格納して前記複数ビットのデータを出力する
第2のシフトレジスタと、 前記演算部から出力された複数ビットの演算データがあ
らかじめ設定されたしきい値を越えたときは検出信号を
出力する比較部と、 前記比較部から最初の検出信号が出力されるとカウント
開始信号を出力すると共に、後方保護を開始してフレー
ム同期が確立されたかどうかを判定し、フレーム同期が
未確立と判定したときは、同期未確立信号を出力してシ
フト時間だけ待って再び前記後方保護を開始することを
フレーム同期が確立されるまで繰り返す後方保護部と、 前記後方保護部からカウント開始信号が入力されると、
このときを基準としてカウントを開始して現在のビット
位置をカウントするカウント部と、 前記比較部から出力された検出信号と前記カウント部か
ら出力されたビット位置とに基づいて、各ビット位置に
おける検出信号の出力回数を積算してそのビット位置と
共に記憶する記憶部と、 前記後方保護部から同期未確立信号が入力されると、前
記記憶部に記憶された検出信号の出力回数とそのビット
位置とから、前記検出信号の出力回数が最大であるビッ
ト位置を割り出して前記カウント部から出力されている
ビット位置と比較し、その差を前記シフト時間として出
力する制御部とを有することを特徴とするフレーム同期
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5017868A JPH0779340B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | フレーム同期回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5017868A JPH0779340B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | フレーム同期回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06209312A true JPH06209312A (ja) | 1994-07-26 |
JPH0779340B2 JPH0779340B2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=11955655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5017868A Expired - Lifetime JPH0779340B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | フレーム同期回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0779340B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112698366A (zh) * | 2020-11-26 | 2021-04-23 | 成都国星通信有限公司 | 一种卫星定位接收机帧同步方法 |
-
1993
- 1993-01-11 JP JP5017868A patent/JPH0779340B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112698366A (zh) * | 2020-11-26 | 2021-04-23 | 成都国星通信有限公司 | 一种卫星定位接收机帧同步方法 |
CN112698366B (zh) * | 2020-11-26 | 2024-01-26 | 成都国星通信有限公司 | 一种卫星定位接收机帧同步方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0779340B2 (ja) | 1995-08-23 |
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