JPH06209310A - クロック供給装置 - Google Patents

クロック供給装置

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Publication number
JPH06209310A
JPH06209310A JP5003368A JP336893A JPH06209310A JP H06209310 A JPH06209310 A JP H06209310A JP 5003368 A JP5003368 A JP 5003368A JP 336893 A JP336893 A JP 336893A JP H06209310 A JPH06209310 A JP H06209310A
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JP
Japan
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input
input disconnection
distribution unit
unit
clock signal
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Application number
JP5003368A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Uchida
陽一 内田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の分配単位ユニットで選択したクロック
信号について、障害発生箇所に拘らず系の統一をとるこ
とができるクロック供給装置を提供する。 【構成】 分配手段15Nを構成する各分配単位ユニッ
ト15N1〜15N3の入力断検出手段は、各系のクロ
ック信号の入力断を監視して各系についての入力断信号
を出力する。各分配単位ユニットに共通な切替制御手段
20は、各分配単位ユニット内の入力断検出手段が出力
した入力断信号を取り込んで、選択中のクロック信号に
ついての1以上の入力断信号が入力断を表しているとき
に、分配手段を構成する全分配単位ユニット内の切替手
段に、入力断が生じていない同一系のクロック信号を選
択させる。これにより、一部の分配単位ユニットだけが
選択中のクロック信号の入力断を検出しても、分配手段
を構成する全分配単位ユニットがクロック信号の選択を
切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冗長構成を有するクロ
ック供給装置に関し、特に、伝送路を介して外部(網
側)から供給されたクロック信号から自局内部に供給す
るクロック信号を形成するものに適用して好適なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】外部(網側)から供給されたクロック信
号(伝送路入力)からクロック供給装置が形成したクロ
ック信号は、当該クロック供給装置が設置されている局
内の各種装置に与えられ、当該局を網に同期させて処理
させるものであるので、このクロック信号の供給が停止
したりクロック信号が異常になったりした場合には、局
全体がダウンしてしまう。そのため、最近のクロック供
給装置は冗長構成を採用している。
【0003】従来、冗長構成を有するクロック供給装置
として図2に示すものがあった。なお、図2は、2重化
構成のクロック供給装置を示している。
【0004】図2において、このクロック供給装置には
N系及びE系の伝送路10N及び10Eを介して外部か
らのクロック信号(伝送路入力)が与えられる。なお、
外部からの2個の伝送路入力は、外部からの2本の伝送
路によって与えられるものでも良く、また、外部からの
1本の伝送路を介した伝送路入力を、当該クロック供給
装置が設置されている局において2個に分離して当該ク
ロック供給装置に入力するようにしても良い。
【0005】ここで、N系は、2系が同等な状態ではE
系より出力などが優先される系を表している。
【0006】N系及びE系の伝送路10N及び10Eか
らの伝送路入力は、対応する伝送路入力受信部(RE
C)11N、11Eに与えられ、各伝送路入力受信部1
1N、11Eはそれぞれ、伝送路入力を受信処理(分周
処理などを含む)してその受信処理信号をN系及びE系
の伝送路入力切替部(CEL)12N及び12Eに与え
る。
【0007】各伝送路入力切替部12N、12Eはそれ
ぞれ、受信処理信号についての入力断などを検出する構
成を備えており、入力が正常な一方の受信処理信号を選
択して対応する網同期PLL部(D−PLL)13N、
13Eに与える。
【0008】各網同期PLL部13N、13Eは、入力
された受信処理信号に対してPLL動作を行ない、この
受信処理信号の時間軸変動をそのまま有する(すなわち
網同期した)、しかも入力された受信処理信号より非常
に高い周波数の発振信号を形成して、N系及びE系の両
方の周波数変換部(PG)14N及び14Eに与える。
【0009】各周波数変換部14N、14Eはそれぞ
れ、各発振信号の入力断を検出する構成などを備えてお
り、入力が正常な一方の発振信号を選択すると共に、そ
の選択した発振信号の周波数を変換して(例えば分周に
よって周波数を変換して)クロック信号を形成し、N系
及びE系の両方の分配部(DIS)15N及び15Eに
与える。
【0010】図3は、各分配部15(15N、15E)
の詳細構成を示すものであり、各分配部15が1個の分
配単位ユニットで構成されている場合を示している。分
配部15は、N系及びE系のクロック信号のそれぞれに
対する入力断検出部(DWN)16及び17と、両入力
断検出部16及び17からの入力断信号の内容に基づい
て2個のクロック信号のうち入力断が生じていない一方
を選択する切替部(SEL)18から構成されている。
【0011】各分配部15は、N系及びE系の周波数変
換部14N及び14Eからの2個のクロック信号が共に
正常に入力されたときは、優先系であるN系の周波数変
換部14Nからのクロック信号を選択する。このような
選択状態において、N系の周波数変換部14Nからのク
ロック信号の入力が断になると(図3のステップS
1)、N系用の入力断検出部16からの入力断信号が有
意となり(ステップS2)、切替部18はE系の周波数
変換部14Eからのクロック信号を選択するように切り
替わる(ステップS3)。一般には、このような手順に
よって切替えが実行される。なお、両入力断検出部16
及び17が共に入力断を検出した場合には、クロック信
号の入力はないが、切替部18はN系の周波数変換部1
4Nからのクロック信号を選択するための入力端子を選
択する。
【0012】各分配部15N、15Eはそれぞれ、選択
したクロック信号を、1以上の供給先装置や回路に分配
して供給する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際上、冗
長系を構成するN系及びE系の分配部15N及び15E
のそれぞれが、複数の分配単位ユニットから構成されて
いる。これは、例えばクロック信号が供給される交換装
置においては交換ユニットの増廃設等が行なわれること
を考慮したものであり、また、1個の分配単位ユニット
で各分配部を構成した場合に障害が発生したときには、
全ての供給先へのクロック供給が停止して悪影響が及ぶ
範囲が非常に広くなることを考慮したものである。
【0014】図4は、N系の分配部15Nが3個の分配
単位ユニット15N1〜15N3から構成されている場
合を示している。この場合において、周波数変換部14
Nからのクロック供給ラインが第3の分配単位ユニット
15N3の内部において異常が生じたとする。このとき
には、第3の分配単位ユニット15N3内部の入力断検
出部16N3が入力断を検出し、切替部18N3はE系
のクロック信号を選択する。その結果、第1及び第2の
分配単位ユニット15N1及び15N2がN系の周波数
変換部14NからのN系のクロック信号を選択し、第3
の分配単位ユニット15N3がE系の周波数変換部14
EからのE系のクロック信号を選択し、N系の分配部1
5Nの全体としては選択したクロック信号についての系
の統一が取れていなくなる。
【0015】分配部の各分配単位ユニットで選択したク
ロック信号の系の統一が取れていなくてもクロック信号
の供給が実行されるので、この点からの問題は少ない。
【0016】しかし、クロック供給を停止させずに保守
しようとした場合等には、分配部又は分配単位ユニット
の切替部18(18N1〜18N3など)に対する切替
信号などを外部から入力して2系に対する動作を確認す
るが、クロック信号の系の統一がとれていない場合に
は、このような保守動作を適切に実行できない恐れが生
じる。また、どちらの系のクロック信号を現時点で選択
しているかを表示する場合においても、分配部の全体で
系の統一がとれない場合が生じることを考慮すると、分
配単位ユニット毎に表示しなければならず、表示構成が
複雑になると共に、クロック供給先装置の増廃設等に応
じて表示構成も追加や削除しなければならないという問
題が生じる。
【0017】なお、分配部として冗長構成が採用されて
いないが、分配部が複数の分配単位ユニットで構成され
ている場合にも、同様な問題が生じる。
【0018】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、クロック信号の分配を行なう複数の分配単位
ユニットで選択したクロック信号について、障害発生箇
所に拘らず系の統一をとることができるクロック供給装
置を提供しようとしたものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、伝送路入力から複数のクロック
信号を形成する冗長系を有するクロック形成手段と、各
系のクロック信号の入力状況に応じていずれかのクロッ
ク信号を選択して選択したクロック信号を分配供給する
分配単位ユニットを複数備えている分配手段とを備えた
クロック供給装置を、以下のようにした。
【0020】すなわち、各分配単位ユニットを、各系の
クロック信号の入力断を監視して各系についての入力断
信号を出力する入力断検出手段と、いずれかの系のクロ
ック信号を選択する切替手段とを備えるように構成し
た。また、各分配単位ユニット内の入力断検出手段が出
力した入力断信号を取り込んで、選択中のクロック信号
についての1以上の入力断信号が入力断を表していると
きに、分配手段を構成する全ての分配単位ユニットの切
替手段に、入力断が生じていない同一系のクロック信号
を選択させる、各分配単位ユニットに共通な切替制御手
段を設けた。
【0021】ここで、上述の各分配単位ユニットの切替
手段が、自己ユニット内の入力断検出手段が選択中のク
ロック信号の入力断を検出したときに、切替制御手段か
らの切替制御信号を待たずに選択するクロック信号の切
替えを行なうようにすることが好ましい。
【0022】
【作用】本発明において、分配手段を構成する各分配単
位ユニットの入力断検出手段は、各系のクロック信号の
入力断を監視して各系についての入力断信号を出力す
る。各分配単位ユニットに共通な切替制御手段は、各分
配単位ユニット内の入力断検出手段が出力した入力断信
号を取り込んで、選択中のクロック信号についての1以
上の入力断信号が入力断を表しているときに、分配手段
を構成する全ての分配単位ユニットの切替手段に、入力
断が生じていない同一系のクロック信号を選択させる。
【0023】これにより、一部の分配単位ユニットだけ
が選択中のクロック信号の入力断を検出したときにも、
全ての分配単位ユニットがクロック信号の選択を切り替
えることができる。
【0024】ここで、上述の各分配単位ユニットの切替
手段が、自己ユニット内の入力断検出手段が選択中のク
ロック信号の入力断を検出したときに、切替制御手段か
らの切替制御信号を待たずに選択するクロック信号の切
替えを行なうことは、切替制御手段による処理遅延の影
響を受けずに切替を実行できて好ましい。
【0025】
【実施例】以下、本発明によるクロック供給装置の一実
施例を図面を参照しながら詳述する。ここで、図1がこ
の実施例のクロック供給装置の全体構成を示すものであ
り、図5がその要部の詳細構成を示すものである。な
お、図1では、図2との同一、対応部分に同一符号を付
して示しており、図5では、図4との同一、対応部分に
同一符号を付して示している。
【0026】この実施例のクロック供給装置も、周波数
変換部14N及び14Eまでの構成は従来のクロック供
給装置と同様である。
【0027】すなわち、N系及びE系の伝送路10N及
び10Eからの伝送路入力を、対応する伝送路入力受信
部11N、11Eがそれぞれ受信処理して受信処理信号
を対応する伝送路入力切替部12N、12Eに与え、各
伝送路入力切替部12N、12Eがそれぞれ、受信処理
信号の入力状況に応じて正常な一方の受信処理信号を選
択して対応する網同期PLL部13N、13Eに与え、
各網同期PLL部13N、13Eが、PLL動作によっ
て、入力された受信処理信号の時間軸変動をそのまま有
する、しかも入力された受信処理信号より非常に高周波
の発振信号を形成して、対応する周波数変換部14N及
び14Eに与え、各周波数変換部14N、14Eがそれ
ぞれ、各発振信号の入力状況に応じて正常な一方の発振
信号を選択してその周波数を変換してクロック信号を形
成し、N系及びE系の分配部15N及び15Eに与え
る。
【0028】しかし、この実施例の場合、N系及びE系
の分配部15N及び15Eの詳細構成が図5に示すよう
に従来とは異なっており、また、各分配部15N、15
Eにおけるクロック信号の選択を制御する切替制御部2
0を設けている点が従来とは異なっている。
【0029】図5において、この実施例の場合、N系及
びE系の分配部15N及び15Eはそれぞれ、3個の分
配単位ユニット15N1〜15N3及び15E1〜15
E3から構成されている。
【0030】各分配単位ユニット15N1、15N2、
…、15E3はそれぞれ、N系の周波数変換部14Nか
ら与えられるN系のクロック信号の入力断を検出する入
力断検出部16N1、16N2、…、16E3と、E系
の周波数変換部14Eから与えられるE系のクロック信
号の入力断を検出する入力断検出部17N1、17N
2、…、17E3と、N系の周波数変換部14Nから与
えられるN系のクロック信号及びE系の周波数変換部1
4Eから与えられるE系のクロック信号のいずれかを選
択する切替部18N1、18N2、…、18E3とを有
している。
【0031】以上のように、設けられている構成要素の
種類は従来と同様であるが、N系用の入力断検出部16
N1、16N2、…、16E3による入力断信号と、E
系用の入力断検出部17N1、17N2、…、17E3
による入力断信号とが切替制御部20に与えられる点
と、切替部18N1、18N2、…、18E3が切替制
御部20からの切替制御信号に基づいても切替えを行な
う点が、従来とは異なっている。
【0032】各切替部18N1、18N2、…、18E
3にはそれぞれ、同一分配単位ユニット15N1、15
N2、…、15E3の2個の入力断検出部16N1及び
17N1、16N2及び17N2、…、16E3及び1
7E3からの入力断信号と、切替制御部20からの切替
制御信号とが与えられるようになされている。
【0033】図6は、各切替部18N1、18N2、
…、18E3によって選択されるクロック信号の系を、
選択条件と共にまとめて示したものである。
【0034】各切替部18N1、18N2、…、18E
3は、同一ユニット内のN系用の入力断検出部16N
1、16N2、…、16E3だけが入力断を検出したと
きには、切替制御信号の内容に関係なく、E系の周波数
変換部14Eから与えられるE系のクロック信号を選択
する。また、各切替部18N1、18N2、…、18E
3は、同一ユニット内のE系用の入力断検出部17N
1、17N2、…、17E3だけが入力断を検出したと
きには、切替制御信号の内容に関係なく、N系の周波数
変換部14Nから与えられるN系のクロック信号を選択
する。さらに、各切替部18N1、18N2、…、18
E3は、同一ユニット内のN系用の入力断検出部16N
1、16N2、…、16E3、及び、E系用の入力断検
出部17N1、17N2、…、17E3が共に入力断を
検出したときには、切替制御信号の内容に関係なく、N
系の周波数変換部14Nから与えられるN系のクロック
信号を選択する方向に切り替わる(なお、クロック信号
自体の入力はない)。さらにまた、各切替部18N1、
18N2、…、18E3は、同一ユニット内のN系用の
入力断検出部16N1、16N2、…、16E3、及
び、E系用の入力断検出部17N1、17N2、…、1
7E3が共に入力断を検出していないときには、切替制
御部20からの切替制御信号の内容に応じてN系のクロ
ック信号又はE系のクロック信号を選択する。
【0035】切替制御部20は、N系及びE系の制御部
20N及び20Eからなる。N系の制御部20Nは、N
系の分配部15Nを構成する全ての分配単位ユニット1
5N1〜15N3を集中的に管理して制御するものであ
り、各分配単位ユニット15N1、15N2、15N3
内の両入力断検出部16N1及び17N1、16N2及
び17N2、16N3及び17N3からの入力断信号が
全て与えられるようになされている。
【0036】図7は、N系及びE系の制御部20N及び
20Eから出力される切替制御信号の指示内容を、条件
と共にまとめて示したものである。N系の制御部20N
もE系の制御部20Eも同様に動作するので、以下で
は、制御部20Nの動作について説明する。
【0037】制御部20Nは、自己が管理するN系の分
配部15N内のN系用入力断検出部16N1〜16N3
からの入力断信号のいずれか1以上が入力断を表してい
ると共に、自己が管理するN系の分配部15のE系用入
力断検出部17N1〜17N3からの全ての入力断信号
が入力断を表していない場合には、E系のクロック信号
を選択させる切替制御信号を切替部18N1〜18N3
に与える。また、制御部20Nは、分配部15NのE系
用入力断検出部17N1〜17N3からの入力断信号の
いずれか1以上が入力断を表していると共に、分配部1
5NのN系用入力断検出部16N1〜16N3からの全
ての入力断信号が入力断を表していない場合には、N系
のクロック信号を選択させる切替制御信号を切替部18
N1〜18N3に与える。さらに、制御部20Nは、分
配部15NのN系用入力断検出部16N1〜16N3か
らの入力断信号のいずれか1以上が入力断を表している
と共に、分配部15NのE系用入力断検出部17N1〜
17N3からの入力断信号のいずれか1以上が入力断を
表している場合には、N系のクロック信号を選択させる
切替制御信号を切替部18N1〜18N3に与える。さ
らにまた、制御部20Nは、分配部15NのN系用入力
断検出部16N1〜16N3からの入力断信号の全てが
入力断を表していないと共に、分配部15NのE系用入
力断検出部17N1〜17N3からの入力断信号の全て
が入力断を表していない場合にも、N系のクロック信号
を選択させる切替制御信号を切替部18N1〜18N3
に与える。
【0038】次に、以上のような新たな構成を有する実
施例のクロック供給装置において、N系の分配部15N
における第1の分配単位ユニット15N1内のN系クロ
ック供給ライン上に障害が発生した場合の動作を説明す
る。すなわち、従来の装置では第1〜第3の分配単位ユ
ニット15N1〜15N3で選択されるクロック信号に
ついて系の統一がとれない場合の実施例の動作を説明す
る。
【0039】第1の分配単位ユニット15N1内のN系
クロック供給ライン上に障害が発生すると(図5のステ
ップS10)、入力断検出部16N1がそのことを検出
し(ステップS11)、入力断信号を有意とする(ステ
ップS12)。これにより、第1の分配単位ユニット1
5N1内の切替部18N1は、E系の周波数変換部14
EからのE系のクロック信号を選択する状態に直ちに切
り替わる(ステップS13)。入力断検出部16N1か
ら出力された有意な入力断信号は、切替制御部20内の
N系の制御部20Nにも与えられ、この制御部20N
は、第1〜第3の分配単位ユニット15N1〜15N3
に与える切替制御信号をE系のクロック信号を選択させ
る内容に変更させる(ステップS14)。第1の分配単
位ユニット15N1内の切替部18N1は、入力断検出
部16N1からの入力断信号の有意への変更によって既
にE系のクロック信号を選択する状態に切り替わってい
るので変更された切替制御信号が与えられても切替えを
実行しない。他方、第2及び第3の分配単位ユニット1
5N2及び15N3内の切替部18N2及び18N3
は、切替制御部20からの切替制御信号の変更によって
E系のクロック信号を選択するように切り替わる(ステ
ップS15)。
【0040】以上のようにして、いずれかの分配単位ユ
ニットの内部でクロック入力の障害が発生しても、同一
系の全ての分配単位ユニットが同じ系のクロック信号を
選択するようになる。
【0041】従って、上記実施例によれば、同一の系に
おける分配単位ユニットを集中的に管理する切替制御部
20を設けると共に、各分配単位ユニットを切替制御部
20からの切替制御信号によって2系のクロック信号の
切替を行なうように形成したので、各分配単位ユニット
のクロック信号の統一をとることが障害発生箇所によら
ずにできるようになる。その結果、保守がし易いものと
なり、また、クロック信号の選択状態の表示がし易いも
のとなる。
【0042】ここで、同一系の全ての分配単位ユニット
の選択切替を、切替制御部20からの切替制御信号によ
ってのみ行なうことも考えられるが、クロック信号の入
力断が発生した分配単位ユニットでは、入力断が生じた
時点から、内容が変更された切替制御信号が切替部に与
えられるまでの期間、クロック信号の供給が停止してし
まう。そのため、実施例のように、クロック信号の入力
断が発生した分配単位ユニットにおいては、入力断検出
部の出力によって切替部によるクロック信号の切替えを
行なうことがクロック信号の供給停止期間をなくすこと
ができて好ましい。
【0043】なお、上記実施例においては、2系の分配
部毎にクロック信号の選択を集中管理するものを示した
が、2系の分配部に共通にクロック信号の選択を集中管
理するようにしても良い。すなわち、2系の分配部間で
も系の統一をとるようにしても良い。
【0044】また、上記実施例においては、分配部が2
系のものを示したが、分配部が3系以上あっても、ま
た、分配部については冗長構成を採用していないもので
あっても良い。要は、複数の分配単位ユニットに対して
集中管理を行なってクロック信号を選択するものであれ
ば良い。
【0045】さらに、上記実施例においては、分配部以
前の構成が2重化構成のものを示したが、3重化以上の
構成のものであっても良い。
【0046】さらにまた、上記実施例においては、各系
間に優先関係があるものを示したが、冗長構成の各系間
に優先関係がないものにも本発明を適用することができ
る。例えば、2重化構成の場合に、いわゆる0系及び1
系の2重化構成を適用したものであっても良い。
【0047】
【発明の効果】以上のように、請求項1の本発明によれ
ば、各分配単位ユニット内の入力断検出手段が出力した
入力断信号を取り込んで、選択中のクロック信号につい
ての1以上の入力断信号が入力断を表しているときに、
分配手段を構成する全ての分配単位ユニットの切替手段
に、入力断が生じていない同一系のクロック信号を選択
させる、各分配単位ユニットに共通な切替制御手段を設
けたので、各分配単位ユニットが選択したクロック信号
について障害発生箇所によらずに系の統一をとることが
できるようになる。
【0048】また、請求項2の本発明によれば、さら
に、各分配単位ユニットの切替手段が、自己ユニット内
の入力断検出手段が選択中のクロック信号の入力断を検
出したときに、切替制御手段からの切替制御信号を待た
ずに選択するクロック信号の切替えを行なうようにした
ので、このユニットからのクロック信号の供給停止期間
をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を示すブロック図である。
【図2】従来の全体構成を示すブロック図である。
【図3】従来の分配部の要部構成を示すブロック図であ
る。
【図4】従来の欠点の説明に供するブロック図である。
【図5】実施例の要部詳細構成を示すブロック図であ
る。
【図6】実施例の分配部内の切替部による選択動作の説
明図である。
【図7】実施例の切替制御部の制御動作の説明図であ
る。
【符号の説明】
15N、15E…分配部、 16N1〜16N3、16E1〜16E3、17N1〜
17N3、17E1〜17E3…入力断検出部、 18N1〜18N3、18E1〜18E3…切替部、 20…切替制御部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 29/14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路入力から複数のクロック信号を形
    成する冗長系を有するクロック形成手段と、各系のクロ
    ック信号の入力状況に応じていずれかのクロック信号を
    選択して選択したクロック信号を分配供給する分配単位
    ユニットを複数備えている分配手段とを備えたクロック
    供給装置において、 上記各分配単位ユニットが、各系のクロック信号の入力
    断を監視して各系についての入力断信号を出力する入力
    断検出手段と、いずれかの系のクロック信号を選択する
    切替手段とを備えると共に、 上記各分配単位ユニット内の入力断検出手段が出力した
    入力断信号を取り込んで、選択中のクロック信号につい
    ての1以上の入力断信号が入力断を表しているときに、
    上記分配手段を構成する全ての分配単位ユニットの切替
    手段に、入力断が生じていない同一系のクロック信号を
    選択させる、上記各分配単位ユニットに共通な切替制御
    手段を設けたことを特徴としたクロック供給装置。
  2. 【請求項2】 上記各分配単位ユニットの切替手段が、
    自己ユニット内の入力断検出手段が選択中のクロック信
    号の入力断を検出したときに、上記切替制御手段からの
    切替制御信号を待たずに選択するクロック信号の切替え
    を行なうことを特徴とした請求項1に記載のクロック供
    給装置。
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