JPH06209040A - スライドキャリア - Google Patents
スライドキャリアInfo
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- JPH06209040A JPH06209040A JP1792193A JP1792193A JPH06209040A JP H06209040 A JPH06209040 A JP H06209040A JP 1792193 A JP1792193 A JP 1792193A JP 1792193 A JP1792193 A JP 1792193A JP H06209040 A JPH06209040 A JP H06209040A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier
- semiconductor device
- cover
- lid
- slide carrier
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 特に工程間搬送等において搭載した半導体装
置が外部に曝されることなく、不慮の接触事故等を有効
に防止し得るスライドキャリアを提供する。 【構成】 キャリア本体2と、このキャリア本体2に閉
合し得る蓋体4とを備え、ベースフィルムの表面上に形
成されたリードと半導体チップとが接合されて成る半導
体装置を搭載し得るようになっている。キャリア本体2
及び/又は蓋体4の開口部2a,4aを開閉し得るカバ
ー5を付設したものである。このカバー5は、蓋体4又
はキャリア本体2に、ヒンジ式もしくはスライド式に取
り付けられている。半導体装置の検査時以外は、カバー
5によって開口部2a,4aを塞いでおくことにより、
工程間搬送等において、搭載した半導体装置を有効に保
護することができる。
置が外部に曝されることなく、不慮の接触事故等を有効
に防止し得るスライドキャリアを提供する。 【構成】 キャリア本体2と、このキャリア本体2に閉
合し得る蓋体4とを備え、ベースフィルムの表面上に形
成されたリードと半導体チップとが接合されて成る半導
体装置を搭載し得るようになっている。キャリア本体2
及び/又は蓋体4の開口部2a,4aを開閉し得るカバ
ー5を付設したものである。このカバー5は、蓋体4又
はキャリア本体2に、ヒンジ式もしくはスライド式に取
り付けられている。半導体装置の検査時以外は、カバー
5によって開口部2a,4aを塞いでおくことにより、
工程間搬送等において、搭載した半導体装置を有効に保
護することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TAB(Tape Automat
ed Bonding)方式を用いて製作された半導体装置の組立
工程で使用するスライドキャリアに関する。
ed Bonding)方式を用いて製作された半導体装置の組立
工程で使用するスライドキャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体チップの実装技術としてTAB方
式があり、ポリイミド樹脂等からなる可撓性・絶縁性ベ
ースフィルム上に形成された多数のリードに、バンプを
介して半導体チップが接続され、薄型の半導体装置が得
られる。図5は、かかるTAB方式に用いて製作される
半導体装置101の構成例を示しているが、図において
ポリイミドフィルム102上に所定の配列パターンに従
って多数の銅製のリード103が形成される。半導体チ
ップ104は、バンプ電極(図示せず)を介してリード
103に接続され、この接続後、図示した破線に沿って
ポリイミドフィルム102から切断される。
式があり、ポリイミド樹脂等からなる可撓性・絶縁性ベ
ースフィルム上に形成された多数のリードに、バンプを
介して半導体チップが接続され、薄型の半導体装置が得
られる。図5は、かかるTAB方式に用いて製作される
半導体装置101の構成例を示しているが、図において
ポリイミドフィルム102上に所定の配列パターンに従
って多数の銅製のリード103が形成される。半導体チ
ップ104は、バンプ電極(図示せず)を介してリード
103に接続され、この接続後、図示した破線に沿って
ポリイミドフィルム102から切断される。
【0003】ポリイミドフィルム102から切断された
個々の半導体チップ104は、その後の組立工程等に搬
送されるが、その際、図6に示したようなスライドキャ
リア1に搭載される。半導体装置101をスライドキャ
リア1に搭載・固定することにより、該半導体装置10
1の機械的強度を強化し、工程間搬送等における作業性
を向上すると共に、搭載した半導体装置101を保護す
る。
個々の半導体チップ104は、その後の組立工程等に搬
送されるが、その際、図6に示したようなスライドキャ
リア1に搭載される。半導体装置101をスライドキャ
リア1に搭載・固定することにより、該半導体装置10
1の機械的強度を強化し、工程間搬送等における作業性
を向上すると共に、搭載した半導体装置101を保護す
る。
【0004】即ち、半導体装置101をスライドキャリ
ア1に搭載する場合、キャリア本体2の対向する2辺に
植設されたフィルム位置合わせピン3を、半導体装置1
01のポリイミドフィルム102に形成されたスプロケ
ットホール105に嵌入させる。更に蓋体4をキャリア
本体2に対して閉合することにより、半導体装置101
はスライドキャリア1の所定位置に固定される。
ア1に搭載する場合、キャリア本体2の対向する2辺に
植設されたフィルム位置合わせピン3を、半導体装置1
01のポリイミドフィルム102に形成されたスプロケ
ットホール105に嵌入させる。更に蓋体4をキャリア
本体2に対して閉合することにより、半導体装置101
はスライドキャリア1の所定位置に固定される。
【0005】ところで、蓋体4には開口部4aが開設さ
れており、図示のように枠状を呈している。この開口部
4aを設けることにより、半導体チップ104の電気的
導通検査を行うために、検査用針(図示せず)が、該開
口部4aを介してリード103の端部に付設したテスト
パッド106(図5参照)に接触し得るようになってい
る。なお、かかる電気的導通検査を行う際、キャリア本
体2の裏側から検査用針を挿入して接触させる場合もあ
り、このため図6に示されるように、キャリア本体2に
開口部2aが設けられる。このようにスライドキャリア
1は、搭載した半導体装置101の機械的強度を強化す
ると共に、電気的導通検査を有効に行い得るように構成
されている。
れており、図示のように枠状を呈している。この開口部
4aを設けることにより、半導体チップ104の電気的
導通検査を行うために、検査用針(図示せず)が、該開
口部4aを介してリード103の端部に付設したテスト
パッド106(図5参照)に接触し得るようになってい
る。なお、かかる電気的導通検査を行う際、キャリア本
体2の裏側から検査用針を挿入して接触させる場合もあ
り、このため図6に示されるように、キャリア本体2に
開口部2aが設けられる。このようにスライドキャリア
1は、搭載した半導体装置101の機械的強度を強化す
ると共に、電気的導通検査を有効に行い得るように構成
されている。
【0006】また、半導体チップ104の回路面及びリ
ード103との接続部を保護するため、半導体チップ1
04が樹脂により封止されるモールドタイプの半導体装
置(図示せず)がある。その場合にも、この半導体装置
をスライドキャリアに搭載することにより、かかるモー
ルドタイプの半導体装置の機械的強度を強化し、有効に
適用することができる。
ード103との接続部を保護するため、半導体チップ1
04が樹脂により封止されるモールドタイプの半導体装
置(図示せず)がある。その場合にも、この半導体装置
をスライドキャリアに搭載することにより、かかるモー
ルドタイプの半導体装置の機械的強度を強化し、有効に
適用することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スライドキャリア1では、キャリア本体2又は蓋体4に
開口部2a又は4aがそれぞれ設けられているため、こ
れらの開口部2a及び4aを介して半導体装置101が
外部に曝される。そして特にスライドキャリア1の搬送
中に、不用意に半導体装置101の接触事故が起こる危
険があり、このような接触事故により、リード103が
折曲げられたり、また半導体チップ104を電気的に破
壊するという問題があった。
スライドキャリア1では、キャリア本体2又は蓋体4に
開口部2a又は4aがそれぞれ設けられているため、こ
れらの開口部2a及び4aを介して半導体装置101が
外部に曝される。そして特にスライドキャリア1の搬送
中に、不用意に半導体装置101の接触事故が起こる危
険があり、このような接触事故により、リード103が
折曲げられたり、また半導体チップ104を電気的に破
壊するという問題があった。
【0008】また、半導体チップ104を樹脂封止する
モールドタイプの半導体装置の場合でも、上記と同様な
問題があった。
モールドタイプの半導体装置の場合でも、上記と同様な
問題があった。
【0009】本発明はかかる実情に鑑み、特に工程間搬
送等において搭載した半導体装置が外部に曝されること
なく、不慮の接触事故等を有効に防止し得るスライドキ
ャリアを提供することを目的とする。
送等において搭載した半導体装置が外部に曝されること
なく、不慮の接触事故等を有効に防止し得るスライドキ
ャリアを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のスライドキャリ
アは、キャリア本体と、このキャリア本体に閉合し得る
蓋体とを備え、可撓性絶縁基板上に形成されたリードと
半導体チップとが接合されて成る半導体装置を搭載し得
るようにしたスライドキャリアにおいて、上記蓋体及び
/又は上記キャリア本体の開口部を開閉し得るカバーを
付設したものである。
アは、キャリア本体と、このキャリア本体に閉合し得る
蓋体とを備え、可撓性絶縁基板上に形成されたリードと
半導体チップとが接合されて成る半導体装置を搭載し得
るようにしたスライドキャリアにおいて、上記蓋体及び
/又は上記キャリア本体の開口部を開閉し得るカバーを
付設したものである。
【0011】特に上記カバーは、上記蓋体又は上記キャ
リア本体に、ヒンジ式に取り付けられている。
リア本体に、ヒンジ式に取り付けられている。
【0012】また上記カバーは、上記蓋体又は上記キャ
リア本体に、スライド式に取り付けられている。
リア本体に、スライド式に取り付けられている。
【0013】
【作用】本発明のスライドキャリアでは、半導体装置を
搭載・固定することにより、該半導体装置の機械的強度
を強化し、また、半導体チップの電気的導通検査を行う
場合には、蓋体又はキャリア本体の開口部を介して、検
査用針をリードのテストパッドと接触させることができ
る。一方、半導体装置を搭載したスライドキャリアを搬
送する場合等、蓋体又はキャリア本体に設けたカバーが
閉められる。これにより、半導体装置は外部に曝されな
くなり、このように半導体装置の検査時以外は、カバー
によって開口部を塞いでおくことにより、特に工程間搬
送等において搭載した半導体装置を有効に保護すること
ができる。
搭載・固定することにより、該半導体装置の機械的強度
を強化し、また、半導体チップの電気的導通検査を行う
場合には、蓋体又はキャリア本体の開口部を介して、検
査用針をリードのテストパッドと接触させることができ
る。一方、半導体装置を搭載したスライドキャリアを搬
送する場合等、蓋体又はキャリア本体に設けたカバーが
閉められる。これにより、半導体装置は外部に曝されな
くなり、このように半導体装置の検査時以外は、カバー
によって開口部を塞いでおくことにより、特に工程間搬
送等において搭載した半導体装置を有効に保護すること
ができる。
【0014】上記カバーは、上記蓋体又は上記キャリア
本体に、ヒンジ式もしくはスライド式に取り付けられる
が、これによりカバーを円滑且つ確実に開閉作動させる
ことができる。
本体に、ヒンジ式もしくはスライド式に取り付けられる
が、これによりカバーを円滑且つ確実に開閉作動させる
ことができる。
【0015】
【実施例】以下、図1乃至図3に基づき、従来例と実質
的に同一部材には、同一符号を用いて本発明によるスラ
イドキャリアの第一実施例を説明する。図1は、スライ
ドキャリア1の全体構成を示しており、該スライドキャ
リア1は、フィルム位置合わせピン3を有するキャリア
本体2とこのキャリア本体2に閉合し得る蓋体4とを備
えている。この基本構成は、従来例の場合と実質的に同
様である。キャリア本体2及び蓋体4には、開口部2a
及び4aがそれぞれ設けられているが、本実施例では特
に、上記蓋体4の開口部4aに、更にカバー5が付設さ
れている。
的に同一部材には、同一符号を用いて本発明によるスラ
イドキャリアの第一実施例を説明する。図1は、スライ
ドキャリア1の全体構成を示しており、該スライドキャ
リア1は、フィルム位置合わせピン3を有するキャリア
本体2とこのキャリア本体2に閉合し得る蓋体4とを備
えている。この基本構成は、従来例の場合と実質的に同
様である。キャリア本体2及び蓋体4には、開口部2a
及び4aがそれぞれ設けられているが、本実施例では特
に、上記蓋体4の開口部4aに、更にカバー5が付設さ
れている。
【0016】上記カバー5は、例えばヒンジ式に蓋体4
に取り付けられ、図2に示したように、蓋体4の開口部
4aを完全に閉塞することができるようになっている。
尚、図示例では、カバー5の開閉方向は、キャリア本体
2に対する蓋体4の開閉方向を一致するように設定され
ている。
に取り付けられ、図2に示したように、蓋体4の開口部
4aを完全に閉塞することができるようになっている。
尚、図示例では、カバー5の開閉方向は、キャリア本体
2に対する蓋体4の開閉方向を一致するように設定され
ている。
【0017】かかるスライドキャリア1に搭載されるべ
き半導体装置101は、既に図5に示したように、ポリ
イミドフィルム102上に所定の配列パターンに従って
形成されたリード103に、半導体チップ104を接続
後、所定形状になるようにポリイミドフィルム102か
ら切断されることにより、構成される。
き半導体装置101は、既に図5に示したように、ポリ
イミドフィルム102上に所定の配列パターンに従って
形成されたリード103に、半導体チップ104を接続
後、所定形状になるようにポリイミドフィルム102か
ら切断されることにより、構成される。
【0018】本発明のスライドキャリア1は上記のよう
に構成されており、次にその作用を説明する。先ず、半
導体装置101をスライドキャリア1に搭載する場合、
キャリア本体2から蓋体4を開き(図1参照)、そして
フィルム位置合わせピン3を、半導体装置101のポリ
イミドフィルム102に形成されたスプロケットホール
105に嵌入させる。更に蓋体4をキャリア本体2に閉
合することにより、半導体装置101はスライドキャリ
ア1の所定位置に固定される。次に、図3において矢印
Aにより示したように、カバー5を閉じることにより、
スライドキャリア1への半導体装置101の搭載が完了
する。
に構成されており、次にその作用を説明する。先ず、半
導体装置101をスライドキャリア1に搭載する場合、
キャリア本体2から蓋体4を開き(図1参照)、そして
フィルム位置合わせピン3を、半導体装置101のポリ
イミドフィルム102に形成されたスプロケットホール
105に嵌入させる。更に蓋体4をキャリア本体2に閉
合することにより、半導体装置101はスライドキャリ
ア1の所定位置に固定される。次に、図3において矢印
Aにより示したように、カバー5を閉じることにより、
スライドキャリア1への半導体装置101の搭載が完了
する。
【0019】半導体装置101を搭載したスライドキャ
リア1は、カバー5が閉じたままの状態で、検査工程に
搬送される。この検査工程では、スライドキャリア1は
検査装置の所定位置にセットされ、この後図3において
矢印Bにより示したように、カバー5が開かれる。そし
てこの状態で、電気的導通検査を行うための検査用針
が、開口部4aを介してリード103のテストパッド1
06に接触し、これにより電気的導通検査を行うことが
できる。
リア1は、カバー5が閉じたままの状態で、検査工程に
搬送される。この検査工程では、スライドキャリア1は
検査装置の所定位置にセットされ、この後図3において
矢印Bにより示したように、カバー5が開かれる。そし
てこの状態で、電気的導通検査を行うための検査用針
が、開口部4aを介してリード103のテストパッド1
06に接触し、これにより電気的導通検査を行うことが
できる。
【0020】検査工程完了後、再びカバー5を閉じ、そ
のままの状態で出荷され得るが、このように半導体装置
101の検査時以外は、カバー5によって開口部4aを
塞いでおくことにより、特に工程間搬送等において、搭
載した半導体装置101を有効に保護することができ
る。また上記のようにカバー5は、適宜開閉されるよう
になっているが、例えば本実施例のように、ヒンジ式に
蓋体4に取り付けられているので、該カバー5は円滑且
つ確実に開閉作動する。
のままの状態で出荷され得るが、このように半導体装置
101の検査時以外は、カバー5によって開口部4aを
塞いでおくことにより、特に工程間搬送等において、搭
載した半導体装置101を有効に保護することができ
る。また上記のようにカバー5は、適宜開閉されるよう
になっているが、例えば本実施例のように、ヒンジ式に
蓋体4に取り付けられているので、該カバー5は円滑且
つ確実に開閉作動する。
【0021】上記第一実施例において、蓋体4は矢印A
又はB方向に開閉するように、即ち図3において手前側
が開閉するようにしたが、例えば図3に示した矢印C方
向に開閉するようにしてもよい。また、蓋体4の開口部
4aにカバー5を設ける例を説明したが、キャリア本体
2の開口部2a側に、かかるカバー5と同様に構成した
カバーを付設してもよく、上記と同様な作用効果を得る
ことができる。
又はB方向に開閉するように、即ち図3において手前側
が開閉するようにしたが、例えば図3に示した矢印C方
向に開閉するようにしてもよい。また、蓋体4の開口部
4aにカバー5を設ける例を説明したが、キャリア本体
2の開口部2a側に、かかるカバー5と同様に構成した
カバーを付設してもよく、上記と同様な作用効果を得る
ことができる。
【0022】次に図4は本発明のスライドキャリアの第
二実施例を示している。第二実施例におて、蓋体4′は
キャリア本体2に閉合し得るようになっているが、特に
本実施例ではカバー5′は、上記蓋体4′にスライド式
に取り付けられている。即ち、蓋体4′の開口部4′a
の周囲には図示のようにガイド6が設けられていて、カ
バー5′は、このガイド6により案内されて、図中、左
右方向にスライドし得るようになっている。なお、カバ
ー5′の適所にはスライドさせるために用いる把手5′
aが形成されている。
二実施例を示している。第二実施例におて、蓋体4′は
キャリア本体2に閉合し得るようになっているが、特に
本実施例ではカバー5′は、上記蓋体4′にスライド式
に取り付けられている。即ち、蓋体4′の開口部4′a
の周囲には図示のようにガイド6が設けられていて、カ
バー5′は、このガイド6により案内されて、図中、左
右方向にスライドし得るようになっている。なお、カバ
ー5′の適所にはスライドさせるために用いる把手5′
aが形成されている。
【0023】第二実施例では、半導体装置101が装着
されたキャリア本体2に対して、蓋体4′を閉合するこ
とにより、該半導体装置101はスライドキャリア1の
所定位置に固定される。そして、カバー5′をスライド
させて閉じることにより、スライドキャリア1への半導
体装置101の搭載が完了する。第二実施例において
も、検査工程ではカバー5′が開かれ、この状態で、電
気的導通検査を行うことができる。またカバー5′によ
り開口部4aを塞いでおくことにより、工程間搬送等に
おいて、搭載した半導体装置101を有効に保護するこ
とができるのは上記第一実施例の場合と同様である。
されたキャリア本体2に対して、蓋体4′を閉合するこ
とにより、該半導体装置101はスライドキャリア1の
所定位置に固定される。そして、カバー5′をスライド
させて閉じることにより、スライドキャリア1への半導
体装置101の搭載が完了する。第二実施例において
も、検査工程ではカバー5′が開かれ、この状態で、電
気的導通検査を行うことができる。またカバー5′によ
り開口部4aを塞いでおくことにより、工程間搬送等に
おいて、搭載した半導体装置101を有効に保護するこ
とができるのは上記第一実施例の場合と同様である。
【0024】上記各実施例において、半導体装置101
のテストパッド106が存在する面を、カバー5又はカ
バー5′に向けて搭載する場合には、電気的導通検査の
際にキャリア本体2は検査用針に対して裏側になるの
で、その開口部2aを閉じたままの状態、もしくは開口
部2aを設けなくとも差し支えない。また半導体装置1
01のテストパッド106が存在する面を、キャリア本
体2の開口部2aに向けて搭載する場合には、この開口
部2aを介して電気的導通検査のための検査用針を出入
させるため、該開口部2a側に、上記と同様なカバーが
ヒンジ式もしくはスライド式に取り付けられる。そし
て、これらの場合にもそのカバーを円滑且つ確実に開閉
作動させることができるのは勿論である。
のテストパッド106が存在する面を、カバー5又はカ
バー5′に向けて搭載する場合には、電気的導通検査の
際にキャリア本体2は検査用針に対して裏側になるの
で、その開口部2aを閉じたままの状態、もしくは開口
部2aを設けなくとも差し支えない。また半導体装置1
01のテストパッド106が存在する面を、キャリア本
体2の開口部2aに向けて搭載する場合には、この開口
部2aを介して電気的導通検査のための検査用針を出入
させるため、該開口部2a側に、上記と同様なカバーが
ヒンジ式もしくはスライド式に取り付けられる。そし
て、これらの場合にもそのカバーを円滑且つ確実に開閉
作動させることができるのは勿論である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
半導体チップを搭載して搬送・出荷するためのスライド
キャリアにおいて、蓋体又はキャリア本体の開口部にカ
バーを付設したことにより、半導体装置の検査時以外
は、該カバーによって開口部を塞いでおくことにより、
特に工程間搬送等において、搭載した半導体装置を有効
に保護することができる。そして、搬送中の不慮の事故
等を未然に防止することができると共に、搬送・出荷に
伴う細心の注意を要する作業を省略することができ、品
質を向上することができる等の利点を有している。
半導体チップを搭載して搬送・出荷するためのスライド
キャリアにおいて、蓋体又はキャリア本体の開口部にカ
バーを付設したことにより、半導体装置の検査時以外
は、該カバーによって開口部を塞いでおくことにより、
特に工程間搬送等において、搭載した半導体装置を有効
に保護することができる。そして、搬送中の不慮の事故
等を未然に防止することができると共に、搬送・出荷に
伴う細心の注意を要する作業を省略することができ、品
質を向上することができる等の利点を有している。
【図1】本発明のスライドキャリアの第一実施例による
全体構成を示す斜視図である。
全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明のスライドキャリアの第一実施例に係る
カバーを付設した蓋体の平面図である。
カバーを付設した蓋体の平面図である。
【図3】本発明のスライドキャリアの第一実施例におけ
る上記カバーの開閉作動を示す斜視図である。
る上記カバーの開閉作動を示す斜視図である。
【図4】本発明のスライドキャリアの第二実施例による
カバーを付設した蓋体の斜視図である。
カバーを付設した蓋体の斜視図である。
【図5】従来のスライドキャリアに搭載されるべき半導
体装置の構成例を示す平面図である。
体装置の構成例を示す平面図である。
【図6】従来のスライドキャリアの全体構成を示す斜視
図である。
図である。
1 スライドキャリア 2 キャリア本体 2a 開口部 3 フィルム位置合わせピン 4 蓋体 4a 開口部 5 カバー 5′ カバー 101 半導体装置 102 ポリイミドフィルム 103 リード 104 半導体チップ 105 スプロケットホール 106 テストパッド
Claims (3)
- 【請求項1】 キャリア本体と、このキャリア本体に閉
合し得る蓋体とを備え、可撓性絶縁基板上に形成された
リードと半導体チップとが接合されて成る半導体装置を
搭載し得るようにしたスライドキャリアにおいて、上記
蓋体及び/又は上記キャリア本体の開口部を開閉し得る
カバーを付設したことを特徴とするスライドキャリア。 - 【請求項2】 上記カバーは、上記蓋体又は上記キャリ
ア本体に、ヒンジ式に取り付けられていることを特徴と
する請求項1に記載のスライドキャリア。 - 【請求項3】 上記カバーは、上記蓋体又は上記キャリ
ア本体に、スライド式に取り付けられていることを特徴
とする請求項1に記載のスライドキャリア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1792193A JPH06209040A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | スライドキャリア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1792193A JPH06209040A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | スライドキャリア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06209040A true JPH06209040A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=11957236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1792193A Withdrawn JPH06209040A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | スライドキャリア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06209040A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007088921A1 (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-09 | Musashi Engineering, Inc. | ワークを固定するパレットおよびそれを備える液体塗布装置 |
-
1993
- 1993-01-08 JP JP1792193A patent/JPH06209040A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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