JPH062088B2 - 低温シヨ−ケ−ス - Google Patents

低温シヨ−ケ−ス

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JPH062088B2
JPH062088B2 JP60139706A JP13970685A JPH062088B2 JP H062088 B2 JPH062088 B2 JP H062088B2 JP 60139706 A JP60139706 A JP 60139706A JP 13970685 A JP13970685 A JP 13970685A JP H062088 B2 JPH062088 B2 JP H062088B2
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JP60139706A
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訓 清水
清和 後藤
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は金属及び又は金属酸化物の薄膜を積層した通電
可能な選択透過反射層を有する熱線反射フィルムを開口
を覆う透視板に設け、この熱線反射フィルムを面ヒータ
として使用する低温ショーケースに関する。
(ロ) 従来の技術 実開昭57−54985公報(F25D23/0
2)には、裏面に導電性金属よりなり選択透過反射機能
を有する蒸着層を設けた透明板を具備してなり、且つ前
記蒸着層に複数本のスリットを相互に間隔を在して設け
て、該蒸着層を電気発熱体とし、前記スリットにより蒸
着層における電気抵抗を大きくした透視板を設けた冷凍
ショーケースが開示されている。
昭和60年4月1日に流通システム研究センターか
ら発行された月刊紙「食品定温流通」のVOL14.N
O4の第27頁〜第31頁には、透明断熱フィルム:面
ヒータとしても利用可能な「ヒーティッド.レフテル」
が紹介されている。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 上記従来の技術では、スリットはカッター等により形
成されるために、その相対向するスリット端縁が極めて
接近乃至当接している関係上、通電時放電現象によって
火花が発生し、安全面に問題点があるばかりでなく、ス
リットを形成するために加工上の手間もかゝる等の問題
点があった。
又、従来の技術では、透明断熱フィルムを面ヒータと
して利用した場合には、その電気抵抗が小さいために商
用電源をそのまゝ使えず、変圧器を用いなければならな
いために、電気部品のコストアップ及びランニングコス
トアップの問題点が生じた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために、金属又は及び金
属酸化膜の薄膜からなり電気抵抗が可視光線の透過率と
反比例する通電可能な選択透過反射層(9)を備えた熱線
反射フィルム(4)を開口を覆う透視板(1)の一面に設け、
この熱線反射フィルムの選択透過反射層(9)と他の電気
ヒータ(7)とを電気的に接続してなる低温ショーケース
を提供する。
(ホ) 作用 熱線反射フィルム(4)はそれ自身で透明板(2)を透過した
熱線を庫外方向に反射する作用をなす上、通電されるこ
とにより面ヒータとなって透明板(2)を加熱する作用を
も持ち併わせ、又この熱線反射フィルム(4)に直列に
接続された電気ヒータ(7)は熱線反射フィルムに印加
される電圧の分圧器の作用をなす。
(ヘ) 実施例 以下図面に基づいて本発明の実施例を説明する。第1図
及び第2図に示す(1)は低温ショーケース、即ち冷凍シ
ョーケースや冷蔵ショーケースの開口を覆う窓や扉に使
用され庫内外を仕切る透視板で、1枚或いは相互に空間
を在して重合された複数枚の透明ガラス或いは透明プラ
ッチック板よりなる透明板(2)(3)と、この透明板のうち
庫外側となる透明板(2)の内面略全域に貼着された熱線
反射フィルム(4)と、前記空間を維持するために両透明
板(2)(3)間に介在された環状のスペーサ(5)と、前記両
透明板の周縁及びスペーサの外周を覆う環状の金属枠
(6)と、この金属枠の内面に沿って環状に配置された防
露用の電気ヒータ(7)とから構成されている。
前記熱線反射フィルムは第2図中、Pの◯枠内で示す如
く、透明なプラスチックフィルムからなるベース層(8)
と、、金属及び又は金属酸化物の薄膜を積層した選択透
過反射層(9)と、透明な接着剤からなる糊層(10)とから
なり、可視光線を透過、赤外線等の熱線を反射させる機
能を有している。前記選択透過反射層(9)は金属及び又
は金属酸化物からなるもので誘電体としての作用があ
り、通電することにより発熱するために、熱線反射フィ
ルムの両端に対をなす平行な電極(11)(12)を設け、前記
電気ヒータ(7)と直列関係に結線されて100Vの商用
電源(13)に接続されている。この選択透過反射層(9)は
通電されることにより面ヒータとして作用するが、その
電気抵抗は可視光線の透過率80%の場合には10Ω/
cm2、60%の場合には15Ω/cm2となり、可視光線の
透過率と反比例の関係、即ち選択透過反射層(9)の電気
抵抗は可視光線の透過率が高くなれば小さく、低くなれ
ば大きくなる関係があることを本願発明者は実験により
突き止めた。このことから冷凍・冷蔵ショーケースに用
いられる透視板(1)は庫内を透視するために、可視光線
の透過率の高い、即ち電気抵抗の小さい熱線反射フィル
ム(4)を使用する必要がある。従って、熱線反射フィル
ム(4)の選択透過反射層(9)を面ヒータとして使用するに
は商用電源(13)の電圧が高く、このために金属枠(6)を
加熱する電気ヒータ(7)を選択透過反射層(9)に直列接続
して商用電圧をこの双方の抵抗に比例して分圧し、電気
ヒータ(7)に変圧器の作用を兼務させている。尚、一枚
の透視板(1)において選択透過反射層(9)と電気ヒータ
(7)とが例えば、夫々の端子間電圧25V、抵抗25
Ω、消費電力25Wである場合には、直列結線の必要電
圧は50Vとなり、この場合商用電源(13)を使用するに
あたっては第1図鎖線の如くダイオード(D)を設けて半
波整流することが好ましい。
前記、金属及び/又は金属酸化物(以下金属層と略称す
る。)は金、銀、銅、パラジウム、及びアルミニウムよ
りなる群より選ばれた一種以上の金属薄膜及び/又はI
n2、SuO、CdSnO等の金属の酸化物薄膜
であり、透明なプラスチックフィルムの表面又は該表面
上に設けた例えばシリコン系、チタン系の有機金属化合
物よりなる略2μ以下のアンカーコート層の上に形成さ
れる。更に又プラスチック上に形成された後述の高屈折
率誘電体層(以下、誘電体層と略称する。)上に50〜
4000Åの厚さに形成される。該金属層は屈折率1.
8以上の例えば二酸化チタン、酸化チタン、酸化ビスマ
ス、硫化亜鉛、酸化錫、酸化インジウム等の膜厚が50
−600Åの誘電体層で挾んだ構成でもよい。又、金属
層又は誘電体層は、機械的耐久性を向上させる為、例え
ばアクリル系樹脂、ポリエステル樹脂、シリコン系樹脂
等の有機又は無機系の層で、保護することも出来、更に
透明断熱層を積層してもよい。
尚、前記薄膜が形成されるベース層なる透明なプラスチ
ックフィルムとしては、例えばポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレン−2.6−ナフタレート、ポリブチ
レンテレフタレートなどのポリエステル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリケトン、ポリエチレン、ポリプロピ
レンなどのポリオレフイン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ
スルホンポリフェニレンオキシド、ポリメチルメタクリ
レート、ポリスチレンなどやポリアミド樹脂、ポリイミ
ド樹脂、セロファン、セルローストリアセテートなどの
セルローズ樹脂のフィルム又はシートが用いられる。
第3図乃至第8図は透視板(1)を冷凍ショーケース(2
0)、冷蔵ショーケース(30)の開口を覆う扉として使用し
た実施例を示す。
第3図の冷凍ショーケース(20)に設けられた2枚の透視
板(1)の電気結線は第4図に示す如く、商用電源(13)に
対し夫々の電気ヒータ(7)(7)、選択透過反射層(9)(9)は
直列接続されている。この場合、印加電圧の100Vは
夫々の抵抗に比例して4分圧される。又第5図の冷蔵シ
ョーケース(30)に設けられた4枚の透視板(1)の電気結
線は第6図に示す如く、透視板(1)2枚づつを夫々群(A)
(B)となして並列接続し、これらの各群に電気ヒータ(7)
(7)、選択透過反射層(9)(9)を直列接続している。この
場合には各群(A)(B)夫々に100Vの電圧が印加され、
この100Vは各群の抵抗に比例して4分圧される。更
に第7図の冷凍ショーケース(20)に設けられた3枚の透
視板(1)の電気結線は第8図に示す如く、各透視板(1)の
選択透過反射層(9)(9)(9)を商用電源(13)に直列接続し
ている。この場合、印加電圧100Vは3等分される。
更に又、第9図の冷蔵ショーケース(30)に設けられた4
枚の透視板(1)の結線は第10図に示す如く、夫々の選
択透過反射層(9)(9)(9)(9)は冷蔵ショーケース(30)の開
口端面に設けられた防露用の電気ヒータ(7)に直列接続
されている。この場合印加電圧100Vは夫々の抵抗比
に応じて5分圧される。即ちかゝる実施例では熱線反射
フィルム(4)の枚数、電気ヒータ(7)の本数等により印加
電圧を分圧して熱線反射フィルム(4)及び電気ヒータ(7)
が結露防止装置として十分作用するように結線されてい
る。
かゝる構成によれば、熱線反射フィルム(4)は透明板(2)
を透過した熱線を選択透過反射層(7)でもって庫外方向
に反射して透明板(2)の温度を上げて庫外の温度に近づ
かせる作用をなす一方、選択透過反射層(9)が通電され
ることにより面ヒータとなって透明板(2)を加熱する作
用をなし、この両作用によって透明板(2)表面の結露防
止が図れ、しかも、選択透過反射層(9)と電気ヒータ(7)
とを、又は選択透過反射層(9)(9)を相互に結線すること
により、印加電圧をその抵抗に比例して分圧させ他方を
分圧器として作用させることができるので、選択透過反
射層(9)に電気抵抗が少なく透過率が大きいものを使
用することができ、透明板(2)の透視率を確保しつ
つ、選択透過反射層を備えた熱線反射フィルムを使用し
て結露防止が図れ、冷凍ショーケース(20)、冷蔵ショー
ケース(30)に使用する電気部品の有効利用が図れるばか
りでなく、変圧器等が不要となり冷凍ショーケース(2
0)、冷蔵ショーケース(30)の節電効果も大なるものとな
る。
(ト) 発明の効果 上述した本発明は、金属又は及び金属酸化物の薄膜から
なり電気抵抗が可視光線の透過率と反比例する通電可能
な選択透過反射層を備えた熱線反射フィルムを開口を覆
う透視板の一面に設け、この熱線反射フイルムの選択透
過反射層と他の電気ヒータとを直列に接続してなるもの
であるから、選択透過反射層と他の電気ヒータとで選択
透過反射層に印加される電圧を分圧して選択透過反射層
に印加される電圧を低く抑えて熱線反射フィルム自身が
保有している可視光線の透過率及び熱線の反射率を全く
損なうことなく、熱線反射フィルムを面ヒータとして兼
用して透視板の結露防止効果を向上することができ、さ
らに他の電気ヒータが分圧器として作用して変圧器など
が不要になり、低温ショーケースの運転経費も引き下げ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも本発明低温ショーケースの実施例を示し、
第1図は低温ショーケースに用いられる透視板の正面
図、第2図は第1図A−A断面図、第3図は冷凍ショー
ケースの正面図、第4図は第3図冷凍ショーケースにお
ける電気結線図、第5図は冷蔵ショーケースの正面図、
第6図は第5図冷蔵ショーケースにおける電気結線図、
第7図は冷凍ショーケースの斜視図、第8図は第7図冷
凍ショーケースにおける電気結線図、第9図は冷蔵ショ
ーケースの正面図、第10図は第9図冷蔵ショーケース
の電気結線図である。 (1)…透視板、(2)…透明板、(4)…熱線反射フィルム、
(7)…電気ヒータ、(9)…選択透過反射層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属又は及び金属酸化膜の薄膜からなり電
    気抵抗が可視光線の透過率と反比例する通電可能な選択
    透過反射層を備えた熱線反射フィルムを開口を覆う透視
    板の一面に設け、その熱線反射フィルムの選択透過反射
    層と他の電気ヒータとを直列接続してなる低温ショーケ
    ース。
JP60139706A 1985-06-26 1985-06-26 低温シヨ−ケ−ス Expired - Lifetime JPH062088B2 (ja)

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