JPH06208498A - 複数のシステムより成る多重処理環境における予約保持システムの捜出方法及び装置 - Google Patents
複数のシステムより成る多重処理環境における予約保持システムの捜出方法及び装置Info
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- JPH06208498A JPH06208498A JP5202093A JP20209393A JPH06208498A JP H06208498 A JPH06208498 A JP H06208498A JP 5202093 A JP5202093 A JP 5202093A JP 20209393 A JP20209393 A JP 20209393A JP H06208498 A JPH06208498 A JP H06208498A
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Computing Systems (AREA)
- Multi Processors (AREA)
- Computer And Data Communications (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
- Hardware Redundancy (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 システムの故障発生時に、自動的に正しい修
正動作をトリガしてシステム・ダウンタイム及びオペレ
ータの介入を最少にすること。 【構成】 多重処理環境で使用される共用装置482
と、その "予約”を保持する中央処理装置(CPU)4
61とを含み、共用装置の制御装置によりリセット忠誠
(R/A)コマンド遂行の結果戻されたセンス・データ
はそれを通して予約を拡張した経路群680に対する経
路群識別子PGIDを含み、PGIDは予約を保持する
CPUを指定し、戻されたセンス・データにあるPGI
Dはシスプレックス455用結合済データ・セット62
0に置かれるIOS記録1100に変換され、予約を保
持する特定のCPUの共通システム名を生成することを
特徴とする。
正動作をトリガしてシステム・ダウンタイム及びオペレ
ータの介入を最少にすること。 【構成】 多重処理環境で使用される共用装置482
と、その "予約”を保持する中央処理装置(CPU)4
61とを含み、共用装置の制御装置によりリセット忠誠
(R/A)コマンド遂行の結果戻されたセンス・データ
はそれを通して予約を拡張した経路群680に対する経
路群識別子PGIDを含み、PGIDは予約を保持する
CPUを指定し、戻されたセンス・データにあるPGI
Dはシスプレックス455用結合済データ・セット62
0に置かれるIOS記録1100に変換され、予約を保
持する特定のCPUの共通システム名を生成することを
特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多重処理環境内で使用さ
れる物理的共用装置に対する "予約”を特徴とするハー
ドウェア又はソフトウェアいずれかの障害を有するシス
テムを識別する方法及び装置に関する。
れる物理的共用装置に対する "予約”を特徴とするハー
ドウェア又はソフトウェアいずれかの障害を有するシス
テムを識別する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在のメインフレーム・コンピュータ導
入システムは、一般に、いわゆる、 "共用装置”アーキ
テクチャと呼ばれるものを使用する。これらアーキテク
チャを通し、例えば、多数の個々の処理装置(プロセッ
サ)のような独立したオペレーティング・システム群は
ディスク装置又は周辺装置のような個々の物理的装置を
共用する。かかる共用によりこれら全べてのプロセッサ
は、特定の入出力(I/O)装置のような共通の(コモ
ン)周辺装置が使用可能になると共に、直接アクセス記
憶装置(DASD)のような共通装置に記憶されている
データに対してアクセスする能力をこれらプロセッサに
与えることが可能とする。
入システムは、一般に、いわゆる、 "共用装置”アーキ
テクチャと呼ばれるものを使用する。これらアーキテク
チャを通し、例えば、多数の個々の処理装置(プロセッ
サ)のような独立したオペレーティング・システム群は
ディスク装置又は周辺装置のような個々の物理的装置を
共用する。かかる共用によりこれら全べてのプロセッサ
は、特定の入出力(I/O)装置のような共通の(コモ
ン)周辺装置が使用可能になると共に、直接アクセス記
憶装置(DASD)のような共通装置に記憶されている
データに対してアクセスする能力をこれらプロセッサに
与えることが可能とする。
【0003】このようにすることにより、多数のシステ
ムに亘り単一装置の使用を増加し、拡大しうるようにし
たことにより導入全体のコストを有益に下げることがで
きる。これらシステムは、屡一群の処理装置で構成され
るが、共通の中央処理装置(CPU)で遂行する個々の
オペレーティング・システムのような別個なソフトウェ
ア処理及び(又は)他のハードウェア装置で構成するこ
とができる。
ムに亘り単一装置の使用を増加し、拡大しうるようにし
たことにより導入全体のコストを有益に下げることがで
きる。これらシステムは、屡一群の処理装置で構成され
るが、共通の中央処理装置(CPU)で遂行する個々の
オペレーティング・システムのような別個なソフトウェ
ア処理及び(又は)他のハードウェア装置で構成するこ
とができる。
【0004】これら "共用装置”アーキテクチャにおい
て、各装置は典型的に個々のマイクロプロセッサ・ベー
ス制御装置によって制御される。ハードウェア定義の通
信リンク(通常 "経路”と称する端末間ハードウェア
部)は対応する制御装置を介しシステム(典型的にCP
U)と共用装置との間に存在する。本質的に、システム
は、経路を介して共用装置をアクセスする。
て、各装置は典型的に個々のマイクロプロセッサ・ベー
ス制御装置によって制御される。ハードウェア定義の通
信リンク(通常 "経路”と称する端末間ハードウェア
部)は対応する制御装置を介しシステム(典型的にCP
U)と共用装置との間に存在する。本質的に、システム
は、経路を介して共用装置をアクセスする。
【0005】本譲受人の製造による早期のシステム37
0シリーズ・コンピュータのようなあるハイ・エンド・
メインフレームは、各システムに対して上向きの8経路
を提供するかもしれない。これら特定のコンピュータに
対する制御装置の装置側経路は、制御装置と共用装置間
で接続された共用装置の特定のポートか又はバスの特定
のアドレスと、制御装置との間に専用の物理的接続の形
式をとることができる。
0シリーズ・コンピュータのようなあるハイ・エンド・
メインフレームは、各システムに対して上向きの8経路
を提供するかもしれない。これら特定のコンピュータに
対する制御装置の装置側経路は、制御装置と共用装置間
で接続された共用装置の特定のポートか又はバスの特定
のアドレスと、制御装置との間に専用の物理的接続の形
式をとることができる。
【0006】制御装置のシステム側経路としては、シス
テムから制御装置に対するハードウェア接続上を搬送す
る。それは、例えば、チャンネル制御ワードのような適
当なソフトウェア、メッセージで構成することができ
る。CPUから共用装置に対する全体的接続は普通 "チ
ャンネル”と呼ばれる。各チャンネルは1つの共用装置
に個有に接続され、個有のチャンネル経路識別子と、接
続された共用装置及びそのチャンネルが接続されるCP
Uと通信する論理的に分離されたそれぞれ別個の機能を
有する。
テムから制御装置に対するハードウェア接続上を搬送す
る。それは、例えば、チャンネル制御ワードのような適
当なソフトウェア、メッセージで構成することができ
る。CPUから共用装置に対する全体的接続は普通 "チ
ャンネル”と呼ばれる。各チャンネルは1つの共用装置
に個有に接続され、個有のチャンネル経路識別子と、接
続された共用装置及びそのチャンネルが接続されるCP
Uと通信する論理的に分離されたそれぞれ別個の機能を
有する。
【0007】チャンネルは各々が共用装置との通信に使
用することができる複数のサブチャンネルを含むかもし
れない。この点に関し、各サブチャンネルはチャンネル
間で共用されず、1本の経路と関連するのみである。こ
の点に関する詳細は、例えば、IBM出版番号SA22
−7085−1の "オペレーション原理−−IBMシス
テム/370拡張アーキテクチャ”(第2版、1987
年1月、13−1頁)(インターナショナル・ビジネス
・マシーンズ・コーポレーションの著作権、1987
年)を参照するとよい。この参照文献は以下 "システム
/370 ESAPOP”マニュアルと呼ぶ。
用することができる複数のサブチャンネルを含むかもし
れない。この点に関し、各サブチャンネルはチャンネル
間で共用されず、1本の経路と関連するのみである。こ
の点に関する詳細は、例えば、IBM出版番号SA22
−7085−1の "オペレーション原理−−IBMシス
テム/370拡張アーキテクチャ”(第2版、1987
年1月、13−1頁)(インターナショナル・ビジネス
・マシーンズ・コーポレーションの著作権、1987
年)を参照するとよい。この参照文献は以下 "システム
/370 ESAPOP”マニュアルと呼ぶ。
【0008】従って、これら各システム、例えば、CP
Uから発したコマンドはそれら関連するアドレスされた
チャンネルを介して共用装置に送られ、そこで遂行さ
れ、応答がある場合、その共用装置からシステムに対し
て反対方向に応答を返送する。CPUは、又、その経路
を介し共用装置に接続された制御装置に対して適当なコ
マンドを発行することによってその経路から共用装置を
論理的に切断し、接続することができる。。
Uから発したコマンドはそれら関連するアドレスされた
チャンネルを介して共用装置に送られ、そこで遂行さ
れ、応答がある場合、その共用装置からシステムに対し
て反対方向に応答を返送する。CPUは、又、その経路
を介し共用装置に接続された制御装置に対して適当なコ
マンドを発行することによってその経路から共用装置を
論理的に切断し、接続することができる。。
【0009】これら物理的な装置は数個の異なるシステ
ム間で共用されるが、それにも拘らず、これら各装置は
1度に1コマンドの遂行のみに制限される。従って、数
年前、多数の異なるシステムから発行したコマンド間で
装置を逐次化する、いわゆる"予約/解放”(Reserve/R
elease)方式が開発された。
ム間で共用されるが、それにも拘らず、これら各装置は
1度に1コマンドの遂行のみに制限される。従って、数
年前、多数の異なるシステムから発行したコマンド間で
装置を逐次化する、いわゆる"予約/解放”(Reserve/R
elease)方式が開発された。
【0010】要するに、如何なるシステム、例えば共用
装置に対するアクセスを要求する1CPUにおいて遂行
する数個のオペレーティング・システムの1つ、又は数
個のCPUの1つにおいて遂行するオペレーティング・
システムは共用装置に対しそのシステムを連結する指定
のチャンネルを介して "予約”(Reserve) コマンドを発
行する。
装置に対するアクセスを要求する1CPUにおいて遂行
する数個のオペレーティング・システムの1つ、又は数
個のCPUの1つにおいて遂行するオペレーティング・
システムは共用装置に対しそのシステムを連結する指定
のチャンネルを介して "予約”(Reserve) コマンドを発
行する。
【0011】予約コマンドは、そのチャンネルに対して
接続されている制御装置がそれを遂行したときに、装置
を他のチャンネル(及びそこに使用されている他の経路
の全べて)から閉鎖(すなわち、アクセス禁止)するの
で、全べて他のシステムからこの装置に対してアクセス
することができなくなる。その結果、共用装置は予約を
送信した経路を介してのみ、搬送されたコマンドに応答
し、遂行することができる。
接続されている制御装置がそれを遂行したときに、装置
を他のチャンネル(及びそこに使用されている他の経路
の全べて)から閉鎖(すなわち、アクセス禁止)するの
で、全べて他のシステムからこの装置に対してアクセス
することができなくなる。その結果、共用装置は予約を
送信した経路を介してのみ、搬送されたコマンドに応答
し、遂行することができる。
【0012】これは、その共用装置がその特定のシステ
ムに対する一連のコマンドを遂行し、その装置を共用す
ることができる他のシステムから割込み又は干渉されず
に得られたデータを適当なところに供給することができ
る。従って、特定のこのシステムは "予約”を保持する
ものとみなされる。
ムに対する一連のコマンドを遂行し、その装置を共用す
ることができる他のシステムから割込み又は干渉されず
に得られたデータを適当なところに供給することができ
る。従って、特定のこのシステムは "予約”を保持する
ものとみなされる。
【0013】上記の遂行は、この特定のシステムがその
チャンネルを介して "解放”コマンドを発行してその予
約を解放するまで続けられる。この "解放”(Release)
コマンドに応答して、制御装置は、如何なるシステムも
対応する経路を介して再び予約コマンドを発行し、予約
を保持し、それによってその装置に対し独占アクセスす
ることを許容する、等々である。
チャンネルを介して "解放”コマンドを発行してその予
約を解放するまで続けられる。この "解放”(Release)
コマンドに応答して、制御装置は、如何なるシステムも
対応する経路を介して再び予約コマンドを発行し、予約
を保持し、それによってその装置に対し独占アクセスす
ることを許容する、等々である。
【0014】制御装置は、数個の事前定義された、いわ
ゆる "忠誠”規則に基づきチャンネルを制御する。本質
的に、これら規則は、ひとたび共用装置が1つのシステ
ムで走行するプログラム(特に、いわゆる "チャンネ
ル”プログラム)に割り振られると、装置とシステム間
に忠誠が設定され、その特定の共用装置は、他のシステ
ムで走行する他のプログラムに使用不能になるというこ
とをそれに結合して要求する。
ゆる "忠誠”規則に基づきチャンネルを制御する。本質
的に、これら規則は、ひとたび共用装置が1つのシステ
ムで走行するプログラム(特に、いわゆる "チャンネ
ル”プログラム)に割り振られると、装置とシステム間
に忠誠が設定され、その特定の共用装置は、他のシステ
ムで走行する他のプログラムに使用不能になるというこ
とをそれに結合して要求する。
【0015】そのように、 "予約/解放”コマンドは、
それぞれのシステムによって発行されたとき、予約を取
得し、保持し、解放し、必要に応じて複数チャンネルの
プログラムが単一の共用装置を介して、自動的に複数の
I/Oオペレーションを遂行することができる。
それぞれのシステムによって発行されたとき、予約を取
得し、保持し、解放し、必要に応じて複数チャンネルの
プログラムが単一の共用装置を介して、自動的に複数の
I/Oオペレーションを遂行することができる。
【0016】従来、ここで特に関連がある忠誠は、 "活
動”忠誠、 "作業”忠誠、及び "予約”忠誠等であり、
これら数個のタイプの忠誠があればよい。本質的に、
"活動”忠誠は装置に対しチャンネルを通してシステム
が活動的に通信するときはいつでも発行される。
動”忠誠、 "作業”忠誠、及び "予約”忠誠等であり、
これら数個のタイプの忠誠があればよい。本質的に、
"活動”忠誠は装置に対しチャンネルを通してシステム
が活動的に通信するときはいつでも発行される。
【0017】"作業”忠誠は、チャンネルを介してその
間に活動通信が行われている( "活動”忠誠の場合)期
間中、及びそのチャンネルを通して予め受信したコマン
ドがその共用装置で保留中であるときに、そのシステム
から共用装置に対して "拡張される”、すなわち、この
忠誠が発生すると言われる。
間に活動通信が行われている( "活動”忠誠の場合)期
間中、及びそのチャンネルを通して予め受信したコマン
ドがその共用装置で保留中であるときに、そのシステム
から共用装置に対して "拡張される”、すなわち、この
忠誠が発生すると言われる。
【0018】後者の場合、共用装置はシステムから有効
に切断されるが(システムが他のタスクを処理する能力
を可能にするため)、その後コマンドの遂行を終了する
ため、そのチャンネルを介して再び接続される。この後
者の場合の例は、データ読出コマンドを遂行し、アクセ
スしたデータを要求システムに供給する準備において、
そのヘッドの1つを適当に位置付けするディスクドライ
ブを含む。
に切断されるが(システムが他のタスクを処理する能力
を可能にするため)、その後コマンドの遂行を終了する
ため、そのチャンネルを介して再び接続される。この後
者の場合の例は、データ読出コマンドを遂行し、アクセ
スしたデータを要求システムに供給する準備において、
そのヘッドの1つを適当に位置付けするディスクドライ
ブを含む。
【0019】屡、 "作業”及び "活動”両忠誠は一般
に、及び集合的に "暗黙的”忠誠と呼ばれる。 "予約”
忠誠は、システムから予約コマンドが発行されるとすぐ
に発生してその装置をシステムに割振り、他の経路を介
してその装置にアクセスすることを禁止する。
に、及び集合的に "暗黙的”忠誠と呼ばれる。 "予約”
忠誠は、システムから予約コマンドが発行されるとすぐ
に発生してその装置をシステムに割振り、他の経路を介
してその装置にアクセスすることを禁止する。
【0020】歴史的にみて、 "予約/解放”コマンド
は、最初装置を割振るべく予約コマンドを発行したシス
テムのみが解放コマンドを発行して特定割振りを終了す
ることができるというように実行された。
は、最初装置を割振るべく予約コマンドを発行したシス
テムのみが解放コマンドを発行して特定割振りを終了す
ることができるというように実行された。
【0021】この特定の "予約/解放”方式は複数シス
テム間の単一共用装置の有効な逐次化を可能にするが、
システムが経路を介し故障前に共用装置を "予約”した
場合には、故障期間中、システムと装置間に忠誠が存在
するという状態で、経路の一部、又は制御装置を通る全
チャンネルでさえ、誤動作、すなわち、故障するかもし
れないということが従来の装置では明らかである。
テム間の単一共用装置の有効な逐次化を可能にするが、
システムが経路を介し故障前に共用装置を "予約”した
場合には、故障期間中、システムと装置間に忠誠が存在
するという状態で、経路の一部、又は制御装置を通る全
チャンネルでさえ、誤動作、すなわち、故障するかもし
れないということが従来の装置では明らかである。
【0022】その上、故障それ自体の状態が、その直前
にその経路に対して忠誠が存在していなかった場合でさ
え、その経路に忠誠を設定することができるものであっ
た。その結果、制御装置は、そこから生じた忠誠を受け
て、故障が発生すると直ぐ、他のシステムからその装置
に対するアクセスは全体的に禁止されることになる。
にその経路に対して忠誠が存在していなかった場合でさ
え、その経路に忠誠を設定することができるものであっ
た。その結果、制御装置は、そこから生じた忠誠を受け
て、故障が発生すると直ぐ、他のシステムからその装置
に対するアクセスは全体的に禁止されることになる。
【0023】従って、その経路の故障状態が "予約”を
保持する特定のシステムが共用装置と通信することを防
止するため、そのシステムも他のシステムもその状態
中、その共用装置をアクセスすることができない。従っ
て、かかる故障の症状は、その延長期間中、どのシステ
ムも共用装置に対するアクセスに対して全体的に無能で
あった。
保持する特定のシステムが共用装置と通信することを防
止するため、そのシステムも他のシステムもその状態
中、その共用装置をアクセスすることができない。従っ
て、かかる故障の症状は、その延長期間中、どのシステ
ムも共用装置に対するアクセスに対して全体的に無能で
あった。
【0024】そのような故障を適切に処理するため、従
来技術では、 "無条件予約”(Unconditional Reserve)
(U/R)コマンドを設けた。このコマンドは、どのシ
ステムからでも発行され、関連する制御装置に対し、そ
の経路を介して搬送され、その装置で遂行された場合、
その制御装置はその制御装置に関連する全べての他の経
路から全べての忠誠を取り去り、U/Rコマンドを搬送
した特定の経路を介して予約忠誠を設定する。その結
果、これはU/Rコマンドを発行したシステムに対し、
共用装置の制御を取得可能にする。
来技術では、 "無条件予約”(Unconditional Reserve)
(U/R)コマンドを設けた。このコマンドは、どのシ
ステムからでも発行され、関連する制御装置に対し、そ
の経路を介して搬送され、その装置で遂行された場合、
その制御装置はその制御装置に関連する全べての他の経
路から全べての忠誠を取り去り、U/Rコマンドを搬送
した特定の経路を介して予約忠誠を設定する。その結
果、これはU/Rコマンドを発行したシステムに対し、
共用装置の制御を取得可能にする。
【0025】しかし、U/Rコマンドは、予約を保持し
ていた特定のシステムのみでなく、如何なるシステムか
らでも発行することができるので、このコマンドを使用
して共用メモリー装置、特にDASDを復元することは
その装置に共用するデータの完全性又は保全性を犯す有
意な危険を伴うことになる。
ていた特定のシステムのみでなく、如何なるシステムか
らでも発行することができるので、このコマンドを使用
して共用メモリー装置、特にDASDを復元することは
その装置に共用するデータの完全性又は保全性を犯す有
意な危険を伴うことになる。
【0026】特に、U/Rコマンドを発行したシステム
が予約を保持したシステムと同一システムの場合、故
に、共用装置に記憶されたデータを更新したシステムと
同一システムの場合、そのシステムは、単に、適当なデ
ータ回復オペレーションを呼出し、故障状態直前に存在
した装置及びチャンネル・プログラム状態を使用して、
その共用装置を通しデータ復元処理を実行する。
が予約を保持したシステムと同一システムの場合、故
に、共用装置に記憶されたデータを更新したシステムと
同一システムの場合、そのシステムは、単に、適当なデ
ータ回復オペレーションを呼出し、故障状態直前に存在
した装置及びチャンネル・プログラム状態を使用して、
その共用装置を通しデータ復元処理を実行する。
【0027】その結果、データの完全性喪失は、システ
ムが記憶データを更新しようとした場合でも発生しそう
もない。同様に、故障発生のときに、システムが装置の
データを更新しなかった場合、どのシステムもデータの
完全性を喪失することなく、U/Rコマンドを発行する
ことができる。
ムが記憶データを更新しようとした場合でも発生しそう
もない。同様に、故障発生のときに、システムが装置の
データを更新しなかった場合、どのシステムもデータの
完全性を喪失することなく、U/Rコマンドを発行する
ことができる。
【0028】しかし、その共用装置は、U/Rコマンド
を発行し、前者(予約保持)システムに対して記憶デー
タを更新したシステムとは異なるシステムに対して予約
された場合、後者(予約保持しない)システムによりデ
ータ更新オペレーションが行われると、記憶データの完
全性を危険にさらすことになる。その場合、後者システ
ムは前者システムから予約を有効に "スチール”する。
を発行し、前者(予約保持)システムに対して記憶デー
タを更新したシステムとは異なるシステムに対して予約
された場合、後者(予約保持しない)システムによりデ
ータ更新オペレーションが行われると、記憶データの完
全性を危険にさらすことになる。その場合、後者システ
ムは前者システムから予約を有効に "スチール”する。
【0029】しかし、後者システムは前者システムによ
って行われた更新オペレーションを知らなかったので、
後者システムは正しいデータ回復手順を呼出すことがで
きず、前者システムによる処理によって完全重ね書きを
おこし、更新したデータを破壊することになる。
って行われた更新オペレーションを知らなかったので、
後者システムは正しいデータ回復手順を呼出すことがで
きず、前者システムによる処理によって完全重ね書きを
おこし、更新したデータを破壊することになる。
【0030】その上、前者システムは、後者システムに
よって行われる如何なる更新又は回復オペレーションも
知ることはない。従って、前者システムが活動サービス
に戻ったときはいつでも、このシステムは重ね書きする
か、又は前者システムによって記憶されたデータを破壊
する。
よって行われる如何なる更新又は回復オペレーションも
知ることはない。従って、前者システムが活動サービス
に戻ったときはいつでも、このシステムは重ね書きする
か、又は前者システムによって記憶されたデータを破壊
する。
【0031】その結果、異なるシステムからのU/Rコ
マンドの発行及び予約の "スチール”から生ずるデータ
の完全性の喪失を避けるため、このシステムは、まずこ
のコマンドを発行したか否かについてコンピュータ、オ
ペレータに照会する。オペレータはこの照会に応答する
前に、手動で全ての "共用”処理を禁止し、特定のシス
テムが予約を保持するか否かを判別した後、その特定シ
ステムに対して適切な正しいデータ回復処理手順を呼出
して、データの完全性の喪失に対する保護手段に対して
の処理を行うべきことが要求される。
マンドの発行及び予約の "スチール”から生ずるデータ
の完全性の喪失を避けるため、このシステムは、まずこ
のコマンドを発行したか否かについてコンピュータ、オ
ペレータに照会する。オペレータはこの照会に応答する
前に、手動で全ての "共用”処理を禁止し、特定のシス
テムが予約を保持するか否かを判別した後、その特定シ
ステムに対して適切な正しいデータ回復処理手順を呼出
して、データの完全性の喪失に対する保護手段に対して
の処理を行うべきことが要求される。
【0032】あいにく、この解説書の作業はオペレータ
にとって大変負担であり、その装置を他のアプリケーシ
ョンに割振る際の妨害となり、U/Rコマンドを発行し
ていなかった全システムに対する全べての製作作業負荷
を一定期間終了させることが要求される。処理時間の延
長による損失は屡コンピュータ所有者にとって有意な金
銭的コストとなる。
にとって大変負担であり、その装置を他のアプリケーシ
ョンに割振る際の妨害となり、U/Rコマンドを発行し
ていなかった全システムに対する全べての製作作業負荷
を一定期間終了させることが要求される。処理時間の延
長による損失は屡コンピュータ所有者にとって有意な金
銭的コストとなる。
【0033】このコマンドが発行されるべきであった
が、予約を送信した経路、すなわち、"予約経路”が故
障した場合は、異なる経路を介してその共用装置に対し
U/Rコマンドが発行される。
が、予約を送信した経路、すなわち、"予約経路”が故
障した場合は、異なる経路を介してその共用装置に対し
U/Rコマンドが発行される。
【0034】本願譲受人によって製造されたシステム3
70/拡張アーキテクチャ(XA)及びシステム390
シリーズ・コンピュータ(特に、システム390モデル
ES/9000−900コンピュータ)のような "動的
経路指定”を使用した最近のメインフレーム・コンピュ
ータにおいては、U/Rコマンドの使用はまだ困難であ
る。
70/拡張アーキテクチャ(XA)及びシステム390
シリーズ・コンピュータ(特に、システム390モデル
ES/9000−900コンピュータ)のような "動的
経路指定”を使用した最近のメインフレーム・コンピュ
ータにおいては、U/Rコマンドの使用はまだ困難であ
る。
【0035】特に、システム及び装置間で単一経路を予
約しない動的経路指定(アール・エル・コーミアほかに
対し1984年6月19日に与えられ、本願譲受人が所
有し、例えば、システム/370 ESA POPマニ
ュアルの13−1乃至13−9頁に記述されている例示
的な米国特許第4,455,605号に見られる)は各
システムと共用装置間における全経路群の予約(要する
に "共用”)を可能にする。
約しない動的経路指定(アール・エル・コーミアほかに
対し1984年6月19日に与えられ、本願譲受人が所
有し、例えば、システム/370 ESA POPマニ
ュアルの13−1乃至13−9頁に記述されている例示
的な米国特許第4,455,605号に見られる)は各
システムと共用装置間における全経路群の予約(要する
に "共用”)を可能にする。
【0036】従って、これらコンピュータにおけるシス
テムは単一経路を通してではなく、経路群を介して共用
装置をアクセスする。かかる各群は、その群に接続され
たシステムの初期化中に設定された11バイト経路群識
別子を搬送する。 "セット経路群ID”(Set Path Grou
p ID、経路群識別子セット)(SPID)コマンドの
遂行により、その群の各経路に対する対応する識別子が
それに関連する制御装置に記憶される。
テムは単一経路を通してではなく、経路群を介して共用
装置をアクセスする。かかる各群は、その群に接続され
たシステムの初期化中に設定された11バイト経路群識
別子を搬送する。 "セット経路群ID”(Set Path Grou
p ID、経路群識別子セット)(SPID)コマンドの
遂行により、その群の各経路に対する対応する識別子が
それに関連する制御装置に記憶される。
【0037】このコマンドを発行するため、かかる各シ
ステムは、まず適当なハードウェア・データを取り出
し、そのデータを正しい11バイト経路群識別子に変換
して、そのシステムから装置に対する各個々の経路に沿
ってその識別子を有するコマンドを送信することによ
り、経路群を形成する。それに続き、このコマンドを受
信した制御装置はかかる各経路と経路群識別子との間の
内部通信路を設定する。
ステムは、まず適当なハードウェア・データを取り出
し、そのデータを正しい11バイト経路群識別子に変換
して、そのシステムから装置に対する各個々の経路に沿
ってその識別子を有するコマンドを送信することによ
り、経路群を形成する。それに続き、このコマンドを受
信した制御装置はかかる各経路と経路群識別子との間の
内部通信路を設定する。
【0038】"動的経路指定”(Dynamic Pathing)は
"センス経路群ID”(Sense Path Group ID、経路群
識別子読出)(SNID)コマンドを使用して、その識
別子(ID)で指定した経路群の状態を読出す能力を提
供する。システムからのこのコマンドの発行(すなわ
ち、 "発行”システム)に応答して、関連する制御装置
はその接続経路群の識別子とその群の状態とを提供する
メッセージを返送する。
"センス経路群ID”(Sense Path Group ID、経路群
識別子読出)(SNID)コマンドを使用して、その識
別子(ID)で指定した経路群の状態を読出す能力を提
供する。システムからのこのコマンドの発行(すなわ
ち、 "発行”システム)に応答して、関連する制御装置
はその接続経路群の識別子とその群の状態とを提供する
メッセージを返送する。
【0039】状態情報は、単に、その経路群が現在その
発行システムに予約されているか、又は他のシステムに
(この場合、他のシステムを指定しない)予約されてい
るかを表示する。かくの如く、戻りメッセージは予約を
保持する特定のシステムを指定していない。運良く、こ
の動的経路指定は、経路故障の場合、U/Rコマンドを
発行して、異なる経路に予約を移動する必要性を有効に
減少する。
発行システムに予約されているか、又は他のシステムに
(この場合、他のシステムを指定しない)予約されてい
るかを表示する。かくの如く、戻りメッセージは予約を
保持する特定のシステムを指定していない。運良く、こ
の動的経路指定は、経路故障の場合、U/Rコマンドを
発行して、異なる経路に予約を移動する必要性を有効に
減少する。
【0040】この点に関し、群の単一経路が故障した場
合、予約は単に群に残り、通信は単にその経路群の次に
使用可能な経路を介して送信される。その上、動的経路
指定は共用装置を群の一経路から切断し、先に放棄する
ことなく同一群の他の経路を通して再び接続し、予約を
再設定するが、動的経路指定においてU/Rコマンドを
発行する必要性は下記のようにまだ存在する。
合、予約は単に群に残り、通信は単にその経路群の次に
使用可能な経路を介して送信される。その上、動的経路
指定は共用装置を群の一経路から切断し、先に放棄する
ことなく同一群の他の経路を通して再び接続し、予約を
再設定するが、動的経路指定においてU/Rコマンドを
発行する必要性は下記のようにまだ存在する。
【0041】その上、かかる最近のメインフレーム・コ
ンピュータのシステムは、少くとも理想的には、相当多
数の経路群を介して、極度に多数の装置に対して共用す
るよう拡張構成することができる。これら各システム
は、典型的に、いわゆる未着割込ハンドラ(MIH)を
通して動作するタイマを使用して、共用装置又は経路群
にあるような、U/Rコマンドの発行を必要にするかも
しれない故障を検出するための割込み(一般に、" ' 開
始保留 '未着割込み”、又は単に "MIH割込み”とい
う)を発生する。
ンピュータのシステムは、少くとも理想的には、相当多
数の経路群を介して、極度に多数の装置に対して共用す
るよう拡張構成することができる。これら各システム
は、典型的に、いわゆる未着割込ハンドラ(MIH)を
通して動作するタイマを使用して、共用装置又は経路群
にあるような、U/Rコマンドの発行を必要にするかも
しれない故障を検出するための割込み(一般に、" ' 開
始保留 '未着割込み”、又は単に "MIH割込み”とい
う)を発生する。
【0042】そこで、このタイマは共用装置に関連する
コマンドが呼出されたときに開始する。タイマは省略時
期間(典型的に15秒)が経過したときにタイムアウト
するか、又はMIH割込みを発生し、コマンドが成功し
て終了したときにリセットするが、そのどちらか早い方
で終了する。各システムの装置は、各経路群か共用装置
の故障状態の症状による割込みの発生があるか否かを周
期的に検査する。
コマンドが呼出されたときに開始する。タイマは省略時
期間(典型的に15秒)が経過したときにタイムアウト
するか、又はMIH割込みを発生し、コマンドが成功し
て終了したときにリセットするが、そのどちらか早い方
で終了する。各システムの装置は、各経路群か共用装置
の故障状態の症状による割込みの発生があるか否かを周
期的に検査する。
【0043】この最近のコンピュータでは、システムが
U/Rコマンドを発行した結果、予約がスチールされる
かもしれず、それによって、再びデータの完全性が危険
にさらされるかもしれないという問題がある。 "センス
経路群ID”コマンドはMIH割込みに応答して発行す
ることができるが、そうすることは予約を保持する特定
のシステムを識別しないことになる。
U/Rコマンドを発行した結果、予約がスチールされる
かもしれず、それによって、再びデータの完全性が危険
にさらされるかもしれないという問題がある。 "センス
経路群ID”コマンドはMIH割込みに応答して発行す
ることができるが、そうすることは予約を保持する特定
のシステムを識別しないことになる。
【0044】故に、システムがU/Rコマンドの発行を
許容する前に、再びコンピュータ、オペレータは以下の
ことに制約されることになる。すなわち、それは、全コ
ンピュータを通して共用を禁止し、U/Rコマンドを発
行しないシステムを静止して、どの特定のシステムが予
約を保持しているか否かを判別するため、かかる各シス
テムを連続的に手動で照会する(その状態をオペレー
タ、コンソールのモニタに表示する)ことによって行わ
れる。予約が検出されると、オペレータは正しい修正動
作、例えば、後にこの動作を呼出し、このシステムに適
切なデータ回復手順を識別することができる。
許容する前に、再びコンピュータ、オペレータは以下の
ことに制約されることになる。すなわち、それは、全コ
ンピュータを通して共用を禁止し、U/Rコマンドを発
行しないシステムを静止して、どの特定のシステムが予
約を保持しているか否かを判別するため、かかる各シス
テムを連続的に手動で照会する(その状態をオペレー
タ、コンソールのモニタに表示する)ことによって行わ
れる。予約が検出されると、オペレータは正しい修正動
作、例えば、後にこの動作を呼出し、このシステムに適
切なデータ回復手順を識別することができる。
【0045】見えない故障状態はたまに発生するが、そ
れにも拘らず、それが発生した場合、このコンピュータ
に使用されている相当多数のシステムは、各すべてのシ
ステムに手動で照会する。その間、全コンピュータは延
長期間中静止しなければならないということが必要とな
る。大型コンピュータ導入システムにおけるこの故障時
間は極端なコストの負担となる。
れにも拘らず、それが発生した場合、このコンピュータ
に使用されている相当多数のシステムは、各すべてのシ
ステムに手動で照会する。その間、全コンピュータは延
長期間中静止しなければならないということが必要とな
る。大型コンピュータ導入システムにおけるこの故障時
間は極端なコストの負担となる。
【0046】故に、従来技術における必要性は、コンピ
ュータ導入システムが故障状態の場合、予約を保有する
特定のシステムを検出し、適当な修正動作を行い、装置
を活動サービス状態に戻すに必要な全コンピュータ・シ
ステムのダウンタイム又は故障時間を相当減少すること
である。
ュータ導入システムが故障状態の場合、予約を保有する
特定のシステムを検出し、適当な修正動作を行い、装置
を活動サービス状態に戻すに必要な全コンピュータ・シ
ステムのダウンタイム又は故障時間を相当減少すること
である。
【0047】しかし、これは故障状態でないのに、1群
のMIH割込みを発生してコンピュータ・オペレータを
悩ませると共に、そのオペレータに誤ってU/Rコマン
ドを発行させ、データの完全性を危険にさらす等他の併
発病を引きおこすものと思われる。これらの状況下で
は、共用装置は、例えば、非常に長いデータ更新オペレ
ーションのような延長期間の間、単に予約されてしまう
かもしれない。
のMIH割込みを発生してコンピュータ・オペレータを
悩ませると共に、そのオペレータに誤ってU/Rコマン
ドを発行させ、データの完全性を危険にさらす等他の併
発病を引きおこすものと思われる。これらの状況下で
は、共用装置は、例えば、非常に長いデータ更新オペレ
ーションのような延長期間の間、単に予約されてしまう
かもしれない。
【0048】U/Rコマンドの発行及び上記の状況にお
ける予約の "スチール”は共用装置において更新されて
いるデータを危険にさらすことになる。更に、かかる割
込みの発生は、共用装置が、例えば数分間予約された場
合、単に他の割込みを発生させる関連タイマをリセット
し、共用装置が予約されている間中、その状態にあると
いうことのみを与える。従って、かかる割込みは連続発
生するかもしれず、その割込みがオペレータに対し、対
応するU/Rコマンドを発行するか否かの判別を要求す
ることになる。
ける予約の "スチール”は共用装置において更新されて
いるデータを危険にさらすことになる。更に、かかる割
込みの発生は、共用装置が、例えば数分間予約された場
合、単に他の割込みを発生させる関連タイマをリセット
し、共用装置が予約されている間中、その状態にあると
いうことのみを与える。従って、かかる割込みは連続発
生するかもしれず、その割込みがオペレータに対し、対
応するU/Rコマンドを発行するか否かの判別を要求す
ることになる。
【0049】しかし、リセットするべく忠誠が必要とさ
れなかった場合、その時間中に発行されたU/Rコマン
ドは単に不必要にオペレータに対しその努力を払わせ、
データの完全性を危険にさらすことになる。故に、誤っ
たU/Rコマンドの発行数を大きく減少させる試みが行
われ、その結果、MVSオペレーティング・システムは
如何なる経路群に対してもSNIDコマンドを自動的に
発行するよう変更され、どの群が予約されたか否かに関
係なく、どのシステムが予約を保持しているか否かに関
係なく、その群の状態を判別するようにした。
れなかった場合、その時間中に発行されたU/Rコマン
ドは単に不必要にオペレータに対しその努力を払わせ、
データの完全性を危険にさらすことになる。故に、誤っ
たU/Rコマンドの発行数を大きく減少させる試みが行
われ、その結果、MVSオペレーティング・システムは
如何なる経路群に対してもSNIDコマンドを自動的に
発行するよう変更され、どの群が予約されたか否かに関
係なく、どのシステムが予約を保持しているか否かに関
係なく、その群の状態を判別するようにした。
【0050】経路群が予約された場合、このコマンドの
発行は、(a)故障は発生しなかったが、予約は相当長
期間保持され、(b)故障は予約を保持するシステムに
よって回復され、又は(c)知らなかったシステムから
故障が発生した、ということを示す。
発行は、(a)故障は発生しなかったが、予約は相当長
期間保持され、(b)故障は予約を保持するシステムに
よって回復され、又は(c)知らなかったシステムから
故障が発生した、ということを示す。
【0051】しかし、SNIDコマンドから戻された感
知又はセンス・データによって示されたどこにも経路群
が予約されていなかった場合、予約は更にこのセンス・
データが戻された後でさえ、その群の中で拡張すること
ができる。従って、これらの場合、尚、U/Rコマンド
を発行していなかったシステムを静止し、各システムを
手動で照会して、予約を保持しているシステム、及び故
障しているシステムを捜出するために、オペレータの介
入を要求する。
知又はセンス・データによって示されたどこにも経路群
が予約されていなかった場合、予約は更にこのセンス・
データが戻された後でさえ、その群の中で拡張すること
ができる。従って、これらの場合、尚、U/Rコマンド
を発行していなかったシステムを静止し、各システムを
手動で照会して、予約を保持しているシステム、及び故
障しているシステムを捜出するために、オペレータの介
入を要求する。
【0052】"センス経路群ID”(Sense Path Group
ID)コマンドの使用はオペレータが誤ってU/Rコマ
ンドを発行する機会を大きく減少したが、オペレータ
は、なお、U/Rコマンドを発行するべきか否かを関係
システムに手動で照会し、判別するタスクの負担がかけ
られる。
ID)コマンドの使用はオペレータが誤ってU/Rコマ
ンドを発行する機会を大きく減少したが、オペレータ
は、なお、U/Rコマンドを発行するべきか否かを関係
システムに手動で照会し、判別するタスクの負担がかけ
られる。
【0053】最近、再び、オペレータの介入を減少する
試みの中で、他のコマンド、すなわち、 "リセット忠
誠”(R/A)コマンドが導入された。特に、このコマ
ンドは、システムから発行され制御装置で遂行される場
合、共用装置に対して設定された "作業忠誠”をその装
置でリセットさせるようにした。このコマンドは制御装
置で遂行したときに、32バイトの結果をシステムに戻
す。
試みの中で、他のコマンド、すなわち、 "リセット忠
誠”(R/A)コマンドが導入された。特に、このコマ
ンドは、システムから発行され制御装置で遂行される場
合、共用装置に対して設定された "作業忠誠”をその装
置でリセットさせるようにした。このコマンドは制御装
置で遂行したときに、32バイトの結果をシステムに戻
す。
【0054】従って、MIH割込みが発生し、それによ
って経路群又は共用装置に故障状態が存在するというこ
とを示した場合、このコマンドが自動的に使用され、そ
れにより、SNIDコマンドを発行した特定のシステム
がその経路群又は共用装置をその作業忠誠から解放する
ことに成功する。このコマンドが予約をスチールするこ
とを防止するため、R/Aコマンドは予約忠誠が設定さ
れていたときはいつでも機能しないようにした。
って経路群又は共用装置に故障状態が存在するというこ
とを示した場合、このコマンドが自動的に使用され、そ
れにより、SNIDコマンドを発行した特定のシステム
がその経路群又は共用装置をその作業忠誠から解放する
ことに成功する。このコマンドが予約をスチールするこ
とを防止するため、R/Aコマンドは予約忠誠が設定さ
れていたときはいつでも機能しないようにした。
【0055】この場合、 "リセット忠誠”コマンドは、
単に、(a)経路群又は共用装置が予約されていること
を明記し、及び(b)経路群又は共用装置がそのコマン
ドを発行したシステムか、又は他のシステム(そのシス
テムを明確に識別しないが)に対して予約されているか
否かを単に示すビットを含む32バイトの結果を返送す
る。
単に、(a)経路群又は共用装置が予約されていること
を明記し、及び(b)経路群又は共用装置がそのコマン
ドを発行したシステムか、又は他のシステム(そのシス
テムを明確に識別しないが)に対して予約されているか
否かを単に示すビットを含む32バイトの結果を返送す
る。
【0056】その結果、R/Aコマンドを発行したもの
以外のシステムが予約を保持している間にMIH割込み
が発生した場合、オペレータは、尚、一般に、予約を保
持している特定のシステムを検索して後、適切な修正動
作を実行するため、各システム又は経路を手動で質問す
るというわずらわしいタスクの負担がかけられる。
以外のシステムが予約を保持している間にMIH割込み
が発生した場合、オペレータは、尚、一般に、予約を保
持している特定のシステムを検索して後、適切な修正動
作を実行するため、各システム又は経路を手動で質問す
るというわずらわしいタスクの負担がかけられる。
【0057】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明からわかる
ように、上記従来のシステムでは、どのシステムが現在
予約を保持しているか否かを判別するべき環境にある各
システムをオペレータが手動で質問する必要性が、全面
的に除去されなくとも、それを有意に減少するような、
例えば、複数処理環境に使用する技術(装置及びその方
法)の必要性がまだ存在するということがわかる。
ように、上記従来のシステムでは、どのシステムが現在
予約を保持しているか否かを判別するべき環境にある各
システムをオペレータが手動で質問する必要性が、全面
的に除去されなくとも、それを有意に減少するような、
例えば、複数処理環境に使用する技術(装置及びその方
法)の必要性がまだ存在するということがわかる。
【0058】更に、今まで、いわゆる "相手先商標製造
会社インターフェース”(OriginalEquipment Manufact
urers Interface)(OEMI)(本質的に上記したよ
うな)で許された多数のシステムに対して装置の共用を
拡張するため(及び接続性の拡張を提供するため)本願
譲受人によって開発された "エンタープライズ・システ
ム接続 "(Enterprise System Connection)(ESCON)ア
ーキテクチャの能力拡張のため、更に上記のような技術
の必要性が特に強くなりつつある。
会社インターフェース”(OriginalEquipment Manufact
urers Interface)(OEMI)(本質的に上記したよ
うな)で許された多数のシステムに対して装置の共用を
拡張するため(及び接続性の拡張を提供するため)本願
譲受人によって開発された "エンタープライズ・システ
ム接続 "(Enterprise System Connection)(ESCON)ア
ーキテクチャの能力拡張のため、更に上記のような技術
の必要性が特に強くなりつつある。
【0059】本発明の目的は、正しい修正動作を自動的
にトリガすることにより、導入システムのダウンタイム
及びオペレータの介入を相当減少して処理コストの低減
に有益に使用することができる技術を提供することであ
る。
にトリガすることにより、導入システムのダウンタイム
及びオペレータの介入を相当減少して処理コストの低減
に有益に使用することができる技術を提供することであ
る。
【0060】
【課題を解決するための手段】本発明は、故障状態の場
合にオペレータが手動で各システムに質問して予約を捜
出する必要性を、完全ではなくても、ほとんど除去する
ことにより、従来技術の欠点を有益に克服することがで
きる。
合にオペレータが手動で各システムに質問して予約を捜
出する必要性を、完全ではなくても、ほとんど除去する
ことにより、従来技術の欠点を有益に克服することがで
きる。
【0061】本発明は上記の目的を達成するため、リセ
ット忠誠(R/A)コマンドの遂行により戻されたセン
ス・データを変更することにより、予約を保持する経路
群に対し経路群識別子(PGID)を含めるようにし
た。各かかるPGIDは接続を通して予約を延長できる
よう接続されたCPUの個有の識別を有する。
ット忠誠(R/A)コマンドの遂行により戻されたセン
ス・データを変更することにより、予約を保持する経路
群に対し経路群識別子(PGID)を含めるようにし
た。各かかるPGIDは接続を通して予約を延長できる
よう接続されたCPUの個有の識別を有する。
【0062】PGIDは、MVSオペレーティング・シ
ステムを通して装置を共用するすべてのオペレーティン
グ・システム、例えばMVS及びVMオペレーティング
・システムに対し、同一方法で有益に生成される。かく
して、かかる各群に対するPGIDは全世界を通してほ
ぼ個有であることが保証される。
ステムを通して装置を共用するすべてのオペレーティン
グ・システム、例えばMVS及びVMオペレーティング
・システムに対し、同一方法で有益に生成される。かく
して、かかる各群に対するPGIDは全世界を通してほ
ぼ個有であることが保証される。
【0063】従って、コンピュータ導入システムが如何
に多くの経路群を使用するか、又は全世界に存在し、物
理的経路指定に使用される導入システムの数に関係な
く、又これら導入システムのどれが相互に接続されるか
否かに関係なく、全べての機会で如何なる1導入システ
ムからでもそのR/Aコマンドによって戻されたセンス
・データに含まれている場合のPGIDは全世界で1つ
の特定の経路群のみを指定する。
に多くの経路群を使用するか、又は全世界に存在し、物
理的経路指定に使用される導入システムの数に関係な
く、又これら導入システムのどれが相互に接続されるか
否かに関係なく、全べての機会で如何なる1導入システ
ムからでもそのR/Aコマンドによって戻されたセンス
・データに含まれている場合のPGIDは全世界で1つ
の特定の経路群のみを指定する。
【0064】従って、PGIDから供給されたメッセー
ジ含有CPU識別データがオペレータに対して生成さ
れ、それを適当なモニタに表示して、現在予約を保持し
ている単一経路群に接続されているCPU(又は、下記
するように、1つのかかるCPUにおけるホストVMシ
ステムで遂行する複数質問MVSオペレーティング・シ
ステム)を明確に定義する。このメッセージは、又、例
えば、1つの特定のシステムに適当な自動回復ルーチン
をトリガして予約を保持することにも使用される。
ジ含有CPU識別データがオペレータに対して生成さ
れ、それを適当なモニタに表示して、現在予約を保持し
ている単一経路群に接続されているCPU(又は、下記
するように、1つのかかるCPUにおけるホストVMシ
ステムで遂行する複数質問MVSオペレーティング・シ
ステム)を明確に定義する。このメッセージは、又、例
えば、1つの特定のシステムに適当な自動回復ルーチン
をトリガして予約を保持することにも使用される。
【0065】更に、本発明は、シスプレックス(sysple
x 、すなわち、システム間結合機能(cross system cou
pling tacility, "XCF”)を介して多数の相互接続
コンピュータ・システムと通信する)を編入することに
より、R/Aセンス・データに含まれているCPU識別
データを共通システム名に手動変換する必要性からシス
プレックス・オペレータをほぼ解放する機能を提供す
る。
x 、すなわち、システム間結合機能(cross system cou
pling tacility, "XCF”)を介して多数の相互接続
コンピュータ・システムと通信する)を編入することに
より、R/Aセンス・データに含まれているCPU識別
データを共通システム名に手動変換する必要性からシス
プレックス・オペレータをほぼ解放する機能を提供す
る。
【0066】特に、R/Aセンス・データに含まれてい
る経路群識別子は、テーブル・ルックアップ又は索引オ
ペレーションを介して、いわゆる "結合済データセッ
ト”(Coupled Dataset)に設けられているIOS(I/
O監視プログラム)記録に変換され、オペレータが容易
に認識しうる共通システム、すなわち、 "導入システ
ム”(installation)名に変換される。このデータセッ
トはXCFに保持され、その識別と、シスプレックスの
各個々のシステムの状態及び他のそのようなシステムと
そのシステムとの相互接続の状態に関する他の情報とを
含む。
る経路群識別子は、テーブル・ルックアップ又は索引オ
ペレーションを介して、いわゆる "結合済データセッ
ト”(Coupled Dataset)に設けられているIOS(I/
O監視プログラム)記録に変換され、オペレータが容易
に認識しうる共通システム、すなわち、 "導入システ
ム”(installation)名に変換される。このデータセッ
トはXCFに保持され、その識別と、シスプレックスの
各個々のシステムの状態及び他のそのようなシステムと
そのシステムとの相互接続の状態に関する他の情報とを
含む。
【0067】特に、IOS記録それ自体は、全べての経
路群識別子と共に、そこに各経路群が接続されるシスプ
レックスの各システムの共通システム名のテーブルを含
む。結合済データセットは、シスプレックス内の全べて
のシステム間で共用され、XCFを介してアクセス可能
である。
路群識別子と共に、そこに各経路群が接続されるシスプ
レックスの各システムの共通システム名のテーブルを含
む。結合済データセットは、シスプレックス内の全べて
のシステム間で共用され、XCFを介してアクセス可能
である。
【0068】その結果、シスプレックスのどのシステム
でも、R/Aコマンドによって戻された経路群識別子を
受信し、関連共通システム名を判別するようIOS記録
をアクセスする。この共通システム名は、使用可能な場
合、オペレータに対して生成されたメッセージに有効に
含まれ、及び(又は)適当な自動回復ルーチンのトリガ
に使用される。
でも、R/Aコマンドによって戻された経路群識別子を
受信し、関連共通システム名を判別するようIOS記録
をアクセスする。この共通システム名は、使用可能な場
合、オペレータに対して生成されたメッセージに有効に
含まれ、及び(又は)適当な自動回復ルーチンのトリガ
に使用される。
【0069】更に、本発明の特徴は、ホストVMオペレ
ーティング・システムの最初で遂行する質問MVSオペ
レーティング・システムを容易に処理する能力を有す
る。この場合、両VM及びMVSオペレーティング・シ
ステムは、それぞれ、同一アルゴリズムで作成された典
型的に異なる値を有し、経路群識別子を共通経路群に対
して割当てる。
ーティング・システムの最初で遂行する質問MVSオペ
レーティング・システムを容易に処理する能力を有す
る。この場合、両VM及びMVSオペレーティング・シ
ステムは、それぞれ、同一アルゴリズムで作成された典
型的に異なる値を有し、経路群識別子を共通経路群に対
して割当てる。
【0070】IOS記録における対応するシステムに対
する共通エントリの中に、 "基本”PGID及び "代
替”PGIDとしてこれら両識別子を挿入し、どちらの
識別子と一致するか否か、及びそのIOS記録を検索す
ることにより、そのシステムが指定CPUにおいて遂行
しているVMかMVSオペレーティング・システムであ
るか否かに関係なく、予約を保持している特定のシステ
ムを容易に捜出することができる。
する共通エントリの中に、 "基本”PGID及び "代
替”PGIDとしてこれら両識別子を挿入し、どちらの
識別子と一致するか否か、及びそのIOS記録を検索す
ることにより、そのシステムが指定CPUにおいて遂行
しているVMかMVSオペレーティング・システムであ
るか否かに関係なく、予約を保持している特定のシステ
ムを容易に捜出することができる。
【0071】
【実施例】以下、添付図面に基づき本発明の好ましい実
施例を詳細に説明する。以下の説明から、多数の分離し
た各処理装置(自律的に動作し、又は動作しなくても)
が"予約/解放”(Reserve/Release)又は類似する方式
を使用して、共通の共用装置をアクセスするようにした
広く多様な多重処理又は類似する環境において、本発明
方式を容易に使用することができるということが明らか
となる。
施例を詳細に説明する。以下の説明から、多数の分離し
た各処理装置(自律的に動作し、又は動作しなくても)
が"予約/解放”(Reserve/Release)又は類似する方式
を使用して、共通の共用装置をアクセスするようにした
広く多様な多重処理又は類似する環境において、本発明
方式を容易に使用することができるということが明らか
となる。
【0072】勿論、これらの装置はプロセッサである必
要はないが、例えば、メモリー装置のような共用装置に
対してアクセスを要求するデータ測定及び獲得システム
の入力チャンネルのような作用装置に近いものであって
よい。
要はないが、例えば、メモリー装置のような共用装置に
対してアクセスを要求するデータ測定及び獲得システム
の入力チャンネルのような作用装置に近いものであって
よい。
【0073】更に、これら装置は、一般に、周辺装置、
記憶装置又は入出力(I/O)装置のような共用装置で
あるが、これに限定されるものではなく、予約/解放又
は同様な機能方式(以下、簡単にするため、集合的且つ
全体的に全べて "予約/解放”方式と呼ぶことにする)
を介して処理が与えられるような共用ソフトウェア処理
を包含することさえ可能である。
記憶装置又は入出力(I/O)装置のような共用装置で
あるが、これに限定されるものではなく、予約/解放又
は同様な機能方式(以下、簡単にするため、集合的且つ
全体的に全べて "予約/解放”方式と呼ぶことにする)
を介して処理が与えられるような共用ソフトウェア処理
を包含することさえ可能である。
【0074】それにも拘らず、以下、本発明の実施例
は、例示及び説明を簡単にするため、特に、現在インタ
ーナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイショ
ン( "IBM”)によって製造されているシリーズ/3
70拡張アーキテクチャ(XA)又はシステム390コ
ンピュータ内に存在するタイプの単純化動的経路指定多
重処理環境、及び屡かかるコンピュータに使用される共
用直接アクセス記憶装置(DASD)に関連した使用の
前後関係において説明する。
は、例示及び説明を簡単にするため、特に、現在インタ
ーナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイショ
ン( "IBM”)によって製造されているシリーズ/3
70拡張アーキテクチャ(XA)又はシステム390コ
ンピュータ内に存在するタイプの単純化動的経路指定多
重処理環境、及び屡かかるコンピュータに使用される共
用直接アクセス記憶装置(DASD)に関連した使用の
前後関係において説明する。
【0075】A.背景技術 まず、図1に基づき本発明の技術の背景について説明す
る。図1は、共用装置及び動的経路指定を使用した従来
の多重処理コンピュータ導入システム5の単純化ハイレ
ベル・ブロック図である。図に示すように、コンピュー
タ導入システム5は2つの独立した中央処理装置(CP
U)(ここでは、システム1及びシステム2と指定され
る)10,20と、制御装置40と、共用装置60とを
含む。
る。図1は、共用装置及び動的経路指定を使用した従来
の多重処理コンピュータ導入システム5の単純化ハイレ
ベル・ブロック図である。図に示すように、コンピュー
タ導入システム5は2つの独立した中央処理装置(CP
U)(ここでは、システム1及びシステム2と指定され
る)10,20と、制御装置40と、共用装置60とを
含む。
【0076】これら共用装置は、現在IBMによって製
造されているモデル3880,3990によって典型的
に表わされるDASDを例示する。各プロセッサは、こ
こで共通に "チャンネル・サブシステム”と称する物理
的経路30及び制御装置40から成る入出力システムを
通して装置60をアクセスする。
造されているモデル3880,3990によって典型的
に表わされるDASDを例示する。各プロセッサは、こ
こで共通に "チャンネル・サブシステム”と称する物理
的経路30及び制御装置40から成る入出力システムを
通して装置60をアクセスする。
【0077】経路30はそれ自体、例示的に2つの物理
的経路(以下、 "チャンネル経路”という)311 及び
312 を含む経路群31と、その各々がそれぞれ2つの
チャンネル経路331 及び332 ;351 及び352 ;
371 及び372 を含む経路群33,35及び37とか
らなる。
的経路(以下、 "チャンネル経路”という)311 及び
312 を含む経路群31と、その各々がそれぞれ2つの
チャンネル経路331 及び332 ;351 及び352 ;
371 及び372 を含む経路群33,35及び37とか
らなる。
【0078】要するに、制御装置に対し単一チャンネル
経路を通して各CPUを接続するのではなく、ここで関
連する範囲において、動的経路指定により、全べて共用
装置に関連する制御装置に対し、共通識別子を有するチ
ャンネル経路群を通して各CPUを接続する。経路群内
の各チャンネル経路は制御装置を通して拡張された異な
るサブチャンネルに対し専用接続される。又、チャンネ
ル経路は共用されない。
経路を通して各CPUを接続するのではなく、ここで関
連する範囲において、動的経路指定により、全べて共用
装置に関連する制御装置に対し、共通識別子を有するチ
ャンネル経路群を通して各CPUを接続する。経路群内
の各チャンネル経路は制御装置を通して拡張された異な
るサブチャンネルに対し専用接続される。又、チャンネ
ル経路は共用されない。
【0079】それに関し、チャンネル経路311 及び3
12 は制御装置40のサブチャンネル41,43(又、
それぞれサブチャンネルA及びBとも指定される)に接
続される。各サブチャンネル41,43は制御装置を通
し、それぞれ2つの冗長物理的リンク54,56の対応
する1つを介して共用DASD装置60に延長される。
12 は制御装置40のサブチャンネル41,43(又、
それぞれサブチャンネルA及びBとも指定される)に接
続される。各サブチャンネル41,43は制御装置を通
し、それぞれ2つの冗長物理的リンク54,56の対応
する1つを介して共用DASD装置60に延長される。
【0080】しかし、簡素化のため、実際には、各経路
群は2チャンネル経路のみを含む2つの経路群のにみを
示し、分離したシステム及び共用装置の数に従い、経路
群には、極度に多数の装置に対して接続するための多数
の分離したチャンネル経路を含めることができる。
群は2チャンネル経路のみを含む2つの経路群のにみを
示し、分離したシステム及び共用装置の数に従い、経路
群には、極度に多数の装置に対して接続するための多数
の分離したチャンネル経路を含めることができる。
【0081】共用装置に対して接続された制御装置を通
して対応するサブチャンネルと共に各これら物理的経路
を包含する端末間ハードウェア通信リンクも又、集合的
に "サブチャンネル”と称する。この点に関し、経路群
31(及びそこに示された他の経路群と同様に)は制御
装置40を通して2つの別々のサブチャンネルを提供す
るよう拡張され、その各々は共通アドレスを共用装置6
0に対して搬送する。
して対応するサブチャンネルと共に各これら物理的経路
を包含する端末間ハードウェア通信リンクも又、集合的
に "サブチャンネル”と称する。この点に関し、経路群
31(及びそこに示された他の経路群と同様に)は制御
装置40を通して2つの別々のサブチャンネルを提供す
るよう拡張され、その各々は共通アドレスを共用装置6
0に対して搬送する。
【0082】要するに、制御装置40はCPU10,2
0からコマンドを受取り、各チャンネル経路のデータ転
送のタイミングを制御し、共用装置60の状態に関する
表示を与える。ここで、制御装置40は共用装置60か
ら分離したように示してあるが、この装置は物理的にも
論理的にも共用装置に統合することができる。
0からコマンドを受取り、各チャンネル経路のデータ転
送のタイミングを制御し、共用装置60の状態に関する
表示を与える。ここで、制御装置40は共用装置60か
ら分離したように示してあるが、この装置は物理的にも
論理的にも共用装置に統合することができる。
【0083】一般的に、ディスク装置のようなほとんど
の電気機械的装置の場合、制御装置及び共用装置が要求
する装置のタイプの違いにより、十分定義されたインタ
ーフェース(指定していない)が共用装置と制御装置と
の間に存在する。例示的にIBM3880及び3990
DASDで明らかなもののようなこれら装置は、一般
に、制御装置に接続されているマルチ光ディスク・ディ
スク・ドライブの1つのヘッドのような1群の1装置の
みが1度にデータを転送するようにしたタイプのもので
あり、全制御装置は多数のかかる装置間で共用される。
の電気機械的装置の場合、制御装置及び共用装置が要求
する装置のタイプの違いにより、十分定義されたインタ
ーフェース(指定していない)が共用装置と制御装置と
の間に存在する。例示的にIBM3880及び3990
DASDで明らかなもののようなこれら装置は、一般
に、制御装置に接続されているマルチ光ディスク・ディ
スク・ドライブの1つのヘッドのような1群の1装置の
みが1度にデータを転送するようにしたタイプのもので
あり、全制御装置は多数のかかる装置間で共用される。
【0084】かくして、単一DASDは、そのサイズに
より、相当多数のかかる数個の装置を提供することがで
きるが、説明に供する図面を簡単にするため、共用DA
SDの1つのかかる装置60のみを特定的に例示する。
現在この装置は8個の異なるサブチャンネルまで適用す
ることができるが、下記のように、1度に1つのみかか
るサブチャンネルを活動状態にすることができる。
より、相当多数のかかる数個の装置を提供することがで
きるが、説明に供する図面を簡単にするため、共用DA
SDの1つのかかる装置60のみを特定的に例示する。
現在この装置は8個の異なるサブチャンネルまで適用す
ることができるが、下記のように、1度に1つのみかか
るサブチャンネルを活動状態にすることができる。
【0085】チャンネル間アダプタのような(ここでは
関係がない)ある他の電子I/O装置においては、制御
装置はそれ自体の識別性を持たない。制御装置は本発明
に関係する前記関係に対してのみ相当詳細に説明する。
関係がない)ある他の電子I/O装置においては、制御
装置はそれ自体の識別性を持たない。制御装置は本発明
に関係する前記関係に対してのみ相当詳細に説明する。
【0086】各経路群はシステム初期化中に設定され、
その群のチャンネル経路全べてに接続されている関連制
御装置内に記憶の経路群識別子を定義する(11バイ
ト)個有のハードウェアを搬送する。各群の経路に対す
る対応する識別子は、各CPUから発行された "セット
経路群ID”コマンドの遂行中にその関連制御ユニット
にロードされる。
その群のチャンネル経路全べてに接続されている関連制
御装置内に記憶の経路群識別子を定義する(11バイ
ト)個有のハードウェアを搬送する。各群の経路に対す
る対応する識別子は、各CPUから発行された "セット
経路群ID”コマンドの遂行中にその関連制御ユニット
にロードされる。
【0087】このコマンドは、そのMVSオペレーティ
ング・システムのI/O監視プログラム部の初期化中
に、そのCPUから発行される(その両方共、図1には
特に示していないが、図6及び図7を参照して後に説明
する)。このコマンドを発行するため、図1に示すCP
U10のような各かかるシステムは、まずその内部シス
テム・メモリーからハードウェア定義の経路群識別値を
検索し、I/O監視プログラムを通し、この識別子を持
つコマンドをその経路群の各個々の経路に沿って搬送す
る。
ング・システムのI/O監視プログラム部の初期化中
に、そのCPUから発行される(その両方共、図1には
特に示していないが、図6及び図7を参照して後に説明
する)。このコマンドを発行するため、図1に示すCP
U10のような各かかるシステムは、まずその内部シス
テム・メモリーからハードウェア定義の経路群識別値を
検索し、I/O監視プログラムを通し、この識別子を持
つコマンドをその経路群の各個々の経路に沿って搬送す
る。
【0088】次に、このコマンドを受信した制御装置
は、その局所メモリーにかかる各経路と経路群識別子間
の内部通信を設定する。そのように、数個の経路の各々
に対する同一経路群識別子の発生により、それら特定経
路群を形成している特定の経路を定義し、以下かかる各
経路群に対して同様にする。
は、その局所メモリーにかかる各経路と経路群識別子間
の内部通信を設定する。そのように、数個の経路の各々
に対する同一経路群識別子の発生により、それら特定経
路群を形成している特定の経路を定義し、以下かかる各
経路群に対して同様にする。
【0089】それ以上の動的経路指定の詳細は、例示的
に、アール・エル・コーミアほかに対し発行され、本願
譲受人が所有の米国特許第4,455,605号 "オペ
レーション原理−−IBMシステム/370拡張アーキ
テクチャ”(IBM資料番号SA22−7085−1、
第2版、1987年1月、13−1〜13−9頁)に記
述されている。
に、アール・エル・コーミアほかに対し発行され、本願
譲受人が所有の米国特許第4,455,605号 "オペ
レーション原理−−IBMシステム/370拡張アーキ
テクチャ”(IBM資料番号SA22−7085−1、
第2版、1987年1月、13−1〜13−9頁)に記
述されている。
【0090】これらの状況において(図1には示してい
ない)、分離した経路群を通して1群の分離装置の各々
共通CPUが接続された場合、これら経路群の各々は同
一の経路群識別値を搬送する。
ない)、分離した経路群を通して1群の分離装置の各々
共通CPUが接続された場合、これら経路群の各々は同
一の経路群識別値を搬送する。
【0091】DASDのような共用装置のオペレーショ
ンの直列化を説明するに当たり、図面を単純にするた
め、いずれかのCPUで遂行するプログラム間では単に
1つのかかる装置(すなわち、装置60)のみを示し、
かかるCPU内で使用されるIBMで開発され販売され
ているMVSオペレーティング・システムのようなオペ
レーティング・システムがいわゆる "予約/解放”方式
を使用して、各かかるプログラムが装置に対し自動的に
アクセスしうるようにした。
ンの直列化を説明するに当たり、図面を単純にするた
め、いずれかのCPUで遂行するプログラム間では単に
1つのかかる装置(すなわち、装置60)のみを示し、
かかるCPU内で使用されるIBMで開発され販売され
ているMVSオペレーティング・システムのようなオペ
レーティング・システムがいわゆる "予約/解放”方式
を使用して、各かかるプログラムが装置に対し自動的に
アクセスしうるようにした。
【0092】本質的に、この方式を使用し、それを動的
経路群に使用した場合、システム1又はシステム2は、
如何なる指定時においても、装置60に対してアクセス
を要求しているものはどちらも、例えば、CPU10が
経路群31を介してこのコマンドを発行(矢印32で表
わす)するよう指定された経路群を通して装置に対し
"予約”コマンド( "R”で示す)を発行する。アクセ
スを希望するシステムは、その群の如何なるサブチャン
ネル、すなわちここで使用される如何なるチャンネル経
路を介してもそのコマンドを発行することができる。
経路群に使用した場合、システム1又はシステム2は、
如何なる指定時においても、装置60に対してアクセス
を要求しているものはどちらも、例えば、CPU10が
経路群31を介してこのコマンドを発行(矢印32で表
わす)するよう指定された経路群を通して装置に対し
"予約”コマンド( "R”で示す)を発行する。アクセ
スを希望するシステムは、その群の如何なるサブチャン
ネル、すなわちここで使用される如何なるチャンネル経
路を介してもそのコマンドを発行することができる。
【0093】このコマンドは、特に、このサブチャンネ
ル41を介してこのコマンドを受信した制御装置によっ
て遂行されると、この制御装置は他のサブチャンネル全
べて(及びそこに接続されている他のチャンネル経路全
べて)を閉鎖する。すなわち、全べての他のシステムが
この装置に対してアクセスすることを禁止する。その結
果、装置60は、予約コマンドの発行に成功したシステ
ム(ここではCPU10)から及び予約コマンドを送信
した経路群(例えば、経路群31)を介して搬送された
コマンドに応答して遂行しうるのみである。
ル41を介してこのコマンドを受信した制御装置によっ
て遂行されると、この制御装置は他のサブチャンネル全
べて(及びそこに接続されている他のチャンネル経路全
べて)を閉鎖する。すなわち、全べての他のシステムが
この装置に対してアクセスすることを禁止する。その結
果、装置60は、予約コマンドの発行に成功したシステ
ム(ここではCPU10)から及び予約コマンドを送信
した経路群(例えば、経路群31)を介して搬送された
コマンドに応答して遂行しうるのみである。
【0094】これは、装置60にCPU10に対するコ
マンド・ストリングの遂行を許諾し、その装置を共用す
ることができる他のシステムから割込み、又は介入を受
けることなく、得られたデータを(それが適切な場合)
提供することが可能となる。従って、CPU10は "予
約”を保持するものとして見られる。
マンド・ストリングの遂行を許諾し、その装置を共用す
ることができる他のシステムから割込み、又は介入を受
けることなく、得られたデータを(それが適切な場合)
提供することが可能となる。従って、CPU10は "予
約”を保持するものとして見られる。
【0095】この遂行は、CPU10がチャンネルを介
し "解放”コマンドを発行して、その予約を放棄するま
でその状態を続行する。制御装置40は、解放コマンド
に応答して、CPU10又は20のようなシステムに対
し再び対応する経路群を介して予約コマンドの発行を許
可し、その予約を保持し、そこを介して装置に対するア
クセスを得る等、発行することができる。
し "解放”コマンドを発行して、その予約を放棄するま
でその状態を続行する。制御装置40は、解放コマンド
に応答して、CPU10又は20のようなシステムに対
し再び対応する経路群を介して予約コマンドの発行を許
可し、その予約を保持し、そこを介して装置に対するア
クセスを得る等、発行することができる。
【0096】特に、IBM3480磁気テープ・ドライ
ブ・サブシステムによって典型とされるテープ・ドライ
ブのような他の共用装置に対するアトミスチック(個別
の独立した個体から成る)(Atomistic)アクセスはCP
Uから発行した "指定”及び"不指定”コマンドを使用
して実行される。これらコマンドは "予約”及び "解
放”コマンドのそれと類似する方法で機能するので、本
発明はこれら他の装置に対しても、同様に、容易に使用
することができる。
ブ・サブシステムによって典型とされるテープ・ドライ
ブのような他の共用装置に対するアトミスチック(個別
の独立した個体から成る)(Atomistic)アクセスはCP
Uから発行した "指定”及び"不指定”コマンドを使用
して実行される。これらコマンドは "予約”及び "解
放”コマンドのそれと類似する方法で機能するので、本
発明はこれら他の装置に対しても、同様に、容易に使用
することができる。
【0097】従って、下記説明において、 "予約/解
放”タイプの機能( "指定/不指定”コマンドのよう
な)を提供する全べてかかるコマンドは、以下 "予約/
解放”コマンドと総括的に呼ばれ定義され、その結果と
して起こる装置の予約は以下 "予約”と総括的に呼ば
れ、定義されたこれらコマンドによって生成され又は放
棄される。
放”タイプの機能( "指定/不指定”コマンドのよう
な)を提供する全べてかかるコマンドは、以下 "予約/
解放”コマンドと総括的に呼ばれ定義され、その結果と
して起こる装置の予約は以下 "予約”と総括的に呼ば
れ、定義されたこれらコマンドによって生成され又は放
棄される。
【0098】それ故、下記の本発明の説明は共用DAS
D装置についての実施に向けられているが、本発明は他
の共用装置に対して如何に実施されるかは本発明の理念
から当業者が容易に理解しうるものである。
D装置についての実施に向けられているが、本発明は他
の共用装置に対して如何に実施されるかは本発明の理念
から当業者が容易に理解しうるものである。
【0099】又、動的経路指定は "センス経路群ID”
コマンドを使用してその識別子(ID)が与えられた経
路群の状況を読取る能力を提供する。システムが経路群
を介してこのコマンドの発行に応答して(例えば、CP
U20が制御装置40を介して拡張されたサブチャンネ
ルを通してこのコマンドを発行するような)、制御装置
はその関連経路群の識別子を供給するメッセージ及びそ
の経路群の状態を返送する。
コマンドを使用してその識別子(ID)が与えられた経
路群の状況を読取る能力を提供する。システムが経路群
を介してこのコマンドの発行に応答して(例えば、CP
U20が制御装置40を介して拡張されたサブチャンネ
ルを通してこのコマンドを発行するような)、制御装置
はその関連経路群の識別子を供給するメッセージ及びそ
の経路群の状態を返送する。
【0100】その状態情報は経路群が現在システム(す
なわち、如何なるシステムでも)に予約されているか否
かを単に表示する。運悪く、コマンドを発行したシステ
ム以外のものが予約を保持していた場合(CPU10の
ような)、状態情報は現在予約を保持している特定のシ
ステムを明示しない。
なわち、如何なるシステムでも)に予約されているか否
かを単に表示する。運悪く、コマンドを発行したシステ
ム以外のものが予約を保持していた場合(CPU10の
ような)、状態情報は現在予約を保持している特定のシ
ステムを明示しない。
【0101】更に、動的経路指定はまず、CPUに対
し、経路群のいずれかの経路を介して装置60のような
共用装置に対する接続の設定を許可し、装置又はCPU
に対しその経路からの切断を許容し、その後CPUが装
置に対する予約を放棄し予約を再設定する必要なく、C
PU及び装置の両方に対し同一経路群の同一又は異なる
経路を通してその接続を再設定することを許容する。
し、経路群のいずれかの経路を介して装置60のような
共用装置に対する接続の設定を許可し、装置又はCPU
に対しその経路からの切断を許容し、その後CPUが装
置に対する予約を放棄し予約を再設定する必要なく、C
PU及び装置の両方に対し同一経路群の同一又は異なる
経路を通してその接続を再設定することを許容する。
【0102】加えて、個々のチャンネル経路はMVSオ
ペレーティング・システムにより、特に、そのI/O監
視プログラムを介し、及びここに関連しない処理を使用
して、ほぼいつでも、どの経路群からでも削除され、如
何なる経路群に対しても加えることができ、経路群は動
的に変更可能である。
ペレーティング・システムにより、特に、そのI/O監
視プログラムを介し、及びここに関連しない処理を使用
して、ほぼいつでも、どの経路群からでも削除され、如
何なる経路群に対しても加えることができ、経路群は動
的に変更可能である。
【0103】サブチャンネルを介して制御を行使するた
め、制御装置は数個の事前定義の、いわゆる、 "忠誠”
規則に従って動作する。要するに、これら規則は、ひと
たび共用装置(例えば、装置60)が1つのシステム
(例えば、CPU10)において走行しているプログラ
ム(特に、いわゆる "チャンネル”プログラム)に割振
られると、この装置とシステムとの間に忠誠が設定さ
れ、その特定の装置は、すべて他のシステムを走行する
他のかかるプログラムの全べてに対し使用不能となる。
め、制御装置は数個の事前定義の、いわゆる、 "忠誠”
規則に従って動作する。要するに、これら規則は、ひと
たび共用装置(例えば、装置60)が1つのシステム
(例えば、CPU10)において走行しているプログラ
ム(特に、いわゆる "チャンネル”プログラム)に割振
られると、この装置とシステムとの間に忠誠が設定さ
れ、その特定の装置は、すべて他のシステムを走行する
他のかかるプログラムの全べてに対し使用不能となる。
【0104】従って、CPU10が装置60を使用して
チャンネル・プログラムを遂行している期間中、CPU
20はこの装置に対するアクセスが禁止される。このよ
うに、 "予約/解放”コマンドは、これらCPUのMV
Sオペレーティング・システムのI/O監視プログラム
成分に対し、必要に応じ、予約を取得させ、保持させ、
及び放棄させることにより、CPU10又は20を介し
独立して遂行している複数チャンネル・プログラムに対
して装置60のような単一共用装置を通し、複数のI/
Oオペレーションをアトミスチックに遂行することを許
諾する。
チャンネル・プログラムを遂行している期間中、CPU
20はこの装置に対するアクセスが禁止される。このよ
うに、 "予約/解放”コマンドは、これらCPUのMV
Sオペレーティング・システムのI/O監視プログラム
成分に対し、必要に応じ、予約を取得させ、保持させ、
及び放棄させることにより、CPU10又は20を介し
独立して遂行している複数チャンネル・プログラムに対
して装置60のような単一共用装置を通し、複数のI/
Oオペレーションをアトミスチックに遂行することを許
諾する。
【0105】背景技術において、忠誠には複数のタイプ
があるが、 "活動”忠誠、 "作業”忠誠、及び "予約”
忠誠が特にここで関係がある。要するに、図1に示すコ
ンピュータ導入システム5に関し、 "活動”忠誠は、C
PU10又は20のようなシステムが、例えば、装置6
0のような装置に対しサブチャンネルを通して活動的に
通信するときはいつでも発生する。
があるが、 "活動”忠誠、 "作業”忠誠、及び "予約”
忠誠が特にここで関係がある。要するに、図1に示すコ
ンピュータ導入システム5に関し、 "活動”忠誠は、C
PU10又は20のようなシステムが、例えば、装置6
0のような装置に対しサブチャンネルを通して活動的に
通信するときはいつでも発生する。
【0106】"作業”忠誠はシステムからその装置に対
し "拡張”されることをいう。すなわち、この忠誠は、
経路群を介して前に受信したコマンドが装置において保
留の期間中、及びサブチャンネルを介しそれら間で活動
通信が発生している期間中("活動”忠誠の場合)を通
して発生する。
し "拡張”されることをいう。すなわち、この忠誠は、
経路群を介して前に受信したコマンドが装置において保
留の期間中、及びサブチャンネルを介しそれら間で活動
通信が発生している期間中("活動”忠誠の場合)を通
して発生する。
【0107】前者の場合、装置60は無関係な他のタス
クを処理するため、その装置を使用する機会をCPUに
許諾するため、CPUから有効に切断することができる
が、例えば、共用装置60がデータ・アクセス・コマン
ドを遂行して、アクセス・データを要求システムに供給
する準備のため、ヘッドの1つを適切に位置付けする間
のような、コマンドの遂行を終了し、経路群を通して再
接続の機会を持つような場合もある。
クを処理するため、その装置を使用する機会をCPUに
許諾するため、CPUから有効に切断することができる
が、例えば、共用装置60がデータ・アクセス・コマン
ドを遂行して、アクセス・データを要求システムに供給
する準備のため、ヘッドの1つを適切に位置付けする間
のような、コマンドの遂行を終了し、経路群を通して再
接続の機会を持つような場合もある。
【0108】屡、 "作業”及び "活動”両忠誠は共通且
つ集合して "暗黙”忠誠と呼ばれる。予約忠誠は、シス
テム(CPU10又は20)から予約コマンドが発行さ
れるとすぐに発生し、装置60をアクセスして、他の経
路群からのアクセスを禁止する。
つ集合して "暗黙”忠誠と呼ばれる。予約忠誠は、シス
テム(CPU10又は20)から予約コマンドが発行さ
れるとすぐに発生し、装置60をアクセスして、他の経
路群からのアクセスを禁止する。
【0109】歴史的観点から、 "予約/解放”コマンド
は、最初、装置60のような装置を割振るよう予約コマ
ンドを発行したシステムのみが特定の割振りを終了する
よう解放コマンドを発行することができるようにしてい
た。
は、最初、装置60のような装置を割振るよう予約コマ
ンドを発行したシステムのみが特定の割振りを終了する
よう解放コマンドを発行することができるようにしてい
た。
【0110】導入システム5に使用されている各動的経
路群の代りに単一の専用経路のみを使用する従来の多重
処理コンピュータ導入システムにおいては、誤動作(故
障状態)の前にシステムがかかる単一経路を介して共用
装置を "予約”した場合には、典型的に、その故障中、
システムと装置との間に忠誠が存在することになるとい
う状況の下で、かかる経路の一部が誤動作又は故障する
かもしれない。
路群の代りに単一の専用経路のみを使用する従来の多重
処理コンピュータ導入システムにおいては、誤動作(故
障状態)の前にシステムがかかる単一経路を介して共用
装置を "予約”した場合には、典型的に、その故障中、
システムと装置との間に忠誠が存在することになるとい
う状況の下で、かかる経路の一部が誤動作又は故障する
かもしれない。
【0111】更に、故障状態それ自体、その直前にその
経路を介して忠誠が存在しなかった場合でさえ、かかる
経路を介して忠誠を設定してしまうかもしれない。従っ
て、制御装置は、結果的に生じた忠誠に直面したとき、
その故障がある限り、他のシステムが共用装置にアクセ
スすることを総体的に禁止するようにしている。
経路を介して忠誠が存在しなかった場合でさえ、かかる
経路を介して忠誠を設定してしまうかもしれない。従っ
て、制御装置は、結果的に生じた忠誠に直面したとき、
その故障がある限り、他のシステムが共用装置にアクセ
スすることを総体的に禁止するようにしている。
【0112】このような経路の故障状態が "予約”を保
持している特定のシステムと共用装置との間の通信を防
止しているため、どのシステムもこの故障状態中、装置
に対してアクセスすることができない。従って、かかる
故障の症状においては、延長期間中、どのシステムも共
用装置をアクセスすることが全く不可能であった。
持している特定のシステムと共用装置との間の通信を防
止しているため、どのシステムもこの故障状態中、装置
に対してアクセスすることができない。従って、かかる
故障の症状においては、延長期間中、どのシステムも共
用装置をアクセスすることが全く不可能であった。
【0113】かかる故障を適切に処理するため、従来の
導入システムにおいては、 "無条件予約”(U/R)コ
マンドを実行するようにした。このコマンドはシステム
から発行され、単一経路を介して関連する制御装置に送
られてその装置で実行され、制御装置はそれを介して拡
張された全べてのかかる経路から全べての忠誠をストリ
ップ又は取去り、U/Rコマンドを搬送した特定の経路
を介して予約忠誠を設定する。このようにして、U/R
コマンドを発行したシステムが共用装置の完全な制御を
得ることができるようにする。
導入システムにおいては、 "無条件予約”(U/R)コ
マンドを実行するようにした。このコマンドはシステム
から発行され、単一経路を介して関連する制御装置に送
られてその装置で実行され、制御装置はそれを介して拡
張された全べてのかかる経路から全べての忠誠をストリ
ップ又は取去り、U/Rコマンドを搬送した特定の経路
を介して予約忠誠を設定する。このようにして、U/R
コマンドを発行したシステムが共用装置の完全な制御を
得ることができるようにする。
【0114】図1に例示の導入システム5に使用するよ
うな動的経路指定は経路故障の場合、U/Rコマンドを
発行して、予約を移動する必要はない、すなわち、導入
システム5では、単一経路ではなく、全経路群を通して
装置を予約することにより、現在通信を行っている経路
が故障した場合、その後の通信は予約を移動せずに、そ
の経路群の他の経路を指定するのみでよい。
うな動的経路指定は経路故障の場合、U/Rコマンドを
発行して、予約を移動する必要はない、すなわち、導入
システム5では、単一経路ではなく、全経路群を通して
装置を予約することにより、現在通信を行っている経路
が故障した場合、その後の通信は予約を移動せずに、そ
の経路群の他の経路を指定するのみでよい。
【0115】しかし、その際、システムからU/Rコマ
ンドを経路群に対して発行されるべきであった場合、予
約はその "発行”システムによって "スチール”される
かもしれないので、共用システム60に記憶されてれい
るデータの完全性を犯す大きな危険が存在する。そこ
で、導入システム5内でCPU20のようなシステム
は、いずれも故障状態のときに、共用メモリー60を復
元しうるよう、矢印38で示すようにU/Rコマンドを
発行することができる。
ンドを経路群に対して発行されるべきであった場合、予
約はその "発行”システムによって "スチール”される
かもしれないので、共用システム60に記憶されてれい
るデータの完全性を犯す大きな危険が存在する。そこ
で、導入システム5内でCPU20のようなシステム
は、いずれも故障状態のときに、共用メモリー60を復
元しうるよう、矢印38で示すようにU/Rコマンドを
発行することができる。
【0116】データの完全性は、CPU10のような1
つのシステムが共用装置60に対する予約を保持してい
るときはいつでも、危険にさらされるであろうが、CP
U20のような他のシステムは、有効に前のシステムか
ら予約を "スチール”するようU/Rコマンドを発行す
る(RとXの重ね書きで示すように)。
つのシステムが共用装置60に対する予約を保持してい
るときはいつでも、危険にさらされるであろうが、CP
U20のような他のシステムは、有効に前のシステムか
ら予約を "スチール”するようU/Rコマンドを発行す
る(RとXの重ね書きで示すように)。
【0117】その場合、CPU20のような後者のシス
テムは、故障状態のときまで、CPU10によって行わ
れていた更新オペレーションの予約を "スチール”した
ときを実際に知らなかった。従って、CPU20は正し
いデータ回復手順を呼出すことができず、重ね書きか又
はCPU10で処理した更新データを破壊するかもしれ
ない。
テムは、故障状態のときまで、CPU10によって行わ
れていた更新オペレーションの予約を "スチール”した
ときを実際に知らなかった。従って、CPU20は正し
いデータ回復手順を呼出すことができず、重ね書きか又
はCPU10で処理した更新データを破壊するかもしれ
ない。
【0118】予約を保持していたシステムとは異なるシ
ステムによるU/Rコマンドの発行から生じるこのよう
なデータの完全性の喪失を防ぐため、各CPU(ここで
はCPU10,20)内で遂行するMVSオペレーティ
ング・システムのI/O監視プログラムは、まず、その
システムのオペレータがそこからU/Rコマンドを発行
するべきであったことを確認することを要求するよう変
更された。
ステムによるU/Rコマンドの発行から生じるこのよう
なデータの完全性の喪失を防ぐため、各CPU(ここで
はCPU10,20)内で遂行するMVSオペレーティ
ング・システムのI/O監視プログラムは、まず、その
システムのオペレータがそこからU/Rコマンドを発行
するべきであったことを確認することを要求するよう変
更された。
【0119】しかし、このコマンドの発行を確認する前
に、オペレータは全 "共用”処理を手動で禁止し、どの
特定のシステムが予約を保持したかを判別し、最後に、
その特定のシステムにとって適切な正しいデータ回復手
順を判別して呼出すことが求められ、そこでそのシステ
ムの更新操作が共用装置を通して行れるようにしてい
た。
に、オペレータは全 "共用”処理を手動で禁止し、どの
特定のシステムが予約を保持したかを判別し、最後に、
その特定のシステムにとって適切な正しいデータ回復手
順を判別して呼出すことが求められ、そこでそのシステ
ムの更新操作が共用装置を通して行れるようにしてい
た。
【0120】運悪く、これらタスクはオペレータに大き
な負担をかけ、U/Rコマンドを発行していない場合、
システムを相当長時間静止し、コンピュータ所有者に対
し処理時間の喪失から生じる付随の金銭的コストの負担
を要求するものであった。
な負担をかけ、U/Rコマンドを発行していない場合、
システムを相当長時間静止し、コンピュータ所有者に対
し処理時間の喪失から生じる付随の金銭的コストの負担
を要求するものであった。
【0121】図1に示す導入システム5のような最新の
多重処理コンピュータ導入システムにおいては、各CP
Uは、いわゆる未着割込みハンドラ(MIH)(図1で
は特に示していないが、図6及び7を参照して後述す
る)を通して操作するタイマ(図1には示していない)
を典型的に使用し、U/Rコマンドの発行を必要とする
かもしれない共用装置又は経路群におけるような故障の
検出に使用することができる割込み(一般に、" ' 保留
開始 '未着割込み "又は単に "MIH割込み”という)
を発行する。
多重処理コンピュータ導入システムにおいては、各CP
Uは、いわゆる未着割込みハンドラ(MIH)(図1で
は特に示していないが、図6及び7を参照して後述す
る)を通して操作するタイマ(図1には示していない)
を典型的に使用し、U/Rコマンドの発行を必要とする
かもしれない共用装置又は経路群におけるような故障の
検出に使用することができる割込み(一般に、" ' 保留
開始 '未着割込み "又は単に "MIH割込み”という)
を発行する。
【0122】その点に関し、そのCPUのタイマは、そ
のI/O監視プログラムが共用装置を巻き込むI/Oコ
マンドを開始したときはいつでも、MVSオペレーティ
ング・システム内のI/O監視プログラムによって開始
することができる。タイマは、省略時期間(典型的に1
5秒)が発生したか、又はI/Oコマンドの終了成功に
よりリセットされた場合(どちらか早くきた方)にタイ
ムアウトするか又はMIH割込みを発生する。かかるI
/Oコマンドが保留中の間、CPUは、経路群又は共用
装置の故障状態の症状から発生するその割込みを周期的
に検査する。
のI/O監視プログラムが共用装置を巻き込むI/Oコ
マンドを開始したときはいつでも、MVSオペレーティ
ング・システム内のI/O監視プログラムによって開始
することができる。タイマは、省略時期間(典型的に1
5秒)が発生したか、又はI/Oコマンドの終了成功に
よりリセットされた場合(どちらか早くきた方)にタイ
ムアウトするか又はMIH割込みを発生する。かかるI
/Oコマンドが保留中の間、CPUは、経路群又は共用
装置の故障状態の症状から発生するその割込みを周期的
に検査する。
【0123】センス経路群IDコマンドはMIH割込み
に応答して発行されるが、図1に示す、例えばCPU1
0のような特定のシステムを識別しないので、予約を保
持し、再びオペレータに対し、U/Rコマンドを発行し
ていなかったこれらシステムを静止してこの特定のシス
テムを手動で捜出するよう要求していた。大規模多重処
理コンピュータ導入システムにおいては、その結果生じ
た処理時間の喪失は極度なコスト増大となるであろう。
に応答して発行されるが、図1に示す、例えばCPU1
0のような特定のシステムを識別しないので、予約を保
持し、再びオペレータに対し、U/Rコマンドを発行し
ていなかったこれらシステムを静止してこの特定のシス
テムを手動で捜出するよう要求していた。大規模多重処
理コンピュータ導入システムにおいては、その結果生じ
た処理時間の喪失は極度なコスト増大となるであろう。
【0124】その上、一連のMIH割込みは、単に共用
装置又は経路群の故障の結果生じるのみでなく、単に共
用装置が延長時間中予約された理由から発生させること
ができる。その場合、各かかるMIH割込みは、尚、導
入システムの各システムを手動で質問することを含むオ
ペレータの応答を要求する。更に、忠誠をリセットする
必要がないにも拘らず発行されたU/Rコマンドは単に
不要であり、オペレータによる努力を不必要に消費する
と共に、データの完全性を危険にさらすことになる。
装置又は経路群の故障の結果生じるのみでなく、単に共
用装置が延長時間中予約された理由から発生させること
ができる。その場合、各かかるMIH割込みは、尚、導
入システムの各システムを手動で質問することを含むオ
ペレータの応答を要求する。更に、忠誠をリセットする
必要がないにも拘らず発行されたU/Rコマンドは単に
不要であり、オペレータによる努力を不必要に消費する
と共に、データの完全性を危険にさらすことになる。
【0125】例示の導入システム5において誤って発生
するU/Rコマンドの数を有意に減少するため、制御装
置40は、その経路群が予約されたか否かに関係なく、
"セット経路群ID”(SPID)コマンド及び "セン
ス経路群ID”コマンドを経路群に対して遂行可能にす
る。その結果、故障状態が発生したときはMVSオペレ
ーティング・システムから "センス経路群ID”コマン
ドが自動的に発行され、U/Rコマンドの発行を要求す
るシステム以外のシステムに対して経路群が予約された
か否か、経路群の状態を判別する。
するU/Rコマンドの数を有意に減少するため、制御装
置40は、その経路群が予約されたか否かに関係なく、
"セット経路群ID”(SPID)コマンド及び "セン
ス経路群ID”コマンドを経路群に対して遂行可能にす
る。その結果、故障状態が発生したときはMVSオペレ
ーティング・システムから "センス経路群ID”コマン
ドが自動的に発行され、U/Rコマンドの発行を要求す
るシステム以外のシステムに対して経路群が予約された
か否か、経路群の状態を判別する。
【0126】SNIDコマンドにより再実行された結果
発生したセンス・データが、経路群を通して予約を拡張
したことを指定した場合、それはその経路群の故障を示
し、そのため、その予約を保持している特定のシステム
のみによるエラー回復の実行が要求される。従って、U
/Rコマンドは発行されず、要求システムを通して修正
動作は呼出されない。
発生したセンス・データが、経路群を通して予約を拡張
したことを指定した場合、それはその経路群の故障を示
し、そのため、その予約を保持している特定のシステム
のみによるエラー回復の実行が要求される。従って、U
/Rコマンドは発行されず、要求システムを通して修正
動作は呼出されない。
【0127】しかし、その経路群がどこでも予約されな
かったということを、その結果生じたセンス・データが
示さなかった場合、予約はそのデータが戻された後でさ
え、その経路群を通して拡張される。従って、後者の場
合、オペレータの介入により全導入システムをダウンし
て、予約を保持しているものを捜出するよう、手動で各
システムに質問しなければならなかった。
かったということを、その結果生じたセンス・データが
示さなかった場合、予約はそのデータが戻された後でさ
え、その経路群を通して拡張される。従って、後者の場
合、オペレータの介入により全導入システムをダウンし
て、予約を保持しているものを捜出するよう、手動で各
システムに質問しなければならなかった。
【0128】SNIDコマンドの使用は、オペレータが
誤ってU/Rコマンドを発行する可能性を大きく減少す
るが、オペレータは、尚、U/Rコマンドを発行するべ
きか否か、手動で関係システムに対し質問することによ
りそれを判断するというタスクの負担がかけられる。
誤ってU/Rコマンドを発行する可能性を大きく減少す
るが、オペレータは、尚、U/Rコマンドを発行するべ
きか否か、手動で関係システムに対し質問することによ
りそれを判断するというタスクの負担がかけられる。
【0129】その上、CPU20のような各システム
は、又、 "リセット忠誠”(Reset Allegiance)(R/
A)コマンドを発行することができる。該コマンドは制
御装置40のような制御装置により遂行されると、該コ
マンドを発行した特定のシステムに対して設定されてい
た "作業”忠誠をその制御装置がリセットすることにな
る。その上、R/Aコマンドは、制御装置において遂行
されると、32バイトの結果をこのコマンドを発行した
システムに対して返送する。
は、又、 "リセット忠誠”(Reset Allegiance)(R/
A)コマンドを発行することができる。該コマンドは制
御装置40のような制御装置により遂行されると、該コ
マンドを発行した特定のシステムに対して設定されてい
た "作業”忠誠をその制御装置がリセットすることにな
る。その上、R/Aコマンドは、制御装置において遂行
されると、32バイトの結果をこのコマンドを発行した
システムに対して返送する。
【0130】従って、経路群又は共用装置に故障状態が
存在するということを示してMIH割込みが発生した場
合、R/Aコマンドはその特定のシステム(例えば、C
PU20)によって自動的に使用され、その経路群又は
装置をその作業忠誠から解放することに成功する。あい
にく、R/Aコマンドは予約忠誠が設定されているとき
はいつでも機能しない。
存在するということを示してMIH割込みが発生した場
合、R/Aコマンドはその特定のシステム(例えば、C
PU20)によって自動的に使用され、その経路群又は
装置をその作業忠誠から解放することに成功する。あい
にく、R/Aコマンドは予約忠誠が設定されているとき
はいつでも機能しない。
【0131】この時点において、R/Aコマンドを使用
すると、単に、下記のような32バイトの結果を制御装
置40からCPU20に対して返送する。すなわち、そ
れらは、(a)共用経路又は装置が予約されていること
を指定する、(b)コマンドを発行したシステムか、他
のシステム(特に、このシステムを指定することはない
が)のどちらかに対し共用経路又は装置が予約されたか
否かということを単に表示するビットを含むものであ
る。
すると、単に、下記のような32バイトの結果を制御装
置40からCPU20に対して返送する。すなわち、そ
れらは、(a)共用経路又は装置が予約されていること
を指定する、(b)コマンドを発行したシステムか、他
のシステム(特に、このシステムを指定することはない
が)のどちらかに対し共用経路又は装置が予約されたか
否かということを単に表示するビットを含むものであ
る。
【0132】CPU10のようなシステムが予約を保持
している間、MIH割込みが発生した場合、オペレータ
は、尚、各システム(又は経路)を手動質問して予約を
保持している特定のシステムを捜し出し、その後適当な
修正活動を実行するという一般に厄介なタスクの負担が
かけられる。
している間、MIH割込みが発生した場合、オペレータ
は、尚、各システム(又は経路)を手動質問して予約を
保持している特定のシステムを捜し出し、その後適当な
修正活動を実行するという一般に厄介なタスクの負担が
かけられる。
【0133】本発明によると、故障状態の場合、オペレ
ータが各システムに手動で質問して予約を捜出する必要
性を効果的に除去するものである。本発明は、R/Aコ
マンドの遂行によって再実行されたセンス・データを変
更して、予約を保持する経路群に対し経路群識別子(P
GID)を含めるようにすることによって、上記の結果
を達成することができる。
ータが各システムに手動で質問して予約を捜出する必要
性を効果的に除去するものである。本発明は、R/Aコ
マンドの遂行によって再実行されたセンス・データを変
更して、予約を保持する経路群に対し経路群識別子(P
GID)を含めるようにすることによって、上記の結果
を達成することができる。
【0134】かかる各PGIDはそこに接続されるCP
Uの個有の識別を含み、それを通して予約することがで
きるようにした。都合良く、PGIDは、全世界を通し
てほぼ個有であることが保証され、MVSオペレーティ
ング・システムを通して、装置を共用する全べてのオペ
レーティング・システム(例えば、MVS及びVM両オ
ペレーティング・システム)に対しほぼ同一な方法で生
成される。
Uの個有の識別を含み、それを通して予約することがで
きるようにした。都合良く、PGIDは、全世界を通し
てほぼ個有であることが保証され、MVSオペレーティ
ング・システムを通して、装置を共用する全べてのオペ
レーティング・システム(例えば、MVS及びVM両オ
ペレーティング・システム)に対しほぼ同一な方法で生
成される。
【0135】従って、コンピュータ導入システムが使用
する経路群は幾つか、動的経路指定を使用する導入シス
テムの数は幾つか、及び全世界に存在する導入システム
の数は幾つかに拘らず、又それら導入システムが相互に
接続されているか否かに拘らず、全べての可能性におい
て、1導入システムのR/Aコマンドによって戻された
(または再実行された)センス・データに含まれている
得られたPGIDは全世界で1つの特定の経路群のみを
指示する。
する経路群は幾つか、動的経路指定を使用する導入シス
テムの数は幾つか、及び全世界に存在する導入システム
の数は幾つかに拘らず、又それら導入システムが相互に
接続されているか否かに拘らず、全べての可能性におい
て、1導入システムのR/Aコマンドによって戻された
(または再実行された)センス・データに含まれている
得られたPGIDは全世界で1つの特定の経路群のみを
指示する。
【0136】従って、PGIDによって供給された、C
PU識別データを含むメッセージは、オペレータに対し
て生成され、適当なモニタに表示され、CPU(又は1
CPUのホストVMオペレーティング・システムで遂行
する複数質問MVSオペレーティング・システム)を明
確に定義して、現在予約を保持している単一経路群に接
続される。このメッセージは、又1つの特定システムに
適切な自動回復ルーチンをトリガして、予約を保持する
ことにも使用される。
PU識別データを含むメッセージは、オペレータに対し
て生成され、適当なモニタに表示され、CPU(又は1
CPUのホストVMオペレーティング・システムで遂行
する複数質問MVSオペレーティング・システム)を明
確に定義して、現在予約を保持している単一経路群に接
続される。このメッセージは、又1つの特定システムに
適切な自動回復ルーチンをトリガして、予約を保持する
ことにも使用される。
【0137】その上、本発明がシスプレックス(例え
ば、システム間結合機能 "XCF”を通して通信する多
数の相互接続コンピュータ・システム)に使用される
と、CPU識別データをR/Aコマンドによって戻され
たPGIDに変換しなければならないことに関連する退
屈な作業からシスプレックス・オペレータを解放する。
このPGIDは、いわゆる "結合済データセット”(Cou
pled Dataset)に位置付けされているIOS(I/O監
視プログラム)記録のテーブル・ルックアップ(索引)
オペレーションを通して、オペレータが容易に認識しう
る共通システム(例えば、 "導入システム”)名に変換
される。
ば、システム間結合機能 "XCF”を通して通信する多
数の相互接続コンピュータ・システム)に使用される
と、CPU識別データをR/Aコマンドによって戻され
たPGIDに変換しなければならないことに関連する退
屈な作業からシスプレックス・オペレータを解放する。
このPGIDは、いわゆる "結合済データセット”(Cou
pled Dataset)に位置付けされているIOS(I/O監
視プログラム)記録のテーブル・ルックアップ(索引)
オペレーションを通して、オペレータが容易に認識しう
る共通システム(例えば、 "導入システム”)名に変換
される。
【0138】このデータセットはXCFによって維持さ
れ、識別と、シスプレックスの各個々のシステムの状
態、及び他のかかるシステムとの相互接続状態に関する
他の情報とを含む。特に、IOS記録それ自体は、各経
路群が接続されているシスプレックスの各システムの共
通システム名を伴う全べての経路群識別子(主にPGI
Dと、下記のように適用可能な場合、それらに対応する
代替PGID)のテーブルを含む。
れ、識別と、シスプレックスの各個々のシステムの状
態、及び他のかかるシステムとの相互接続状態に関する
他の情報とを含む。特に、IOS記録それ自体は、各経
路群が接続されているシスプレックスの各システムの共
通システム名を伴う全べての経路群識別子(主にPGI
Dと、下記のように適用可能な場合、それらに対応する
代替PGID)のテーブルを含む。
【0139】結合済データセットはシスプレックス内の
どのシステムに対してもXCFを介してアクセス可能で
あり、その間で共用される。その結果、R/Aコマンド
によって戻された経路群識別子を受信するシスプレック
スの如何なるシステムもIOS記録をアクセスして、関
連する共通システム名を判別することができる。この共
通システム名は、使用可能な場合、オペレータに対して
生成されたメッセージに含まれており、そして(又
は)、適当な自動回復ルーチンのトリガに使用される。
どのシステムに対してもXCFを介してアクセス可能で
あり、その間で共用される。その結果、R/Aコマンド
によって戻された経路群識別子を受信するシスプレック
スの如何なるシステムもIOS記録をアクセスして、関
連する共通システム名を判別することができる。この共
通システム名は、使用可能な場合、オペレータに対して
生成されたメッセージに含まれており、そして(又
は)、適当な自動回復ルーチンのトリガに使用される。
【0140】B.本発明の技術に使用されるハードウェ
ア 次に、図2に基づき本発明について詳細に説明する。図
2は、本発明による中央処理装置(CPU)200と、
メモリー220内に記憶され、CPU200に組入れら
れている、各種ソフトウェア成分の典型的な単純化メモ
リー・マップとのブロック図を示す。
ア 次に、図2に基づき本発明について詳細に説明する。図
2は、本発明による中央処理装置(CPU)200と、
メモリー220内に記憶され、CPU200に組入れら
れている、各種ソフトウェア成分の典型的な単純化メモ
リー・マップとのブロック図を示す。
【0141】図に示すように、CPU200はプロセッ
サ210と、メモリー200と、I/Oインターフェー
ス250とを含む。プロセッサ及びメモリーは、それ自
体、リンク215を介して相互に接続され、これら両成
分はそれぞれのリンク205,225を介してI/Oイ
ンターフェース250に接続される。I/Oインターフ
ェース250それ自体はチャンネル経路255に接続さ
れる。各プロセッサに特定使用されるI/Oインターフ
ェース及びメモリーは周知であり、更に説明を要しな
い。従って、本発明に特有のメモリー220の細部につ
いてのみ以下で説明する。
サ210と、メモリー200と、I/Oインターフェー
ス250とを含む。プロセッサ及びメモリーは、それ自
体、リンク215を介して相互に接続され、これら両成
分はそれぞれのリンク205,225を介してI/Oイ
ンターフェース250に接続される。I/Oインターフ
ェース250それ自体はチャンネル経路255に接続さ
れる。各プロセッサに特定使用されるI/Oインターフ
ェース及びメモリーは周知であり、更に説明を要しな
い。従って、本発明に特有のメモリー220の細部につ
いてのみ以下で説明する。
【0142】本発明は、プロセッサ210で遂行するM
VSオペレーティング・システムのI/O監視プログラ
ム部内に組入れられている一連のソフトウェア・ルーチ
ンを通して実施するのが好ましい。本発明のソフトウェ
アを含むこのオペレーティング・システムはメモリー2
20の一連の隣接位置内に、一連のコンピュータ・イン
ストラクションとしてオブジェクト・コードで記憶され
る。
VSオペレーティング・システムのI/O監視プログラ
ム部内に組入れられている一連のソフトウェア・ルーチ
ンを通して実施するのが好ましい。本発明のソフトウェ
アを含むこのオペレーティング・システムはメモリー2
20の一連の隣接位置内に、一連のコンピュータ・イン
ストラクションとしてオブジェクト・コードで記憶され
る。
【0143】メモリー220に記憶されてれいる関連情
報の位置を詳細に示すメモリー・マップ230に示すよ
うに、MVSオペレーション・システムは全べて位置a
1 〜a7 に記憶される。これら各位置の絶対アドレスは
重要ではないため、相対用語で示す。
報の位置を詳細に示すメモリー・マップ230に示すよ
うに、MVSオペレーション・システムは全べて位置a
1 〜a7 に記憶される。これら各位置の絶対アドレスは
重要ではないため、相対用語で示す。
【0144】下記で説明するように、本発明の好ましい
ソフトウェア実施例は、一群のルーチン、すなわち、I
/O監視プログラム初期化ルーチン700、未着割込み
ハンドラ・ルーチン800、U/R状態検出及び予約位
置ルーチン900、及び予約付きシステム識別(ISW
R)ルーチン1000で形成される。
ソフトウェア実施例は、一群のルーチン、すなわち、I
/O監視プログラム初期化ルーチン700、未着割込み
ハンドラ・ルーチン800、U/R状態検出及び予約位
置ルーチン900、及び予約付きシステム識別(ISW
R)ルーチン1000で形成される。
【0145】これら各ルーチンの相対位置及び順序付け
は本発明の例示に対しては重要ではなく、ルーチン70
0,800,900及び1000は、それぞれ相対開始
アドレスa1 ,a2 ,a3 ,及びa4 を有するメモリー
・ブロック232,234,236、及び238に格納
されているものとする。残りのI/O監視プログラム及
びMVSオペレーティング・システム・ルーチンはそれ
ぞれの相対アドレスa5 とa6 ,a6 とa7 の間にある
メモリー・ブロック246,248に格納されている。
は本発明の例示に対しては重要ではなく、ルーチン70
0,800,900及び1000は、それぞれ相対開始
アドレスa1 ,a2 ,a3 ,及びa4 を有するメモリー
・ブロック232,234,236、及び238に格納
されているものとする。残りのI/O監視プログラム及
びMVSオペレーティング・システム・ルーチンはそれ
ぞれの相対アドレスa5 とa6 ,a6 とa7 の間にある
メモリー・ブロック246,248に格納されている。
【0146】C.経路群識別子(PGID)ホーマット 図3は、経路群識別子(PGID)の構成成分フィール
ドを示す。このPGIDはその装置を使用する特定のシ
ステムに関係なく、MVSオペレーティング・システム
を通して共用されるべき各及び全装置に対して、全世界
を通し同一方法で作成される。ここで関係がない例外と
して、発生したPGIDは全世界を通して個有であり、
本発明により、予約を保持するCPUを個有に識別する
ことを可能にする。
ドを示す。このPGIDはその装置を使用する特定のシ
ステムに関係なく、MVSオペレーティング・システム
を通して共用されるべき各及び全装置に対して、全世界
を通し同一方法で作成される。ここで関係がない例外と
して、発生したPGIDは全世界を通して個有であり、
本発明により、予約を保持するCPUを個有に識別する
ことを可能にする。
【0147】図に示すように、PGID300は、全べ
ての経路群に対し、3フィールド310,320,及び
330に配列された8ビット・データの11バイトを含
む。フィールド310を集合的に形成する第1の2バイ
トはその群に接続されたCPUのアドレスを含む。この
アドレスは、そのCPUにおける "記憶CPUアドレ
ス”(Store CPU Address)(STAP)インストラ
クションの遂行によって戻された2バイト値である。
ての経路群に対し、3フィールド310,320,及び
330に配列された8ビット・データの11バイトを含
む。フィールド310を集合的に形成する第1の2バイ
トはその群に接続されたCPUのアドレスを含む。この
アドレスは、そのCPUにおける "記憶CPUアドレ
ス”(Store CPU Address)(STAP)インストラ
クションの遂行によって戻された2バイト値である。
【0148】フィールド320を集合的に形成する。次
の5バイトはCPU識別子、及び型式又はモデル番号を
含む。指定したCPUに対する識別子及びモデル番号は
"記憶CPU ID”(Store CPU ID)インスト
ラクションの遂行によりこのCPUから供給される。
の5バイトはCPU識別子、及び型式又はモデル番号を
含む。指定したCPUに対する識別子及びモデル番号は
"記憶CPU ID”(Store CPU ID)インスト
ラクションの遂行によりこのCPUから供給される。
【0149】戻されたデータは、6つの16進ディジッ
トCPU識別番号と4つの16進ディジットCPUモデ
ル番号とを含む。CPU識別番号は "a p ddd
d”の形のものであり、そこで "a”はSTAPインス
トラクションによって戻された物理又は論理アドレスで
あるが、このインストラクションによって戻された2バ
イト・アドレスという点からPGIDの構成に使用され
ない。
トCPU識別番号と4つの16進ディジットCPUモデ
ル番号とを含む。CPU識別番号は "a p ddd
d”の形のものであり、そこで "a”はSTAPインス
トラクションによって戻された物理又は論理アドレスで
あるが、このインストラクションによって戻された2バ
イト・アドレスという点からPGIDの構成に使用され
ない。
【0150】値 "p”は、(a)MVSオペレーティン
グ・システムの一部として、プログラム資源/システム
監視プログラム・ルーチン( "PR/SM”)によって
表示された論理区画(LPAR)定義( "LPDEF ”)ス
クリーン上に導入システムのオペレータにより手動で供
給された値、又は(b)特定のCPUを製造したプラン
トである原プラントを示すディジットである。
グ・システムの一部として、プログラム資源/システム
監視プログラム・ルーチン( "PR/SM”)によって
表示された論理区画(LPAR)定義( "LPDEF ”)ス
クリーン上に導入システムのオペレータにより手動で供
給された値、又は(b)特定のCPUを製造したプラン
トである原プラントを示すディジットである。
【0151】"dddd”の値はCPUの製造者から与
えられた4ディジット値である。モデル番号は、単に、
10個の16進ディジットCPU識別及びモデル番号フ
ィールド320を形成するよう、CPU製造番号に付加
される。この10個のディジット・フィールドは関連す
るCPUの個有の識別を表示する。同一コンピュータ導
入システムにおいては、2つのCPU間で原プラント・
ディジットのみが異なり、同一モデル番号及び "ddd
d”値を有することが可能である。
えられた4ディジット値である。モデル番号は、単に、
10個の16進ディジットCPU識別及びモデル番号フ
ィールド320を形成するよう、CPU製造番号に付加
される。この10個のディジット・フィールドは関連す
るCPUの個有の識別を表示する。同一コンピュータ導
入システムにおいては、2つのCPU間で原プラント・
ディジットのみが異なり、同一モデル番号及び "ddd
d”値を有することが可能である。
【0152】論理区画は、 "p”の値が物理区画コンピ
ュータの一方の側であるイメージ内で個有であることを
保証する。理解を拡張するため、物理区画コンピュータ
は有効に半分に "区分”され、2つの分離したコンピュ
ータとして走行する単一コンピュータであると理解す
る。更に、オペレータの選択により、CPUは単一論理
区画に専用され、又は複数論理区画で共用することがで
きる。
ュータの一方の側であるイメージ内で個有であることを
保証する。理解を拡張するため、物理区画コンピュータ
は有効に半分に "区分”され、2つの分離したコンピュ
ータとして走行する単一コンピュータであると理解す
る。更に、オペレータの選択により、CPUは単一論理
区画に専用され、又は複数論理区画で共用することがで
きる。
【0153】集合的にフィールド330を形成する最後
の4バイトはCPUに対する時刻(time−of−day )
(TOD)クロックを形成する高位の32ビット・ワー
ドであり、その時間は汎用整合(グリニッチ標準)時で
表わされる。この第2の保証はここで生じたPGIDに
個有である。
の4バイトはCPUに対する時刻(time−of−day )
(TOD)クロックを形成する高位の32ビット・ワー
ドであり、その時間は汎用整合(グリニッチ標準)時で
表わされる。この第2の保証はここで生じたPGIDに
個有である。
【0154】D.シスプレックスにおける本発明の使用 図4は、シスプレックス間で共通の共用装置を使用し、
本発明を使用する2つのシスプレックス多重処理コンピ
ュータ導入システム400を例示する単純化ハイレベル
・ブロック図である。前述のように、シスプレックス
(sysplex)とは、システム間結合機能XCFを通して通
信する多数の相互接続コンピュータ・システムである。
本発明を使用する2つのシスプレックス多重処理コンピ
ュータ導入システム400を例示する単純化ハイレベル
・ブロック図である。前述のように、シスプレックス
(sysplex)とは、システム間結合機能XCFを通して通
信する多数の相互接続コンピュータ・システムである。
【0155】図4のAに示すように、導入システム40
0は2つのシスプレックス405及び455(又、それ
ぞれシスプレックス1及び2として示す)と、全べてD
ASD装置450を共用する独立型システム490とか
ら成る。この導入システムにおけるシステム全べてはM
VSオペレーティング・システムを遂行する。2つのシ
スプレックス内のシステム全べてはそれらのMVSオペ
レーティング・システムを直接通して装置450を共用
する。しかし、システム490は、ホストVMオペレー
ティング・システムの先頭において遂行するゲストMV
Sオペレーティング・システムを通してこの装置を共用
する。
0は2つのシスプレックス405及び455(又、それ
ぞれシスプレックス1及び2として示す)と、全べてD
ASD装置450を共用する独立型システム490とか
ら成る。この導入システムにおけるシステム全べてはM
VSオペレーティング・システムを遂行する。2つのシ
スプレックス内のシステム全べてはそれらのMVSオペ
レーティング・システムを直接通して装置450を共用
する。しかし、システム490は、ホストVMオペレー
ティング・システムの先頭において遂行するゲストMV
Sオペレーティング・システムを通してこの装置を共用
する。
【0156】シスプレックス1及び2は基本的に同一の
ものであるため(共用DASD装置436はシスプレッ
クス1にあることを除き)、下記の説明はシスプレック
ス2(シスプレックス455)で行い、シスプレックス
1(シスプレックス405)の対応する構成成分は、そ
の符号を括弧内に示す。
ものであるため(共用DASD装置436はシスプレッ
クス1にあることを除き)、下記の説明はシスプレック
ス2(シスプレックス455)で行い、シスプレックス
1(シスプレックス405)の対応する構成成分は、そ
の符号を括弧内に示す。
【0157】図に示すように、シスプレックス455
(405)は、例示的に、リンク471,472,47
3,474,475,476(421,422,42
3,424,425,426)によって表わされた従来
のXCF(特に図に示していない)を通して相互に接続
されてれいる個々のCPU461,462,463,4
64,465,466(411,412,413,41
4,415,416)を含む。シスプレックス455
(405)の各CPUは、この機能を通して、このシス
プレックスに対する結合済データセットを、なかんず
く、ここで関連する範囲に含まれている共用DASD装
置482(432)に対するアクセスを有する。
(405)は、例示的に、リンク471,472,47
3,474,475,476(421,422,42
3,424,425,426)によって表わされた従来
のXCF(特に図に示していない)を通して相互に接続
されてれいる個々のCPU461,462,463,4
64,465,466(411,412,413,41
4,415,416)を含む。シスプレックス455
(405)の各CPUは、この機能を通して、このシス
プレックスに対する結合済データセットを、なかんず
く、ここで関連する範囲に含まれている共用DASD装
置482(432)に対するアクセスを有する。
【0158】シスプレックス455のCPU461,4
62,463,464,465,466はそれぞれMV
S1,MVS2,MVS3,MVS4,MVS5,MV
S6の共通システム名が割当てられ、各経路群482
1,4822,4823,4824,4825,482
6を通して共用装置482をアクセスする共用アクセス
を有する。これら経路群はそれぞれC,D,E,F,
G,HのPGIDを有する。その上、CPU MVS5
及びMVS6は経路群4802,4801を介して共用
DASD装置480をアクセスすることができる。
62,463,464,465,466はそれぞれMV
S1,MVS2,MVS3,MVS4,MVS5,MV
S6の共通システム名が割当てられ、各経路群482
1,4822,4823,4824,4825,482
6を通して共用装置482をアクセスする共用アクセス
を有する。これら経路群はそれぞれC,D,E,F,
G,HのPGIDを有する。その上、CPU MVS5
及びMVS6は経路群4802,4801を介して共用
DASD装置480をアクセスすることができる。
【0159】前述のように、典型的に、同一PGIDは
共通CPUを異なる装置に対して接続する異なる経路に
対して使用される。そのように、共通CPU MVS5
に対して接続された両経路群4801,4825は同一
PGID、すなわち "G”を有する。同様に、各経路群
4802及び4826、4824及び4842、482
3及び4841はそれぞれ共通PGID H,F及びE
を有する。シスプレックス405内においても、そのP
GIDには文字の符号を付していないが、上記に類似す
るものであり、各経路群4302及び4326、430
1及び4325、4324及び4342、4323及び
4341はそれぞれ同一のPGIDを有する。
共通CPUを異なる装置に対して接続する異なる経路に
対して使用される。そのように、共通CPU MVS5
に対して接続された両経路群4801,4825は同一
PGID、すなわち "G”を有する。同様に、各経路群
4802及び4826、4824及び4842、482
3及び4841はそれぞれ共通PGID H,F及びE
を有する。シスプレックス405内においても、そのP
GIDには文字の符号を付していないが、上記に類似す
るものであり、各経路群4302及び4326、430
1及び4325、4324及び4342、4323及び
4341はそれぞれ同一のPGIDを有する。
【0160】CPUの初期化、シスプレックスの初期
化、及び区分化の結果、シスプレックスの各CPUに対
するCPU仕様データはそのシスプレックスに関連する
結合済データセットに配置されているシステム状況記録
(特に示していない)に書込まれる。
化、及び区分化の結果、シスプレックスの各CPUに対
するCPU仕様データはそのシスプレックスに関連する
結合済データセットに配置されているシステム状況記録
(特に示していない)に書込まれる。
【0161】この仕様データは、これらCPUの導入シ
ステム名と、これら各CPUに対するMVSオペレーテ
ィング・システムは実際にそのホストVMオペレーティ
ング・システムで走行するゲストであるか否かに関する
表示とを含む。シスプレックス455(405)に対す
る結合済データセットは典型的に共用DASD装置48
2(432)に存在し、このシスプレックスの各CPU
に関連するXCFによって維持される。
ステム名と、これら各CPUに対するMVSオペレーテ
ィング・システムは実際にそのホストVMオペレーティ
ング・システムで走行するゲストであるか否かに関する
表示とを含む。シスプレックス455(405)に対す
る結合済データセットは典型的に共用DASD装置48
2(432)に存在し、このシスプレックスの各CPU
に関連するXCFによって維持される。
【0162】図4のBは上記のシスプレックス455の
説明に関連して、このシスプレックス内の各CPUに対
応する各PGIDを指定するテーブルを示す。このテー
ブルから明らかなように、異なる各CPUは異なるPG
IDが割当てられ、同一PGIDは、そのCPUに接続
された全経路に対して使用される。図12に基づき下述
するように、このテーブルは、又このシスプレックスに
対する結合済データ・セット内に置かれているTOS記
録内に含まれる。
説明に関連して、このシスプレックス内の各CPUに対
応する各PGIDを指定するテーブルを示す。このテー
ブルから明らかなように、異なる各CPUは異なるPG
IDが割当てられ、同一PGIDは、そのCPUに接続
された全経路に対して使用される。図12に基づき下述
するように、このテーブルは、又このシスプレックスに
対する結合済データ・セット内に置かれているTOS記
録内に含まれる。
【0163】図4のAに示すシスプレックス405の共
用DASD装置432内にも、同様にテーブルを作成
し、記憶することができる。図8に示すステム初期化ル
ーチン700について下記するように、PGIDは、シ
スプレックスの各CPUに対するMVSオペレーティン
グ・システムの初期化中にIOS記録に挿入される。
用DASD装置432内にも、同様にテーブルを作成
し、記憶することができる。図8に示すステム初期化ル
ーチン700について下記するように、PGIDは、シ
スプレックスの各CPUに対するMVSオペレーティン
グ・システムの初期化中にIOS記録に挿入される。
【0164】図4に示すシスプレックス455のCPU
のどれもホストVMシステムで遂行するゲストMVSオ
ペレーティング・システムを使用しないため、各かかる
CPUはそれに関連する単一PGIDを有するのみであ
る。これらオペレーティング・システムの1つがホスト
VMシステムにおいてゲストとして遂行するべき場合、
ゲストMVSシステムのその後の初期化中に作成される
経路群識別子は、両識別子とも同一アルゴリズムによっ
て作成されるものではあるが、ホストVMシステムによ
って前に作成されたものとは異なるかもしれない。
のどれもホストVMシステムで遂行するゲストMVSオ
ペレーティング・システムを使用しないため、各かかる
CPUはそれに関連する単一PGIDを有するのみであ
る。これらオペレーティング・システムの1つがホスト
VMシステムにおいてゲストとして遂行するべき場合、
ゲストMVSシステムのその後の初期化中に作成される
経路群識別子は、両識別子とも同一アルゴリズムによっ
て作成されるものではあるが、ホストVMシステムによ
って前に作成されたものとは異なるかもしれない。
【0165】その結果、これらの状況下において、ホス
トVMオペレーティング・システムはゲストMVSオペ
レーティング・システムのその前にロードし初期化す
る。その初期中に、ホストVMオペレーティング・シス
テムはその自己のPGIDを共用装置に設定する。その
後、ひとたび、ゲストMVSオペレーティング・システ
ムがロードし初期化すると、この特定のオペレーティン
グ・システムは、前述のように、一部TODクロックに
基づき、それ自体のPGIDを作成する。
トVMオペレーティング・システムはゲストMVSオペ
レーティング・システムのその前にロードし初期化す
る。その初期中に、ホストVMオペレーティング・シス
テムはその自己のPGIDを共用装置に設定する。その
後、ひとたび、ゲストMVSオペレーティング・システ
ムがロードし初期化すると、この特定のオペレーティン
グ・システムは、前述のように、一部TODクロックに
基づき、それ自体のPGIDを作成する。
【0166】ゲストMVSオペレーティング・システム
は、 "代替”PGID(APGID)としてホストVMオペレ
ーティング・システムによって前に作成されたPGID
が "一次”PGIDとして作成されるようなPGIDを
想定する。その後、指定した経路を介して発行されたS
NIDコマンドに応答して、ゲストMVSオペレーティ
ング・システムは、まず一次PGIDを使用し、証明が
成功しなかった場合はこの群に対する代替PGID(AP
GID )を使用する。
は、 "代替”PGID(APGID)としてホストVMオペレ
ーティング・システムによって前に作成されたPGID
が "一次”PGIDとして作成されるようなPGIDを
想定する。その後、指定した経路を介して発行されたS
NIDコマンドに応答して、ゲストMVSオペレーティ
ング・システムは、まず一次PGIDを使用し、証明が
成功しなかった場合はこの群に対する代替PGID(AP
GID )を使用する。
【0167】かかるゲストMVSオペレーティング・シ
ステムに適応するため、一次及び対応する代替PGID
は、ホストVMオペレーティング・システムを遂行する
CPUに対するIOS記録内に記憶される。以下の説明
において必要とするこれら状況下において、これら2つ
のPGID間を区別するため、MVSオペレーティング
・システムによって作成されたPGIDは "一次PGI
D”と称する。
ステムに適応するため、一次及び対応する代替PGID
は、ホストVMオペレーティング・システムを遂行する
CPUに対するIOS記録内に記憶される。以下の説明
において必要とするこれら状況下において、これら2つ
のPGID間を区別するため、MVSオペレーティング
・システムによって作成されたPGIDは "一次PGI
D”と称する。
【0168】一次PGIDと、使用可能な場合、それに
対応するAPGID とをIOS記録に含めることによって、
故障状態が発生したとき、どのオペレーティング・シス
テムが特定のCPUで遂行されていたか、及びそのCP
Uが予約を保持しているか否かに関係なく、IOS記録
に対するルックアップ・オペレーションが経路群識別子
に与えられ、R/Aコマンドによって再実行され、その
CPUで遂行するシステム各全部を明示する。
対応するAPGID とをIOS記録に含めることによって、
故障状態が発生したとき、どのオペレーティング・シス
テムが特定のCPUで遂行されていたか、及びそのCP
Uが予約を保持しているか否かに関係なく、IOS記録
に対するルックアップ・オペレーションが経路群識別子
に与えられ、R/Aコマンドによって再実行され、その
CPUで遂行するシステム各全部を明示する。
【0169】前述の導入システム400において、シス
プレックス405(シスプレックス1)、シスプレック
ス455(シスプレックス2)、及びVMホスト・シス
テムは全べて共用DASD装置450に常駐する共用デ
ータセット "SYS1.RACF”であるものと仮定す
る。更に、CPU462(MVS2)がこの装置に対す
る予約を保持している間に故障したものと仮定する。C
PU461(MVS1)のようなシスプレックス1の他
のCPUは装置450に対する "保留開始”未着割込み
(すなわち、MIH割込み)を検出したものとする。
プレックス405(シスプレックス1)、シスプレック
ス455(シスプレックス2)、及びVMホスト・シス
テムは全べて共用DASD装置450に常駐する共用デ
ータセット "SYS1.RACF”であるものと仮定す
る。更に、CPU462(MVS2)がこの装置に対す
る予約を保持している間に故障したものと仮定する。C
PU461(MVS1)のようなシスプレックス1の他
のCPUは装置450に対する "保留開始”未着割込み
(すなわち、MIH割込み)を検出したものとする。
【0170】それに応答して、CPU461は、矢印4
54で示すように、R/Aコマンドを発行する。本発明
による装置450に関連する制御装置(特に示していな
い)は、図4に矢印456で示すように、CPU461
に対して32バイト・センス・データ(特に、図5に示
し、そこで説明する)を戻す。
54で示すように、R/Aコマンドを発行する。本発明
による装置450に関連する制御装置(特に示していな
い)は、図4に矢印456で示すように、CPU461
に対して32バイト・センス・データ(特に、図5に示
し、そこで説明する)を戻す。
【0171】このセンス・データ( "R/Aセンス・デ
ータ”と称する)は、予約を保持するものとしてCPU
462を識別する経路群識別子を含む。CPU461で
遂行するMVSオペレーティング・システムはIOS記
録に対するテーブル・ルックアップ・オペレーションを
実行して、センス・データに含まれているPGIDをシ
ステム名と一致させる。
ータ”と称する)は、予約を保持するものとしてCPU
462を識別する経路群識別子を含む。CPU461で
遂行するMVSオペレーティング・システムはIOS記
録に対するテーブル・ルックアップ・オペレーションを
実行して、センス・データに含まれているPGIDをシ
ステム名と一致させる。
【0172】一致が検出されなかった場合、単に予約を
保持しているCPUの製造番号及びモデル番号を表示し
たメッセージがCPU461から生成される。それに代
り、一致が検出された場合、このメッセージはIOS記
録から与えられたCPU462に関連する共通システム
名が含まれる。
保持しているCPUの製造番号及びモデル番号を表示し
たメッセージがCPU461から生成される。それに代
り、一致が検出された場合、このメッセージはIOS記
録から与えられたCPU462に関連する共通システム
名が含まれる。
【0173】シスプレックス405,455ではない
が、複数の一致を発見することも可能である。その場
合、メッセージは複数のシステム名を含むであろう。こ
れは、共用装置が "全パック・ミニディスク”(full p
ak mini )の場合のような、1以上のMVSオペレーテ
ィング・システムが同一VMホスト下のゲストとして走
行している場合に発生することができる。
が、複数の一致を発見することも可能である。その場
合、メッセージは複数のシステム名を含むであろう。こ
れは、共用装置が "全パック・ミニディスク”(full p
ak mini )の場合のような、1以上のMVSオペレーテ
ィング・システムが同一VMホスト下のゲストとして走
行している場合に発生することができる。
【0174】このようにして、複数共通をシステム名を
ルックアップ・オペレーションによって識別することが
できる。複数の一致が発生した場合、システム・オペレ
ータは特に予約を有する1つのゲストMVSオペレーテ
ィング・システムを識別するようにした周知のVMオペ
レーティング・システム・コマンドを使用する必要があ
る。
ルックアップ・オペレーションによって識別することが
できる。複数の一致が発生した場合、システム・オペレ
ータは特に予約を有する1つのゲストMVSオペレーテ
ィング・システムを識別するようにした周知のVMオペ
レーティング・システム・コマンドを使用する必要があ
る。
【0175】共用装置が "全パック・ミニディスク”又
はそのようなものでない場合、この装置は専用装置であ
ると思われ、1度に1VMゲストによって使用すること
ができるのみである。従って、この制限がある場合、V
M環境に予約を保持する正しいオペレーティング・シス
テムを識別することは、オペレータにとって比較的簡単
である。
はそのようなものでない場合、この装置は専用装置であ
ると思われ、1度に1VMゲストによって使用すること
ができるのみである。従って、この制限がある場合、V
M環境に予約を保持する正しいオペレーティング・シス
テムを識別することは、オペレータにとって比較的簡単
である。
【0176】同様に、装置482(432)及び48
0,484(430,434)は総体的にシスプレック
ス455(405)内にあり、正にそのCPUによって
共用されているので、このシスプレックス内のCPUが
これら特定の共用装置のいずれかに対する予約を保持し
ている間に故障した場合、その特定のCPUはシスプレ
ックス・オペレータに対し、その共通システム名を用い
て完全に識別する。
0,484(430,434)は総体的にシスプレック
ス455(405)内にあり、正にそのCPUによって
共用されているので、このシスプレックス内のCPUが
これら特定の共用装置のいずれかに対する予約を保持し
ている間に故障した場合、その特定のCPUはシスプレ
ックス・オペレータに対し、その共通システム名を用い
て完全に識別する。
【0177】その上、MVSオペレーティング・システ
ムがCPUの論理区画で走行しているときはいつでも、
前述のようなPGID(又はAPGID )に含まれているC
PU製造番号の第2ディジット( "p”)はCPUに対
する論理区画を識別する。従って、その特定のオペレー
ティング・システムが予約を所有する。
ムがCPUの論理区画で走行しているときはいつでも、
前述のようなPGID(又はAPGID )に含まれているC
PU製造番号の第2ディジット( "p”)はCPUに対
する論理区画を識別する。従って、その特定のオペレー
ティング・システムが予約を所有する。
【0178】その結果、一次PGID又はAPGID を共通
システム名に変換することによって、予約捜出のため、
オペレータはどのオペレーティング・システムがCPU
のどの論理区画で走行しているかを知らなければならな
いことから救済される。従って、MVS1が実際にCP
Uの特定の論理区画で遂行していた場合、IOS記録に
対する変換により、このCPUにおいて、この特定のオ
ペレーティング・システムにより識別する。
システム名に変換することによって、予約捜出のため、
オペレータはどのオペレーティング・システムがCPU
のどの論理区画で走行しているかを知らなければならな
いことから救済される。従って、MVS1が実際にCP
Uの特定の論理区画で遂行していた場合、IOS記録に
対する変換により、このCPUにおいて、この特定のオ
ペレーティング・システムにより識別する。
【0179】装置450に対する予約を保持している
間、CPU490(PGID B)が故障した場合、多
数のシスプレックスではなく、ホストVMシステムのゲ
ストMVSシステムを遂行しているこのCPUは、単
に、両シスプレックスに対するそのCPU製造番号によ
って識別される。各シスプレックスにおけるオペレータ
はCPU製造番号を共通システム名に変換する必要があ
る。
間、CPU490(PGID B)が故障した場合、多
数のシスプレックスではなく、ホストVMシステムのゲ
ストMVSシステムを遂行しているこのCPUは、単
に、両シスプレックスに対するそのCPU製造番号によ
って識別される。各シスプレックスにおけるオペレータ
はCPU製造番号を共通システム名に変換する必要があ
る。
【0180】E.リセット忠誠(R/A)コマンドによ
って再実行されるセンス・データ 図5は、アドレスした装置に対するR/Aコマンドの遂
行により制御装置から戻された本発明によるセンス・デ
ータ(32バイト)の構成フィールドを示す図である。
R/Aコマンドに対する2進オペレーション・コード
(opcode)は "44”(16進数)であり、動的経路指
定を支援する全装置に対して定義される。
って再実行されるセンス・データ 図5は、アドレスした装置に対するR/Aコマンドの遂
行により制御装置から戻された本発明によるセンス・デ
ータ(32バイト)の構成フィールドを示す図である。
R/Aコマンドに対する2進オペレーション・コード
(opcode)は "44”(16進数)であり、動的経路指
定を支援する全装置に対して定義される。
【0181】図に示すように、センス・データ500は
分離したフィールド510,515,520,530,
540,550,560,570に区分された32の8
ビット・バイトから形成される。1ビット・フィールド
515(データ500のバイト0のビット1)、3バイ
ト・フィールド550(バイト1のビット3〜7)、及
び16バイト・フィールド570(バイト16〜31)
は全べて "0”であり使用されない。
分離したフィールド510,515,520,530,
540,550,560,570に区分された32の8
ビット・バイトから形成される。1ビット・フィールド
515(データ500のバイト0のビット1)、3バイ
ト・フィールド550(バイト1のビット3〜7)、及
び16バイト・フィールド570(バイト16〜31)
は全べて "0”であり使用されない。
【0182】1ビット・フィールド510(データ50
0のバイト0のビット0)は、このコマンドを受信しア
ドレスされた装置は結果として選択され、それに成功し
たか否かを指定する。装置が他のインターフェース又は
インターフェース群に予約されていた場合、その装置の
選択は不成功となり、誤動作が発生するかもしれず、そ
の装置をその選択から除外するか、又はその装置を手動
又は動的に区分化する。
0のバイト0のビット0)は、このコマンドを受信しア
ドレスされた装置は結果として選択され、それに成功し
たか否かを指定する。装置が他のインターフェース又は
インターフェース群に予約されていた場合、その装置の
選択は不成功となり、誤動作が発生するかもしれず、そ
の装置をその選択から除外するか、又はその装置を手動
又は動的に区分化する。
【0183】このような誤動作の場合を除き、意味ある
センス情報がR/Aコマンドによって再実行される。誤
動作が発生すると、それはR/Aコマンドを異常終了さ
せ、"装置検査状況”(unit−check −status)が戻さ
れる。
センス情報がR/Aコマンドによって再実行される。誤
動作が発生すると、それはR/Aコマンドを異常終了さ
せ、"装置検査状況”(unit−check −status)が戻さ
れる。
【0184】サブフィールド522,524,526,
528から成る8ビット・フィールド520は装置の状
況及びR/Aコマンドの結果として採用されるリセット
動作を定義する。特に、2ビット・サブフィールド52
2(バイト0のビット2,3)は下記のようにアドレス
された装置の予約状況を定義する。
528から成る8ビット・フィールド520は装置の状
況及びR/Aコマンドの結果として採用されるリセット
動作を定義する。特に、2ビット・サブフィールド52
2(バイト0のビット2,3)は下記のようにアドレス
された装置の予約状況を定義する。
【0185】ビット 522の値 説 明 00 アドレスされた装置は予約(又は割当て)されていない。 01 アドレスされた装置は他のI/Oインターフェース、又はR/ Aコマンドを保持するもの以外のインターフェース群に予約( 又は割当て)されている。 10 アドレスされた装置はI/Oインターフェース、又は、現行R /Aコマンドを保持するインターフェース群に予約(又は割当 て)されている。 11 不使用。
【0186】2ビット・サブフィールド524(バイト
0のビット4,5)は、下記のように、アドレスされた
装置に対してどのようなリセット動作が発生したか(発
生した場合)を明示する。
0のビット4,5)は、下記のように、アドレスされた
装置に対してどのようなリセット動作が発生したか(発
生した場合)を明示する。
【0187】ビット 524の値 説 明 00 アドレスされた装置に対する忠誠がリセットされなかった。 この装置が他のI/Oインターフェースか、又はR/Aコマン ドを保持するものではないインターフェース群に予約(又は割 当て)されていたので、忠誠がリセットされなかったか、又は 忠誠が存在しなかった。 01 アドレスされた装置に対する暗黙の忠誠がリセットされた。 10 アドレスされた装置に対する偶発忠誠がリセットされた。 11 不使用。
【0188】特にここでは関係はないが、サブチャンネ
ルが制御装置からの状況バイトを受諾し、その状況バイ
トがセンス情報によって詳述されている "装置検査”又
は "注目”を含む場合はいつでも、偶発忠誠が設定され
る。正規の状態における偶発忠誠の設定はシステム・オ
ペレーションに対し影響を及ぼさない。オペレーティン
グ・システムは、単に、偶発忠誠をクリヤして記録及び
質問に対するセンス情報を得るようセンスコマンドを発
行するのみである。。
ルが制御装置からの状況バイトを受諾し、その状況バイ
トがセンス情報によって詳述されている "装置検査”又
は "注目”を含む場合はいつでも、偶発忠誠が設定され
る。正規の状態における偶発忠誠の設定はシステム・オ
ペレーションに対し影響を及ぼさない。オペレーティン
グ・システムは、単に、偶発忠誠をクリヤして記録及び
質問に対するセンス情報を得るようセンスコマンドを発
行するのみである。。
【0189】2ビット・フィールド526(バイト0の
ビット6,7)は、下記のように、アドレスされた装置
以外の装置に対してどのようなリセット動作が発生した
か(発生した場合)を明示する。
ビット6,7)は、下記のように、アドレスされた装置
以外の装置に対してどのようなリセット動作が発生した
か(発生した場合)を明示する。
【0190】ビット 526の値 説 明 00 他の装置に対する忠誠はリセットされなかった。 01 他の装置に対する暗黙忠誠がリセットされた。アドレスされた 装置を選択するため、1以上の他の装置に対する暗黙忠誠がリ セットされた。 10 他の装置に対する偶発忠誠がリセットされた。アドレスされた 装置を選択するため、1以上の他の装置に対する偶発忠誠がリ セットされた。 11 他の装置に対する暗黙及び偶発忠誠がリセットされた。アドレ スされた装置を選択するため、1以上の他の装置に対する暗黙 忠誠及び偶発忠誠がリセットされた。
【0191】最後に、2ビット・サブフィールド528
(バイト1のビット0及び1)は、下記のように、アド
レスされた装置の区分化状況を定義する。ビット 528の値 説 明 00 アドレスされた装置は暗黙的に使用可能である。 01 アドレスされた装置は使用不能である。 10 アドレスされた装置は明示的に使用可能である。 11 不使用。
(バイト1のビット0及び1)は、下記のように、アド
レスされた装置の区分化状況を定義する。ビット 528の値 説 明 00 アドレスされた装置は暗黙的に使用可能である。 01 アドレスされた装置は使用不能である。 10 アドレスされた装置は明示的に使用可能である。 11 不使用。
【0192】単一ビット・フィールド530(バイト1
のビット2)は、アドレスされた制御装置が、下記のよ
うに、R/Aコマンドに応答して経路群識別子を戻す
(return)機能を支援するか否かを明示する。
のビット2)は、アドレスされた制御装置が、下記のよ
うに、R/Aコマンドに応答して経路群識別子を戻す
(return)機能を支援するか否かを明示する。
【0193】ビット 530の値 説 明 1 経路群識別子の戻しが支援される。従って、アドレスされた 装置に対する制御装置は、この装置が有効な経路群識別子を含 むI/Oインターフェースに対し予約されている場合、バイト 5−15の11バイト経路群識別子の値が戻される。 0 アドレスされた装置に対する制御装置は、アドレスされた装置 が有効な経路群識別子を含むI/Oインターフェースに対して 予約されていた場合でも、バイト5−15の経路群識別子の値 を記憶しない。
【0194】最後に、アドレスされた装置に対し制御装
置が経路群識別子の戻しを支援する場合、11バイト・
フィールド560(データ500のバイト5−15)は
この制御装置によって戻された経路群識別子の値を含
む。経路群識別子のホーマットは図3に示し、詳細に前
述された。1度に1システムのみを予約することができ
るが、複数のシステムを対応する経路群を通して1つの
装置に "割当てる”(前述の "割当”コマンドを使用し
て)こともできる。従って、アドレスされた装置を複数
の経路群に割当てる場合、これら経路群に対するいずれ
か1つに対する経路群識別子が戻される。
置が経路群識別子の戻しを支援する場合、11バイト・
フィールド560(データ500のバイト5−15)は
この制御装置によって戻された経路群識別子の値を含
む。経路群識別子のホーマットは図3に示し、詳細に前
述された。1度に1システムのみを予約することができ
るが、複数のシステムを対応する経路群を通して1つの
装置に "割当てる”(前述の "割当”コマンドを使用し
て)こともできる。従って、アドレスされた装置を複数
の経路群に割当てる場合、これら経路群に対するいずれ
か1つに対する経路群識別子が戻される。
【0195】いずれにせよ、I/Oインターフェースが
経路群識別子を含まない場合、戻された経路群識別子は
全べて0である。I/Oインターフェースが非グループ
化状態(すなわち、経路群が1チャンネル経路のみを持
つ)で動作している場合には、非0経路群識別子が戻さ
れる。
経路群識別子を含まない場合、戻された経路群識別子は
全べて0である。I/Oインターフェースが非グループ
化状態(すなわち、経路群が1チャンネル経路のみを持
つ)で動作している場合には、非0経路群識別子が戻さ
れる。
【0196】F.本発明技術の実施に使用するソフトウ
ェア 1.ソフトウェア・ルーチン 本発明によるソフトウェアは単一共用装置をアクセスし
ている各CPU用の全べてのMVSオペレーティング・
システムのI/O監視プログラムの一部を形成し、その
中で遂行する。
ェア 1.ソフトウェア・ルーチン 本発明によるソフトウェアは単一共用装置をアクセスし
ている各CPU用の全べてのMVSオペレーティング・
システムのI/O監視プログラムの一部を形成し、その
中で遂行する。
【0197】例示のため、このソフトウェアは、図4の
Aに示すCPU461のようなシスプレックスを形成す
る各CPU内で遂行するMVSオペレーティング・シス
テムに編入されているものに関して説明するものとす
る。このソフトウェアに対し、当業者が容易に理解しう
る適当な変更を加えて、例えば、非シスプレックス・ア
ーキテクチャのような他の複数プロセッサ・アーキテク
チャに対してそれを容易に適合しうるようにすることが
できる。
Aに示すCPU461のようなシスプレックスを形成す
る各CPU内で遂行するMVSオペレーティング・シス
テムに編入されているものに関して説明するものとす
る。このソフトウェアに対し、当業者が容易に理解しう
る適当な変更を加えて、例えば、非シスプレックス・ア
ーキテクチャのような他の複数プロセッサ・アーキテク
チャに対してそれを容易に適合しうるようにすることが
できる。
【0198】以上の点を考慮して、まず、本発明による
各種ソフトウェア、ルーチンと対話するCPUにおける
MVSオペレーティング・システムの関係ソフトウェア
成分と同様、CPU461において本発明の実施に使用
する本発明の各種ソフトウェア、ルーチン間で発生する
情報の流れの説明から、該ソフトウェアの説明に入る。
その後、説明を本発明による各ルーチンに向けて進める
ことにする。
各種ソフトウェア、ルーチンと対話するCPUにおける
MVSオペレーティング・システムの関係ソフトウェア
成分と同様、CPU461において本発明の実施に使用
する本発明の各種ソフトウェア、ルーチン間で発生する
情報の流れの説明から、該ソフトウェアの説明に入る。
その後、説明を本発明による各ルーチンに向けて進める
ことにする。
【0199】図6及び図7のAは、本発明ルーチン及び
全べてが図4に示す例示のCPU461で遂行するMV
Sオペレーティング・システムの関係ソフトウェア成分
間で発生する情報の流れを集合して示す図である。それ
らの図の正しい配列方法は図7のBに示す。
全べてが図4に示す例示のCPU461で遂行するMV
Sオペレーティング・システムの関係ソフトウェア成分
間で発生する情報の流れを集合して示す図である。それ
らの図の正しい配列方法は図7のBに示す。
【0200】これらルーチンは、単純化のため、CPU
461から発する全べての経路群に対し同一方法で機能
するが、例示する1つの経路群(経路群680)と、そ
の経路群に接続されている共用装置及び "遠端”(far
−end )制御装置(その両方共示していない)に関する
これらルーチンのオペレーションについてのみ、以下説
明する。又、単純化のため、CPU461において、単
に1システム(単一MVSオペレーティング・システ
ム)のみが遂行するものと仮定する。
461から発する全べての経路群に対し同一方法で機能
するが、例示する1つの経路群(経路群680)と、そ
の経路群に接続されている共用装置及び "遠端”(far
−end )制御装置(その両方共示していない)に関する
これらルーチンのオペレーションについてのみ、以下説
明する。又、単純化のため、CPU461において、単
に1システム(単一MVSオペレーティング・システ
ム)のみが遂行するものと仮定する。
【0201】本発明ルーチンは、図に示すように、I/
O監視プログラム初期化ルーチン700、MIHハンド
ラ・ルーチン800、U/R状態及び予約位置ルーチン
900、予約付きシステム識別(Identity System with
Reserve)(ISWR)ルーチン1000とから成り、
それら全べては、MVSオペレーティング・システム6
00の構成成分を形成するI/O監視プログラム610
内に置かれている。
O監視プログラム初期化ルーチン700、MIHハンド
ラ・ルーチン800、U/R状態及び予約位置ルーチン
900、予約付きシステム識別(Identity System with
Reserve)(ISWR)ルーチン1000とから成り、
それら全べては、MVSオペレーティング・システム6
00の構成成分を形成するI/O監視プログラム610
内に置かれている。
【0202】MVSオペレーティング−システム及びI
/O監視プログラム(本発明ルーチンとは異なる)は知
られているものであるため、これら2つのシステム・プ
ログラムのうち、本発明に対し特に関係がある部分につ
いてのみ説明する。その点に関し、本発明は、又I/O
要求待ち行列(Request Queue)630及びハードウェア
I/O構成(Hardware I/O Configuration)ルーチ
ン640(全べてI/O監視プログラムの一部を形成す
る)と相互作用する。
/O監視プログラム(本発明ルーチンとは異なる)は知
られているものであるため、これら2つのシステム・プ
ログラムのうち、本発明に対し特に関係がある部分につ
いてのみ説明する。その点に関し、本発明は、又I/O
要求待ち行列(Request Queue)630及びハードウェア
I/O構成(Hardware I/O Configuration)ルーチ
ン640(全べてI/O監視プログラムの一部を形成す
る)と相互作用する。
【0203】本発明ルーチンは、又システム間結合機能
(XCF)615、ソフトウェア・タイマ650、プロ
グラム監視プログラム660、及び自動回復ルーチン6
70(全べて知られ、MVSオペレーティング・システ
ムの一部を形成するか、I/O監視プログラムには含ま
れていない)と相互作用する。その上、本発明ソフトウ
ェアは結合済データセット(Coupled Dataset)620に
含まれているIOS記録1100を使用する。図に示す
ように、XCF615はMVSオペレーティング・シス
テム600に常駐して、CPU461が共用装置481
に記憶されている結合済データセットのようなシスプレ
ックス・システム・ファイルをアクセスし、更新するこ
とを可能にする。
(XCF)615、ソフトウェア・タイマ650、プロ
グラム監視プログラム660、及び自動回復ルーチン6
70(全べて知られ、MVSオペレーティング・システ
ムの一部を形成するか、I/O監視プログラムには含ま
れていない)と相互作用する。その上、本発明ソフトウ
ェアは結合済データセット(Coupled Dataset)620に
含まれているIOS記録1100を使用する。図に示す
ように、XCF615はMVSオペレーティング・シス
テム600に常駐して、CPU461が共用装置481
に記憶されている結合済データセットのようなシスプレ
ックス・システム・ファイルをアクセスし、更新するこ
とを可能にする。
【0204】動作に入ると、CPU461の初期化にお
いて、I/O監視プログラム初期化ルーチン700が遂
行される。このルーチン(図8において詳細に説明す
る)は、CPU461で遂行する単一MVSオペレーテ
ィング・システムを通してアクセス可能な各経路群に対
する経路群識別子を設定し、それらの値を対応する制御
装置に書込む。
いて、I/O監視プログラム初期化ルーチン700が遂
行される。このルーチン(図8において詳細に説明す
る)は、CPU461で遂行する単一MVSオペレーテ
ィング・システムを通してアクセス可能な各経路群に対
する経路群識別子を設定し、それらの値を対応する制御
装置に書込む。
【0205】その後、ルーチン700は線623、XC
F615、及び経路群4821を介して適当な項目又は
エントリをIOS記録1100(図6,7に示す)に書
込み、このCPUに接続されている対応する経路群に対
するCPUと各PGID間に通信を形成する。APGID
は、ホストVMシステムのゲストMVSオペレーティン
グ・システムを遂行しないので、それはこの特定のCP
Uにおいては使用されない。
F615、及び経路群4821を介して適当な項目又は
エントリをIOS記録1100(図6,7に示す)に書
込み、このCPUに接続されている対応する経路群に対
するCPUと各PGID間に通信を形成する。APGID
は、ホストVMシステムのゲストMVSオペレーティン
グ・システムを遂行しないので、それはこの特定のCP
Uにおいては使用されない。
【0206】経路群680に対するこれらオペレーショ
ンは、特に、経路群を形成するよう共用装置に対して定
義された各経路を介して、回線681で示すような "セ
ット経路ID”(Set Path ID )(SPID)コマンド
を発行することを含む。このコマンドは経路群680の
かかる経路全べてに対するPGIDを含む。このコマン
ドは経路群680のかかる経路全べてに対するPGID
を含む。この装置は遠端制御装置(特に示していない)
によりSPIDコマンドを遂行したとき、経路群680
の各かかる経路を識別して、それに対する内部通信を設
定する。
ンは、特に、経路群を形成するよう共用装置に対して定
義された各経路を介して、回線681で示すような "セ
ット経路ID”(Set Path ID )(SPID)コマンド
を発行することを含む。このコマンドは経路群680の
かかる経路全べてに対するPGIDを含む。このコマン
ドは経路群680のかかる経路全べてに対するPGID
を含む。この装置は遠端制御装置(特に示していない)
によりSPIDコマンドを遂行したとき、経路群680
の各かかる経路を識別して、それに対する内部通信を設
定する。
【0207】その後、CPU461は経路群462又は
そこに接続されている共用装置(特に図に示していな
い)の故障状態の症状から生じたMIH割込みの発生を
検査する。その点に関し、I/O監視プログラム610
が共用装置を含むI/Oオペレーションを開始したとき
はいつでも、I/O監視プログラムは線653で示すイ
ンストラクションを発行してタイマ650の1つを始動
する。
そこに接続されている共用装置(特に図に示していな
い)の故障状態の症状から生じたMIH割込みの発生を
検査する。その点に関し、I/O監視プログラム610
が共用装置を含むI/Oオペレーションを開始したとき
はいつでも、I/O監視プログラムは線653で示すイ
ンストラクションを発行してタイマ650の1つを始動
する。
【0208】このタイマは、省略時期間(典型的に15
秒)が発生するが、コマンドの終了が成功したときにI
/O監視プログラム(図に示していない回路を通して)
によってリセットされるか、どちらか先に発生したとき
に、タイムアウトするか又はMIH割込みを発生する。
タイマがタイムアウトした場合、線657で示すように
MIH割込みが生成される。この割込は、その生成によ
り、MIHハンドラ・ルーチン800を呼出す。
秒)が発生するが、コマンドの終了が成功したときにI
/O監視プログラム(図に示していない回路を通して)
によってリセットされるか、どちらか先に発生したとき
に、タイムアウトするか又はMIH割込みを発生する。
タイマがタイムアウトした場合、線657で示すように
MIH割込みが生成される。この割込は、その生成によ
り、MIHハンドラ・ルーチン800を呼出す。
【0209】MIHハンドラ・ルーチン800は、その
遂行により、I/O待ち行列から発する線635で示す
ように、保留I/O要求の待ち行列を検索して、共用装
置を巻き込むI/Oインストラクションが保留中であ
り、従って、実際にMIH割込みが発生したか否かを判
別する。MIH割込みが発生しなかった場合、ルーチン
800は、まず、経路群680を介して線685で示す
コマンドを発行し、サブチャンネルをクリヤすることに
よって、MIH回復を実行する。
遂行により、I/O待ち行列から発する線635で示す
ように、保留I/O要求の待ち行列を検索して、共用装
置を巻き込むI/Oインストラクションが保留中であ
り、従って、実際にMIH割込みが発生したか否かを判
別する。MIH割込みが発生しなかった場合、ルーチン
800は、まず、経路群680を介して線685で示す
コマンドを発行し、サブチャンネルをクリヤすることに
よって、MIH回復を実行する。
【0210】又、この回復の一部として、ルーチン80
0はMVSオペレーティング・システム内のプログラム
監視プログラム660に対し、線639で示すように、
メッセージを発行し、経路680を介し共用装置を使用
する現行チャンネル・プログラムの遂行を終了する。こ
れらオペレーションが実行されると、MIHルーチン8
00は、ハードウェアI/O構成ルーチン640に対
し、線638で示すように、メッセージを発行し、非同
期装置回復手順を開始する。
0はMVSオペレーティング・システム内のプログラム
監視プログラム660に対し、線639で示すように、
メッセージを発行し、経路680を介し共用装置を使用
する現行チャンネル・プログラムの遂行を終了する。こ
れらオペレーションが実行されると、MIHルーチン8
00は、ハードウェアI/O構成ルーチン640に対
し、線638で示すように、メッセージを発行し、非同
期装置回復手順を開始する。
【0211】この処理手順は、まず、経路群680(全
べて他の経路群同様)を介し、線683で示すように、
適当なメッセージを発生して、この経路群(CPU46
1に対する他の全べて同様)この経路群を再設定する。
その後、ルーチン800は、この処理手順の一部とし
て、線637で示すように、U/R状態検出及び予約位
置ルーチン900を呼出す。
べて他の経路群同様)を介し、線683で示すように、
適当なメッセージを発生して、この経路群(CPU46
1に対する他の全べて同様)この経路群を再設定する。
その後、ルーチン800は、この処理手順の一部とし
て、線637で示すように、U/R状態検出及び予約位
置ルーチン900を呼出す。
【0212】ルーチン900は、遂行すると、まず、線
687で示すように、経路群680を介し "センス経路
群ID”コマンドを発行して、共用装置が経路群のいず
れかを通して予約されたか否かを判別する。その後、セ
ンス・データに基づき、線689で示すように、ルーチ
ン900は、この装置に対する制御装置により戻され、
共用装置に対して予約が保持されているかを判別し、保
持されている場合、この装置の制御位置がR/Aコマン
ドを支援し、経路群識別子を戻すか否かを判別する。制
御装置がR/Aコマンドを支援する場合、線691で示
すように、ルーチン900は経路群680を介してこの
制御装置に対し、R/Aコマンドを発行する。
687で示すように、経路群680を介し "センス経路
群ID”コマンドを発行して、共用装置が経路群のいず
れかを通して予約されたか否かを判別する。その後、セ
ンス・データに基づき、線689で示すように、ルーチ
ン900は、この装置に対する制御装置により戻され、
共用装置に対して予約が保持されているかを判別し、保
持されている場合、この装置の制御位置がR/Aコマン
ドを支援し、経路群識別子を戻すか否かを判別する。制
御装置がR/Aコマンドを支援する場合、線691で示
すように、ルーチン900は経路群680を介してこの
制御装置に対し、R/Aコマンドを発行する。
【0213】センス・データに基づき(線693に示
し、図5と共に前述したように)、ルーチン900は制
御装置からR/Aコマンドに対して戻されると、R/A
センス・データをISWRルーチン1000に渡し、こ
のISWRルーチンを呼出す。この両オペレーションは
図6及び図7に示すように、線625で集合的に示さ
れ、このセンス・データに含まれている戻された経路群
識別子を共通システム名に変換する。代替的に、前述の
ように、制御装置がR/Aコマンドを支援しないとルー
チン900が結論すると、ルーチン900は、回線69
5が示すように、経路群680を介して制御装置に対し
U/Rコマンドを発行する。
し、図5と共に前述したように)、ルーチン900は制
御装置からR/Aコマンドに対して戻されると、R/A
センス・データをISWRルーチン1000に渡し、こ
のISWRルーチンを呼出す。この両オペレーションは
図6及び図7に示すように、線625で集合的に示さ
れ、このセンス・データに含まれている戻された経路群
識別子を共通システム名に変換する。代替的に、前述の
ように、制御装置がR/Aコマンドを支援しないとルー
チン900が結論すると、ルーチン900は、回線69
5が示すように、経路群680を介して制御装置に対し
U/Rコマンドを発行する。
【0214】ISWRルーチン1000は、遂行する
と、線627、XCF615、及び経路群4821を介
して共用装置482に置かれているIOS記録をアクセ
スし、この記録を通して検索し、R/Aセンス・データ
に供給された経路群識別子を含むIOS記録のエントリ
を捜出する。経路群4821は共用装置482において
終了したため、経路群4821からIOS記録に対する
残りのリンクは点線で示す。
と、線627、XCF615、及び経路群4821を介
して共用装置482に置かれているIOS記録をアクセ
スし、この記録を通して検索し、R/Aセンス・データ
に供給された経路群識別子を含むIOS記録のエントリ
を捜出する。経路群4821は共用装置482において
終了したため、経路群4821からIOS記録に対する
残りのリンクは点線で示す。
【0215】次に、IOS記録にエントリが見出された
場合、ルーチン1000は予約を保持している特定のC
PUを指定するメッセージを作成する。このメッセージ
は、現在予約されている装置の番号と、このCPUの製
造番号、及びこのエントリにある場合、そのCPUの共
通システム名(MVS1のような)とを含む。このメッ
セージは、線697で示すように、表示のためCPU4
61に接続されてれいるオペレータ・モニタに対して経
路指定される。
場合、ルーチン1000は予約を保持している特定のC
PUを指定するメッセージを作成する。このメッセージ
は、現在予約されている装置の番号と、このCPUの製
造番号、及びこのエントリにある場合、そのCPUの共
通システム名(MVS1のような)とを含む。このメッ
セージは、線697で示すように、表示のためCPU4
61に接続されてれいるオペレータ・モニタに対して経
路指定される。
【0216】このメッセージに応答して、オペレータは
共用装置を回復して、この装置を活動装置に戻すよう適
当な手順を開始することができる。その上、MVSオペ
レーティング・システム600がこの装置に対する自動
回復ルーチン670(点線で示す)を含む場合、そのメ
ッセージは、点線675で示すように、これらルーチン
に対し経路指定して、この装置を適当に回復し、それを
活動装置に戻すため、それらルーチンを自動トリガす
る。
共用装置を回復して、この装置を活動装置に戻すよう適
当な手順を開始することができる。その上、MVSオペ
レーティング・システム600がこの装置に対する自動
回復ルーチン670(点線で示す)を含む場合、そのメ
ッセージは、点線675で示すように、これらルーチン
に対し経路指定して、この装置を適当に回復し、それを
活動装置に戻すため、それらルーチンを自動トリガす
る。
【0217】次に、本発明ルーチン700,800,9
00,1000を順次処理するように説明を進める。こ
れら各ルーチンはことさら高機能レベルでのみ説明する
が、同様な機械環境において、各本発明ルーチンを実施
するため(特定のプログラムがある範囲で機械依存であ
る)、当業者は以下の説明から、適当なハイレベル及び
(又は)オブジェクト(機械)コードを容易に開発する
ことが可能である。
00,1000を順次処理するように説明を進める。こ
れら各ルーチンはことさら高機能レベルでのみ説明する
が、同様な機械環境において、各本発明ルーチンを実施
するため(特定のプログラムがある範囲で機械依存であ
る)、当業者は以下の説明から、適当なハイレベル及び
(又は)オブジェクト(機械)コードを容易に開発する
ことが可能である。
【0218】図8は、図6,7に示され、MVSオペレ
ーティング・システムの入出力(I/O)監視プログラ
ム成分のシステム初期化を実行するルーチン700のハ
イレベル、フローチャートを示す。前述のように、この
ルーチンはこのルーチンを遂行するCPUに接続されて
いる各経路群に対し、適当な経路群識別子を設定し、そ
の識別子を対応する制御装置に書込む。その後、このル
ーチンは、又、そのエントリをIOS記録1100に書
込み、そこに接続されている各対応する経路群のため、
この特定のCPUと経路群識別子(両方共一次PGI
D、及び適当な場合、APGID )との間の対応を形成す
る。
ーティング・システムの入出力(I/O)監視プログラ
ム成分のシステム初期化を実行するルーチン700のハ
イレベル、フローチャートを示す。前述のように、この
ルーチンはこのルーチンを遂行するCPUに接続されて
いる各経路群に対し、適当な経路群識別子を設定し、そ
の識別子を対応する制御装置に書込む。その後、このル
ーチンは、又、そのエントリをIOS記録1100に書
込み、そこに接続されている各対応する経路群のため、
この特定のCPUと経路群識別子(両方共一次PGI
D、及び適当な場合、APGID )との間の対応を形成す
る。
【0219】まず、ルーチン700に入ったとき、その
遂行はブロック710に進む。このブロックの遂行によ
り、このルーチンを遂行している特定のCPUに接続さ
れている各経路群に対し、前述の方法で経路群識別子の
値を作成する。その後、ブロック720に進み、動的経
路指定を実行する共用装置(特に、ここで使用される制
御装置)全べてを初期化する。
遂行はブロック710に進む。このブロックの遂行によ
り、このルーチンを遂行している特定のCPUに接続さ
れている各経路群に対し、前述の方法で経路群識別子の
値を作成する。その後、ブロック720に進み、動的経
路指定を実行する共用装置(特に、ここで使用される制
御装置)全べてを初期化する。
【0220】ルーチン700は、このCPUについて走
行する各システムによってアクセス可能な各経路群に対
しSPIDコマンドを発行してそれを達成する。単一M
VSオペレーティング・システムのような、1つのかか
るシステムのみがこのCPUで遂行している場合、この
システムに対する経路群のみが設定され、他のかかるC
PUに対しても同様である。その経路群に対する経路群
識別子を含む、これら各経路群に対し同一の "セット経
路群ID”コマンドがその経路群の各チャンネル経路を
介して送信される。
行する各システムによってアクセス可能な各経路群に対
しSPIDコマンドを発行してそれを達成する。単一M
VSオペレーティング・システムのような、1つのかか
るシステムのみがこのCPUで遂行している場合、この
システムに対する経路群のみが設定され、他のかかるC
PUに対しても同様である。その経路群に対する経路群
識別子を含む、これら各経路群に対し同一の "セット経
路群ID”コマンドがその経路群の各チャンネル経路を
介して送信される。
【0221】制御装置は、このCPUにおけるこのシス
テムを通してアクセス可能な全べての経路群の各チャン
ネル経路に対して同一の経路群識別子の値を受信した結
果、各かかる経路群の各チャンネル経路と、これら経路
群の各々とチャンネル経路とが接続された特定のCPU
との間の内部対応を設定する。
テムを通してアクセス可能な全べての経路群の各チャン
ネル経路に対して同一の経路群識別子の値を受信した結
果、各かかる経路群の各チャンネル経路と、これら経路
群の各々とチャンネル経路とが接続された特定のCPU
との間の内部対応を設定する。
【0222】その後、遂行処理はブロック730に進
み、前述のように、現CPUにおいて遂行しているMV
Sオペレーティング・システムが実際にホストVMオペ
レーティング・システムの先頭で走行するゲストMVS
システムである場合、ブロック730は一次PGIDと
してMVSシステムによって作成され、このゲストMV
Sオペレーティング・システムを通してアクセス可能な
各経路群に対するAPGIDとしてVMオペレーティング・
システムによって事前作成の経路群識別子を設定する。
み、前述のように、現CPUにおいて遂行しているMV
Sオペレーティング・システムが実際にホストVMオペ
レーティング・システムの先頭で走行するゲストMVS
システムである場合、ブロック730は一次PGIDと
してMVSシステムによって作成され、このゲストMV
Sオペレーティング・システムを通してアクセス可能な
各経路群に対するAPGIDとしてVMオペレーティング・
システムによって事前作成の経路群識別子を設定する。
【0223】前述のように、ゲストMVSオペレーティ
ング・システムによってアクセス可能な各かかる経路群
に対する一次経路群識別子は、後に、VMオペレーティ
ング・システムの初期化中に作成される(今はAPGID で
ある)、同一経路群の経路群識別子に対し作成された。
ング・システムによってアクセス可能な各かかる経路群
に対する一次経路群識別子は、後に、VMオペレーティ
ング・システムの初期化中に作成される(今はAPGID で
ある)、同一経路群の経路群識別子に対し作成された。
【0224】ブロック730の遂行が終了すると、処理
は、XCFを通して、結合済データセットからIOS記
録1100(図12と共に詳細に説明する)を読出すブ
ロック740に進む。その後、ブロック570は、IO
S記録にエントリを書込むことによってIOS記録を更
新し、各CPUと、それによってアクセス可能な各経路
群の一次PGID(及び適用可能な場合、APGID )との
間の内部対応を形成する。
は、XCFを通して、結合済データセットからIOS記
録1100(図12と共に詳細に説明する)を読出すブ
ロック740に進む。その後、ブロック570は、IO
S記録にエントリを書込むことによってIOS記録を更
新し、各CPUと、それによってアクセス可能な各経路
群の一次PGID(及び適用可能な場合、APGID )との
間の内部対応を形成する。
【0225】全エントリが書込まれると、ブロック76
0に進み、更新したIOS記録を適切に結合済データセ
ット(CDS)に書込むよう、ブロック760の処理を
実行する。以上説明した動作が終了すると、処理はルー
チン700から出る。
0に進み、更新したIOS記録を適切に結合済データセ
ット(CDS)に書込むよう、ブロック760の処理を
実行する。以上説明した動作が終了すると、処理はルー
チン700から出る。
【0226】図9は、図6及び図7に示すMVS未着割
込みハンドラ・ルーチン800のハイレベル・フローチ
ャートである。前述のように、ルーチン800は数個の
オペレーションを実行し、MIH割込みを処理して、予
約されている共用装置を回復する。ルーチン800は、
周期的且典型的に1秒ごとに遂行される。
込みハンドラ・ルーチン800のハイレベル・フローチ
ャートである。前述のように、ルーチン800は数個の
オペレーションを実行し、MIH割込みを処理して、予
約されている共用装置を回復する。ルーチン800は、
周期的且典型的に1秒ごとに遂行される。
【0227】ルーチン800に入ると、処理は810に
進む。このブロックは遂行されると、I/O要求の待ち
行列にある全べての保留I/O待ち行列を 検査して
(故に待ち行列630は図6及び図7に示す)、前述し
たように、共用DASDに対するMIH期間(典型的に
は15秒)内に終了しなかった要求を捜出する。
進む。このブロックは遂行されると、I/O要求の待ち
行列にある全べての保留I/O待ち行列を 検査して
(故に待ち行列630は図6及び図7に示す)、前述し
たように、共用DASDに対するMIH期間(典型的に
は15秒)内に終了しなかった要求を捜出する。
【0228】処理は決定ブロック820へ進み、MIH
割込みが実際に発生したか否かを判別する。かかる割込
みが発生しなかった場合、処理は単にこの決定ブロック
から発する "ノー”経路823を介してルーチン800
から出る。それに代り、MIH割込みが発生した場合、
処理は決定ブロック820から発する "イエス”経路8
27を介してブロック830に進む。
割込みが実際に発生したか否かを判別する。かかる割込
みが発生しなかった場合、処理は単にこの決定ブロック
から発する "ノー”経路823を介してルーチン800
から出る。それに代り、MIH割込みが発生した場合、
処理は決定ブロック820から発する "イエス”経路8
27を介してブロック830に進む。
【0229】このブロック830の実行により、MIH
回復が行われる。それを実行するため、ブロック830
は、まず、現MIH割込みが接続され、それを通して装
置を予約する特定の経路群を介してコマンドを発行し、
その経路群に関連するサブチャンネルをクリヤする。
回復が行われる。それを実行するため、ブロック830
は、まず、現MIH割込みが接続され、それを通して装
置を予約する特定の経路群を介してコマンドを発行し、
その経路群に関連するサブチャンネルをクリヤする。
【0230】その後、ルーチン800は、MVSオペレ
ーティング・システム内のプログラム監視プログラムに
対しメッセージを発行して、この特定の経路群を通る予
約された装置を使用した現行チャンネル・プログラムの
遂行を終了する。これら処理が終了すると、処理はブロ
ック840に進む。このブロックは単にMIH発生メッ
セージを発行し、このメッセージを将来使用のため、適
当なシステム・ログに記録する。
ーティング・システム内のプログラム監視プログラムに
対しメッセージを発行して、この特定の経路群を通る予
約された装置を使用した現行チャンネル・プログラムの
遂行を終了する。これら処理が終了すると、処理はブロ
ック840に進む。このブロックは単にMIH発生メッ
セージを発行し、このメッセージを将来使用のため、適
当なシステム・ログに記録する。
【0231】ブロック840における処理が終了する
と、ブロック850に進み、共用装置の非同期回復を実
行する。この回復は、前述のように、まず、現在CPU
で遂行している各システムを通してアクセス可能な動的
経路指定機能(いわゆる、動的経路選択 "DPS”装
置)を通して動作する装置全べてに対する全べての経路
群の再設定(すなわち、再有効化)を含む。
と、ブロック850に進み、共用装置の非同期回復を実
行する。この回復は、前述のように、まず、現在CPU
で遂行している各システムを通してアクセス可能な動的
経路指定機能(いわゆる、動的経路選択 "DPS”装
置)を通して動作する装置全べてに対する全べての経路
群の再設定(すなわち、再有効化)を含む。
【0232】その後、処理はブロック850に進み、U
/R状態検出及び予約位置ルーチン900を呼出し、現
在存在する状態がU/Rコマンドの発行を正当化して、
その結果、コマンドを発生するか、又は予約を保持して
いる現行CPUを捜出するか否かを判別する。ブロック
850の処理が終了すると、処理はルーチン800から
出る。
/R状態検出及び予約位置ルーチン900を呼出し、現
在存在する状態がU/Rコマンドの発行を正当化して、
その結果、コマンドを発生するか、又は予約を保持して
いる現行CPUを捜出するか否かを判別する。ブロック
850の処理が終了すると、処理はルーチン800から
出る。
【0233】図10は、図6及び図7に示す無条件予約
(U/R)状態検出及び予約位置ルーチン900のハイ
レベル・フローチャートである。前述のように、このル
ーチンは、状態が保証付きである場合か、又はそれを通
して予約を保持した制御装置が前述のR/Aコマンドに
より行われる経路群識別子の戻しを支援して、予約を保
持している特定のCPUを捜出する場合に、U/Rコマ
ンドの発行を目指す数個のオペレーションを実行する。
(U/R)状態検出及び予約位置ルーチン900のハイ
レベル・フローチャートである。前述のように、このル
ーチンは、状態が保証付きである場合か、又はそれを通
して予約を保持した制御装置が前述のR/Aコマンドに
より行われる経路群識別子の戻しを支援して、予約を保
持している特定のCPUを捜出する場合に、U/Rコマ
ンドの発行を目指す数個のオペレーションを実行する。
【0234】特に、このルーチンに入ると、まずブロッ
ク910において、予約されている共用装置に対し、制
御装置への経路群を介して "センス経路群ID”を発行
する。次に、処理はブロック920へ進み、そこで、こ
の制御装置から受進したセンス・データに応答して、セ
ンス・コマンドが成功であったか否か、すなわち、経路
群を通して共用装置に対する予約が拡張されたか否かを
判別する。
ク910において、予約されている共用装置に対し、制
御装置への経路群を介して "センス経路群ID”を発行
する。次に、処理はブロック920へ進み、そこで、こ
の制御装置から受進したセンス・データに応答して、セ
ンス・コマンドが成功であったか否か、すなわち、経路
群を通して共用装置に対する予約が拡張されたか否かを
判別する。
【0235】如何なる経路群を通してもかかる予約が拡
張されていなかった、すなわち、現在、装置に対する予
約が常駐していなかった場合は、故障が発生しなかった
(すなわち、エラー状態が検出されなかった)ことがわ
かる。このようにして後、MIH処理は終了し、ルーチ
ン900の処理は決定ブロック920から発する "イエ
ス”経路923を介してこの処理から出る。代りに、経
路群を通して予約が拡張されていた場合、処理は "ノ
ー”経路927を介して決定ブロック930に進む。
張されていなかった、すなわち、現在、装置に対する予
約が常駐していなかった場合は、故障が発生しなかった
(すなわち、エラー状態が検出されなかった)ことがわ
かる。このようにして後、MIH処理は終了し、ルーチ
ン900の処理は決定ブロック920から発する "イエ
ス”経路923を介してこの処理から出る。代りに、経
路群を通して予約が拡張されていた場合、処理は "ノ
ー”経路927を介して決定ブロック930に進む。
【0236】決定ブロックを遂行すると、それはこの経
路群に接続されている共用装置に対する制御装置がR/
Aコマンドを支援し、経路群識別子を戻すか否かを判別
する。制御装置がその支援を提供しない場合、処理は決
定ブロック930から発した"ノー”経路937を介し
てブロック960に進む。
路群に接続されている共用装置に対する制御装置がR/
Aコマンドを支援し、経路群識別子を戻すか否かを判別
する。制御装置がその支援を提供しない場合、処理は決
定ブロック930から発した"ノー”経路937を介し
てブロック960に進む。
【0237】ブロック960において、それを遂行する
と、制御装置に対してU/Rコマンドを発行し共用装置
を回復する。共用装置は、U/Rコマンドが発行され、
その装置に関連する制御装置によって適当に処理される
まで、使用不能である。このコマンドが発行された後、
処理はルーチン900から出る。
と、制御装置に対してU/Rコマンドを発行し共用装置
を回復する。共用装置は、U/Rコマンドが発行され、
その装置に関連する制御装置によって適当に処理される
まで、使用不能である。このコマンドが発行された後、
処理はルーチン900から出る。
【0238】上記に代り、制御装置がR/Aコマンドを
適当に支援し、経路群識別子を戻した場合、処理はブロ
ック930から発した "イエス”経路933を介してブ
ロック940に進む。ブロック940において、それが
遂行されると、制御装置に対してR/Aコマンドを発行
して、共用装置をその現行作業忠誠から解放する。
適当に支援し、経路群識別子を戻した場合、処理はブロ
ック930から発した "イエス”経路933を介してブ
ロック940に進む。ブロック940において、それが
遂行されると、制御装置に対してR/Aコマンドを発行
して、共用装置をその現行作業忠誠から解放する。
【0239】処理は決定ブロック950に進み、そこ
で、R/Aセンス・データ、及び特にそこに含まれてい
る経路群識別子から、この装置が現在のCPU、すなわ
ちこのルーチンを遂行しているCPUか又は他のCP
U、において遂行しているシステムに対して予約されて
いるか否かを判別する。この装置が現行CPUに対して
予約されていた場合、予約の位置、少くともその関連C
PUに対する予約の位置がわかる。従って、この場合、
処理は決定ブロック950から発した "ノー”経路95
3を介してルーチン900から出る。
で、R/Aセンス・データ、及び特にそこに含まれてい
る経路群識別子から、この装置が現在のCPU、すなわ
ちこのルーチンを遂行しているCPUか又は他のCP
U、において遂行しているシステムに対して予約されて
いるか否かを判別する。この装置が現行CPUに対して
予約されていた場合、予約の位置、少くともその関連C
PUに対する予約の位置がわかる。従って、この場合、
処理は決定ブロック950から発した "ノー”経路95
3を介してルーチン900から出る。
【0240】しかし、異なるCPUが予約を保持してい
た場合、決定ブロック950から "イエス”経路957
を介してブロック970に進む。このブロック970は
R/Aセンス・データをISWRルーチン1000に渡
し、このルーチンを呼出して、予約を保持する特定のC
PUを識別する。ブロック970が完了すると、処理は
ルーチン900から出る。
た場合、決定ブロック950から "イエス”経路957
を介してブロック970に進む。このブロック970は
R/Aセンス・データをISWRルーチン1000に渡
し、このルーチンを呼出して、予約を保持する特定のC
PUを識別する。ブロック970が完了すると、処理は
ルーチン900から出る。
【0241】最後に、図11に処理を進める。図11は
図6及び図7にも示す "予約付きシステム識別”(IS
WR)ルーチン1000のハイレベル・フローチャート
である。前述のように、このルーチンは、R/Aセンス
・データ及びIOS記録を使用して予約を保持するCP
Uを識別する。
図6及び図7にも示す "予約付きシステム識別”(IS
WR)ルーチン1000のハイレベル・フローチャート
である。前述のように、このルーチンは、R/Aセンス
・データ及びIOS記録を使用して予約を保持するCP
Uを識別する。
【0242】ルーチン1000に入ると、まず、ブロッ
ク1010に進み、それを遂行する。その遂行により、
XCFを介して、結合済データセット(Coupled Datase
t)に常駐しているIOS記録をアクセスして読出す。そ
の後、ブロック1020に進み、この記録を通してR/
Aセンス・データに供給された経路群識別子と一致する
一次PGID又はAPGID どちらかを含むエントリを捜出
するよう検索する。
ク1010に進み、それを遂行する。その遂行により、
XCFを介して、結合済データセット(Coupled Datase
t)に常駐しているIOS記録をアクセスして読出す。そ
の後、ブロック1020に進み、この記録を通してR/
Aセンス・データに供給された経路群識別子と一致する
一次PGID又はAPGID どちらかを含むエントリを捜出
するよう検索する。
【243】この処理が終ると、その処理はブロック10
20から1030に進み、ブロック1030を遂行する
と、処理は予約を保持している特定のCPUを指定する
メッセージを作成する。このCPUは一致エントリに含
まれている一次PGID又はAPGID から識別される。
20から1030に進み、ブロック1030を遂行する
と、処理は予約を保持している特定のCPUを指定する
メッセージを作成する。このCPUは一致エントリに含
まれている一次PGID又はAPGID から識別される。
【0243】このメッセージは現在予約されている装置
の数と、そのCPUの製造番号と、そのエントリに存在
する場合、そのCPUの共通システム名とを含む。この
メッセージでは表示のため現CPUに接続されているオ
ペレーターモニタに送られ、共用装置の自動回復をトリ
ガするため適当な自動回復ルーチンに接続される。
の数と、そのCPUの製造番号と、そのエントリに存在
する場合、そのCPUの共通システム名とを含む。この
メッセージでは表示のため現CPUに接続されているオ
ペレーターモニタに送られ、共用装置の自動回復をトリ
ガするため適当な自動回復ルーチンに接続される。
【0244】2.IOS記録 次に、図12を参照してIOS記録1100を説明す
る。図12は図6及び図7に示す結合済データセット6
20に含まれているIOS記録1100を例示する図で
ある。各シスプレックスに対し分離したIOS記録が存
在する。
る。図12は図6及び図7に示す結合済データセット6
20に含まれているIOS記録1100を例示する図で
ある。各シスプレックスに対し分離したIOS記録が存
在する。
【0245】図に示すように、例示のIOS記録110
0は、エントリ1110,1120,1130,114
0,1150で例示したエントリのテーブルを設置す
る。これらエントリの各々はシスプレックスで遂行す
る、例えばオペレーティング・システムのような関連シ
ステムの共通導入システム名(知っている場合)を含
む”システム名”(SYSTEM NAME)フィールドと、そのシ
ステムが関連CPUの論理区画内に常駐するか否かを示
す "LPAR Y/N”フィールドと、それを通してシ
ステムが予約を保持できることを識別する一次及び代替
経路群識別子を含む一次PGID及びAPGID フィールド
等を指定する。シスプレックスのそれぞれのCPUを遂
行する各システムに対して1エントリが存在する。
0は、エントリ1110,1120,1130,114
0,1150で例示したエントリのテーブルを設置す
る。これらエントリの各々はシスプレックスで遂行す
る、例えばオペレーティング・システムのような関連シ
ステムの共通導入システム名(知っている場合)を含
む”システム名”(SYSTEM NAME)フィールドと、そのシ
ステムが関連CPUの論理区画内に常駐するか否かを示
す "LPAR Y/N”フィールドと、それを通してシ
ステムが予約を保持できることを識別する一次及び代替
経路群識別子を含む一次PGID及びAPGID フィールド
等を指定する。シスプレックスのそれぞれのCPUを遂
行する各システムに対して1エントリが存在する。
【0246】エントリ1110,1120,1130,
1140が指定されている第1の6エントリが図4に示
す上記のシスプレックス455のシステムに対応する。
例として、このシスプレックスの各CPUが論理区画に
常駐していない1オペレーティング・システムのみを遂
行した場合、これらエントリの各々は(エントリ111
0を例示する)、共通システム名(例えば、MVS1)
と、このシステムが論理区画に常駐していないことを示
す "ノー”の表示と、これらエントリの各々と共同する
PGID(システムMVS1に対しては "abcd12
34”−−このPGIDは図4では "C”で示され、他
のPGIDに対しても同様である)とが与えられる。
1140が指定されている第1の6エントリが図4に示
す上記のシスプレックス455のシステムに対応する。
例として、このシスプレックスの各CPUが論理区画に
常駐していない1オペレーティング・システムのみを遂
行した場合、これらエントリの各々は(エントリ111
0を例示する)、共通システム名(例えば、MVS1)
と、このシステムが論理区画に常駐していないことを示
す "ノー”の表示と、これらエントリの各々と共同する
PGID(システムMVS1に対しては "abcd12
34”−−このPGIDは図4では "C”で示され、他
のPGIDに対しても同様である)とが与えられる。
【0247】これらシステムはVMホストで遂行するゲ
ストMVSシステムでないため、これらエントリの各々
に対するAPGID は全べて0である。実際には、上記のよ
うに、各経路群識別子は11バイト(例えば、2216
進ディジット)で形成されるが、図を簡単にするため、
各一次PGID及びAPGID に対し8ディジットのみを示
す。
ストMVSシステムでないため、これらエントリの各々
に対するAPGID は全べて0である。実際には、上記のよ
うに、各経路群識別子は11バイト(例えば、2216
進ディジット)で形成されるが、図を簡単にするため、
各一次PGID及びAPGID に対し8ディジットのみを示
す。
【0248】システムの1つがホストVMシステムの先
頭で動作するゲストMVSシステムである場合、対応す
るエントリ(エントリ1150が典型的である)は一次
PGIDと代替PGID(APGID)の両方を持つ。前述の
ように、1経路群に対する(如何なるものも)一次PG
IDはMVSオペレーティング・システムによって作成
されるが、そのAPGID はVMオペレーティング・システ
ムによって予め作成された経路群識別子である。
頭で動作するゲストMVSシステムである場合、対応す
るエントリ(エントリ1150が典型的である)は一次
PGIDと代替PGID(APGID)の両方を持つ。前述の
ように、1経路群に対する(如何なるものも)一次PG
IDはMVSオペレーティング・システムによって作成
されるが、そのAPGID はVMオペレーティング・システ
ムによって予め作成された経路群識別子である。
【0249】エントリ1150の場合、識別子 "efe
f8791”はその初期化中、ホスト・オペレーティン
グ・システムVM2によって経路群に対する識別子とし
て初期的に作成された。その後、この同一経路群のた
め、オペレーティング・システムVM2の先頭で遂行す
るゲストMVSオペレーティング・システムの初期化中
に、MVSシステムはこの経路群に対するAPGID として
の識別子 "efef8791”を落とし、この特定の経
路群に対する一次PGIDとして識別子 "cccd56
78”を作成した。
f8791”はその初期化中、ホスト・オペレーティン
グ・システムVM2によって経路群に対する識別子とし
て初期的に作成された。その後、この同一経路群のた
め、オペレーティング・システムVM2の先頭で遂行す
るゲストMVSオペレーティング・システムの初期化中
に、MVSシステムはこの経路群に対するAPGID として
の識別子 "efef8791”を落とし、この特定の経
路群に対する一次PGIDとして識別子 "cccd56
78”を作成した。
【0250】このように、エントリ1150はPGID
及びAPGID 両方を含むが(同一アルゴリズムから作成さ
れたが数字的に異なる)、尚、同一システム(すなわ
ち、VM2)を指すことがわかる。
及びAPGID 両方を含むが(同一アルゴリズムから作成さ
れたが数字的に異なる)、尚、同一システム(すなわ
ち、VM2)を指すことがわかる。
【0251】以上、本発明は、シスプレックス環境の結
合済データセットを通して、R/Aセンス・データによ
り戻された経路群識別子を変換することとして説明した
が、本発明は如何なる多重処理環境においても使用する
ことができ、特定の経路群識別子変換方法(及びそれに
伴うこの変換のために使用されるデータ構造)は特定の
環境で予知され、1つのかかる環境から次の環境に広く
変えることができる。
合済データセットを通して、R/Aセンス・データによ
り戻された経路群識別子を変換することとして説明した
が、本発明は如何なる多重処理環境においても使用する
ことができ、特定の経路群識別子変換方法(及びそれに
伴うこの変換のために使用されるデータ構造)は特定の
環境で予知され、1つのかかる環境から次の環境に広く
変えることができる。
【0252】この変換は確かにテーブル索引又はルック
アップ動作に限定されず、多くの導入システムにおいて
この変換方法は最も効率的である。
アップ動作に限定されず、多くの導入システムにおいて
この変換方法は最も効率的である。
【0253】以上、本発明はその好ましい実施例で詳細
に説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、本発明はその理念の範囲で、例えば、他の実施例及
び(又は)それに使用される装置等を広く変化変更しう
ることは当業者の認めるところである。
に説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、本発明はその理念の範囲で、例えば、他の実施例及
び(又は)それに使用される装置等を広く変化変更しう
ることは当業者の認めるところである。
【0254】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成し
て、故障発生の際、正しい修正動作を自動的にトリガす
るようにしたことにより、導入システムのダウンタイム
及びオペレータの介入を大幅に減少してコンピュータ導
入システムの故障発生の際の処理コストを非常に低減さ
せることができる。
て、故障発生の際、正しい修正動作を自動的にトリガす
るようにしたことにより、導入システムのダウンタイム
及びオペレータの介入を大幅に減少してコンピュータ導
入システムの故障発生の際の処理コストを非常に低減さ
せることができる。
【図1】共用装置及び動的経路指定を使用した従来の多
重処理コンピュータのハイレベル・ブロック図
重処理コンピュータのハイレベル・ブロック図
【図2】中央処理装置(CPU)200と、本発明に従
いCPUに組込まれ、メモリー220に記憶された各種
ソフトウェア成分の典型的な単純化メモリー・マップの
ブロック図
いCPUに組込まれ、メモリー220に記憶された各種
ソフトウェア成分の典型的な単純化メモリー・マップの
ブロック図
【図3】経路群識別子(PGID)の構成フィールドを
示す構成図
示す構成図
【図4】Aは本発明を組込むことができるシスプレック
ス間で共通共用装置を使用する2つのシスプレックス多
重処理コンピュータ導入システムを例示した単純化ハイ
レベル・ブロック図 Bはシスプレックス455内の各CPUのための対応す
るPGIDを指定するテーブルを例示する図
ス間で共通共用装置を使用する2つのシスプレックス多
重処理コンピュータ導入システムを例示した単純化ハイ
レベル・ブロック図 Bはシスプレックス455内の各CPUのための対応す
るPGIDを指定するテーブルを例示する図
【図5】リセット忠誠コマンドの遂行により制御装置に
よって戻される本発明によるセンス・データの構成フィ
ールド(32バイト)を例示する構成図
よって戻される本発明によるセンス・データの構成フィ
ールド(32バイト)を例示する構成図
【図6】図4に例示するCPU461に関連するMVS
オペレーティング・システムで実行され、本発明の好ま
しい実施例で使用される各種ソフトウェア成分間で発生
する情報の流れを示すその構成図
オペレーティング・システムで実行され、本発明の好ま
しい実施例で使用される各種ソフトウェア成分間で発生
する情報の流れを示すその構成図
【図7】Aは図6と結合して、図4に例示するCPU4
61に関連するMVSオペレーティング・システムで遂
行し、本発明の好ましい実施例で使用される各種ソフト
ウェア成分間で発生する情報の流れを示すその構成図 Bは、結合した図6と図7のAとの配列を示す図
61に関連するMVSオペレーティング・システムで遂
行し、本発明の好ましい実施例で使用される各種ソフト
ウェア成分間で発生する情報の流れを示すその構成図 Bは、結合した図6と図7のAとの配列を示す図
【図8】MVSオペレーティング・システムの入出力
(I/O)監視プログラム成分のシステム導入を実行す
るルーチン700(図6)のハイレベル・フローチャー
ト
(I/O)監視プログラム成分のシステム導入を実行す
るルーチン700(図6)のハイレベル・フローチャー
ト
【図9】MVS未着割込みハンドラ・ルーチン800
(図6)のハイレベル・フローチャート
(図6)のハイレベル・フローチャート
【図10】無条件予約(U/R)状態検出及び予約位置
ルーチン900(図6)のハイレベル・フローチャート
ルーチン900(図6)のハイレベル・フローチャート
【図11】予約付きシステム識別(ISWR)ルーチン
1000(図6)のハイレベル・フローチャート
1000(図6)のハイレベル・フローチャート
【図12】結合済データセット620に含まれているI
OS記録1100(図6)の構成成分を表形式で例示す
る構成図
OS記録1100(図6)の構成成分を表形式で例示す
る構成図
5 多重処理コンピュータ導入システム 10,20 中央処理装置(CPU) 30 経路 40 制御装置 41,43 制御装置A,B 54,56 リンク 60 共用装置 200 CPU 210 プロセッサ 220 メモリー 230 メモリー・マップ 250 I/Oインターフェース 300 経路群識別子(PGID) 400 コンピュータ導入システム 405,455 シスプレックス 411〜416 CPU 461〜466 CPU 421〜426 リンク 471〜476 リンク 450,432,482 DASD装置 490 独立型システム 480,482,484 共用装置 500 センス・データ 600 MVSオペレーティング・システム 620 結合済データセット 680 経路群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダビド・ハロルド・サーマン アメリカ合衆国12547、ニューヨーク州、 ミルトン、ポーラ・ドライブ、24番地 (72)発明者 ブレント・カムロン・バーズレイ アメリカ合衆国85730、アリゾナ州、タク ソン、イースト・ステラ・ロード、9533番 地
Claims (8)
- 【請求項1】 対応する複数のリンクを通して装置と共
同する制御装置に接続された複数のシステムを有し、前
記システムの各々は、前記リンクの対応する1つを介し
て前記制御装置に対し、それぞれ、 "予約”又は "解
放”コマンドを発行することによって前記装置に対する
アクセスを取得し、放棄するようにした多重処理環境に
おいて、前記装置に対する "予約”を保持する特定の1
システムを捜出する方法であって、 前記システムの1つを通し、前記1システムにより前記
装置に対し予め送られた事前定義コマンドが成功終了し
たか否かを判別し、 前記事前定義コマンドが成功終了しなかった場合、前記
1システムに接続された前記リンクの対応する1つを介
し、前記1システムからリセット・コマンドを発行し、 前記リセット・コマンドに応答し、前記制御装置によ
り、前記対応する1つのリンクを介し、それを通して前
記特定のシステムが前記装置に対する予約を保持するよ
うにした前記リンクの特定の1つの識別を含むセンス・
データを供給し、前記識別は前記特定の1リンクに接続
された前記特定のシステムを更に識別する識別子を含
み、 前記1システムにおいて、前記センス・データの識別子
に対応して、予約を保持する特定のシステムを指定する
メッセージを生成する、各工程を含むことを特徴とする
予約保持システム捜出方法。 - 【請求項2】 前記リンクの各々は経路群から成ること
を特徴とする請求項1記載の捜出方法。 - 【請求項3】 前記システムは中央処理装置で遂行する
ホスト・オペレーティング・システムか、中央処理装置
で遂行するゲスト・オペレーティング・システムか、又
は前記特定のシステムが複数の中央処理装置の1つであ
る場合における中央処理装置自体であることを特徴とす
る請求項2記載の捜出方法。 - 【請求項4】 前記事前定義コマンドは、入出力(I/
O)コマンドであり、前記判別する工程は、開始保留未
着割込み(MIH割込み)が発生したか否か周期的に判
別し、 前記MIH割込みに応答して、前記1システムに対する
保留I/Oコマンドが事前定義期間内に終了しなかった
か否か検査する、 各工程を含むことを特徴とする請求項3記載の捜出方
法。 - 【請求項5】 前記識別子は経路群識別子であり、 前記捜出方法は、更に、前記複数のシステムの各個々の
システムにおいて前記各個々のシステムの初期化中、前
記各個々のシステムに接続された、対応する経路群に対
し関連する経路群識別の値を前記制御装置に対して設定
し、 前記設定する工程に応答して、前記制御装置に対し前記
各個々のシステムを接続する対応する経路群を形成する
前記経路の各々を介し、前記経路群識別子を含むセット
経路群ID(SPID)コマンドを送信し、 前記制御装置において、前記経路の各々を介して受信し
た前記SPIDコマンドに応答して、前記経路群識別子
によって指定された前記対応する経路群のメンバとして
の前記経路の各々と通信を形成する、各工程を含むこと
を特徴とする請求項3記載の捜出方法。 - 【請求項6】 前記リセット・コマンドは、遂行する
と、前記制御装置により、前記R/Aコマンドを搬送
し、前記センス・データを返送する複数の経路群の1つ
を介して事前に設定された作業忠誠をリセットするリセ
ット忠誠(R/A)コマンドであることを特徴とする請
求項3記載の捜出方法。 - 【請求項7】 前記1システムは前記予約を保持する前
記特定の1システム以外の前記システムのいずれかであ
ることを特徴とする請求項3記載の捜出方法。 - 【請求項8】 対応する複数のリンクを通して装置と共
同する制御装置に接続された複数のシステムを有し、前
記システムの各々は、前記リンクの対応する1つを介し
て前記制御装置に対し、それぞれ、 "予約”又は "解
放”コマンドを発行することによって前記装置に対する
アクセスを取得し、放棄するようにした多重処理環境に
おいて、前記装置に対する "予約”を保持する特定の1
システムを捜出する装置であって、 前記システムの1つを通し、前記1システムにより前記
装置に対し予め送られた事前定義コマンドが成功終了し
たか否かを判別する手段と、 前記事前定義コマンドが成功終了しなかった場合、前記
1システムに接続された前記リンクの対応する1つを介
して前記1システムからリセット・コマンドを発行する
手段と、 前記リセット・コマンドに応答し、前記制御装置によ
り、前記対応する1つのリンクを介し、それを通して前
記特定のシステムが前記装置に対する予約を保持するよ
うにした前記リンクの特定の1つの識別を含むセンス・
データを供給する手段、とを含み、前記識別は、前記特
定の1リンクに接続された前記特定のシステムを更に識
別する識別子を含み、更に、 前記1システムにおいて、前記センス・データの識別子
に対応して、予約を保持する特定のシステムを指定する
メッセージを生成する手段を含むことを特徴とする予約
保持システム捜出装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/949,282 US5471609A (en) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | Method for identifying a system holding a `Reserve` |
US949282 | 1992-09-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06208498A true JPH06208498A (ja) | 1994-07-26 |
JP2566727B2 JP2566727B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=25488844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5202093A Expired - Fee Related JP2566727B2 (ja) | 1992-09-22 | 1993-07-23 | 複数のシステムより成る多重処理環境における予約保持システムの捜出方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5471609A (ja) |
JP (1) | JP2566727B2 (ja) |
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1993
- 1993-07-23 JP JP5202093A patent/JP2566727B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US5471609A (en) | 1995-11-28 |
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