JPH06208447A - 表示オブジェクト指定装置 - Google Patents

表示オブジェクト指定装置

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JPH06208447A
JPH06208447A JP5002280A JP228093A JPH06208447A JP H06208447 A JPH06208447 A JP H06208447A JP 5002280 A JP5002280 A JP 5002280A JP 228093 A JP228093 A JP 228093A JP H06208447 A JPH06208447 A JP H06208447A
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JP
Japan
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target
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cursor
pointing device
display
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JP5002280A
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Eiji Muramoto
栄治 村本
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】表示画面上に一部が隠れたオブジェクトのカー
ソルによる指定可能とする。 【構成】ポインティングデバイス情報入力部2に入力さ
れたカーソルの移動情報から、ターゲットサイズ予想部
3はフィッツの法則を利用してターゲットとなるオブジ
ェクトのサイズを予想する。指定オブジェクト決定部4
は、この予想されたサイズおよび位置と、オブジェクト
管理部5が管理しているオブジェクトの位置サイズとを
比較することにより、目標とするオブジェクトを決定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表示オブジェクト指定装
置、特に計算機システムがオーペレータとの対話を行な
う目的で表示画面上に提示した図面オブジェクト,仮想
現実感の空間中でのオブジェクトなどをオペレータがマ
ウス等のポインティングデバイスを用いてカーソルを移
動して指定するための表示オブジェクト指定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の表示オブジェクト指定装
置は、カーソルで指定した丁度その位置にあるオブジェ
クトを選択するか、カーソルで或る領域を指示して、そ
の領域に含まれたり、重なったりしているオブジェクト
を選択するか、更にまたこの二つの選択を組合わせてカ
ーソルで指した座標の近傍にあるオブジェクトを選択す
る方法を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の表示オ
ブジェクト指示装置は、オブジェクトが重なって表示さ
れている場合に、表面に見えている部分を指示しなけれ
ばならない。また完全に下に隠れてしまっている場合に
は、一度、上に重なっているオブジェクトを何等かの手
段で取除く手順が必要があり、更に半透明なオブジェク
トが重なっているときには、見えているにも拘らず指定
できないという問題点がある。なお何れの場合にもカー
ソルによる正確な座標指定が基本的に必要であり、カー
ソルの移動に目と手との負担が大きいという問題点があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の表示オブジェク
ト指定装置は、表示画面上のオブジェクトをポインティ
ングデバイスによりカーソルを移動して指定する表示オ
ブジェクト指定装置において、カーソルの移動暦の入力
をもとに、ターゲットのサイズをS,カーソルのターゲ
ットまでの移動距離をD,ターゲットにカーソルが届く
までに要した操作時間をt,個人差による定数をIM
したときフィッツの法則として知られるt=IM log
2 (D/S+0.5)を用いてターゲットのサイズを予
想するターゲットサイズ予想手段と、このターゲットサ
イズ予想手段に入力された操作時間tをポインティング
ディバイスの操作性により補正を行う時間補正手段と、
前記ターゲットサイズ予想手段で予想されたターゲット
のサイズおよびその位置と表示画面上のオブジェクトを
管理しているオブジェクト管理部に保持しているオブジ
ェクト位置およびサイズの情報とをもとに指定しようと
しているオブジェクトを決定すると共に個人差による定
数IM を学習により調整する指定オブジェクト決定手段
とを有することにより構成される。
【0005】以上の構成は、カーソルを移動して表示画
面上のオブジェクトを指定したときに、カーソルが移動
した距離と、移動した時間との情報から、オペレータが
指定しようとしたオブジェクトの大きさをフィッツの法
則を利用して計算により求め、それを実際のオブジェク
ト指定のアルゴリズムのヒント情報として利用しようと
するもので、カ−ソルが実際に指されてなくても、オペ
レータが指定しようとしたオブジェクトの大きさに近い
ものが近くにある場合に、オペレータは本当はそれを指
定しようとしたものとするのである。
【0006】なおフィッツの法則は図2に示す模式図に
対して、 t=IM log2 (2D/S) で与えられているが、 t=IM log2 (D/S+0.5) の方が、より実験データにあてはまることが知られてい
る。またこれらの式はそれぞれ、 S=D1-t/IM S=D/(2t/IM−0.5) と変形することができる。
【0007】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0008】図1は本発明の一実施例の構成図である。
図1の実施例はポインティングデバイス1,ポインディ
ングデバイス情報入力部2,ターゲットサイズ予想部
3,指示オブジェクト決定部4,オブジェクト管理部
5,およびオブジェクト表示部6を有して構成される。
【0009】以上の構成において、ポインデイングデバ
イス1はマウス等が用いられ、オペレータはポインディ
ングデバイス1をオブジェクト表示部6に表示された一
つのオブジェクトを目標にカーソルを移動するように操
作する。ポインディングデバイス情報入力部2はポイン
ディングデバスス1の移動情報の入力を得て、カーソル
を移動し、オブジェクト表示部1を介してカーソルを位
置オペレータへフィールドバックする。ターゲットサイ
ズ予想部3はオペレーによるカーソルの移動が、ボタン
操作等により終了したとき、カーソルの移動履歴の時間
tと移動距離Dとから、フイッツの法則S=D/(2
t/IM−0.5)を用いてターゲットのサイズSを見積も
る。ここで個人差による常数IM は指示オブジェクト決
定部4によって現在設定されている値を用いる。また時
間tについては、ポインディングデバイス1の移動の立
上がりの鈍り、マウスでは机上で一度浮かせてから戻し
移動する時間、目標を確認して終了のためボタンを操作
するまでの判断および操作の遅れ、カーソル移動中のタ
ーゲットの気まぐれによる変更、ターゲットへのオーバ
ランとその補正後戻り時間を考慮し、係数による補正を
行を行って算出する。指示オブジェクト決定部4は、タ
ーゲットサイズ予想部3で見積もられたサシズSと、オ
ブジェクト管理部5で管理されているオブジェクトの位
置およびサイズ情報をもとにオブジェクトを決定する。
この決定アルゴリズムはアプリケーションの目的によっ
て異なるが、図形エディタの図形選択を例にとると、
(a)ターゲットの予想サイズSに最も近い大きさの図
形で、ターゲット位置に最も近い場所にある図形を優先
する。(b)図形のサイズはカーソルの移動方向に沿っ
た方向の長さをもとにし、移動履歴をもとに計算する。
(C)一部が隠れている図形でも輪郭が見える場合は本
来の輪郭の大きさの図形と考える。以上(a)〜(c)
のルゴリズムが採用される。また指示オブジェクト決定
部4は決定したオブジェクトのサイズとターゲットの予
想サイズSとの差を個人差による常数IM にフィールド
バックして学習を繰返す。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ポインテ
ィングデバイスによりカーソルを移動したときの移動情
報をもとに、フィッツの法則を用いてターゲットとする
オブジェクトの予想サイズを求め、オブジェクト管理部
で保持しているオブジェクト情報を比較することにより
ターゲットとするオブジェクトを決定するので、重なっ
て下になって直接指示できないオブジェクトでも指定す
ることができる。また正確に座標を指示しなくても、大
雑把な指定でターゲットとするオブジェクトを指定する
ことができオペレータの負荷を軽減できるという効果が
ある。また大きなオブジェクトは素早く大雑把な動作
で、小さなオブジェクトはじっくり指定することにな
り、人間の特質にあった処理が行なえるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】フィッツの法則を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ポインティングデバイス 2 ポインティングデバイス情報入力部 3 ターゲットサイズ予想部 4 指示オブジェクト決定部 5 オブジェクト管理部 6 オブジェクト表示部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面上のオブジェクトをポインティ
    ングデバイスによりカーソルを移動して指定する表示オ
    ブジェクト指定装置において、カーソルの移動歴の入力
    をもとに、ターゲットのサイズをS,カーソルのターゲ
    ットまでの移動距離をD,ターゲットにカーソルが届く
    までに要した操作時間をt,個人差による定数をIM
    したときフィッツの法則として知られるt=IM log
    2 (D/S+0.5)を用いてターゲットのサイズを予
    想するターゲットサイズ予想手段と、このターゲットサ
    イズ予想手段に入力された操作時間tをポインティング
    ディバイスの操作性により補正を行う時間補正手段と、
    前記ターゲットサイズ予想手段で予想されたターゲット
    のサイズおよびその位置と表示画面上のオブジェクトを
    管理しているオブジェクト管理部に保持しているオブジ
    ェクト位置およびサイズの情報とをもとに指定しようと
    しているオブジェクトを決定すると共に個人差による定
    数IM を学習により調整する指定オブジェクト決定手段
    とを有することを特徴とする表示オブジェクト指定装
    置。
JP00228093A 1993-01-11 1993-01-11 表示オブジェクト指定装置 Expired - Lifetime JP3572625B2 (ja)

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JPH06208447A true JPH06208447A (ja) 1994-07-26
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005259148A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Dassault Systemes 要素を選択する方法およびプログラム
JP2010204988A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Casio Computer Co Ltd 情報処理装置、及びプログラム

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US7689936B2 (en) 2004-03-12 2010-03-30 Dassault Systemes Process for selecting and handling objects in a computer-aided design system
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