JPH06208303A - 画像形成装置における現像装置 - Google Patents

画像形成装置における現像装置

Info

Publication number
JPH06208303A
JPH06208303A JP5001842A JP184293A JPH06208303A JP H06208303 A JPH06208303 A JP H06208303A JP 5001842 A JP5001842 A JP 5001842A JP 184293 A JP184293 A JP 184293A JP H06208303 A JPH06208303 A JP H06208303A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foreign matter
matter removing
toner
roll
developer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5001842A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Inoue
義雄 井上
Yoshikazu Okamoto
佳和 岡本
Yoshikazu Takahashi
良和 高橋
Takashi Fuchiwaki
隆 渕脇
Yoshio Ikeda
美穂 池田
Tomoyoshi Chihara
朋義 千原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP5001842A priority Critical patent/JPH06208303A/ja
Publication of JPH06208303A publication Critical patent/JPH06208303A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】現像剤中に存在する異物が電極ワイヤに蓄積さ
れる前に、その異物を除去して信頼性を向上するととも
に、画像形成装置を小型にかつ安価に形成する。 【構成】磁気ロール5におけるドナーロール4との最接
近位置より上流側に、異物除去装置13が設けられ、こ
の異物除去装置13は、平板状のメッシュ部材からなる
異物除去部材14と、この異物除去部材14を実線で示
す作動位置と破線で示す退避位置とに設定する回転可能
な支持部材15とから構成されている。異物除去部材1
4は作動位置にあるとき磁気ロール5の現像剤層3aに
接触し、退避位置にあるとき清掃部材16に接触するよ
うになっている。磁気ロール5の現像剤層3aが作動位
置にある異物除去部材14を通過するとき、現像剤層3
a中の異物が異物除去部材14により除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機、静電
記録装置、ファクシミリ、伝送記録装置あるいはレーザ
ープリンターなどの画像形成装置に関し、更に詳細に
は、トナーによりトナー層をドナーロール上に形成し、
感光体とドナーロールとの間に配設された電極ワイヤに
より、現像領域においてドナーロール上のトナー層から
トナー雲を発生させ、このトナー雲のトナーにより感光
体上の潜像を現像するようになっている現像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一成分現像剤および二成分現像剤に関わ
らず、トナーの磁気ブラシを感光体に接触させることな
く、高効率で高画質の現像を行うことができるようにし
た画像形成装置における現像装置が、従来から種々開発
されている。この種の現像装置の一例としては、現像剤
のトナーによりトナー層をドナーロール上に形成し、感
光体とドナーロールとの間に配設された電極ワイヤによ
り、現像領域においてドナーロール上のトナー層からト
ナー雲を発生させ、このトナー雲のトナーにより感光体
上の潜像を現像するようになっている現像装置が、特開
平1ー304477号公報において提案されている。
【0003】また、前述の現像装置の他の例としては、
磁気ロールを用いて二成分現像剤をドナーロールに進ま
せ、このドナーロール上に二成分現像剤のトナーを転移
させてトナー層を形成し、感光体とドナーロールとの間
に配設された電極ワイヤにより、現像領域においてドナ
ーロール上のトナー層からトナー雲を発生させ、このト
ナー雲のトナーにより感光体上の潜像を現像するように
なっている現像装置が、特開平3ー113474号公報
において提案されている。
【0004】これらの方式の現像装置によれば、電極ワ
イヤに交流電圧を印加するなどの方法により、ドナーロ
ール上に形成したトナー層からトナー雲を発生させ、こ
のトナー雲により高効率でしかも高画質の現像を行うこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
いずれの方式の現像装置においても、ドナーロール上の
トナー層からトナー雲を発生させるために、電極ワイヤ
がドナーロールに近接して設けられている。このため、
この電極ワイヤに、粗大トナー粒子、トナーの凝集体、
現像剤中に混入している繊維状の埃や転写紙を形成する
紙の繊維などの異物が現像動作中に引っ掛かるととも
に、引っ掛かった異物は電極ワイヤに局部的に蓄積する
ようになる。
【0006】そして、電極ワイヤに蓄積された異物がド
ナーロール上に形成したトナー層に接触してそのトナー
層に筋を作ったり、電極ワイヤに印加するバイアス電圧
により形成される電界の均一性を局部的に乱したりする
ようになり、その結果、様々な画像欠陥をもたらすとい
う問題が生じる。
【0007】このような異物による画像欠陥に対処する
ために、バイアス電圧印加により異物を捕獲する方法が
種々開発されており、例えば特開昭63−8681号公
報および特開昭57−139770号公報等において提
案されているとともに、特許出願されている(特願平3
−107665号および特願平3−197950号)。
これらの異物除去方法によれば、バイアス電圧により帯
電状態にある異物が効果的に捕獲されるようになる。
【0008】しかしながら、これらの異物除去方法で
は、現像機内に混入する紙紛や未帯電トナーの凝集体等
の十分帯電されていない異物は、バイアス電圧によって
は効果的に捕獲されない。
【0009】また、更に他の異物を捕獲する方法とし
て、電極ワイヤを移動させることにより電極ワイヤとド
ナーロールとの間の空間を適宜広げ、その空間内に清掃
部材を設ける方法が本出願人によって開発され、特許出
願されている(特願平3−188713号)。
【0010】この特許出願の異物除去方法は、電極ワイ
ヤに引っ掛かった異物により、画像欠損が発生した場合
に、異物を効果的に除去するものである。したがって、
この特許出願の異物除去方法は電極ワイヤに既に引っ掛
かった異物に対する処置であるため、異物が電極ワイヤ
に引っ掛かることを阻止する、すなわち未然防止の観点
からすると、あまり効果的ではない。
【0011】更に他の異物除去方法として、空気吸引に
よる異物除去方法が特開平2−195368号公報にお
いて提案されている。この異物除去方法によれば、吸引
装置により、現像機内に浮遊している異物を吸引除去す
るものであり、異物が電極ワイヤに引っ掛かる前に除去
できるものである。しかしながら、この異物除去装置で
は、異物の吸引除去の効果を十分に得るためには吸引圧
力を十分高くする必要があり、このため大型の吸引装置
が必要となり、画像形成装置が大型になるばかりでな
く、コストも高くなってしまう。
【0012】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、現像装置内に存在する異
物が電極ワイヤに引っ掛かってその電極ワイヤに蓄積さ
れる前に、その異物を効果的に除去することにより信頼
性を向上できるとともに、小型に形成できる安価な画像
形成装置における現像装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段および作用】前述の課題を
解決するために、本発明は、ドナー部材に現像剤層のト
ナーを供給する現像剤供給装置に、磁気ロールとドナー
部材との最接近位置より磁気ロール回転方向上流側に、
異物除去装置の異物除去部材を磁気ロール上の現像剤層
と接触させた状態で配設している。
【0014】したがって、磁気ロールが回転することに
より現像剤層がドナー部材の方へ移動するとき、この現
像剤層は異物除去部材を通過するようになる。このと
き、現像剤層中に混入している異物は、異物除去部材に
より捕獲される。こうして、現像剤層中の異物は確実に
除去される。
【0015】本発明によれば、磁気ロール上に形成され
た現像剤層中の異物がドナー部材に移動する前に捕獲さ
れるようになるので、電極部材への異物の引っ掛かりを
未然に防止することができるようになる。
【0016】またこれにより、異物が電極部材とドナー
部材との間にほとんど侵入しなくなる。したがって、異
物は電極部材とドナー部材との間に挟まれることはな
く、異物によりドナー部材上のトナー層に筋が形成され
たり、電極部材に印加するバイアス電圧により形成され
る電界の均一性を局部的に乱したりすることはほとんど
なくなる。その結果、画像欠陥が回避され、画像形成装
置の信頼性が大幅に向上するようになる。
【0017】そのうえ、フィルター部材を現像剤循環経
路に設置するだけであるので、異物除去装置の構成はき
わめて簡単であり、その結果低価格で異物除去装置を実
現することができる。
【0018】
【実施例】図1は、本発明にかかる画像形成装置におけ
る現像装置の一実施例を模式的に示す図である。図1に
示すように、本実施例の現像装置1は所定量の現像剤2
を貯蔵するハウジング3を有しており、このハウジング
3の内部には、表面にトナー層が形成されてトナーを感
光体の方へ搬送するドナーロール4と、このドナーロー
ル4の下方に位置して現像剤をドナーロール4へ供給す
る磁気ロール5とが時計方向および反時計方向に互いに
独立して回転可能に設けられている(図1に示す状態で
は、ドナーロール4および磁気ロール5とも、反時計方
向βに回転するようになっている)。
【0019】また、ハウジング2内の底部には、磁気ロ
ール5の下方でこの磁気ロール5を挟んで一対のミキシ
ング用オーガ6,7が回転可能に取り付けられており、
これらのミキシング用オーガ6,7により、貯蔵されて
いる現像剤2が混合攪拌されるようになっている。
【0020】更に、ドナーロール4の上方には所定の間
隔を置いて、無端ベルト状の感光体8(図1にはベルト
の一部のみしか図示していない)が矢印方向αに移動可
能に設けられている。この無端ベルト状の感光体8は、
前述の従来の現像装置における感光体と同じものであ
り、図示しない帯電装置および露光装置によりベルト表
面に潜像Bが形成される。
【0021】ドナーロール4と感光体8との間には、一
対の電極ワイヤ9,9が配設されている。この電極ワイ
ヤ9とドナーロール4との距離は、電極ワイヤ9が、ド
ナーロール4の上に形成されるトナー層に当接すること
により、自動的にドナーロール20から離れる方向に移
動するため、このトナー層の厚みと等しくなっている。
一般的にには、電極ワイヤ9とドナーロール4との距離
は、約5μmから30μm位である。図2に示すよう
に、電極ワイヤ9の両端部は、トナー層を含むドナーロ
ール4の最上位置における接線より若干下に位置してハ
ウジング2に取り付けられている。
【0022】更に、磁気ロール5には直流バイアス電圧
電源10が、またドナーロール4には直流バイアス電圧
電源11が接続されている。直流バイアス電圧電源10
により、磁気ロール5には約−300ボルトの直流電圧
が印加されているとともに、直流バイアス電圧電源11
により、ドナーロール4には約−100ボルトの直流電
圧が印加されている。これらの直流電圧によりドナーロ
ール4と磁気ロール5との間に静電界が形成され、これ
の静電界により、磁気ロール5に付着しているトナー粒
子が磁気ロール5からドナーロール4へ引き付けられ、
ドナーロール4の表面には一様な厚さのトナー層が形成
されるようになっている。
【0023】電極ワイヤ9には交流バイアス電圧電源1
2が接続されており、この交流バイアス電圧電源12に
より交流バイアス電圧が電極ワイヤ9に印加されるよう
になっている。この印加された交流バイアス電圧によ
り、電極ワイヤ9とドナーロール4との間に交流電界が
作られ、この交流電界により、ドナーロール4の表面か
らトナーが分離されて電極ワイヤ9の回りにトナー雲が
形成されるようになっている。この交流バイアス電圧の
大きさは、約3kHz〜15kHzの範囲の周波数においてピ
ーク電圧が200ボルト〜1000ボルト程度の大きさ
である。
【0024】また、ドナーロール4に直流バイアス電圧
電源11から約−100ボルトの直流電圧が印加されて
いるので、この直流電圧によりドナーロール4と感光体
8との間には静電界が形成されるようになる。この静電
界により、電極ワイヤ9の回りに形成されたトナー雲か
らトナー粒子が分離されるとともに、分離されたトナー
粒子が感光体8上に形成されている潜像Bへ引き付けら
れ、潜像Bが現像されてトナー像Cが感光体8上に形成
されるようになっている。なお、電極ワイヤ9またはド
ナーロール4上に誘電体被覆を施すことにより、印加す
る交流電圧の短絡が防止されるようになる。
【0025】ところで、本実施例においては、磁気ロー
ル5におけるドナーロール4との最接近位置より上流側
に、異物除去装置13が設けられている。図3に示すよ
うに、この異物除去装置13は、異物除去部材14と、
この異物除去部材14を支持するとともに異物除去部材
14を実線で示す作動位置と破線で示す退避位置とに設
定する回転可能な支持部材15とから構成されている。
【0026】異物除去部材14は、ともに網または線材
を格子状に編んだ平板状のメッシュ部材から構成されて
おり、現像剤が通過可能になっている。この異物除去部
材14のメッシュ間隔は、異物の種類や現像剤の粒径に
よって決定され、通常は0.5mm程度が望ましい。メ
ッシュ間隔が0.5mm程度が望ましいとしたのは、次
のよう理由からである。
【0027】すなわち、メッシュ間隔が小さ過ぎると、
現像剤が異物除去部材14を通過するときに、この異物
除去部材14が抵抗となってしまい、現像機の駆動トル
クを上昇させてしまう。またメッシュ間隔が大き過ぎる
と、現像剤が異物除去部材14を通過するときに、異物
も現像剤と一緒に異物除去部材14を通過してしまうの
で、異物除去部材14の異物除去効果が低下する。一
方、現像装置1内に存在する異物は0.5mm〜1mm
程度のファイバー状の異物が多く、かつこれらの異物が
電極ワイヤに引っ掛かり、トナー層に筋を発生させる頻
度が多い。そこで、現像装置内で最も多い0.5mm〜
1mm程度のファイバー状の異物を確実に捕獲すること
ができるとともに、現像剤搬送の抵抗となるおそれの少
ないものとして、メッシュ間隔を0.5mm程度とする
ことが望ましい。なお、現像剤は図に点線で示す磁力線
に沿って、ドナーロール4の方向へと移動する。
【0028】また、異物除去部材14が実線で示す作動
位置にあるときは、この異物除去部材14は磁気ロール
5の表面に形成されている現像剤層3aに接触するよう
になっている。一方、異物除去部材14が破線で示す退
避位置にあるときは、この異物除去部材14は回転ブラ
シからなる清掃部材16に接触するようになっている。
【0029】支持部材15を回転させる手段として、従
来からある一般的な電動モータを用いることができる。
また、支持部材15を手動によって回転させるようにし
てもよい。
【0030】このように構成された本実施例において
は、図1においてキャリアとトナーからなる二成分現像
剤3がハウジング2内に破線で示す高さhまで入れられ
ており、この二成分現像剤3は、ミキシング用オーガ
6,7によりキャリアとトナーとが十分に混合攪拌され
る。
【0031】そして、二成分現像剤3の一部が、磁気ロ
ール5の内部に固定された磁石5aの磁力により磁気ロ
ール5の表面に吸着されて、磁気ロール5の回転によっ
てドナーロール4の方へ搬送される。その場合、磁気ロ
ール5上に吸着された二成分現像剤3は途中で規制部材
14により計量されて、磁気ロール5に一定厚の現像剤
層3aが形成されることにより、常に一定量の現像剤3
が磁気ロール5とドナーロール4との間の領域に搬送さ
れる。
【0032】次に、直流バイアス電圧電源10,11か
らの直流電圧によって形成される静電界により、磁気ロ
ール5に付着しているトナー粒子が磁気ロール5からド
ナーロール4へ引き付けられ、これによりドナーロール
4の表面には一様な厚さのトナー層が形成される。この
トナー層はドナーロール4の回転によってドナーロール
4と電極ワイヤ9との間の領域に搬送される。
【0033】次に、交流バイアス電圧電源12から電極
ワイヤ9に印加された交流バイアス電圧で電極ワイヤ9
とドナーロール4との間に形成された交流電界により、
ドナーロール4の表面からトナーが分離されて電極ワイ
ヤ9の回りにトナー雲が形成される。次いで、直流バイ
アス電圧電源11からドナーロール4に印加される直流
電圧でドナーロール4と感光体8との間に形成される静
電界により、電極ワイヤ9の回りに形成されたトナー雲
からトナー粒子が分離されるとともに、分離されたトナ
ー粒子が感光体8上に形成されている潜像Bへ引き付け
られ、潜像Bが現像されてトナー像Cが感光体8上に形
成される。
【0034】現像により、ドナーロール4上のトナーが
無くなった部分には、再び磁気ロール5から新たなトナ
ーが供給される。このとき、ドナーロール4と磁気ロー
ル5との間の間隔、磁気ロール5上の二成分現像剤3の
量、磁気ロール5の磁気磁性、ドナーロール4に対する
磁気ロール5の回転速度の比、直流バイアス電圧電源1
0,11の直流電圧、二成分現像剤3に含まれるキャリ
アの導電度を調整して適宜組み合わせることにより、ほ
ぼ一定の電荷を有する一定量のトナーをドナーロール4
上に付着させることができる。
【0035】ところで、二成分現像剤3が磁気ロール5
の表面に付着されて磁気ロール5の回転とともにドナー
ロール4の方へ搬送されるとき、この二成分現像剤3は
異物除去部材14を通過するようになる。このとき、現
像剤3内に混入している異物は、異物除去部材14のメ
ッシュ部に引っ掛かり捕獲される。そして、捕獲された
異物は、異物除去部材14が退避位置にあるとき清掃部
材16に接触するので、この清掃部材16により除去さ
れる。こうして、現像剤3内に混入している異物は確実
に除去されるようになる。
【0036】したがって、本実施例においては、現像剤
3中の異物がドナーロール4に移動する前に捕獲される
ようになるので、電極ワイヤ9への異物の引っ掛かりを
未然に防止することができるようになる。そのうえ、簡
単な構造である平板状の異物除去部材13を磁気ロール
5におけるドナーロール4との最接近位置より上流側に
設けるだけであるので、異物除去装置13の構成はきわ
めて簡単であり、その結果低価格で異物除去装置を実現
することができる。
【0037】また、異物が電極ワイヤ9とドナーロール
4との間にほとんど侵入しなくなる。これにより、異物
は電極ワイヤ9とドナーロール4との間に挟まれること
はなく、異物によりドナーロール4上のトナー層に筋が
形成されたり、電極ワイヤ9に印加するバイアス電圧に
より形成される電界の均一性を局部的に乱したりするこ
とはほとんどなくなり、その結果、画像欠陥が回避され
るようになる。したがって、画像形成装置の信頼性が大
幅に向上するようになる。
【0038】異物除去部材14に溜まった異物を清掃部
材16で除去する場合は、現像作業をしていない時、適
当な間隔(例えばパワーオン時)で、異物除去部材14
を退避位置に設定する。これにより、異物除去部材14
が清掃部材16に接触し、この清掃部材16により、異
物除去部材14に付着している異物が除去される。異物
除去部材14に捕獲された異物は、その後図示しない異
物回収部に集められる。こうして、異物除去部材14は
清掃され、再び新しい初期状態にされる。したがって、
異物除去部材14は長期にわたって初期の異物除去性能
を維持することができるようになる。
【0039】なお、前述にいずれの実施例においても、
ドナー部材としてロール状のドナー部材を用いるものと
しているが、例えばベルト状のドナー部材等の他のドナ
ー部材を用いることもできる。
【0040】更に、前述にいずれの実施例においても、
感光体としてベルト状の感光体を用いるものとしている
が、例えばドラム状の感光体等の他の感光体を用いるこ
ともできる。更に、本発明は一成分の現像剤を用いる現
像装置にも適用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、磁気ロールにおけるドナー部材との最接近位
置より上流側に、磁気ロール上に形成された現像剤層に
接触する異物除去部材を備えた異物除去装置を設けてい
るので、この異物除去部材により、磁気ロールに付着し
ている現像剤内に混入する異物をドナー部材に移動する
前に捕獲できるようになる。したがって、電極部材への
異物の引っ掛かりを未然に防止することができる。
【0042】またこれにより、異物が電極部材とドナー
部材との間に挟まれることはないので、異物によりドナ
ー部材上のトナー層に筋が形成されたり、電極部材に印
加するバイアス電圧により形成される電界の均一性を局
部的に乱したりすることは確実に防止できるようにな
る。したがって、画像欠陥を回避でき、画像形成装置の
信頼性を大幅に向上させることができる。
【0043】そのうえ、異物除去装置は、例えばメッシ
ュ状の平板からなる異物除去部材を作動位置と退避位置
との間で移動可能に設置するだけであるので、異物除去
装置の構成はきわめて簡単であり、その結果低価格で異
物除去装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置における現像装置の一
実施例を概略的に示す図である。
【図2】 電極ワイヤとドナーロールとの各端部におけ
る状態を示す図である。
【図3】 図1に示す実施例の異物除去装置を模式的に
示す部分拡大図である。
【符号の説明】
1…現像装置、2…ハウジング、3…二成分現像剤、4
…ドナーロール、5…磁気ロール、6,7…ミキシング
用オーガ、8…ベルト状の感光体、9…電極ワイヤ、9
a,9b,9c,9d…導電ワイヤ、10,11…直流バイアス電
圧電源、12…交流バイアス電圧電源、13…異物除去
装置、14…異物除去部材、15…支持部材、16…清
掃部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渕脇 隆 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 池田 美穂 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 千原 朋義 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体から離れてこの感光体と対向して
    配置され、その表面にトナー層が形成されるとともにこ
    のトナー層を搬送するドナー部材と、表面に現像剤層が
    形成されるとともに回転によりこの現像剤層を搬送し、
    前記ドナー部材に前記現像剤層のトナーを供給する磁気
    ロールを備えた現像剤供給装置と、前記感光体と前記ド
    ナー部材との間に配設され、バイアス電圧により前記ド
    ナー部材の前記トナー層からトナー雲を発生させて前記
    感光体上の潜像を現像する線状の電極部材とを備えてい
    る画像形成装置における現像装置において、 前記現像剤供給装置の前記磁気ロールと前記ドナー部材
    との最接近位置より前記磁気ロール回転方向上流側に、
    異物除去装置が前記磁気ロール上の前記現像剤層と接触
    する状態で配設されていることを特徴とする画像形成装
    置における現像装置。
  2. 【請求項2】 前記異物除去装置はメッシュまたは線材
    からなるフィルターにより構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置における現像装置。
  3. 【請求項3】 前記異物除去装置は、前記磁気ロールか
    ら離隔した退避位置に移動可能に設けられていることを
    特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置におけ
    る現像装置。
  4. 【請求項4】 前記異物除去装置が前記退避位置に移動
    したとき、前記異物除去装置に接触してこの異物除去装
    置を清掃する清掃部材が設けられていることを特徴とす
    る請求項3記載の画像形成装置における現像装置。
JP5001842A 1993-01-08 1993-01-08 画像形成装置における現像装置 Pending JPH06208303A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5001842A JPH06208303A (ja) 1993-01-08 1993-01-08 画像形成装置における現像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5001842A JPH06208303A (ja) 1993-01-08 1993-01-08 画像形成装置における現像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06208303A true JPH06208303A (ja) 1994-07-26

Family

ID=11512809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5001842A Pending JPH06208303A (ja) 1993-01-08 1993-01-08 画像形成装置における現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06208303A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3807853A (en) Electrophotographic cleaning apparatus
US3781107A (en) Cleaning apparatus
JP2633711B2 (ja) 画像形成装置
JP3466719B2 (ja) 現像電極ワイヤの静電清掃装置及び方法
JP2003156971A (ja) 画像形成装置
JP3277022B2 (ja) 現像装置
JPH0772733A (ja) トナーの帯電方法及び潜像の現像装置
JP4133281B2 (ja) 異物除去機構,印刷装置および異物除去方法
JPH02125282A (ja) 2ロール式清掃装置を備えた電子写真式プリンタ
JP3213340B2 (ja) 電子写真式印刷機
JP2001215798A (ja) 画像形成装置
JP2598132B2 (ja) 画像形成装置
JP2001175142A (ja) 感光体ベルトの非像形成表面から粒子を除去する装置
JP2004341311A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
US5999769A (en) Filtering system for removing toner from an air stream in a development housing
JPH0814736B2 (ja) 記録装置
JPH06208296A (ja) 画像形成装置における現像装置
JPH06208303A (ja) 画像形成装置における現像装置
JP2633712B2 (ja) 画像形成装置
JP3920191B2 (ja) 異物除去機構,印刷装置および異物除去方法
JPH0667500A (ja) 画像形成装置
JP2667562B2 (ja) 画像形成装置
JP2624879B2 (ja) 画像形成装置
JPH06118842A (ja) 画像形成装置
JP2667560B2 (ja) 画像形成装置