JPH0620780B2 - ロールの加熱構造 - Google Patents

ロールの加熱構造

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JPH0620780B2
JPH0620780B2 JP12297989A JP12297989A JPH0620780B2 JP H0620780 B2 JPH0620780 B2 JP H0620780B2 JP 12297989 A JP12297989 A JP 12297989A JP 12297989 A JP12297989 A JP 12297989A JP H0620780 B2 JPH0620780 B2 JP H0620780B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F5/00Elements specially adapted for movement
    • F28F5/02Rotary drums or rollers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Thermal Sciences (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は樹脂及びゴムのロールの筒面の表面に近く且つ
中心線に平行な多数の錐孔を穿設し、熱媒を通して筒面
を加熱するロールの構造に関する。
[発明の背景] 樹脂及びゴムをロールにて圧延する場合は、その材料の
塑性変形可能な温度において行われるため、ロールも加
熱されながら作動する。その製品が均一な厚さに仕上げ
られるためには、ロールが均一に加熱され且つ有効長全
面に亘り均等に熱膨脹しなげればならない。
又ロールは省エネルギー的見地からは熱容量が小さい方
が得策であり、高頻度の起動停止に対しても回転エネル
ギーの少なくて済む薄い肉厚のロールが有利である。
従来のロールにも上記の均一加熱とエネルギー節約の点
を考慮して、ロール外筒の厚さを薄くし、外筒の表面近
くに中心線に平行な熱媒通路孔を穿設したものが多くあ
るが、均一加熱に関しては必ずしも満足できるものは出
現していない。
例えば第4図に示す型のロールは外筒 1が薄く出来てい
て、エネルギー的にはよいが、その内部の中空部 2を隔
壁 3により仕切って高温室2Aと低温室2B分割し、中心線
に沿って2重管 4を一方の軸部から高温室2Aを貫通して
隔壁 3まで挿入している。外側管の熱媒はその管壁の孔
から高温室2Aに流出し、外筒 1の内面に設けた孔5Aを経
由して外筒表面近くに穿設された熱媒通路 6に入り、中
心線に平行に流れて外筒 1を加熱した後、孔5Bを通って
低温室2Bに出る。2重管 4の内側管は低温室2Bの下方に
曲げられていて放熱ずみの熱媒をサイホン式に外部に排
出する。
かかる型式のロールでは外筒 1も軸部も隔壁 3を境にし
て明らかに2重管 4挿入側が温度が高く、ロールの均一
な熱膨脹は期待出来ない。従って製品の厚さの均一化に
は特別の努力が必要である。
次の例として第5図に示す型式のロールは、上例と同じ
くロールは薄肉の省エネルギー式であって、外筒11内熱
媒通路12も3本一組になって熱媒は折り返し3回外筒内
を通過する様になつており、外筒の均一加熱の点では上
記例より格段に進歩したが、まだ外筒11の温度は正確に
は均一とは言えない。
次に他の部分の熱媒の流れを見るため、構造を説明す
る。両軸部13A,13B の中心の中空部はパイプ14によって
連絡され、密閉された空間を形成している。このパイプ
内空間を仕切環17にて高温室15A と低温室15B に分割
し、高温室15A は熱媒供給管16が仕切環17を貫通して接
続されている。従って熱媒は高温室15A から側壁18A 内
の孔を通過して上記外筒内熱媒通路12に入る。熱媒通路
12を通過した熱媒は側壁18B 内の孔を経由して低温室15
B に入り、軸部13B の中空部から外部に排出される。
上記構造の側壁18A と18B を比較すると明らかに側壁18
A の方が高温であって、その熱膨脹の差はロール外筒に
相当の影響を与えている筈である。
尚パイプ14と両軸部13A,13B との接合は工作上極めて難
しく、その接合部が漏洩を起こしても修理は非常に複雑
となる。
[発明が解決しようとする問題点] 上記のごとくロールの外筒や側壁の左右の温度に差があ
れば、必ず製品品質に悪影響を及ぼすものである。本発
明は外筒と側壁その他ロール全般において温度差を生じ
ない様な、又漏洩のおそれがある部分のない様なロール
を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明のロールは両軸部の連結パイプはなく、両軸部に
外筒内空間側から蓋をして密閉空間を設け、熱媒供給側
の軸部密閉空間内に仕切環を取付けて供給側空間と排出
側空間に分解し、熱媒供給管を貫通して供給側空間に連
通させ、排出側空間は熱媒排出管と連通させる。
外筒には表面付近に多数の熱媒通路が中心線に平行に設
けられている。本発明では上記熱媒通路の偶数の4本を
一組の流路として、熱媒供給側端においては、その1本
目を側壁内錐孔を経由して供給側空間と連結し、その4
本目を排出側空間に連結する。更に2本目と3本目を互
いに接続する。
又駆動側端においては1本目と2本目を側壁内錐孔を経
由して、軸部密閉空間に連結する。更に3本目と4本目
を互いに接続するものである。
[実施例] 上記の項を更に詳しく説明するために、実施例を図につ
いて説明する。
第1a 図はロールの中心線に沿った断面全体図、第1b
図はその部分拡大図で、第2図は中心線に直角な断面
図、第3図は熱媒の流路図である。尚第1b 図の左は駆
動側で右は熱媒供給側であり夫々にA,B の記号を付す。
外筒21は比較的に薄肉であって両側から側壁22A と22B
によって挾まれ支持されている。各側壁の中心部は夫々
軸部23A と23B を形成し、その内部の空間は外筒の内部
側から蓋を取付けられて夫々密閉空間24A と24B を作
り、更に密閉空間24B は、仕切環27により供給側空間25
と排出側空間26に分割され、熱媒排出管29は排出側空間
26に、熱媒供給管28は仕切環27を貫通して供給側空間25
に連通している、外筒21の表面に近く中心線に平行に多
数の熱媒通路30が穿設されているが、本発明では熱媒が
外筒21に流入してから流出するまでの流路を、熱媒通路
30の偶数の4本で構成している。即ち熱媒供給側におい
ては供給側空間25は上記4本の1本目に側壁22B 内部錐
孔31を経由して接続され、4本中の4本目が側壁22B 内
部錐孔32を経由して排出側空間26に接続されている。更
に2本目と3本目はその端部を外筒21内で互いに接続さ
れている。外筒21の駆動側においては熱媒通路30の4本
の1本目は側壁22A の内部錐孔33を通って軸部23A の密
閉空間24A に連結され、密閉空間24A からは側壁22A の
内部錐孔34を通って2本目に連結され、更に3本目と4
本目の端部が外筒21内で互いに接続されている。
[作用] 先ず熱媒の流れの経路を説明すると熱媒は熱媒供給管28
により供給側空間25に入り、側壁22B 内部の錐孔31を経
由して4本一組の1本目に入る。
1本目の熱媒通路30を通過し外筒21を加熱した熱媒は、
駆動側端において側壁22A 内部の錐孔33を経由して軸部
23A の密閉空間24A に流入し、その周囲に熱を与える。
側壁22A,22B の内部を通過するのも側壁を熱するためで
ある。
密閉空間24A を出た熱媒は側壁22A を経由して2本目の
駆動側端に入り、以下2,3,4本目を折り返し通過し
て4本目の熱媒通路30の最終点に達する。熱媒通路4本
即ち偶数本を一組としたため最終点は1本目入り口と同
じ側となる。これより再び側壁22B 内部錐孔32を通って
排出側空間26に入り、排出管29により外部に排出され
る。
次に上記の如く熱媒が通過することによる温度分布を見
ると、外筒21の熱媒通路30は4本一組となっており、熱
媒は2往復すると考えても差し支えなく、入口と出口が
同じ側になるので平均温度は外筒の両側で略同一とな
り、外筒表面の温度は大体均一と見做すことが出来る。
また側壁22B についても錐孔31,32 を通過する熱媒の温
度は最高と最低であるから、平均すれば中間の温度とな
り、側壁22A 内部の錐孔33,34 を通る熱媒の平均温度と
比較して大差ないものとなり、従来のロールにおける両
側壁の温度差とは比較にならぬ程小さくなる。従ってこ
の温度差による熱膨脹差が外筒に及ぼす影響は本発明の
場合は殆どないと考えてもよい。即ち外筒自体は温度は
均一であり、又これを支持する側壁も略同一であるか
ら、ロールの温度分布としては申し分ないものである。
[発明の効果] 本発明においてはロールは熱媒が全ての部分を往復する
ことにより加熱するために、平均温度は殆ど全ての部分
で均一化され、ロールを温度条件としては最高の状態に
置くものである。
【図面の簡単な説明】
第1a 図は本発明に係るロールの中心線に沿った全体断
面図、第1b 図はその部分拡大図、第2図は同じく中心
線に直角な A-A断面図、第3図は熱媒の流路図、第4図
及び第5図は従来ロールの説明図である。 21……外筒、22……側壁、23……軸部 24……密閉空間、25……供給側空間 26……排出側空間、27……仕切環、28……熱媒供給管 29……熱媒排出管、30……熱媒通路 31,32 ……側壁22B 内錐孔 33,34 ……側壁22A 内錐孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外筒表面付近に中心線と平行に穿設された
    多数の熱媒通路を有するロールにおいて、熱媒供給側に
    おいては軸部内の密閉空間を供給側空間と排出側空間と
    に分割して、夫々に熱媒供給管と熱媒排出管を連結し、
    外筒の熱媒通路の偶数4本を一組の流路として、その1
    本目と供給側空間とを側壁内錐孔を通じて連結し、又4
    本目と排出側空間とを側壁内錐孔を通じて連結し、更に
    2本目と3本目各端を互いに接続し、外筒の駆動側端に
    おいては熱媒通路の1本目は側壁内錐孔を通じて軸部内
    密閉空間に接続し、該密閉空間からは側壁内錐孔を通じ
    て2本目に接続し、更に3本目と4本目各端を互いに接
    続したロールの加熱構造。
  2. 【請求項2】ロールの両軸部内に密閉空間を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のロールの加熱構造。
  3. 【請求項3】ロールの熱媒供給側軸部内の密閉空間を供
    給側空間と排出側空間とに仕切環により分割したことを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載のロールの加熱構
    造。
  4. 【請求項4】ロールの両側壁内に熱媒が往復する通路を
    設けたことを特徴とする請求項1記載のロールの加熱構
    造。
  5. 【請求項5】ロールの駆動側軸部内の密閉空間に熱媒を
    送って軸部を加熱する請求項1又は請求項2記載のロー
    ルの加熱構造。
  6. 【請求項6】ロールの外筒表面を加熱する熱媒通路を4
    本一組として1本目の熱媒入口と4本目の熱媒出口を外
    筒の同じ側とした請求項1記載のロールの加熱構造。
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