JPH06207690A - 離脱防止管継手とその接合方法 - Google Patents

離脱防止管継手とその接合方法

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JPH06207690A
JPH06207690A JP343093A JP343093A JPH06207690A JP H06207690 A JPH06207690 A JP H06207690A JP 343093 A JP343093 A JP 343093A JP 343093 A JP343093 A JP 343093A JP H06207690 A JPH06207690 A JP H06207690A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 離脱防止用管継手において、挿口の受口への
挿入前後におけるロックリングの装着状態確認のための
ロックリング分割端部の隙間測定をなくすこと。 【構成】 ロックリング10は拡径すると挿口突部5の外
径より内径が大きくなり、縮径すると挿口4の外周面を
抱き込むように挿口4の外径より内径が小さくなってい
る。挿口突部5と対向する受口2の内周面に拡径したロ
ックリングの外径よりやや大きい底面内径をもち、ロッ
クリングを仮置き可能な受口凹部6を形成し、ロックリ
ングと対向する受口の内周面にロックリング係止用の環
状段部7を形成し、環状段部から受口凹部までの受口の
内周面にテーパ部8を形成している。環状段部の内周面
とロックリングの外周面にロックリングが環状段部に係
止して位置したときに互いに係止する係止部材を設けて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一方の管の受口に他
方の管の挿口を挿入して両管を接合する形式の管継手、
特に挿口が受口から抜け出すのを防止するロックリング
を受口部に有する離脱防止管継手の構造と接合方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】離脱防止の機能を有する管継手の一例と
して、図21に示すようなものが知られている。同図にお
いて101は受口102を有する一方の管、103は該受口に挿
入される挿口104を有する他方の管、105は管103の挿口1
04の先端外周面に設けられた挿口突部、106は受口102の
内周面に形成された受口溝、107は該受口溝に嵌入して
配設されたロックリング、108はバックアップリング、1
09はゴム輪、110は押輪、111はボルトナットである。図
22は図21のA−A線に沿う断面図であり、挿口104を受
口102に挿入する前にロックリング107を縮径して受口10
2に挿入し、受口溝106内で拡径した状態を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
管継手ではロックリング107が円周方向1つ割りとなっ
ており、径が拡縮可能になっているため、接合に際して
ロックリング107が確実に受口溝106に装着されているか
の確認が必須であり、この確認には具体的につぎのよう
な作業が必要で、全体としてのロックリング107のセッ
ト作業が煩雑となって作業性が悪いという問題点があっ
た。 (1)挿口104を受口102に挿入する前に予めロックリン
グ107を受口溝106に預けた状態で図22のように分割端部
の隙間aを穴パス等を用いて測定する必要がある。測定
後、ロックリング107は縮径して取り外す。 (2)予め挿口外周面に預けてある挿口104を受口102に
挿入し、ロックリング107を図示しない絞り器具で縮径
した後、受口、挿口の狭い隙間を通って所定の位置まで
挿入する必要がある。 (3)所定の位置にセットした状態で挿口104と受口102
との狭隘な空間を利用して再度、分割端部の隙間の測定
をする必要がある。 (4)2回測定した隙間を比較して規定外の場合は再
度、やり直しを必要とする。 (5)以上は全て掘削坑内での作業であり、安全上も好
ましくない。
【0004】そこでこの発明は、前記のような従来の問
題点を解決し、挿口の受口への挿入前後におけるロック
リングの装着状態確認のためのロックリング分割端部の
隙間測定をなくすことができる離脱防止用管継手とその
接合方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、前記のような管継手において、
ロックリングは拡径すると挿口突部の外径より内径が大
きくなり、縮径すると挿口の外周面を抱き込むように挿
口の外径より内径が小さくなるように構成されており、
挿口突部と対向する受口の内周面に拡径したロックリン
グの外径よりやや大きい底面内径をもち、ロックリング
の装着時にロックリングを仮置き可能な受口凹部を形成
し、前記装着のロックリングと対向する受口の内周面に
ロックリング係止用の環状段部を形成し、この環状段部
と受口凹部間の受口の内周面に受口凹部から環状段部に
向けて徐々に縮径するテーパ部を形成し、環状段部の内
周面とロックリングの外周面にロックリングの装着時に
ロックリングが環状段部に係止して位置したとき互いに
係止する係止手段を設けている。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の離脱防
止用管継手の接合方法であって、ロックリングを縮径し
た状態で受口凹部に仮置きし、この仮置きした受口凹部
でロックリングを拡径するとともに、該拡径状態を挿口
突部で管軸方向から押されると外れるように着脱可能に
ロックリングに取付けられる保持部材で保持し、しかる
後に環状のシール部材を挿口の外周面に預けた他方の管
の挿口を一方の管の受口へ挿入していって挿口突部で保
持部材を押して外し、この保持部材による保持解放によ
り縮径して挿口の外周面に抱き付いて嵌合するロックリ
ングを、挿口を受口から引き抜き方向に移動することに
より係合する前記挿口突部によって環状段部に係止して
位置させ、このロックリングと環状段部を係止手段によ
り係止した後、さらに挿口を受口に向けて所定位置まで
押し込むことを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項2記載の接合方
法において、ロックリングが円周方向1つ割りとなって
おり、かつ保持部材がこのロックリングの分割端部の相
対向する面間の間隙に横向片部が嵌入して拡径状態を保
持し、縦向片部がロックリングの径方向内側に延びる保
持片からなっている。請求項4の発明は、請求項2記載
の接合方法において、ロックリングが円周方向に複数個
に分割され、この分割された各分割部片が拡縮可能に弾
性部材により連結されたものからなっており、かつ保持
部材がこのロックリングの内周面に嵌入して拡径状態を
保持する保持リングからなっている。
【0008】
【作用】前記のように拡径すると挿口突部の外径より内
径が大きくなり、縮径すると挿口の外周面を抱き込むよ
うに挿口の外径より内径が小さくなるロックリングを用
いているので、従来、必須であったロックリングの装着
状態確認のためのロックリング分割端部の隙間測定が要
らなくなる。
【0009】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の離脱防止管継手
を示す縦断正面図である。1は受口2を有する一方の
管、3は該受口に挿入される挿口4を有する他方の管
で、管3の挿口4の先端外周面には挿口突部5を設けて
いる。挿口突部5とほぼ対向する受口2の内周面には環
状の受口凹部6を形成し、該受口凹部より所定長さ受口
2の先端側の内周面には受口凹部6より浅いロックリン
グ係止用の環状段部7を形成し、該環状段部から受口凹
部6までの受口2の内周面には受口凹部6から環状段部
7に向けて徐々に縮径するようにテーパ部8を形成して
いる。環状段部7には図2のように円周方向1つ割り
で、径が拡縮可能となっているロックリング10を挿口4
の外周面に嵌合して係止し、装着している。ロックリン
グ10は自由状態ではその外径は環状段部7と隣接する受
口突部11を通過し得る程度となっている。すなわち、受
口凹部6の底面の直径をD0、挿口突部5の外径をD1
ロックリング10の内径をD2、挿口3の外径をD3、環状
段部7と挿口4の外径間の寸法(ほぼロックリング10の
厚みに等しい)をLHとすると、ロックリング10が拡径
して挿口突部5と受口凹部6との間に仮置きされたとき
は、D0−(LH+LH)>D1、言い替えればD2>D1
の関係にあり、一方、ロックリング10が縮径して環状段
部7に装着された図1のときは、D1>D2の関係にあ
る。
【0010】12は受口2の先端側の内周面とこれと対向
する挿口4の外周面との間に介装したゴム輪、13はこの
ゴム輪12を2つ割りの押輪14を介して押圧固定するボル
トナット、15はゴム輪12の先端と受口突部11間の挿口4
の外周面に嵌合して装着したバックアップリングであ
る。
【0011】次に前記両管1,3の接合手順について図
3〜10を参照して説明する。一方の管1の受口2と他方
の管3の挿口4とを接合するには、まずロックリング10
を受口突部11を通過させ受口凹部6に仮置きし、この仮
置きした受口凹部6で図示しない治具で拡径した後にそ
の状態を保持するために図3(A),(B)のようなL形保
持片17をその横向片部18がロックリング10の分割端部の
相対向する面間の間隙19に嵌入するようにセットする
(図3)。なお、保持片17が前記のようにセットされる
と、その縦向片部16はロックリング10の径方向内側に延
びる。
【0012】次に図示省略したが、ゴム輪12、バックア
ップリング15を挿口4の外周面に預け、挿口4を受口2
に挿入する(図4)。このときのロックリング10の内径
2は挿口突部5の外径D1より大きいため、ここを通過
できる(図4)。そして、挿口突部5の通過により保持
片17は縦向片部16が挿口突部5によって後側に押される
ことにより外れ、これによりロックリング10は再び縮径
して挿口4の外周面に抱き付くように嵌合する(図
5)。外れた保持片17は管内から除去する。しかる後、
挿口4を図6のように受口端部の方向に後退させる。
【0013】挿口4の前記後退により挿口突部5がロッ
クリング10と係合した状態となり、このような係合状態
のまま挿口4をさらに後退させ、ロックリング10をテー
パ部8を経て図7のように環状段部7に位置させる。こ
の際、ロックリング10は全周が挿口4の外周面に密接し
ていなくとも(一部が挿口4の外周面から浮き上がって
いても)、挿口突部5に押されて受口突部11に当接する
まで移動する。
【0014】次に挿口4を抜け出し量、縮み量がほぼ等
しくなる図8のような所定位置まで押し込む。このとき
ロックリング10が挿口4とともに移動しないようにロッ
クリング10は環状段部7と係止手段により係止される。
この係止手段としては図9に示すものが挙げられる。す
なわち、(A)はロックリング10の外周面に部分的に凹溝
20を形成し、該凹溝に板ばねからなる係止部材21をセッ
トし、該係止部材の係止突部22を環状段部7におけるロ
ックリング10と対応する位置に形成した凹溝23に嵌入し
て係止している。(B)はロックリング10に形成の凹溝24
を凹溝23より深く形成し、そのなかにセットされる係止
部材25をコイルばね26と係止突部27で構成している。
(C)はロックリング10に形成の凹溝28を先端に係合部29
を有するとともに、後端に開口部30を有するように形成
し、かつ係止部材31を係合部29と係合する鍔部32を有す
る係止突部33、コイルばね34、及び開口部30から螺合さ
れてコイルばね34の付勢力を調整可能なビス35で構成し
ている。図8のようにロックリング10が環状段部7に係
止し、挿口4が所定位置まで押し込まれた状態にするこ
とによって、図5、図7に比して屈曲許容量を最も大き
くとることができ、かつ抜け出し量、縮み量をも許容し
得る。
【0015】前記のように挿口4の押し込みが終わった
後、バックアップリング15、ゴム輪12を押し込み、押輪
14を介してボルトナット13で締め付ける(図10)。この
作業は従来と同じである。これにより接合作業は終了す
る。
【0016】図11はロックリングの変形例である。(A)
のロックリング37は円周方向に複数個(この例では2
個)に分割され、この分割された各分割部片38の1箇所
を除いて他の分割端部を蝶番39等で縮径かつ拡径可能な
ように屈曲自在に連結している。(B)のロックリング41
は円周方向に複数個(この例では6個)に分割され、こ
の分割された各分割部片42の分割端部をコイルばね43で
連結したものであり、(C)のロックリング45は各分割部
片46の分割端部を前記のコイルばね43に代え、ゴムリン
グ47で連結したものである。この場合、(D)に示すよう
にゴムリング47は各分割部片46の外周面に形成した凹溝
48に嵌入される。(B),(C)のロックリング41,45は通
常状態では図面に鎖線で示すように各分割片42,46の分
割端部が接するように縮径しており、拡径により実線で
示すようになる。これらのロックリング37,41,45にお
いても前記ロックリング10と同様な係止手段が設けられ
ており、例えば図12に図11のb−b線に沿う断面図を示
すようにゴムリング47が2本、配設される。尚、図12
(A)は図9の(A)に相当、(B)は図9の(B)に相当、
(C)は図9の(C)に相当する。
【0017】図13はこの発明の別の実施例を示す。51は
ロックリングであり、このロックリング51は図11(B),
(C)で示したロックリング41,45と同様な構成となって
いる。すなわち、各分割片の分割端部はばねやゴムなど
からなる弾性部材52で連結されている。53はロックリン
グ51の装着に際して用いる分割部のない一体物の保持リ
ングで、ロックリング51の装着後は図のように受口底部
54に残置される。この保持リング53の外径D4は受口突
部11の内径D5及び受口底部54の内径D6(D5≒D6)よ
りやや小さくなっている。これ以外の構成は前記実施例
と同様になっているので、同様の部分には同一符号を付
して説明を省略する。
【0018】次にこの実施例の接合手順について図14〜
20を参照して説明する。まずロックリング51を縮径した
状態で受口突部11を通過させ受口凹部6に仮置きし、同
様に受口凹部6にもたらした保持リング53の外周面にセ
ットする(図14)。
【0019】次に図示省略したが、ゴム輪12、バックア
ップリング15を挿口4の外周面に預け、挿口4を受口2
に挿入する(図15)。この挿入により保持リング53は挿
口突部5で押されて受口2の奥端側の受口底部54へ移動
される。この挿口4と保持リング53の移動によりロック
リング51は弾性部材52によって縮径して挿口4の外周面
に抱き付くように嵌合する(図16)。しかる後、挿口4
を図17のように前記実施例と同様に受口端部の方向に後
退させる。このとき、保持リング53は受口底部54に残
る。
【0020】挿口4の前記後退により挿口突部5がロッ
クリング51と係合した状態となり、このような係合状態
のまま挿口4をさらに後退させ、ロックリング51をテー
パ部8を経て図18のように環状段部7に位置させる。そ
の後の作業は前記実施例と同様であり、図19は図8と、
図20は図10とそれぞれ対応した状態を示す。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明は前記のような構成から
なり、ロックリングのセットを挿口の挿入と移動だけで
できるので、従来、挿口の受口への挿入前後におけるロ
ックリングの装着状態確認のために必須であったロック
リング分割端部の隙間測定をなくすことができ、したが
って作業性が向上してロックリングのセット作業を極め
て簡便かつ確実に行なうことができる。また、掘削坑内
での作業が減少するので、安全性も向上する。請求項2
の発明は前記のようであるので、ロックリングの拡径状
態の保持を保持部材により、またその保持解放を挿口突
部によりいずれも容易に行なうことができ、接合作業を
能率的にできる。請求項3,4の発明は請求項2の発明
の保持部材による保持を保持片又は保持リングでより具
体的に達成することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の離脱防止管継手を示す縦
断正面図である。
【図2】同上に用いるロックリングの正面図である。
【図3】(A)は作用説明用の縦断正面図、(B)はロック
リングの分割端部を保持片で保持した状態の斜視図であ
る。
【図4】作用説明用の縦断正面図である。
【図5】作用説明用の縦断正面図である。
【図6】作用説明用の縦断正面図である。
【図7】作用説明用の縦断正面図である。
【図8】作用説明用の縦断正面図である。
【図9】(A),(B),(C)はそれぞれ異なる係止手段の
部分断面図である。
【図10】作用説明用の縦断正面図である。
【図11】(A),(B),(C)はそれぞれロックリングの
変形例を示す正面図、(D)は(C)のa−a線に沿う拡大
断面図である。
【図12】(A),(B),(C)は図11(C)のb−b線に沿
い、図9の(A),(B),(C)と対応するそれぞれ異なる
係止手段の部分断面図である。
【図13】この発明の別の実施例を示す縦断正面図であ
る。
【図14】作用説明用の縦断正面図である。
【図15】作用説明用の縦断正面図である。
【図16】作用説明用の縦断正面図である。
【図17】作用説明用の縦断正面図である。
【図18】作用説明用の縦断正面図である。
【図19】作用説明用の縦断正面図である。
【図20】作用説明用の縦断正面図である。
【図21】従来の管継手の一例を示す縦断正面図であ
る。
【図22】図21のA−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 一方の管 2 受口 3 他方の管 4 挿口 5 挿口突部 6 受口凹部 7 環状段部 8 テーパ部 10,37,41,45,51 ロックリング 11 受口突部 12 ゴム輪 13 ボルトナット 14 押輪 15 バックアップリング 17 保持片 21,25,31 係止部材 53 保持リング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の管の受口に他方の管の挿口を挿入
    し、この挿入した挿口の先端外周面に挿口突部を設け、
    この挿口突部より受口先端側の挿口の外周面に径が拡縮
    可能となっており、挿口突部と係合して挿口が受口から
    抜け出すのを防止するロックリングを嵌合して装着し、
    前記受口の先端側の内周面と挿口の先端側の外周面との
    間に環状のシール部材を介装し、このシール部材を押輪
    を介して締結部材により押圧固定して両管を接合する管
    継手において、前記ロックリングは拡径すると挿口突部
    の外径より内径が大きくなり、縮径すると挿口の外周面
    を抱き込むように挿口の外径より内径が小さくなるよう
    に構成されており、前記挿口突部と対向する受口の内周
    面に拡径したロックリングの外径よりやや大きい底面内
    径をもち、ロックリングの装着時にロックリングを仮置
    き可能な受口凹部を形成し、前記装着のロックリングと
    対向する受口の内周面にロックリング係止用の環状段部
    を形成し、この環状段部と受口凹部間の受口の内周面に
    受口凹部から環状段部に向けて徐々に縮径するテーパ部
    を形成し、前記環状段部の内周面とロックリングの外周
    面にロックリングの装着時にロックリングが環状段部に
    係止して位置したとき互いに係止する係止手段を設けた
    ことを特徴とする離脱防止管継手。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の離脱防止用管継手の接合
    方法であって、ロックリングを縮径した状態で受口凹部
    に仮置きし、この仮置きした受口凹部でロックリングを
    拡径するとともに、該拡径状態を挿口突部で管軸方向か
    ら押されると外れるように着脱可能にロックリングに取
    付けられる保持部材で保持し、しかる後に環状のシール
    部材を挿口の外周面に預けた他方の管の挿口を一方の管
    の受口へ挿入していって挿口突部で保持部材を押して外
    し、この保持部材による保持解放により縮径して挿口の
    外周面に抱き付いて嵌合するロックリングを、挿口を受
    口から引き抜き方向に移動することにより係合する前記
    挿口突部によって環状段部に係止して位置させ、このロ
    ックリングと環状段部を係止手段により係止した後、さ
    らに挿口を受口に向けて所定位置まで押し込むことを特
    徴とする離脱防止用管継手の接合方法。
  3. 【請求項3】 ロックリングが円周方向1つ割りとなっ
    ており、かつ保持部材がこのロックリングの分割端部の
    相対向する面間の間隙に横向片部が嵌入して拡径状態を
    保持し、縦向片部がロックリングの径方向内側に延びる
    保持片からなっている請求項2記載の離脱防止用管継手
    の接合方法。
  4. 【請求項4】 ロックリングが円周方向に複数個に分割
    され、この分割された各分割部片が拡縮可能に弾性部材
    により連結されたものからなっており、かつ保持部材が
    このロックリングの内周面に嵌入して拡径状態を保持す
    る保持リングからなっている請求項2記載の離脱防止管
    継手の接合方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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