JPH062075Y2 - 送り装置 - Google Patents

送り装置

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JPH062075Y2
JPH062075Y2 JP1987010649U JP1064987U JPH062075Y2 JP H062075 Y2 JPH062075 Y2 JP H062075Y2 JP 1987010649 U JP1987010649 U JP 1987010649U JP 1064987 U JP1064987 U JP 1064987U JP H062075 Y2 JPH062075 Y2 JP H062075Y2
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JP
Japan
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box
moving body
shaped support
suction
suction pipe
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987010649U
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English (en)
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JPS63118452U (ja
Inventor
健 吉原
隆司 加藤
圭司 加藤
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、箱形支持体内に断面コ字状の移動体を直線
移動可能に支承するとともに、該移動体のコ字の両端部
を前記箱形支持体の表面に形成した前記直線移動方向の
2本の開放部に臨ませ、該開放部に臨んだ前記移動体の
前記両端部を被送り部材の取付部とした送り装置に係
り、特にクリーンルーム内で使用して有効な装置に関す
るものである。
(従来技術) 前述のような送り装置は産業用ロボットなどによく利用
されている。ところで前記送り装置をクリーンルームで
使用するにあたり、前記移動体が直線移動するごとに前
記箱形支持体と前記移動体との間でエアのポンピングを
発生することになって、そのエアがほこりとともに前記
2本の開放部(とりわけ前記直線移動方向両端付近)か
ら放出され、クリーンルームの設定クリーン度を維持す
ることが難しくなる。
そこで前記開放部を囲むようにして前記箱形支持体の上
面にエアの吸込管を取り付けるとともに、前記開放部に
面する前記吸込管の側壁に多数の吸込孔を前記直線移動
方向に間隔を有して設け、そして該吸込管の一端(前記
直線移動方向の一端)の吸引ポンプを配管接続すること
により、箱形支持体内で発生したほこりを強制吸引する
ようにし、クリーンルーム内の汚染を防止するようにし
た装置が提案されている。
しかしながらこのような装置にあっては、吸込管が箱形
支持体の上面に突設されるため、それだけ前記移動体に
取り付けられる前記被送り部材の高さが高くなってしま
う。
また前記吸込管には前記直線移動方向全体にわたって前
記吸込孔が多数開口されており、移動体の移動に伴う前
記開放部からのエア吸出量が特に直線移動方向両端付近
で大となるという実情が考慮されていないため、ほとん
ど役立たない吸込孔が多く、吸引ポンプの容量を大とし
なければならない。
しかも吸込管の一端からエア吸引するため、これに近い
吸引孔から十分エア吸引されるが、遠隔した吸引孔から
は十分はエア吸引されない。
従って移動体の前記一端へ向けての移動時には前記開放
部からのエア吹出しはほとんどないが、他端へ向けての
移動時にはエア吹出しを抑えることが難しい。
(解決しようとする課題) この考案は前述事情に鑑みてなされたものであり、前記
移動体に取り付けられる被送り部材の高さに影響を及ぼ
さないようにするとともに、移動体の移動方向にかかわ
らず無駄なくエア吸引を行い得て、前記箱形支持体内で
発生したほこりを開放部から吹き出さないようにした送
り装置を提供せんとするものである。
(課題を解決するための手段) この考案送り装置は、両端のみを吸込口として開口、中
間部を吸引ポンプに配管した吸込管を、前記移動体の直
線移動方向に沿って前記箱形支持体にかつ前記移動体の
側方に設けるとともに、前記吸込管の両端開口を前記箱
形支持体内における前記移動体の移動領域外(前記箱形
支持体の両端付近)に存在させたことを特徴とするもの
である。
(作用) 前記吸込管を前記箱形支持体にかつ前記移動体の側方に
設けることにより前記移動体に取り付けられる被送り部
材の高さに悪影響を及ぼさない。また前記吸込管は両端
のみを吸込口として開口し、中間部に吸引ポンプを配管
接続していること、および該吸込管の開口部(吸込口)
を前記移動体の移動領域外(前記箱形支持体の両端付
近)に存在させているので、エアの吹出しは前記開放部
の前記直線移動方向両端付近が特に大であるが、前記移
動体の移動により発生するエアのポンピングを完全に吸
収でき、よって前記箱形支持体に設けた開放部からのほ
こりの放出可能性はない。
(実施例) なおこの実施例では直角座標のクリーンロボットのベー
スを箱形支持体として説明するが、この考案をこの実施
の形態に限定するものではない。
1は、X方向を長手方向とした箱形支持体であり、前記
クリーンロボットのベースである。ベース1の上面には
X方向に2本の開放部1a,1aが設けられている。ベ
ース1内にはX方向に2本のレールが施設されている。
3は、ベース1内においてレール2に支承され、X方向
に直線移動自在の移動体である。また移動体3は上に開
いた略コ字状に形成され、その両上端部3a,3aが被
送り部材Tの取付部として開放部1a,1aに臨んでい
る。さらに移動体3の下部3bにはボールスクリュー4
のナット部材4aが固設され、このナット部材4aはベ
ース1に回転自在に支承5,6したボールスクリュー4
の軸4bと螺合している。さらにはまたベース1内に固
設したフレーム1bには動力装置Mが取付けられ、その
動力はプーリとタイミングベルトとからなる公知の伝達
手段7を介して軸4bを回転可能である。
その結果、移動体3の断面積が小さいため、移動体3の
X方向移動によるエアのポンピングを小さく抑えること
ができ開放部1aからのエアの吹上げが少なく、クリー
ンルームへのほこりなどの飛散防止に有効となる。
なお支承6は第4図のように構成されている。すなわち
一端を閉じた筒形の支承部材6aは図示していないがベ
ース1に横向きに固設され、その支承部材6aによりベ
アリング6bを介して軸4bを支承している。また支承
部材6aの開放側とベアリング6bとの間にはシール材
6cが挿入され、ベアリング6bから発生するほこり、
油蒸気がベース1内へ放出されないように考慮されてい
る。
また支承5も支承6と同様の構成、機能を有するもので
あるので、その説明は省略する。
さらに伝達手段7は第3図のようにフレーム1bとカバ
ー1cにより密閉状態で囲まれている。これにより動力
装置M、伝達手段7から発生するほころなども1内へ放
出されないように考慮されている。
さらには移動体3の下部3bの両面には、第5図のよう
にナット部材4aを閉塞するごとく板8,8が取付けら
れている。なお軸4bと板8,8との間隙は極小に設定
されている。そして移動体3にはナット部材4aと板8
との間から通路3cが形成され、この通路3cは吸引ポ
ンプ9に接続され、さらにはクリーンルームの外部また
はクリーンルームの高性能フィルターの上流側へ開放さ
れている。これによりボールスクリュー4から発生する
ほこりなどがベース1内へ放出されないように考慮され
ている。
10は、ベース1と移動体3との間に水平屈曲自在に取
付けたケーブル、配管の支持具である。
11は、ベース1内にかつ移動体3の側方にX方向に設
けられ、その両端のみがベース1両端近辺すなわち移動
体3の移動領域外において吸込口として開口11a,1
1aした吸込管である。吸込管11はその中間において
接続管12に接続され、さらに吸引ポンプ13に接続さ
れ、さらにはクリーンルームの外部またはクリーンルー
ムの高性能のフィルターの上流側へ開放される。この結
果、移動体3がX方向両端位置に接近すればする程、ベ
ース1の端壁との間にはさまれたエアが圧縮され、開放
部1aの特にX方向両端付近から吹上げようとするが、
そのエアはX方向両端の開口部11aから吸込管11に
より吸引されるため、開放部1aからのエアの吹上げが
抑えられ、クリーンルームへのほこりなどの飛散防止と
なる。
前述説明は実施例であり、例えば吸引ポンプ9、13
は、吸引ブロアのほか真空ポンプでもよい。その他各構
成の均等物との置換もこの考案の技術範囲に含まれる。
(考案の効果) この考案は前述したように、吸込管11は箱形支持体1
にかつ移動体3の側方にX方向に沿って取り付けている
ので、移動体3に取り付けられる被送り部材の高さに吸
込管11が悪影響を及ぼすことはない。また箱形支持体
1内における移動体3の移動領域外に吸込管11の開口
部11a,11aを存在させたので、移動体3のストロ
ークエンド付近において特に大きく発生するエアのポン
ピングを容易に吸収することができる。よって小型の吸
引ポンプのクリーンルームへのほこりの飛散防止に極め
て効果がある。
【図面の簡単な説明】
図はいずれもこの考案の実施例を示し、第1図は横断平
面図、第2図は第1図のII−II断面矢視図、第3図は動
力装置付近の縦断面図、第4図はボールスクリューの軸
支承部分の断面図、第5図はボールスクリューのナット
部材付近の断面図、第6図は一部省略平面図である。 T…被送り部材、1…箱形支持体、1a…開放部、2…
レール、3…移動体、3a…移動体3の両端部(被送り
部材Tの取付部)、3c…通路、4…ボールスクリュ
ー、4a…ナット部分、4b…軸、5、6…ボールスク
リュー4の軸4bの支承部、8…板、9…吸引ポンプ、
11…吸引管、11a…開口、13…吸引ポンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−33889(JP,A) 実開 昭61−50682(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱形支持体内に断面コ字状の移動体を直線
    移動可能に支承するとともに、該移動体のコ字の両端部
    を前記箱形支持体の表面に形成した前記直線移動方向の
    2本の開放部に臨ませ、該開放部に臨んだ前記移動体の
    前記両端部を被送り部材の取付部とした送り装置におい
    て、両端のみを吸込口として開口、中間部を吸引ポンプ
    に配管した吸込管を、前記直線移動方向に沿って前記箱
    形支持体にかつ前記移動体の側方に設けるとともに、該
    吸込管の両端開口を前記箱形支持体内における前記移動
    体の移動領域外に存在させたことを特徴とする、前記送
    り装置。
JP1987010649U 1987-01-27 1987-01-27 送り装置 Expired - Lifetime JPH062075Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987010649U JPH062075Y2 (ja) 1987-01-27 1987-01-27 送り装置

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JP1987010649U JPH062075Y2 (ja) 1987-01-27 1987-01-27 送り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63118452U JPS63118452U (ja) 1988-07-30
JPH062075Y2 true JPH062075Y2 (ja) 1994-01-19

Family

ID=30797139

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JP1987010649U Expired - Lifetime JPH062075Y2 (ja) 1987-01-27 1987-01-27 送り装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6133889A (ja) * 1984-07-26 1986-02-17 松下電器産業株式会社 工業用ロボツト
JPS6150682U (ja) * 1984-09-05 1986-04-05

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JPS63118452U (ja) 1988-07-30

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