JPH06207444A - 大判天井板 - Google Patents

大判天井板

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JPH06207444A
JPH06207444A JP5060840A JP6084093A JPH06207444A JP H06207444 A JPH06207444 A JP H06207444A JP 5060840 A JP5060840 A JP 5060840A JP 6084093 A JP6084093 A JP 6084093A JP H06207444 A JPH06207444 A JP H06207444A
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JP
Japan
Prior art keywords
inorganic fiber
plate
board
ceiling
high density
Prior art date
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Pending
Application number
JP5060840A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Tanaka
宏和 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AKOTA KK
Original Assignee
AKOTA KK
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Filing date
Publication date
Application filed by AKOTA KK filed Critical AKOTA KK
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Publication of JPH06207444A publication Critical patent/JPH06207444A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無機質繊維複合板の上下の面に高強度部を作
り複合板の曲げ剛性を大きくすることにより自重による
中央部のたわみを小さくし施工の容易な見栄えの良い大
判の吸音、断熱、不燃天井板を可能にする。 【構成】 一方の側から格子状に配設した溝状の凹みを
作り凹みの底の部分が強度のある高密度部となるように
成形した無機質繊維成形板2の凹みを作った側の平面部
に高密度無機質繊維平板1aを接着して1枚の複合板と
し、無機質繊維成形板の溝状の凹みを作った側の反対側
を室内側として使用することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無機質繊維成形体を主
体とした軽量の大判天井板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】事務所ビルなどの天井として、表面化粧
を施したグラスウールボードやロックウールボードまた
はステンレススチール板やアルミ板を、各種の吊り下げ
部材を使って取付けて天井面を構成するいわゆるシステ
ム天井が、断熱性能や吸音性能および表面化粧性などの
特徴と共に施工性の良さにより近年多く使われるように
なっている。これに使用される天井板は外観上および施
工性の面からできるだけ大判であることが望ましいが、
あまり大判にすると四周を支えられた天井板の中央部の
自重によるたわみが大きくなり見た目に不快感を与える
こととなる。そのためこれまで各種の工夫がなされてき
た。例えば実開62−37846号による天井用グラス
ウールボード取付け後に天井面が水平となるようにあら
かじめ室内側となる面を凹面に成形した天井用硝子繊維
板がある。また、通常のボード製品においても密度と厚
さの調整によりたわみができるだけ小さくなるように工
夫されてきた。しかしこれらの工夫によっても現状では
もっとも大判のグラスウールボードで1600ミリ角が
限度であり、また金属板では600ミリ角程度が限度で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は1辺を1800ミリ以上としても中央部のたわみが許
容範囲内である軽量、断熱、不燃、吸音天井板を提供す
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために一方の側から格子状に配設した溝状の凹
みを作り凹みの底の部分が強度のある高密度部Aとなる
ように成形したグラスウールやロックウールなどの無機
質繊維成形板2の凹みを作った側の平面部に高密度無機
質繊維平板1aを接着して1枚の複合板とするもので、
無機質繊維成形板の格子状に凹みを作った側の反対側の
面を下面、すなわち室内側として使用するものである。
この場合重力による曲げモーメントが天井板全体にかか
り、無機質繊維成形板の上部に張り合わせた高密度無機
質繊維平板には圧縮力、また無機質繊維成形板の下部に
は引張り力がかかる。しかし上部の高密度無機質繊維平
板はそれ自身十分な強度がある上に広い面積で下方の無
機質繊維成形板と接着されているため圧縮力を受けても
座屈を起こすことはなく、曲げモーメントによる圧縮力
を受けるには十分である。また下方の無機質繊維成形板
の下部には引っ張り力がかかるが格子状に作った凹みの
底の部分の高密度部がこれを支える。このため自重によ
る曲げモーメントは上方の高密度無機質繊維平板および
下方の無機質繊維成形板の下部の格子状高密度部によっ
て支えられ、その結果自重による中央部のたわみを許容
範囲内に小さくすることができる。なお、無機質繊維成
形板の溝を設けた個所以外の部分は一定の厚みを持った
低密度部Bであり、この部分は十分な断熱、吸音性能を
発揮する。
【0005】第2の発明は、一方の側から格子状に配設
した溝状の凹みを作り凹みの底の部分が強度のある高密
度部となるようにし、もう一方の側から格子状凹みの底
となる部分以外の部分を凹ますように成形した無機質繊
維成形板の、格子状の凹みを作った側の平面部に高密度
無機質繊維平板を接着して1枚の複合板とするもので、
下面すなわち室内側となる面は表面積が広くなり、吸音
効果が増すとともに意匠性もよく、しかも強度がさらに
大きくなるという利点がある。
【0006】第3の発明は、無機質繊維成形板の室内側
となる凹部を作った面にその面の形状に沿って合成樹脂
製のフィルム層を設けたものである。この層は無機質繊
維成形板の成形時に同時に成形しても、また別に合成樹
脂を室内側となる凹部を作った面と同じ形状に成形して
この成形物を張り合わせても、さらにはこの面に塗装す
ることによって合成樹脂層を作ってもよい。
【0007】第4の発明は、格子状の凹みを作った側に
接着する高密度無機質繊維平板を金属板1bすなわちア
ルミ板、鋼板またはステンレススチール板とするもので
ある。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の実施例の部分断面斜視図で
あって、1aは無機質繊維成形板、2は高密度無機質繊
維平板、3は表面化粧材である。
【0009】フェノール樹脂などの熱硬化性接着剤を噴
霧されたロックウールやグラスウールなどの無機質繊維
マットを加熱成形する場合、圧力をかけて高密度に成形
した部分は強度が非常に強くなる。本発明においてはホ
ットプレス装置により無機質繊維マットを平板状に加熱
成形する際に片方の加熱板に格子状に配設した棒状の突
起でマットの一方の側から他の側に向けて溝状の凹みを
形成し、溝の底の部分に高い圧力をかけてこの部分を高
密度、高強度になるようにする。
【0010】このようにして成形された無機質繊維成形
板は片側の面に格子状に配設された高密度、高強度部A
を持ちこの部分は成形時に縦または斜めになった隣接す
る繊維層によって支えられた構造になっている。この成
形板のもう一方の面に高密度の無機質繊維板1aを張り
合わせてなる複合板は上下の面にそれぞれ高強度部を持
つ曲げ剛性の大きいものとなり、これを天井板とする場
合自重による中央部のたわみを小さく保つことができ
る。
【0011】一方、無機質繊維成形板2の溝を設けた個
所以外の部分は低密度部Bとなっており、この部分は高
い断熱、吸音性能を発揮するためこの複合板は曲げ剛性
の大きく、断熱、吸音性能がよい大判の天井板として使
用することができる。
【0012】図2は本発明による大判天井板の図1のア
−ア線部分断面図であるが成形する溝のピッチおよび溝
の底の幅は天井板の使用条件によって最適なものとする
が通常のものとしてはピッチは300mm、溝の底の幅
は20mm程度である。また、上部に張り合わせる高密
度無機質繊維平板も、その厚さおよび密度は使用条件に
よって最適なものを選択するが通常のものでは厚さは3
mm、密度は350kg/立方メートル程度である。
【0013】図3は無機質繊維成形板2の室内側となる
面の格子状に配設された高密度部Aを除く他の部分Bを
凹まして複合板としたものの斜視図である。凹みの深さ
は適宜とするがこのように凹みを作ったものはこの面が
平らなものよりも強度が大きく、また吸音性も良く、意
匠性もある。
【0014】図4は無機質繊維成形板2の室内側となる
面の格子状に配設された高密度部Aを除く他の部分を凹
ましたものの部分断面図である。表面化粧材3はあらか
じめ成形したものを後で接着張り付けても、無機質繊維
成形板2を成形する時に同時に成形しても、また後で塗
装により形成してもよい。
【0015】図5に示したものは、無機質繊維成形板の
一方の側から作る溝状の凹みをそれぞれ平行に配設する
場合の例である。なお、この場合も室内側となる面は平
面としてもまた溝の底の高密度部Aを除いたその他の部
分を凹ましてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の天井板は上
部に位置する高密度無機質繊維平板または金属板および
下方に位置する無機質繊維成形板下部の格子状高密度部
により軽量で曲げ剛性の大きい複合板となっており、他
のものに比べ自重による中央部のたわみが小さい。した
がってこの天井板を用いれば他のものでは困難であった
1.8メートル角以上の大きさの大判の天井板を実現す
ることができ、施工の効率化および出来上がりの見栄え
の良さに大きく貢献する。また、吸音性能や断熱性能も
十分な性能が確保されており、種々な点で優れた大判の
不燃天井板として広い用途に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の部分断面斜視図である。
【図2】本発明による天井板の部分断面図の一例であ
る。
【図3】室内側となる面を部分的に凹ませた天井板の斜
視図である。
【図4】室内側となる面を部分的に凹ませた天井板の部
分断面図である。
【図5】溝状に凹ませた部分を平行となるように配設し
たものである。
【符号の説明】
1a 高密度無機質繊維平板 1b 金属板 2 無機質繊維成形板 3 表面化粧材 A 無機質繊維成形板下部の格子状に配設された高密度
部 B 無機質繊維成形板の格子状に配設された溝近辺以外
の低密度部 C 室内側を凹ませた部分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の側から格子状に配設した溝状の凹
    みを作り凹みの底の部分が強度のある高密度部となるよ
    うに成形した無機質繊維成形板の凹みを作った側の平面
    部に高密度無機質繊維平板を接着して1枚の複合板とし
    たことを特徴とする大判天井板。
  2. 【請求項2】 一方の側から格子状に配設した溝状の凹
    みを作り凹みの底の部分が強度のある高密度部となるよ
    うにし、もう一方の側から格子状凹みの底となる部分以
    外の部分を凹ますように成形した無機質繊維成形板の格
    子状の凹みを作った側の平面部に高密度無機質繊維平板
    を接着して1枚の複合板としたことを特徴とする大判天
    井板。
  3. 【請求項3】 無機質繊維成形板の室内側となる凹部を
    作った面にその面の形状に沿って合成樹脂製のフィルム
    層を設けたことを特徴とする請求項2記載の大判天井
    板。
  4. 【請求項4】 格子状に配設した溝状の凹みを作った側
    の平面部に接着する高密度無機質繊維平板をアルミ板、
    鋼板またはステンレススチール板としたことを特徴とす
    る請求項1、2および3記載の大判天井板
JP5060840A 1993-01-08 1993-01-08 大判天井板 Pending JPH06207444A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5060840A JPH06207444A (ja) 1993-01-08 1993-01-08 大判天井板

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JP5060840A JPH06207444A (ja) 1993-01-08 1993-01-08 大判天井板

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JP5060840A Pending JPH06207444A (ja) 1993-01-08 1993-01-08 大判天井板

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019044985A1 (ja) * 2017-08-30 2020-04-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 内装パネル

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57169280U (ja) * 1981-04-18 1982-10-25
JPS62169637U (ja) * 1986-04-16 1987-10-28
JPS6440497U (ja) * 1987-09-08 1989-03-10

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