JPH06207065A - 光散乱ポリスチロール成形材料、及びそれからなる成形体 - Google Patents

光散乱ポリスチロール成形材料、及びそれからなる成形体

Info

Publication number
JPH06207065A
JPH06207065A JP5236018A JP23601893A JPH06207065A JP H06207065 A JPH06207065 A JP H06207065A JP 5236018 A JP5236018 A JP 5236018A JP 23601893 A JP23601893 A JP 23601893A JP H06207065 A JPH06207065 A JP H06207065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
molding material
light
parts
scatterer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5236018A
Other languages
English (en)
Inventor
Werner Siol
ジオル ヴェルナー
Heinrich Post
ポスト ハインリッヒ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Roehm GmbH Darmstadt
Original Assignee
Roehm GmbH Darmstadt
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Roehm GmbH Darmstadt filed Critical Roehm GmbH Darmstadt
Publication of JPH06207065A publication Critical patent/JPH06207065A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L25/00Compositions of, homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L25/02Homopolymers or copolymers of hydrocarbons
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L33/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L33/04Homopolymers or copolymers of esters
    • C08L33/06Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, which oxygen atoms are present only as part of the carboxyl radical
    • C08L33/10Homopolymers or copolymers of methacrylic acid esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2205/00Polymer mixtures characterised by other features
    • C08L2205/14Polymer mixtures characterised by other features containing polymeric additives characterised by shape
    • C08L2205/18Spheres

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光散乱ポリスチロール成形材料に関する。 【構成】 これは、スチロール及び/又は置換されたス
チロール少なくとも50重量部から形成されたポリマー
マトリックス相MP40〜99.9重量%及び散乱体S
K0.1〜60重量%からなる。 【効果】 この光散乱成形材料から製造された成形体、
例えばランプ又はスクリーンは、同時に高い光透過率
で、光を散乱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メタクリレート−コポ
リマーからなる、貯蔵した架橋粒子を有する光散乱ポリ
スチロール成形材料、及びこの成形材料から製造した成
形体に関する。
【0002】
【従来の技術】拡散散乱成形部材の製造に使用されるポ
リマー材料を混濁するために、一般的に、無機顔料、例
えば二酸化チタン、硫酸バリウム又はケイ酸を使用す
る。十分な濃度の、かつ相当する平均粒径並びに相当す
る屈折率を有するこの顔料を使用する場合に、透過光に
おいて良好な拡散作用が観察されるが、しかしながら光
透過性は著しく減少する。無機顔料のその他の欠点は、
重合の間の沈降であり、それにより、成形部材中の顔料
濃度が不均一になり、このことは、ポリマー材料の物理
学的特徴の明らかな損害をもたらす。
【0003】従って、無機顔料を、ポリマーマトリック
スに対してより高い屈折率差を有する寸法安定性ポリマ
ー粒子に代替するように移行された。
【0004】米国特許(US)第4464513号明細
書は、例えば、粒径35〜500μmを有する架橋ポリ
マー粒子を約30重量%までの配分で含有する、混濁し
たポリ塩化ビニル(PVC)−成形材料を記載してい
る。
【0005】ポリマー粒子は、ビニル芳香族化合物、ア
ルキルアクリレート、アルキルメタクリレート、場合に
より、更にモノエチレン性不飽和モノマー、並びに二重
結合少なくとも2個を有する架橋モノマーからなる。米
国特許(US)第4464513号明細書による散乱粒
子は、他の熱可塑性成形材料にも使用することができ
る。
【0006】米国特許(US)第4594363号明細
書(欧州特許(EP−A)第188325号明細書)中
には、2相式の核−外皮−構造を有する散乱粒子が記載
されていて、その際、核及び外皮は、酸基を有するモノ
マーを含有している。拡散した散乱粒子を、揮発性塩基
を用いて膨化させ、これを蒸発乾固させると、散乱粒子
中に空洞が残る。この散乱粒子は、無機顔料の代用とし
て、分散染料及び熱硬化性ラック系で使用される。
【0007】欧州特許(EP−A)第342283号明
細書は、粒径2〜15μm及び多相構造を有する球形の
散乱粒子を記載していて、その際、散乱粒子は、40重
量%までの配分で、熱可塑性ポリマーマトリックス相中
に存在していてよい。散乱粒子及びマトリックス相の屈
折率は、最少で0.003単位、最大で0.2単位異な
っている。散乱粒子は、アクリレート及びメタクリレー
トから形成され、マトリックス相は、より高い屈折率を
有するポリマー、例えばPVC又はポリスチロールから
形成されているのが有利である。
【0008】特開昭61−159440号公報中には、
ポリメチルメタクリレート(PMMA)のための散乱粒
子が記載されていて、これは、PMMA中に30重量%
までの配分で存在してよく、かつその粒径は30〜30
0μmである。散乱粒子は、ビニル芳香族化合物、アル
キルアクリレート、アルキルメタクリレート並びに架橋
コモノマーからなるコポリマーから形成されている。
【0009】ドイツ国特許出願公開(DE−OS)第3
528165号明細書(=米国特許第4876311号
明細書)は、粒径20〜50μmを有するポリマーマト
リックスに対して3〜30重量%の配分で、架橋したポ
リマーパールを含有する、混濁したプラスチック成分に
関する。散乱粒子として使用するポリマーパールは、芳
香族化合物含有モノマー又はハロゲン含有モノマーか
ら、前記のモノマーと共重合可能なビニルモノマーか
ら、架橋モノマーから、及び場合により強い極性のモノ
マーから形成される。その屈折率が、散乱粒子の屈折率
と、少なくとも0.02単位異なるべきポリマーマトリ
ックスとしては、特に、アクリル樹脂がこれに該当す
る。
【0010】メチルメタクリレート、ブチル(メタ)ア
クリレート並びに架橋剤、例えばアリルメタクリレート
からのコポリマーからなる、メタクリル樹脂のための散
乱粒子は、特開昭57−14650号公報中に記載され
ている。
【0011】ドイツ国特許(DE−PS)第21466
07号明細書(米国特許3992486号、同第400
0216号明細書)は、透明から不透明までのポリマー
混合物を記載していて、これは、可溶性の架橋されてい
ないポリマーの連続相からなり、(メタ)アクリル酸エ
ステル、スチロール、塩化ビニル又は酢酸ビニルの重合
により製造され、その中に、アクリル−又はメタクリル
酸エステル又はスチロールの群からなるモノエチレン性
不飽和モノマー少なくとも1種87〜99.99重量%
並びに多重結合不飽和モノマー少なくとも1種0.01
〜3重量%及び極性モノマー0〜10重量%からなる架
橋したポリマー粒子が分散されている。散乱粒子は、実
質的には球形であり、かつ粒径0.5〜30μmを有す
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】技術水準の解決法は、
散乱体を含有する成形材料、殊にポリスチロール成形材
料の加工の際に、やはり完全には満足できない。しばし
ば、散乱体含有成形材料の熱可塑的加工の際に、殊に押
出しの際に、散乱粒子の凝集が生じ、かつこれにより、
この成形材料から形成される成形部材における光の散乱
に、局所的に不均一が生じる。
【0013】
【課題を解決するための手段】
p1)メチルメタクリレート及び/又はエチルメタクリ
レート20〜89.5重量%、 p2)式I:
【0014】
【化2】
【0015】[式中、R1は炭素原子3〜24個を有す
るアルキル基を表わす]のモノマー少なくとも1個10
〜80重量%及び p3)エチレン性不飽和のラジカル重合可能な基2個以
上を有する架橋モノマー少なくとも1個0.5〜10重
量%、及び場合により p4) p1)、p2)、p3)とラジカル重合可能な
更なるエチレン性不飽和モノマー0〜10重量%(ここ
で、モノマーp1)、p2)、p3)及びp4)は10
0重量%まで補充する)から形成されたコポリマーCP
からなる散乱体SKは、スチロール及び/又は置換され
たスチロール少なくとも50重量%から形成されたマト
リックス相MP(ここで、マトリックス相MPは、10
℃より低いガラス転位温度を有する粘着相成分ZPを含
有していてよい)中に、有利な方法で、溶融混合で、均
一に分散可能であり、かつ更なる熱可塑的加工におい
て、均一に分散されたままであることが分かった。散乱
体SKの平均粒径は0.5〜150μmであり、その
際、散乱体SK分は、光散乱ポリスチロール成形材料に
対して0.1〜60重量部になる。
【0016】本発明の他の1態様において、マトリック
ス相MP中へ加える前に、散乱体SKに、ポリマー流動
剤FMを、SKに対して5〜95重量部の配分で混入
し、その際、FMは、 f1)メチルメタクリレート及び/又はエチルメタクリ
レート20〜90重量% f2)少なくとも1種の式Iのモノマー10〜80重量
%、並びに場合により f3)f1)及びf2)とラジカル共重合可能な更なる
エチレン性不飽和モノマー0〜10重量%(ここで、モ
ノマーf1)、f2)及びf3)を100重量%まで補
充する)から形成される。
【0017】散乱体SK コポリマーCPを形成するモノマー単位p1)、p
2)、p3)及び場合によりp4)の配分は、100重
量%まで補充する。
【0018】コポリマーCPから形成された散乱体SK
は、平均粒径0.5〜150μm、有利には1〜10μ
m、特に有利には1〜5μmを有するラテックス粒子か
らなる。その製造は、欧州特許(US)第426854
9号明細書中に記載されている。コポリマーCPから形
成されたラテックス粒子(=散乱体SK)が球形である
場合は有利である。これらは、有利には、いわゆる種晶
ラテックス(Saatlatex)法により製造され、かつ例え
ば、個々の粒子が溶融しない条件下での噴霧乾燥により
乾燥されて、粉末になる。
【0019】散乱体SKを形成するコポリマーCPの屈
折率及びマトリックスポリマーMPの屈折率は、必要な
散乱作用を得るために、ここでは、少なくとも0.02
単位異なっているべきである。
【0020】モノマーp2)は、式Iによるメタクリル
酸エステルであり、式中、R1は、例えばn−プロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、n−ペンチ
ル、アミル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチ
ル、2−エチルヘキシル、n−デシル、n−ドデシル、
n−テトラデシル、n−ヘキサデシル、n−エイコシル
並びに獣脂脂肪族アルコールのアルキル基を表わしう
る。同様に、R1は、場合により置換されたシクロアル
キル基、例えばシクロペンチル、シクロヘキシル、3,
3,5−トリメチル−シクロヘキシル又はシクロオクチ
ルを表わしうる。
【0021】架橋モノマーp3)は、例えば次のもので
あってよい;ジオールの(メタ)アクリルエステル、例
えばエチレングリコールジ(メタ)アクリレート又は
1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート;ビニ
ル−又はアリル基2個を有する芳香族化合物、例えばジ
ビニルベンゾール又はジアリルフタレート;又はエチレ
ン性不飽和のラジカル重合可能な基2個を有する他の架
橋剤、例えばアリルメタクリレート又はグラフト架橋
剤、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、
ヒドロキノンジ(メタ)アクリレート、ビスフェノール
−A−ジ(メタ)アクリレート又はN−メチルジ(メ
タ)アクリルアミド。3個以上の不飽和ラジカル重合可
能な基を有する架橋剤p3)として、例えばトリアリル
シアヌレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート並びにペンタエリトリットテトラ(メタ)ア
クリレートが挙げられる。このための、他の例は、米国
特許(US−PS)第4513118号明細書中に記載
されている。
【0022】コポリマーCP中に0〜10重量%の量で
存在していてよいコモノマーp4)は、例えば式II:
【0023】
【化3】
【0024】[式中、R2は、水素又はメチルを表わ
し、かつQは、COOR3を表わし、ここで、R3は、水
素又は1価のカチオン、特にアルカリ金属−又はアンモ
ニウムカチオンを表わすか、又はR3は、特に、置換基
として、アルコキシ基、ヒドロキシ基、又は特にC1
3−アルキル基を含有するアミノアルキル基を有する
アルキル基を表わし、R2=Hであるために、R3は、有
利にはC1〜C24−アルキルである]のモノマーであ
る。
【0025】コモノマーp4)は、例えば次のものであ
る:(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸の塩、例
えばナトリウム−又はアンモニウムメタクリレート、
(メタ)アクリル酸のヒドロキシアルキルエステル、例
えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート又は2
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、(メタ)
アクリル酸のアルコキシアルキルエステル、例えば2−
ブトキシエチル(メタ)アクリレート又は2−メトキシ
エチル(メタ)アクリレート、並びに(メタ)アクリル
酸のアミノアルキルエステル、例えば2−ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジル−4−(メタ)アクリレート又は3
−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート。
【0026】有利なコモノマーp4は、アクリル酸のC
1〜C24−エステル、例えばメチルアクリレート、エチ
ルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキ
シルアクリレート及びスチロール及び一般的にC1〜C3
−アルキル置換されたその誘導体、例えばα−メチルス
チロール、p−メチルスチロール、m−メチルスチロー
ルである。
【0027】コポリマーCPは、メチルメタクリレート
(モノマーp1)及び低級アルキルメタクリレート(モ
ノマーp2)、例えばイソブチル−又はn−ブチルメタ
クリレートからの、重量比3:1〜1:3の混合物90
〜99.5重量%、並びに架橋モノマーp3)0.5〜
10重量%から形成されているのが殊に有利である。
【0028】ポリマー流動剤FM ポリマー流動剤FMは、自体公知の方法で、モノマーf
1)、f2)及び場合によりf3)から、ラジカル重合
又は基転位(Gruppentransfer)重合により形成される
(H.Rauch-Puntigam,Th.Voelker,Acryl-und Methacrylv
erbindungen,Springer-Verlag,ハイデルベルク,1967:Ho
uben-Weyl,第4版、XIV/1巻,1010頁以降、Thieme-Verla
g,1961参照)。FMの重合は、塊状、懸濁液、エマルジ
ョン又は溶液の形で実施することができる。ラジカル重
合において、特に、開始剤、例えばペルオキシド−化合
物、殊に有機ペルオキシド、例えばジベンゾイルペルオ
キシド又はラウロイルペルオキシド、アゾ化合物、例え
ばアゾジイソブチロニトリル、又はレドックス−開始剤
を、モノマー分に対して0.01〜5重量%の量で使用
する。重合を開始するラジカルは、高エネルギー照射に
よっても得られる。重合調節剤としては、例えば、モノ
マー分に対して0.1〜5重量%の量の慣例の硫黄化合
物、例えばメルカプト化合物がこれに該当する。
【0029】一般的に、平均分子量Mwは、2×103
〜106ダルトン、特に104〜2×105ダルトンであ
った(例えば、ゲル透過クロマトグラフィーにより測
定:このために、例えば、マーク(H.F.Mark.)等、エ
ンサイクロペディア・オブ・ポリマー・サイエンス・ア
ンド・エンジニアリング(Encyclopedia of Polymer Sc
ience and Engineering,2rd.Ed.Vol.10,1〜19頁、
J.Wiley 1987)参照)。ポリマー流動剤MLの不均一性
U(=MW/Mn−1)は、一般的に、0.1〜2の範
囲内にある。
【0030】特に、ポリマー流動剤FMは、モノマー単
位f1)を20〜90重量%及び式I[式中、R1は、
炭素原子3〜24個、特に炭素原子4〜18個を有する
アルキル基を表わす]のモノマー単位f2)を10〜8
0重量%含有する。更に、R1中の炭素原子の数が増加
するにつれ、次の流動剤FMにおけるモノマーf2)の
相対的配分が減少するという決まりを守ることは有利で
ある。すなわち、これらのモノマーの相対的配分は、R
1中の炭素原子の数に対して逆の挙動を示す。
【0031】本発明により、良好に使用可能なポリマー
流動剤FMは、例えば、メチルメタクリレート50重量
%/ブチルメタクリレート50重量%の組成を有してい
てよい。同様に、例えば、メチルメタクリレート70重
量%及びn−デシルメタクリレート30重量%からなる
流動剤FMを使用することもできる。ここでの観察は、
モノマー成分f1)のメチル−もしくはエチル−置換基
と、モノマー成分f2)の置換基R1との間に、炭素原
子≧2個、有利には≧3個の差があるべきであることを
示している。このようにして製造されたポリマー流動剤
FMは、150〜250℃で、スチロール含有マトリッ
クスポリマーMPと同様に高い流動性を有する。
【0032】流動剤FMは、マトリックスポリマーMP
と相容性のポリマー混合物PMを形成し、その特徴付け
は、一般に認められた基準により行なわれる(このため
に、Kirk-Othmer,Encyclopedia of Chemical Technolog
y,3rd.Ed.,Vol.18,457〜460頁、J.Wiley,1982;J.Brandr
up,E.H.Immergut,Polymer Handbook,2nd.Ed.III/211,Wi
ley Interscience,1975参照)。相容性のポリマー混合
物PMにおいては、屈折率及び双方のポリマー成分FM
及びMPのガラス転位温度の間にある固有のガラス転位
温度が認められる。相容性に関する他の指標として、L
CST(Lower Critical Solution Temperature)の発生
を引合いに出すことができるが、その存在は、加温時
に、その時までに、異なる相中に澄明な透明混合物が生
じ、かつ光学的に濁ることに起因し、このことは、元の
ポリマー混合物が、固有の、熱力学的に平衡である相か
らなることを明らかに証明する(このために、例えば、
D.R.Paul,Polymer Blends&Mixtures,1〜3頁、Martinus
Nijhoff Publishers,Dordrecht,Boston,1985参照)。
【0033】他の実施態様において、ポリスチロールを
基礎とする流動剤を使用する。この場合、比較的易流動
性のポリスチロール成形材料から由来する。
【0034】マトリックスポリマーMP マトリックスポリマーMPは、モノマー単位としてのス
チロール及び/又は置換されたスチロール少なくとも5
0重量%、有利には少なくとも75重量%、殊に有利に
は少なくとも90重量%から形成される。
【0035】マトリックスポリマーMPは、自体公知の
方法で、前記モノマーの重合により製造される(R.View
eg,G.Aumiller,Kunststoff-Handbuch,Band V,Polystyro
l,Curt Hanser,1959;Ullmanns Enzyklopaedie der Tech
n.Chemie,第4版,19巻,265頁、Verlag Chemie,1980;Houb
en-Weyl,第4版. XIV/1巻,753頁以降、Georg Thieme,1961
参照)。スチロールもしくは置換されたスチロールは、
カチオン、アニオン、ラジカル又は配位重合することが
できるが、特にラジカル重合する。その際、重合は、熱
的に又は特に、例えば、ポリマー流動剤FMの製造にお
いて挙げたラジカル開始剤の添加により、実施すること
ができる。重合開始剤の選択により、全温度範囲で、十
分な重合速度を確実にすることができる。マトリックス
ポリマーMPの平均分子量Mw(Mwの測定に関しては
前記参照)は、104〜106ダルトン、特に、5×10
4〜5×105ダルトン、殊に有利には105〜3.5×
105ダルトンである。
【0036】場合により、ポリマーマトリックス相MP
は、ポリマー粘着相ZPを、30重量%までの配分で含
有していてよく、その際、ポリマー粘着相ZPを形成す
る粒子は、0.01〜20μmの粒径を有し、かつMP
中に微細に分散されている。粘着相ZPを形成するポリ
マーは、ガラス転位温度Tg<10℃、有利には<−1
0℃を有し、かつ通常「エラストマー及びゴム」の概念
下にまとめられる。粘着相ZPを形成する、場合により
架橋されたポリマーは、例えばポリシロキサン、エチレ
ン−ビニルアセテート−コポリマー、ポリアクリレー
ト、有利にはポリオレフィン並びに殊に有利にはポリジ
エンである。このような変性されたマトリックス相ポリ
マーMPの製造は公知であり、かつ例えば、塊状−、懸
濁−又は乳化重合により行なう(Kirk-Othmer、前記、1
7巻,470,471頁;21巻,811〜816頁、J.Wiley 1982,1983参
照)。
【0037】マトリックス相MP、散乱体SK及び場合
による流動剤FMからなる光散乱成形材料の製造 粉末形で存在し、コポリマーCPから形成された散乱体
SKを、例えば粉末形又は顆粒形で存在していてよいマ
トリックスポリマーMP及び場合による流動剤FMと、
先ず、ゆっくりと作動する混同装置、例えばドラム−(T
rommel-)、フープ(Roehnrad)又は二室−すき刃ミキサー
(Doppelkammer-Pflufscharmischer)の使用下に前混合す
る。ゆっくりと作動する混合装置は、一般的に、相境界
を相殺しない機械的混合の原因となる(Ullmanns Enzyk
lopaedie der Techn.Chemie,第4版.2巻,282〜311頁,Ver
lag Chemie,1980)。
【0038】一般的に、先ず、いわゆる「マスターバッ
チ」、散乱体SK及びマトリックス相MPからの混合物
又は散乱体SK及び流動剤FMからの混合物を、SK:
MPもしくはSK:FM3:1〜1:5の混合比で製造
する。引き続き、マスターバッチの熱可塑的後処理を、
前記混合成分の溶融物の形での均一混合により、加熱可
能な混合装置の使用下に、このために適当な温度、例え
ば150〜300℃で、練和機又は特に押出機、例えば
1本スクリュー−又は複数スクリュー押出機又は場合に
より振動スクリュー及びシーア・ピン(Scherstift)を有
する押出機(例えばバスコ(Bussco)−練和機)中で行な
う。この方法を用いて、一般的に、2〜5mmの粒径を
有する、等粒度顆粒が製造される。顆粒は、その中に貯
蔵された寸法安定性散乱体SKを有する、MP又はFM
から形成された熱可塑性成分からなる。一定の場合に、
熱可塑性成分は、マトリックスポリマーMP及び流動剤
FMの、混合比10:1〜1:10での混合からなる。
【0039】第2の加工工程で、「マスターバッチ」−
顆粒を、前記のようなマトリックス相MPの顆粒と、機
械的及び熱可塑的に、マスターバッチ:MPの混合比
1:3〜1:100、有利には1:5〜1:50で混合
する。得られた光散乱成形材料を、熱可塑的加工工程に
より造粒する。これは、例えば、射出成形又は押出しに
よる、成形体又はプレートへの更なる加工に使用され
る。
【0040】マトリックス相MP、散乱体SK及び場合
による流動剤FMからなる本発明の光散乱成形材料は、
一般的に、更に、光遮断剤、例えばUV−吸収剤、安定
剤、例えばラジカル捕捉剤、並びに滑剤及び離型剤を含
有する。(適当な化合物の選択は、R.Graechter,Tasche
nbuch der Kunststoffadditive,3版、1989、Hanser Ver
lagに記載されている)。UV−吸収剤の使用は、特に
重要である。UV−吸収剤は、一般的に、0.01〜2
重量%の配分で、光散乱成形材料中に含有される。例え
ばベンズトリアゾール型のUV−吸収剤は、マスターバ
ッチ中に、予め、高い濃度、例えば0.1〜10重量
%、有利には0.5〜5重量%で加えるのが有利であ
る。殊に有利な実施態様において、マスターバッチは、
UV−吸収剤、例えばチヌビン(登録商標)P(Ciba Ge
igy)を、マスターバッチ中に含有される散乱体SK分に
対して、1〜20重量%含有する。
【0041】本発明の光散乱成形材料の特徴 使用した散乱体SKの量に応じて、半透明から不透明の
光散乱成形材料を製造することができる。
【0042】マスターバッチを製造することにより、一
般的に、粉末状の散乱体SKを、ダスト不含で、ポリマ
ーマトリックス相MP中に加えることができる。ポリマ
ー流動剤FMの非常に良好な流動性に基づき、SK及び
FMからなるマスターバッチ中の散乱体SKの配分を、
非常に高く選択することができる。
【0043】非常に微細粉末の散乱体SKは、ポリマー
マトリックスMP中に、意外にも、非常に均一に分配さ
れる。その際、例えば高濃度の無機充填剤において、局
所凝集(いわゆる「雲り形成(Wolkenbildung)」)も沈
殿も生じない。良好な散乱作用において(すなわち例え
ば、光源は、本発明の光散乱成形材料を用いて製造され
た成形体の表面上に映し出されない)、全光線透過率
は、技術水準の成形材料に対して、明らかに改良され
る。
【0044】散乱体SKは、押出しの温度−及び剪断条
件下で、その形状を維持し、その際、光散乱作用に必要
な、マトリックス相MP及び散乱体SKとの間の屈折率
の跳躍(Sprung)が維持される。このことは、散乱体の均
一な分配を保証する、マトリックスポリマーMPと架橋
されていない散乱体−コポリマーCPとの相容性が、散
乱体SK/マトリックスポリマーMP相境界の屈折率の
連続的な移行を予想させていたので、いっそう意外であ
る。
【0045】本発明の光散乱成形材料から製造された成
形体、例えばランプ又はスクリーンは、特に、同時に高
い光透過率で、光を散乱する。これらは、減少させた光
効率、更に減少させた熱発生で、部屋もしくは映写シス
テムの最大照明を可能にする。
【0046】一般的に、光散乱ポリスチロール成形材料
は、有利には、コポリマーCPからの散乱体SKを0.
2〜5.0重量%含有する。しかしながら、前記したよ
うに、一般的に先ず、高配分の散乱体材料SK(例えば
5〜60重量%、有利には10〜50重量%、殊に有利
には20〜40重量%)を有するマスターバッチを製造
する。次いで、マトリックスポリマーを用いて、光散乱
体の成形材料中の散乱体SKの得ようとする含有率まで
希釈する。殊に有利な1態様において、一般的に必要な
UV−吸収剤も、一般的に1〜10重量%の配分で、マ
スターバッチに予め加える。
【0047】
【実施例】次の例で本発明を詳述する。
【0048】例1 散乱体SKの製造 撹拌器、外部冷却機及び流入器を有する重合容器中に、
完全脱塩水1200重量部を装入し、かつ80℃まで加
熱した。引き続き、ペルオキソ二硫酸アンモニウム6重
量部及びメチルメタクリレート47.5重量%、イソブ
チルメタクリレート47.5重量%及びグリコールジメ
タクレート5重量%からなる混合物M5重量部を加え
た。5分後に、1時間かかって、混合物Mを更に295
重量%滴加した。流入の終了後に、80℃で1時間撹拌
し、次いで、冷却し、かつVA−漉し布を介して濾別し
た。得られた分散液Iは、凝集不含であり、かつ固体含
有率20%を有した。平均粒径は、約0.65μmであ
った。
【0049】第2工程で、重合容器中に、完全脱塩水2
80重量部及び前記分散液I5.5重量部を装入し、か
つ80℃まで加熱した。引き続き、ペルオキソ二硫酸ア
ンモニウム0.18重量部、及びメチルメタクリレート
215重量部、イソブチルメタクリレート215重量
部、グリコールジメタクリレート23重量部、完全脱塩
水800重量部、ラウリル硫酸ナトリウム0.68重量
部及びペルオキソ二硫酸アンモニウム1.6重量部から
なるエマルジョンを4時間にわたって滴加した。流入終
了後に1時間、及びペルオキシ二硫酸アンモニウム0.
45重量部の添加後に更に1時間、80℃で最終重合し
た。得られた分散液は凝集不含であり、かつ固体含有率
30%を有した。部分的又は完全に、大き過ぎる粒子が
ゆるく凝集しうるラテックス粒子の平均粒径は、約2.
5μmであった。コポリマーCPの屈折率は、ポリマー
構成要素の増加から、J.ブランドラップ、E.H.イ
ンマーグート、ポリマー・ハンドブック(J.Brandrup,
E.H.Immergut,Polymer Handbook,第3版,VI/451、Wiley I
ntersciece,New York)により、nD 20=1.485と計
算された。
【0050】例2: ポリマー流動剤FMの製造 メチルメタクリレート5000g及びブチルメタクレー
ト5000gを混合し、調節剤としてドデシルメルカプ
タン100g及び開始剤としてt−ブチルペルオキシネ
オデシノエート15g及びt−ブチルペルオキシ−2−
エチルヘキサノエート5gを加え、ホスタファン(登録
商標;Hostaphan)−袋(ヘキスト(Hoechst)AGの登録
商標)中に充填し、かつ45℃で24時間、その後、8
0℃で10時間重合する。
【0051】ガラス様澄明プラスチックブロックが得ら
れ、これを磨砕し、かつ押出機中で脱気し、かつ造粒す
る。得られたプラスチック顆粒は、J−値:J=25m
l/gを有する。
【0052】例3 SK及びMPからなるマスターバッチMB1の製造 噴霧乾燥した例1によるエマルジョンポリマー(SK)
50重量部及びポリスチロール(MP)50重量部(ベ
スチロン(登録商標;Vestyron)114、ヒュルス(Hue
ls)社)を、溶融練和機中で、200℃で、30回転/
分で混合した。均一溶融物が得られた(回転モーメン
ト:5Nm)。こうして製造されたマスターバッチを、
更に加工する前に、細かい粉末に磨砕した。
【0053】例4 SK及びFMからなるマスターバッチMB2の製造 噴霧乾燥した例1によるエマルジョンポリマー(SK)
50重量部、及びメチルメタクリレート50重量%及び
n−ブチルメタクリレート(例2による材料)50重量
%からのコポリマーFM50重量部を、溶融練和機中
で、200℃で、30回転/分で混合した。均一な、非
常に易流動性の溶融物が得られた(回転モーメント1.
0Nm)。こうして製造されたマスターバッチMB2
を、更に加工する前に微細粉末に磨砕した。
【0054】例5〜7 光散乱成形材料の製造及びそれを基礎にして形成された
成形体 マトリックスポリマーMP上に、例による散乱体を1%
の濃度で、もしくはマスターバッチMB1及びMB2を
2%の濃度で、傾斜シリンダーミキサー(Taumelmische
r)中で回転させた。粉末形の成分の良好な粘着を得るた
めに、及び混合の際の過剰なダスト発生を避けるため
に、顆粒状マトリックスポリマーMPを、先ず、パラフ
ィン油0.1%で湿らせた。これらの混合物から、1.
5mm厚のプレートを射出成形し、それについて全光透
過率を測定し、並びに光源の透視を目で見て評価した。
結果を第1表中に記載する。
【0055】
【表1】

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチロール及び/又は置換されたスチロ
    ール少なくとも50重量部から形成されたポリマーマト
    リックス相MP40〜99.9重量%及び散乱体SK
    0.1〜60重量%からなる光散乱ポリスチロール成形
    材料において、散乱体SKは、 p1)メチルメタクリレート及び/又はエチルメタクリ
    レート20〜89.5重量部、 p2)式I: 【化1】 [式中、R1は炭素原子3〜24個を有するアルキル基
    を表わす]のモノマー少なくとも1個10〜80重量部
    及び p3)エチレン性不飽和のラジカル重合可能な基2個以
    上を有する架橋モノマー少なくとも1個0.5〜10重
    量部(ここで、モノマーp1)、p2)及びp3)は1
    00重量部まで補充する)から形成されたコポリマーC
    Pからなることを特徴とする、光散乱ポリスチロール成
    形材料。
  2. 【請求項2】 散乱体SKに、 f1)メチルメタクリレート及び/又はエチルメタクリ
    レート20〜90重量%及び f2)式Iのモノマー少なくとも1個10〜80重量%
    (ここで、モノマーf1)及びf2)は100重量%ま
    で補充する)から形成されたポリマー流動剤FMが、S
    Kに対して5〜95重量部の配分で混合されていること
    を特徴とする、請求項1記載の光散乱ポリスチロール成
    形材料。
  3. 【請求項3】 ポリマーマトリックス相は、30重量%
    までの配分で、ガラス転位温度Tg<10℃を有する、
    架橋されていてもよいポリマー粘着相ZPを含有してい
    る、請求項1又は2記載の光散乱ポリスチロール成形材
    料。
  4. 【請求項4】散乱体を形成するコポリマーCPの屈折率
    及びポリマーマトリックス相MPの屈折率は、少なくと
    も0.02単位異なっている、請求項1から3までのい
    ずれか1項記載の光散乱ポリスチロール成形材料。
  5. 【請求項5】 散乱体SKは、平均粒径0.1〜150
    μmを有する、請求項1から4までのいずれか1項記載
    の光散乱ポリスチロール成形材料。
  6. 【請求項6】 散乱体SKは、平均粒径1〜10μmを
    有する、請求項1から4までのいずれか1項記載の光散
    乱ポリスチロール成形材料。
  7. 【請求項7】 散乱体を形成するコポリマーCPは、メ
    チルメタクリレート及びイソブチルメタクリレート及び
    /又はn−ブチルメタクリレートからの、重量比3:1
    〜1:3の混合物90〜99.5重量%、並びに架橋モ
    ノマーp3)0.5〜10重量%から形成されている、
    請求項1から6までのいずれか1項記載の光散乱ポリス
    チロール成形材料。
  8. 【請求項8】 この成形材料は、コポリマーからなる散
    乱体SKを0.2〜5.0重量%まで含有している、請
    求項1から7までのいずれか1項記載の光散乱ポリスチ
    ロール成形材料。
  9. 【請求項9】 この成形材料は、コポリマーCPからな
    る散乱体SKを5.1〜60重量%まで含有している、
    請求項1から7までのいずれか1項記載の光散乱ポリス
    チロール成形材料(マスターバッチ)。
  10. 【請求項10】 この成形材料は、UV−吸収剤を0.
    01〜10重量%含有している、請求項1から9までの
    いずれか1項記載の光散乱ポリスチロール成形材料。
  11. 【請求項11】 請求項1から10までのいずれか1項
    記載の光散乱ポリスチロール成形材料からなる成形体。
  12. 【請求項12】 コポリマーCPは、更に、 p4) p1)、p2)及びp3)とラジカル共重合可
    能な、更なるエチレン性不飽和モノマー0.1〜10重
    量部(ここで、モノマーp1)、p2)、p3)及びp
    4)を100重量部まで補充する)を含有している、請
    求項1から11までのいずれか1項記載の光散乱ポリス
    チロール成形材料。
  13. 【請求項13】 ポリマー流動剤FMは、更に、 f3) f1)及びf2)とラジカル重合可能なエチレ
    ン性不飽和モノマー0.1〜10重量部(ここで、モノ
    マーf1)、f2)及びf3)を100重量部まで補充
    する)を含有している、請求項2から12までのいずれ
    か1項記載の光散乱ポリスチロール成形材料。
JP5236018A 1992-09-24 1993-09-22 光散乱ポリスチロール成形材料、及びそれからなる成形体 Pending JPH06207065A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4231995A DE4231995A1 (de) 1992-09-24 1992-09-24 Lichtstreuende Polystyrolformmasse und daraus hergestellte Formkörper
DE4231995.1 1992-09-24

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06207065A true JPH06207065A (ja) 1994-07-26

Family

ID=6468726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5236018A Pending JPH06207065A (ja) 1992-09-24 1993-09-22 光散乱ポリスチロール成形材料、及びそれからなる成形体

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5395882A (ja)
EP (1) EP0590471B1 (ja)
JP (1) JPH06207065A (ja)
AT (1) ATE146209T1 (ja)
CA (1) CA2106697A1 (ja)
DE (2) DE4231995A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013246445A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Rohm & Haas Co 光拡散性ポリマー組成物、その製造方法、およびそれから製造される物品

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3184219B2 (ja) * 1991-09-27 2001-07-09 康博 小池 光散乱導光体とその製造方法及び応用光学装置
EP0652252B1 (en) * 1993-11-05 1999-09-15 Sumitomo Chemical Company Limited Styrenic resin composition and injection- and extrusion-molded Articles
DE19614844A1 (de) * 1996-04-15 1997-10-16 Basf Ag Formmassen zur Herstellung von Formteilen mit vermindertem Oberflächenglanz
DE19717879A1 (de) * 1997-04-28 1998-10-29 Basf Ag Organisches, mehrphasiges Effektfarbmittel, seine Herstellung und seine Verwendung
WO2000027927A1 (en) * 1998-11-06 2000-05-18 General Electric Company Thermoplastic article having low clarity and low haze
US7067188B1 (en) 1999-01-21 2006-06-27 Arkema Polymeric articles having a textured surface and frosted appearance
US20040030062A1 (en) * 2002-05-02 2004-02-12 Mather Patrick T. Castable shape memory polymers
DE10222250A1 (de) * 2002-05-16 2003-11-27 Roehm Gmbh Verbesserte Lichtleitkörper sowie Verfahren zu dessen Herstellung
US7524914B2 (en) 2002-10-11 2009-04-28 The University Of Connecticut Shape memory polymers based on semicrystalline thermoplastic polyurethanes bearing nanostructured hard segments
US7173096B2 (en) * 2002-10-11 2007-02-06 University Of Connecticut Crosslinked polycyclooctene
EP2311902A3 (en) * 2002-10-11 2014-01-01 Boston Scientific Limited Endoprosthesis formed of a blend of amorphous and crystalline polymers having shape memory properties
US7976936B2 (en) * 2002-10-11 2011-07-12 University Of Connecticut Endoprostheses
DE60336074D1 (de) * 2002-10-11 2011-03-31 Univ Connecticut Mischungen von amorphen und semikristallinen polymeren mit formgedächtniseigenscchaften
US7794494B2 (en) * 2002-10-11 2010-09-14 Boston Scientific Scimed, Inc. Implantable medical devices
DE10349144A1 (de) * 2003-10-17 2005-05-12 Roehm Gmbh Polymermischung für mattierte Spritzgußteile
WO2006071520A2 (en) * 2004-12-10 2006-07-06 University Of Connecticut Shape memory polymer orthodontic appliances, and methods of making and using the same
US8043361B2 (en) * 2004-12-10 2011-10-25 Boston Scientific Scimed, Inc. Implantable medical devices, and methods of delivering the same
DE102005021335A1 (de) * 2005-05-04 2006-11-09 Röhm Gmbh Verfahren zur Herstellung von Perlpolymerisaten mit einer mittleren Teilchengröße im Bereich von 1 µm bis 40 µm sowie Perlpolymerisat aufweisende Formmassen und Formkörper
DE102005055793A1 (de) * 2005-11-21 2007-05-24 Röhm Gmbh Transparente TPU (thermoplastische Polyurethane)/ PMMA (Polymethyl(meth)acrylat) Abmischungen mit verbesserter Kältesschlagzähigkeit
KR20090088367A (ko) * 2006-10-11 2009-08-19 바스프 에스이 고도로 가교된 유기 나노입자를 포함하는 성형 물질
DE102007059632A1 (de) * 2007-12-10 2009-06-18 Evonik Röhm Gmbh Formkörper mit matter und strukturierter Oberflächenbeschaffenheit
US10053597B2 (en) 2013-01-18 2018-08-21 Basf Se Acrylic dispersion-based coating compositions

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1526375A (fr) * 1967-05-05 1968-05-24 Asahi Chemical Ind Compositions thermoplastiques à base notamment d'homopolymères de composés alkényl aromatiques
JPS557471B1 (ja) * 1970-09-22 1980-02-26
US3992486A (en) * 1971-02-09 1976-11-16 Rohm And Haas Company Process for altering appearance of polymer by incorporating therein crosslinked particulate polymers prepared by endopolymerization
DE2833601A1 (de) * 1978-07-31 1980-02-28 Roehm Gmbh Kunststoffpulver fuer beschichtungsmittel zur herstellung glaenzender, nicht- blockender, elastischer ueberzuege
JPS5714650A (en) * 1980-07-01 1982-01-25 Mitsubishi Rayon Co Ltd Matted thermoplastic resin composition
JPS61159440A (ja) * 1985-01-07 1986-07-19 Asahi Chem Ind Co Ltd 光散乱性アクリル樹脂組成物
US4594363A (en) * 1985-01-11 1986-06-10 Rohm And Haas Company Production of core-sheath polymer particles containing voids, resulting product and use
DE3638443C2 (de) * 1986-11-11 1996-04-04 Roehm Gmbh Verträgliche Polymermischungen
DE3730025A1 (de) * 1987-09-08 1989-03-16 Roehm Gmbh Vertraegliche polymermischungen (i)
DE3730026C2 (de) * 1987-09-08 1996-03-28 Roehm Gmbh Verträgliche Polymermischungen (II)
US4952455A (en) * 1987-09-08 1990-08-28 Rohm Gmbh Chemische Fabrik Compatible polymer mixtures
EP0342283B1 (en) * 1988-05-18 1993-02-17 Rohm And Haas Company Thermoplastic and thermoset polymer compositions
DE3831499A1 (de) * 1988-09-16 1990-04-05 Roehm Gmbh Vertraegliche polymermischungen (ii)
JPH0368643A (ja) * 1989-08-09 1991-03-25 Kuraray Co Ltd 艶消し性にすぐれた成形体用スチレン系樹脂組成物、成形品およびその製造法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013246445A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Rohm & Haas Co 光拡散性ポリマー組成物、その製造方法、およびそれから製造される物品

Also Published As

Publication number Publication date
DE4231995A1 (de) 1994-03-31
EP0590471A3 (de) 1995-01-04
DE59304739D1 (de) 1997-01-23
ATE146209T1 (de) 1996-12-15
EP0590471B1 (de) 1996-12-11
US5395882A (en) 1995-03-07
CA2106697A1 (en) 1994-03-25
EP0590471A2 (de) 1994-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06207065A (ja) 光散乱ポリスチロール成形材料、及びそれからなる成形体
KR960015111B1 (ko) 소립자중합체, 이를 함유하는 광산란성 열가소성 중합체 조성물 및 소립자 중합체 제조방법
JP3153238B2 (ja) アクリル充填された熱成形可能なアクリルシート
JP2530687B2 (ja) 重合体組成物
JPH05222263A (ja) 艶消しポリメタクリレートシート、その製法及び物体の被覆法
CA1036740A (en) Graft copolymers
US4876311A (en) Opaque synthetic resins
JP2007513221A (ja) 艶消し剤を含有する成形材料
JPS5811463B2 (ja) 光散乱性成形体を製造するための成型材料
KR20080049725A (ko) 광 산란 특성을 가진 성형물
US5004785A (en) Light-diffusing methacrylic resin and process for production thereof
TWI774920B (zh) 具有改良散射效率和改良機械性能的光散射聚合性組成物
JPH0159297B2 (ja)
JP2842634B2 (ja) 相溶性ポリマー混合物及び該混合物からなるポリマー組成物
JPH0153901B2 (ja)
RU2773343C2 (ru) Полимерная композиция с улучшенной эффективностью рассеяния и улучшенными механическими свойствами для изготовления светорассеивающих изделий, изделие, содержащее полимерную композицию, и способ изготовления изделия
JP2000063613A (ja) アクリル系プレミックス、アクリル系smc又はbmc、及びアクリル系人工大理石の製造方法
KR960007768B1 (ko) 열가소성 또는 열경화성 중합체 조성물
JPH07165826A (ja) つや消しされた透明熱可塑性樹脂
JPS63230759A (ja) 透明な耐衝撃性樹脂組成物
JP2014224207A (ja) 艶消し効果調整剤、艶消し剤組成物、艶消し効果調整剤含有熱可塑性樹脂組成物及びその成形体
JP2021525286A (ja) 粒子を含む(メタ)アクリルポリマー組成物、その調製方法及びマスターバッチとしてのその使用
KR20120110361A (ko) 폴리머 비드 제조용 조성물 및 이를 이용한 폴리머 비드의 제조방법