JPH06206683A - エスカレータ装置 - Google Patents
エスカレータ装置Info
- Publication number
- JPH06206683A JPH06206683A JP162993A JP162993A JPH06206683A JP H06206683 A JPH06206683 A JP H06206683A JP 162993 A JP162993 A JP 162993A JP 162993 A JP162993 A JP 162993A JP H06206683 A JPH06206683 A JP H06206683A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- escalator
- wheelchair
- operation mode
- user
- attendant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エスカレータに一人でも十分乗れる車椅子利
用者や健常者が付き添っている場合には、係員を一々現
場まで呼んで来てもらわなくても良く、係員は管理室で
遠隔操作によりエスカレータの運転モードを切換えでき
て、該車椅子利用者に自主的に且つ安全に乗ってもらう
ことができ、係員の仕事の負担と車椅子利用者の心理的
負担の軽減が図れるスカレータ装置を提供することにあ
る。 【構成】 車椅子利用者がエスカレータ1に搭乗する意
思を管理室10の係員に伝えるインターホン15と、そ
の管理室10の係員の操作によりエスカレータ1の通常
運転モードと車椅子搭載運転モードとの切換を行う遠隔
操作盤11と、エスカレータの欄干パネル部に管理室1
0の係員とエスカレータ搭乗中の車椅子利用者とが相互
に連絡しあえるマイクロフォン17とスピーカー18と
移動テレビカメラ20とを具備したことを特徴とする。
用者や健常者が付き添っている場合には、係員を一々現
場まで呼んで来てもらわなくても良く、係員は管理室で
遠隔操作によりエスカレータの運転モードを切換えでき
て、該車椅子利用者に自主的に且つ安全に乗ってもらう
ことができ、係員の仕事の負担と車椅子利用者の心理的
負担の軽減が図れるスカレータ装置を提供することにあ
る。 【構成】 車椅子利用者がエスカレータ1に搭乗する意
思を管理室10の係員に伝えるインターホン15と、そ
の管理室10の係員の操作によりエスカレータ1の通常
運転モードと車椅子搭載運転モードとの切換を行う遠隔
操作盤11と、エスカレータの欄干パネル部に管理室1
0の係員とエスカレータ搭乗中の車椅子利用者とが相互
に連絡しあえるマイクロフォン17とスピーカー18と
移動テレビカメラ20とを具備したことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般の利用者の他に
身障者等の車椅子利用者を車椅子ごと搬送可能なエスカ
レータ装置に関する。
身障者等の車椅子利用者を車椅子ごと搬送可能なエスカ
レータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常一般のエスカレータ装置では、各踏
段の奥行き幅寸法が短いため、身障者等を乗せた車椅子
を水平な姿勢で搭載して安全に搬送することが困難であ
る。このために、例えば、実開平2−13594号公報
に示すように、無端状に連結された多数の踏段列のう
ち、上下2段の特殊踏段を同じ高さの踏板面に保持して
奥行き幅の広い車椅子搭載スペースを確保し得るように
したエスカレータ装置が考えられている。
段の奥行き幅寸法が短いため、身障者等を乗せた車椅子
を水平な姿勢で搭載して安全に搬送することが困難であ
る。このために、例えば、実開平2−13594号公報
に示すように、無端状に連結された多数の踏段列のう
ち、上下2段の特殊踏段を同じ高さの踏板面に保持して
奥行き幅の広い車椅子搭載スペースを確保し得るように
したエスカレータ装置が考えられている。
【0003】この特殊踏段を備えたエスカレータ装置で
は、エスカレータの起動・停止ボタン並びに上下切換え
ボタンや非常停止ボタンと共に、運転モード切換ボタン
が備えられている。この運転モード切換ボタンを係員が
操作することにより、通常運転モードと車椅子搭載運転
モードとに切換可能となっている。
は、エスカレータの起動・停止ボタン並びに上下切換え
ボタンや非常停止ボタンと共に、運転モード切換ボタン
が備えられている。この運転モード切換ボタンを係員が
操作することにより、通常運転モードと車椅子搭載運転
モードとに切換可能となっている。
【0004】つまり、平時は係員が運転モード切換ボタ
ンの切換え操作によりエスカレータを通常運転モードと
して、一般の人達に利用していただくようにしておく。
そして、車椅子利用者を搭乗させる場合には、係員が運
転モード切換ボタンを押すことで、エスカレータを車椅
子搭載運転モードに切換える。すると、上下2段の特殊
踏段の上階側の踏段に設けられたフォークが突出するな
どして、下階側の踏段の可動踏板を支持することで、そ
の上階2段の特殊踏段がエスカレータの傾斜路部におい
ても両者の踏板面を同一高さのままの状態にして移動
し、奥行き幅の広い車椅子搭載スペースを確保するよう
になると共に、車椅子利用者がエスカレータに乗り込む
ときと降りるときに、エスカレータの運転速度が低速、
あるいは停止するように制御され、車椅子利用者を安全
に搬送できるようになる。
ンの切換え操作によりエスカレータを通常運転モードと
して、一般の人達に利用していただくようにしておく。
そして、車椅子利用者を搭乗させる場合には、係員が運
転モード切換ボタンを押すことで、エスカレータを車椅
子搭載運転モードに切換える。すると、上下2段の特殊
踏段の上階側の踏段に設けられたフォークが突出するな
どして、下階側の踏段の可動踏板を支持することで、そ
の上階2段の特殊踏段がエスカレータの傾斜路部におい
ても両者の踏板面を同一高さのままの状態にして移動
し、奥行き幅の広い車椅子搭載スペースを確保するよう
になると共に、車椅子利用者がエスカレータに乗り込む
ときと降りるときに、エスカレータの運転速度が低速、
あるいは停止するように制御され、車椅子利用者を安全
に搬送できるようになる。
【0005】こうした通常運転モードと車椅子搭載運転
モードとに切換可能なエスカレータ装置では、運転モー
ド切換ボタンがエスカレータの上下階側の乗降口付近の
欄干部などに設けられているので、そのエスカレータに
車椅子利用者が搭乗する際には、係員を呼んでエスカレ
ータの乗降口まで来てもらい、その係員が乗降口付近で
運転モード切換ボタンを操作して車椅子搭載運転モード
に切換えると共に、その係員は車椅子利用者の付き添い
としてエスカレータに同乗し、該車椅子利用者のエスカ
レータへの乗り込みから降りるまでの手助けを行い、そ
の車椅子利用者がエスカレータから完全に降り終わるの
を確認したら、運転モード切換ボタンを操作して通常運
転モードに切換える。
モードとに切換可能なエスカレータ装置では、運転モー
ド切換ボタンがエスカレータの上下階側の乗降口付近の
欄干部などに設けられているので、そのエスカレータに
車椅子利用者が搭乗する際には、係員を呼んでエスカレ
ータの乗降口まで来てもらい、その係員が乗降口付近で
運転モード切換ボタンを操作して車椅子搭載運転モード
に切換えると共に、その係員は車椅子利用者の付き添い
としてエスカレータに同乗し、該車椅子利用者のエスカ
レータへの乗り込みから降りるまでの手助けを行い、そ
の車椅子利用者がエスカレータから完全に降り終わるの
を確認したら、運転モード切換ボタンを操作して通常運
転モードに切換える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のようなエスカレ
ータ装置においては、車椅子利用者が搭乗するときに
は、どんな場合でも、係員を呼び出してエスカレータの
乗降口まで来てもらい、その係員にエスカレータを通常
運転モードから車椅子搭載運転モードに切換えてもらう
と共に付き添ってもらわなければならなかった。
ータ装置においては、車椅子利用者が搭乗するときに
は、どんな場合でも、係員を呼び出してエスカレータの
乗降口まで来てもらい、その係員にエスカレータを通常
運転モードから車椅子搭載運転モードに切換えてもらう
と共に付き添ってもらわなければならなかった。
【0007】したがって、係員が必ず現場まで行かなけ
ればならず、それだけ係員の仕事の負担になると共に、
車椅子利用者の中には一人でもエスカレータに十分に乗
れる人や、健常者が付き添っている場合もあり、一々係
員を呼び出して手助けをしてもらうのが車椅子利用者に
とって心理的負担になっている。
ればならず、それだけ係員の仕事の負担になると共に、
車椅子利用者の中には一人でもエスカレータに十分に乗
れる人や、健常者が付き添っている場合もあり、一々係
員を呼び出して手助けをしてもらうのが車椅子利用者に
とって心理的負担になっている。
【0008】この発明は、前記事情に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、エスカレータに一人でも
十分乗れる車椅子利用者や健常者が付き添っている場合
には、係員を一々現場まで呼んで来てもらわなくても良
く、係員は管理室で遠隔操作によりエスカレータの運転
モードを切換えできて、該車椅子利用者に自主的に且つ
安全に乗ってもらうことができ、係員の仕事の負担と車
椅子利用者の心理的負担の軽減が図れるようになるエス
カレータ装置を提供することにある。
で、その目的とするところは、エスカレータに一人でも
十分乗れる車椅子利用者や健常者が付き添っている場合
には、係員を一々現場まで呼んで来てもらわなくても良
く、係員は管理室で遠隔操作によりエスカレータの運転
モードを切換えできて、該車椅子利用者に自主的に且つ
安全に乗ってもらうことができ、係員の仕事の負担と車
椅子利用者の心理的負担の軽減が図れるようになるエス
カレータ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】第1の発明のエ
スカレータ装置は、上記目的を達成するために、通常運
転モードと、車椅子搭載運転モードとに切換可能なエス
カレータ装置において、車椅子利用者がエスカレータに
搭乗する意思を管理室の係員に伝える連絡手段と、その
管理室の係員の操作によりエスカレータの通常運転モー
ドと車椅子搭載運転モードとの切換を行う遠隔操作手段
とを具備したことを特徴とする。
スカレータ装置は、上記目的を達成するために、通常運
転モードと、車椅子搭載運転モードとに切換可能なエス
カレータ装置において、車椅子利用者がエスカレータに
搭乗する意思を管理室の係員に伝える連絡手段と、その
管理室の係員の操作によりエスカレータの通常運転モー
ドと車椅子搭載運転モードとの切換を行う遠隔操作手段
とを具備したことを特徴とする。
【0010】こうした構成のエスカレータ装置であれ
ば、車椅子利用者が一人で或いは健常者の付き添いでエ
スカレータを利用する場合、連絡手段を用いてエスカレ
ータに搭乗する意思を管理室の係員に伝える。この連絡
を受けた管理室の係員は当該車椅子利用者が一人で或い
は健常者の付き添いによりエスカレータに乗れるか否か
を確認し、乗れると判断した場合には、その係員が現場
に行かずに管理室において遠隔操作手段によりエスカレ
ータを通常運転モードから車椅子搭載運転モードに切換
える。これで車椅子利用者は一人で或いは健常者の付き
添いでエスカレータに安全に且つ心理的負担なく乗り込
んで行けるようになり、係員も仕事の負担が軽減するよ
うになる。
ば、車椅子利用者が一人で或いは健常者の付き添いでエ
スカレータを利用する場合、連絡手段を用いてエスカレ
ータに搭乗する意思を管理室の係員に伝える。この連絡
を受けた管理室の係員は当該車椅子利用者が一人で或い
は健常者の付き添いによりエスカレータに乗れるか否か
を確認し、乗れると判断した場合には、その係員が現場
に行かずに管理室において遠隔操作手段によりエスカレ
ータを通常運転モードから車椅子搭載運転モードに切換
える。これで車椅子利用者は一人で或いは健常者の付き
添いでエスカレータに安全に且つ心理的負担なく乗り込
んで行けるようになり、係員も仕事の負担が軽減するよ
うになる。
【0011】なお、エスカレータの欄干パネル部に、エ
スカレータを遠隔操作する管理室の係員とエスカレータ
搭乗中の車椅子利用者とが相互に連絡しあえるインター
フェイスを具備することで、エスカレータの車椅子搭載
運転モードでの車椅子利用者の搭乗移動中においても、
その車椅子利用者と管理室の係員がリアルタイムで連絡
しあえて、該車椅子利用者に不具合が生じても、即座に
エスカレータ停止などの対応が可能で一層の安全が図れ
るようになる。
スカレータを遠隔操作する管理室の係員とエスカレータ
搭乗中の車椅子利用者とが相互に連絡しあえるインター
フェイスを具備することで、エスカレータの車椅子搭載
運転モードでの車椅子利用者の搭乗移動中においても、
その車椅子利用者と管理室の係員がリアルタイムで連絡
しあえて、該車椅子利用者に不具合が生じても、即座に
エスカレータ停止などの対応が可能で一層の安全が図れ
るようになる。
【0012】
【実施例】以下、この発明のエスカレータ装置の一実施
例を図1に基づいて説明する。図中1は従来同様に通常
運転モードと車椅子搭載運転モードとに切換え可能なエ
スカレータを示す。つまり、このエスカレータ1は、主
枠2に図示省略したが無端状に連結された多数の踏段列
を回転移動可能に有し、且つこれら多数の踏段の途中箇
所の上下2段の踏段が車椅子搭載運転モード時に互いの
踏板面を同じ高さに保持したまま移動する特殊踏段とさ
れて、奥行き幅の広い車椅子搭載スペースを確保し得る
ようになっている。
例を図1に基づいて説明する。図中1は従来同様に通常
運転モードと車椅子搭載運転モードとに切換え可能なエ
スカレータを示す。つまり、このエスカレータ1は、主
枠2に図示省略したが無端状に連結された多数の踏段列
を回転移動可能に有し、且つこれら多数の踏段の途中箇
所の上下2段の踏段が車椅子搭載運転モード時に互いの
踏板面を同じ高さに保持したまま移動する特殊踏段とさ
れて、奥行き幅の広い車椅子搭載スペースを確保し得る
ようになっている。
【0013】また、このエスカレータ1の左右には長手
方向に亘って欄干パネル3が立設されていると共に、上
下階側端の乗降口4,5の床面部にはコム付きの乗降板
6がそれぞれ設置されている。更に、エスカレータ1の
主枠2内の上階側部には起動・停止や上下切換え及び非
常停止並びに運転モード切換えなど運転制御を行う駆動
制御装置7が設置されている。この駆動制御装置7に指
令信号を送る各種操作ボタン、即ち起動・停止ボタンや
上下切換えボタン及び非常停止ボタン並びに運転モード
切換えボタンが、図示省略したが、従来同様に欄干パネ
ル3の上下階側端部に設置されている。
方向に亘って欄干パネル3が立設されていると共に、上
下階側端の乗降口4,5の床面部にはコム付きの乗降板
6がそれぞれ設置されている。更に、エスカレータ1の
主枠2内の上階側部には起動・停止や上下切換え及び非
常停止並びに運転モード切換えなど運転制御を行う駆動
制御装置7が設置されている。この駆動制御装置7に指
令信号を送る各種操作ボタン、即ち起動・停止ボタンや
上下切換えボタン及び非常停止ボタン並びに運転モード
切換えボタンが、図示省略したが、従来同様に欄干パネ
ル3の上下階側端部に設置されている。
【0014】こうした通常運転モードと車椅子搭載運転
モードとに切換え可能なエスカレータ1に対し、別離位
置に係員が常駐する詰め所などの管理室10があり、こ
の管理室10に前記駆動制御装置7に指令信号を送る遠
隔操作手段としての遠隔操作盤11が設置されている。
この遠隔操作盤11には通常運転モードボタン12と車
椅子搭載運転モードボタン13と非常停止ボタン14と
が設けられ、これらを係員が操作することで駆動制御装
置7に指令信号を送ってエスカレータ1の通常運転モー
ドと車椅子搭載運転モードとの切換え並びに非常停止が
行い得るようになっている。
モードとに切換え可能なエスカレータ1に対し、別離位
置に係員が常駐する詰め所などの管理室10があり、こ
の管理室10に前記駆動制御装置7に指令信号を送る遠
隔操作手段としての遠隔操作盤11が設置されている。
この遠隔操作盤11には通常運転モードボタン12と車
椅子搭載運転モードボタン13と非常停止ボタン14と
が設けられ、これらを係員が操作することで駆動制御装
置7に指令信号を送ってエスカレータ1の通常運転モー
ドと車椅子搭載運転モードとの切換え並びに非常停止が
行い得るようになっている。
【0015】また、前記エスカレータ1の上下階側乗降
口4,5の一側近傍の乗降客の邪魔にならない箇所に、
車椅子利用者がエスカレータ1に搭乗する意思を管理室
10の係員に伝える連絡手段としてのインターホン15
がスタンド台16を介し設けられ、このインターホン1
5により車椅子利用者が前記管理室10の係員と会話し
て、自分でスカレータに乗れるか付き添いをしてもらう
かなどの意思を該係員に伝えることができるようになっ
ている。
口4,5の一側近傍の乗降客の邪魔にならない箇所に、
車椅子利用者がエスカレータ1に搭乗する意思を管理室
10の係員に伝える連絡手段としてのインターホン15
がスタンド台16を介し設けられ、このインターホン1
5により車椅子利用者が前記管理室10の係員と会話し
て、自分でスカレータに乗れるか付き添いをしてもらう
かなどの意思を該係員に伝えることができるようになっ
ている。
【0016】更に、エスカレータ1の欄干パネル3に
は、この長手方向に適当間隔を存した複数箇所に、エス
カレータ搭乗中の車椅子利用者と管理室10の係員とが
相互に連絡(通話)しあえるインターフェイスとしての
マイクロフォン17とスピーカー18とが対をなしてそ
れぞれ設けられている。
は、この長手方向に適当間隔を存した複数箇所に、エス
カレータ搭乗中の車椅子利用者と管理室10の係員とが
相互に連絡(通話)しあえるインターフェイスとしての
マイクロフォン17とスピーカー18とが対をなしてそ
れぞれ設けられている。
【0017】また、その欄干パネル3の上下階側寄りの
複数箇所に、エスカレータ搭乗中の車椅子利用者が操作
可能な非常停止ボタン19がそれぞれ設けられている。
更にエスカレータ1の設置場所の天井部には複数台の監
視用の移動テレビカメラ20が設置され、これら移動テ
レビカメラ20によりエスカレータ1上の上階側乗降口
4から下階側乗降口5までの全区間を撮影し、その状況
を管理室10のモニターテレビ(図示せず)に写して係
員が見れるようになっている。
複数箇所に、エスカレータ搭乗中の車椅子利用者が操作
可能な非常停止ボタン19がそれぞれ設けられている。
更にエスカレータ1の設置場所の天井部には複数台の監
視用の移動テレビカメラ20が設置され、これら移動テ
レビカメラ20によりエスカレータ1上の上階側乗降口
4から下階側乗降口5までの全区間を撮影し、その状況
を管理室10のモニターテレビ(図示せず)に写して係
員が見れるようになっている。
【0018】このように構成されたエスカレータ装置に
よれば、車椅子利用者がエスカレータ1を利用する場
合、その車椅子利用者はエスカレータ1の乗降口まで来
て、その一側のインターホン15を利用して管理室10
の係員に通話形式で搭乗の意思を伝達する。この連絡を
受けた係員は、車椅子利用者との通話と、監視用の移動
テレビカメラ20により写し出されたモニターテレビの
映像とを加味して、当該車椅子利用者が一人でエスカレ
ータ1に乗れるか否かを判断・確認する。
よれば、車椅子利用者がエスカレータ1を利用する場
合、その車椅子利用者はエスカレータ1の乗降口まで来
て、その一側のインターホン15を利用して管理室10
の係員に通話形式で搭乗の意思を伝達する。この連絡を
受けた係員は、車椅子利用者との通話と、監視用の移動
テレビカメラ20により写し出されたモニターテレビの
映像とを加味して、当該車椅子利用者が一人でエスカレ
ータ1に乗れるか否かを判断・確認する。
【0019】その車椅子利用者が一人でエスカレータ1
に乗れると判断した場合には、その係員が現場に行かず
に管理室10において遠隔操作盤11の車椅子搭載運転
モードボタン13を押して、エスカレータ1を通常運転
モードから車椅子搭載運転モードに切換える。これで車
椅子利用者は一人でエスカレータ1に安全に且つ心理的
負担なく乗り込んで行けるようになる。
に乗れると判断した場合には、その係員が現場に行かず
に管理室10において遠隔操作盤11の車椅子搭載運転
モードボタン13を押して、エスカレータ1を通常運転
モードから車椅子搭載運転モードに切換える。これで車
椅子利用者は一人でエスカレータ1に安全に且つ心理的
負担なく乗り込んで行けるようになる。
【0020】また、その車椅子搭載運転モードのエスカ
レータ1に車椅子利用者が一人で乗り込んで移動して反
対側の乗降口から降り終わるまでの間、その車椅子利用
者にとって何等か不具合が発生すれば、その車椅子利用
者は欄干パネル3のマイクロフォン17とスピーカー1
8とにより管理室10の係員といつでも連絡通話しあえ
て、該係員に不具合を訴えることができると共に、その
管理室10の係員側からも監視用の移動テレビカメラ2
0により写し出されたモニターテレビの映像を見ながら
話しかけることができる。
レータ1に車椅子利用者が一人で乗り込んで移動して反
対側の乗降口から降り終わるまでの間、その車椅子利用
者にとって何等か不具合が発生すれば、その車椅子利用
者は欄干パネル3のマイクロフォン17とスピーカー1
8とにより管理室10の係員といつでも連絡通話しあえ
て、該係員に不具合を訴えることができると共に、その
管理室10の係員側からも監視用の移動テレビカメラ2
0により写し出されたモニターテレビの映像を見ながら
話しかけることができる。
【0021】これで、エスカレータ1に一人で乗り込ん
でいる車椅子利用者と管理室10の係員がリアルタイム
で常に連絡しあえて、しかもモニターテレビで状況を監
視でき、該車椅子利用者に不具合が生じた場合、遠隔操
作盤11の非常停止ボタン14を押すことで、即座にエ
スカレータ1を非常停止できるようになる。また、車椅
子利用者が危険を感じた時など自分でもエスカレータ搭
乗中に非常停止ボタン19を押してエスカレータ1を非
常停止できるようになる。こうした非常停止時に初めて
係員が現場に駆け付けて適切な安全対応を行うようにな
る。
でいる車椅子利用者と管理室10の係員がリアルタイム
で常に連絡しあえて、しかもモニターテレビで状況を監
視でき、該車椅子利用者に不具合が生じた場合、遠隔操
作盤11の非常停止ボタン14を押すことで、即座にエ
スカレータ1を非常停止できるようになる。また、車椅
子利用者が危険を感じた時など自分でもエスカレータ搭
乗中に非常停止ボタン19を押してエスカレータ1を非
常停止できるようになる。こうした非常停止時に初めて
係員が現場に駆け付けて適切な安全対応を行うようにな
る。
【0022】このように、管理室10の係員が現場に行
かなくても、車椅子利用者がエスカレータを利用するこ
とができるので、係員の労力軽減が図れると共に、車椅
子利用者の係員に対する心理的負担が軽減されるように
なる。
かなくても、車椅子利用者がエスカレータを利用するこ
とができるので、係員の労力軽減が図れると共に、車椅
子利用者の係員に対する心理的負担が軽減されるように
なる。
【0023】なお、車椅子利用者に予め友人などの健常
者の付き添い人がいる場合、その付き添い人が車椅子利
用者に代わりに管理室10の係員と前述同様に連絡通話
などを行うことになる。
者の付き添い人がいる場合、その付き添い人が車椅子利
用者に代わりに管理室10の係員と前述同様に連絡通話
などを行うことになる。
【0024】
【発明の効果】この発明のエスカレータ装置は、前述の
如く構成したので、エスカレータに一人でも十分乗れる
車椅子利用者や健常者が付き添っている場合には、係員
を一々現場まで呼んで来てもらわなくても良く、係員は
管理室で遠隔操作によりエスカレータの運転モードを切
換えできて、該車椅子利用者に自主的に且つ安全に乗っ
てもらうことができ、係員の仕事の負担と車椅子利用者
の心理的負担の軽減が図れる。
如く構成したので、エスカレータに一人でも十分乗れる
車椅子利用者や健常者が付き添っている場合には、係員
を一々現場まで呼んで来てもらわなくても良く、係員は
管理室で遠隔操作によりエスカレータの運転モードを切
換えできて、該車椅子利用者に自主的に且つ安全に乗っ
てもらうことができ、係員の仕事の負担と車椅子利用者
の心理的負担の軽減が図れる。
【図1】この発明の一実施例に係わるエスカレータ装置
を示す概略構成図。
を示す概略構成図。
1…エスカレータ、3…欄干パネル、10…管理室、1
1…遠隔操作手段(遠隔操作盤)、13…通常運転モー
ドボタン、14…車椅子搭載運転モードボタン、15…
連絡手段(インターホン)、17,18,20…インタ
ーフェイス(17…,マイクロフォン、18…スピーカ
ー、20…移動テレビカメラ)。
1…遠隔操作手段(遠隔操作盤)、13…通常運転モー
ドボタン、14…車椅子搭載運転モードボタン、15…
連絡手段(インターホン)、17,18,20…インタ
ーフェイス(17…,マイクロフォン、18…スピーカ
ー、20…移動テレビカメラ)。
Claims (2)
- 【請求項1】 通常運転モードと、車椅子搭載運転モー
ドとに切換可能なエスカレータ装置において、車椅子利
用者がエスカレータに搭乗する意思を管理室の係員に伝
える連絡手段と、その管理室の係員の操作によりエスカ
レータの通常運転モードと車椅子搭載運転モードとの切
換を行う遠隔操作手段とを具備したことを特徴とするエ
スカレータ装置。 - 【請求項2】 通常運転モードと、車椅子搭載運転モー
ドとに切換可能なエスカレータ装置において、エスカレ
ータの欄干パネル部に、エスカレータを遠隔操作する管
理室の係員とエスカレータ搭乗中の車椅子利用者とが相
互に連絡しあえるインターフェイスを具備したことを特
徴とする請求項1記載のエスカレータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP162993A JPH06206683A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | エスカレータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP162993A JPH06206683A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | エスカレータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06206683A true JPH06206683A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=11506832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP162993A Pending JPH06206683A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | エスカレータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06206683A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19980020853A (ko) * | 1996-09-12 | 1998-06-25 | 이종수 | 에스컬레이터의 안전운행장치 및 그 제어방법 |
KR100509829B1 (ko) * | 1998-07-08 | 2005-11-23 | 재단법인 산재의료관리원 | 휠체어리프트원격관제시스템 |
JP2011256048A (ja) * | 2011-08-26 | 2011-12-22 | Hitachi Building Systems Co Ltd | エスカレータ監視装置 |
-
1993
- 1993-01-08 JP JP162993A patent/JPH06206683A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19980020853A (ko) * | 1996-09-12 | 1998-06-25 | 이종수 | 에스컬레이터의 안전운행장치 및 그 제어방법 |
KR100509829B1 (ko) * | 1998-07-08 | 2005-11-23 | 재단법인 산재의료관리원 | 휠체어리프트원격관제시스템 |
JP2011256048A (ja) * | 2011-08-26 | 2011-12-22 | Hitachi Building Systems Co Ltd | エスカレータ監視装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5516743B2 (ja) | モニター制御装置 | |
KR101436768B1 (ko) | 엘리베이터의 모니터 제어 장치 | |
WO2007083374A1 (ja) | エレベータの避難時管理装置 | |
JP4171236B2 (ja) | エレベータの火災時救出運転装置 | |
JP2004010264A (ja) | 車椅子兼用エレベータ乗降支援装置 | |
KR20140018344A (ko) | 엘리베이터 장치 | |
JPH06206683A (ja) | エスカレータ装置 | |
JP3273407B2 (ja) | エスカレータ監視自動制御装置 | |
US20240109754A1 (en) | Emergency evacuation robot | |
JP7291799B2 (ja) | エレベーター装置 | |
JP3015600B2 (ja) | 車椅子兼用エスカレータの制御装置 | |
JP2002003139A (ja) | 車椅子エスカレータの乗込確認装置 | |
JPS6348622Y2 (ja) | ||
JPH01169583U (ja) | ||
JPS6222545Y2 (ja) | ||
JPH0756292Y2 (ja) | エレベータの乗客救出装置 | |
JPH05147836A (ja) | 群管理エレベーター装置 | |
JP2000169054A (ja) | エレベータ乗り場の防犯装置 | |
JPH01294177A (ja) | ホームエレベータ | |
JPH0280675U (ja) | ||
JPS6139738Y2 (ja) | ||
JPH09132360A (ja) | ホームエレベータを備えた住宅設備 | |
JP2012193027A (ja) | エレベータの操作盤乱用防止装置 | |
JPS60102374A (ja) | 車いす兼用エレベ−タの制御方法 | |
JP2003146563A (ja) | 身障者兼用エレベータ装置 |