JPH06206662A - 線条体の巻取装置 - Google Patents

線条体の巻取装置

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JPH06206662A
JPH06206662A JP166493A JP166493A JPH06206662A JP H06206662 A JPH06206662 A JP H06206662A JP 166493 A JP166493 A JP 166493A JP 166493 A JP166493 A JP 166493A JP H06206662 A JPH06206662 A JP H06206662A
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JP
Japan
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bobbin
optical fiber
winding
wound
winding device
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP166493A
Other languages
English (en)
Inventor
Kohei Kobayashi
宏平 小林
Kaoru Okuno
薫 奥野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP166493A priority Critical patent/JPH06206662A/ja
Publication of JPH06206662A publication Critical patent/JPH06206662A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバなどの線条体の巻取作業を円滑
に、且つ、効率良く行うことのできる線条体の巻取装置
を提供する。 【構成】 光ファイバ12が巻取られるボビン11(巻
取リール)を本体に対して駆動回転自在に支持すると共
にそのボビン11における鍔部14の内壁面に対向して
静電除去器31を配設し、且つ、その静電除去器31を
ボビン11の径方向移動自在に支持することで、静電除
去器31を光ファイバ12の巻取量の増加に伴ってボビ
ン11の外方に退避しながら静電除去器31によって光
ファイバ12の巻取時にボビン11の鍔部14の内壁面
に発生した静電気を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバなどの線条体
を巻き取って収納する線条体の巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを製造する場合、プリフォー
ムを電気炉の中で所定の温度で加熱溶融し、自重落下さ
せて線引を行うことで糸状のガラス、即ち、光ファイバ
を得る。そして、線引後、光ファイバの樹脂被覆等を行
い、巻取装置のボビンによって高速で巻取る。このと
き、光ファイバが所定の外径となるように、線引後にそ
の外径を測定して巻取装置による線引速度を制御する。
【0003】このようにして製造された光ファイバは、
巻取装置のボビンに巻取られて収納される。このボビン
は光ファイバを巻取る円筒状の胴部とこの胴部の両側に
一体に形成された鍔部とからなり、駆動モータによって
駆動回転自在であると共に回転軸方向に往復移動するこ
とができるようになっいる。従って、ボビンが駆動モー
タによって所定の速度で駆動回転すると共に回転軸方向
に往復移動することで、線引きされた光ファイバは順序
よく整列状態で巻かれる。
【0004】ところで、このような巻取装置のボビンに
あっては、ボビンへの巻取時に光ファイバ同士が擦れる
ために静電気が発生する。すると、光ファイバに巻き乱
れが発生する虞があるので、従来からこの巻取装置には
ボビンに発生した静電気を除去するための静電除去器が
設けられている。
【0005】図6に従来の静電除去器が設けられた光フ
ァイバの巻取装置を表すボビンの正面視、図7にそのボ
ビンの側面視、図8に光ファイバの巻取状態を表す詳細
を示す。
【0006】図6及び図7に示すように、ボビン11は
光ファイバ12を巻取る円筒状の胴部13とこの胴部1
3の両側に一体に形成されたリング状の鍔部14とから
なっている。そして、図示しない駆動モータによって駆
動回転自在であると共に回転軸方向にトラバース(往復
移動)することができるようになっいる。また、このボ
ビン11の胴部13に近接して静電除去器21が位置
し、図示しない巻取装置本体によって固定保持されてい
る。この静電除去器21はボビン11の胴部13の外周
面に対してイオンを吹き付けて静電気を除去するもので
ある。
【0007】而して、ボビン11が駆動モータによって
所定の速度で駆動回転すると共にトラバースすること
で、線引きされた光ファイバ12は、図8に示すよう
に、胴部13における各鍔部14との間に順序よく整列
状態で巻かれる。このとき、発生した静電気は静電除去
器21から吹き付けられたイオンにより除去される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光ファ
イバの巻取装置にあって、ボビン11への光ファイバ1
2の巻取時にこの光ファイバ12同士の擦れによって発
生する静電気は、上述したように、静電除去器21から
ボビン11の胴部13の外周面に吹き付けられたイオン
により除去される。ところが、ボビン11には光ファイ
バ12の巻取時にこの光ファイバ12と鍔部14との擦
れによってこの鍔部14の内壁面にも静電気が発生す
る。これは、例えば、大型のプリフォームからの光ファ
イバを高速で巻取る場合に多く発生するものであって、
このボビン11の鍔部14に発生する静電気は胴部13
に発生する静電気に比べて高周波であり、静電除去器2
1では十分に除去することができない。
【0009】このボビン11の鍔部14の内壁面に静電
気が発生すると、光ファイバ12の巻き乱れが十分に抑
えられず、この鍔部14付近の光ファイバ12の巻き状
態が凹凸となってしまう。そして、この状態でボビン1
1に多量の光ファイバ12を巻き付けていくと、凹凸が
崩れて光ファイバ12が交差した状態で巻き付けられて
いってしまう。すると、光ファイバ12の巻取交差位置
で被覆部に傷が付いたり、光ファイバ12の伝送特性が
悪くなってしまうという問題があった。また、ボビン1
1に巻かれた光ファイバ12の巻き替え作業ができなく
なったり、ボビン11の巻取速度による線引速度の制御
が困難となってしまうという問題があった。
【0010】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、光ファイバなどの線条体の巻取作業を円滑に、
且つ、効率良く行うことのできる線条体の巻取装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明の線条体の巻取装置は、線条体が巻取られる
巻取リールを本体に対して駆動回転自在に支持すると共
に該巻取リールにおける鍔の内壁面に対向して静電除去
器が配設されたことを特徴とするものである。
【0012】また、本発明の線条体の巻取装置は、線条
体が巻取られる巻取リールを本体に対して駆動回転自在
に支持すると共に該巻取リールにおける鍔の内壁面に対
向して静電除去器が配設され、且つ、該静電除去器が前
記巻取リールの径方向移動自在に支持されたことを特徴
とするものである。
【0013】
【作用】線条体は所定の速度で駆動回転している巻取リ
ールによって鍔部の間に順序よく整列状態で巻かれる。
このとき、線条体の擦れによって巻取リールの鍔内壁面
に発生した静電気は静電除去器により除去される。そし
て、線条体が巻取リールに巻き付けられていくのに伴っ
て静電除去器が巻取リールの径方向外方に退避すること
で、静電除去器と鍔部内壁面との距離を一定に保って確
実に静電気を除去できると共に線条体の巻取時にこの静
電除去器が邪魔になることがない。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0015】図1に本発明の一実施例に係る線条体の巻
取装置を表す正面概略、図2にその巻取装置の側面概
略、図3に光ファイバの巻取状態を表す詳細、図4に光
ファイバが巻き取られた巻取装置の正面概略、図5に光
ファイバが巻き取られた巻取装置の側面概略を示す。な
お、従来と同様の機能を有する部材には同一の符号を付
して重複する説明は省略する。
【0016】図1及び図2に示すように、ボビン11は
胴部13とその両側の鍔部14とからなり、図示しない
駆動モータによって駆動回転自在であると共に回転軸方
向にトラバース(往復移動)できるようになっいる。そ
して、このボビン11の周辺部にはボビン11の胴部1
3の静電気を除去する胴用静電除去器21と各鍔部14
の内壁面の静電気を除去する鍔用静電除去器31が装着
されている。
【0017】図示しない巻取装置本体にはボビン11の
胴部13外周面に近接して静電除去器21が固定保持さ
れており、この静電除去器21はボビン11の胴部13
の外周面にイオンを吹き付けて静電気を除去することが
でき、その出力周波数は50〜60Hzとなっている。
また、巻取装置本体は駆動回転自在なねじ軸32を有し
ており、このねじ軸32には係合部材33がねじ軸の軸
方向に沿って移動自在に取付けられている。そして、こ
の係合部材33には連結部材34によってボビン11の
各鍔部14の内壁面に近接して静電除去器31が取付け
られている。この静電除去器31はボビン11の鍔部1
4の内壁面にイオンを吹き付けて静電気を除去すること
ができ、その出力周波数は約13500Hzとなってい
る。
【0018】而して、ボビン11が駆動モータによって
所定の速度で駆動回転すると共にトラバースすること
で、線引きされた光ファイバ12は、図1及び図2に示
すように、胴部13における各鍔部14との間に順序よ
く整列状態で巻き付けられる。このとき、ボビン11の
胴部13に発生した静電気は静電除去器21から吹き付
けられたイオンにより除去される。
【0019】また、ボビン11の鍔部14に発生した静
電気は、図3に示すように、静電除去器31から鍔部1
4の内壁面、特に、この内壁面と巻かれた光ファイバ1
2との接触部分に吹き付けられたイオンにより除去され
る。そして、図4及び図5に示すように、ボビン11に
巻き付けられた光ファイバ12の巻き量が増加していく
のに伴い、ねじ軸32を回転駆動して係合部材33等を
介して静電除去器31をボビン11の外方に退避させる
ことで、静電除去器31と鍔部14の内壁面との距離を
一定に保って確実に静電気を除去できると共に光ファイ
バ12の巻取時に静電除去器31が邪魔になることがな
い。
【0020】このようにボビン11への光ファイバ12
の巻取作業時に、静電除去器21,31によってボビン
11における胴部13の外周面及び鍔部14の内壁面の
静電気を除去することができ、その結果、従来、20〜
30kvあった鍔部14の内壁面の静電気を0.1kv
程度に減少することができた。
【0021】なお、上述した実施例において、静電除去
器21,31をイオンを吹き出す方式のものを使用した
が、これに限定されるものではない。また、静電除去器
31の移動方法も駆動モータ及びねじ軸32等を用いた
ものに限定されるものではなく、ラックとピニオンなど
を用いてもよいものである。
【0022】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明の線条体の巻取装置によれば、線条体が巻取
られる巻取リールを本体に対して駆動回転自在に支持す
ると共にその巻取リールにおける鍔の内壁面に対向して
静電除去器を配設したので、線条体の巻取リールへの巻
取時に線条体と巻取リールの鍔内壁面との間に発生した
静電気は静電除去器によって確実に除去することがで
き、線条体を巻取リールに順序よく整列状態で巻くこと
ができる。また、静電除去器を巻取リールの径方向移動
自在に支持したので、静電除去器は線条体が巻取リール
に巻かれるのに伴って巻取リールの外方に退避すること
となり、静電除去器と鍔部内壁面との距離を一定に保っ
て確実に静電気を除去できると共にこの線条体の巻取時
に静電除去器が邪魔になることがない。その結果、光フ
ァイバなどの線条体の巻取作業を円滑に、且つ、効率良
く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る線条体の巻取装置を表
す正面概略図である。
【図2】線条体の巻取装置の側面概略図である。
【図3】光ファイバの巻取状態を表す詳細図である。
【図4】光ファイバが巻き取られた巻取装置の正面概略
図である。
【図5】光ファイバが巻き取られた巻取装置の側面概略
図である。
【図6】従来の静電除去器が設けられた光ファイバの巻
取装置を表すボビンの正面図である。
【図7】ボビンの側面図である。
【図8】光ファイバの巻取状態を表す詳細図である。
【符号の説明】
11 ボビン 12 光ファイバ 13 胴部 14 鍔部 21 胴用静電除去器 31 鍔用静電除去器 32 ねじ軸 33 係合部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線条体が巻取られる巻取リールを本体に
    対して駆動回転自在に支持すると共に該巻取リールにお
    ける鍔の内壁面に対向して静電除去器が配設されたこと
    を特徴とする線条体の巻取装置。
  2. 【請求項2】 線条体が巻取られる巻取リールを本体に
    対して駆動回転自在に支持すると共に該巻取リールにお
    ける鍔の内壁面に対向して静電除去器が配設され、且
    つ、該静電除去器が前記巻取リールの径方向移動自在に
    支持されたことを特徴とする線条体の巻取装置。
JP166493A 1993-01-08 1993-01-08 線条体の巻取装置 Withdrawn JPH06206662A (ja)

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ID=11507795

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100383577C (zh) * 2006-05-30 2008-04-23 成都中住光纤有限公司 光纤除静电防甩击装置以及带有该装置的光纤筛选/复绕机
JP2014035420A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバの巻取り方法および巻取り装置
JP2015044742A (ja) * 2009-07-30 2015-03-12 日本電気硝子株式会社 ガラスリボン及びその製造方法
CN108792780A (zh) * 2018-06-15 2018-11-13 太仓市裕明针织有限公司 一种用于丝绸加工过程中的缠线装置
CN111517157A (zh) * 2020-03-27 2020-08-11 金湖仁泰化纤有限公司 一种具有烘干消除静电功能的绕丝装置

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