JPH06206571A - 動力操向装置の操舵力制御装置 - Google Patents

動力操向装置の操舵力制御装置

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Publication number
JPH06206571A
JPH06206571A JP5019212A JP1921293A JPH06206571A JP H06206571 A JPH06206571 A JP H06206571A JP 5019212 A JP5019212 A JP 5019212A JP 1921293 A JP1921293 A JP 1921293A JP H06206571 A JPH06206571 A JP H06206571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
steering angle
electric motor
vehicle speed
duty
Prior art date
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Pending
Application number
JP5019212A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Tanaka
稔 田中
Hitoshi Kobayashi
仁 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
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Publication of JPH06206571A publication Critical patent/JPH06206571A/ja
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  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 操舵フィーリングの向上とエネルギー損失の
低減が図れる動力操向装置の操舵力制御装置を提供す
る。 【構成】 車速センサ4と舵角センサ5と電動モータ6
と制御手段9とを備え、制御手段9は、車速センサ4と
舵角センサ5からの入力信号に基づいて車速および舵角
を各々計算し、この舵角に基づいて舵角加速度を計算
し、この舵角加速度と、前記計算された車速とから電動
モータ6に対する印加電流のデューティを計算する演算
部と、舵角の変化の有無を、舵角の変化がある場合に舵
角の切足しか否かを判断するステアリング操作状態判断
部と、舵角の切足しであると判断されたときは求めたデ
ューティをそのまま、舵角の切足し以外と判断されたと
きは求めたデューティを減少補正して電動モータ6に各
々出力する補正出力部とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ステアリング用のオ
イルポンプを電動モータで駆動する動力操向装置の操舵
力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、動力操向装置の操舵力制御装置に
は、特開平1−156173号公報に記載されたものが
ある。この動力操向装置は、ステアリング系に操舵助勢
力を与える電動モータと、該電動モータとステアリング
系との間を接離するクラッチと、ステアリングシャフト
の入力トルクを検出するトルクセンサと、車速を検出す
る車速センサと、前記電動モータと前記クラッチを制御
する制御装置とを備え、前記車速センサからの入力信号
に基づいて求められる車速が所定値より大きくなったと
き、操舵助勢力を徐々に零まで変化させた後にクラッチ
切を行い、車速が所定値より小さくなったとき、クラッ
チ入を行った後に操舵助勢力を入力トルクおよび車速に
応じた目標値まで徐々に変化させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の操舵力制御装置では、ステアリング操作開始後の舵
角の切足し時に応答遅れが生じて、瞬時に大きな操舵助
勢力を得ることができず、操舵フィーリングを損う。ま
た、舵角の切戻し時には、ホィールアライメントによっ
てステアリングには必然的に復元しようとする力が働く
ため操舵助勢力はそれほど必要ないにもかかわらず、前
記舵角の切足し時と同じ制御が行われ、過剰制御による
エネルギー損失が避け難い。
【0004】この発明は前記課題を解決するためになさ
れたもので、操舵フィーリングの向上とエネルギー損失
の低減が図れる動力操向装置の操舵力制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る動力操向装置の操舵力制御装置は、
ステアリング系に操舵助勢力を与える電動モータと、該
電動モータを駆動制御する制御手段と、車速を検出する
車速センサと、舵角を検出する舵角センサとを備え、前
記制御手段は、前記車速センサおよび舵角センサからの
入力信号に基づいて車速および舵角の各々を計算し、該
舵角に基づいて舵角加速度を計算し、該舵角加速度と、
前記計算された車速とから前記電動モータに対する印加
電流のデューティを計算する演算部と、舵角の変化の有
無を、舵角の変化がある場合に舵角の切足しか否かを各
々判断するステアリング操作状態判断部と、舵角の切足
しであると判断されたときは前記演算部で求めたデュー
ティをそのまま、舵角の切足し以外と判断されたときは
求めたデューティを減少補正して前記電動モータに各々
出力する補正出力部とを備えたものである。
【0006】
【作用】上記構成により、制御手段の演算部において電
動モータに対する印加電流のデューティが計算され、ス
テアリング操作状態判断部において舵角の切足しか否か
が判断される。
【0007】ステアリング操作の開始と共に電動モータ
の駆動が開始される一方、舵角の変化がある場合に舵角
の切足しと判断されたときは前記演算部で求めたデュー
ティがそのまま、舵角の切足し以外と判断されたときは
前記デューティの減少補正されたものが電動モータに各
々出力される。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面により説明
する。
【0009】図1は動力操向装置の操舵力制御装置を示
す概略構成図、図2は制御手段の処理プロセスを示すフ
ローチャートである。
【0010】図1において1はバッテリ、2はイグニシ
ョンスイッチ、3はコントローラ、4は車速を検出する
車速センサ、5は舵角を検出する舵角センサ、6は電動
モータ、7はステアリング用のオイルポンプ、8は警告
灯である。
【0011】前記コントローラ3内には、制御手段を構
成するマイクロコンピュータ9が内蔵され、該マイクロ
コンピュータ9には入力回路10を介して車速センサ4
が、入力回路11を介して舵角センサ5が、出力回路1
2を介して電動モータ6が、出力回路13を介して警告
灯8が各々接続されている。そして、電動モータ6がイ
グニションスイッチ2のオンでバッテリ1に接続され
て、マイクロコンピュータ9により所定のデューティで
駆動制御されるようになっている。尚、警告灯8は、上
記電動モータ6の駆動制御が不能となったときにマイク
ロコンピュータ9により点灯されて異常の発生を知らせ
るものである。
【0012】前記電動モータ6にはオイルポンプ7が直
結され、該オイルポンプ7の吐出口は図示しない流量制
御弁を介して配管14により図示しないパワーシリンダ
の一方の油室に接続され、該パワーシリンダの他方の油
室は配管15によりリザーバタンク16に連通するよう
になっている。
【0013】前記マイクロコンピュータ9は、前記車速
センサ4および前記舵角センサ5からの入力信号に基づ
いて車速および舵角を各々計算し、該舵角に基づいて舵
角加速度を計算し、該舵角加速度と、前記計算された車
速とから前記電動モータ6に対する印加電流のデューテ
ィを計算する演算部と、舵角の変化の有無を、舵角の変
化がある場合に舵角の切足しか否かを各々判断するステ
アリング操作状態判断部と、後述する補正出力部とを備
えている。
【0014】前記補正出力部は、前回のデューティの計
算値を記憶するデューティ記憶部を備えている。そし
て、この補正出力部には次の2つの式 OUT=計算値・・・・・・・・・・・・・・・・(1) OUT=OUT1 +(計算値−OUT1 )/n・・(2) ここで、OUT1 :前回計算値、n:収束制御回数 が入力設定されており、前記ステアリング操作状態判断
部により舵角の切足しと判断されたときには上記(1)
式により求めたデューティ(OUT)をそのまま、舵角
の切足し以外と判断されたときには上記(2)式により
減少補正されたデューティ(OUT)を各々出力する。
【0015】このようなマイクロコンピュータ9の処理
プロセスは、ステアリング操作のスタートからリターン
まで図2に示すフローチャートに従って行われる。
【0016】まず、ステップ1で車速センサ4と舵角セ
ンサ5の出力信号を取り込み、次のステップ2で車速セ
ンサ4および舵角センサ5からの入力信号に基づいて車
速および舵角の各々を計算する。次のステップ3で前回
の舵角と今回の舵角を比較して舵角の変化の有無を判断
する。
【0017】舵角の変化がある場合はステップ3のY側
からステップ4に移行し、このステップ4で前記計算さ
れた舵角に基づいて舵角加速度を計算し、次のステップ
5でこの舵角加速度と前記計算された車速とから電動モ
ータ6に対する印加電流のデューティ(目標値)を計算
する。そして、次のステップ6で舵角の切足しか否かを
判断する。
【0018】舵角の切足しであるときはステップ6のY
側からステップ8に移行し、このステップ8で上記
(1)式にステップ5で求めたデューティを代入し、次
のステップ9で電動モータ6に出力する。このため、ス
テアリング操作の開始時、車速に合った目標回転数まで
一気に電動モータ6の出力が上昇し、これによりオイル
ポンプ7の吐出流量も急激に増加する。
【0019】舵角の変化無しである場合はステップ3の
N側からステップ5に移行し、また舵角の切戻しである
場合はステップ6のN側からステップ7に移行し、ステ
ップ7で上記(2)式にステップ5で求めたデューティ
を代入し、次のステップ9で電動モータ6に出力する。
このため、電動モータ6に対する印加電流のデューティ
が前回計算値から今回計算値(目標値)まで徐々に収束
され、車速に合った目標回転数まで緩やかに電動モータ
6の出力が上昇し、これによりオイルポンプ7の吐出流
量も緩やかに増加する。なお、ステップ3でN側に移行
し、ステップ5で出力デューティ計算を行った場合は、
舵角の変化がないため、ステップ6で必ずN側となるの
で問題はない。
【0020】上記マイクロコンピュータ9の処理プロセ
スは、ステアリング操作のスタートからリターンまでの
間で繰り返される。
【0021】
【発明の効果】以上の通りこの発明は、ステアリング系
に操舵助勢力を与える電動モータと、該電動モータを駆
動制御する制御手段と、車速を検出する車速センサと、
舵角を検出する舵角センサとを備え、前記制御手段は、
前記車速センサおよび舵角センサからの入力信号に基づ
いて車速および舵角の各々を計算し、該舵角に基づいて
舵角加速度を計算し、該舵角加速度と、前記計算された
車速とから前記電動モータに対する印加電流のデューテ
ィを計算する演算部と、舵角の変化の有無を、舵角の変
化がある場合に舵角の切足しか否かを各々判断するステ
アリング操作状態判断部と、舵角の切足しであると判断
されたときは前記演算部で求めたデューティをそのま
ま、舵角の切足し以外と判断されたときは求めたデュー
ティを減少補正して前記電動モータに各々出力する補正
出力部とを備えたため、瞬時に大きな操舵助勢力を必要
とするステアリング操作の開始時、車速に合った目標回
転数まで一気に電動モータの出力を上昇させることがで
きて応答遅れがないことから、操舵フィーリングを向上
させることができる。
【0022】また、瞬時の操舵助勢力を必要としない舵
角の保持又は切戻し時には、車速に合った目標回転数ま
で緩やかに電動モータの出力を上昇させることができる
ことから、エネルギー損失を確実に低減させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である動力操向装置の操舵
力制御装置を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す制御手段の処理プロセスを示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
4 車速センサ 5 舵角センサ 6 電動モータ 9 マイクロコンピュータ(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 137:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリング系に操舵助勢力を与える電
    動モータと、該電動モータを駆動制御する制御手段と、
    車速を検出する車速センサと、舵角を検出する舵角セン
    サとを備え、前記制御手段は、前記車速センサおよび舵
    角センサからの入力信号に基づいて車速および舵角の各
    々を計算し、該舵角に基づいて舵角加速度を計算し、該
    舵角加速度と、前記計算された車速とから前記電動モー
    タに対する印加電流のデューティを計算する演算部と、
    舵角の変化の有無を、舵角の変化がある場合に舵角の切
    足しか否かを各々判断するステアリング操作状態判断部
    と、舵角の切足しであると判断されたときは前記演算部
    で求めたデューティをそのまま、舵角の切足し以外と判
    断されたときは求めたデューティを減少補正して前記電
    動モータに各々出力する補正出力部とを備えたことを特
    徴とする動力操向装置の操舵力制御装置。
JP5019212A 1993-01-12 1993-01-12 動力操向装置の操舵力制御装置 Pending JPH06206571A (ja)

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JP5019212A JPH06206571A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 動力操向装置の操舵力制御装置

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JPH06206571A true JPH06206571A (ja) 1994-07-26

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ID=11993068

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JP5019212A Pending JPH06206571A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 動力操向装置の操舵力制御装置

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JP (1) JPH06206571A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6945351B2 (en) 2001-08-06 2005-09-20 Koyo Seiko Co., Ltd. Power steering apparatus
US9002580B2 (en) 2011-12-08 2015-04-07 Hyundai Motor Company System and method for controlling electrically-powered steering apparatus of vehicle

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6945351B2 (en) 2001-08-06 2005-09-20 Koyo Seiko Co., Ltd. Power steering apparatus
US7051834B2 (en) 2001-08-06 2006-05-30 Koyo Seiko Co., Ltd. Power steering apparatus
US9002580B2 (en) 2011-12-08 2015-04-07 Hyundai Motor Company System and method for controlling electrically-powered steering apparatus of vehicle

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