JPH0620571A - サーモプロテクタ - Google Patents
サーモプロテクタInfo
- Publication number
- JPH0620571A JPH0620571A JP17969592A JP17969592A JPH0620571A JP H0620571 A JPH0620571 A JP H0620571A JP 17969592 A JP17969592 A JP 17969592A JP 17969592 A JP17969592 A JP 17969592A JP H0620571 A JPH0620571 A JP H0620571A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- resistor
- movable plate
- film
- bimetal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H37/00—Thermally-actuated switches
- H01H37/02—Details
- H01H37/32—Thermally-sensitive members
- H01H37/52—Thermally-sensitive members actuated due to deflection of bimetallic element
- H01H37/54—Thermally-sensitive members actuated due to deflection of bimetallic element wherein the bimetallic element is inherently snap acting
- H01H2037/5481—Thermally-sensitive members actuated due to deflection of bimetallic element wherein the bimetallic element is inherently snap acting the bimetallic snap element being mounted on the contact spring
Landscapes
- Thermally Actuated Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 温度上昇により過電流を検出し、接点を開く
ことにより電流を遮断するサーモプロテクタの形状を大
きくすることなく、感度,応答速度を改善する。 【構成】 バイメタル7の近傍に、接点2,6と直列に
接続されたフィルム状抵抗体8を配置する。
ことにより電流を遮断するサーモプロテクタの形状を大
きくすることなく、感度,応答速度を改善する。 【構成】 バイメタル7の近傍に、接点2,6と直列に
接続されたフィルム状抵抗体8を配置する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサーモプロテクタに関す
る。サーモプロテクタとは、温度上昇を検出することに
より過電流等の異常を検出し、電流を遮断する装置であ
る。
る。サーモプロテクタとは、温度上昇を検出することに
より過電流等の異常を検出し、電流を遮断する装置であ
る。
【0002】
【従来の技術】サーモプロテクタは、所定温度において
湾曲方向が反転するいわゆる反転型バイメタルを用いた
サーモスタットにより形成することができる。
湾曲方向が反転するいわゆる反転型バイメタルを用いた
サーモスタットにより形成することができる。
【0003】反転型バイメタルの湾曲方向が反転する
と、バイメタルに隣接して配置されている可動接点板が
変形する。この結果、可動接点板上の可動接点と可動接
点に隣接して配置されている固定接点の間が開閉する。
と、バイメタルに隣接して配置されている可動接点板が
変形する。この結果、可動接点板上の可動接点と可動接
点に隣接して配置されている固定接点の間が開閉する。
【0004】過電流等により即かにバイメタルの温度を
上昇させるために種々の提案がなされている。
上昇させるために種々の提案がなされている。
【0005】第1の提案は、金属抵抗体を内蔵させたサ
ーモプロテクタである。
ーモプロテクタである。
【0006】第2の提案は、アルミナ基板上に形成した
抵抗体を内蔵させたサーモプロテクタである。
抵抗体を内蔵させたサーモプロテクタである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】第1の提案のサーモプ
ロテクタは、抵抗値の小さいものしか作ることができな
い。従って過電流に対する感度の高いサーモプロテクタ
を作ることが困難であった。第2の提案のサーモプロテ
クタは、抵抗体の形状が大きいので、小形化することが
困難であるばかりでなく熱容量が大きくなり、また発熱
部からバイメタルへの熱伝達効率が悪く、過電流に対す
る応答速度を速くすることが困難であった。
ロテクタは、抵抗値の小さいものしか作ることができな
い。従って過電流に対する感度の高いサーモプロテクタ
を作ることが困難であった。第2の提案のサーモプロテ
クタは、抵抗体の形状が大きいので、小形化することが
困難であるばかりでなく熱容量が大きくなり、また発熱
部からバイメタルへの熱伝達効率が悪く、過電流に対す
る応答速度を速くすることが困難であった。
【0008】本発明は、小形でありながら抵抗値を高く
することが可能であり、その結果感度が高く応答速度も
速いサーモプロテクタを提案することを課題とする。
することが可能であり、その結果感度が高く応答速度も
速いサーモプロテクタを提案することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は、一端に固定
接点が設けられている固定板と、固定接点に対応する位
置に可動接点が設けられている可動板と、所定温度より
高くなると変形し上記固定接点から上記可動接点が離れ
るように上記可動板を変形させるバイメタルと、上記固
定板と可動板に直列に接続されている抵抗体と、上記固
定板と可動板と抵抗体からなる直列回路を外部回路に接
続するための第1と第2の端子を備えるサーモプロテク
タにおいて、上記抵抗体がフィルム状抵抗体であること
を特徴とするサーモプロテクタによって解決された。
接点が設けられている固定板と、固定接点に対応する位
置に可動接点が設けられている可動板と、所定温度より
高くなると変形し上記固定接点から上記可動接点が離れ
るように上記可動板を変形させるバイメタルと、上記固
定板と可動板に直列に接続されている抵抗体と、上記固
定板と可動板と抵抗体からなる直列回路を外部回路に接
続するための第1と第2の端子を備えるサーモプロテク
タにおいて、上記抵抗体がフィルム状抵抗体であること
を特徴とするサーモプロテクタによって解決された。
【0010】上記フィルム状抵抗体は、耐熱性を有する
導電性合成樹脂フィルムを所定形状に切り取り加工する
ことによって実現することができる。必要に応じて導電
性フィルムの両面に電極を設けることが好ましい。
導電性合成樹脂フィルムを所定形状に切り取り加工する
ことによって実現することができる。必要に応じて導電
性フィルムの両面に電極を設けることが好ましい。
【0011】耐熱性を有する絶縁性合成樹脂および導電
性合成樹脂としては、例えばカプトンという商品名で市
販されているポリイミド系合成樹脂を使用することがで
きる。
性合成樹脂としては、例えばカプトンという商品名で市
販されているポリイミド系合成樹脂を使用することがで
きる。
【0012】上記フィルム状抵抗体は、厚さが0.5ミ
リメートル程度の絶縁性基板の上に導電性コーティング
することによっても実現することができる。
リメートル程度の絶縁性基板の上に導電性コーティング
することによっても実現することができる。
【0013】上記フィルム状抵抗体は、第1または第2
の端子が設けられている端子板の表面に導電性コーティ
ングを設けることによっても実現することができる。
の端子が設けられている端子板の表面に導電性コーティ
ングを設けることによっても実現することができる。
【0014】種々の比抵抗の耐熱性の導電性フィルムお
よび絶縁性フィルムが市販されており、さらにジグザグ
形状等に切り取ることができるので、自由に抵抗値を設
定することができる。さらにフィルム状あるいはスペー
サ状であるので占有体積が極めて小さく、設計に際して
抵抗体の占有体積はほとんど無視することができる。フ
ィルム状抵抗体とバイメタルはともに可動板の上に配置
されているので、両者間の熱伝達効率は高い。したがっ
て発熱すると熱が外部に逃げる前にバイメタルの温度が
上昇し、即かに接点が開く。
よび絶縁性フィルムが市販されており、さらにジグザグ
形状等に切り取ることができるので、自由に抵抗値を設
定することができる。さらにフィルム状あるいはスペー
サ状であるので占有体積が極めて小さく、設計に際して
抵抗体の占有体積はほとんど無視することができる。フ
ィルム状抵抗体とバイメタルはともに可動板の上に配置
されているので、両者間の熱伝達効率は高い。したがっ
て発熱すると熱が外部に逃げる前にバイメタルの温度が
上昇し、即かに接点が開く。
【0015】
【実施例】図1は本発明に係るサーモプロテクタの主要
部の分解斜視図、図2はフィルム状抵抗体の実施例の斜
視図、図3,図4はフィルム状抵抗体の断面図、図5は
表面に導電性フィルムを設けた端子板の斜視図、図6は
図1のサーモプロテクタの上面断面図、図7は図6のA
−A断面図である。
部の分解斜視図、図2はフィルム状抵抗体の実施例の斜
視図、図3,図4はフィルム状抵抗体の断面図、図5は
表面に導電性フィルムを設けた端子板の斜視図、図6は
図1のサーモプロテクタの上面断面図、図7は図6のA
−A断面図である。
【0016】図1,図6,図7を用いてサーモプロテク
タの構造および機能を先ず説明する。
タの構造および機能を先ず説明する。
【0017】第1の端子1が設けられている端子板は固
定接点2が設けられている導電性材料から成る固定板3
と共通である。すなわち固定板3の一端には第1の端子
1が設けられ、他端には固定接点2が設けられている。
定接点2が設けられている導電性材料から成る固定板3
と共通である。すなわち固定板3の一端には第1の端子
1が設けられ、他端には固定接点2が設けられている。
【0018】固定板3の上に絶縁体から成る第1の絶縁
板4が固定されている。第1の絶縁板4の上に2本の柱
状突起4a,4bが設けられている。柱状突起4a,4
bは、後述する可動板,フィルム状抵抗体,端子板等に
設けられた穴を貫通している。
板4が固定されている。第1の絶縁板4の上に2本の柱
状突起4a,4bが設けられている。柱状突起4a,4
bは、後述する可動板,フィルム状抵抗体,端子板等に
設けられた穴を貫通している。
【0019】第1の絶縁板4の上に弾性を有する導電性
材料から成る可動板5が固定される。可動板5の一端に
は上記柱状突起4a,4bに対応する位置に2つの穴5
a,5bが設けられ、この穴5a,5bを上記柱状突起
4a,4bが貫通する。
材料から成る可動板5が固定される。可動板5の一端に
は上記柱状突起4a,4bに対応する位置に2つの穴5
a,5bが設けられ、この穴5a,5bを上記柱状突起
4a,4bが貫通する。
【0020】可動板5の一端の近くには可動接点6が設
けられている。可動接点6は、図7から分るように、固
定接点2に隣接して配置されている。
けられている。可動接点6は、図7から分るように、固
定接点2に隣接して配置されている。
【0021】可動板5は弾性を有する材料からなり、2
本の柱状突起4a,4bと2つの穴5a,5bによって
固定されているだけであるので、変形可能である。変形
することにより固定接点2と可動接点6の間が開閉す
る。
本の柱状突起4a,4bと2つの穴5a,5bによって
固定されているだけであるので、変形可能である。変形
することにより固定接点2と可動接点6の間が開閉す
る。
【0022】可動板5の先端部と、柱状突起4a,4b
の近傍にバイメタルを固定するための爪5c,5d,5
eが設けられている。爪5c,5d,5eを用いてバイ
メタル7が可動板5の上面に組合わされる。
の近傍にバイメタルを固定するための爪5c,5d,5
eが設けられている。爪5c,5d,5eを用いてバイ
メタル7が可動板5の上面に組合わされる。
【0023】バイメタル7は爪5c,5d,5eを用い
て可動板5に組合わされているだけであるので、自由に
変形可能であり、所定温度以上になると湾曲方向が反転
する。この結果、可動板が変形し、可動接点6と固定接
点2が離れる。バイメタル7の反転による可動板の変形
をできるだけ大きくするために、可動板5の中央部には
円形の突起5fが設けられている。
て可動板5に組合わされているだけであるので、自由に
変形可能であり、所定温度以上になると湾曲方向が反転
する。この結果、可動板が変形し、可動接点6と固定接
点2が離れる。バイメタル7の反転による可動板の変形
をできるだけ大きくするために、可動板5の中央部には
円形の突起5fが設けられている。
【0024】可動板5の柱状突起4a,4b近傍の上面
には、フィルム状抵抗体8が載置され、柱状突起4a,
4bに対応する位置に設けられた2つの穴8a,8bを
上記柱状突起4a,4bが貫通する。フィルム状抵抗体
8の構造については後に詳述する。
には、フィルム状抵抗体8が載置され、柱状突起4a,
4bに対応する位置に設けられた2つの穴8a,8bを
上記柱状突起4a,4bが貫通する。フィルム状抵抗体
8の構造については後に詳述する。
【0025】なおバイメタル7は爪5cを用いて可動板
に噛合わせ、柱状突起4a,4bに対応する穴を設け、
柱状突起4a,4bを貫通させ、その上にフィルム状抵
抗体8を配置することも可能である。このとき、フィル
ム状抵抗体とバイメタルが直接に接触するので、発生熱
に対する応答性が速くなり、この結果、過電流に対する
応答性が速くなる。なお、この際バイメタル7と可動板
5は柱状突起4a,4bの近傍でスポット溶接すること
が好ましい。
に噛合わせ、柱状突起4a,4bに対応する穴を設け、
柱状突起4a,4bを貫通させ、その上にフィルム状抵
抗体8を配置することも可能である。このとき、フィル
ム状抵抗体とバイメタルが直接に接触するので、発生熱
に対する応答性が速くなり、この結果、過電流に対する
応答性が速くなる。なお、この際バイメタル7と可動板
5は柱状突起4a,4bの近傍でスポット溶接すること
が好ましい。
【0026】フィルム状抵抗体8の上面には、端子板9
が載置され、端子板9にも穴9a,9bが設けられ、上
記柱状突起4a,4bが貫通する。端子板9の一端は長
く延び第2の端子10となっている。
が載置され、端子板9にも穴9a,9bが設けられ、上
記柱状突起4a,4bが貫通する。端子板9の一端は長
く延び第2の端子10となっている。
【0027】端子板9の上面には絶縁体から成る第2の
絶縁板11が載置されている。第2の絶縁板11にも穴
11a,11bが設けられ、上記柱状突起4a,4b
は、穴11a,11bを貫通している状態で、第2の絶
縁板11に融着あるいは接着されている。このように組
立られたアセンブリは図6,図7に示すように、ハウジ
ングHの中に組込まれ、レジンRZ等で封止される。
絶縁板11が載置されている。第2の絶縁板11にも穴
11a,11bが設けられ、上記柱状突起4a,4b
は、穴11a,11bを貫通している状態で、第2の絶
縁板11に融着あるいは接着されている。このように組
立られたアセンブリは図6,図7に示すように、ハウジ
ングHの中に組込まれ、レジンRZ等で封止される。
【0028】電流は第1の端子1,固定板3,固定接点
2,可動接点6,可動板5,フィルム状抵抗体8,端子
板9,第2の端子の順、またはこれと逆の順に流れる。
2,可動接点6,可動板5,フィルム状抵抗体8,端子
板9,第2の端子の順、またはこれと逆の順に流れる。
【0029】フィルム状抵抗体8は、図2に示すように
薄片状である。図3の実施例のフィルム状抵抗体は、耐
熱性の絶縁性合成樹脂から成るポリイミドフィルムFの
両面を導電性コーティング(銀ペースト)M1,M2で
被覆し、必要な形状に打抜加工したものである。導電性
フィルムとしてはポリイミドフィルムが最適で、例えば
デュポン社のKAPTON BLACK 130XC5
00を使うことができる。これ以外の材料としては、ポ
リエステルフィルム,ポリエーテルサルフォン(PE
S),ポリエーテルケトン(PEEK)等のポリマーフ
ィルム,および金属系抵抗材料薄膜,金属メッキされた
繊維を使うことができる。さらに厚さの薄い導電性セラ
ミック,炭素や金属の粉末を混合した厚さの薄い合成樹
脂を用いることもできる。
薄片状である。図3の実施例のフィルム状抵抗体は、耐
熱性の絶縁性合成樹脂から成るポリイミドフィルムFの
両面を導電性コーティング(銀ペースト)M1,M2で
被覆し、必要な形状に打抜加工したものである。導電性
フィルムとしてはポリイミドフィルムが最適で、例えば
デュポン社のKAPTON BLACK 130XC5
00を使うことができる。これ以外の材料としては、ポ
リエステルフィルム,ポリエーテルサルフォン(PE
S),ポリエーテルケトン(PEEK)等のポリマーフ
ィルム,および金属系抵抗材料薄膜,金属メッキされた
繊維を使うことができる。さらに厚さの薄い導電性セラ
ミック,炭素や金属の粉末を混合した厚さの薄い合成樹
脂を用いることもできる。
【0030】図4の実施例のフィルム状抵抗体は、絶縁
性の物質からなる厚さが約0.5〜1mmの薄片Bの表
面を導電性コーティングMで被覆することにより形成し
た抵抗体である。
性の物質からなる厚さが約0.5〜1mmの薄片Bの表
面を導電性コーティングMで被覆することにより形成し
た抵抗体である。
【0031】絶縁性の物質としては、例えばアルミナセ
ラミック,アラミド繊維を用いた耐熱絶縁紙(例えばデ
ュポン社のNOMEX),絶縁性フィルム,耐熱性樹脂
を使うことができる。
ラミック,アラミド繊維を用いた耐熱絶縁紙(例えばデ
ュポン社のNOMEX),絶縁性フィルム,耐熱性樹脂
を使うことができる。
【0032】導電性コーティングとしては、炭素粉末,
鉄酸化物粉末,金属粉末等を含有するペーストによるコ
ーティング、あるいは無電解メッキ等を用いたコーティ
ングを使用することができる。
鉄酸化物粉末,金属粉末等を含有するペーストによるコ
ーティング、あるいは無電解メッキ等を用いたコーティ
ングを使用することができる。
【0033】フィルム状抵抗体8と可動板5あるいは端
子板9の間の接触抵抗を小くするために、それらに接触
する位置に電極E1,E2を設けることが好ましい。
子板9の間の接触抵抗を小くするために、それらに接触
する位置に電極E1,E2を設けることが好ましい。
【0034】電極E1,E2は、銀ペースト,銅ペース
ト、あるいは溶融金属粉末を吹き付ける金属溶射によっ
て形成することができる。
ト、あるいは溶融金属粉末を吹き付ける金属溶射によっ
て形成することができる。
【0035】図5のフィルム状抵抗体は、端子板9の可
動板5と接触する位置を導電性コーティング12で被覆
し、さらにその表面に電極E3を設けたものである。導
電性コーティング12としては、炭素,金属酸化物,金
属の粉末を含むペースト、あるいは金属,導電性金属酸
化物の溶射によって形成することができる。電極は銀,
銅ペースト、あるいは金属溶射によって形成することが
できる。
動板5と接触する位置を導電性コーティング12で被覆
し、さらにその表面に電極E3を設けたものである。導
電性コーティング12としては、炭素,金属酸化物,金
属の粉末を含むペースト、あるいは金属,導電性金属酸
化物の溶射によって形成することができる。電極は銀,
銅ペースト、あるいは金属溶射によって形成することが
できる。
【0036】図5の例では端子板にフィルム状抵抗体が
形成されているが、可動板に設けることも可能である。
さらに、固定板3と第1の端子を分離し、その中間に形
成することも可能である。
形成されているが、可動板に設けることも可能である。
さらに、固定板3と第1の端子を分離し、その中間に形
成することも可能である。
【0037】
【発明の効果】発熱体が中心部に、バイメタルの近傍に
配置されているので、外部温度の影響が小さくまた感度
および応答性が良好である。フィルム状抵抗体の組付が
容易であり、そのための大きな設備を必要としない。構
成部材および組立のためのコストが低いので安価であ
る。
配置されているので、外部温度の影響が小さくまた感度
および応答性が良好である。フィルム状抵抗体の組付が
容易であり、そのための大きな設備を必要としない。構
成部材および組立のためのコストが低いので安価であ
る。
【図1】本発明に係るサーモプロテクタの主要部の分解
斜視図。
斜視図。
【図2】フィルム状抵抗体の実施例の斜視図。
【図3】フィルム状抵抗体の一例の断面図。
【図4】フィルム状抵抗体の他の例の断面図。
【図5】表面に導電性フィルムを設けた端子板の斜視
図。
図。
【図6】図1のサーモプロテクタの上面断面図(図7の
B−B矢視断面図)。
B−B矢視断面図)。
【図7】図6のA−A断面図。
1 第1の端子 2 固定接点 3 固定板 4 第1の絶縁板 4a,4b 柱状突起 5 可動板 6 可動接点 7 バイメタル 8 フィルム状抵抗体 9 端子板 10 第2の端子 11 第2の絶縁板 13 導電性コーティング
Claims (6)
- 【請求項1】 一端に固定接点が設けられている固定板
と、固定接点に対応する位置に可動接点が設けられてい
る可動板と、所定温度より高くなると変形し上記固定接
点から上記可動接点が離れるように上記可動板を変形さ
せるバイメタルと、上記固定板と可動板に直列に接続さ
れている抵抗体と、上記固定板と可動板と抵抗体からな
る直列回路を外部回路に接続するための第1と第2の端
子を備えるサーモプロテクタにおいて、上記抵抗体がフ
ィルム状抵抗体であることを特徴とするサーモプロテク
タ。 - 【請求項2】 上記抵抗体が、耐熱性の導電性合成樹脂
からなるフィルムであることを特徴とする請求項1記載
のサーモプロテクタ。 - 【請求項3】 上記抵抗体が電気的に絶縁性の薄い基板
の上に導電性材料でコーティングすることにより形成さ
れていることを特徴とする請求項1記載のサーモプロテ
クタ。 - 【請求項4】 上記抵抗体が、第1または第2の端子が
設けられている端子板の表面に導電性材料でコーティン
グすることにより形成されていることを特徴とする請求
項1記載のサーモプロテクタ。 - 【請求項5】 上記バイメタルが先端において上記可動
板に噛合し、基部において可動板と共締めされ、バイメ
タルに接触するように上記抵抗体が配置されていること
を特徴とする請求項1記載のサーモプロテクタ。 - 【請求項6】 上記バイメタルと上記可動板が共締めさ
れている部分でスポット溶接されていることを特徴とす
る請求項5記載のサーモプロテクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4179695A JP2585164B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | サーモプロテクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4179695A JP2585164B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | サーモプロテクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0620571A true JPH0620571A (ja) | 1994-01-28 |
JP2585164B2 JP2585164B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=16070264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4179695A Expired - Fee Related JP2585164B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | サーモプロテクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2585164B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000063936A1 (fr) * | 1999-04-16 | 2000-10-26 | Uchiya Thermostat Co., Ltd. | Protecteur thermique |
US6515571B2 (en) * | 2000-04-17 | 2003-02-04 | Uchiya Thermostat Co., Ltd. | Thermal protector |
WO2010103599A1 (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-16 | ウチヤ・サーモスタット株式会社 | サーマルプロテクタ |
JP2013110032A (ja) * | 2011-11-22 | 2013-06-06 | Komatsulite Mfg Co Ltd | ブレーカー及びそれを備えた安全回路並びに2次電池パック |
US9472363B2 (en) | 2009-03-12 | 2016-10-18 | Uchiya Thermostat Co., Ltd. | Thermal protector |
JP2020149841A (ja) * | 2019-03-13 | 2020-09-17 | ボーンズ株式会社 | ブレーカーの製造方法 |
Citations (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51153459U (ja) * | 1975-05-31 | 1976-12-07 | ||
JPS5253277A (en) * | 1975-10-14 | 1977-04-28 | Technar Inc | Bimetal type heat sensing actuator |
EP0102574A2 (de) * | 1982-08-21 | 1984-03-14 | Limitor AG | Bimetallschutzschalter |
JPS61216212A (ja) * | 1985-03-08 | 1986-09-25 | エーゲーオー・エレクトロゲレテ・アーゲー | 電気加熱式バイメタル装置 |
JPS6231851U (ja) * | 1985-08-09 | 1987-02-25 | ||
JPS6231852U (ja) * | 1985-08-09 | 1987-02-25 | ||
JPS62111154U (ja) * | 1985-12-27 | 1987-07-15 | ||
JPS62165824A (ja) * | 1985-11-08 | 1987-07-22 | テキサス インスツルメンツ インコ−ポレイテツド | サ−モスタツト |
JPS6325636U (ja) * | 1986-08-05 | 1988-02-19 | ||
JPH01105430A (ja) * | 1987-08-13 | 1989-04-21 | Murata Mfg Co Ltd | 自己保持型保護スイッチ |
US4862132A (en) * | 1986-12-24 | 1989-08-29 | Inter Control Hermann Kohler Elektrik Gmbh & Co. Kg | Bimetal switch |
JPH01246737A (ja) * | 1988-03-29 | 1989-10-02 | Toubu Denki Kk | サーマルスイッチ |
EP0345195A2 (en) * | 1988-04-12 | 1989-12-06 | Termofilm, S.A. | Thermo-circuit |
JPH05303931A (ja) * | 1991-04-05 | 1993-11-16 | Uchiya Thermostat Kk | フィルム状発熱体内蔵型サーモスタット |
JPH05317121A (ja) * | 1992-05-25 | 1993-12-03 | Matsushita Electric Works Ltd | ヘアドライヤー用サーモスイッチ |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP4179695A patent/JP2585164B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51153459U (ja) * | 1975-05-31 | 1976-12-07 | ||
JPS5253277A (en) * | 1975-10-14 | 1977-04-28 | Technar Inc | Bimetal type heat sensing actuator |
EP0102574A2 (de) * | 1982-08-21 | 1984-03-14 | Limitor AG | Bimetallschutzschalter |
JPS61216212A (ja) * | 1985-03-08 | 1986-09-25 | エーゲーオー・エレクトロゲレテ・アーゲー | 電気加熱式バイメタル装置 |
JPS6231851U (ja) * | 1985-08-09 | 1987-02-25 | ||
JPS6231852U (ja) * | 1985-08-09 | 1987-02-25 | ||
JPS62165824A (ja) * | 1985-11-08 | 1987-07-22 | テキサス インスツルメンツ インコ−ポレイテツド | サ−モスタツト |
JPS62111154U (ja) * | 1985-12-27 | 1987-07-15 | ||
JPS6325636U (ja) * | 1986-08-05 | 1988-02-19 | ||
US4862132A (en) * | 1986-12-24 | 1989-08-29 | Inter Control Hermann Kohler Elektrik Gmbh & Co. Kg | Bimetal switch |
JPH01105430A (ja) * | 1987-08-13 | 1989-04-21 | Murata Mfg Co Ltd | 自己保持型保護スイッチ |
JPH01246737A (ja) * | 1988-03-29 | 1989-10-02 | Toubu Denki Kk | サーマルスイッチ |
EP0345195A2 (en) * | 1988-04-12 | 1989-12-06 | Termofilm, S.A. | Thermo-circuit |
JPH05303931A (ja) * | 1991-04-05 | 1993-11-16 | Uchiya Thermostat Kk | フィルム状発熱体内蔵型サーモスタット |
JPH05317121A (ja) * | 1992-05-25 | 1993-12-03 | Matsushita Electric Works Ltd | ヘアドライヤー用サーモスイッチ |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000063936A1 (fr) * | 1999-04-16 | 2000-10-26 | Uchiya Thermostat Co., Ltd. | Protecteur thermique |
US6414285B1 (en) | 1999-04-16 | 2002-07-02 | Uchiya Thermostat Co., Ltd. | Thermal protector |
US6515571B2 (en) * | 2000-04-17 | 2003-02-04 | Uchiya Thermostat Co., Ltd. | Thermal protector |
WO2010103599A1 (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-16 | ウチヤ・サーモスタット株式会社 | サーマルプロテクタ |
JP5281689B2 (ja) * | 2009-03-12 | 2013-09-04 | ウチヤ・サーモスタット株式会社 | サーマルプロテクタ |
US9000880B2 (en) | 2009-03-12 | 2015-04-07 | Uchiya Thermostat Co., Ltd. | Thermal protector |
US9472363B2 (en) | 2009-03-12 | 2016-10-18 | Uchiya Thermostat Co., Ltd. | Thermal protector |
US9484171B2 (en) | 2009-03-12 | 2016-11-01 | Uchiya Thermostat Co., Ltd. | Thermal protector |
JP2013110032A (ja) * | 2011-11-22 | 2013-06-06 | Komatsulite Mfg Co Ltd | ブレーカー及びそれを備えた安全回路並びに2次電池パック |
JP2020149841A (ja) * | 2019-03-13 | 2020-09-17 | ボーンズ株式会社 | ブレーカーの製造方法 |
WO2020184298A1 (ja) * | 2019-03-13 | 2020-09-17 | ボーンズ株式会社 | ブレーカーの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2585164B2 (ja) | 1997-02-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4243861A (en) | Touch switch and contactor therefor | |
US5233325A (en) | Thermostat with filmy heater | |
JP3983304B2 (ja) | 加熱素子 | |
KR910006223B1 (ko) | 가스센서 및 그 제조방법 | |
JPS63248085A (ja) | 厚膜電気抵抗性トラックおよびそれを用いた加熱要素 | |
GB2061076A (en) | Heater structure | |
US20020011918A1 (en) | Mounting structure for thermistor with positive resistance-to-temperature characteristic | |
KR890003248A (ko) | 전기 가열장치 | |
US5197804A (en) | Resistance temperature sensor | |
JPS5952521B2 (ja) | 電気抵抗装置 | |
JPH0620571A (ja) | サーモプロテクタ | |
KR101038733B1 (ko) | 온도센서 어셈블리 및 온도센서 어셈블리의 제조방법 | |
US3203166A (en) | Thermostatic elements | |
JP2003217416A5 (ja) | ||
CA2068627C (en) | Self regulating heated switch assembly | |
US5015986A (en) | Organic positive temperature coefficient thermistor | |
JPH0633390U (ja) | 面状発熱体 | |
US4012710A (en) | Multiple output potentiometer network | |
US3944787A (en) | Heater on metal composites | |
WO2016017283A1 (ja) | 温度検知装置および電子機器 | |
CN112768417A (zh) | 具有加热功能的转接板以及电子装置 | |
JP2001056257A (ja) | 温度センサ素子及びその製造方法並びに温度センサ | |
CN112788845A (zh) | 具有加热功能的非导电薄膜以及电子装置 | |
JPH1186703A (ja) | サーマルプロテクタ | |
KR200156191Y1 (ko) | 정의 온도계수 서미스터 가열 어셈블리 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |