JPH0620570U - フロート弁鎖の接続構造 - Google Patents

フロート弁鎖の接続構造

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JPH0620570U
JPH0620570U JP6544392U JP6544392U JPH0620570U JP H0620570 U JPH0620570 U JP H0620570U JP 6544392 U JP6544392 U JP 6544392U JP 6544392 U JP6544392 U JP 6544392U JP H0620570 U JPH0620570 U JP H0620570U
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JP
Japan
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chain
float valve
arm
connection structure
hole portion
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Pending
Application number
JP6544392U
Other languages
English (en)
Inventor
晃 倉林
Original Assignee
株式会社イナックス
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロート弁に接続された鎖を作用アームにて
引上操作する際に、鎖接続のためのフック金具から鎖が
外れたり、フック金具とアーム或いはフック金具と鎖が
絡み合わないようにする。 【構成】 便器洗浄水を貯える洗浄タンク内に設けた作
用アーム14に鎖取付穴20を設け、洗浄タンクの排水
口を開閉するフロート弁に一端が接続された鎖18の他
端部を鎖取付穴20に直接取り付ける。またアーム14
に鎖18の抜止めのためのロック片28を、鎖取付穴2
0への鎖18の挿通を許容する位置と挿通した鎖18の
抜けを阻止する位置との間で移動可能に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は便器洗浄水を貯える洗浄タンクの排水口を開閉するフロート弁の鎖 の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
便器洗浄水を貯える洗浄タンクにおいては、その内部にフロート弁が設けられ ており、このフロート弁による排水口の開放によりタンク内の洗浄水が便器に向 けて勢い良く排出される。
【0003】 一般にこのフロート弁には鎖が連結されており、この鎖を上方に引上操作する ことによってフロート弁が持ち上げられ、排水口が開放されるようになっている 。
【0004】 図5はこの鎖に操作力を伝達するための機構の一例を示したものである。図に おいて100は洗浄タンク、102は洗浄タンク100に回動可能に取り付けら れた操作レバーで、この操作レバー102からは回動アーム104が一体回動す る状態で延び出しており、そのアーム104の先端に対して玉鎖106がフック 金具108を介して接続されている。具体的には、アーム104の先端に対して フック金具108の上端が係止され、そしてこのフック金具108の下端に対し て玉鎖106の上端部が係止され、以てアーム104と玉鎖106とが接続され ている。
【0005】 この例の場合、操作レバー102を回動操作すると、アーム104が一体に回 動運動して玉鎖106をフック金具108を介して持ち上げ、以てフロート弁を 排水口から離脱させる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら上記形態の鎖の接続構造にあっては、アーム104を回動させた ときに玉鎖106がフック金具108から外れることがあり、また同様にアーム 104を回動させたときに鎖106とフック金具108とが絡んだり、或いはア ーム104とフック金具108とが絡んだりするといった問題を生じていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願の考案はこのような課題を解決するために成されたものである。 而して本願の考案は、便器洗浄水を貯える洗浄タンク内に設けた作用アームに 鎖取付穴を設け、該洗浄タンクの排水口を開閉するフロート弁に一端が接続され た鎖の他端部を該鎖取付穴に直接取り付けたことを特徴とする(請求項1)。
【0008】 また本願の別の考案は、前記鎖取付穴が前記鎖を挿通させる大径の挿通穴部と 該挿通穴部に連続して形成され、前記鎖に対し係合する係合穴部とを有するもの であることを特徴とする(請求項2)。
【0009】 本願の更に別の考案は、請求項1の接続構造において、前記作用アームに前記 鎖の抜止めのためのロック片を、前記鎖取付穴への鎖の挿通を許容する位置と挿 通した鎖の抜けを阻止する位置との間で移動可能に設けたことを特徴とする(請 求項3)。
【0010】 本願の更に別の考案は、請求項2の接続構造において、前記作用アームに前記 鎖の抜止めのためのロック片を、前記鎖を前記係合穴部に固定する位置と固定を 解除する位置との間で移動可能に設けたことを特徴とする(請求項4)。
【0011】
【作用及び考案の効果】
上記のように請求項1の考案は、作用アームに鎖取付穴を設けて鎖の上端部を フック金具を介することなく直接作用アームに接続するようにしたもので、かか る本考案によれば従来生じていた前記問題、即ち鎖がフック金具から外れたり、 鎖とフック金具或いは作用アームとフック金具とが絡み合ったりする問題を解消 することができる。
【0012】 請求項2の考案は、作用アームの鎖取付穴を大径の挿入穴部とこの挿入穴部に 連続する係合穴部とを有する形態と成したもので、本考案によれば鎖の端部を大 径の挿通穴部に通した上で係合穴部に係合させることで容易に作用アームに接続 できる。 而して接続された鎖は係合穴部との係合作用により作用アームからの離脱が防 止される。
【0013】 請求項3の考案は、鎖の抜止めのためのロック片を作用アームに移動可能に設 けたもので、この考案によれば作用アームに接続した鎖の抜けをロック片のロッ ク作用により確実に防止できる利点が得られる。
【0014】 請求項4の考案は、鎖取付穴を請求項2の形態とした場合において、作用アー ムに取り付けたロック片により鎖を係合穴部に固定するように成したもので、本 考案によれば、ロック片により鎖を係合穴への係合状態にロックでき、鎖が作用 アームから脱落するのを防止できるとともに、必要が生じたときにはロック片に よる鎖の固定を解除して鎖を係合穴部から離脱させることができる。
【0015】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図2において10は洗浄タンクで、操作レバー12が回動可能に取り付けられ ている。この操作レバー12からはレバー12と一体回動するアーム14が延び 出しており、このアーム14と洗浄タンク内部に配設されたフロート弁16とが 玉鎖18にて連結されている。
【0016】 アーム14には、図1,図3及び図4に示しているようにその先端部に鎖取付 穴20が設けられており、また外周端部において係止溝21が設けられている。
【0017】 鎖取付穴20は、図4に示しているように鎖18を挿通(通過)可能な大径の 挿通穴部22とこれに連続する係合穴部24とから成っている。 係合穴部24は、図4(A)(b)に示しているように断面の中間部において 径が最も小さく、この中間の細径部26(細径部26の径は玉鎖18の玉18a (図3参照)の径よりも小さくされている)の両側、つまりアーム14の表裏両 面側がテーパ形状とされている。
【0018】 上記鎖取付穴20には、ロック金具28が装着されている。ロック金具28は 、図3及び図4(B)に示しているようにすり鉢状の主体部30と、これより延 び出すアーム32と、アーム32の先端に設けられた弾性係止爪34とを備えて いる。
【0019】 主体部30は切欠36と中心穴部38及び弾性嵌合部40を有しており、この 嵌合部40の前記係合穴細径部26への弾性嵌合に基づいて、かかるロック金具 28が鎖取付穴20に装着されている。
【0020】 このロック金具28は、図1に示しているように鎖取付穴20における挿通穴 部22と係合穴部24とを連通させる位置((A)の状態)と連通を遮断する位 置((B)の状態)との間で回動可能とされている。而して挿通穴部22と係合 穴部24との連通を遮断する位置にあるとき、前記弾性係止爪34がアーム14 の係止溝21に弾性係止してロック金具28の位置を固定する。
【0021】 本例の鎖接続構造においては、鎖取付穴20の挿通穴部22と係合穴部24と を連通させる位置にロック金具28を回動させておき、その状態で玉鎖18を挿 通穴部22に通した上、これを軸直角方向に移動させて係合穴部24に挿入させ る。
【0022】 この係合穴部24の径、厳密には細径部26の径は玉鎖18における玉18a の径よりも小さくされているから、係合穴部24に挿入された玉鎖18はかかる 係合穴部24に係合した状態となる。
【0023】 玉鎖18を係合穴部24に挿入したところで、図1(B)に示しているように ロック金具28を中心穴部38の穴中心周りに回動させ、係合穴部24と挿通穴 部22とを遮断する位置に主体部30を位置させる。 この時点において玉鎖18は係合穴部24に固定された状態となり、アーム1 4の鎖取付穴20から離脱不能となる。
【0024】 一方玉鎖18を係合穴部24から離脱させる必要が生じたとき、例えば玉鎖1 8の長さを調節し直す必要が生じたとき、或いは玉鎖18が切れて別のものと交 換する必要が生じた場合等には、ロック金具28を図1(A)に示す位置まで回 動させることで玉鎖18を挿通穴部22に位置移動させ、その上で玉鎖18の長 さを調節したり、挿通穴22から抜き出して別のものと交換することができる。
【0025】 本例の接続構造においては、玉鎖18がフック金具を介することなく直接アー ム14に接続されているため、アーム14の回動に伴ってフック金具と玉鎖とが 絡み合ったり、或いはフック金具とアームとが絡み合ったりするといった不都合 を生じない。
【0026】 以上本考案の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示である。 例えば本考案は上記回動運動以外の運動によって鎖を引き上げるような作用ア ームに対して鎖を接続する際にも適用可能であるし、また操作レバー以外の操作 部材からの操作力にて作用するアームへの鎖取付けに際して適用することも可能 である等、本考案はその主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき 様々な変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である鎖接続構造の作用説明
図である。
【図2】図1のアームを洗浄タンク,フロート弁及び玉
鎖とともに示す斜視図である。
【図3】図1の接続構造を分解して示す斜視図である。
【図4】図1及び図3におけるアームとロック金具の構
成を示す図である。
【図5】本考案の背景説明図である。
【符号の説明】
10 洗浄タンク 14 アーム 16 フロート弁 18 玉鎖 20 鎖取付穴 22 挿通穴部 24 係合穴部 28 ロック金具

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器洗浄水を貯える洗浄タンク内に設け
    た作用アームに鎖取付穴を設け、該洗浄タンクの排水口
    を開閉するフロート弁に一端が接続された鎖の他端部を
    該鎖取付穴に直接取り付けたことを特徴とするフロート
    弁鎖の接続構造。
  2. 【請求項2】 前記鎖取付穴が前記鎖を挿通させる大径
    の挿通穴部と該挿通穴部に連続して形成され、前記鎖に
    対し係合する係合穴部とを有するものであることを特徴
    とする請求項1に記載のフロート弁鎖の接続構造。
  3. 【請求項3】 請求項1の接続構造において、前記作用
    アームに前記鎖の抜止めのためのロック片を、前記鎖取
    付穴への鎖の挿通を許容する位置と挿通した鎖の抜けを
    阻止する位置との間で移動可能に設けたことを特徴とす
    るフロート弁鎖の接続構造。
  4. 【請求項4】 請求項2の接続構造において、前記作用
    アームに前記鎖の抜止めのためのロック片を、前記鎖を
    前記係合穴部に固定する位置と固定を解除する位置との
    間で移動可能に設けたことを特徴とするフロート弁鎖の
    接続構造。
JP6544392U 1992-08-26 1992-08-26 フロート弁鎖の接続構造 Pending JPH0620570U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100444476C (zh) * 2001-07-13 2008-12-17 星电株式会社 带闸门的插孔型连接器与插塞型连接器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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