JPH0620564Y2 - 鋳込み成形用型 - Google Patents

鋳込み成形用型

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JPH0620564Y2
JPH0620564Y2 JP7637590U JP7637590U JPH0620564Y2 JP H0620564 Y2 JPH0620564 Y2 JP H0620564Y2 JP 7637590 U JP7637590 U JP 7637590U JP 7637590 U JP7637590 U JP 7637590U JP H0620564 Y2 JPH0620564 Y2 JP H0620564Y2
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JP
Japan
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mold
blind hole
casting
blind holes
water
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JP7637590U
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JPH0433513U (ja
Inventor
智治 近藤
喜三男 門井
要 深尾
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は泥漿鋳込み成形に用いられる鋳込み成形用型に
関するものである。
(従来の技術) 上記のような鋳込み成形用型は、例えば多孔質樹脂のよ
うな透水性材料により鋳込み空間を形成したものであ
る。そして特開昭58-222808号公報に示されるように、
型の外表面から内部に向かって複数個の盲孔を穿設し、
これらの盲孔を通じて泥漿から型内部に吸収された水分
を排出したり、離型時にはこれらの盲孔からガスを吹き
込んで型内部の水分を成形面へ移行させ、成形品の離型
性を高めたりしている。
ところがこのような盲孔は単に型本体に均一に穿設した
だけでは盲孔1個当たりの成形面積がばらつくこととな
るため、実開昭2-24904号公報に示されるように成形面
の垂直成分の大小に応じて盲孔のピッチや孔径を変える
等の工夫もなされている。しかしながらこのような工夫
を凝らしたとしてもなお成形面へ滲み出させる水分を均
一化することは困難であり、特に成形面の垂直成分が大
きい場合には滲み出す水分のバラスンを取ることは極め
て困難であった。
(考案が解決しよとする課題) 本考案は上記した従来の問題点を解消して、成形面の垂
直成分が大きい場合にも成形面に滲み出す水分のバラン
スを取り易く、均一な離型を行わせることのできる鋳込
み成形用型を提供するために完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 本考案者は上記の課題を解決するために、従来の鋳込み
成形用型ではなぜ成形面に滲み出す水分のバランスを取
ることができなかったのかを検討した。この結果、従来
は盲孔のピッチや孔径を変えて盲孔1個当たりの成形面
積を均一化しているのにもかかわらず、盲孔の内部にお
ける圧力低下が大きく、成形型の外表面から供給される
ガスの圧力が盲孔の先端まで到達しないという問題があ
ることを発見した。
本考案はこのような知見に基づいて完成されたものであ
り、内部に鋳込み空間が形成された透水性材料よりなる
型本体に、型の外表面から内部に向かって複数個の盲孔
を穿設するとともに、これらの盲孔の一部又は全部の側
壁をガス不透過性としたことを特徴とするものである。
以下に本考案の図示の実施例によって更に詳細に説明す
る。
(実施例) 第1図において、(1)、(1)は多孔質樹脂のような透水性
材料により構成された2分割式の型本体であり、その内
部には鋳込み空間(2)が形成されている。実施例の鋳込
み成形用型は第2図に示されるようなU字状パイプ(3)
を泥漿鋳込み成形するための型であり、成形面はパーテ
ィングライン(4)に対して垂直な成分の多い形状となっ
ている。
このような型本体(1)、(1)には、外表面から内部に向か
って複数個の盲孔(5)が穿設されている。これらの盲孔
(5)は例えば直径4mm程度、ピッチ15mm程度のもので、
その外端部は型本体(1)、(1)の外表面に設けられた流体
給排路(6)、(6)に連通されており、盲孔(5)の内部から水
分を排出したり、盲孔(5)の内部にガス圧を供給して水
分を成形面に滲み出させたりするためのものである。
本考案においては、これらの盲孔(5)の一部又は全部の
側壁をガス不透過性としてある。ガス不透過性とする方
法は例えば盲孔(5)の側壁に目止め材を塗布したり、目
止め材を張り付けたりする方法を採用してもよいが、実
施例では盲孔(5)の内部に先端が開口したガラス不透過
性のチューブ(7)を挿入することにより、盲孔(5)の側壁
をガス不透過性としている。実施例のようにチューブ
(7)を挿入する方法は、盲孔(5)の内径が細い場合にも実
施が容易な利点がある。
これらのチューブ(7)の形状は、成形型の水分を除去し
た後、アネモマスター等の流速計を用いてガス流速が目
標値の±20%、好ましくは±10%に入るように確認しな
がら決定すると良く、例えば(7a)として示すように盲孔
(5)の側壁全体を覆うもの、(7b)として示すように盲孔
(5)の先端部の側壁に対応する部分を切り欠いたもの、
(7c)として示すように盲孔(5)を段付きとしてその太径
部のみを覆うようにしたもの等の種々の組合せが可能で
ある。また図示のように盲孔(5)の一部をチューブ(7)が
挿入されないままとしておくこともできる。
このようなチューブ(7)は盲孔(5)の側壁からのガスの逃
げを防止するためのものであり、盲孔(5)の先端にまで
ガス圧力が到達するようにして成形面に均一に水分を滲
み出させる。このために上記のような各種のチューブ
(7)を適宜組み合わせて使用することができる。なお盲
孔(5)のピッチや孔径も自由に変化させることができる
ことはいうまでもない。
(作用) このように構成された鋳込み成形用型は、従来のものと
同様に透水性材料よりなる型本体(1)、(1)の内部に形成
された鋳込み空間(2)に泥漿を注入して泥漿鋳込み成形
を行うものである。
しかし本考案においては、型本体(1)、(1)に型の外表面
から穿設した複数の盲孔(5)の一部又は全部の側壁をガ
ス不透過性としたものであるから、型本体(1)、(1)の外
表面に設けられた流体給排路(6)、(6)を通じて盲孔(5)の
内部にガス圧を加えれば、ガスは従来のように盲孔(5)
の側壁から逃げることなく確実に先端まで到達し、型の
内部の水分を成形面に均一に滲み出させることができ
る。このため、本考案によれば成形面の垂直成分が大き
く、従来の盲孔(5)によって均一な離型が行いにくかっ
た成形品についても、離型性を向上させることができ
る。なお図示のように、一部の盲孔(5)については下側
の側壁をチューブ(7)で覆わないようにし、水分の排出
を妨げないようにしておくことが好ましい。
(考案の効果) 以上に説明したように、本考案の鋳込み成形用型は盲孔
の一部又は全部の側壁をガス不透過性としたことによ
り、盲孔の側壁からのガス圧の逃げをなくし、成形面の
垂直成分が大きい場合にもガス圧により成形面に滲み出
す水分のバランスを取り、均一な離型を行わせることが
できるようにしたものである。なお水分の滲み出しは均
一に行われるようにするのが基本であるが、任意の個所
の滲み出し量を増加させたりすることも勿論可能であ
る。よって本考案は従来の問題点を解消した鋳込み成形
用型として、その実用的価値は極めて大きいものがあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図は実施例
における成形品の斜視図である。 (1)、(1):型本体、(2):鋳込み空間、(5):盲孔、(7):
チューブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に鋳込み空間(2)が形成された透水性
    材料よりなる型本体(1)に、型の外表面から内部に向か
    って複数個の盲孔(5)を穿設するとともに、これらの盲
    孔(5)の一部又は全部の側壁をガス不透過性としたこと
    を特徴とする鋳込み成形用型。
JP7637590U 1990-07-18 1990-07-18 鋳込み成形用型 Expired - Lifetime JPH0620564Y2 (ja)

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JP7637590U JPH0620564Y2 (ja) 1990-07-18 1990-07-18 鋳込み成形用型

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JP7637590U JPH0620564Y2 (ja) 1990-07-18 1990-07-18 鋳込み成形用型

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JPH0433513U JPH0433513U (ja) 1992-03-18
JPH0620564Y2 true JPH0620564Y2 (ja) 1994-06-01

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JPH0433513U (ja) 1992-03-18

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