JP2003166674A - 排水管に給水管を挿入した二重管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 近い所は多量に出過ぎ、遠い所は少量しか出
ず、止めてもなかなか止ず、水の損失も大きかったのを
改善し、距離に関係なく均等に排水し損失をなくす為の
ものである。 【解決手段】 排水口（４）を設けた排水管（１）の中
に、空間が出来る程度の給水管（２）を、上部に漏出口
（３）を設けて挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】本発明は、排水口を設けた排
水管の中に上部漏出口の入った給水管を挿入して平均し
て出水し、節水効果も有る管で植物の栽培、屋上緑化等
に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来は、排水管に穴のあいたものであっ
た。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】これは、次のような欠
点があった。近い距離は出過ぎ、遠い距離は少量しか出
来ない。又、とめた後も管の中に水がたまりすぐに止ま
らず、損失が大きく、排水量コントロールも出来なかっ
た。本発明は、これらの欠点を除くためになされたもの
である。 【０００４】 【課題を解決するための手段】給水管（２）に漏出口
（３）を設ける、その漏出口（３）を上にして、排水口
（４）を設けた排水管（１）に挿入したものである。
又、給水管（２）と排水管（１）との間は水が通る空間
（５）を設ける。給水管（２）と排水管（１）との空間
（５）は、両端の所を密閉する。そうすると給水管
（２）の上部の漏出口（３）から出た水が、排水管
（１）との空間（５）を通り排水口（４）から排水する
が、両端が密閉されているので給水管（２）に戻らな
い。 【０００５】給水管（２）に入った水は、先端まで水が
充満した後、漏出口（３）から溢れ出て空間（５）のあ
る排水管（１）に入り排水口（４）より排水する。その
ため水平であれば距離に関係なく同時に平均した水を出
す事が出来る。又、水平に多少ぶれてもよいよう二重管
以外の接続するための管は、多少低めにしておくとよ
い。そして給水管（２）の中の水は、止めても漏れ出す
ことはないので節水効果は大である。又、水量を絞って
も平均して排水する。 【０００６】又、給水管（２）はホースで代替も可であ
る。ホースの漏出口をスリットにするとスリットは閉じ
ているため、水の圧力がかからないと開かないので、効
果的である。漏出口（３）はスリットでも穴でも良い。 【０００７】この二重管は、市販の管と組み合わせ出来
るようにすると、必要な場所だけ二重管を利用出来る。
二重管の長さを多種類にすると市販の物との断続的な組
み合わせで色々な方法がある。 【０００８】 【発明実施の形態】図１について、排水管（１）には必
要な排水口（４）をあける。給水管（２）の太さは排水
管（１）との間に空間（５）が出来る程度にする。その
給水管（２）には漏出口（３）をあける。そして漏出口
（３）を上にして、排水管（１）に挿入する。二重管の
両端は隙間を埋めて水の流出を止める。当然、製造上は
両端の所で給水管（２）を太くするか、排水管（１）の
内径を小さくすると良い。 【０００９】 【発明の効果】遠近に関係なく均等に排水でき、節水も
量のコントロールもでき植物の栽培、屋上緑化等に効果
的に利用できる。

【図面の簡単な説明】 【図１】二重管の内部の斜視図 【図２】二重管の横断面図 【図３】二重管の縦断面図 【符号の説明】 １ 排水管 ２ 給水管 ３ 漏出口 ４ 排水口 ５ 空間

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】排水口（４）を設けた排水管（１）の中
   に、上部に漏出口（３）を設けた給水管（２）を挿入し
   た二重管。