JPH06205332A - 音声信号判別回路 - Google Patents
音声信号判別回路Info
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- JPH06205332A JPH06205332A JP43A JP36217392A JPH06205332A JP H06205332 A JPH06205332 A JP H06205332A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 36217392 A JP36217392 A JP 36217392A JP H06205332 A JPH06205332 A JP H06205332A
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- JP
- Japan
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- signal
- broadcast
- monaural
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Abstract
(57)【要約】
【目的】多重放送とモノラル放送との判別時間を短縮で
き、誤判別の発生をも防止できる音声信号判別回路を実
現する。 【構成】入力音声信号SMUX から制御チャネル信号の周
波数帯域のみを通過させるフィルタ3と、フィルタ3の
出力信号の波形整形を行いクロック信号CLKCUE を発
生するクロック信号発生部5と、クロック信号CLK
CUE の周波数を検出し、検出信号を出力する検出部6
と、クロック信号CLKCUE の所定時間内のパルス数を
検出し、検出パルス数が設定値以下の場合にリセット信
号RSTを出力するリセット回路8と、検出信号を積分
し、積分値が設定値に達したときに多重種別を判別して
判別結果に応じた信号DSTE ,DBIL を出力し、リセッ
ト信号RSTが入力されるとモノラルと判別してモノラ
ル信号DMONOを出力する判別部7とを設け、一定の時定
数にかかわりなく直ちにモノラルの判別を行う。
き、誤判別の発生をも防止できる音声信号判別回路を実
現する。 【構成】入力音声信号SMUX から制御チャネル信号の周
波数帯域のみを通過させるフィルタ3と、フィルタ3の
出力信号の波形整形を行いクロック信号CLKCUE を発
生するクロック信号発生部5と、クロック信号CLK
CUE の周波数を検出し、検出信号を出力する検出部6
と、クロック信号CLKCUE の所定時間内のパルス数を
検出し、検出パルス数が設定値以下の場合にリセット信
号RSTを出力するリセット回路8と、検出信号を積分
し、積分値が設定値に達したときに多重種別を判別して
判別結果に応じた信号DSTE ,DBIL を出力し、リセッ
ト信号RSTが入力されるとモノラルと判別してモノラ
ル信号DMONOを出力する判別部7とを設け、一定の時定
数にかかわりなく直ちにモノラルの判別を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン放送など
における音声信号の判別回路に係り、特に、二カ国語な
どの二重放送およびステレオ放送の多重放送を示す多重
信号とモノラル放送を示す信号との信号種別を判別する
音声信号判別回路に関するものである。
における音声信号の判別回路に係り、特に、二カ国語な
どの二重放送およびステレオ放送の多重放送を示す多重
信号とモノラル放送を示す信号との信号種別を判別する
音声信号判別回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】我が国において採用されているEIAJ
(Electronic Industries Associationof Japan)方式の
テレビジョン音声多重信号は、主チャネル信号に、水平
同期周波数fH (=15.734kHz)の2倍の副音声信号で周波
数(FM)変調した副チャネル信号と、二重放送、ステ
レオ放送の識別に必要な制御チャネル信号を重畳したも
のである。
(Electronic Industries Associationof Japan)方式の
テレビジョン音声多重信号は、主チャネル信号に、水平
同期周波数fH (=15.734kHz)の2倍の副音声信号で周波
数(FM)変調した副チャネル信号と、二重放送、ステ
レオ放送の識別に必要な制御チャネル信号を重畳したも
のである。
【0003】図3は、EIAJ方式のテレビジョン音声
多重信号の変調周波数配列を示す図ある。図3におい
て、横軸は周波数を、縦軸は最大周波数偏移をそれぞれ
表し、MCHは主チャネル信号、SCHは副チャネル信号、
CCHは制御チャネル信号をそれぞれ示している。
多重信号の変調周波数配列を示す図ある。図3におい
て、横軸は周波数を、縦軸は最大周波数偏移をそれぞれ
表し、MCHは主チャネル信号、SCHは副チャネル信号、
CCHは制御チャネル信号をそれぞれ示している。
【0004】主チャネル信号MCHは、二重放送時は主音
声信号、ステレオ放送時は左側信号Lと右側信号Rとの
和信号(L+R)である。副チャネル信号SCHは、二重
放送時は副音声信号、ステレオ放送時は左側信号Lと右
側信号Rとの差信号(L−R)で、図3に示すように、
副搬送波中心周波数2fH をFM変調したものである。
制御チャネル信号CCHは、放送が二重放送かステレオ放
送かを判別するための信号で、図3に示すように、3.
5fH の制御信号副搬送波を、二重放送時は922.5Hz 、
ステレオ放送時は982.5Hz で振幅変調したものである。
声信号、ステレオ放送時は左側信号Lと右側信号Rとの
和信号(L+R)である。副チャネル信号SCHは、二重
放送時は副音声信号、ステレオ放送時は左側信号Lと右
側信号Rとの差信号(L−R)で、図3に示すように、
副搬送波中心周波数2fH をFM変調したものである。
制御チャネル信号CCHは、放送が二重放送かステレオ放
送かを判別するための信号で、図3に示すように、3.
5fH の制御信号副搬送波を、二重放送時は922.5Hz 、
ステレオ放送時は982.5Hz で振幅変調したものである。
【0005】EIAJ方式では、音声信号判別回路にお
いて、制御チャネル信号CCHの有無により多重放送であ
るかモノラル放送であるかを判別し、制御チャネル信号
CCHが含まれている場合には、制御チャネル信号CCHの
包絡線成分を検波して、検波成分が922.5Hz であるか98
2.5Hz であるかを検出することにより、二重放送である
かステレオ放送であるかを判別している。
いて、制御チャネル信号CCHの有無により多重放送であ
るかモノラル放送であるかを判別し、制御チャネル信号
CCHが含まれている場合には、制御チャネル信号CCHの
包絡線成分を検波して、検波成分が922.5Hz であるか98
2.5Hz であるかを検出することにより、二重放送である
かステレオ放送であるかを判別している。
【0006】図4は、従来のテレビジョン音声信号判別
回路の一例を示す構成図、図5は図4の各部の出力信号
波形例を示す図である。図において、1は基準信号発生
部、2は基準クロック信号発生部、3はバンドパスフィ
ルタ、4はAM検波器、5はCUEクロック信号発生
部、6は周波数検出部、7は放送種別判別部をそれぞれ
示している。
回路の一例を示す構成図、図5は図4の各部の出力信号
波形例を示す図である。図において、1は基準信号発生
部、2は基準クロック信号発生部、3はバンドパスフィ
ルタ、4はAM検波器、5はCUEクロック信号発生
部、6は周波数検出部、7は放送種別判別部をそれぞれ
示している。
【0007】このような構成においては、基準信号発生
部1により図5(a) に示すような基準信号BSが発生さ
れ、基準クロック信号発生部2に出力される。基準クロ
ック信号発生部2では、入力した基準信号BSの波形整
形が行われ、図5(b) に示すような基準クロック信号C
LKBSが生成されて周波数検出部6に出力される。
部1により図5(a) に示すような基準信号BSが発生さ
れ、基準クロック信号発生部2に出力される。基準クロ
ック信号発生部2では、入力した基準信号BSの波形整
形が行われ、図5(b) に示すような基準クロック信号C
LKBSが生成されて周波数検出部6に出力される。
【0008】一方、伝送された音声多重信号SMUX は、
バンドパスフィルタ3に入力される。バンドパスフィル
タ3では、制御チャネル信号CCHの周波数帯域である
3.5fH 帯の信号のみが通過されて、図5(c) に示す
ような制御チャネル信号CCHの包絡線成分( 以下、包絡
線信号という)CUEがAM検波器4に出力される。
バンドパスフィルタ3に入力される。バンドパスフィル
タ3では、制御チャネル信号CCHの周波数帯域である
3.5fH 帯の信号のみが通過されて、図5(c) に示す
ような制御チャネル信号CCHの包絡線成分( 以下、包絡
線信号という)CUEがAM検波器4に出力される。
【0009】AM検波器4では、入力した包絡線信号C
UEのAM検波が行われ、図5(d)に示すような信号C
UEAMがCUEクロック信号発生部5に出力される。C
UEクロック信号発生部5では、入力信号CUEAMの波
形整形が行われて、図5(e) に示すような、周波数922.
5Hz または982.5Hz のCUEクロック信号CLKCUE が
生成されて周波数検出部6に出力される。
UEのAM検波が行われ、図5(d)に示すような信号C
UEAMがCUEクロック信号発生部5に出力される。C
UEクロック信号発生部5では、入力信号CUEAMの波
形整形が行われて、図5(e) に示すような、周波数922.
5Hz または982.5Hz のCUEクロック信号CLKCUE が
生成されて周波数検出部6に出力される。
【0010】周波数検出部6では、入力した基準クロッ
ク信号CLKBSを用いて、包絡線信号CUEのクロック
が周波数922.5Hz または982.5Hz であるかが繰り返し検
出され、検出信号BILまたはSTEが放送種別判別部
7に出力される。また、周波数検出部6からは、減算用
の信号DECも生成されて放送種別判別部7に出力され
る。
ク信号CLKBSを用いて、包絡線信号CUEのクロック
が周波数922.5Hz または982.5Hz であるかが繰り返し検
出され、検出信号BILまたはSTEが放送種別判別部
7に出力される。また、周波数検出部6からは、減算用
の信号DECも生成されて放送種別判別部7に出力され
る。
【0011】放送種別判別部7では、入力した検出信号
BILまたはSTEの積分処理が行われ、積分値があら
かじめ設定した値mに達したときに、二重放送であるか
ステレオ放送であるかの判別が行われる。具体的には、
検出信号BILの積分値が設定値mに達したときには二
重放送であると判別され、検出信号STEの積分値が設
定値mに達したときにはステレオ放送であると判別さ
れ、多重判別信号DSTE またはDBIL が図示しない信号
処理系に出力される。積分値が、設定値より低い場合に
は、モノラル放送であると判別され、モノラル判別信号
DMONOが図示しない信号処理系に出力される。
BILまたはSTEの積分処理が行われ、積分値があら
かじめ設定した値mに達したときに、二重放送であるか
ステレオ放送であるかの判別が行われる。具体的には、
検出信号BILの積分値が設定値mに達したときには二
重放送であると判別され、検出信号STEの積分値が設
定値mに達したときにはステレオ放送であると判別さ
れ、多重判別信号DSTE またはDBIL が図示しない信号
処理系に出力される。積分値が、設定値より低い場合に
は、モノラル放送であると判別され、モノラル判別信号
DMONOが図示しない信号処理系に出力される。
【0012】また、放送種別判別部7では、周波数検出
部6による信号DECによってある一定の時定数で保持
された積分値の減算処理も行われる。この減算の時定数
によって、二重放送またはステレオ放送の音声多重放送
からモノラル放送に判別が切り替わるまでにかかる時間
が決定される。
部6による信号DECによってある一定の時定数で保持
された積分値の減算処理も行われる。この減算の時定数
によって、二重放送またはステレオ放送の音声多重放送
からモノラル放送に判別が切り替わるまでにかかる時間
が決定される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、放送形態が、音声多重放送からモノラル放送
に切り替わったとき、実際の判別が音声多重からモノラ
ルに切り替わるのにかかる時間は、放送種別判別部7で
の減算の時定数によって決まることから、判別時間が長
くかかるという欠点がある。図4の構成において、減算
の時定数を短くすると判別時間を短縮することはできる
が、この場合、弱電界時などで、ステレオ放送であるに
もかかわらずモノラル放送であると判別するというよう
な、誤判別が起こり易くなる。
たように、放送形態が、音声多重放送からモノラル放送
に切り替わったとき、実際の判別が音声多重からモノラ
ルに切り替わるのにかかる時間は、放送種別判別部7で
の減算の時定数によって決まることから、判別時間が長
くかかるという欠点がある。図4の構成において、減算
の時定数を短くすると判別時間を短縮することはできる
が、この場合、弱電界時などで、ステレオ放送であるに
もかかわらずモノラル放送であると判別するというよう
な、誤判別が起こり易くなる。
【0014】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、多重放送とモノラル放送との判
別時間を短縮でき、誤判別の発生をも防止できる音声信
号判別回路を提供することにある。
のであり、その目的は、多重放送とモノラル放送との判
別時間を短縮でき、誤判別の発生をも防止できる音声信
号判別回路を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、多重種別を判別するため主チャネル信
号に重畳される制御チャネル信号の有無に応じて、多重
種別または多重かモノラルかを判別する音声信号判別回
路であって、入力音声信号から制御チャネル信号の周波
数帯域のみを通過させるフィルタと、上記フィルタの出
力信号の波形整形を行いクロック信号を発生するクロッ
ク信号発生部と、上記クロック信号発生部から出力され
たクロック信号の周波数を検出し、検出周波数に応じた
検出信号を出力する検出部と、上記クロック信号発生部
から出力されたクロック信号の所定時間内のパルス数を
検出し、検出パルス数があらかじめ設定した値以下の場
合にリセット信号を出力するリセット回路と、上記検出
部から出力された検出信号を積分し、積分値があらかじ
め設定した値に達したときに多重種別を判別して判別結
果に応じた信号を出力し、上記リセット回路から出力さ
れたリセット信号が入力されるとモノラルと判別してモ
ノラル信号を出力する判別部とを有するようにした。
め、本発明では、多重種別を判別するため主チャネル信
号に重畳される制御チャネル信号の有無に応じて、多重
種別または多重かモノラルかを判別する音声信号判別回
路であって、入力音声信号から制御チャネル信号の周波
数帯域のみを通過させるフィルタと、上記フィルタの出
力信号の波形整形を行いクロック信号を発生するクロッ
ク信号発生部と、上記クロック信号発生部から出力され
たクロック信号の周波数を検出し、検出周波数に応じた
検出信号を出力する検出部と、上記クロック信号発生部
から出力されたクロック信号の所定時間内のパルス数を
検出し、検出パルス数があらかじめ設定した値以下の場
合にリセット信号を出力するリセット回路と、上記検出
部から出力された検出信号を積分し、積分値があらかじ
め設定した値に達したときに多重種別を判別して判別結
果に応じた信号を出力し、上記リセット回路から出力さ
れたリセット信号が入力されるとモノラルと判別してモ
ノラル信号を出力する判別部とを有するようにした。
【0016】本発明では、上記リセット回路は、パルス
数の検出を積分により行うようにした。
数の検出を積分により行うようにした。
【0017】本発明では、上記検出部は、所定の減算用
信号を上記判別部に出力する手段を有し、上記判別部
は、入力された減算用信号に応じて一定の時定数をもっ
て上記積分値の減算を行い、減算値が所定の値に達した
ときにモノラルと判別してモノラル信号を出力する手段
と、リセット信号が入力されると上記積分値をリセット
しモノラルと判別してモノラル信号を出力する手段とを
有するようにした。
信号を上記判別部に出力する手段を有し、上記判別部
は、入力された減算用信号に応じて一定の時定数をもっ
て上記積分値の減算を行い、減算値が所定の値に達した
ときにモノラルと判別してモノラル信号を出力する手段
と、リセット信号が入力されると上記積分値をリセット
しモノラルと判別してモノラル信号を出力する手段とを
有するようにした。
【0018】
【作用】本発明によれば、音声信号はフィルタに入力さ
れ、制御チャネル信号の周波数帯域の信号のみが抽出さ
れて、クロック信号発生部に出力される。クロック信号
発生部では、入力信号の波形整形が行われ、所定周波数
のクロック信号が発生され、検出部およびリセット回路
にそれぞれ出力される。検出部では、入力したクロック
信号の周波数の検出が行われ、検出周波数に応じた検出
信号が判別部に出力される。リセット回路では、クロッ
ク信号の所定時間内のパルス数の検出が行われ、検出パ
ルス数が設定値以下の場合には、リセット信号が判別部
に出力される。判別部では、入力した検出信号の積分処
理が行われ、この積分値が設定値に達したときには二重
放送かステレオ放送かの多重種別の判別が行われ、判別
結果に応じた信号が信号処理系に出力される。判別部に
リセット回路によるリセット信号が入力されると、入力
音声信号に制御チャネル信号が重畳されておらずモノラ
ルであると直ちに判別されて、モノラル信号が信号処理
系に出力される。
れ、制御チャネル信号の周波数帯域の信号のみが抽出さ
れて、クロック信号発生部に出力される。クロック信号
発生部では、入力信号の波形整形が行われ、所定周波数
のクロック信号が発生され、検出部およびリセット回路
にそれぞれ出力される。検出部では、入力したクロック
信号の周波数の検出が行われ、検出周波数に応じた検出
信号が判別部に出力される。リセット回路では、クロッ
ク信号の所定時間内のパルス数の検出が行われ、検出パ
ルス数が設定値以下の場合には、リセット信号が判別部
に出力される。判別部では、入力した検出信号の積分処
理が行われ、この積分値が設定値に達したときには二重
放送かステレオ放送かの多重種別の判別が行われ、判別
結果に応じた信号が信号処理系に出力される。判別部に
リセット回路によるリセット信号が入力されると、入力
音声信号に制御チャネル信号が重畳されておらずモノラ
ルであると直ちに判別されて、モノラル信号が信号処理
系に出力される。
【0019】本発明によれば、リセット回路のクロック
信号のパルス数の検出は、積分処理により行われる。
信号のパルス数の検出は、積分処理により行われる。
【0020】本発明によれば、音声信号はフィルタに入
力され、制御チャネル信号の周波数帯域の信号のみが抽
出されて、クロック信号発生部に出力される。クロック
信号発生部では、入力信号の波形整形が行われ、所定周
波数のクロック信号が発生され、検出部およびリセット
回路にそれぞれ出力される。検出部では、入力したクロ
ック信号の周波数の検出が行われ、検出周波数に応じた
検出信号が判別部に出力されるとともに、減算用信号も
生成されて判別部に出力される。リセット回路では、ク
ロック信号の所定時間内のパルス数の検出が行われ、検
出パルス数が設定値以下の場合には、リセット信号が判
別部に出力される。判別部では、入力した検出信号の積
分処理が行われ、この積分値が設定値に達したときには
二重放送かステレオ放送かの多重種別の判別が行われ、
判別結果に応じた信号が信号処理系に出力される。ま
た、判別部では、入力した減算用信号に基づき一定の時
定数をもって保持されている積分値の減算が行われ、減
算値が所定の値に達したときには入力音声信号に制御チ
ャネル信号が重畳されておらずモノラルであるとして判
別されてモノラル信号が信号処理系に出力される。ここ
で、判別部にリセット回路によるリセット信号が入力さ
れると、積分値がリセットされて、入力音声信号に制御
チャネル信号が重畳されておらずモノラルであると直ち
に判別されて、モノラル信号が信号処理系に出力され
る。
力され、制御チャネル信号の周波数帯域の信号のみが抽
出されて、クロック信号発生部に出力される。クロック
信号発生部では、入力信号の波形整形が行われ、所定周
波数のクロック信号が発生され、検出部およびリセット
回路にそれぞれ出力される。検出部では、入力したクロ
ック信号の周波数の検出が行われ、検出周波数に応じた
検出信号が判別部に出力されるとともに、減算用信号も
生成されて判別部に出力される。リセット回路では、ク
ロック信号の所定時間内のパルス数の検出が行われ、検
出パルス数が設定値以下の場合には、リセット信号が判
別部に出力される。判別部では、入力した検出信号の積
分処理が行われ、この積分値が設定値に達したときには
二重放送かステレオ放送かの多重種別の判別が行われ、
判別結果に応じた信号が信号処理系に出力される。ま
た、判別部では、入力した減算用信号に基づき一定の時
定数をもって保持されている積分値の減算が行われ、減
算値が所定の値に達したときには入力音声信号に制御チ
ャネル信号が重畳されておらずモノラルであるとして判
別されてモノラル信号が信号処理系に出力される。ここ
で、判別部にリセット回路によるリセット信号が入力さ
れると、積分値がリセットされて、入力音声信号に制御
チャネル信号が重畳されておらずモノラルであると直ち
に判別されて、モノラル信号が信号処理系に出力され
る。
【0021】
【実施例】図1は、本発明に係るテレビジョン音声信号
判別回路の一実施例を示す構成図であって、従来例を示
す図4と同一構成部分は同一符号をもって表す。すなわ
ち、1は基準信号発生部、2は基準クロック信号発生
部、3はバンドパスフィルタ、4はAM検波器、5はC
UEクロック信号発生部、6は周波数検出部、7aは放
送種別判別部、8はリセット回路をそれぞれ示してい
る。
判別回路の一実施例を示す構成図であって、従来例を示
す図4と同一構成部分は同一符号をもって表す。すなわ
ち、1は基準信号発生部、2は基準クロック信号発生
部、3はバンドパスフィルタ、4はAM検波器、5はC
UEクロック信号発生部、6は周波数検出部、7aは放
送種別判別部、8はリセット回路をそれぞれ示してい
る。
【0022】放送種別判別部7aは、周波数検出部6の
出力検出信号BILまたはSTEを受けて、その積分処
理を行い、積分値があらかじめ設定した値mに達したと
きに、二重放送であるかステレオ放送であるかの判別を
行う。具体的には、検出信号BILの積分値が設定値m
に達したときには二重放送であると判別し、検出信号S
TEの積分値が設定値mに達したときにはステレオ放送
であると判別する。また、リセット回路8による後記す
るリセット信号RSTを受けると、包絡線信号CUEが
なく、放送形態がモノラル放送であると判別する。
出力検出信号BILまたはSTEを受けて、その積分処
理を行い、積分値があらかじめ設定した値mに達したと
きに、二重放送であるかステレオ放送であるかの判別を
行う。具体的には、検出信号BILの積分値が設定値m
に達したときには二重放送であると判別し、検出信号S
TEの積分値が設定値mに達したときにはステレオ放送
であると判別する。また、リセット回路8による後記す
るリセット信号RSTを受けると、包絡線信号CUEが
なく、放送形態がモノラル放送であると判別する。
【0023】リセット回路8は、たとえば積分器やカウ
ンタにより構成され、CUEクロック信号発生部5から
出力されたCUEクロック信号CLKCUE を受けて、あ
らかじめ設定した時間t毎にCUEクロック信号CLK
CUE のクロック数(パルス数)を積分し、積分値があら
かじめ設定した値n以下になったときに、放送種別判別
部7にリセット信号RSTを出力する。
ンタにより構成され、CUEクロック信号発生部5から
出力されたCUEクロック信号CLKCUE を受けて、あ
らかじめ設定した時間t毎にCUEクロック信号CLK
CUE のクロック数(パルス数)を積分し、積分値があら
かじめ設定した値n以下になったときに、放送種別判別
部7にリセット信号RSTを出力する。
【0024】図2は、上述したリセット回路8および放
送種別判別部7aの動作を示すタイミングチャートであ
る。図に示すように、放送種別判別部7aは、リセット
信号RSTの入力により直ちに放送種別の判別を音声多
重(二重放送またはステレオ放送)からモノラルに切り
替える。
送種別判別部7aの動作を示すタイミングチャートであ
る。図に示すように、放送種別判別部7aは、リセット
信号RSTの入力により直ちに放送種別の判別を音声多
重(二重放送またはステレオ放送)からモノラルに切り
替える。
【0025】次に、上記構成による動作を、図1、図2
および図5に基づいて説明する。基準信号発生部1によ
り図5(a) に示すような基準信号BSが発生され、基準
クロック信号発生部2に出力される。基準クロック信号
発生部2では、入力した基準信号BSの波形整形が行わ
れ、図5(b) に示すような基準クロック信号CLKBSが
生成されて周波数検出部6に出力される。
および図5に基づいて説明する。基準信号発生部1によ
り図5(a) に示すような基準信号BSが発生され、基準
クロック信号発生部2に出力される。基準クロック信号
発生部2では、入力した基準信号BSの波形整形が行わ
れ、図5(b) に示すような基準クロック信号CLKBSが
生成されて周波数検出部6に出力される。
【0026】一方、伝送された音声多重信号SMUX は、
バンドパスフィルタ3に入力される。バンドパスフィル
タ3では、制御チャネル信号CCHの周波数帯域である
3.5fH 帯の信号のみが通過されて、図5(c) に示す
ような制御チャネル信号CCHの包絡線成分である包絡線
信号CUEがAM検波器4に出力される。
バンドパスフィルタ3に入力される。バンドパスフィル
タ3では、制御チャネル信号CCHの周波数帯域である
3.5fH 帯の信号のみが通過されて、図5(c) に示す
ような制御チャネル信号CCHの包絡線成分である包絡線
信号CUEがAM検波器4に出力される。
【0027】AM検波器4では、入力した包絡線信号C
UEのAM検波が行われ、図5(d)に示すような信号C
UEAMがCUEクロック信号発生部5に出力される。C
UEクロック信号発生部5では、入力信号CUEAMの波
形整形が行われて、図5(e) に示すような、周波数922.
5Hz または982.5Hz のCUEクロック信号CLKCUE が
生成されて周波数検出部6およびリセット回路8に出力
される。
UEのAM検波が行われ、図5(d)に示すような信号C
UEAMがCUEクロック信号発生部5に出力される。C
UEクロック信号発生部5では、入力信号CUEAMの波
形整形が行われて、図5(e) に示すような、周波数922.
5Hz または982.5Hz のCUEクロック信号CLKCUE が
生成されて周波数検出部6およびリセット回路8に出力
される。
【0028】周波数検出部6では、入力した基準クロッ
ク信号CLKBSを用いて、包絡線信号CUEのクロック
が周波数922.5Hz または982.5Hz であるかが繰り返し検
出され、検出信号BILまたはSTEが放送種別判別部
7aに出力される。また、周波数検出部6からは、減算
用の信号DECも放送種別判別部7aに出力される。
ク信号CLKBSを用いて、包絡線信号CUEのクロック
が周波数922.5Hz または982.5Hz であるかが繰り返し検
出され、検出信号BILまたはSTEが放送種別判別部
7aに出力される。また、周波数検出部6からは、減算
用の信号DECも放送種別判別部7aに出力される。
【0029】また、リセット回路8では、図4に示すよ
うに、設定時間t毎に、入力したCUEクロック信号C
LKCUE のクロック数の積分処理が行われ、積分値が設
定値n以下になったときに、リセット信号RSTが生成
されて、放送種別判別部7aに出力される。
うに、設定時間t毎に、入力したCUEクロック信号C
LKCUE のクロック数の積分処理が行われ、積分値が設
定値n以下になったときに、リセット信号RSTが生成
されて、放送種別判別部7aに出力される。
【0030】放送種別判別部7aでは、リセット信号R
STが入力されていないときには、入力した検出信号B
ILまたはSTEの積分処理が行われ、積分値があらか
じめ設定した値mに達したときに、二重放送であるかス
テレオ放送であるかの判別が行われる。具体的には、検
出信号BILの積分値が設定値mに達したときには二重
放送であると判別され、検出信号STEの積分値が設定
値mに達したときにはステレオ放送であると判別され、
多重判別信号DSTE またはDBIL が図示しない信号処理
系に出力される。また、放送種別判別部7では、周波数
検出部6による信号DECによってある一定の時定数で
積分値の減算処理も行われる。
STが入力されていないときには、入力した検出信号B
ILまたはSTEの積分処理が行われ、積分値があらか
じめ設定した値mに達したときに、二重放送であるかス
テレオ放送であるかの判別が行われる。具体的には、検
出信号BILの積分値が設定値mに達したときには二重
放送であると判別され、検出信号STEの積分値が設定
値mに達したときにはステレオ放送であると判別され、
多重判別信号DSTE またはDBIL が図示しない信号処理
系に出力される。また、放送種別判別部7では、周波数
検出部6による信号DECによってある一定の時定数で
積分値の減算処理も行われる。
【0031】ここで、リセット回路8によるリセット信
号RSTが入力されると、保持されていた積分値が0リ
セットされ、包絡線信号CUEがなく、すなわち伝送さ
れた音声信号SMUX には、制御チャネル信号が含まれて
おらず、放送形態はモノラル放送であるとの判別が直ち
に行われて、モノラル判別信号DMONOが図示しない信号
処理系に出力される。
号RSTが入力されると、保持されていた積分値が0リ
セットされ、包絡線信号CUEがなく、すなわち伝送さ
れた音声信号SMUX には、制御チャネル信号が含まれて
おらず、放送形態はモノラル放送であるとの判別が直ち
に行われて、モノラル判別信号DMONOが図示しない信号
処理系に出力される。
【0032】以上説明したように、本実施例によれば、
包絡線信号CUEの有無を検出して、包絡線信号CUE
がなくなった場合には判別をモノラル側に直ちに切り替
えるようにしたので、多重放送とモノラル放送との判別
時間を短縮でき、また、誤判別の発生をも防止できる。
実際、従来の回路では多重放送からモノラル放送への判
別切り替えは、200ms程度かかっていたものが、1
/8の25ms程度まで短縮できた。
包絡線信号CUEの有無を検出して、包絡線信号CUE
がなくなった場合には判別をモノラル側に直ちに切り替
えるようにしたので、多重放送とモノラル放送との判別
時間を短縮でき、また、誤判別の発生をも防止できる。
実際、従来の回路では多重放送からモノラル放送への判
別切り替えは、200ms程度かかっていたものが、1
/8の25ms程度まで短縮できた。
【0033】なお、本実施例では、包絡線信号CUEの
有無を利用して放送形態を判別するように構成したシス
テムを例に説明したが、たとえば包絡線信号とサブキャ
リアの有無の両方を利用しているシステムに対しても、
本発明が適用できることは勿論である。この場合、リセ
ット信号RSTによりサブキャリアの検出をオフにする
ことで、判別を切り替えるように構成される。
有無を利用して放送形態を判別するように構成したシス
テムを例に説明したが、たとえば包絡線信号とサブキャ
リアの有無の両方を利用しているシステムに対しても、
本発明が適用できることは勿論である。この場合、リセ
ット信号RSTによりサブキャリアの検出をオフにする
ことで、判別を切り替えるように構成される。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多重放送とモノラル放送との判別時間を短縮でき、誤判
別の発生をも防止できる音声信号判別回路部を実現でき
る。
多重放送とモノラル放送との判別時間を短縮でき、誤判
別の発生をも防止できる音声信号判別回路部を実現でき
る。
【図1】本発明に係るテレビジョン音声信号判別回路の
一実施例を示す構成図である。
一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明に係るリセット回路および放送種別判別
部の動作を示すタイミングチャートである。
部の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】EIAJ方式のテレビジョン音声多重信号の変
調周波数配列を示す図である。
調周波数配列を示す図である。
【図4】従来のテレビジョン音声信号判別回路の一構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図5】図4の回路の各部の出力波形例を示す図であ
る。
る。
1…基準信号発生部 2…基準クロック信号発生部 3…バンドパスフィルタ 4…AM検波器 5…CUEクロック信号発生部 6…周波数検出部 7…放送種別判別部 8…リセット回路
Claims (3)
- 【請求項1】 多重種別を判別するため主チャネル信号
に重畳される制御チャネル信号の有無に応じて、多重種
別または多重かモノラルかを判別する音声信号判別回路
であって、 入力音声信号から制御チャネル信号の周波数帯域のみを
通過させるフィルタと、 上記フィルタの出力信号の波形整形を行いクロック信号
を発生するクロック信号発生部と、 上記クロック信号発生部から出力されたクロック信号の
周波数を検出し、検出周波数に応じた検出信号を出力す
る検出部と、 上記クロック信号発生部から出力されたクロック信号の
所定時間内のパルス数を検出し、検出パルス数があらか
じめ設定した値以下の場合にリセット信号を出力するリ
セット回路と、 上記検出部から出力された検出信号を積分し、積分値が
あらかじめ設定した値に達したときに多重種別を判別し
て判別結果に応じた信号を出力し、上記リセット回路か
ら出力されたリセット信号が入力されるとモノラルと判
別してモノラル信号を出力する判別部とを有することを
特徴とする音声信号判別回路。 - 【請求項2】 上記リセット回路は、パルス数の検出を
積分により行う請求項1記載の音声信号判別回路。 - 【請求項3】 上記検出部は、所定の減算用信号を上記
判別部に出力する手段を有し、 上記判別部は、入力された減算用信号に応じて一定の時
定数をもって上記積分値の減算を行い、減算値が所定の
値に達したときにモノラルと判別してモノラル信号を出
力する手段と、リセット信号が入力されると上記積分値
をリセットしモノラルと判別してモノラル信号を出力す
る手段とを有する請求項1または請求項2記載の音声信
号判別回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP43A JPH06205332A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 音声信号判別回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP43A JPH06205332A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 音声信号判別回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06205332A true JPH06205332A (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=18476153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP43A Pending JPH06205332A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 音声信号判別回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06205332A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9693438B2 (en) | 2013-08-15 | 2017-06-27 | Koninklijke Philips N.V. | X-ray apparatus |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP43A patent/JPH06205332A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9693438B2 (en) | 2013-08-15 | 2017-06-27 | Koninklijke Philips N.V. | X-ray apparatus |
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