JPH06205264A - 自動合焦装置 - Google Patents

自動合焦装置

Info

Publication number
JPH06205264A
JPH06205264A JP4361619A JP36161992A JPH06205264A JP H06205264 A JPH06205264 A JP H06205264A JP 4361619 A JP4361619 A JP 4361619A JP 36161992 A JP36161992 A JP 36161992A JP H06205264 A JPH06205264 A JP H06205264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens group
focus
lens
automatic focusing
focusing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4361619A
Other languages
English (en)
Inventor
Katahide Hirasawa
方秀 平沢
Seiya Ota
盛也 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4361619A priority Critical patent/JPH06205264A/ja
Publication of JPH06205264A publication Critical patent/JPH06205264A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コントラスト被写体に対してもぼけのない
ズーム動作を行うことが可能な自動合焦装置を提供す
る。 【構成】 ズーム動作開始時には、フォーカススイッチ
が無限方向に操作されていると、選択スイッチ122に
よって選択された特定の被写体距離が読み出され、この
選択された被写体距離に対応するカム軌跡が選択・固定
される。そして、マイクロコンピュータ119からの指
令によって、ズーム動作時の変倍レンズ102の位置に
応じて、前記固定されたカム軌跡で設定されたフォーカ
スレンズ105の移動速度が読出され、読出された移動
速度で、アクチュエータ109がフォーカスレンズ10
5を移動することにより、映像のぼけのない状態でズー
ム動作が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ、電子ス
チルカメラなどの撮像装置に適用され、撮像光学系の移
動光学手段を合焦点位置に移動する自動合焦装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年のビデオカメラなどの撮像装置の小
型軽量化の傾向に伴って、撮像装置に組み込まれる自動
合焦装置も、従来の赤外線の送受光装置を具備するアク
ティブタイプのものに代えて、撮像素子に結像される被
写体の映像信号から得られた合焦信号の変化に基づい
て、移動光学手段を光軸上で移動させて、合焦点位置を
検出するパッシブタイプのものが採用されるようになっ
ている。
【0003】また、自動合焦装置の移動光学手段にも、
被写体に対向する前面のレンズを固定し、変倍レンズを
フォーカスレンズよりも被写体側に配置し、フォーカス
レンズに変倍に伴う焦点面の移動を補正する機能と焦点
調節機能とを具備させた、インナーフォーカスタイプの
レンズが使用されるようになっている。図16はインナ
ーフォーカスタイプのレンズの構成例を示し、被写体に
対向して固定の撮影レンズ101を配置し、撮影レンズ
101の後段に、光軸上を移動して変倍動作を行う変倍
レンズ102が配置され、変倍レンズ102の後段に絞
り103が配置してある。そして、絞り103の後段
に、固定の撮影レンズ104が配置してあり、撮影レン
ズ104の後段に、光軸上を移動して変倍による焦点面
の移動を補正し、且つ焦点調節動作を行うフォーカスレ
ンズ105が配置してあり、フォーカスレンズ105の
後段に、このレンズ系で作像された被写体の光像が結像
される撮像素子106が配置してある。
【0004】図17はこのレンズ系の変倍レンズ102
の位置(焦点距離)に対して、各被写体距離に合焦する
フォーカスレンズ105の位置を示す特性図であり、変
倍レンズ102が停止していて、焦点距離が変化しない
時は、フォーカスレンズ105が、縦軸と平行に移動し
て被写体距離に対応して焦点調節が行われる。また、変
倍レンズ102が移動するズーム動作時は、被写体距離
に応じてカム軌跡の一つが選択され、該カム軌跡に従っ
て焦点距離の変化に対応してフォーカスレンズ105を
移動させると、ズーム動作中にぼけのない映像が得られ
る。
【0005】また、上記パッシブタイプの自動合焦装置
において、例えば特開昭63−193775号公報に開
示されているように、合焦点位置、即ちフォーカスレン
ズの移動方向を判別するために、フォーカスレンズを微
小振動させるウォリングが行われ、このウォリングによ
る映像信号の変化に基づいて合焦点位置に向かうべきフ
ォーカスレンズの移動方向を判別し、その方向にフォー
カスレンズを移動して合焦制御を行なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図16に示す変倍レン
ズ102が、図17におけるワイド端Wに位置し、フォ
ーカスレンズ105が無限距離にある被写体に合焦する
A点近傍にあるとすると、該A点では各被写体距離に対
するカム軌跡が集中しており、レンズまたは絞りのF値
によっては、無限と3mの合焦レンズ位置が深度内に入
ってしまうことがある。このため、パッシブタイプ方式
での合焦動作を行う場合、無限距離の被写体を撮影して
いる時、被写体距離3mの合焦点位置にフォーカスレン
ズが停止してしまうことがある。このような状態で、ワ
イド側からテレ側にズーム動作を行うと、異なる軌跡を
追従して、深度をはずれぼけが拡大するという問題があ
つた。これは、特に夜景、霞のかかった遠景或いは飛行
機からの地景などの低コントラスト被写体に対して起こ
り易く、このような場合はぼけのないズーム動作を行わ
せることは困難であった。
【0007】また、パッシブタイプ方式の合焦動作で
は、被写界深度が深い状態では、移動光学手段の微小振
動(ウォブリング)を行っても、合焦信号のレベルが低
くてその変化を十分に検知できず、変倍レンズがぼけた
まま止まってしまったり、或いはハンチングを起こした
りするという問題もあった。
【0008】本発明は、前述した自動合焦装置の現状に
鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、低コン
トラスト被写体に対してもぼけのないズーム動作を行う
ことが可能な自動合焦装置を提供することにある。
【0009】また、本発明の第2の目的は、被写界深度
が深くてもウォブリングによる合焦点検知を適確に行う
ことが可能な自動合焦装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、請求項1に記載の第1の発明は、変倍動作を
行う第1のレンズ及び該第1のレンズ群に対して被写体
から離れた側に配られ焦点調節を行う第2のレンズ群を
含む光学系を有する撮像装置の自動合焦装置であって、
前記第1のレンズ群の変倍動作中に、前記第1のレンズ
群の位置または前記光学系の焦点距離に応じて合焦が得
られるように前記第2のレンズ群を駆動制御する第1の
制御手段を備えた自動合焦装置において、前記変倍動作
開始時に所定の被写体距離を選択する選択手段と、該選
択手段により選択された被写体距離に対してのみ合焦状
態が維持されるように前記第1のレンズ群の位置に応じ
て前記第2のレンズ群を駆動制御する第2の制御手段と
を有することを特徴とする。
【0011】また、前記第2の目的を達成するために、
請求項6に記載の第2の発明は、変倍動作を行う第1の
レンズ群と、焦点調節を行う第2のレンズ群とを含む光
学系を有し、前記第2のレンズ群を光軸方向に微小振動
させ、前記光学系で撮像した被写体の映像信号の変化に
基づいて、合焦点方向を判定し判定方向に、前記第2の
レンズ群を合焦点位置まで移動して合焦制御を行う自動
合焦装置において、(1)前記映像信号に基づく合焦信
号レベルを検出する信号レベル検出手段と、(2)前記
光学系の被写体深度を検出する被写体深度検出手段と、
(3)前記合焦信号レベルが低く、被写体深度が所定量
を越えていると検出されたとき、前記第1のレンズ群と
前記第2のレンズ群の両方を微小振動させて合焦点方向
を判定する制御手段とを有することを特徴とする。
【0012】
【作用】第1の発明によると、変倍動作開始時には、選
択手段によって所定の被写体距離が選択される。そし
て、第2の制御手段からの指令によって、選択された被
写体距離に対してのみ合焦状態が維持されるように第1
のレンズ群の位置に応じて、第2のレンズ群が駆動制御
される。これにより、映像のぼけのない状態でズーム動
作が行われる。
【0013】第2の発明によると、合焦制御時に、合焦
信号レベルが低く、且つ光学系の被写界深度が所定量を
越えていることが検出されると、第1のレンズ群と第2
のレンズ群の両方が微小振動され、合焦点方向が適確に
判定される。
【0014】
【実施例】[第1の実施例]先ず、図1乃至図6を参照
して本発明の第1の実施例を説明する。図1は第1の実
施例の構成を示すブロック図、図2はズーム動作時のレ
ンズ駆動制御の説明図、図3はズーム動作時の制御速度
分布の説明図、図4はズーム動作時の速度割り当ての説
明図、図5は制御速度テーブルの説明図、図6は本実施
例の動作を示すフローチャートである。
【0015】[構成]第1の実施例では、すでに図16
を参照して説明した従来の合焦装置と同一の、撮影レン
ズ101、変倍レンズ102、絞り103、撮影レンズ
104、フォーカスレンズ105及び撮像素子106か
らなるレンズ系を備えており、撮像素子106には、撮
像素子106に結像する被写体の光像が光電変換されて
得られる映像信号を増幅する増幅器116が接続してあ
る。この増幅器116には、映像信号中の高周波成分を
焦点信号として抽出するハイパスフィルタ117が接続
してあり、ハイパスフィルタ117は、装置の全体制御
を行うマイクロコンピュータ119に接続してある。
【0016】このマイクロコンピュータ119の出力端
子には、ドライバ110、111、112が接続してあ
り、ドライバ110は変倍レンズ102を駆動するアク
チュエータ107に、ドライバ111は絞り103の開
口度を制御するアクチュエータ108に、ドライバ11
2はフォーカスレンズ105を駆動するアクチュエータ
109にそれぞれ接続してある。また、マイクロコンピ
ュータ119の入力端子には、変倍レンズ102の位置
を検出するエンコーダ113、絞り103の開口度を検
出するエンコーダ114及びフォーカスレンズ105の
位置を検出するエンコーダ115が接続してある。さら
に、マイクロコンピュータ119には、マニュアルフォ
ーカス時フォーカスレンズ105を移動させるフォーカ
ススイッチ120、ズームスイッチ121、及び特定の
被写体距離を選択し、選択された被写体距離に応じたカ
ム軌跡追従速度でフォーカスレンズを駆動する選択スイ
ッチ122が接続してある。
【0017】一方、第1の実施例では、すでに図17で
説明した変倍レンズ102の横軸の移動領域を16のズ
ームゾーンに等分し、被写体距離に対応する曲線の傾斜
から、フォーカスレンズ105の移動速度が等しい部分
を検出して、それぞれの領域に図4に示すように速度を
対応付けている。そして、この速度情報を図5に示すよ
うに、被写体距離に対してテーブル化し、このテーブル
がマイクロコンピュータ119に格納してあり、マイク
ロコンピュータ119は、フォーカスレンズ105の位
置と変倍レンズ102の位置とから、テーブルを参照し
てフォーカスレンズ速度を決定し、その速度でフォーカ
スレンズ105を移動させる機能を有している。また、
マイクロコンピュータ119は、ハイパスフィルタ11
7からの焦点信号が最大となるように、フォーカスレン
ズ105を移動させる機能をも有し、この自動焦点調節
アルゴリズムを用いて、ズーム動作中でも、合焦判断や
前ピン後ピンの判断を行い、さらに被写体距離の確定不
能の警報を発する警報手段を備えている。
【0018】次に、図6及び図7を参照して本実施例の
動作を説明する。
【0019】図6は、撮影者が図1の選択スイッチ12
2を操作して、被写体距離を選択してズーム動作を行う
場合のレンズ駆動制御手順を示すフローチャートであ
り、ステップS201で処理が開始されると、ステップ
S202に進んでズームスイッチ121が操作されてい
るかどうかを判別する。ズームスイッチ121が押され
ていない場合は、ステップS203に進んで通常のAF
動作またはマニュアルの焦点調節が行われる。そして、
ステップS203でフォーカスレンズ105の調節が終
了し、合焦状態になり、ステップS202でズームスイ
ッチ121の操作が確認されると、ステップS204に
おいて、フォーカススイッチ120が無限方向に操作さ
れているかどうかが判定され、この判定結果が肯定(Y
ES)であると、ステップS205に進んで、選択スイ
ッチ122により選択された特定の被写体距離が読み取
られ、ステップS206で該選択された被写体距離に対
応するカム軌跡が選択され固定される。
【0020】例えば、選択される被写体距離が無限遠で
ある場合、図4に示すように、無限カム軌跡Mの通過す
るズームゾーンが定まるので、各ズームゾーンに対応す
る速度を、図3に示すように抽出することができる。そ
して、この速度が被写体距離に対応して図5に示すよう
なテーブルとしてマイクロコンピュータ119に格納し
てある。そこで、ステップS207において、エンコー
ダ113の出力を取り込んで変倍レンズ102の位置が
検出され、ステップS209で、検出された変倍レンズ
102位置に対応する前記固定されたカム軌跡のズーム
ゾーンからフォーカスレンズ105の駆動速度が読み出
され、ステップS209に進んで読み出した駆動速度で
フォーカスレンズ105を駆動しズーム制御が行われ
る。また、ステップS204で、フォーカススイッチ1
20が無限方向に操作されていない場合は、ステップS
210に進んで、マイクロコンピュータ119に格納さ
れている変倍レンズ位置とフォーカスレンズ位置の特性
テーブルから駆動速度を読出して、フォーカスレンズ1
05を駆動し、通常のズーム制御動作が行われる。
【0021】このように、第1の実施例では、選択した
被写体距離のカム軌跡に従って、各ズームゾーン毎の速
度でフォーカスレンズが駆動された状態で、ワイドから
テレへのズーム制御が行われる。ステップS203でフ
ォーカスレンズ105は合焦位置にセットされているの
で、ステップS205で被写体距離の選択が正しくされ
ていると、以後はぼけを生じることなく、指定被写体距
離に対するズーム制御が行われる。第1の実施例のよう
な、インナーフォーカスタイプのレンズ系では、フォー
カスレンズが変倍レンズよりも撮像素子側に配されてい
るので、焦点距離の変化に対するフォーカスレンズ位置
敏感度の変化は殆どなく、ズーム制御の出発点で、深度
内に合焦していると、その後固定カム軌跡を維持する速
度が与えられた場合、出発時のデフォーカス量を維持
し、殆どぼけを生じることなく固定カム軌跡を追従した
制御が行われる。
【0022】〔第2の実施例〕図7は、本発明の第2の
実施例によるズーム動作時のレンズ駆動制御手順を示す
フローチャートであり、この実施例では撮影者がズーム
を行おうとする被写体距離を測定して、この測定した被
写体距離に対応するカム軌跡を選択・固定してズーム制
御動作を行う場合ものである。ステップS301で処理
が開始されると、ステップS302でフォーカススイッ
チ120が、至近及び無限の両方共同時に操作されたか
どうかが判定され、至近及び無限の両押しが行われた場
合、撮影者が被写体距離を特定する場合であると判断す
る。そして、撮影者が変倍レンズ102位置とフォーカ
スレンズ105位置を設定すると、ステップS307
で、エンコーダ113から変倍レンズ102位置が読み
取られ、ステップS308で、エンコーダ115からフ
ォーカスレンズ105位置が読み取られ、ステップS3
09に進む。ステップS309では、読み取った変倍レ
ンズ位置とフォーカスレンズ位置とから、マイクロコン
ピュータ119に格納してある図17に対応するテーブ
ルから、被写体距離を読出して特定する。このようにし
て被写体距離が確定されると、ステップS310に進ん
で、該確定が可能かどうかが判定され、ステップS31
0の判定結果が肯定(YES)であると、図4に対応し
て該被写体距離のカム軌跡を選択し、マイクロコンピュ
ータ119に格納してある図5の対応するテーブルか
ら、フォーカスレンズ速度の読出しの準備が完了する。
【0023】一方、例えばワイド端における合焦位置
は、無限と2mとでは深度内に納まっているために、第
1の実施例では、深度幅以上の精度では被写体距離に対
応するフォーカスレンズ位置を決定することはできな
い。このような、ワイド側の被写体距離の確定が不可能
な領域で、無理に被写体距離の確定を行うと、誤ったカ
ム軌跡を選択することになるので、ステップS310の
判定結果が否定(NO)であるときは、ステップS31
2に進んで、警告表示が行われ、ステップS303でA
Fまたはマニュアルフォーカス動作が行われステップS
302に戻る。
【0024】ステップS311の処理が終了した場合、
或いはステップS302でフォーカススイッチ120の
両押しが行われていない場合には、ステップS313に
進んでズームスイッチ121が操作されているかどうか
が判定され、ズームスイッチ121が操作されていない
と、ステップS303に進んでAFまたはマニュアルフ
ォーカス動作が行われる。ステップS313で、ズーム
スイッチ121が操作されていると判定されると、ステ
ップS314で、フォーカススイッチ120が無限方向
に操作されているかどうかが判定され、この判定結果が
肯定(YES)であると、ステップS315でエンコー
ダ113の出力から変倍レンズ102位置が検出され
る。そして、ステップS316でフォーカスレンズ10
5の固定カム軌跡追従速度が読み出され、ステップS3
17に進んで該速度によりフォーカスレンズ105を駆
動しながらズーム制御動作が行われる。また、ステップ
S314で、フォーカススイッチ120が無限方向に操
作されていない場合は、ステップS318に進んで、マ
イクロコンピュータ119に格納されている変倍レンズ
位置とフォーカスレンズ位置の特性テーブルから駆動速
度を読出して、フォーカスレンズ105を制御し、通常
のズーム制御動作が行われる。
【0025】このようにして、第2の実施例によると、
第1の実施例のように特定の被写体距離(無限被写体距
離)に対してのみでなく、撮影者が選択した任意の被写
体距離に対して、合焦状態が確認されると、既存のスイ
ッチを操作するのみで追従するカム軌跡が固定され、該
カム軌跡に対応する速度によってフォーカスレンズ10
5を駆動しながら、AFの誤動作の影響を受けず、ぼけ
のないズーム制御が行われ、該被写体距離の確定が不可
能の場合には警報が撮影者に発せられ、迅速に対処する
ことが可能になる。
【0026】[第3の実施例]次に、図8乃至図11を
参照して本発明の第3の実施例を説明する。図8は第3
の実施例の構成を示すブロック図、図9は被写体距離に
対するカム軌跡と、ズーム中のフォーカスレンズの移動
軌跡の特性図、図10は制御動作の特性図、図11は動
作を示すフローチャートである。
【0027】図8に示すように、第3の実施例は、すで
に図1を参照して説明した第1の実施例から、選択スイ
ッチ122が取り除かれ、また、被写体距離の確定不能
の警報を発する警報手段が取り除かれている。第3の実
施例のその他の部分の構成は、すでに説明した第1の実
施例と同一であるので、説明を省略する。
【0028】第3の実施例の動作を図11のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0029】図11は自動的にカム軌跡が固定されてズ
ーム制御が行われる場合のフローチャートであり、ステ
ップS401で処理が開始されると、ステップS402
に進み、ズームスイッチ121が操作されたかどうかを
判別する。ズームスイッチ121が押されていた場合
は、ステップS403に進んで通常のAF動作またはマ
ニュアルの焦点調節が行われる。そして、ステップS4
03でフォーカスレンズ105の調節が終了して合焦状
態になり、ステップS402でズームスイッチ121の
操作が確認されると、ステップS404においてズーム
制御が開始される。先ず、ステップS405において、
フォーカススイッチ120が無限方向に操作されている
かどうかが判定される。
【0030】ステップS405で、フォーカススイッチ
120が無限方向に操作されていないと判定されると、
ステップS406に進んでピントのぼけ方向(前ピン・
後ピン)が判別され、ステップS407で変倍レンズ位
置とフォーカスレンズ位置の特性テーブルからフォーカ
スレンズ105の駆動速度を読出し、ステップS408
で、ぼけ方向を打ち消すように該速度を補正し、ステッ
プS409で補正された速度でフォーカスレンズ105
を駆動する。
【0031】このような制御によって、図9の被写体距
離に対応するカム軌跡Kに対して、フォーカスレンズ1
05は折れ線M1のように制御駆動される。この場合、
ステップS406のぼけ方向の判定が誤っていると、誤
ったデータに基づいて制御が行われ、図10の領域80
1のように、急速にぼけが拡大し始める。このような方
向判定の誤りは、低コントラスト被写体、周囲に対して
極端に高輝度の被写体、霞んだ山並み、飛行機からの地
景を撮影する場合に発生し易い。
【0032】このような場合に、ステップS405で、
撮影者がフォーカススイッチ120を無限方向に操作し
たことが確認されると、ステップS410でエンコーダ
113の出力から変倍レンズ102の位置が検出され、
ステップS411で、検出した変倍レンズ102位置の
焦点距離に対する無限被写体の合焦位置を求める。この
無限被写体の合焦位置は、図17から明らかなように、
変倍レンズ102の位置と座標の原点が定まれば、絶対
値として得ることができる。この場合、図2のようにし
て分割したズームゾーン毎に、無限被写体に対する合焦
位置をマイクロコンピュータのメモリに格納して置け
ば、変倍レンズ102の位置によって、無限被写体の該
焦点距離に対する合焦位置を読み出すことができる。
【0033】次いで、ステップS412において、エン
コーダ115の出力によりフォーカスレンズ105の位
置が検出され、ステップS413で無限被写体の合焦位
置とフォーカスレンズ105位置に基づく駆動により、
フォーカスレンズ105が無限合焦位置に到達したかど
うかが判定される。この判定でフォーカスレンズ105
が無限合焦位置に到達していない場合は、ステップS4
15に進んで、フォーカスレンズ105を無限側に移動
させながらズーム制御を継続し、フォーカスレンズ10
5が無限合焦位置に到達すると、ステップS414に進
んで、無限の軌跡追従速度をフォーカスレンズ105に
与えながら変倍制御が行われる。このようにして、図2
のように複数の軌跡追従速度が選択可能な状態から、図
3のように無限のカム軌跡のみを追従可能な速度を与え
る状態に変換して、自動合焦(AF)信号の誤動作など
で誤った軌跡を追従させることを避けている。
【0034】この場合、図10の領域801でフォーカ
スレンズ105は誤駆動されるが、時点802で撮影者
がフォーカススイッチ120を無限方向に操作すると、
領域803では変倍レンズ102の位置を確認して、フ
ォーカスレンズ105は無限のカム軌跡Kに強制的に移
動される。そして、時点804でフォーカスレンズ10
5が無限軌跡に到達したことが確認されると、無限軌跡
追従速度のみが選択されてフォーカスレンズ105は、
無限軌跡を正確に追従して移動する。
【0035】この第3の実施例の変形例に依れば、ステ
ップS403でマニュアルで合焦状態を設定し、ステッ
プS405で、フォーカススイッチ120を無限方向に
操作してズーム制御を行う。これにより、AFでは合焦
が難しい被写体に、ズーム開始前にマニュアルで合焦さ
せ、ズーム開始後は無限軌跡でズーム制御が行われ、A
F装置を使用せずにズーム制御が行われる。
【0036】このように、第3の実施例によると、低コ
ントラスト被写体、周囲に対して極端に高輝度の被写
体、霞んだ山並み、飛行機からの地景を撮影する場合の
ように自動合焦制御では方向判定を誤り易い無限側の被
写体に対して、ワイド側からテレ側にズーム制御をする
場合、予め、検出した変倍レンズ位置の焦点距離におけ
る予め設定した無限被写体の合焦位置までフォーカスレ
ンズを強制的に駆動するので、自動合焦装置の誤動作に
影響されず、ぼけのない状態でズーム制御を行なうこと
が可能になる。
【0037】[第4の実施例]以下、図12乃至図15
を参照して第4の実施例について説明する。
【0038】図12は第4の実施例の構成を示すブロッ
ク図、図13は合焦動作特性図、図14は変倍レンズ位
置とフォーカスレンズ軌跡との特性図、図15は動作を
示すフローチャートである。
【0039】図12において1は基筒であり、この基筒
1の後部には図示しない支持部が設けてあり、この支持
部に撮像素子2が固定され、基筒1には、撮影レンズ1
1、12、13を保持する枠体10が一体に形成され、
枠体10と基筒1の端面間にガイドバー9と送りねじ7
とが固定してある。また、枠体10にはステッピングモ
ータ6が固定してあり、ガイドバー9に枠体3で光軸方
向に移動自在に取り付けたフォーカスレンズ群4、5
が、ステッピングモータ6によつて、送りねじ7上を光
軸方向に駆動され、合焦動作が行われるようにしてあ
る。さらに、基筒1にはアイリスモータ14と絞り16
を保持した絞り回転枠15とが固定してあり、アイリス
モータ14によって絞り回転枠15に支持された絞り1
6の開口度が制御されるようにしてあり、絞り回転枠1
5には該開口度を検出するアイリスエンコーダ42が取
り付けてある。
【0040】一方、枠体10に固定して固定鏡筒21が
設けてあり、この固定鏡筒21には撮影レンズ17、1
8、19を保持する枠体20が一体に形成してあり、固
定鏡筒21にはガイドバー28、カム環27及びステッ
ピングモータ26が固定してあり、枠体25に保持され
た変倍レンズ群22、23、24が、ガイドバー28に
光軸方向に移動自在に取り付けられ、ステッピングモー
タ26により光軸方向に移動して変倍動作を行うように
してある。
【0041】また撮像素子2には、撮像素子2からの映
像信号により焦点検出を行う焦点検出装置36が接続し
てあり、この焦点検出装置36は、装置の全体制御を行
うCPU32の入力端子に接続してある。このCPU3
2の入力端子には、メインスイッチ29が接続されたパ
ワーオンリセット回路30、ズームスイッチ31、記憶
データメモリ35、アイリスエンコーダ42、ズームエ
ンコーダ読取回路34、モータ駆動パルス検出回路40
が接続してある。また、CPU32の出力端子には、微
小振動変調回路37、41が接続してあり、微小振動変
調回路37はモータ駆動パルス出力回路38を介して、
ステッピングモータ6を駆動するモータドライバ39
に、微小振動変調回路41は、ステッピングモータ26
を駆動するモータドライバ33に接続してあり、モータ
駆動パルス出力回路38はモータ駆動パルス検出回路4
0に接続してある。
【0042】本実施例では、メインスイッチ29が閉成
されると、パワーオンリセット回路30が作動して電源
投入時の初期設定が行われ、ズームスイッチ31が操作
されると、ズーム信号がCPU32に取込まれ、CPU
32から指令信号が発せられる。この指令信号によっ
て、モータドライバ33が作動して、ステッピングモー
タ26が指示方向に従って、テレまたはワイド側に駆動
され、枠体25が移動して変倍レンズ群22〜24が移
動してズーム制御が行われる。このズーム制御時には、
焦点距離によって合焦状態のフォーカスレンズ位置が異
なるので、本実施例では図示しないズームエンコーダを
ズームエンコーダ読取回路34が読取り、CPU32が
該読取値、焦点検出装置36の検出情報及び記憶データ
メモリ35からのデータに基づいて、指令信号のパルス
数を演算し、この指令信号が微小振動変調回路37に入
力され、モータ駆動パルス出力回路38を介してモータ
ドライバ39が駆動され、ステッピングモータ6によっ
て、合焦点位置にフォーカスレンズ群4、5が移動され
る。
【0043】この場合、焦点検出装置36が撮像素子2
からの映像信号の高周波成分のレベルを検出して、ぼけ
量を検出しており、図13の合焦点P0ではレベルは最
大となり、このときのフォーカスレンズ群4、5の位置
が合焦位置と判別され、その位置へフォーカスレンズ群
が駆動される。高周波成分レベルの低下が検出されると
ぼけ量が増加したと判断し、微小振動変調回路37の作
動によって、フォーカスレンズ群4、5を光軸上で微小
振動させ、図13の50、51の信号を得てフォーカス
レンズ4、5の駆動方向を判別している。この場合、図
13のP1、P2のように信号のレベルが大幅に低下す
る大ぼけ状態では、微小振動の振幅を増加させることが
必要になる。
【0044】本実施例では、このような場合に、フォー
カスレンズ群4、5と変倍レンズ群22〜24とを同一
速度で同時に移動させることにより、少ない移動量でフ
ォーカスレンズ4、5の移動方向の判定が可能である。
図14には変倍レンズ群22〜24位置に対して、焦点
検出装置36の等出力曲線62〜67が示してあり、こ
こでA点でフォーカスレンズ群4、5を振動して、等出
力曲線66までの振幅を得ようとすると、直線68に相
当する距離だけフォーカスレンズ群4、5を移動させる
必要がある。同様なことを変倍レンズ群22〜24を振
動させて行おうとすれば、直線69に相当する距離だ
け、変倍レンズ群22〜24を振動させる必要がある。
【0045】本実施例では、フォーカスレンズ4、5と
変倍レンズ22〜24とを同一速度で同時に移動させる
ので、直線70の直線68、69への射影成分の移動量
で、同等の出力変化を得ることができる。また、このよ
うな出力変化が最大となる方向は、該移動軌跡曲線の法
線方向で近似することができる。従って、移動軌跡曲線
を予めメモリに記憶するかまたはズーム中に算出し、ズ
ーム動作中にフォーカスレンズ群と変倍レンズ群の合成
速度が移動軌跡の法線方向になるようにして、フォーカ
スレンズ群と変倍レンズ群の振幅を演算し、得られた振
幅で振動を行うようにすれば最大の出力変化が得られ
る。この場合、図14をブロックに分割し、同一ブロッ
ク内では同一の合成速度を使用することにより、制御を
簡単化することも可能である。
【0046】このように、変倍レンズ群とフォーカスレ
ンズ群とを同時に微小振動して前述の図13の50、5
1のような波形信号を、フォーカスレンズ群のみの微小
振動の場合に比してより小さい振幅の振動で得ることが
できる。
【0047】図15を参照して本実施例の合焦制御動作
を説明すると、ステップS410でズームスイッチ31
の操作が判定され、ズームスイッチ31が操作されてい
ないときは、ステップS411に進んで通常ルーチンの
制御が行われ、ズームスイッチ31の操作が行われてい
るときは、ステップS412、S413、S414で、
それぞれフォーカスレンズ群4、5位置の検出、変倍レ
ンズ群22〜24位置の検出及び焦点検出装置36から
の合焦点情報の検出が行われる。そして、ステップS4
14に進んで、合焦点情報に基づいて映像信号が大ぼけ
の状態にあるかどうかの判定が行われ、ステップS41
5の判定結果が否定(NO)であると、ステップS41
7に進んでフォーカスレンズ群4、5の微小振動が行わ
れる。
【0048】一方、ステップS415で大ぼけと判定さ
れると、ステップS416に進んで、被写界深度が深い
かどうかが判定され、深度が深いと判定されると、ステ
ップS418、S419でフォーカスレンズ群4、5の
微小振動および変倍レンズ群22〜24の微小振動が行
われ、ステップS416で被写界深度が浅いと判定され
ると、ステップS417でフォーカスレンズ4、5の微
小振動のみが行われる。大ぼけ状態でのフォーカスレン
ズ群4、5及び変倍レンズ群22〜24の振動により生
じる画像の揺れは元来の画像が大ぼけ状態にあるので問
題にはならない。
【0049】そして、ステップS419或いはステップ
S417からは、ステップS420に進んでフォーカス
レンズ群4、5の駆動方向が判別され、ステップS42
1で変倍に伴うフォーカスレンズ群4、5の移動データ
の読出しが行われ、ステップS422で判別方向に、読
出された移動データでフォーカスレンズ群4、5が移動
される。
【0050】このようにして、第4の実施例によると、
フォーカスレンズ群4、5と変倍レンズ群22〜24と
の微小振動の位相と速度比とを適切に制御して、小さな
振幅での振動で焦点検出装置36の出力信号から精度よ
く合焦点方向を検出し、短時間で合焦点にフォーカスレ
ンズ群4、5を移動させて合焦制御を行うことが可能に
なる。
【0051】
【発明の効果】第1の発明によると、ズーム動作開始時
に、所定の被写体距離が選択され、選択された被写体距
離に対してのみ合焦状態が維持されるように第1のレン
ズ群の位置に応じて第2のレンズ群が駆動されるので、
特に低コントラスト被写体など、自動合焦制御では方向
判定を誤り易い無限側の被写体に対して、自動合焦装置
の誤動作の影響を受けず、ぼけのないズーム制御が行わ
れる。
【0052】第2の発明によると、合焦信号レベルが低
く、被写界深度が所定量を越えているとき、第1のレン
ズ群と第2のレンズ群の両方が微小振動されるので、小
さな振幅での振動で精度よく合焦点方向を検出し、短時
間で合焦点に第2のレンズ群を移動させて合焦制御を行
うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】ズーム動作時の駆動制御の説明図である。
【図3】ズーム動作時の制御速度分布の説明図である。
【図4】ズーム動作時の速度割り当ての説明図である。
【図5】制御速度テーブルの説明図である。
【図6】動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】本発明の第3の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図9】被写体距離に対するカム軌跡と、ズーム中のフ
ォーカスレンズの移動軌跡の特性図である。
【図10】制御動作の特性図である。
【図11】第3の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図12】本発明の第4の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図13】合焦動作時の特性図である。
【図14】変倍レンズ位置とフォーカスレンズ軌跡との
特性図である。
【図15】第4の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
4、5 フォーカスレンズ群 6、26 ステッピングモータ 22〜24 変倍レンズ群 30 CPU 35 記憶データメモリ 37、41 微小振動変調回路 38 モータ駆動パルス出力回路 33、39 モータドライバ 102 変倍レンズ 105 フォーカスレンズ 107、109 アクチュエータ 110、112 ドライバ 113、115 エンコーダ 120 フォーカススイッチ 121 ズームスイッチ 122 選択スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】ズーム動作時の駆動制御の説明図である。
【図3】ズーム動作時の制御速度分布の説明図である。
【図4】ズーム動作時の速度割り当ての説明図である。
【図5】制御速度テーブルの説明図である。
【図6】動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】本発明の第3の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図9】被写体距離に対するカム軌跡と、ズーム中のフ
ォーカスレンズの移動軌跡の特性図である。
【図10】制御動作の特性図である。
【図11】第3の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図12】本発明の第4の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図13】合焦動作時の特性図である。
【図14】変倍レンズ位置とフォーカスレンズ軌跡との
特性図である。
【図15】第4の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図16】従来のインナーフォーカスタイプのレンズの
構成の一例を示す図である。
【図17】被写体距離に合焦するフォーカスレンズの位
置を示す特性図である。
【符号の説明】 4、5 フォーカスレンズ群 6、26 ステッピングモータ 22〜24 変倍レンズ群 30 CPU 35 記憶データメモリ 37、41 微小振動変調回路 38 モータ駆動パルス出力回路 33、39 モータドライバ 102 変倍レンズ 105 フォーカスレンズ 107、109 アクチュエータ 110、112 ドライバ 113、115 エンコーダ 120 フォーカススイッチ 121 ズームスイッチ 122 選択スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 7/28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変倍動作を行う第1のレンズ及び該第1
    のレンズ群に対して被写体から離れた側に配られ焦点調
    節を行う第2のレンズ群を含む光学系を有する撮像装置
    の自動合焦装置であって、前記第1のレンズ群の変倍動
    作中に、前記第1のレンズ群の位置または前記光学系の
    焦点距離に応じて合焦が得られるように前記第2のレン
    ズ群を駆動制御する第1の制御手段を備えた自動合焦装
    置において、前記変倍動作開始時に所定の被写体距離を
    選択する選択手段と、該選択手段により選択された被写
    体距離に対してのみ合焦状態が維持されるように前記第
    1のレンズ群の位置に応じて前記第2のレンズ群を駆動
    制御する第2の制御手段とを有することを特徴とする自
    動合焦装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、手動操作により前記所
    定の被写体距離を選択する選択スイッチから成る請求項
    1記載の自動合焦装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は前記第1のレンズ群の位
    置と前記第2のレンズ群の位置により前記所定の被写体
    距離を求める手段から成る請求項1記載の自動合焦装
    置。
  4. 【請求項4】 前記変倍レンズの位置と前記第2のレン
    ズ群の位置によっては特定の被写体距離の確定が不能な
    場合に、警報を発する警報手段を有することを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の自動合焦装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の制御手段と前記第2の制御手
    段とを切り換える切換え手段と、該切換え手段により前
    記第1の制御手段から前記第2の制御手段に切り換えら
    れたとき、前記第1のレンズ群の位置または前記光学系
    の焦点距離を検出し、前記第2のレンズ群を、該検出し
    た第1のレンズ群位置または焦点距離および前記選択さ
    れた被写体距離に応じて合焦状態が得られる位置に移動
    する移動手段を有することを特徴とする自動合焦装置。
  6. 【請求項6】 変倍動作を行う第1のレンズ群と、焦点
    調節を行う第2のレンズ群とを含む光学系を有し、前記
    第2のレンズ群を光軸方向に微小振動させ、前記光学系
    で撮像した被写体の映像信号の変化に基づいて、合焦点
    方向を判定し判定方向に、前記第2のレンズ群を合焦点
    位置まで移動して合焦制御を行う自動合焦装置におい
    て、 (1)前記映像信号に基づく合焦信号レベルを検出する
    信号レベル検出手段と、 (2)前記光学系の被写体深度を検出する被写体深度検
    出手段と、 (3)前記合焦信号レベルが低く、被写体深度が所定量
    を越えていると検出されたとき、前記第1のレンズ群と
    前記第2のレンズ群の両方を微小振動させて合焦点方向
    を判定する制御手段とを有することを特徴とする自動合
    焦装置。
JP4361619A 1992-12-28 1992-12-28 自動合焦装置 Pending JPH06205264A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4361619A JPH06205264A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 自動合焦装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4361619A JPH06205264A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 自動合焦装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06205264A true JPH06205264A (ja) 1994-07-22

Family

ID=18474310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4361619A Pending JPH06205264A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 自動合焦装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06205264A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003057528A (ja) * 2001-08-10 2003-02-26 Canon Inc ズームレンズ制御装置、ズームレンズ制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2013127640A (ja) * 2013-02-04 2013-06-27 Canon Inc 撮像装置
US9354487B2 (en) 2007-02-16 2016-05-31 Canon Kabushiki Kaisha Image-pickup apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003057528A (ja) * 2001-08-10 2003-02-26 Canon Inc ズームレンズ制御装置、ズームレンズ制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JP4669170B2 (ja) * 2001-08-10 2011-04-13 キヤノン株式会社 ズームレンズ制御装置、ズームレンズ制御方法、及びプログラム
US9354487B2 (en) 2007-02-16 2016-05-31 Canon Kabushiki Kaisha Image-pickup apparatus
JP2013127640A (ja) * 2013-02-04 2013-06-27 Canon Inc 撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2728943B2 (ja) レンズ制御装置
RU2456654C2 (ru) Устройство для съемки изображения, способ управления им и носитель информации
US7826735B2 (en) Auto focus unit and digital camera
JPH06201973A (ja) 自動ズーミングによる被写体追跡方法及びその装置
EP1458181B1 (en) Digital camera with distance-dependent focussing method
JP2000147368A (ja) カメラ
JP3513164B2 (ja) レンズ制御装置
JP2728316B2 (ja) レンズ位置制御装置を有する光学機器
US5949586A (en) Lens control device
EP0459408B1 (en) Optical system controlling apparatus
JPH1123949A (ja) 撮影レンズの画角補正装置
JPH06205264A (ja) 自動合焦装置
JPH0698234A (ja) カメラ
JP3244773B2 (ja) 光学機器
JPH0545554A (ja) レンズ制御装置
JPH0662298A (ja) カメラ
JPH083573B2 (ja) 焦点調節装置
JP2833129B2 (ja) カメラ
JPH055822A (ja) リヤーフオーカス式のカメラシステム
JP3213477B2 (ja) オートフォーカスビデオカメラ
JP3202041B2 (ja) レンズ制御装置
JP3270493B2 (ja) レンズ制御装置
JP3253983B2 (ja) レンズ制御装置
JPH055820A (ja) ズームレンズ装置
KR0181287B1 (ko) 캠코더의 초기화각 유지 방법