JP2013127640A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハイブリッドAFによりスムーズかつ高精度に合焦状態が得られるようにすること。
【解決手段】撮像素子から出力された信号を用いて生成された被写体像のコントラスト状態を示すフォーカス評価値に基づいてフォーカスレンズの駆動を制御する第1のフォーカス制御、及び互いに対をなす被写体像間の位相差に応じた信号に基づいてフォーカスレンズの駆動を制御する第2のフォーカス制御を行う制御手段とを有し、制御手段は、第2のフォーカス制御中に、フォーカス評価値に被写体像のコントラストが下がったことを示す変化が生じた場合に、第2のフォーカス制御によるフォーカスレンズの駆動を中止し、第1のフォーカス制御によってフォーカスレンズを振動させながらフォーカス評価値に基づいて合焦方向を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ビデオカメラ等の撮像装置に関し、特にTV−AFと外測又は内測位相差AFとを併用するいわゆるハイブリッドAFを行う撮像装置に関する。
ビデオカメラ等のオートフォーカス(AF)制御では、撮像素子を用いて生成された映像信号の鮮鋭度(コントラスト状態)を示すAF評価値信号を生成し、該AF評価値信号が最大となるフォーカスレンズの位置を探索するTV−AF方式が主流である。
また、AF方式には、測距センサを撮影レンズとは独立に設け、該測距センサにより検出された被写体までの距離からフォーカスレンズの合焦位置を演算し、そこにフォーカスレンズを移動させる外測測距方式又は外測位相差検出方式がある。
外測位相差検出方式では、被写体から受けた光束を2分割し、該2分割した光束を一組の受光素子列(ラインセンサ)によりそれぞれ受光する。そして、該一組のラインセンサ上に形成された像のずれ量、すなわち位相差を検出し、該位相差から三角測量法を用いて被写体距離を求め、該被写体距離に対して合焦する位置にフォーカスレンズを移動させる。
また、内測位相差検出方式もある。内測位相差検出方式では、撮影レンズの射出瞳を通過した光束を2分割し、該2分割した光束を一組のラインセンサによりそれぞれ受光する。そして、該一組のラインセンサ上の2像の位相差を検出し、該位相差から撮影レンズのデフォーカス量を求め、該デフォーカス量に対応した量だけフォーカスレンズを移動させる。
そして、TV−AF方式の合焦精度の高さと位相差検出方式による合焦の高速性とを活かすために、これらのAF方式を組み合わせたハイブリッドAF方式が、特許文献1にて提案されている。該特許文献1にて提案されているハイブリッドAF方式は、位相差検出方式で合焦位置近傍までフォーカスレンズを移動させた後、TV―AF方式に移行してより高精度に合焦位置にフォーカスレンズを移動させるものである。
特開平5−64056号公報(段落0008〜0011、図1等)
従来のハイブリッドAFでは、まず位相差検出方式での合焦位置にフォーカスレンズを移動させ、その時点でのAF評価値が高い場合にのみTV―AF方式に変更してTV―AF方式での合焦位置にフォーカスレンズを移動させる。
しかしながら、一般にTV−AF方式よりも合焦精度が低い位相差検出方式で合焦位置にフォーカスレンズを移動させる際に、TV−AF方式での合焦位置を越えてフォーカスレンズが移動(オーバーシュート)する可能性がある。また、TV−AF方式での合焦位置の手前でフォーカスレンズの移動が一旦停止したりするおそれもある。
前者の場合は、映像のピント状態の変動が目立ち、品位が低下する。また、後者の場合は、フォーカスレンズの一旦停止によりTV−AF方式での合焦が得られるまでの時間が長くなったり、TV−AF方式での合焦が得られるまでの映像のピント状態の変化にスムーズさがなくなりユーザに違和感を与えたりするおそれがある。
さらに、特に外測位相差検出方式を用いる場合、被写体までの距離によっては測距センサの視野範囲に、TV−AF方式での視野範囲(撮像範囲)に対するずれ(パララクス)が生じる。このため、外測位相差検出方式とTV−AF方式とで互いに異なる被写体に対するフォーカスレンズの合焦位置が演算される可能性がある。このような場合、位相差検出方式で合焦位置として演算された誤った位置にフォーカスレンズが移動してしまい、映像のぼけが大きくなる。
本発明は、ハイブリッドAFによりスムーズかつ高精度に合焦状態が得られるようにした撮像装置を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、被写体像を光電変換して信号を出力する撮像素子と、互い対をなす被写体像間の位相差に応じた信号を出力する受光センサと、前記撮像素子から出力された信号を用いて生成された被写体像のコントラスト状態を示すフォーカス評価値を生成するフォーカス評価値生成手段と、前記フォーカス評価値に基づいてフォーカスレンズの駆動を制御する第1のフォーカス制御、及び前記位相差に応じた信号に基づいて前記フォーカスレンズの駆動を制御する第2のフォーカス制御を行う制御手段とを有し、前記制御手段は、前記第2のフォーカス制御中に、前記フォーカス評価値生成手段によって生成されたフォーカス評価値に被写体像のコントラストが下がったことを示す変化が生じた場合に、前記第2のフォーカス制御による前記フォーカスレンズの駆動を中止し、前記第1のフォーカス制御によって前記フォーカスレンズを振動させながら前記フォーカス評価生成手段によって生成されたフォーカス評価値に基づいて合焦方向を判定することを特徴とする。
また、本発明の他の側面は、被写体像を光電変換して信号を出力する撮像素子と、互い対をなす被写体像間の位相差に応じた信号を出力する受光センサと、前記撮像素子から出力された信号を用いて生成された被写体像のコントラスト状態を示すフォーカス評価値を生成するフォーカス評価値生成手段とを有する撮像装置の制御方法である。該方法は、フォーカス評価値生成手段によって生成されたフォーカス評価値に基づいてフォーカスレンズの駆動を制御する第1のフォーカス制御を行うステップと、前記位相差に応じた信号に基づいて前記フォーカスレンズの駆動を制御する第2のフォーカス制御を行うステップと、前記第2のフォーカス制御中に、前記フォーカス評価値生成手段によって生成されたフォーカス評価値に被写体像のコントラストが下がったことを示す変化が生じた場合に、前記第2のフォーカス制御を中止し、前記第1のフォーカス制御によってフォーカスレンズを振動させながら前記フォーカス評価値生成手段によって生成されたフォーカス評価値に基づいて合焦方向を判定するステップとを有することを特徴とする。
本発明では、位相差検出方式でのフォーカス制御中にフォーカス評価値に特定の変化(例えば、特定の減少、特定の増加又はピーク値越え)が生じたことに応じて該フォーカス制御を中止したりTV−AF方式でのフォーカス制御に切り換えたりする。これにより、位相差検出方式によるフォーカス制御のオーバーシュート、合焦位置前での一旦停止、及び誤った合焦位置へのフォーカス制御を回避することができる。したがって、ハイブリッドAFによるスムーズで高精度のフォーカス制御を行うことができる。
本発明の実施例1であるビデオカメラの構成を示すブロック図。 実施例1でのAF制御を示すフローチャート。 実施例1でのTV−AF制御を示すフローチャート。 実施例1での位相差AF制御を示すフローチャート。 実施例1での位相差AFにおけるモードを説明する図。 実施例1での位相差AFにおけるモードでのフォーカス制御の内容とその効果を説明する図。 実施例1のTV−AFでの微小駆動動作を説明する図。 実施例1のTV−AFでの山登り駆動動作を説明する図。 本発明の実施例2であるビデオカメラの構成を示すブロック図。 AF評価値とフォーカスレンズの位置との関係を説明する図。 実施例1における測距原理を説明する図。 実施例1における位相差検出原理を説明する図。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である撮像装置としてのビデオカメラの構成を示す。なお、本実施例では、ビデオカメラについて説明するが、本発明は、デジタルスチルカメラ等の他の撮像装置にも適用することができる。
図1において、101は第1固定レンズ、102は光軸方向に移動して変倍を行う変倍レンズ、103は絞りである。また、104は第2固定レンズ、105は変倍に伴う焦点面の移動を補正する機能とフォーカシングの機能とを兼ね備えたフォーカス調節部材としてのフォーカスコンペンセータレンズ(以下、フォーカスレンズという)である。第1固定レンズ101、変倍レンズ102、絞り103、第2固定レンズ104及びフォーカスレンズ105により撮像光学系が構成される。
106は、CCDセンサやCMOSセンサにより構成される光電変換素子としての撮像素子である。107は撮像素子106の出力をサンプリングし、ゲイン調整するCDS/AGC回路である。
108はカメラ信号処理回路であり、CDS/AGC回路107からの出力信号に対して各種の画像処理を施し、映像信号を生成する。109はLCD等により構成されるモニタディスプレイであり、カメラ信号処理回路108からの映像信号を表示する。113は記録部であり、カメラ信号処理回路108からの映像信号を磁気テープ、光ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記録する。
110は変倍レンズ102を移動させるためのズーム駆動源である。111はフォーカスレンズ105を移動させるためのフォーカシング駆動源である。ズーム駆動源110及びフォーカシング駆動源111は、ステッピングモータ、DCモータ、振動型モータ及びボイスコイルモータ等のアクチュエータにより構成される。
112はCDS/AGC回路107からの全画素の出力信号のうち焦点検出に用いられる領域の信号のみを通すAFゲートである。114はAF信号処理回路である。AF信号処理回路114は、AFゲート112を通過した信号から高周波成分や該高周波信号から生成した輝度差成分(AFゲート112を通過した信号の輝度レベルの最大値と最小値の差分)等を抽出してAF評価値信号(フォーカス評価値)を生成する。AF評価値信号は、カメラ/AFマイクロコンピュータ115に出力される。AF評価値信号は、撮像素子106からの出力信号に基づいて生成される映像信号の鮮鋭度(コントラスト状態)を表すものであるが、鮮鋭度は撮像光学系の焦点状態によって変化するので、結果的に撮像光学系の焦点状態を表す信号となる。
図9には、フォーカスレンズ105の位置とAF評価値信号との関係を示す。フォーカスレンズ105が合焦位置(合焦点)から離れたぼけ状態では、AF評価値は低い。しかし、フォーカスレンズ105が合焦位置に近づくにつれてAF評価値が高くなり、それがピーク(最大)となる位置が合焦位置となる。
制御手段としてのカメラ/AFマイクロコンピュータ(以下、単にマイクロコンピュータという)115は、ビデオカメラ全体の動作の制御を司るとともに、フォーカシング駆動源111を制御してフォーカスレンズ105を移動させるフォーカス制御を行う。マイクロコンピュータ115は、フォーカス制御として、TV−AF方式でのフォーカス制御(第1のフォーカス制御:以下、TV−AFという)と、外測位相差検出方式でのフォーカス制御(第2のフォーカス制御:以下、位相差AFという)とを行う。
117はズームスイッチであり、ユーザがこれを操作することでマイクロコンピュータ115は、ズーム駆動源110を介して変倍レンズ102を移動させる。このとき、マイクロコンピュータ115は、その内部メモリ(図示せず)に格納されたズームトラッキングデータに基づいて変倍に伴う像面変動が小さくなるようにフォーカシング駆動源111を介してフォーカスレンズ105を移動させる。これにより、合焦状態が維持されたままの変倍(ズーミング)が行われる。
116は受光センサとしての外部測距ユニットであり、互いに対をなす被写体像間の位相差を検出し、該位相差に応じた信号を出力する。該位相差は、被写体までの距離に対応する。図10及び図11には、外部測距ユニット116を用いた位相差パッシブ方式による測距原理を示している。外部測距ユニット116は、撮像光学系とは別に設けられている。すなわち、外部測距ユニット116には、撮像光学系を通らない被写体からの光束が入射する。
図10において、201は被写体、202は第1の結像レンズ、203は第1の受光素子列、204は第2の結像レンズ、205は第2の受光素子列である。第1及び第2の受光素子列203,205はそれぞれ、複数の受光素子(画素)を一列に並べて構成されている。第1及び第2の受光素子列203,205は、基線長Bだけ互いに離れて設置されている。
被写体201からの光のうち第1の結像レンズ202を通った光は、第1の受光素子列203上に結像し、第2の結像レンズ204を通った光は第2の受光素子列205上に結像する。これにより、第1及び第2の受光素子列203,205上に互いに対をなす2つの被写体像が形成される。
ここで、第1及び第2の受光素子列203,205からの出力信号(像信号)の例を図11に示す。第1及び第2の受光素子列203,205は基線長Bだけ離れているため、第1の受光素子列203からの像信号と第2の受光素子列205からの像信号は、画素数Xだけずれた信号となる。そこで、2つの像信号の相関を画素をずらしながら演算し、相関が最大になる画素ずらし量を求めることでXが演算できる。このXと、基線長Bと、結像レンズ202,204の焦点距離fとにより、三角測量の原理で被写体までの距離Lが以下の式(1)により求められる。
L=B・f/X …(1)
外部測距ユニット116は上記画素ずらし量X(位相差に応じた信号)を出力し、マイクロコンピュータ115は該Xに基づいて被写体距離を求める。
マイクロコンピュータ115は、求めた被写体距離情報に基づいて、該距離の被写体に合焦するフォーカスレンズ位置(以下、位相差合焦位置という)を算出する。ここで、「算出」には、計算式を用いた演算だけでなく、予め不図示のメモリに記憶された、被写体距離に対する合焦位置のデータを読み出すことも含む。
次に、マイクロコンピュータ115で行われるAF制御について、図2〜図7を用いて説明する。該AF制御は、マイクロコンピュータ115内に格納されたコンピュータプログラムに従って実行される。
まず、図2には、AF制御の全体の流れを示している。Step201では、マイクロコンピュータ115は、ビデオカメラの電源投入に応じてAF制御処理を開始する。
Step202では、マイクロコンピュータ115は、後述する位相差移動中フラグがONか否かを確認する。OFFであればStep203に進む。ONである場合はStep209に進み、位相差AFを継続する。
Step203では、マイクロコンピュータ115は、TV−AFを行う。このTV−AFの内容については、後に図3を用いて詳しく説明する。
Step204では、マイクロコンピュータ115は、外部測距ユニット116からの信号に基づいて被写体距離を算出し、その被写体距離に対応する位相差合焦位置を演算する。
Step205では、マイクロコンピュータ115は、位相差合焦位置にフォーカスレンズ105を移動させるべきか否かを判別するために用いるフォーカス移動量しきい値(th)を設定する。
このフォーカス移動量しきい値は、ズーム位置に応じて変更することが好ましい。これは、本実施例のようにリアフォーカスタイプのズーム撮像光学系を有する場合、焦点距離に応じて、被写体距離の差に対する位相差合焦位置の差が変化するためである。例えば、1mの被写体距離と無限遠の被写体距離とでの位相差合焦位置の差は、焦点距離がテレ側になるほど大きくなる。
例えば、テレ側において、位相差AFにおける合焦精度を考慮して、位相差AFによって得られた情報から確実に被写体距離が変化していると判定できるフォーカス移動量しきい値を設定したとする。その場合、ワイド側で同じ設定値のままにすると、同じフォーカス移動量を得るためには、被写体距離変化が1mから無限遠までの差よりさらに大きくないと判定できなくなり、位相差AFがワイド側では働かなくなってしまうためである。
Step206では、マイクロコンピュータ115は、Step204で得られた位相差合焦位置と現在のフォーカスレンズ位置との差をStep205で設定されたフォーカス移動量しきい値と比較する。現在のフォーカスレンズ位置は、不図示のエンコーダ等によって検出することができる。上記差がフォーカス移動量しきい値よりも大きい場合には、位相差合焦位置にフォーカスレンズ105を移動させるためにStep207へ移行する。一方、上記差がフォーカス移動量しきい値よりも小さい場合には、Step202へ戻り、Step202を経てTV−AFを行う。
Step207では、マイクロコンピュータ115は、その内部メモリに、データSTART_POSとして位相差AFによるフォーカスレンズ105の駆動開始位置として現在のフォーカスレンズ位置を記憶する。
次にStep208では、マイクロコンピュータ115は、データTARGET_POSとして位相差合焦位置を記憶し、Step209に進む。
Step209では、位相差AFを行う。この位相差AFの内容については後に図4を用いて説明する。
Step209からは、Step202に戻る。
次に、上記Step203で行われるTV−AFの内容について図3を用いて説明する。
Step301では、マイクロコンピュータ115は、TV−AFの処理を開始する。
Step302では、マイクロコンピュータ115は、AF信号処理回路114からのAF評価値信号を取得する。
Step303では、マイクロコンピュータ115は、現在、TV−AFにおける微小駆動モードか否かを判別する。微小駆動モードである場合はStep304へ進み、そうでなければStep311へ進む。
Step304では、マイクロコンピュータ115は、フォーカスレンズ105に微小駆動動作を行わせる。この微小駆動動作により、TV−AFによる合焦位置(以下、TV−AF合焦位置という)の方向である合焦方向やTV−AFによる合焦が得られたか否かを判定することができる。この微小駆動動作については、後に図6を用いて説明する。
Step305では、マイクロコンピュータ115は、合焦判定ができたかどうかを判別する。合焦判定できた場合にはStep308へ移行し、フォーカスレンズ105の駆動を停止させるとともに、Step309において、合焦位置でのAF評価値を保持する。そして、Step310に進み、再起動モードへ移行する。一方、合焦判定できていない場合には、Step306へ移行する。
Step306では、マイクロコンピュータ115は、合焦方向判定ができたか否かを判別する。合焦方向判定ができた場合にはStep307へ進み、山登り駆動モードへと移行する。合焦方向判定ができていない場合には、Step326を介して微小駆動モードでの動作を継続する。
Step311では、マイクロコンピュータ115は、現在、山登り駆動モードか否かを判別する。山登り駆動モードであればStep312へ進み、そうでなければStep318へ進み、再起動モードに移行する。
Step312では、マイクロコンピュータ115は、フォーカスレンズ105を所定の速度で山登り駆動する。この山登り駆動については、後に図7を用いて説明する。
Step313では、マイクロコンピュータ115は、山登り駆動モードにおいてAF評価値がピークを越えたか否かを判別する。ピークを越えたと判別した場合はStep314へ進み、ピークを越えていないと判別した場合は、山登り駆動モードでの動作を継続する。
Step314では、マイクロコンピュータ115は、山登り駆動モードによりAF評価値のピークが得られた位置(TV−AF合焦位置)にフォーカスレンズ105を戻す。
Step315では、マイクロコンピュータ115は、フォーカスレンズ105が、AF評価値がピークとなるTV−AF合焦位置に戻ったか否かを判別する。戻った場合にはStep316へ進み、微小駆動モードへと移行する。戻ってない場合には、山登り駆動モードによりTV−AF合焦位置にフォーカスレンズ105を戻す動作を継続する。
Step311において山登り駆動モードでないと判定した場合は、マイクロコンピュータ115は、Step318からの再起動モードに進む。
Step318では、マイクロコンピュータ115は、Step309で保持したAF評価値と最新のAF評価値とを比較して、AF評価値の変動が特定の閾値より大きいか否かを判定する。AF評価値が閾値より大きく変動していればStep320へ進み、微小駆動モードへと移行する。AF評価値の変動が閾値より小さい場合はStep319へ進み、そのままフォーカスレンズ105を停止させる。
以下、TV−AFにおける微小駆動モードでの動作について図6を用いて説明する。図6には、微小駆動動作時におけるフォーカスレンズ105の移動とAF評価値の変化との関係を示している。ここで、横軸は時間を、縦軸はフォーカスレンズ位置を示している。また、図の上部には、映像信号の垂直同期信号を表している。
ここで、期間Aの間に撮像素子106に蓄積された電荷(斜線楕円で示す)に対するAF評価値EVが時刻Tで取り込まれ、期間Bの間に撮像素子106に蓄積された電荷に対するAF評価値EVが時刻Tで取り込まれる。時刻Tでは、AF評価値EV,EVを比較し、EV>EVであれば、微小駆動の駆動(振動)中心を移動させる(駆動振幅=振動振幅+中心移動振幅)。一方、EV>EVであれば、振動中心を移動させない(駆動振幅=振動振幅)。このようにフォーカスレンズ105を移動させながらAF評価値が増加する方向を検出したり、AF評価値が最も大きくなるフォーカスレンズ位置(ピーク位置)を探したりするのが微小駆動動作である。
そして振動中心の移動方向が、所定回数連続して同じ方向であれば、その方向を合焦方向と判定する。この判定結果は、図3のStep306において、山登り駆動モードへ移行するか否かの判定に用いられる。
次に、TV−AFにおける山登り駆動モードでの動作について図7を用いて説明する。山登り駆動動作では、フォーカスレンズ105を高速で駆動して、その間に得られたAF評価値がピークとなるピーク位置又はその近傍を検出する。図7には、山登り駆動動作時におけるフォーカスレンズ105の移動とAF評価値の変化との関係を示している。
ここで、Cの動きでは、AF評価値がピークを越えて減少するので、ピーク位置(TV−AF合焦位置)の存在を確認することができ、山登り駆動動作を終了して微小駆動動作に移行する。一方、Dの動きではピークが無く、単調に減少しているので、フォーカスレンズ105の駆動方向が誤りであると判定できる。この場合は、駆動方向を反転して山登り駆動動作を続ける。
次に、図2のStep209で行われる位相差AFの処理について、図4、図5A及び図5Bを用いて説明する。
図5Aは、位相差AFによるフォーカスレンズ105の位相差合焦位置への駆動開始から駆動終了までを複数の段階(以下、モードという)に分割することを示している。本実施例では、マイクロコンピュータ115は、駆動開始から駆動終了までを4つのモード(モード1〜4)に分割する。ただし、モードの分割数はこれに限るものではない。
図の横軸はフォーカスレンズ位置を示す。START_POSは図2のStep207で記憶した現在のフォーカスレンズ位置、すなわちフォーカス駆動開始位置を示す。また、TARGET_POSは図2のStep208で記憶した位相差合焦位置、すなわち駆動終了位置を示す。
位相差AFでは、フォーカスレンズ105はSTART_POSからTARGET_POSに向けて、図5Aの左から右の方向に駆動される。
縦軸はAF評価値を示す。実線L1は、TV−AF合焦位置が位相差合焦位置(駆動終了位置)TARGET_POSよりも手前となる被写体に対するAF評価値の例を示す。また、破線L2は、位相差合焦位置(駆動終了位置)TARGET_POSよりも更に先にTV−AF合焦位置がある被写体に対するAF評価値の例を示している。
図5Aに示すように、フォーカスレンズ105が駆動開始位置START_POSからの範囲(閾値)TH1内に位置する場合は、駆動開始段階としてのモード1として、フォーカスレンズ105の駆動開始直後の状態に適したフォーカス制御を選択する。
一方、フォーカスレンズ105が駆動終了位置TARGET_POSを終端とする範囲(閾値)TH2内に位置する場合は、駆動終了直前段階であるモード3として、フォーカスレンズ105の駆動終了直前の状態に適したフォーカス制御を選択する。
モード1とモード3との間の中間領域(中間段階)では、モード2として中間領域に適したフォーカス制御を選択する。さらに、駆動終了時点では、駆動終了段階であるモード4として、駆動終了時点の状態に適したフォーカス制御を選択する。
なお、本実施例では、フォーカスレンズ105の駆動開始時点から駆動終了(フォーカスレンズ105が駆動終了位置TARGET_POSに到達した)時点までを「位相差AFによるフォーカス制御中」(第2のフォーカス制御中)と表現する。
モード1,2及び4では、マイクロコンピュータ115は、フォーカスレンズ105の現在位置に基づいてモード決定(又はモード切り換え)を行う。一方、モード3、すなわち範囲TH2については、位相差合焦位置付近の状態であることから、撮像光学系の焦点深度に基づいて決定することが望ましい。
次に、各モードに応じたフォーカス制御の内容を、図5Bを併せ用いて説明する。
モード1は、フォーカスレンズ105の駆動開始直後の状態である。この状態では、外部測距ユニット116の視野範囲がTV−AF(撮像素子106)の視野範囲に対してパララクスを持つことで、誤った位相差合焦位置TARGET_POSへのフォーカスレンズ駆動が行われる可能性がある。
そこで、モード1では、位相差AFによるフォーカス制御中(TARGET_POSに向かうフォーカスレンズ駆動中)に、AF評価値が特定の閾値よりも大きく減少した場合は駆動方向が誤っていると判定する。そして、TARGET_POSへの駆動を中止してTV−AFに切り換える。これにより、TV−AFの合焦対象である被写体に対するぼけが大きくなる方向にフォーカスレンズ105が移動し続けることを回避できる。さらに、モード1では、TARGET_POSに向かうフォーカスレンズ105の駆動速度を低速SPEED1(第1の速度)に設定する。これにより、フォーカスレンズ105の駆動方向が誤っていた場合に、ぼけが急激に大きくなり目立つことを回避できる。
モード2は、フォーカスレンズ105の駆動開始から駆動終了までの中間の状態である。この状態では、TARGET_POSへの移動に要する時間、すなわち合焦時間を短縮するために、モード1での低速SPEED1よりも速い高速SPEED2(第2の速度)でフォーカスレンズ105を駆動する。また、仮にこの中間領域にTV−AF合焦位置が存在していた場合に、位相差AFにより駆動されているフォーカスレンズ105が該TV−AF合焦位置に対して行きすぎて(オーバーシュートして)ぼけが目立つのを回避することが好ましい。このため、モード1と同様に、AF評価値が特定の閾値よりも大きく減少した場合はTARGET_POSへの駆動を中止してTV−AFに切り換える。なお、モード1とモード2での閾値は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
モード3は、フォーカスレンズ105の駆動終了直前の状態である。この範囲には、図5AのAF評価値L1から得られるTV−AF合焦位置が存在する可能性が高く、位相差AFにより駆動されているフォーカスレンズ105が該TV−AF合焦位置をオーバーシュートすることを確実に回避する必要がある。このため、モード3では、AF評価値がピークを越えて減少に転じた場合にはTARGET_POSへの駆動を中止する。そして、TV−AFにおける山登り駆動モードと同様に、フォーカスレンズ105をピーク位置に戻すように駆動する。このとき、フォーカスレンズ105の駆動方向は反転することになる。
なお、この場合、TARGET_POSへの駆動を中止して、TV−AFの山登り駆動モードに移行した上でピーク位置にフォーカスレンズ105を駆動してもよい。
また、モード3では、フォーカスレンズ105の駆動速度を、高速SPEED2よりも遅い低速SPEED3(第3の速度)に設定する。これにより、AF評価値のピーク位置を確実に検出したり該ピーク位置に精度良くフォーカスレンズ105を戻したりすることができる。なお、低速SPEED3は、先に説明した低速SPEED1と同じ速度であってもよいし、異なる速度であってもよい。
モード4は、フォーカスレンズ105の移動終了状態である。この状態では、図5AのAF評価値L2が得られる被写体に対するTV−AF合焦位置よりも手前でフォーカスレンズ105が一旦停止してしまう現象を回避する必要がある。そこで、モード4では、モード3からモード4にかけてAF評価値が増加している場合には、TARGET_POSよりも先にTV−AF合焦位置があるとみなす。そして、位相差AFでのフォーカスレンズ駆動方向と同じ方向に山登り駆動方向を設定してTV−AFによる山登り駆動モードに入り、TV−AFを行う。これにより、位相差AFからTV−AFへの途切れのない(フォーカスレンズ105の一旦停止が生じない)切り換えが行われる。
以上説明した位相差AFの処理について、図4を用いて説明する。
Step401では、マイクロコンピュータ115は、位相差AFの処理を開始する。
Step402では、マイクロコンピュータ115は、位相差合焦位置にフォーカスレンズ105が到達したか否かを判別する。到達した場合はモード4に移行するためStep423に進む。この場合については後述する。到達していない場合はStep403に進む。
Step403では、マイクロコンピュータ115は、モード3でのAF評価値のピーク位置への戻し駆動中であることを示すピーク位置戻しフラグがONか否かを判別する。ONの場合はStep419に進む。この場合については後述する。フラグがOFFの場合はStep404に進む。
Step404では、マイクロコンピュータ115は、現在のフォーカスレンズ位置と駆動開始位置START_POSとの差分DIST1を求める。
次に、Step405では、マイクロコンピュータ115は、現在のフォーカスレンズ位置と駆動終了位置TARGET_POSとの差分DIST2を求める。
Step406では、差分DIST1が閾値TH1より小さいか否かどうかを判別する。小さい場合はモード1、すなわちフォーカスレンズ移動開始直後の状態であるとしてStep407に進む。
Step407では、マイクロコンピュータ115は、モード1におけるフォーカスレンズ105の駆動速度である低速SPEED1を設定する。
さらに、Step408では、マイクロコンピュータ115は、AF評価値が特定の閾値以上減少したか否かを判別する。特定の閾値以上減少していない場合は位相差AFによるフォーカス制御中であることを示す位相差移動中フラグをONにセットして本処理を終了する。
一方、特定の閾値以上減少した場合は、駆動方向が誤っているとして、位相差AFを中止してTV−AFに切り換えるため、位相差移動中フラグをクリア(OFF)し、TV−AFの微小駆動モードに移行して本処理を終了する。なお、微小駆動モードに代えて、山登り駆動モードに移行し、山登り駆動方向を位相差AFでの駆動方向と反対方向に設定してもよい。
Step406で差分DIST1が閾値TH1より大きい場合は、Step412に進み、マイクロコンピュータ115は差分DIST2が閾値TH2より小さいか否かを判別する。大きい場合はモード2の状態であるとしてStep413に進む。
Step413では、マイクロコンピュータ115は、モード2におけるフォーカスレンズ105の駆動速度である高速SPEED2を設定する。前述したように、高速SPEED2を設定することで、位相差合焦位置への駆動に要する時間を短縮することができる。モード2では、駆動速度の設定処理以外の処理はモード1と同様であるので、Step408に進んで以後の処理を行う。
一方、Step412で差分DIST2が閾値TH2より小さい場合は、マイクロコンピュータ115は、モード3に移行するためStep414に進む。
Step414では、マイクロコンピュータ115は、モード3におけるフォーカスレンズ105の駆動速度として低速SPEED3を設定する。
次に、Step415では、マイクロコンピュータ115は、AF評価値がピーク値を越えた後減少したか否かを判別する。ピーク位置を越えていない場合はStep416に進み、位相差移動中フラグをONにセットして本処理を終了する。
一方、AF評価値がピーク値を越えたと判別した場合は、フォーカスレンズ105がTV−AF合焦位置をオーバーシュートしてぼけが発生するのを回避するため、Step417でピーク位置にフォーカスレンズ105を戻すように駆動する。
そして、Step418ではピーク位置戻しフラグをONにセットする。
次に、Step419では、マイクロコンピュータ115は、フォーカスレンズ105がピーク位置に戻ったか否かを判別する。戻っていない場合はStep416に進み、位相差移動中フラグをONにセットして本処理を終了する。
一方、フォーカスレンズ105がピーク位置に戻ったと判別した場合は、Step420に進み、ピーク位置戻しフラグをクリアし、さらにStep421で位相差移動中フラグをクリアする。
そして、Step422でTV−AFの微小駆動モードに移行して本処理を終了する。
また、前述したStep402にて位相差合焦位置にフォーカスレンズ105が到達したと判別した場合には、モード4に移行するためStep423に進み、位相差移動中フラグをクリアする。
Step424では、マイクロコンピュータ115は、AF評価値が増加中であるか否かを判別する。増加していない場合はStep427に進み、TV−AFの微小駆動モードに移行して本処理を終了する。
一方、AF評価値が増加中である場合は、より先方にTV−AF合焦位置があるとみなして、Step425に進み、山登り駆動方向を位相差AFの駆動方向と同じ方向に設定する。そして、Step426では、設定された山登り駆動方向でのTV−AFの山登り駆動モードに移行する。その後、本処理を終了する。
なお、以上の説明では、位相差AFでのモード切り換えをフォーカスレンズ位置や撮像光学系の焦点深度に基づいて行う場合について説明した。しかし、例えば、駆動開始時刻から100msまでをモード1とするというように、フォーカスレンズ105の駆動時間に基づいてモード切り換えを行ってもよい。
以上説明したように、本実施例では、位相差AFによる位相差合焦位置へのフォーカスレンズ105の駆動中において、AF評価値に特定の変化が生じた場合に、位相差AFを中止したりTV−AFに切り換えたりする。これにより、位相差AFで駆動されているフォーカスレンズ105のTV−AF合焦位置に対するオーバーシュートや、TV−AF合焦位置よりも手前での一旦停止を回避できる。また、誤った位相差合焦位置へのフォーカスレンズ駆動によるぼけの発生も回避できる。これらにより、ハイブリッドAFによりスムーズかつ高精度に合焦状態を得ることができ、ビデオカメラのAFに関する品位を向上させることができる。
さらに、本実施例では、フォーカスレンズ105の駆動開始から駆動終了までを複数のモードに分割し、該モードに応じて上記AF評価値の特定の変化の内容を変更したり、フォーカスレンズ105の駆動速度を切り換えたりしている。これにより、駆動開始直後や駆動終了付近での状況に応じた適切なフォーカス制御を行うことができる。
図8には、本発明の実施例2であるビデオカメラの構成を示す。
本実施例において、上記実施例1と共通する構成要素については、実施例1と同符号を付して説明に代える。実施例1では、第2のフォーカス制御として外部測距ユニット116を用いた外測位相差検出方式を採用したが、本実施例では、TTL内測位相差検出方式を採用する。
図8において、621は撮像光学系を通過した光束の一部を反射する光分割手段としてのハーフプリズムである。本実施例では、絞り103は動画撮影中は常時開閉方向に動作しているため、ハーフプリズム621は、絞り103よりも被写体側に配置されている。
622はハーフプリズム621からの反射光束を反射するサブミラーであり、623はサブミラー622からの光束に位相差AFのための対の被写体像を形成させる結像レンズである。
624は上記対の被写体像を受光し、該被写体像間の位相差に応じた信号を出力する受光センサとしての焦点検出センサである。625は焦点検出センサ624からの出力信号を処理するAF回路である。
マイクロコンピュータ115は、焦点検出センサ624からAF回路625を介して入力された位相差に応じた信号に基づいて、撮像光学系のデフォーカス量(デフォーカス方向を含む)を検出する。そして、該デフォーカス量に基づいて、合焦を得るためのフォーカスレンズ105の駆動量、つまりは位相差合焦位置を算出する。
本実施例では、実施例1で説明した図2のStep204において、被写体距離の代わりにデフォーカス量(方向を含む)を得ることにより、実施例1で説明したAF制御アルゴリズムの適用が可能である。
つまり、図2のフローチャートにおいて、Step204では、撮像光学系のデフォーカス量を取得するとともに、該デフォーカス量から位相差合焦位置を算出すればよい。
このように、内測位相差検出方式を用いた場合でも、位相差合焦位置へのフォーカスレンズ105の駆動中においてAF評価値に特定の変化が生じた場合に、位相差AFを中止したりTV−AFに切り換えたりすることができる。これにより、実施例1と同様の効果を得ることができる。
101 第1固定レンズ
102 変倍レンズ
103 絞り
104 第2固定レンズ
105 フォーカスレンズ
106 撮像素子
112 AFゲート
114 AF信号処理回路
115 カメラ/AFマイクロコンピュータ
116 外部測距ユニット
621 ハーフプリズム
622 サブミラー
623 結像レンズ
624 焦点検出センサ
625 AF回路

Claims (6)

  1. 被写体像を光電変換して信号を出力する撮像素子と、
    互いに対をなす被写体像間の位相差に応じた信号を出力する受光センサと、
    前記撮像素子から出力された信号を用いて生成された被写体像のコントラスト状態を示すフォーカス評価値を生成するフォーカス評価値生成手段と、
    前記フォーカス評価値に基づいてフォーカスレンズの駆動を制御する第1のフォーカス制御、及び前記位相差に応じた信号に基づいて前記フォーカスレンズの駆動を制御する第2のフォーカス制御を行う制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記第2のフォーカス制御中に、前記フォーカス評価値生成手段によって生成されたフォーカス評価値に被写体像のコントラストが下がったことを示す変化が生じた場合に、前記第2のフォーカス制御による前記フォーカスレンズの駆動を中止し、前記第1のフォーカス制御によって前記フォーカスレンズを振動させながら前記フォーカス評価生成手段によって生成されたフォーカス評価値に基づいて合焦方向を判定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記第2のフォーカス制御中に前記フォーカス評価値生成手段によって生成されたフォーカス評価値のピーク値を超えた後に前記変化が生じた場合は、前記第2のフォーカス制御による前記フォーカスレンズの駆動中止し、前記フォーカスレンズを前記フォーカス評価値生成手段によって生成されたフォーカス評価値がピークとなった位置に戻すように駆動することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記第2のフォーカス制御による前記フォーカスレンズの駆動開始から駆動終了までを複数の段階に分割し、前記第2のフォーカス制御中に前記フォーカス評価値に前記変化が生じない場合は、前記段階に応じて前記フォーカスレンズの駆動速度を変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記フォーカスレンズの駆動開始段階から駆動終了段階にかけて、前記フォーカスレンズの駆動速度を、第1の速度、該第1の速度より速い第2の速度、該第2の速度より遅い第3の速度に変更することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記複数の段階を、前記フォーカスレンズの位置、駆動時間及び撮像光学系の焦点深度のうち少なくとも一方に基づいて設定することを特徴とする請求項3または4に記載の撮像装置。
  6. 被写体像を光電変換して信号を出力する撮像素子と、互い対をなす被写体像間の位相差に応じた信号を出力する受光センサと、前記撮像素子から出力された信号を用いて生成された被写体像のコントラスト状態を示すフォーカス評価値を生成するフォーカス評価値生成手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
    前記フォーカス評価値生成手段によって生成されたフォーカス評価値に基づいてフォーカスレンズの駆動を制御する第1のフォーカス制御を行うステップと、
    前記位相差に応じた信号に基づいて前記フォーカスレンズの駆動を制御する第2のフォーカス制御を行うステップと、
    前記第2のフォーカス制御中に、前記フォーカス評価値生成手段によって生成されたフォーカス評価値に被写体像のコントラストが下がったことを示す変化が生じた場合に、前記第2のフォーカス制御を中止し、前記第1のフォーカス制御によってフォーカスレンズを振動させながら前記フォーカス評価値生成手段によって生成されたフォーカス評価値に基づいて合焦方向を判定するステップとを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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