JPH06204987A - 適応データ転送率パケット通信方式 - Google Patents
適応データ転送率パケット通信方式Info
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- JPH06204987A JPH06204987A JP5265218A JP26521893A JPH06204987A JP H06204987 A JPH06204987 A JP H06204987A JP 5265218 A JP5265218 A JP 5265218A JP 26521893 A JP26521893 A JP 26521893A JP H06204987 A JPH06204987 A JP H06204987A
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- frame
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- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L1/00—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
- H04L1/004—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
- H04L1/0056—Systems characterized by the type of code used
- H04L1/0057—Block codes
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- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/69—Spread spectrum techniques
- H04B1/707—Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
-
- H—ELECTRICITY
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- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J3/00—Time-division multiplex systems
- H04J3/02—Details
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- H04J3/0602—Systems characterised by the synchronising information used
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L1/00—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
- H04L1/004—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
- H04L1/0056—Systems characterized by the type of code used
- H04L1/0071—Use of interleaving
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
- Communication Control (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 測定したデータ転送率を使用して送信器の能
力を自動的に調節し、データ転送率を所定の限度内に収
めるように適応データ転送率パケット通信方式を構成す
る。 【構成】 ランダム、非ランダム雑音が存在する複合誤
り通信路をガウス通信路に見えるように変換する。ディ
ジタル誤り制御符号化、スペクトラム拡散、疑似乱数チ
ップインターリーブ及び帰還技術が使用される。通信工
程は、各フレームに対して動的チップ・ビット比率を生
ずる。送信側と受信側との間の時間/距離要素、データ
伝送率、定格チップ・ビット比率及びフレーム内のビッ
ト数を適切に選択することにより、高い処理量効率が得
られる。
力を自動的に調節し、データ転送率を所定の限度内に収
めるように適応データ転送率パケット通信方式を構成す
る。 【構成】 ランダム、非ランダム雑音が存在する複合誤
り通信路をガウス通信路に見えるように変換する。ディ
ジタル誤り制御符号化、スペクトラム拡散、疑似乱数チ
ップインターリーブ及び帰還技術が使用される。通信工
程は、各フレームに対して動的チップ・ビット比率を生
ずる。送信側と受信側との間の時間/距離要素、データ
伝送率、定格チップ・ビット比率及びフレーム内のビッ
ト数を適切に選択することにより、高い処理量効率が得
られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データを通信路(ステ
ーション”A”からステーション”B”)に沿って伝送
するパケット通信方式に関する。「有効な」データパケ
ット(パケット状にしたデータ)を受信したらステーシ
ョン”B”がステーション”A”に連絡する帰還路が設
けられる。受信したパケットの「有効性」は、ステーシ
ョン”B”においてディジタル誤り制御符号化(例え
ば、巡回冗長符号、Cyclic Redundancy Check Code、C
RC−16又はCRC−CCITT等米国及び欧州でそ
れぞれ使用されている一般的な16ビット符号)により
決定される。本発明の利点は、既存の通信路の現場の状
態に対して、通信路の状態変化を自動的に補償すること
により、情報の各パケットを伝送するのに最小限のエネ
ルギーが使用されるように、ディジタル誤り制御符号
化、スペクトラム拡散変調、インターリーブ及び帰還技
術を利用することにある。
ーション”A”からステーション”B”)に沿って伝送
するパケット通信方式に関する。「有効な」データパケ
ット(パケット状にしたデータ)を受信したらステーシ
ョン”B”がステーション”A”に連絡する帰還路が設
けられる。受信したパケットの「有効性」は、ステーシ
ョン”B”においてディジタル誤り制御符号化(例え
ば、巡回冗長符号、Cyclic Redundancy Check Code、C
RC−16又はCRC−CCITT等米国及び欧州でそ
れぞれ使用されている一般的な16ビット符号)により
決定される。本発明の利点は、既存の通信路の現場の状
態に対して、通信路の状態変化を自動的に補償すること
により、情報の各パケットを伝送するのに最小限のエネ
ルギーが使用されるように、ディジタル誤り制御符号
化、スペクトラム拡散変調、インターリーブ及び帰還技
術を利用することにある。
【0002】
【従来の技術】従来の技術においては、帰還を備えたデ
ータ通信方式は自動再送要求(Automatic Repeat Reque
st、ARQ)スキーマを使用している。通常3つの変種
は、停止−及び−待ち(Stop-and-Wait)ARQ、ゴー
バックエヌ(Go-Back-N)連続ARQ及び選択的再送連
続(Selective-Repeat Continuous)ARQであり、こ
れら3つの共通の変種の変形例も存在する。現在の帰還
誤り制御技術は、誤りが検出されると情報のフレーム全
体を廃棄するという共通の不都合がある。
ータ通信方式は自動再送要求(Automatic Repeat Reque
st、ARQ)スキーマを使用している。通常3つの変種
は、停止−及び−待ち(Stop-and-Wait)ARQ、ゴー
バックエヌ(Go-Back-N)連続ARQ及び選択的再送連
続(Selective-Repeat Continuous)ARQであり、こ
れら3つの共通の変種の変形例も存在する。現在の帰還
誤り制御技術は、誤りが検出されると情報のフレーム全
体を廃棄するという共通の不都合がある。
【0003】1973年8月21日にエドワードY.ロ
ッシャ他に対して発行された米国特許3754211
は、所定の時間内に確認が受信されない場合には(複数
の)ブロックを再伝送するデータ通信システムが開示さ
れている。
ッシャ他に対して発行された米国特許3754211
は、所定の時間内に確認が受信されない場合には(複数
の)ブロックを再伝送するデータ通信システムが開示さ
れている。
【0004】1980年6月2日の公開日を有する、発
明者熊倉和正の特開昭55−73157号公報及び高橋
他の発明になる1987年3月11日の公開日を有する
英国特許出願では、誤りにより破壊された受信中のデー
タに対してはACK信号が送信されないものの、データ
の正しい受信を確認するためにACK信号を使用する点
を開示している。
明者熊倉和正の特開昭55−73157号公報及び高橋
他の発明になる1987年3月11日の公開日を有する
英国特許出願では、誤りにより破壊された受信中のデー
タに対してはACK信号が送信されないものの、データ
の正しい受信を確認するためにACK信号を使用する点
を開示している。
【0005】1989年2月7日にクリスチャン オゲ
ットに対して発行された米国特許4803685及び1
990年2月27日にジェフリーS.チルドレス他に対
して発行された米国特許4905234は、どのフレー
ムが正しく受信されなかったかを特定し、それらのフレ
ームを再伝送する工程を開示している。
ットに対して発行された米国特許4803685及び1
990年2月27日にジェフリーS.チルドレス他に対
して発行された米国特許4905234は、どのフレー
ムが正しく受信されなかったかを特定し、それらのフレ
ームを再伝送する工程を開示している。
【0006】1983年7月12日にリチャードA.ケ
ッロッグ他に対して発行された米国特許4393501
及び1981年5月26日に発行された米国特許427
0205は、可変データ転送率を有する通信方式を開示
している。
ッロッグ他に対して発行された米国特許4393501
及び1981年5月26日に発行された米国特許427
0205は、可変データ転送率を有する通信方式を開示
している。
【0007】マーク ヒューイッシュ他の記事(防衛電
子及び計算号3、Defense Electronics & Computing Nu
mber 3[国際防衛レビューの社説補足、Editorial Supp
lement to International Defense Review、1991年
7月号])は、本発明と共に使用可能な汎地球測位シス
テム(Global Positioning System)、GPSによって
伝送されるタイミング信号を開示している。
子及び計算号3、Defense Electronics & Computing Nu
mber 3[国際防衛レビューの社説補足、Editorial Supp
lement to International Defense Review、1991年
7月号])は、本発明と共に使用可能な汎地球測位シス
テム(Global Positioning System)、GPSによって
伝送されるタイミング信号を開示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術で実施
されている点、例えば、誤りが検出されると情報のフレ
ーム全体を廃棄する点や、正しく受信されなかったフレ
ーム全体を再伝送する点等の必要がない、信頼性の高い
システムが望まれる。
されている点、例えば、誤りが検出されると情報のフレ
ーム全体を廃棄する点や、正しく受信されなかったフレ
ーム全体を再伝送する点等の必要がない、信頼性の高い
システムが望まれる。
【0009】従って、本発明の主な目的は、通信路にた
とえランダム衝撃雑音が存在しても、ガウス雑音しか有
しないようにすることにある。
とえランダム衝撃雑音が存在しても、ガウス雑音しか有
しないようにすることにある。
【0010】本発明の他の目的は、通信路にたとえ非ラ
ンダム衝撃雑音が存在しても、ガウス雑音しか有しない
ようにすることにある。
ンダム衝撃雑音が存在しても、ガウス雑音しか有しない
ようにすることにある。
【0011】本発明の他の目的は、フレ−ム中に誤りが
検出された場合に、伝送されたフレームを完全に廃棄す
る必要をなくすことにある。
検出された場合に、伝送されたフレームを完全に廃棄す
る必要をなくすことにある。
【0012】本発明の他の目的は、通信路中のデータ転
送率を現状の雑音状態に動的に適合させることにある。
送率を現状の雑音状態に動的に適合させることにある。
【0013】本発明の他の目的は、測定したデータ転送
率を使用して送信器の能力を自動的に調節し、データ転
送率を所定の限度内に収めることにある。
率を使用して送信器の能力を自動的に調節し、データ転
送率を所定の限度内に収めることにある。
【0014】本発明の他の目的は、短時間継続(特定の
フレームを1つのステーションから別のステーションに
送るのに必要なチップ・ビット比率)並びに長時間継続
(システムの経年劣化や修正作業の必要時期等を示すた
めに使用可能な通信路の平均チップ・ビット比率)の両
方の通信路履歴特性に関する情報をシステムオペレータ
に提供することにある。
フレームを1つのステーションから別のステーションに
送るのに必要なチップ・ビット比率)並びに長時間継続
(システムの経年劣化や修正作業の必要時期等を示すた
めに使用可能な通信路の平均チップ・ビット比率)の両
方の通信路履歴特性に関する情報をシステムオペレータ
に提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、安価で、信頼性が高
く、初期の目的を達成するのに十分に効果的な装置にお
ける改良された要素並びに装置を提供することにある。
く、初期の目的を達成するのに十分に効果的な装置にお
ける改良された要素並びに装置を提供することにある。
【0016】語句の定義及び全般的な背景 1.非スペクトラム拡散ディジタル通信方式では、情報
の最小量は転送「単位」に等しく、いずれも「ビット」
と呼ばれている。
の最小量は転送「単位」に等しく、いずれも「ビット」
と呼ばれている。
【0017】2.スペクトラム拡散ディジタル通信方式
では、情報の最小量は「ビット」であるが、転送単位
は、「ビット」に対し平均分数関係(average fraction
al relationship)を有する1「チップ」である。従っ
て、送信側が認識確認(CorrectRecognition Acknowled
gement,CRA)信号を受信するまでは、1つのビットを表
す複数のチップが伝送される。CRAは、受信した複数
のチップで表されるビットを確認した後、帰還路に沿っ
て受信側から送信側に送られる。
では、情報の最小量は「ビット」であるが、転送単位
は、「ビット」に対し平均分数関係(average fraction
al relationship)を有する1「チップ」である。従っ
て、送信側が認識確認(CorrectRecognition Acknowled
gement,CRA)信号を受信するまでは、1つのビットを表
す複数のチップが伝送される。CRAは、受信した複数
のチップで表されるビットを確認した後、帰還路に沿っ
て受信側から送信側に送られる。
【0018】3.パケットの各ビット中の1チップに関
連した時間が帰還路経由で情報を送るのに使用できる。
このようにして、受信側が複数のチップで表されるビッ
トを確認し終わると、送信側がCRAを受信しフレーム
の次のビットを表す最初のチップの伝送を開始する前
に、送信側は1つの余分なチップを伝送するだけであ
る。この状態に対しては、効果的な通信に必要なエネル
ギー利用で表される生産量効率(Throughput Efficienc
y)は、チップ・ビット比率(Chip-To-Bit Ratio、CB
R)を1プラスCBRで割った値に等しい。
連した時間が帰還路経由で情報を送るのに使用できる。
このようにして、受信側が複数のチップで表されるビッ
トを確認し終わると、送信側がCRAを受信しフレーム
の次のビットを表す最初のチップの伝送を開始する前
に、送信側は1つの余分なチップを伝送するだけであ
る。この状態に対しては、効果的な通信に必要なエネル
ギー利用で表される生産量効率(Throughput Efficienc
y)は、チップ・ビット比率(Chip-To-Bit Ratio、CB
R)を1プラスCBRで割った値に等しい。
【0019】ランダム複合誤り通信路(すなわち、単独
の誤りとバースト誤りとが存在する通信路)はいずれ
も、ディジタルスペクトラム拡散変調及び疑似ランダム
インターリーブ工程を使用して、単独誤り通信路又は発
明者の呼び方による確率的通信路に変換可能である。そ
の結果は、ランダムあるいは周期的な雑音バースト(疑
似ランダムインターリーブに相関した雑音バースト又は
インテリジェントジャンミングは除く)ができるだけ多
くの情報ビット(ビット状にした情報)に拡散されるよ
うな方法で、情報の端数部分が伝送全体にわたって分散
される。雑音バーストは以下のような継続時間を有し、
通信の有効性に相応の影響を有する。
の誤りとバースト誤りとが存在する通信路)はいずれ
も、ディジタルスペクトラム拡散変調及び疑似ランダム
インターリーブ工程を使用して、単独誤り通信路又は発
明者の呼び方による確率的通信路に変換可能である。そ
の結果は、ランダムあるいは周期的な雑音バースト(疑
似ランダムインターリーブに相関した雑音バースト又は
インテリジェントジャンミングは除く)ができるだけ多
くの情報ビット(ビット状にした情報)に拡散されるよ
うな方法で、情報の端数部分が伝送全体にわたって分散
される。雑音バーストは以下のような継続時間を有し、
通信の有効性に相応の影響を有する。
【0020】1.1チップ又はそれ以下の継続時間。チ
ップ・ビット比率が高いので伝送への影響は非常に少な
い。
ップ・ビット比率が高いので伝送への影響は非常に少な
い。
【0021】2.1チップ以上、1チップフレーム以下
の継続時間。チップ・ビット比率が高いので伝送への影
響は非常に少ない。インターリーブがバーストの影響を
メッセージの複数ビット中に拡散し、1ビットへの集中
的な影響を防止する。
の継続時間。チップ・ビット比率が高いので伝送への影
響は非常に少ない。インターリーブがバーストの影響を
メッセージの複数ビット中に拡散し、1ビットへの集中
的な影響を防止する。
【0022】3.1チップ以上であるがスペクトラム拡
散技術が克服可能な能力を越えない範囲。上記と同様の
理由により、影響は非常に小さい。
散技術が克服可能な能力を越えない範囲。上記と同様の
理由により、影響は非常に小さい。
【0023】4.使用されているスペクトラム拡散技術
の有効性を越える継続時間。誤りの存在を確認するため
には、ビットレベル誤り制御符号化技術を使用する必要
ある。雑音環境が衝撃的ではなく確率的に現れるので、
ディジタル誤り制御符号化技術の有効性が高められる。
の有効性を越える継続時間。誤りの存在を確認するため
には、ビットレベル誤り制御符号化技術を使用する必要
ある。雑音環境が衝撃的ではなく確率的に現れるので、
ディジタル誤り制御符号化技術の有効性が高められる。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、信頼性の高いディジタルパケット通信装置を
提供するための特定の方法において各種の通信技術を利
用する方法並びに装置である。これらの技術には、ディ
ジタル誤り制御符号化、インターリーブ付スペクトラム
拡散変調、及び帰還技術が含まれる。
本発明は、信頼性の高いディジタルパケット通信装置を
提供するための特定の方法において各種の通信技術を利
用する方法並びに装置である。これらの技術には、ディ
ジタル誤り制御符号化、インターリーブ付スペクトラム
拡散変調、及び帰還技術が含まれる。
【0025】本発明のパケット通信装置は、各ビットフ
レームが所定の長さを有するビットの記号列から成る複
数のデータビットフレームを記憶させるための第1フレ
ーム記憶手段と、該所定の長さよりも大きいビットの記
号列から成る第1疑似乱数データを記憶させるための第
1疑似乱数記憶手段と、第1入力のデータビットフレー
ムを第2入力のチップ作成データビットフレームによっ
て変調し変調済みのデータチップフレームを出力に提供
するためのチップ作成手段であって、該データビットフ
レーム、該チップ作成データビットフレーム、及びデー
タチップフレームが該所定の長さを有するビットの記号
列から成るチップ作成手段と、内部にデータ経路及び帰
還路を有する通信路と、該データ経路に沿ってデータを
伝送するデータ伝送器と、該帰還路からの帰還信号を受
信する帰還信号受信器と、該帰還信号受信器によって受
信される正しい認識確認信号を検知する検知手段と、奇
数番号の最終データビットフレームが検出されるまで各
奇数番号のデータビットフレーム用に所定の数のデータ
チップフレームを作成するために、該第1フレーム記憶
手段内に順番に記憶された全ての奇数番号のデータビッ
トフレームを該チップ作成手段の該第1入力に供給し、
該第1疑似乱数記憶手段からの該疑似乱数データの連続
ビット記号列を該チップ作成手段の該第2入力に供給す
ることにより複数の奇数の変調済みチップフレームを作
成するための奇数伝送キュー作成手段と、偶数番号の最
終データビットフレームが検出されるまで各偶数番号の
データビットフレーム用に該所定の数のデータチップフ
レームを作成するために、該第1フレーム記憶手段内に
順番に記憶された全ての偶数番号のデータビットフレー
ムを該チップ作成手段の該第1入力に供給し、該第1疑
似乱数記憶手段からの該疑似乱数データの連続ビット記
号列を該チップ作成手段の該第2入力に供給することに
より複数の偶数の変調済みチップフレームを作成するた
めの偶数伝送キュー作成手段であって、各偶数の変調済
みチップフレームは奇数の変調済みチップフレームを作
成した後に作成される、偶数伝送キュー作成手段と、該
奇数伝送キュー作成手段によって変調済奇数チップフレ
ームが作成された後に変調済み奇数チップフレームを記
憶させるための奇数伝送キュー記憶手段と、該偶数伝送
キュー作成手段によって変調済偶数チップフレームが作
成された後に変調済み偶数チップフレームを記憶させる
ための偶数伝送キュー記憶手段と、起動さた時、該奇数
伝送キュー記憶手段からの各連続チップフレームを、正
しい認識確認信号が該検知手段で検知されるまで伝送す
る第1伝送機能を有し、それに呼応して、正しい認識確
認信号が検知されるまで該偶数伝送キュー記憶手段から
の各連続チップフレームを伝送するための第2伝送機能
を起動させ、該第2伝送機能が起動されると該第1伝送
機能が再起動される伝送手段と、最初の奇数の変調済み
チップフレームが該奇数伝送キュー記憶手段に記憶され
た後で該第1伝送機能を起動させる起動手段とから成
る。
レームが所定の長さを有するビットの記号列から成る複
数のデータビットフレームを記憶させるための第1フレ
ーム記憶手段と、該所定の長さよりも大きいビットの記
号列から成る第1疑似乱数データを記憶させるための第
1疑似乱数記憶手段と、第1入力のデータビットフレー
ムを第2入力のチップ作成データビットフレームによっ
て変調し変調済みのデータチップフレームを出力に提供
するためのチップ作成手段であって、該データビットフ
レーム、該チップ作成データビットフレーム、及びデー
タチップフレームが該所定の長さを有するビットの記号
列から成るチップ作成手段と、内部にデータ経路及び帰
還路を有する通信路と、該データ経路に沿ってデータを
伝送するデータ伝送器と、該帰還路からの帰還信号を受
信する帰還信号受信器と、該帰還信号受信器によって受
信される正しい認識確認信号を検知する検知手段と、奇
数番号の最終データビットフレームが検出されるまで各
奇数番号のデータビットフレーム用に所定の数のデータ
チップフレームを作成するために、該第1フレーム記憶
手段内に順番に記憶された全ての奇数番号のデータビッ
トフレームを該チップ作成手段の該第1入力に供給し、
該第1疑似乱数記憶手段からの該疑似乱数データの連続
ビット記号列を該チップ作成手段の該第2入力に供給す
ることにより複数の奇数の変調済みチップフレームを作
成するための奇数伝送キュー作成手段と、偶数番号の最
終データビットフレームが検出されるまで各偶数番号の
データビットフレーム用に該所定の数のデータチップフ
レームを作成するために、該第1フレーム記憶手段内に
順番に記憶された全ての偶数番号のデータビットフレー
ムを該チップ作成手段の該第1入力に供給し、該第1疑
似乱数記憶手段からの該疑似乱数データの連続ビット記
号列を該チップ作成手段の該第2入力に供給することに
より複数の偶数の変調済みチップフレームを作成するた
めの偶数伝送キュー作成手段であって、各偶数の変調済
みチップフレームは奇数の変調済みチップフレームを作
成した後に作成される、偶数伝送キュー作成手段と、該
奇数伝送キュー作成手段によって変調済奇数チップフレ
ームが作成された後に変調済み奇数チップフレームを記
憶させるための奇数伝送キュー記憶手段と、該偶数伝送
キュー作成手段によって変調済偶数チップフレームが作
成された後に変調済み偶数チップフレームを記憶させる
ための偶数伝送キュー記憶手段と、起動さた時、該奇数
伝送キュー記憶手段からの各連続チップフレームを、正
しい認識確認信号が該検知手段で検知されるまで伝送す
る第1伝送機能を有し、それに呼応して、正しい認識確
認信号が検知されるまで該偶数伝送キュー記憶手段から
の各連続チップフレームを伝送するための第2伝送機能
を起動させ、該第2伝送機能が起動されると該第1伝送
機能が再起動される伝送手段と、最初の奇数の変調済み
チップフレームが該奇数伝送キュー記憶手段に記憶され
た後で該第1伝送機能を起動させる起動手段とから成
る。
【0026】本発明のパケット通信装置は、更に、該所
定の長さを有する各ビットの記号列から成る複数のデー
タビットフレームを記憶するための第2フレーム記憶手
段と、該第1疑似乱数データと同一の第2疑似乱数デー
タを記憶させるための第2疑似乱数記憶手段と、該デー
タ経路から該データチップフレームを受信するためのデ
ータ受信器と、該帰還路に沿って正しい認識確認信号を
伝送するための帰還伝送器と、該データ受信器により受
信したデータチップフレームを認識するためのデータ認
識手段と、該データ認識手段によって認識された時、チ
ップフレームの開始場所を決定するための同期手段と、
現在受信したデータチップフレームが以前に受信したデ
ータチップフレームと異なるデータビットフレームを示
した時は常にビットフレームの遷移を検知するための遷
移検知手段と、該データ認識手段によって認識された順
次受信したデータチップフレームの各ビット位置を、該
同期手段によって決定される第1のビット位置から最後
のビット位置まで、該第2疑似乱数データの各連続ビッ
トと順次比較し、両者間に相関関係が存在するか否かを
決定するためのチップ復調手段と、起動させた時、該順
次受信した各ビット位置用のデータチップフレームの各
ビットと該チップ復調手段によって決定される該第2疑
似乱数データの各連続ビットとの間に相関がなされる移
動合計回数を累計するための総和手段と、起動させた
時、該順次受信したデータチップフレームの各ビット位
置の移動合計をゼロにリセットするためのリセット手段
と、該データ認識手段によって認識される各連続データ
チップフレーム用の総和手段を起動させ、該遷移検知手
段がビットフレームの遷移を検知するたびに該リセット
手段を起動させるためのチップフレーム復調手段と、順
次受信された各データチップフレームの各ビット位置用
の該移動合計を所定の相関データと比較し、各ビット位
置用の該移動合計の各々に受入れ可能な相関関係が存在
する時には現在のビットフレームを首尾よく復調するた
めのビットフレーム復調手段と、最初のデータチップフ
レームが該データ認識手段によって認識された時該総和
手段を起動させるための最初のチップフレームを復調す
る復調手段とを更に備えることもできる。
定の長さを有する各ビットの記号列から成る複数のデー
タビットフレームを記憶するための第2フレーム記憶手
段と、該第1疑似乱数データと同一の第2疑似乱数デー
タを記憶させるための第2疑似乱数記憶手段と、該デー
タ経路から該データチップフレームを受信するためのデ
ータ受信器と、該帰還路に沿って正しい認識確認信号を
伝送するための帰還伝送器と、該データ受信器により受
信したデータチップフレームを認識するためのデータ認
識手段と、該データ認識手段によって認識された時、チ
ップフレームの開始場所を決定するための同期手段と、
現在受信したデータチップフレームが以前に受信したデ
ータチップフレームと異なるデータビットフレームを示
した時は常にビットフレームの遷移を検知するための遷
移検知手段と、該データ認識手段によって認識された順
次受信したデータチップフレームの各ビット位置を、該
同期手段によって決定される第1のビット位置から最後
のビット位置まで、該第2疑似乱数データの各連続ビッ
トと順次比較し、両者間に相関関係が存在するか否かを
決定するためのチップ復調手段と、起動させた時、該順
次受信した各ビット位置用のデータチップフレームの各
ビットと該チップ復調手段によって決定される該第2疑
似乱数データの各連続ビットとの間に相関がなされる移
動合計回数を累計するための総和手段と、起動させた
時、該順次受信したデータチップフレームの各ビット位
置の移動合計をゼロにリセットするためのリセット手段
と、該データ認識手段によって認識される各連続データ
チップフレーム用の総和手段を起動させ、該遷移検知手
段がビットフレームの遷移を検知するたびに該リセット
手段を起動させるためのチップフレーム復調手段と、順
次受信された各データチップフレームの各ビット位置用
の該移動合計を所定の相関データと比較し、各ビット位
置用の該移動合計の各々に受入れ可能な相関関係が存在
する時には現在のビットフレームを首尾よく復調するた
めのビットフレーム復調手段と、最初のデータチップフ
レームが該データ認識手段によって認識された時該総和
手段を起動させるための最初のチップフレームを復調す
る復調手段とを更に備えることもできる。
【0027】本発明のパケット通信データ伝送方法は、
送信場所から受信場所へデータ経路と帰還路とを有する
通信路を利用してパケット通信データを伝送するパケッ
ト通信データ伝送方法であって、該送信場所において第
1の所定長さを有するビットの記号列から成る複数のデ
ータを記憶させる工程と、第2の所定長さを有するビッ
トの記号列から成る疑似乱数を該送信場所において記憶
させる工程と、各ビットフレーム用に所定の数のチップ
フレームを生成するための該疑似乱数を使用して各ビッ
トフレームを第1のビットフレームから最後のビットフ
レームまで該送信場所において順次変調する工程と、正
しい受信確認信号を見出すために該送信場所において該
帰還路を連続的に監視する工程と、正しい受信確認信号
が該監視工程において検知されるまで該送信場所におい
て終りから2番目でない変調済みビットフレームの各チ
ップフレームを該データ経路に沿って連続的に伝送する
工程と、正しい受信確認信号が検知された時、終りから
2番目の変調済みビットフレームの各チップフレームを
該データ経路に沿って連続的に伝送する工程とから成
る。
送信場所から受信場所へデータ経路と帰還路とを有する
通信路を利用してパケット通信データを伝送するパケッ
ト通信データ伝送方法であって、該送信場所において第
1の所定長さを有するビットの記号列から成る複数のデ
ータを記憶させる工程と、第2の所定長さを有するビッ
トの記号列から成る疑似乱数を該送信場所において記憶
させる工程と、各ビットフレーム用に所定の数のチップ
フレームを生成するための該疑似乱数を使用して各ビッ
トフレームを第1のビットフレームから最後のビットフ
レームまで該送信場所において順次変調する工程と、正
しい受信確認信号を見出すために該送信場所において該
帰還路を連続的に監視する工程と、正しい受信確認信号
が該監視工程において検知されるまで該送信場所におい
て終りから2番目でない変調済みビットフレームの各チ
ップフレームを該データ経路に沿って連続的に伝送する
工程と、正しい受信確認信号が検知された時、終りから
2番目の変調済みビットフレームの各チップフレームを
該データ経路に沿って連続的に伝送する工程とから成
る。
【0028】
【作用】各パケットは固定寸法であると仮定する。
【0029】以下の実施例では、発明者は1400ビッ
トのフレーム寸法を使用し、熱雑音を克服するためのチ
ップ・ビット比率は10と仮定し、平均的なガウス雑音
環境に対する定格チップ・ビット比率は100であり、
オペレータの作業を必要とするシステムの異常状態を示
すチップ・ビット比率は定格チップ・ビット比率の10
倍、すなわち1000である。
トのフレーム寸法を使用し、熱雑音を克服するためのチ
ップ・ビット比率は10と仮定し、平均的なガウス雑音
環境に対する定格チップ・ビット比率は100であり、
オペレータの作業を必要とするシステムの異常状態を示
すチップ・ビット比率は定格チップ・ビット比率の10
倍、すなわち1000である。
【0030】伝送工程 伝送工程は概略以下のように進行する。
【0031】1.パケットを伝送バッファから得る。
【0032】2.ディジタル誤り符号がパケットに付加
され、フレームが作られる。
され、フレームが作られる。
【0033】3.フレームが長い2進疑似乱数(psuedo
random number、PRN)符号によって変調される(スペ
クトラム拡散変調)。このステップにおけるPRNの長
さは、必要であると期待される以上のかなりの数のチッ
プが各ビットに作られる程度のものである。チップ・ビ
ット比率100が期待される、と元のシステム設計が示
すならば、各ビットに対し1000チップを生じる変調
工程は不合理ではない。
random number、PRN)符号によって変調される(スペ
クトラム拡散変調)。このステップにおけるPRNの長
さは、必要であると期待される以上のかなりの数のチッ
プが各ビットに作られる程度のものである。チップ・ビ
ット比率100が期待される、と元のシステム設計が示
すならば、各ビットに対し1000チップを生じる変調
工程は不合理ではない。
【0034】4.スペクトラム拡散チップはチップフレ
ームを作るためにインターリーブされる。この工程は、
1フレームが1400ビットを有する場合、最初のチッ
プフレームは1400チップから成り、かつ、1400
ビットの各最初のチップがチップグループを構成するよ
うなチップのグループ分けを結果としてもたらす。
ームを作るためにインターリーブされる。この工程は、
1フレームが1400ビットを有する場合、最初のチッ
プフレームは1400チップから成り、かつ、1400
ビットの各最初のチップがチップグループを構成するよ
うなチップのグループ分けを結果としてもたらす。
【0035】5.各チップフレームのチップの順序は別
なPRNによる。
なPRNによる。
【0036】6.送信側がチップフレームを順番に受信
ステーションに向けて発信を開始する。
ステーションに向けて発信を開始する。
【0037】7.送信ステーションは受信ステーション
からの帰還路を介した認識確認(Correct Receipt Ackn
owledgement、CRA)を注視する。
からの帰還路を介した認識確認(Correct Receipt Ackn
owledgement、CRA)を注視する。
【0038】8.送信側が1ビットフレームを送信しC
RAに注視している間に、送信側は次の伝送ビットフレ
ームを準備する。
RAに注視している間に、送信側は次の伝送ビットフレ
ームを準備する。
【0039】9.送信側が帰還路でCRAを検出する
と、現在のチップフレームの終了時に次の伝送ビットフ
レームの中から最初のチップフレームを選定する。
と、現在のチップフレームの終了時に次の伝送ビットフ
レームの中から最初のチップフレームを選定する。
【0040】10.送信側は、全てのパケットが伝送さ
れるまで工程7、8及び9を繰り返す。
れるまで工程7、8及び9を繰り返す。
【0041】受信工程 受信工程は概略以下のように進行する。
【0042】1.受信側は伝送ステーションと同期を確
立する。
立する。
【0043】2.受信側はチップフレームと相関させ
る。これは上記伝送工程の4及び3の工程の逆である。
る。これは上記伝送工程の4及び3の工程の逆である。
【0044】すなわち、チップが疑似ランダム順序から
通常の順序に再配列され、フレーム中の各ビットのチッ
プがビット決定発生のための結合を行うために相関され
る。
通常の順序に再配列され、フレーム中の各ビットのチッ
プがビット決定発生のための結合を行うために相関され
る。
【0045】3.十分なチップが各ビット用に結合され
たら、ビット決定が行われる。その結果は、ビットフレ
ームである。「十分な」チップの決定は、熱雑音に基づ
く最小設計チップ・ビット比率及び好ましい同期工程に
基づく現状の評価を含む多くの要素に基づいている。
たら、ビット決定が行われる。その結果は、ビットフレ
ームである。「十分な」チップの決定は、熱雑音に基づ
く最小設計チップ・ビット比率及び好ましい同期工程に
基づく現状の評価を含む多くの要素に基づいている。
【0046】4.上記工程3から受領したビットフレー
ムは、伝送工程の工程2で付加した誤り制御符号に基づ
いてその有効性が評価される。もしビットフレームが有
効であるとされた場合、工程は下記の工程5に進み、も
し有効でないとされた場合、別のチップフレームを得る
ために工程は上記工程3を繰り返す。
ムは、伝送工程の工程2で付加した誤り制御符号に基づ
いてその有効性が評価される。もしビットフレームが有
効であるとされた場合、工程は下記の工程5に進み、も
し有効でないとされた場合、別のチップフレームを得る
ために工程は上記工程3を繰り返す。
【0047】5.帰還路により伝送ステーションにCR
Aの送信を開始する。
Aの送信を開始する。
【0048】6.後続のチップフレームを評価し、次の
ビットフレームへの遷移(transition)を検知する。ビ
ットフレームの遷移が一旦検知されるとCRAの送信を
停止し上記工程2に進む。
ビットフレームへの遷移(transition)を検知する。ビ
ットフレームの遷移が一旦検知されるとCRAの送信を
停止し上記工程2に進む。
【0049】同期工程 好ましい実施例では、この方式は全2重方式で作動、す
なわち、同時に双方向に情報伝送が行われる。この状態
で、ステーションAもステーションBも同じ通信路で同
期信号と確認情 報を伝送する。受信側は3つのことを
知らなければならない。第一に、チップフレームが正確
にいつ開始するか、第二に、チップフレームが正確にど
れだけの長さ継続するか、第三に、いずれかのビットフ
レームの最初のチップフレームが正確にいつ開始される
か、である。
なわち、同時に双方向に情報伝送が行われる。この状態
で、ステーションAもステーションBも同じ通信路で同
期信号と確認情 報を伝送する。受信側は3つのことを
知らなければならない。第一に、チップフレームが正確
にいつ開始するか、第二に、チップフレームが正確にど
れだけの長さ継続するか、第三に、いずれかのビットフ
レームの最初のチップフレームが正確にいつ開始される
か、である。
【0050】伝送ステーションは、同期/帰還路により
連続的に信号を伝送する。この信号は常に1チップフレ
ームの継続時間に等しい周期を有し、各チップフレーム
の開始が認識可能なように構成される。それぞれ4つの
代替構成を備えた2つの基本的な信号構成(合計10信
号構成用)が要求される。
連続的に信号を伝送する。この信号は常に1チップフレ
ームの継続時間に等しい周期を有し、各チップフレーム
の開始が認識可能なように構成される。それぞれ4つの
代替構成を備えた2つの基本的な信号構成(合計10信
号構成用)が要求される。
【0051】1.最初の手順は、ビットフレームの開始
を示すことであり、1フレーム当りのビットに熱雑音チ
ップ・ビット比率を乗じた合計継続時間(具体的な数値
を使用すれば、10X1400、すなわち14000)
を有する。このチップ順序は、手順の正確な開始時点が
1チップフレーム(1400チップ)という小さなサン
プルから計算可能なように構成される。
を示すことであり、1フレーム当りのビットに熱雑音チ
ップ・ビット比率を乗じた合計継続時間(具体的な数値
を使用すれば、10X1400、すなわち14000)
を有する。このチップ順序は、手順の正確な開始時点が
1チップフレーム(1400チップ)という小さなサン
プルから計算可能なように構成される。
【0052】2.2番目の手順は、伝送された情報のチ
ップフレームタイミングを示すことであり、1チップフ
レーム(1400チップ)の継続時間を有する。
ップフレームタイミングを示すことであり、1チップフ
レーム(1400チップ)の継続時間を有する。
【0053】上記した2つの手順は、4つの帰還条件の
1つを示す4つの代替構成、すなわち、最初のフレーム
の正しい受信、偶数フレームの正しい受信、奇数フレー
ムの正しい受信、及び最終フレームの正しい受信、を有
する。
1つを示す4つの代替構成、すなわち、最初のフレーム
の正しい受信、偶数フレームの正しい受信、奇数フレー
ムの正しい受信、及び最終フレームの正しい受信、を有
する。
【0054】伝送及び受信工程のいずれの時点において
も2つの伝送状態の1つしか存在し得ず、確認状態の内
1つしか存在し得ない。この履歴依存受信のために、計
算は可能性のある選択を評価するだけでよく、あり得な
い選択は無視できる。
も2つの伝送状態の1つしか存在し得ず、確認状態の内
1つしか存在し得ない。この履歴依存受信のために、計
算は可能性のある選択を評価するだけでよく、あり得な
い選択は無視できる。
【0055】
【実施例】本発明の第1実施例によるパケット通信方式
は、受信側にデータを伝送するのに送信制御システム1
を利用している。本発明の送信制御システム1は、図1
に示されている。中央処理装置(CPU)3がこの送信
制御システム1の主要制御装置であり、読取り専用記憶
装置(ROM)、読取り書込み記憶装置(RAM)及び
作動用のクロック信号を含んでいる。
は、受信側にデータを伝送するのに送信制御システム1
を利用している。本発明の送信制御システム1は、図1
に示されている。中央処理装置(CPU)3がこの送信
制御システム1の主要制御装置であり、読取り専用記憶
装置(ROM)、読取り書込み記憶装置(RAM)及び
作動用のクロック信号を含んでいる。
【0056】CPU3がそれに付属する個々の回路の特
定部分に対するアクセスが可能なように、アドレスバス
33が使用されている。このアドレスバス33の一部
は、上記特定の回路を明記するために使用され、このア
ドレスバス33の別な部分は上記特定の回路の特定の部
分に対するアクセスを行うために使用される。このアド
レスバスには、書込み可能信号が載せられるようになっ
ており、この書込み可能信号(write enable signal)
が発せられれた時には、データバス35から上記個々の
回路の特定の部分に情報の記憶がされる。書込み可能信
号が行使されない場合には、アドレスされた特定の回路
の特定の部分からの情報はデータバス35によってCP
U3に転送される。記憶回路へのあるいは記憶回路から
の上記したデータの転送は、マイクロプロセッサ技術で
は公知である。
定部分に対するアクセスが可能なように、アドレスバス
33が使用されている。このアドレスバス33の一部
は、上記特定の回路を明記するために使用され、このア
ドレスバス33の別な部分は上記特定の回路の特定の部
分に対するアクセスを行うために使用される。このアド
レスバスには、書込み可能信号が載せられるようになっ
ており、この書込み可能信号(write enable signal)
が発せられれた時には、データバス35から上記個々の
回路の特定の部分に情報の記憶がされる。書込み可能信
号が行使されない場合には、アドレスされた特定の回路
の特定の部分からの情報はデータバス35によってCP
U3に転送される。記憶回路へのあるいは記憶回路から
の上記したデータの転送は、マイクロプロセッサ技術で
は公知である。
【0057】フレーム記憶装置9は、第1実施例では、
パケット状にした情報をフレームビット(ビットから成
るフレーム)として記憶するのに使用される。伝送すべ
き各データフレーム(データから成るフレーム)を変調
するために第1実施例において使用されている疑似乱数
(Pseudo-Random Number、PRN)を記憶させるために疑
似乱数記憶装置11が使用されている。ディジタル変調
回路19は、CPU3によりBFデータラインを介して
供給されるビットフレーム又はその一部を、CPU3か
らデータバス35を介して供給されるPRNによって変
調するために使用される。一旦ディジタル変調回路19
がバス35によってアクセスされ、イネーブル(ENABL
E)ラインがCPU3によって起動されると、BFデー
タライン上のデータが変調され、その結果が、変調され
たばかりの部分のビットフレーム用チップフレームデー
タを表わすCFデータライン上に複写される。ビットフ
レームは、変調が終わると出力バッファ回路13に記憶
される。伝送すべきデータを検索するために、送信制御
回路15は出力バッファ13にアクセスする。送信制御
回路は、出力バッファ13内の記憶位置にアクセスする
ためにアドレスバス37を利用し、データバス39上の
データを検索する。アドレスバス37及び35は出力バ
ッファ13内の回路に接続され、刻時サイクルのいずれ
の一部分においも一つのデータバスしか出力バッファメ
モリにアクセスしないようにされている。
パケット状にした情報をフレームビット(ビットから成
るフレーム)として記憶するのに使用される。伝送すべ
き各データフレーム(データから成るフレーム)を変調
するために第1実施例において使用されている疑似乱数
(Pseudo-Random Number、PRN)を記憶させるために疑
似乱数記憶装置11が使用されている。ディジタル変調
回路19は、CPU3によりBFデータラインを介して
供給されるビットフレーム又はその一部を、CPU3か
らデータバス35を介して供給されるPRNによって変
調するために使用される。一旦ディジタル変調回路19
がバス35によってアクセスされ、イネーブル(ENABL
E)ラインがCPU3によって起動されると、BFデー
タライン上のデータが変調され、その結果が、変調され
たばかりの部分のビットフレーム用チップフレームデー
タを表わすCFデータライン上に複写される。ビットフ
レームは、変調が終わると出力バッファ回路13に記憶
される。伝送すべきデータを検索するために、送信制御
回路15は出力バッファ13にアクセスする。送信制御
回路は、出力バッファ13内の記憶位置にアクセスする
ためにアドレスバス37を利用し、データバス39上の
データを検索する。アドレスバス37及び35は出力バ
ッファ13内の回路に接続され、刻時サイクルのいずれ
の一部分においも一つのデータバスしか出力バッファメ
モリにアクセスしないようにされている。
【0058】送信制御回路15は、アンテナ17を介し
て通信路のデータ経路に沿って変調済のビットフレーム
を伝送する。受信側から送信されるCRA信号を通信路
の帰還経路に沿って受信するためにアンテナ29が使用
される。CRAの各チップをCRA検出回路27から受
信すると、入力バッファ回路25が使用されCRAの各
チップを記憶させる。データライン5はCPU3の専用
入力部に接続され、CRAチップが入力バッファ回路2
5により受信されると、入力バッファ回路25に記憶さ
れたCRAチップを伝送する。その他の専用ポートは、
BFデータライン、CFデータライン、イネーブルライ
ン及びデータバス41を含む。
て通信路のデータ経路に沿って変調済のビットフレーム
を伝送する。受信側から送信されるCRA信号を通信路
の帰還経路に沿って受信するためにアンテナ29が使用
される。CRAの各チップをCRA検出回路27から受
信すると、入力バッファ回路25が使用されCRAの各
チップを記憶させる。データライン5はCPU3の専用
入力部に接続され、CRAチップが入力バッファ回路2
5により受信されると、入力バッファ回路25に記憶さ
れたCRAチップを伝送する。その他の専用ポートは、
BFデータライン、CFデータライン、イネーブルライ
ン及びデータバス41を含む。
【0059】伝送工程 本発明の第1実施例のアルゴリズムは図3乃至7に詳細
に記載されている。ブロック101は、例えば送信ボタ
ンを押す等従来の方法で開始可能な伝送工程の開始であ
る。ブロック102は、伝送工程の開始後に、また少な
くとも1個のパケットのフレーム記憶装置9内への記憶
が完了するまで実行される。第1実施例では、フレーム
記憶装置9は、外部の入力周辺機器21からデータを供
給される。第1実施例では、フレーム記憶装置9内に記
憶されるデータは、個々のパケットを構成するビットで
ある。フレーム記憶装置9内にパケット状の情報が存在
することが確定すると、ブロック103に図示するよう
にパケットがフレーム記憶装置9内から検索される。第
1実施例では、1パケットは1384ビットから成ると
仮定される。
に記載されている。ブロック101は、例えば送信ボタ
ンを押す等従来の方法で開始可能な伝送工程の開始であ
る。ブロック102は、伝送工程の開始後に、また少な
くとも1個のパケットのフレーム記憶装置9内への記憶
が完了するまで実行される。第1実施例では、フレーム
記憶装置9は、外部の入力周辺機器21からデータを供
給される。第1実施例では、フレーム記憶装置9内に記
憶されるデータは、個々のパケットを構成するビットで
ある。フレーム記憶装置9内にパケット状の情報が存在
することが確定すると、ブロック103に図示するよう
にパケットがフレーム記憶装置9内から検索される。第
1実施例では、1パケットは1384ビットから成ると
仮定される。
【0060】フレーム記憶装置9から検索されたパケッ
トは4つの分類、すなわち、最初のパケット、偶数パケ
ット、奇数パケット及び最終パケットの1つに相当する
はずである。入力バッファ内にパケットが1個しかない
場合も発生し得るが、そのような場合には、そのパケッ
トは最終パケットとして扱われる(たとえそれが同時に
最初のパケットであったとしても)。発生し得るこれら
4つの場合の内、先行するパケットの種類に基づき、い
かなる時点においても2つの選択肢しかなく、これら2
つの選択の可能性の内1つは常に最終パケットの可能性
である。例えば、1番目のパケットが検索されたら、そ
のパケットは最初のパケットか最終パケットであり得
る。検索されたパケットが2番目のパケットの場合は、
そのパケットは偶数パケットか最終パケットである。ブ
ロック102で”YES”の決定が行われたために検索
されたパケットが3番目に検索されたパケットの場合
は、そのパケットは奇数パケット又は最終パケットであ
る。以下同様。
トは4つの分類、すなわち、最初のパケット、偶数パケ
ット、奇数パケット及び最終パケットの1つに相当する
はずである。入力バッファ内にパケットが1個しかない
場合も発生し得るが、そのような場合には、そのパケッ
トは最終パケットとして扱われる(たとえそれが同時に
最初のパケットであったとしても)。発生し得るこれら
4つの場合の内、先行するパケットの種類に基づき、い
かなる時点においても2つの選択肢しかなく、これら2
つの選択の可能性の内1つは常に最終パケットの可能性
である。例えば、1番目のパケットが検索されたら、そ
のパケットは最初のパケットか最終パケットであり得
る。検索されたパケットが2番目のパケットの場合は、
そのパケットは偶数パケットか最終パケットである。ブ
ロック102で”YES”の決定が行われたために検索
されたパケットが3番目に検索されたパケットの場合
は、そのパケットは奇数パケット又は最終パケットであ
る。以下同様。
【0061】ここでの検討用としては、図3のブロック
104の1番目のパケットは最終パケットではないと仮
定する。ブロック105に示された次のステップは、以
下に述べる目的のためにカウンタFをゼロに設定するた
めのものである。その後、誤り制御符号がパケットに付
加され、ブロック106に示すフレームを作る。このビ
ットレベルでの誤り制御符号が、受信した情報のフレー
ムの有効性を決定するために受信側で使用される。上記
したように、CRC−16やCRC−CCITT等多く
の符号が先行技術に存在する。参照例として、16ビッ
トが誤り制御符号によって使用されると仮定する。パケ
ット内の1384ビットと16ビットの誤り制御符号と
を組合わせると1400ビットのフレームを生ずる。
104の1番目のパケットは最終パケットではないと仮
定する。ブロック105に示された次のステップは、以
下に述べる目的のためにカウンタFをゼロに設定するた
めのものである。その後、誤り制御符号がパケットに付
加され、ブロック106に示すフレームを作る。このビ
ットレベルでの誤り制御符号が、受信した情報のフレー
ムの有効性を決定するために受信側で使用される。上記
したように、CRC−16やCRC−CCITT等多く
の符号が先行技術に存在する。参照例として、16ビッ
トが誤り制御符号によって使用されると仮定する。パケ
ット内の1384ビットと16ビットの誤り制御符号と
を組合わせると1400ビットのフレームを生ずる。
【0062】ブロック107では、スペクトラム拡散変
調及びインターリーブ工程が達成される。複合誤り通信
路のランダムバースト成分が、フレーム全体にそのエネ
ルギーを分散させることによりシステムから効果的に一
掃する工程である。好ましいスペクトラム拡散変調及び
インターリーブ方法は、最初のチップフレームに対して
以下のように行われる。
調及びインターリーブ工程が達成される。複合誤り通信
路のランダムバースト成分が、フレーム全体にそのエネ
ルギーを分散させることによりシステムから効果的に一
掃する工程である。好ましいスペクトラム拡散変調及び
インターリーブ方法は、最初のチップフレームに対して
以下のように行われる。
【0063】1.PRNの1番目のビットがフレームの
1番目のビットを変調する(チップ1)。
1番目のビットを変調する(チップ1)。
【0064】2.PRNの2番目のビットがフレームの
2番目のビットを変調する(チップ2)。 3.PRNの3番目のビットがフレームの3番目のビッ
トを変調する(チップ3)。 4.等、等 5.PRNの1398番目のビットがフレームの139
8番目のビットを変調する(チップ1398)。
2番目のビットを変調する(チップ2)。 3.PRNの3番目のビットがフレームの3番目のビッ
トを変調する(チップ3)。 4.等、等 5.PRNの1398番目のビットがフレームの139
8番目のビットを変調する(チップ1398)。
【0065】6.PRNの1399番目のビットがフレ
ームの1399番目のビットを変調する(チップ139
9)。
ームの1399番目のビットを変調する(チップ139
9)。
【0066】7.PRNの1400番目のビットがフレ
ームの1400番目のビットを変調する(チップ140
0;最初の「チップフレーム」がこれで変調完了す
る)。
ームの1400番目のビットを変調する(チップ140
0;最初の「チップフレーム」がこれで変調完了す
る)。
【0067】ディジタル変調回路19がビットフレーム
の変調のために使用され、チップフレームが作られる。
図8はこの変調回路19の一部を示す。BFデータライ
ンからのビットフレームデータは、記憶装置50のフレ
ームビット位置1乃至Yに記憶される。ここで、Yは第
1実施例の場合1400に等しい。例えば、BFデータ
ラインがCPU3及びディジタル変調回路の16個の専
用ポートに接続されると、BFデータラインは1400
ビット全てのビットを完全に記憶するためには88回ロ
ードしなけらばならず、88回目のロードの際には、B
Fデータの内半分が残るだけである。記憶回路50がロ
ードされるのと同様の方法で、PRNデータがデータバ
ス35からチップジェネレータ51内にロードされる。
ビットフレームデータ及びPRNデータが同時に記憶さ
れるように、記憶回路50とチップジェネレータ(chip
generator、チップ生成)回路51はいずれもアドレス
バス33からアクセスされる。チップジェネレータ回路
51は、PRNビットを記憶するための記憶位置を有
し、イネーブル信号を受信すると出力を出すための排他
的論理和(XOR)回路も有し、上記したように各ビッ
トフレームを適切なチップフレームによって排他的論理
和の演算を施し、その結果変調ビットフレームをチップ
フレームデータとして作り出す。チップフレームデータ
は記憶回路52に記憶される。CFデータラインがディ
ジタル変調回路19とCPU3とを接続する16の専用
ポートを有する場合、アドレスバスはチップフレームに
88回アクセスしなければならず、この88回目のアク
セスの際には記憶回路51の半分しかアクセスされな
い。すなわち、8ビットの情報のみがCPU3に転送さ
れる。
の変調のために使用され、チップフレームが作られる。
図8はこの変調回路19の一部を示す。BFデータライ
ンからのビットフレームデータは、記憶装置50のフレ
ームビット位置1乃至Yに記憶される。ここで、Yは第
1実施例の場合1400に等しい。例えば、BFデータ
ラインがCPU3及びディジタル変調回路の16個の専
用ポートに接続されると、BFデータラインは1400
ビット全てのビットを完全に記憶するためには88回ロ
ードしなけらばならず、88回目のロードの際には、B
Fデータの内半分が残るだけである。記憶回路50がロ
ードされるのと同様の方法で、PRNデータがデータバ
ス35からチップジェネレータ51内にロードされる。
ビットフレームデータ及びPRNデータが同時に記憶さ
れるように、記憶回路50とチップジェネレータ(chip
generator、チップ生成)回路51はいずれもアドレス
バス33からアクセスされる。チップジェネレータ回路
51は、PRNビットを記憶するための記憶位置を有
し、イネーブル信号を受信すると出力を出すための排他
的論理和(XOR)回路も有し、上記したように各ビッ
トフレームを適切なチップフレームによって排他的論理
和の演算を施し、その結果変調ビットフレームをチップ
フレームデータとして作り出す。チップフレームデータ
は記憶回路52に記憶される。CFデータラインがディ
ジタル変調回路19とCPU3とを接続する16の専用
ポートを有する場合、アドレスバスはチップフレームに
88回アクセスしなければならず、この88回目のアク
セスの際には記憶回路51の半分しかアクセスされな
い。すなわち、8ビットの情報のみがCPU3に転送さ
れる。
【0068】ブロック108では、「チップフレーム」
PRNに基づいてチップの順序がスクランブルされる。
このようにして、1番目のチップは8番目のチップ位置
あるいはその他の位置に位置するかも知れない。このス
テップは(ジャミングしている)チップフレーム構成と
同期しているバースト雑音に対処するように特別に設計
されている点を除くと、ここでの目的は、ステップ10
7のものと類似している。この工程こそが、周期的な同
期バースト成分のエネルギーをフレーム全体に分散させ
ることにより、周期的な同期バースト成分を効果的に一
掃するための工程である。例えば、周期的な同期バース
ト成分が8番目のチップフレーム成分に発生する傾向が
ある時は、1番目のチップは8番目のチップ位置に変更
されているので、1番目のフレーム用には1番目のチッ
プは失われる。後続のチップ位置では8番目のチップ位
置は、異なるフレームビットを表す他のチップで占拠さ
れている。一旦1番目のチップフレームが作られると、
後続のチップフレームは同様の方法で作られる。
PRNに基づいてチップの順序がスクランブルされる。
このようにして、1番目のチップは8番目のチップ位置
あるいはその他の位置に位置するかも知れない。このス
テップは(ジャミングしている)チップフレーム構成と
同期しているバースト雑音に対処するように特別に設計
されている点を除くと、ここでの目的は、ステップ10
7のものと類似している。この工程こそが、周期的な同
期バースト成分のエネルギーをフレーム全体に分散させ
ることにより、周期的な同期バースト成分を効果的に一
掃するための工程である。例えば、周期的な同期バース
ト成分が8番目のチップフレーム成分に発生する傾向が
ある時は、1番目のチップは8番目のチップ位置に変更
されているので、1番目のフレーム用には1番目のチッ
プは失われる。後続のチップ位置では8番目のチップ位
置は、異なるフレームビットを表す他のチップで占拠さ
れている。一旦1番目のチップフレームが作られると、
後続のチップフレームは同様の方法で作られる。
【0069】8.PRNの1401番目のビットがフレ
ームの1番目のビットを変調する(チップ1401;2
番目のチップフレームの開始)。
ームの1番目のビットを変調する(チップ1401;2
番目のチップフレームの開始)。
【0070】9.PRNの1402番目のビットがフレ
ームの2番目のビットを変調する(チップ1402)。
ームの2番目のビットを変調する(チップ1402)。
【0071】10.PRNの1403番目のビットがフ
レームの3番目のビットを変調する(チップ140
3)。
レームの3番目のビットを変調する(チップ140
3)。
【0072】11.等、等。フレームがチップ・ビット
比率の初期値の10倍(正確な値は設計事項)になるま
で継続する。
比率の初期値の10倍(正確な値は設計事項)になるま
で継続する。
【0073】12.PRNの1400000番目のビッ
トがフレームの1400番目のビットを変調する(チッ
プ1400000;この例ではチップ・ビット比率の初
期値は100であり、各ビットは1000チップによっ
て変調される)。
トがフレームの1400番目のビットを変調する(チッ
プ1400000;この例ではチップ・ビット比率の初
期値は100であり、各ビットは1000チップによっ
て変調される)。
【0074】これを視覚化する方法は、それを、割当て
られた1400のタイムスロットを有する時分割多重通
信路とみなすことである。各タイムスロットは、変調後
のビットフレームを表す1チップを含んでいる。これが
1000回行われる。ステップ108が完了し、100
0個のチップフレームが変調され出力バッファ13に記
憶されると、送信制御回路15は最初のチップフレーム
の伝送を開始する。図5のブロック128を参照のこ
と。次いでCPU3は受信側からの最初のCRA信号の
受信を待つ。ブロック129を参照のこと。ステップ1
32と133では、伝送されたチップフレームがカウン
トされ、もし最初のフレーム用のチップフレーム数が1
000を越えると、システム内に誤動作が発生している
ことになる。システムエラーが発生したらオペレータに
示される。ブロック134を参照のこと。後述する受信
制御システム2は、ハードウエアに故障がない限り、1
000番目のチップフレームが伝送される前に、最初の
フレームを表すチップフレームを復調することができ
る。
られた1400のタイムスロットを有する時分割多重通
信路とみなすことである。各タイムスロットは、変調後
のビットフレームを表す1チップを含んでいる。これが
1000回行われる。ステップ108が完了し、100
0個のチップフレームが変調され出力バッファ13に記
憶されると、送信制御回路15は最初のチップフレーム
の伝送を開始する。図5のブロック128を参照のこ
と。次いでCPU3は受信側からの最初のCRA信号の
受信を待つ。ブロック129を参照のこと。ステップ1
32と133では、伝送されたチップフレームがカウン
トされ、もし最初のフレーム用のチップフレーム数が1
000を越えると、システム内に誤動作が発生している
ことになる。システムエラーが発生したらオペレータに
示される。ブロック134を参照のこと。後述する受信
制御システム2は、ハードウエアに故障がない限り、1
000番目のチップフレームが伝送される前に、最初の
フレームを表すチップフレームを復調することができ
る。
【0075】ブロック128、129、132及び13
3に示された伝送工程が送信制御回路15によって実行
されている間に、CPU3は次に伝送すべきパケットの
検索を行っている。ブロック119を参照のこと。ブロ
ック119においては、次のステップは、このパケット
が最終のパケットか否かの決定を行うことである。も
し、最終でなければ、2番目のパケットが伝送される。
カウンタEはブロック121でゼロにセットされる。
3に示された伝送工程が送信制御回路15によって実行
されている間に、CPU3は次に伝送すべきパケットの
検索を行っている。ブロック119を参照のこと。ブロ
ック119においては、次のステップは、このパケット
が最終のパケットか否かの決定を行うことである。も
し、最終でなければ、2番目のパケットが伝送される。
カウンタEはブロック121でゼロにセットされる。
【0076】ブロック123、125及び127で行わ
れるステップは、それぞれブロック106、107及び
108で最初のフレームに対して行われたステップと同
一の作用を2番目あるいは後続の偶数のフレームに対し
て行う。2番目のパケットあるいは後続の偶数のパケッ
トがたまたま伝送すべき最終のパケットであった場合に
は、ブロック121、123、125及び127で偶数
のパケット用に行われるステップと同様のステップがブ
ロック120、122、124及び129で行われる。
伝送すべき次のパケットが上記のようにビットフレーム
に変更され、そのビットフレームが上記のように一連の
チップフレームに変調されると、CPU3は最初のCR
A信号を待つ。ブロック129を参照のこと。
れるステップは、それぞれブロック106、107及び
108で最初のフレームに対して行われたステップと同
一の作用を2番目あるいは後続の偶数のフレームに対し
て行う。2番目のパケットあるいは後続の偶数のパケッ
トがたまたま伝送すべき最終のパケットであった場合に
は、ブロック121、123、125及び127で偶数
のパケット用に行われるステップと同様のステップがブ
ロック120、122、124及び129で行われる。
伝送すべき次のパケットが上記のようにビットフレーム
に変更され、そのビットフレームが上記のように一連の
チップフレームに変調されると、CPU3は最初のCR
A信号を待つ。ブロック129を参照のこと。
【0077】通信路のデータ経路に沿って送信制御シス
テム1によって伝送されるチップフレームを受信制御シ
ステム2が変調に成功すると、受信制御システム2は通
信路の帰還経路に沿って最初のCRAを伝送する。図1
2を参照のこと。図5のブロック129で決定される如
く一旦最初のCRAが受信されると、上記の如く最初の
チップフレームの伝送中にCPU3で変調されたパケッ
トが最終パケットであるか否かの決定を行う。もしそれ
が最終パケットでない場合には、工程は図6のステップ
に続行される。ステップ118乃至127は、ステップ
128、129、132及び133のステップと同時に
行われる並行した工程である。
テム1によって伝送されるチップフレームを受信制御シ
ステム2が変調に成功すると、受信制御システム2は通
信路の帰還経路に沿って最初のCRAを伝送する。図1
2を参照のこと。図5のブロック129で決定される如
く一旦最初のCRAが受信されると、上記の如く最初の
チップフレームの伝送中にCPU3で変調されたパケッ
トが最終パケットであるか否かの決定を行う。もしそれ
が最終パケットでない場合には、工程は図6のステップ
に続行される。ステップ118乃至127は、ステップ
128、129、132及び133のステップと同時に
行われる並行した工程である。
【0078】ステップ140−144で変調されるパケ
ットが、例えば図3のブロック102のYESの判断後
の3番目のパケットのように奇数のパケットである点を
除くと、図6は図5と同一である。また、ステップ14
6において、送信制御システムは偶数のCRAを待って
いる。その理由は、現在伝送されているチップフレーム
が、ブロック102の直前のYESの判断後入力バッフ
ァ回路9から検索された2番目のパケット又はその他の
偶数のパケットを表すからである。
ットが、例えば図3のブロック102のYESの判断後
の3番目のパケットのように奇数のパケットである点を
除くと、図6は図5と同一である。また、ステップ14
6において、送信制御システムは偶数のCRAを待って
いる。その理由は、現在伝送されているチップフレーム
が、ブロック102の直前のYESの判断後入力バッフ
ァ回路9から検索された2番目のパケット又はその他の
偶数のパケットを表すからである。
【0079】偶数のCRAを受信すると次のステップ
は、例えばブロック152、153等図7の並行工程で
変調された前のパケットが、入力バッファ回路9で検索
されるべき最終パケットか否かを決定することである。
もし、それが最終パケットでない場合には、工程は図6
の処理手順に戻る。図6と7の工程は最終パケットが検
索されるまで行われる。偶数でなく、最初でなく、最終
でもないパケットは、たとえそれが13番目又は素数の
パケットであっても奇数であるとみなされる。
は、例えばブロック152、153等図7の並行工程で
変調された前のパケットが、入力バッファ回路9で検索
されるべき最終パケットか否かを決定することである。
もし、それが最終パケットでない場合には、工程は図6
の処理手順に戻る。図6と7の工程は最終パケットが検
索されるまで行われる。偶数でなく、最初でなく、最終
でもないパケットは、たとえそれが13番目又は素数の
パケットであっても奇数であるとみなされる。
【0080】ステップ130、147又は164のいず
れかのステップで決定された通り最終のパケットに達す
ると、工程は図4のブロック113に進む。ブロック1
13、114、115及び116は、伝送された最初の
パケットに対してブロック128、129、132及び
133が行ったのと同一の工程を行う。ブロック109
乃至112は、最初のパケットが、伝送される最終のパ
ケットである場合にのみ行われることに留意のこと。最
終のCRAがブロック114で決定される如く受信され
ると、工程はステップ102に戻り、使用できる次のパ
ケットを待つ。
れかのステップで決定された通り最終のパケットに達す
ると、工程は図4のブロック113に進む。ブロック1
13、114、115及び116は、伝送された最初の
パケットに対してブロック128、129、132及び
133が行ったのと同一の工程を行う。ブロック109
乃至112は、最初のパケットが、伝送される最終のパ
ケットである場合にのみ行われることに留意のこと。最
終のCRAがブロック114で決定される如く受信され
ると、工程はステップ102に戻り、使用できる次のパ
ケットを待つ。
【0081】受信工程 受信工程は、同期に必要な連続した予備ステップから成
る。ブロック201、202及び203を参照のこと。
ブロック204に示されたステップは最初のビットフレ
ーム(FBF)を相関させる。この工程は、送信側で行
った作業を逆にしただけのものである。同期工程は上記
工程を開始する正確な時刻を与えるものであり、チップ
フレームをビットフレーム順序に戻す疑似ランダム構成
が分かり、所定のビットに対しチップを連関させる工程
が明確になるようにチップフレームの正確な長さがこの
同期工程で与えられ、ビットの変調に使用される疑似ラ
ンダム順序は公知の係数である。
る。ブロック201、202及び203を参照のこと。
ブロック204に示されたステップは最初のビットフレ
ーム(FBF)を相関させる。この工程は、送信側で行
った作業を逆にしただけのものである。同期工程は上記
工程を開始する正確な時刻を与えるものであり、チップ
フレームをビットフレーム順序に戻す疑似ランダム構成
が分かり、所定のビットに対しチップを連関させる工程
が明確になるようにチップフレームの正確な長さがこの
同期工程で与えられ、ビットの変調に使用される疑似ラ
ンダム順序は公知の係数である。
【0082】受信制御システム2は、図2に示されてい
る。アンテナ16がデータ経路からの伝送データを受信
する。データ信号はデータ受信回路18で検知され、受
信されたチップデータは入力バッファ20に入力され
る。データライン40は入力バッファ20から受信側の
CPU4にデータを転送する。PRN記憶装置10は、
送信制御システム1に記憶されたPRNと同一のPRN
を記憶させる。このようにして、特定のビットフレーム
位置を表す各チップの位置及びフレ−ムの上記特定のビ
ットを変調した特定のPRNビットの位置が決定でき
る。フレームのビットの変調にXOR技術を使用したの
で、もしPRNのビットが受信したチップと一致すれ
ば、復調されたビットはゼロである。さもなければ、復
調されたビットは1である。同期を達成すると受信側は
どのPRNがどのフレームのビットを変調したかを正確
に知ることができ、従って、各チップフレームを受信す
ると各チップを変調してビットフレームを再構成するこ
とが可能である。しかしながら、チップフレームの中に
は雑音により破壊され、不適切に変調されるものもある
ことに留意すべきである。十分なチップフレームが受信
されると、チップの大多数が変調された適切なビットを
示し、チップの少数が不適切に変調されたものであっ
た。
る。アンテナ16がデータ経路からの伝送データを受信
する。データ信号はデータ受信回路18で検知され、受
信されたチップデータは入力バッファ20に入力され
る。データライン40は入力バッファ20から受信側の
CPU4にデータを転送する。PRN記憶装置10は、
送信制御システム1に記憶されたPRNと同一のPRN
を記憶させる。このようにして、特定のビットフレーム
位置を表す各チップの位置及びフレ−ムの上記特定のビ
ットを変調した特定のPRNビットの位置が決定でき
る。フレームのビットの変調にXOR技術を使用したの
で、もしPRNのビットが受信したチップと一致すれ
ば、復調されたビットはゼロである。さもなければ、復
調されたビットは1である。同期を達成すると受信側は
どのPRNがどのフレームのビットを変調したかを正確
に知ることができ、従って、各チップフレームを受信す
ると各チップを変調してビットフレームを再構成するこ
とが可能である。しかしながら、チップフレームの中に
は雑音により破壊され、不適切に変調されるものもある
ことに留意すべきである。十分なチップフレームが受信
されると、チップの大多数が変調された適切なビットを
示し、チップの少数が不適切に変調されたものであっ
た。
【0083】ブロック206で実行されるステップは、
ビットフレーム作成の試みが行われる前に超過すべき基
本的な最小要件が与えられる。第1の要件は、このビッ
トフレームのための受信側での現行のチップ・ビット比
率(CBR)が、通信路の公知の熱雑音を克服するのに
要求されるチップ・ビット比率よりも大きくなけらばな
らないということである。この値以下では信頼性のある
通信はできない。この値を下まわる「有効」ビットフレ
ームは、どれも小さなサンプルサイズ上での統計学的確
立の結果であり、誤った「有効」を示す可能性がある。
第2の要件は、CBRが同期信号に関連した同等値の8
0%(0.8R)よりも大きくなけらばならないという
ことである。例えば、送信側によって伝送された同期信
号のチップの80%が正しく受信されると、各ビットフ
レーム中のビットとして受信されたチップの少なくとも
64%が特定の2進数の内の1つに合致するはずであ
る。各チップフレームが受信され、予備的な条件が満た
された後で、チップフレームが計算される。
ビットフレーム作成の試みが行われる前に超過すべき基
本的な最小要件が与えられる。第1の要件は、このビッ
トフレームのための受信側での現行のチップ・ビット比
率(CBR)が、通信路の公知の熱雑音を克服するのに
要求されるチップ・ビット比率よりも大きくなけらばな
らないということである。この値以下では信頼性のある
通信はできない。この値を下まわる「有効」ビットフレ
ームは、どれも小さなサンプルサイズ上での統計学的確
立の結果であり、誤った「有効」を示す可能性がある。
第2の要件は、CBRが同期信号に関連した同等値の8
0%(0.8R)よりも大きくなけらばならないという
ことである。例えば、送信側によって伝送された同期信
号のチップの80%が正しく受信されると、各ビットフ
レーム中のビットとして受信されたチップの少なくとも
64%が特定の2進数の内の1つに合致するはずであ
る。各チップフレームが受信され、予備的な条件が満た
された後で、チップフレームが計算される。
【0084】ステップ208では、フレ−ムの有効性を
決定するためにビットフレーム誤り制御符号が評価され
る。フレームが有効でない場合には、ステップ204及
び206に戻ることにより別なチップフレームが相関関
係に追加される。ビットフレームの有効性が確認される
と、次のビットフレームの準備のために相関関係バッフ
ァがリセットされ(ステップ216)、確認工程が開始
される(ステップ210)。
決定するためにビットフレーム誤り制御符号が評価され
る。フレームが有効でない場合には、ステップ204及
び206に戻ることにより別なチップフレームが相関関
係に追加される。ビットフレームの有効性が確認される
と、次のビットフレームの準備のために相関関係バッフ
ァがリセットされ(ステップ216)、確認工程が開始
される(ステップ210)。
【0085】ステップ210、212及び214で要求
される行動は明確であるが、ステップ212を行う方法
は明確化が必要である。工程のこの時点で、受信側は構
成と内容の両方で送信側が何を送信しているかを「知っ
て」いる。この事実を与えられると、チップの流れは、
次のビットフレームへの遷移がいつ発生したかを検知す
るために受信側によって作られた流れと比較することが
できる。最初、最終、偶数及び奇数の符号が別々に使用
される理由は、この遷移を確認するためである。一連の
パケットが伝送中であり、かつ、受信ステーションが次
のフレームへの遷移に気付かずにCRAを送信し続ける
ようなバースト雑音が発生したら、不正なパケットに連
続CRAが送信側によって使用される可能性がある。
される行動は明確であるが、ステップ212を行う方法
は明確化が必要である。工程のこの時点で、受信側は構
成と内容の両方で送信側が何を送信しているかを「知っ
て」いる。この事実を与えられると、チップの流れは、
次のビットフレームへの遷移がいつ発生したかを検知す
るために受信側によって作られた流れと比較することが
できる。最初、最終、偶数及び奇数の符号が別々に使用
される理由は、この遷移を確認するためである。一連の
パケットが伝送中であり、かつ、受信ステーションが次
のフレームへの遷移に気付かずにCRAを送信し続ける
ようなバースト雑音が発生したら、不正なパケットに連
続CRAが送信側によって使用される可能性がある。
【0086】時間/距離要素 送信側と受信側との間の距離である時間/距離要素、チ
ップ伝送率、定格チップ・ビット比率及びフレーム内の
ビット数は、最適な実施が行えるように注意深く選択し
なければならない。
ップ伝送率、定格チップ・ビット比率及びフレーム内の
ビット数は、最適な実施が行えるように注意深く選択し
なければならない。
【0087】高いエネルギー効率を得る方法は、定格チ
ップ・ビット比率(99%又はそれ以上の定格処理量効
率を達成するには、通常、99以上)、フレ−ム寸法
(通常、定格チップ・ビット比率の3倍プラス2個の
「処理」時間以上)及び通信路で隔てたステーション
「A」とステーション「B」との物理的な距離を注意深
く選択することである。要求される点は、ステーション
「B」が「有効な」データのパケットが受信されたこと
を決定すること、及びステーション「A」がこの事実
を、ステーション「A」が1つのチップフレームを伝送
するのに必要な時間以下で「知ら」なければならないと
いうことである。
ップ・ビット比率(99%又はそれ以上の定格処理量効
率を達成するには、通常、99以上)、フレ−ム寸法
(通常、定格チップ・ビット比率の3倍プラス2個の
「処理」時間以上)及び通信路で隔てたステーション
「A」とステーション「B」との物理的な距離を注意深
く選択することである。要求される点は、ステーション
「B」が「有効な」データのパケットが受信されたこと
を決定すること、及びステーション「A」がこの事実
を、ステーション「A」が1つのチップフレームを伝送
するのに必要な時間以下で「知ら」なければならないと
いうことである。
【0088】例えば、ステーションBが100チップの
フレーム受信後にフレームの正しい受信を確認すると仮
定すると、以下の事態と時間的な間隔が適切な時間/距
離の関係を示す。
フレーム受信後にフレームの正しい受信を確認すると仮
定すると、以下の事態と時間的な間隔が適切な時間/距
離の関係を示す。
【0089】1.ステーション「A」がチップフレーム
101の送信を開始する。
101の送信を開始する。
【0090】2.ステーション「A」はステーション
「B」から400チップだけ離される(1チップは、通
信路内の波長の伝播速度を定数とし、チップ率を定数と
した場合、所望のビット率が10000ビット/秒であ
るとすると、定格チップ・ビット比率100に対してチ
ップ率は1000000チップ/秒になる。通信路内の
波長の伝播速度が2.5X108メートル/秒であれ
ば、通信路内の波長の伝搬速度をチップ率で割るとチッ
プ当たりの距離、すなわち、[2.5X108メートル
/秒]を[1X106チップ/秒]で割ったものは25
0メートル/チップ、すなわち、400チップに対して
10キロメートルになる)。
「B」から400チップだけ離される(1チップは、通
信路内の波長の伝播速度を定数とし、チップ率を定数と
した場合、所望のビット率が10000ビット/秒であ
るとすると、定格チップ・ビット比率100に対してチ
ップ率は1000000チップ/秒になる。通信路内の
波長の伝播速度が2.5X108メートル/秒であれ
ば、通信路内の波長の伝搬速度をチップ率で割るとチッ
プ当たりの距離、すなわち、[2.5X108メートル
/秒]を[1X106チップ/秒]で割ったものは25
0メートル/チップ、すなわち、400チップに対して
10キロメートルになる)。
【0091】3.ステーション「A」がチップフレーム
101のチップ401の送信を開始すると、ステーショ
ン「B」はチップフレーム100において最終チップを
受信したことになる。
101のチップ401の送信を開始すると、ステーショ
ン「B」はチップフレーム100において最終チップを
受信したことになる。
【0092】4.ステーション「B」がビットフレーム
を正しいと決定するのに100チップの伝送に関連した
時間がかかる(処理時間1)と仮定し、CRAの送信を
開始する(ステーション「A」はチップフレーム101
のチップ500の位置)。
を正しいと決定するのに100チップの伝送に関連した
時間がかかる(処理時間1)と仮定し、CRAの送信を
開始する(ステーション「A」はチップフレーム101
のチップ500の位置)。
【0093】5.CRAの先端がステーション「A」に
達するのに400チップ必要である(ステーション
「A」は今やチップフレーム101のチップ900の位
置)。
達するのに400チップ必要である(ステーション
「A」は今やチップフレーム101のチップ900の位
置)。
【0094】6.16ユニット以下の情報(2進法のワ
ードで4ディジット)がCRAに含まれている限り、C
RAを適切に解釈するには平均400チップ又はそれ以
下が必要である(ステーション「A」は今やチップフレ
ーム101のチップ1300の位置)。
ードで4ディジット)がCRAに含まれている限り、C
RAを適切に解釈するには平均400チップ又はそれ以
下が必要である(ステーション「A」は今やチップフレ
ーム101のチップ1300の位置)。
【0095】7.次のチップフレームがその伝送サイク
ルを開始する時、ステーション「A」は次のビットフレ
ームの伝送の準備に100チップ分の時間を有する。
ルを開始する時、ステーション「A」は次のビットフレ
ームの伝送の準備に100チップ分の時間を有する。
【0096】他の実施例 図12の第1実施例では、帰還通信路がCRA信号用に
使用され、データ通信路がチップフレーム並びに上記同
期信号の伝送用に使用されている。しかしながら、図1
3に示す第2実施例では、帰還通信路が省略可能であ
る。第2実施例は、送信制御システム1A及び受信制御
システム2Aが場所Aに位置し、受信制御システム2B
及び送信制御システム1Bが異なる場所Bにある全2重
方式である。送信制御システム1A及び1Bは、図1に
示す送信制御システムと同じ回路図を有する。
使用され、データ通信路がチップフレーム並びに上記同
期信号の伝送用に使用されている。しかしながら、図1
3に示す第2実施例では、帰還通信路が省略可能であ
る。第2実施例は、送信制御システム1A及び受信制御
システム2Aが場所Aに位置し、受信制御システム2B
及び送信制御システム1Bが異なる場所Bにある全2重
方式である。送信制御システム1A及び1Bは、図1に
示す送信制御システムと同じ回路図を有する。
【0097】送信制御システム1Aはチップフレームと
同期信号を通信路ABに沿って伝送する。同期信号も、
以下に詳細に説明するようにCRA信号を含んでいる。
受信制御システム2Bは、受信制御システム2が行うの
と同様にしてチップを受信する。唯一の違いは、受信シ
ステム2BはCRA信号も受信し、それを解読しなけれ
ばならないということである。上記したように、その前
に受信したフレームに基づいて受信側がいずれの一時点
にも監視する交番CRA信号は2つしかないから、これ
は問題にはならない。
同期信号を通信路ABに沿って伝送する。同期信号も、
以下に詳細に説明するようにCRA信号を含んでいる。
受信制御システム2Bは、受信制御システム2が行うの
と同様にしてチップを受信する。唯一の違いは、受信シ
ステム2BはCRA信号も受信し、それを解読しなけれ
ばならないということである。上記したように、その前
に受信したフレームに基づいて受信側がいずれの一時点
にも監視する交番CRA信号は2つしかないから、これ
は問題にはならない。
【0098】例えば、受信側がチップフレームをまだ受
信していない場合には、例えば、受信工程を開始したば
かりである場合には、受信側は同期信号と共に伝送され
るべき最初のCRA信号又は同期信号と共に伝送される
べき最後のCRA信号を探している。同期信号のみが受
信制御システム2Bで受信された場合には、受信制御シ
ステム2Aは現在送信制御システム1Bで伝送されてい
るチップフレームをまだ復号していない。受信制御シス
テム2Aが送信制御システム1Bで伝送されているチッ
プフレームを復号し終わっていた場合には、送信制御シ
ステム1Aの周辺入力装置21の1つに接続されている
外部周辺出力装置30を介して、受信制御システム2A
はこのことを送信制御システム1Aに示すはずである。
受信制御システム2Aが、現在受信制御システム2Aが
受信しているチップフレームを正しく復調したことを送
信制御システム1Aに表示したら、送信制御システム1
Aは、同期信号及び送信制御システム1Aが伝送中のチ
ップフレームと共に正しいCRA信号をデータ経路AB
を介して伝送する。すると、受信制御システム2Bは送
信制御システム1Bに対して、受信制御システム2Aが
現在のビットフレームの復号を完了したことを表示す
る。送信制御システムはそこで、そのビットフレームの
チップフレームの伝送を、上記第1実施例で開示した方
法と同様の方法で停止する。送信制御システム1Bはこ
の時点で伝送すべき次のビットフレームを表す次の一連
のチップフレームの伝送を開始する。
信していない場合には、例えば、受信工程を開始したば
かりである場合には、受信側は同期信号と共に伝送され
るべき最初のCRA信号又は同期信号と共に伝送される
べき最後のCRA信号を探している。同期信号のみが受
信制御システム2Bで受信された場合には、受信制御シ
ステム2Aは現在送信制御システム1Bで伝送されてい
るチップフレームをまだ復号していない。受信制御シス
テム2Aが送信制御システム1Bで伝送されているチッ
プフレームを復号し終わっていた場合には、送信制御シ
ステム1Aの周辺入力装置21の1つに接続されている
外部周辺出力装置30を介して、受信制御システム2A
はこのことを送信制御システム1Aに示すはずである。
受信制御システム2Aが、現在受信制御システム2Aが
受信しているチップフレームを正しく復調したことを送
信制御システム1Aに表示したら、送信制御システム1
Aは、同期信号及び送信制御システム1Aが伝送中のチ
ップフレームと共に正しいCRA信号をデータ経路AB
を介して伝送する。すると、受信制御システム2Bは送
信制御システム1Bに対して、受信制御システム2Aが
現在のビットフレームの復号を完了したことを表示す
る。送信制御システムはそこで、そのビットフレームの
チップフレームの伝送を、上記第1実施例で開示した方
法と同様の方法で停止する。送信制御システム1Bはこ
の時点で伝送すべき次のビットフレームを表す次の一連
のチップフレームの伝送を開始する。
【0099】受信制御システム2Bが送信制御システム
1Aで伝送されているビットフレームを一旦正しく復調
すると、受信制御システムはこのことを送信制御システ
ム1Bに示し、次に送信制御システム1Bはこのことを
受信制御システム2Aに示し、次に受信制御システム2
Aはこのことを送信制御システム1Aに連絡する。この
連絡は、受信制御システム2Aが送信制御システム1B
に連絡したのと同じ方法で行なわれる。このようにし
て、本発明の第2実施例では、帰還経路は別途設ける必
要はない。
1Aで伝送されているビットフレームを一旦正しく復調
すると、受信制御システムはこのことを送信制御システ
ム1Bに示し、次に送信制御システム1Bはこのことを
受信制御システム2Aに示し、次に受信制御システム2
Aはこのことを送信制御システム1Aに連絡する。この
連絡は、受信制御システム2Aが送信制御システム1B
に連絡したのと同じ方法で行なわれる。このようにし
て、本発明の第2実施例では、帰還経路は別途設ける必
要はない。
【0100】第3実施例では、図14に示すように、送
信制御システム1Cと受信制御システム2Cとの間に帰
還がないので、帰還経路は必要ない。送信制御システム
1Cは第1実施例の送信制御システム1と同じ回路構成
を有する。受信制御システム2Cは第1実施例の受信制
御システム2と同じ回路構成を有する。送信制御システ
ム1Cはデータ入力を受入れそれを復調して上記したよ
うなインターリーブチップフレームを作る。例えば、図
3のブロック107に関する説明を参照のこと。もし必
要ならば、チップフレーム位置の位置決めも上記したよ
うに再配列することも可能である。例えば、図3のブロ
ック108に関する説明を参照のこと。受信制御システ
ム2Cはデータ経路上のデータを第1実施例に関連して
以上に説明したと同じ方法で復調する。しかしながら、
CRAの送信は行われない。
信制御システム1Cと受信制御システム2Cとの間に帰
還がないので、帰還経路は必要ない。送信制御システム
1Cは第1実施例の送信制御システム1と同じ回路構成
を有する。受信制御システム2Cは第1実施例の受信制
御システム2と同じ回路構成を有する。送信制御システ
ム1Cはデータ入力を受入れそれを復調して上記したよ
うなインターリーブチップフレームを作る。例えば、図
3のブロック107に関する説明を参照のこと。もし必
要ならば、チップフレーム位置の位置決めも上記したよ
うに再配列することも可能である。例えば、図3のブロ
ック108に関する説明を参照のこと。受信制御システ
ム2Cはデータ経路上のデータを第1実施例に関連して
以上に説明したと同じ方法で復調する。しかしながら、
CRAの送信は行われない。
【0101】送信制御システム1Cに対するデータ入力
は、上記したパケット状の情報の可能性もあり、インタ
ーリーブされていないチップフレームの可能性もある。
すなわち、連続した1グループ中の全チップでフレーム
中の1ビットを現す。この場合、送信制御方式1は単に
チップフレーム全体を記憶し、それを上記したようにイ
ンターリーブ状態で伝送し、連続したチップのどれもが
異なったビットフレームを現すので、多数の変調された
ビットフレーム中の隣接する1つのチップ流れに発生し
得るバースト雑音を拡散することで、複合誤り通信経路
をガウス雑音通信路に変換することができる。
は、上記したパケット状の情報の可能性もあり、インタ
ーリーブされていないチップフレームの可能性もある。
すなわち、連続した1グループ中の全チップでフレーム
中の1ビットを現す。この場合、送信制御方式1は単に
チップフレーム全体を記憶し、それを上記したようにイ
ンターリーブ状態で伝送し、連続したチップのどれもが
異なったビットフレームを現すので、多数の変調された
ビットフレーム中の隣接する1つのチップ流れに発生し
得るバースト雑音を拡散することで、複合誤り通信経路
をガウス雑音通信路に変換することができる。
【0102】本発明は上記した実施例に限定されるもの
ではなく、請求項の範囲に入る実施例は全て含むもので
ある。
ではなく、請求項の範囲に入る実施例は全て含むもので
ある。
【0103】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、既存の通信路の現場の状態に対して、通信路
の状態変化を自動的に補償することにより、情報の各パ
ケットを伝送するのに最小限のエネルギーが使用される
ようにしたので、安価で、信頼性が高い装置及び方法が
提供されるという効果がある。
によれば、既存の通信路の現場の状態に対して、通信路
の状態変化を自動的に補償することにより、情報の各パ
ケットを伝送するのに最小限のエネルギーが使用される
ようにしたので、安価で、信頼性が高い装置及び方法が
提供されるという効果がある。
【図1】 本発明のブロック図
【図2】 本発明のブロック図
【図3】 本発明の第1実施例の送信工程のフローチャ
ート
ート
【図4】 本発明の第1実施例の送信工程のフローチャ
ート
ート
【図5】 本発明の第1実施例の送信工程のフローチャ
ート
ート
【図6】 本発明の第1実施例の送信工程のフローチャ
ート
ート
【図7】 本発明の第1実施例の送信工程のフローチャ
ート
ート
【図8】 本発明の第1実施例におけるデータの変調方
法を示すブロック図
法を示すブロック図
【図9】 本発明の第1実施例の受信工程のフローチ
ャート
ャート
【図10】 本発明の第1実施例の受信工程のフローチ
ャート
ャート
【図11】 本発明の第1実施例の受信工程のフローチ
ャート
ャート
【図12】 本発明の他の実施例のブロック図
【図13】 本発明の他の実施例のブロック図
【図14】 本発明の他の実施例のブロック図
3 送信側CPU 4 受信側CPU 9、12 フレーム記憶装置 11、10 疑似乱数
記憶装置 13、26 出力バッファ回路 15 送信制
御回路 18 データ受信回路 19 ディジタル変
調回路 20、25 入力バッファ回路 21、30 入出力
外部周辺機器 24 CRA伝送回路 27 CRA検出回
路 50、52 記憶回路 51 チップ
ジェネレータ回路
記憶装置 13、26 出力バッファ回路 15 送信制
御回路 18 データ受信回路 19 ディジタル変
調回路 20、25 入力バッファ回路 21、30 入出力
外部周辺機器 24 CRA伝送回路 27 CRA検出回
路 50、52 記憶回路 51 チップ
ジェネレータ回路
Claims (9)
- 【請求項1】 各ビットフレームが所定の長さを有する
ビットの記号列から成る複数のデータビットフレームを
記憶させるための第1フレーム記憶手段と、 該所定の長さよりも大きいビットの記号列から成る第1
疑似乱数データを記憶させるための第1疑似乱数記憶手
段と、 第1入力のデータビットフレームを第2入力のチップ作
成データビットフレームによって変調し変調済みのデー
タチップフレームを出力に提供するためのチップ作成手
段であって、該データビットフレーム、該チップ作成デ
ータビットフレーム、及びデータチップフレームが該所
定の長さを有するビットの記号列から成るチップ作成手
段と、 内部にデータ経路及び帰還路を有する通信路と、 該データ経路に沿ってデータを伝送するデータ伝送器
と、 該帰還路からの帰還信号を受信する帰還信号受信器と、 該帰還信号受信器によって受信される正しい認識確認信
号を検知する検知手段と、 奇数番号の最終データビットフレームが検出されるまで
各奇数番号のデータビットフレーム用に所定の数のデー
タチップフレームを作成するために、該第1フレーム記
憶手段内に順番に記憶された全ての奇数番号のデータビ
ットフレームを該チップ作成手段の該第1入力に供給
し、該第1疑似乱数記憶手段からの該疑似乱数データの
連続ビット記号列を該チップ作成手段の該第2入力に供
給することにより複数の奇数の変調済みチップフレーム
を作成するための奇数伝送キュー作成手段と、 偶数番号の最終データビットフレームが検出されるまで
各偶数番号のデータビットフレーム用に該所定の数のデ
ータチップフレームを作成するために、該第1フレーム
記憶手段内に順番に記憶された全ての偶数番号のデータ
ビットフレームを該チップ作成手段の該第1入力に供給
し、該第1疑似乱数記憶手段からの該疑似乱数データの
連続ビット記号列を該チップ作成手段の該第2入力に供
給することにより複数の偶数の変調済みチップフレーム
を作成するための偶数伝送キュー作成手段であって、各
偶数の変調済みチップフレームは奇数の変調済みチップ
フレームを作成した後に作成される、偶数伝送キュー作
成手段と、 該奇数伝送キュー作成手段によって変調済奇数チップフ
レームが作成された後に変調済み奇数チップフレームを
記憶させるための奇数伝送キュー記憶手段と、 該偶数伝送キュー作成手段によって変調済偶数チップフ
レームが作成された後に変調済み偶数チップフレームを
記憶させるための偶数伝送キュー記憶手段と、 起動さた時、該奇数伝送キュー記憶手段からの各連続チ
ップフレームを、正しい認識確認信号が該検知手段で検
知されるまで伝送する第1伝送機能を有し、それに呼応
して、正しい認識確認信号が検知されるまで該偶数伝送
キュー記憶手段からの各連続チップフレームを伝送する
ための第2伝送機能を起動させ、該第2伝送機能が起動
されると該第1伝送機能が再起動される伝送手段と、 最初の奇数の変調済みチップフレームが該奇数伝送キュ
ー記憶手段に記憶された後で該第1伝送機能を起動させ
る起動手段とから成るパケット通信装置。 - 【請求項2】 該所定の長さを有する各ビットの記号列
から成る複数のデータビットフレームを記憶するための
第2フレーム記憶手段と、 該第1疑似乱数データと同一の第2疑似乱数データを記
憶させるための第2疑似乱数記憶手段と、 該データ経路から該データチップフレームを受信するた
めのデータ受信器と、 該帰還路に沿って正しい認識確認信号を伝送するための
帰還伝送器と、 該データ受信器により受信したデータチップフレームを
認識するためのデータ認識手段と、 該データ認識手段によって認識された時、チップフレー
ムの開始場所を決定するための同期手段と、 現在受信したデータチップフレームが以前に受信したデ
ータチップフレームと異なるデータビットフレームを示
した時は常にビットフレームの遷移を検知するための遷
移検知手段と、 該データ認識手段によって認識された順次受信したデー
タチップフレームの各ビット位置を、該同期手段によっ
て決定される第1のビット位置から最後のビット位置ま
で、該第2疑似乱数データの各連続ビットと順次比較
し、両者間に相関関係が存在するか否かを決定するため
のチップ復調手段と、 起動させた時、該順次受信した各ビット位置用のデータ
チップフレームの各ビットと該チップ復調手段によって
決定される該第2疑似乱数データの各連続ビットとの間
に相関がなされる移動合計回数を累計するための総和手
段と、 起動させた時、該順次受信したデータチップフレームの
各ビット位置の移動合計をゼロにリセットするためのリ
セット手段と、 該データ認識手段によって認識される各連続データチッ
プフレーム用の総和手段を起動させ、該遷移検知手段が
ビットフレームの遷移を検知するたびに該リセット手段
を起動させるためのチップフレーム復調手段と、 順次受信された各データチップフレームの各ビット位置
用の該移動合計を所定の相関データと比較し、各ビット
位置用の該移動合計の各々に受入れ可能な相関関係が存
在する時には現在のビットフレームを首尾よく復調する
ためのビットフレーム復調手段と、 最初のデータチップフレームが該データ認識手段によっ
て認識された時該総和手段を起動させるための最初のチ
ップフレームを復調する復調手段とを更に有することを
特徴とする請求項1に記載のパケット通信装置。 - 【請求項3】 該各データビットフレームがデータビッ
トフレーム内の誤りを検出するための誤り符号を有し、
該ビットフレーム復調手段が該ビットフレーム内の誤り
を検出するために該誤り符号を使用するための手段を更
に有することを特徴とする請求項2に記載のパケット通
信装置。 - 【請求項4】 送信場所から受信場所へデータ経路と帰
還路とを有する通信路を利用してパケット通信データを
伝送するパケット通信データ伝送方法であって、 該送信場所において第1の所定長さを有するビットの記
号列から成る複数のデータを記憶させる工程と、 第2の所定長さを有するビットの記号列から成る疑似乱
数を該送信場所において記憶させる工程と、 各ビットフレーム用に所定の数のチップフレームを生成
するための該疑似乱数を使用して各ビットフレームを第
1のビットフレームから最後のビットフレームまで該送
信場所において順次変調する工程と、 正しい受信確認信号を見出すために該送信場所において
該帰還路を連続的に監視する工程と、 正しい受信確認信号が該監視工程において検知されるま
で該送信場所において終りから2番目でない変調済みビ
ットフレームの各チップフレームを該データ経路に沿っ
て連続的に伝送する工程と、 正しい受信確認信号が検知された時、終りから2番目の
変調済みビットフレームの各チップフレームを該データ
経路に沿って連続的に伝送する工程とから成ることを特
徴とするパケット通信データ伝送方法。 - 【請求項5】 該送信場所で受信したのと同一の疑似乱
数を該受信場所において記憶させる工程と、 送信側によって伝送された各チップフレームを該受信場
所において受信する工程と、 該受信場所に記憶されている疑似乱数を使用して各チッ
プフレームを該受信場所において復調する工程と、 順次受信した各チップフレームの各ビット位置を該受信
場所において所定の基準で相関させ、該所定の基準が順
次受信されたチップフレームの各ビット位置用である時
には該チップフレームを変調したビットフレームを復調
する相関工程と、 該相関工程においてビットフレームが復調されるたびに
正しい受信確認信号を伝送する工程とから成ることを特
徴とする請求項4に記載のパケット通信データ伝送方
法。 - 【請求項6】 ディジタル通信方式で利用される複合誤
り通信路をガウス雑音通信路のみに変換する変換方法で
あって、疑似ランダムチップをインターリーブすること
を特徴とする変換方法。 - 【請求項7】 固定のエネルギー内容をもって通信路経
由で情報を伝送する必要をなくす方法であって、 受信確認を確認すべき時点を動的に決定する工程と、 時間/距離要素と上記した受信確認を確認すべき時点の
動的決定とに従ってチップ・ビット比率を現場の雑音状
態に動的に調節することを特徴とする方法。 - 【請求項8】 連続チップフレーム内の所定のビットか
らのチップと同期して現れる衝撃雑音に対して改良され
た性能を有さず、可変の雑音状態に調節されない既存の
スペクトラム拡散通信方式において、衝撃雑音に対する
改良された性能を得る方法であって、 チップフレーム内のチップの疑似乱数順序なしに維持さ
れた固定チップ・ビット比率を使用する工程から成るこ
とを特徴とする方法。 - 【請求項9】 固定チップ・ビット比率を使用し、スペ
クトラム拡散通信路が可変の雑音状態に調節されないス
ペクトラム拡散通信方式において、連続チップフレーム
のチップ位置と同期して現れるランダム衝撃雑音と衝撃
雑音とに対して改良された性能を得る方法であって、 チップインターリーブを使用する工程と、 該チップフレーム中のチップの疑似ランダム順序を使用
する工程とからなることを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/965,700 US5274667A (en) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | Adaptive data rate packet communications system |
US07/965,700 | 1992-10-23 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06204987A true JPH06204987A (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=25510361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5265218A Pending JPH06204987A (ja) | 1992-10-23 | 1993-10-22 | 適応データ転送率パケット通信方式 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5274667A (ja) |
EP (1) | EP0594325A3 (ja) |
JP (1) | JPH06204987A (ja) |
CA (1) | CA2103744A1 (ja) |
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1993
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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