JP4256707B2 - 受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送信装置から送信されたデータを受信して復調する受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
1つの機器から他の機器にデータの伝送を行なうときには一方にデータを送信するための送信装置が、他方にその送信したデータを受け取るためのデータ受信装置が必要になる。双方向でデータのやり取りを行なうときには送信装置および受信装置を双方の機器に設けてデータのやり取りが行なわれる。
【0003】
このように送信装置から受信装置にデータを伝送するときには、受信装置に正しくデータが伝送されたかどうかを判定するために送信装置で検査情報が付加されるものがある。この検査情報が付加されたデータが受信装置で受信され、その検査情報に基づいて送信されたデータが正しく伝送されたかどうかの検査が行なわれる。
【0004】
このような検査情報の中にはCRC(Cyclic redanduncy code)と呼ばれるコードがある。このコードは時系列からなるデータを生成多項式で除してその剰余を検査情報としてデータに付加して送信するものである。
【0005】
この剰余が付加されたデータが受信装置で受信され、その受信されたデータが受信装置内で送信装置側と同じ生成多項式で除算され、剰余が0となったときに正しくデータが伝送されたと判定され、剰余が0以外となったときにデータに誤りがあると判定される。
【0006】
このような送信装置および受信装置を有する機器を同一の回線に多数接続すると、その回線を用いて多数の機器のうち、いずれかの機器から他の機器へデータの伝送を自在に行なうことができる。
【0007】
このように回線に多数の送信装置および受信装置を有する機器が配備されたときには、回線の利用効率を上げて、多数の機器のうち、どの機器同士であってもなるべく数多くのデータの伝送を送信装置から受信装置へ行なえるようにしておく必要がある。
【0008】
この回線の利用効率を上げる方法の1つにパケット通信と呼ばれるものがある。このパケット通信では、小包のように所定のデータ単位ごとにデータストリームを区切ってパック化して時分割的にデータの伝送が行なわれる。さらにこのパケット通信でのデータ伝送の品質を向上させるため、前述したCRCと呼ばれる検査コードを送信装置で付加して伝送し、受信装置にデータとともにその検査コードを受信させ、パケット内のデータが正しく伝送されたかどうかのチェックも行なわれる。このチェックによってデータに誤りが検出されたときには、正しいデータを受信することができるように、受信装置から送信装置側に再送信要求が転送される。この再送信要求が送信側に転送され、送信装置からデータが再送信されたら、またCRCチェックが行なわれ、データに誤りがあったら再送信要求が繰り返し転送される。したがって、再送信が行なわれ、正しくデータが転送されるまで、通信中の機器同士が回線を独占してしまう形になってしまう。そうすると、1つの回線が特定ユーザに使用され続けてその回線を通じて他の機器同士の間で伝送を行なえなくなる。そこで、伝送効率を向上させるため、再送信するデータ長の単位を変更することを可能にして、誤り位置の特定をしてなるべく再送信されるデータ長を短くして伝送効率を向上させたものがある(例えば特許文献1参照)。
【0009】
しかし、特許文献1のものでは再送信の時間を短縮する手法については述べられているが、データの修復についてまでは言及されていない。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−324161号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑み、送信側のデータの修復を行なえる受信装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の受信装置は、送信側で複数のチャンネルを使って相互に同一のデータを同時に多重に送信した信号を受信する信号受信部と、
前記信号受信部で受信した複数チャンネルの信号を各チャンネルごとに異なるデータ単位で誤り検出を行なう誤り検出部と、
前記信号受信部で受信された複数チャンネルの信号のうちの前記誤り検出部で誤りが検出されたデータ単位を除く信号から送信側で送信したデータと同一のデータを復元するデータ復元部とを備えたことを特徴とする。
【0013】
上記本発明の受信装置によれば、上記送信側から複数のチャンネルで同一のデータを多重に送信し、その多重に送信した同一のデータそれぞれを上記信号受信部で受信して、複数のチャンネルの同一のデータのいずれかに誤りが生じていてもその誤りが生じたデータ以外の同一のデータにより誤りを補完して上記データ復元部でデータの修復を行うことができる。
【0014】
また上記誤り検出部での誤り検出の結果、前記複数チャンネル全てに亘って誤りが検出されたデータ部分が存在する場合に、送信側に向けて、該データ部分の再送を要求する再送要求部を備えていることが好ましい。
【0015】
このように複数チャンネル全てに亘って誤りが検出されたデータ部分が存在した場合に、上記データ復元部によりデータの復元を行なえない場合もある。そのときには上記再送要求部により送信側に再送信要求を行ない、誤りの部分のあるのデータのみを再度受信して上記データ復元部によりデータの復元を行うことができる。
【0016】
さらに、上記受信装置が受信するデータを送信する送信装置が、受信装置内で誤りがあっても誤りを訂正することが可能な誤り訂正符号を用いるものであったり、送信するデータの順序を変えて耐バースト誤り特性を改善するためのインタリーブ処理を行なえるものであったり、符号分割多元接続(以下CDMAという)を行なえるものであったりすると、データが誤って伝送される確率はかなり低い。それに加え、上記送信側で複数のチャンネルを使って相互に同一のデータを同時に多重に送信すると、いずれかのデータに誤りが生じても他のデータにより補完を行うことによって誤りの修復を行なえる。
【0017】
さらに、上記誤り検出部は、上記信号受信部で受信した複数チャンネルの信号の誤り検出を行なうにあたり、チャンネルに応じて相互に異なるデータ長のデータを誤り検出のデータ単位とし、各データ単位ごとに誤り検出を行なうものであることが望ましい。
【0018】
そうすると、上記誤り検出部で相対的に長いデータ長のデータで誤り検出を行なってから順に相対的に短いデータ長のデータの誤り検出を行なうことができ、データの修復を行なえない状態を検出することができる。万が一データの修復を行なえない状態が発生したとしても、送信側に向けて、最も短いデータ長をデータ単位として誤りのあるデータ部分の再送信を要求することができるので再送信に要する時間が短くなる。また再送信においても、複数のチャンネルの信号により誤りの部分のデータが再送信されるので、いずれかのチャンネルの再送信データに誤りがあったとしても他のチャンネルの再送信データによって他のデータを補完することができ、データの修復を行なえる確率が向上する。
【0019】
また上記誤り検出部は、上記信号受信部で受信した複数チャンネルの信号の誤り検出を行なうにあたり、チャンネルに応じて相互にデータの開始位置がずれた同一データ長のデータを誤り検出のデータ単位とし、各データ単位ごとに誤り検出を行なうものであっても良い。
【0020】
そうすると送信中のデータに誤りが周期的に発生するものであった場合に効果を発揮する。データの開始位置がずれた同一データ長のデータが多重に送信されるため、データの中に発生する誤りの箇所を分散させることができ、いずれかのチャンネルで受信したデータに誤りがあったとしても相互に補完しあうことにより、容易にデータの修復を行なえる。その結果、誤り訂正のための回数を低減できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は本実施形態である受信装置2の構成を示す図である。図1には本実施形態の受信装置2がデータを受信するにあたり、データを送信する送信装置1が必要なので、送信装置1の構成もあわせて示してある。
【0022】
本発明の実施形態である受信装置2の構成を説明する前に図1を参照して送信装置1の構成を説明しておく。
【0023】
通常、種々のアプリケーションたとえば音声情報などのデータを送信するために送信装置を構成するが、ここではそのアプリケーションの部分をデータシーケンス11として示して以下説明する。なお図1にはCDMAにより多重通信を行なう構成が示されており、FEC部13とインタリーブ部14と、CDMAには必須とも言える拡散部151,152,153とを有している。これらの部分で誤り率の低減を目的とした符号化およびデータの順序の入れ替え、さらにはチャネル割当のためのデータの拡散が行なわれる。さらにこの送信装置1には4つのチャンネルCH1〜CH4が配備されており、それら4つのうち3つのチャンネルCH1〜CH3によって各同一のデータが多重に送信される。残りの1つのチャンネルCH4を用いて誤り検出用のCRCデータも多重され送信される。このように1つの受信機に対し、複数の拡散符号を用いて複数のチャンネルを割り当てる通信形態をマルチコード伝送という。このマルチコード伝送では、各チャンネルで同一のデータを送信することも、各チャンネルそれぞれで異なるデータを送信することもできる。
【0024】
ここでは本実施形態の受信装置2で受信したデータの誤りを低減することを目的として、3つのチャンネルで同一データを、1つのチャンネルでCRCを多重に送信し、受信装置2に各チャンネルの同一データおよびCRCを各受信させている。
【0025】
送信装置1の構成を簡単に説明する。図1には符号化ブロックと、CRCブロックとがそれぞれ示されており、データ分割部120でデータシーケンスから供給されるデータストリームを分割する処理が行なわれている。また各チャンネルに対応したCRCに関する処理はデータ分割部121〜データ分割部123で行なわれている。
【0026】
まず符号化ブロックの処理系統を説明する。
【0027】
データ分割部120で分割された各パケットはFEC部13に供給され、所定の符号化率で符号化される。このFEC部13では受信装置2で受信したデータに誤りが発生していても受信装置2内で誤りの訂正を行なえるように誤り訂正符号による符号化が行なわれ、さらにインタリーブ部14で各符号化されたデータの順序の入れ替えが行なわれる。さらにCDMAで必須とも言えるチャンネル割当を行なうためのデータの拡散が拡散部151〜153で行なわれ、各チャンネルに各パケットが割り当てられる。そしてこの拡散により各チャンネルに各パケットが割り当てられたら、それら各チャンネルの各パケットが変調部16に供給され、変調部16により各パケット内のデータに変調が施される。この変調波はアンテナ17を介して電波として空間に放射され、受信装置2までデータが送信される。
【0028】
上記インタリーブ部14では、バースト誤りを削減するための処理が行なわれ、また、拡散部151〜153では各チャンネル間に干渉が生じないように処理が施され、各チャンネルの割当が行なわれる。この拡散はCDMAにおいては必須のものであり、このような拡散を行なうことで、各チャンネルのデータを同時に多重して送信することが可能となる。
【0029】
ここで送信装置1の符号化ブロックのデータ分割部120とCRCブロックのデータ分割部121〜123の機能を簡単に図2を参照して説明する。
【0030】
図2は4つのデータ分割部120〜123が行なうパケットの処理を模式的に示した図である。
【0031】
図2(a)にはアプリケーションからのデータストリームが示されており、この図2(a)のデータストリームから図2(b)〜図(d)に示すオリジナルコード、マルチコード1、マルチコード2となるパケットがデータ分割部でそれぞれ生成される。以下各パケットをオリジナルコード、マルチコード1、マルチコード2、CRCと表記する。
【0032】
CRCは1つのブロック化された、可変長のデータ列の検査ビットとして付加されるため、各パケットのCRCを作成するにあたり、各パケットのデータ単位が問題となる。ここでは、オリジナルコードのデータ単位を長さmとし、以下マルチコード1のデータ単位をm/2とし、マルチコード2のデータ単位をm/4としてデータ分割部で各パケットを生成している。ここでは3チャンネルの場合を例に挙げたが、チャンネル数を多くすればするほど細かな分割を行なえる。そのときには、マルチコード3のデータ単位をm/16、マルチコードのデータ単位をm/32というように順に各パケットを生成すれば良い。
【0033】
このオリジナルコード、マルチコード1、マルチコード2が後段のFEC部13に各供給され、符号化された後インタリーブ部14で各パケットの順序の入れ替えが行なわれ、さらに拡散部151〜153でチャンネルがそれぞれ割り当てられる。
【0034】
次にCRCブロックの処理を説明する。
【0035】
データ分割部121〜123では、オリジナルコードのCRC、マルチコード1のCRC、マルチコード2のCRCがそれぞれ作成される。この各生成されたCRCが結合部124で結合されるときには、図2(e)に示すようにCH1で送信される1つのパケットのCRCに続いて、CH2で送信される別のパケットのCRCが、さらにCH3で送信されるさらに別のパケットのCRCがそれぞれ結合部で時系列に配列されてFEC部131に供給される。
【0036】
この時系列に並べられたデータにも上記と同様の符号化が行なわれ、インタリーブが行なわれる。さらにこのCRCデータが拡散部154で拡散されると同時にCH4が割り当てられ、符号化ブロック系統の拡散部151〜153でそれぞれCH1、CH2、CH3が割り当てられたオリジナルコード、マルチコード1、マルチコード2とともに、後段の変調部で変調が施される。これら4つのチャンネルに割り当てられたデータそれぞれが多重化され送信される。
【0037】
また、受信装置2で受信したパケット内のデータの中に誤りが生じ、ARQ方式に従って受信装置2から送信装置1側に再送要求データが送信されたときに、再送を行なえるように再送処理部18が送信装置1内には設けられている。この再送処理部18には、受信装置2から送信された変調波から再送要求データを復調するための復調部182と、受信装置2で拡散処理が施されたデータを逆拡散するための逆拡散部183と、受信装置2でインタリーブされたデータをデインタリーブするためのデインタリーブ部184と、受信装置のFEC部で符号化されたデータを復号するためのデコード部と185、そのデコードされた再送要求データに基づく処理をデータシーケンス11に行なわせるための再送要求確認部186とが配備されている。
【0038】
以上が送信装置1の構成である。この構成の送信装置1で送信されたデータが受信装置2で受信される。
【0039】
本実施形態の受信装置2は、送信側で3つのチャンネルを使って同一のデータを多重化して同時に送信した信号とCRCを受信する信号受信部20と、信号受信部20で受信した複数チャンネルの信号を各チャンネルによって異なるデータ単位で誤り検出する誤り検出部28と、信号受信部20で受信された複数チャンネルの信号のうちで誤り検出部28によって誤りが検出されたデータ単位を除く信号をもとにして送信側で送信したデータと同一のデータを復元するデータ復元部200とを備えている。
【0040】
上記信号受信部20はアンテナ21と復調部22とからなり、送信装置1から送信された変調波をアンテナ21で受信し、その変調波を復調部22で復調して後段のデータ復元部200に復調データを供給する。
【0041】
データ復元部200は、逆拡散部231〜233と、デインタリーブ部241〜243と、データ分割部251〜253と、コード結合部260とデコード部270とからなり、これらによって送信装置1から送信されたデータと同一のデータが復元される。
【0042】
逆拡散部231〜233では送信装置1の拡散部151〜153で各チャンネルに割り当てられた拡散データが逆拡散されて拡散される前のデータに復元される。またデインタリーブ部241〜243ではインタリーブ部14で施された順序の入れ替えが復元され、インタリーブされる前のデータ順序に復元される。さらにデータ分割部251〜253では、送信装置1のデータ分割部120で分割されたデータ単位の各パケットが復元される。これらのデータがコード結合部260で結合される。このコード結合部260では後述する誤り検出部28で誤りが検出されたときにその誤りのデータ部分を除く信号からデータの復元が行なわれる。この復元されたデータがデコード部に供給され、送信装置のFEC部で符号化されたデータが復号され、データシーケンスからのデータが復元される。
【0043】
上記コード結合部260で各チャンネルのデータを結合するときには、上記の如く誤り検出部28の検出結果に応じた処理が行なわれる。
【0044】
この誤り検出部28にはCH4で送信されたCRCが上記信号受信部20で受信され、供給されている。この誤り検出部28は逆拡散部281、デインタリーブ部282、デコード部283のほか、データ分割部284a〜284c、CRCチェック部285a〜285cを備えており、CH1〜CH3にある各データ単位のデータそれぞれのCRCがデコード部までで復元され、データ復元部200で復元されるべき各データ単位内のデータに誤りがあるかどうかがCRCチェック部285a〜285cでそれぞれチェックされる。
【0045】
この誤り検出部内のCRCチェック部285a〜285cで各チャンネルのデータの誤りが検出された後、その結果が再送信要求部29に伝えられる。この再送信要求部29は、再送要求決定部291とFEC部292とインタリーブ部293と拡散部294と変調部295とアンテナ296とからなり、CRCチェック部285a〜285cのチェックにより誤りが検出された場合、誤り検出部28での誤り検出の結果、複数チャンネル全てに亘って誤りが検出されたデータ部分が存在する場合に、データ復元部200では復元不能と再送要求決定部291が判断した場合には、送信側に向けて、そのデータ部分の再送要求が行なわれる。このときには、コード結合部260に指示が出され、誤りのある部分以外のデータが、再送が行なわれてデータの修復が行なわれるまで保持される。そして再送要求決定部291からは再送要求データがFEC部292に向けて出力され、FEC部292からインタリーブ部293、拡散部294を経てこの再送要求データが送信装置1に向けて送信される。またその誤りが修復可能なものであると再送決定部で判断されたときにはコード結合部280に誤りを含んだデータ部分を除く信号からデータの復元を行なうように指示を出し、後段のデコード部270で符号化されたデータをデコードさせ、送信データと同一のデータの復元を行なわせる。
【0046】
図3は、第1の実施形態を示す図であり、図3には誤り検出部28で検出される誤りの状態を説明する模式図が示されている。
【0047】
図3の左側に示すようにチャンネル1のオリジナルコードとなるパケット1に誤りが発生している。誤り検出部28ではまずデータ長mの検査ブロック長を持つパケット1の誤り検出が行なわれる。
【0048】
まず、このデータ長mをデータ単位として誤りの検出が行なわれる。ここで誤りが検出されたら、次にこのデータ長mをデータ単位とするデータの中のどの位置に誤りがあるかをチャンネル2のデータにより検出する。データ長m/2のデータはデータ長mのデータが2分割されたものであるので、いずれかのブロックに誤りがあればここで検出される。図3の左側では誤りが検出された(図中Aで示した部分)のがCH1だけで、CH2にはないので念のためCH3のデータに誤りがあるかどうかが検出される。ここでも誤りが検出されないので、再送要求決定部291はコード結合部260にCH2とCH3のデータに基づいてCH1のデータを補完させ、データを復元させる。
【0049】
これに対し、右側のようにすべてのチャンネルのデータに誤り(図中Bで示した部分)がある場合には、修復を行なえない事態が発生することもある。そのときには、CH1からCH2さらにCH3とデータ単位の短い方に向かって検査が行なわれているため、最後に誤りが検出されたCH3のデータ部分の再送を要求すれば良くなり、再送信時間の短縮化を図れる。再送信要求は、再送要求決定部の指示に基づいて再送要求データを送信装置1に向けて発することで行なわれる。
【0050】
つまり誤り検出部28での誤り検出の結果、3つのチャンネル全てに亘って誤りが検出されたデータ部分が存在し、データの修復を行なえないと再送要求決定部が判断したときに、送信側に向けて、そのデータ部分の再送信が要求される。
【0051】
このように誤り検出部28は、信号受信部20で受信した複数チャンネルの信号の誤り検出を行なうにあたり、チャンネルに応じて相互に異なるデータ長のデータを誤り検出のデータ単位とし、各データ単位ごとに誤り検出を行なうものであるので、誤りの位置をなるべく短いデータ単位内に収束させ、誤りを検出することができ、その収束させた誤り部分のデータのみの再送信要求を行なうことができる。
【0052】
本実施形態の受信装置2では、誤りの部分だけが再送されればデータを修復することが可能であり、誤りが検出された部分以外のデータはコード結合部260などに保持されているので、誤りのあるデータ単位からなるパケットが再送信されたら、その部分を修復して送信したデータと同一のデータがすべて復元され、デコード部270から出力される。
【0053】
このように、なるべく再送信を行なわなくても良いようにデータの修復を行なえるようにしておくと、再送信を要求することもなくなる。万が一再送を行なう事態になったとしても、誤りのある部分のデータ単位だけを再送信させればデータの修復を行なえるので、再送が続いて行なわれることで特定のユーザが回線を独占してしまう確率を低減することができる。
【0054】
また、本実施形態の送信装置では、再送信要求が行なわれても、その1回の再送信により確実にデータの修復を行なえるような工夫を行なっているので、その手法も説明しておく。
【0055】
再送要求が行なわれる場合には、受信装置2から再送要求データが送信される。この再送要求データを送信装置のアンテナ181で受け取り、この再送要求データを逆拡散部183、デインタリーブ部184、デコード部185で再送要求決定部からのデータに戻す処理が行なわれる。そして再送要求確認部186で再送要求データに基づいて、データシーケンス11に再送要求データに該当するデータ単位のデータをデータ分割部120に供給させる。データ分割部ではそのデータを受けて、3チャンネル分のデータを生成してFEC部131に供給する。FEC部131では再送信を行なう前の符号化率よりも低い符号化率で符号化を行ない、データ長の長いデータを作成して後段の処理へ再送データを供給する。つまり、再送信でまた誤りが生じることがないように処理が施されて再送信が行なわれる。
【0056】
この符号化率とは、1ビットのデータを畳み込み符号により符号化するときに2ビット、3ビットというように多ビットでその1ビットを表わす符号化を行うを指している。このとき1ビットのデータが2ビットで符号化されたら符号化率1/2、3ビットで符号化されたら1/3になる。たとえば再送する前の符号化率を1/2とすると、再送時には1/3の符号化率で符号化を行なって再送を行なえば、1ビットのデータが多ビットで表記されることになり、1ビット誤ってもそのデータの誤りをコード結合部260で修復することが可能になる。加えて、マルチコード伝送を行なっているので補完を行なうことによりデータの修復を行なえるので、再送データが復元される確率の向上が図れる。そして再送信されたデータが受信装置2で受信されたら、誤りの部分のデータの修復が行なわれ、その修復されたデータと、再送信前に送信され、保持されている余のデータとで送信したデータと同一のデータが復元される。
【0057】
このように符号化率を変えるなどの方法により誤りが低減される処理が施され、さらにマルチコード伝送が行なわれると、再送信においても誤りが発生する確率が低減され、再々送信要求を発する確率が本発明のような機構を備えてない装置に比べ大幅に低減できる。したがって本発明のような機構を備えていない装置に比べて再々送信要求をせずとも誤りを訂正して1回の再送信によりデータの復元を短時間で行なえるようになる。
【0058】
以上説明したように、送信側のデータの修復を行なえることはもちろん、修復を行なえない場合には最小単位のデータ長で再送要求を行なうとともに、伝送の品質を向上させて再送要求の回数をも低減することができる受信装置が実現される。
【0059】
上記実施形態ではデータ単位を変えて、誤りが発生する位置の特定を行ない易くしたが、データ単位を変えずに、データの開始位置をずらすことによっても同様のことを行なえる。
【0060】
図4は第2の実施形態を示す図であり、図4(a)〜図4(c)には、データの開始位置をずらして送信された各チャンネルのパケットの状態が示されている。
【0061】
図4に示すように各パケットデータの開始位置をずらす作業は、送信装置のデータ分割部120などで行なえる。このときには送信されるデータの送信タイミングを変えて各チャンネルのパケットのデータの開始位置をずらすようなことを行なえば良い。
【0062】
このようにデータの開始位置のずれた同一データ長のデータが送信されると、そのデータの開始位置のずれた同一データ長のデータが受信装置2で各受信され、CH4で送信されたCRCデータに基づいて誤り検出部28で誤りのチェックを行ないながら、コード結合部でデータの復元を行なえる。この誤り検出部28では、信号受信部20で受信した複数チャンネルの信号の誤り検出を行なうにあたり、チャンネルに応じて相互にデータの開始位置のずれた同一データ長のデータを誤り検出のデータ単位とし、各データ単位ごとに誤り検出を行なえるので、図4に示すように各パケット内の各同一データの異なる箇所(ハッチングで示した部分)に誤りを分散させることができ、補完を行なえば簡単にデータの修復を行なえる。
【0063】
このようにインタリーブ処理を行なって耐バースト誤りの特性を高めるとともに、パケット内のデータの一部の誤りを抑制するためにデータの開始位置をずらして送信を行ない、パケット内のデータの誤りを分散させると、受信装置側でデータの修復を簡単に行なえて再送信要求が発せられることがほぼなくなる。万が一再送信要求が発せられても、1回の再送信で短時間のうちに送信データと同一のデータの復元を行なえる。
【0064】
言い換えれば各パケット内のデータの一部に起こる誤りを分散させると、補完を行なうことにより受信装置内のコード結合部で簡単に誤りの訂正を行なえるようになる。このため、データの開始位置のずれている分、受信装置ですべてのチャンネルのデータを受信するまでに多少の時間を要するものの、再送信要求を行なわなくても受信装置でデータの修復を行なえるため、回線の使用効率を向上させることができる。
【0065】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の受信装置によれば、送信側のデータの修復を行なえる受信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態である受信装置1の構成を示す図である。
【図2】送信装置のデータ分割部で作成されるパケットを示す図である。
【図3】誤り検出部で検出される誤りの状態を説明する模式図である。
【図4】別の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 送信装置
11 データシーケンス
120 データ分割部
121〜123 データ分割部(CRCブロック)
124 結合部
13 131 FEC部
14 141 インタリーブ部
151〜154 逆拡散部
155 チャンネル結合部
16 変調部
17 送信アンテナ
18 再送部
2 受信装置
20 信号受信部
200 データ復元部
231〜233 逆拡散部
241〜243 デインタリーブ部
251〜253 データ分割部
260 コード結合部
270 デコード部
28 誤り検出部
281 逆拡散部
282 デインタリーブ部
283 デコード部
284a〜284c データ分割部
285a〜285c CRCチェック部
29 再送信要求部
291 再送要求決定部
292 FEC部
293 インタリーブ部
294 拡散部
295 変調部
296 アンテナ

Claims (3)

  1. 送信側で複数のチャンネルを使って相互に異なるデータ単位の同一のデータと、前記複数のチャンネルとは異なるチャンネルを使って前記異なるデータ単位ごとの誤り検出用CRCデータを同時に多重に送信した信号を受信する信号受信部と、
    前記信号受信部で受信した複数チャンネルの信号の前記同一のデータを各チャンネルごとに異なるデータ単位で前記誤り検出用CRCデータに基づいて誤り検出を行なう誤り検出部と、
    前記信号受信部で受信された複数チャンネルの信号のうちの前記誤り検出部で誤りが検出されたデータ単位を除くデータから送信側で送信したデータと同一のデータを復元するデータ復元部とを備えたことを特徴とする受信装置。
  2. 前記誤り検出部での誤り検出の結果、前記複数チャンネル全てに亘って誤りが検出されたデータ部分が存在する場合に、送信側に向けて、該データ部分の再送信を要求する再送信要求部を備えたことを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 前記誤り検出部は、前記信号受信部で受信した複数チャンネルの信号の誤り検出を行なうにあたり、チャンネルに応じて相互に異なるデータ長のデータを誤り検出のデータ単位とし、各データ単位ごとに誤り検出を行なうものであることを特徴とする請求項1記載の受信装置。
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