JPH0620472U - ドラフトローラのクリーニング装置 - Google Patents
ドラフトローラのクリーニング装置Info
- Publication number
- JPH0620472U JPH0620472U JP6286292U JP6286292U JPH0620472U JP H0620472 U JPH0620472 U JP H0620472U JP 6286292 U JP6286292 U JP 6286292U JP 6286292 U JP6286292 U JP 6286292U JP H0620472 U JPH0620472 U JP H0620472U
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- cleaner
- cleaning device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドラフトローラの表面に付着した風綿を確実
にクリーニングすることのできる、ドラフトローラのク
リーニング装置を得ることを目的とする。 【構成】 ドラフトローラの夫々に、回転式クリーナー
を当設したドラフト装置において、駆動軸から前記複数
の回転式クリーナーに一本の無端ベルトを装架し、該ク
リーナーを駆動する構成とした。
にクリーニングすることのできる、ドラフトローラのク
リーニング装置を得ることを目的とする。 【構成】 ドラフトローラの夫々に、回転式クリーナー
を当設したドラフト装置において、駆動軸から前記複数
の回転式クリーナーに一本の無端ベルトを装架し、該ク
リーナーを駆動する構成とした。
Description
【0001】
この考案はドラフトローラのクリーニング装置に関する。
【0002】
ドラフト装置、例えば図5に示すバックローラ対1,第4ローラ対2,第3ロ ーラ対3,ミドルローラ対4,フロントローラ対5,からなる5線式ドラフト装 置において、第4ローラ2及びミドルローラ4のボトムローラ6,7に装架され たボトムエプロン8,9のクリーニングは、図5に示すようにその外周面にゴム バンド10を圧接し、このゴムバンド10の接圧によりボトムエプロン8,9表 面に付着した風綿を掻落し、掻落された風綿をサクションダクト11により吸引 除去している。
【0003】 しかしながらサクションダクト11では風綿を確実かつ充分に吸引除去できな いため、ボトムエプロン8,9とゴムバンド10との間に風綿が堆積して塊状と なり、遂にはゴムバンド10の圧接力に抗してゴムバンド10を乗越え、供給さ れつつあるスライバSに混入し、スラブ等を発生し、或いはドラフト装置の下流 側に隣接する空気紡績ノズル12のノズル詰りの原因となるといった問題を生じ ていた。
【0004】 又、バックローラ1,第3ローラ3,フロントローラ5の各ボトムローラに付 着した風綿の除去も同様にして行っていたが、同じような問題点が認められた。
【0005】
この考案は、ドラフトローラ又はエプロンに付着した風綿を塊状となる前に確 実に除去して、スラブの発生や空気紡績ノズルのノズル詰りを防止することので きる、ドラフト装置のクリーニング装置を得ることを目的とする。
【0006】
ドラフトローラの夫々に、回転式クリーナーを当設したドラフト装置において 、駆動軸から前記複数の回転式クリーナーに一本の無端ベルトを装架し、該クリ ーナーを駆動する構成とした。
【0007】
ドラフトローラの夫々に設けたクリーナーにより、ボトムローラ上に付着した 風綿を掻き又ははたき落し、掻き又ははたき落された風綿は除去されて、スラブ のない糸を形成する。
【0008】
以下図面と共にこの考案の実施例を説明する。
【0009】 図1は、この考案のクリーニング装置15を備えた紡績装置の側面図であって 、紡績機の機台16上には本考案のクリーニング装置15を備えた5線式のドラ フト装置17と、その下流側に位置して空気紡績ノズル18及び送り出しローラ 19が設けられ、機台前面下方には紡出された糸Yの巻取装置20が配置されて いる。21は送り出しローラ19と巻取装置20の間に設けられたスラックチュ ーブ、22はスラブキャッチャ、23は糸継台車である。ドラフト装置17の上 縁側にはケンス24から引き出されたスライバSを案内するスライバガイド25 、及びトランペットガイド26が設けられている。
【0010】 従って、今、ケンス24から引出されたスライバSは、スライバガイド25か らトランペットガイド26を経てドラフト装置17に導入され、ドラフトを加え られた後空気紡績ノズル18により仮撚を与えられて糸Yを形成し、送り出しロ ーラ19を通過して巻取装置20に巻取られる。
【0011】 然して、図1に示す本考案のクリーニング装置15は、図2に当該部分を拡大 して示すように、バックトップローラ27a,バックボトムローラ27bからな るバックローラ対27,エプロンバンドを装架した第4トップローラ28a,第 4ボトムローラ28bからなる第4ローラ対28,第3トップローラ29a,第 3ボトムローラ29bからなる第3ローラ対29,エプロンバンドを装架したミ ドルトップローラ30a,ミトルボトムローラ30bからなるミドルローラ対3 0、及びフロントトップローラ31a,フロントボトムローラ31bからなるフ ロントローラ対31で構成された5線式ドラフト装置17下部に配置され、次の 構成から成立っている。
【0012】 即ち、該クリーニング装置15は、ドラフト装置17のクレードル下方側面に とりつけられた支持部材(図示省略)に回転自在に支持され、フロントボトムロ ーラ31bを除く各ボトムローラ27b,28b,29b,30bの下方に置か れた32a,32b,32c,32dからなる複数のクリーナー32を備えてい る。
【0013】 該クリーナー32は図3に示すように、軸33端にホイール34を有し、軸3 3上には断面が二等辺三角形のゴム製の翼35が複数枚(図では4枚)、軸方向 に平行しかつ同方向に等間隔で配置されており、然も翼35の先端は図2に示す ようにクリーナー32が支持部材に支持されたとき、各ボトムローラ27b,2 9b表面或いはボトムローラ28b,30bにエプロンベルト28c,30cを 装架したものにあってはエプロンベルト28c,30cの表面に圧接状態で接触 している。各クリーナー32a,32b,32c,32dは各クリーナー32の ホイール34及びドライビングプーリ36に装架された一本の無端ベルト37に より連結されている。38は前記無端ベルト37の張力を調整するアイドラプー リーである。
【0014】 そして前記ドライビングプーリー36の回転により走行する無端ベルト37の 回転方向は、各クリーナー32a,32b,32c,32dを各ボトムローラ2 7b,28b,29b,30dの回転方向(時計方向)と同方向に回転するよう 装架されている。使用されるベルトとしては平ベルト、丸ベルト、Vベルト等適 宜断面を持つベルトが使用される。
【0015】 該クリーナー32は支持部材に支持されたとき、翼35先端は図2に示すよう にボトムローラに圧接する。そこで今翼35先端がえがく仮想円の径をD、クリ ーナー32の軸芯から、翼35とボトムローラとの接触部位点の径をdとすると 、クリーナー32による風綿の掻き又ははたき落し速度△vは、△v=(D−d )πNで表わすことができるから、クリーナー32の翼35をボトムローラに接 触回転せしめることにより生ずる前記速度差△vで、ボトムローラ表面に付着し た風綿を掻き又ははたき落すこととなり、掻き又ははたき落された風綿は除去さ れて、スラブのない糸を形成するのである。
【0016】 なお上記実施例においては、5線式ドラフト装置の場合につき説明したが3線 式、4線式或いは5線式以上のドラフト装置に対しても適用することができ、又 クリーナー32は翼35を軸33上に4枚設けた場合を図示したが、これに限る ものでなく必要に応じて任意の数を設けても、或いは軸33の軸方向と角度を保 って螺線状に設けても差支えない。更に翼35の断面も二等辺三角形に限らず、 長方形等とすることもできる。
【0017】 更に当該クリーナー32は、第2の実施例として図4に示すように軸33の周 面全面に、刷毛部材39を密接植毛したクリーナー32であっても、軸33上に 部分的に植毛したクリーナー32であっても、任意に使用することができる。
【0018】
以上詳細に述べた通りこの考案のドラフトローラクリーニング装置は、ドラフ トローラの夫々に、回転式クリーナーを当設したドラフト装置において、駆動軸 から前記複数の回転式クリーナーに一本の無端ベルトを装架し該クリーナーを駆 動する構成としたものであるから、タンジェルシャルタイプ駆動によってドラフ トゲージ(ドラフトローラ間の距離)が種々変化しても無端ベルトの長さを種々 変化する必要がなくこれに直ちに対応し、然も各ドラフトローラに接触回転する クリーナーによりボトムローラ上に付着した風綿を掻き又ははたき落し、掻き又 ははたき落された風綿は除去されてスラブのない糸を形成し、かつ空気紡績ノズ ルのノズル詰まりも完全に防止することができる。
【図1】本考案のドラフトローラクリーニング装置を備
えた紡績装置の概略側面図である。
えた紡績装置の概略側面図である。
【図2】本考案のドラフトローラクリーニング装置を備
えたドラフト装置の側面図である。
えたドラフト装置の側面図である。
【図3】本考案で使用されるクリーナー部分の斜視図で
ある。
ある。
【図4】本考案で使用されるクリーナーの第二の実施例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図5】従来のドラフトローラクリーニング装置を備え
たドラフト装置の側面図である。
たドラフト装置の側面図である。
1,27 バックローラ対 2,28 第4ローラ対 3,29 第3ローラ対 4,30 ミドルローラ対 5,31 フロントローラ対 15 クリーニング装置 32,32a,32b,32c,32d クリーナー 34 ホイール 35 翼 36 ドライビングプーリー 37 無端ベルト 38 アイドラプーリー
Claims (1)
- 【請求項1】 ドラフトローラの夫々に、回転式クリー
ナーを当設したドラフト装置において、駆動軸から前記
複数の回転式クリーナーに一本の無端ベルトを装架し、
該クリーナーを駆動する構成としたドラフトローラのク
リーニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6286292U JPH0620472U (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | ドラフトローラのクリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6286292U JPH0620472U (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | ドラフトローラのクリーニング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0620472U true JPH0620472U (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=13212534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6286292U Pending JPH0620472U (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | ドラフトローラのクリーニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620472U (ja) |
-
1992
- 1992-08-14 JP JP6286292U patent/JPH0620472U/ja active Pending
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