JPH0620436B2 - Nmrデ−タ収集法 - Google Patents

Nmrデ−タ収集法

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JPH0620436B2
JPH0620436B2 JP61069416A JP6941686A JPH0620436B2 JP H0620436 B2 JPH0620436 B2 JP H0620436B2 JP 61069416 A JP61069416 A JP 61069416A JP 6941686 A JP6941686 A JP 6941686A JP H0620436 B2 JPH0620436 B2 JP H0620436B2
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magnetization
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明徳 藤田
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、NMR(核磁気共鳴)イメージングのため
のデータ収集法に関し、特にデータ収集時間を短縮する
パルスシーケンスの改良に関する。
従来の技術 N×Nの画素よりなるNMR断層像を得るには、通常用
いられている2次元フーリエ変換法や2次元投影復元法
などでは、データ収集シーケンスをN回繰り返すことを
要する。また各データ収集の間に、縦緩和時間にしたが
う磁化の回復を待つ必要があるため、1回のシーケンス
に1秒程度の時間を要する。そのため、N=128また
は256の像を得るのに数分を要することになる。
そこで、データ収集時間を短縮するため種々の提案がな
されている。まず第1の提案は第4図にパルスシーケン
スを示すように、通常90゜パルスとする励起RFパル
スを用いず、磁化が20゜〜40゜程度倒れるようなR
Fパルスを用い、傾斜磁場Gxの反転によりエコー信号
を発生させるというものである。このように励起RFパ
ルス角度が小さいため、回復が早く、シーケンスの繰り
返し時間を短くしても信号の減衰が少ないことを利用し
て数秒で像形成のためのデータを収集している(Magnet
ic Resonance Imaging.Vol.3.pp.297-299,1985)。
第2の提案は第5図に示すように、同じく励起RFパル
ス角度に20゜〜40゜を用い、このRFパルスの照射
後180゜パルス(x軸の正方向)を与えてエコー信号
を得るとともに2番目の180゜パルス(x軸の負方
向)を照射して縦方向の磁化を復帰させるというシーケ
ンスである(特開昭60−111647)。
発明が解決しようとする問題点 しかし、従来の上記第1の提案は、傾斜磁場Gxの反転
によりエコー信号を発生させるようにしているため、静
磁場の不均一性の影響を受けやすく、良好な像を得られ
ないという欠点があることが指摘されている(「NMR
医学」Vol.4,pp.18-33,1984)。
また、第2の提案では、低アングルの利点を生かすため
に1シーケンスに2つの180゜パルスを用いる必要が
あって、繰り返し時間をそれほど短縮できない。
この発明は、繰り返し時間を大幅に短縮できるとともに
静磁場の不均一性の影響を受けにくく良好な画像を得る
ことができるようにする、新規なパルスシーケンスによ
るNMRテータ収集法を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 この発明のNMRデータ収集法では、被検体を静磁場中
に置くことにより作られた磁化を90゜から180゜ま
での中間の角度だけ倒すよう第1のRFパルスで励起
し、その後180゜反転させる第2のRFパルスを与え
てエコー信号を発生させ、このエコー信号をサンプリン
グしてデータ収集する。
作 用 第1のRFパルスでスピンを励起し磁化を90゜から1
80゜までの中間の角度、たとえば140゜〜160゜
だけ倒すようにし、その後180゜パルスで180゜反
転させるので、実質的に20゜〜40゜励起RFパルス
を用いたのと同じになり、アングルが小さいため回復が
早く、シーケンスの繰り返し時間を短くできる。したが
って、2番目の180゜パルスを必要としない分だけ、
上記の第2の提案より繰り返し時間を短縮できる。
また、180゜パルスで反転させ、分散した磁化を収束
させ、エコー信号を発生させるようにしているので、静
磁場の不均一性の影響を受けにくい。そのため良好な画
像を得ることができる。
実施例 第1図は、本発明を2次元フーリエ変換法に適用した一
実施例のパルスシーケンスを示す。励起RFパルスのア
ングルとしては、対象とするスピンの縦緩和時間と許容
される繰り返し時間Trとにより最適な角度が想定でき
る。ここでは30゜パルスが最適であると仮定する。そ
こで、まず第1の励起RFパルスとして180゜−30
゜=150゜のアングルを持つパルスを回転座標系のX
軸方向に与える。この角度は、信号の強さと持続時間に
よって定まる。すると、第2図(1) に示すように、静磁
場によってその静磁場方向(z方向)に形成された磁化
Mが、yz平面を150゜回転してA方向に向く。その
後磁化は磁場の不均一性により第2図(2) に示した円周
C上に分散していく。
ここで、時間Δの後、再びx軸方向に180゜パルスを
与えると、第2図(3) のように磁化はx軸のまわりに1
80゜反転して円周C′上に移動し、さらに時間Δの後
には点A′に集まるので、エコー信号が発生する。そこ
で、このエコー信号をサンプリングして計算機に取り込
む。この場合、磁化はz軸より30度の角度の円周C′
上にあるので、回復が早く、繰り返し時間Trを短くす
ることができる。
第1図で傾斜磁場GzはZ方向のある部分を選択的に照
射するためのもので、これによってZ軸に直角な1つの
断層面を選択する。傾斜磁場Gxは断層面内のX方向に
位置情報を付加するための周波数エンコーディング用と
傾斜磁場である。傾斜磁場Gyは断層面内のY方向の位
置情報を付加するための位相エンコーディング用の傾斜
磁場であって、シーケンスが時間Tr毎に繰り返される
たびに徐々に大きくされる。これらの傾斜磁場Gx,G
y,Gzは通常の2次元フーリエ変換法と同じである。
こうしてシーケンスが画像マトリクスの1辺の画素数に
対応する回数だけ繰り返されてデータ収集が終了し、計
算機による高速2次元フーリエ変換が実行され、NMR
パラメータの分布像が断層像として再構成される。この
場合、180゜パルスで磁化を収束させてエコー信号を
得ているので静磁場の不均一性に影響されない良好な画
像が得られる。
なお180゜パルスは、x軸の負の方向つまり180゜
−xパルスでも同じ結果が得られる。また、y軸の正の
向きのパルスすなわち180゜yパルス、あるいはy軸
の負の向きのパルスすなわち180゜−yパルスを用い
ることもでき、この場合は第3図に示すように磁化がy
軸のまわりに180゜回転し磁化の集まる点がA″とな
るだけで効果は同じである。一般に180゜パルスはx
y平面のどの方向に与えてもよいのである。
上記では2次元フーリエ変換法に適用した実施例につい
て説明したが、2次元投影復元法のみならず、3次元フ
ーリエ変換法や3次元投影復元法などにも適用できる。
要するに磁化の回転角度(フリップアングル)を小さく
することによって繰り返し時間を短縮できるシーケンス
には全て適用できるのである。
さらに、1シーケンス内において上記の180゜パルス
の後に180゜パルスを偶数個付け加えることによりマ
ルチエコーシーケンスとすることも可能である。
発明の効果 この発明によれば、2次元フーリエ変換法などの従来よ
り使用されているシーケンスにおいて、最初のRFパル
スのフリップアングルを90゜でなくて90゜から18
0゜までの範囲を調整するだけでよく、きわめて簡単に
繰り返し時間を短縮でき、高速なデータ収集が可能とな
る。また、180゜パルスを用いてエコー信号を発生す
るので、静磁場の不均一性による画像の劣化を受けにく
い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のパルスシーケンスを示す
タイムチャート、第2図はこの実施例における磁化の方
向を示す模式図、第3図は他の実施例における磁化の方
向を示す模式図、第4図および第5図は従来例のパルス
シーケンスをそれぞれ示すタイムチャートである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体を静磁場中に置くことにより作られ
    た磁化を90゜から180゜までの中間の角度だけ倒す
    よう第1のRFパルスで励起し、その後180゜反転さ
    せる第2のRFパルスを与えてエコー信号を発生させ、
    このエコー信号をサンプリングしてデータ収集すること
    を特徴とするNMRデータ収集法。
  2. 【請求項2】第1のRFパルスは磁化を140゜乃至1
    60゜だけ倒すものであることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のNMRデータ収集法。
JP61069416A 1986-03-27 1986-03-27 Nmrデ−タ収集法 Expired - Fee Related JPH0620436B2 (ja)

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CN110215209B (zh) * 2019-04-29 2023-03-28 上海联影医疗科技股份有限公司 一种磁共振成像方法和磁共振成像系统

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