JPH0620411A - 精密位置決め装置 - Google Patents

精密位置決め装置

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Publication number
JPH0620411A
JPH0620411A JP17705692A JP17705692A JPH0620411A JP H0620411 A JPH0620411 A JP H0620411A JP 17705692 A JP17705692 A JP 17705692A JP 17705692 A JP17705692 A JP 17705692A JP H0620411 A JPH0620411 A JP H0620411A
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JP
Japan
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magnetic head
time
head position
positioning
allowable range
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Application number
JP17705692A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Kawasaki
勝義 川崎
Masashi Yoshida
正志 吉田
Toshinori Sato
俊徳 佐藤
Shizuo Ueda
静男 植田
Atsushi Takahashi
淳 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外力により生じる磁気ディスク装置の磁気ヘ
ッドの位置変動を検出し、異常発生信号を送出する。 【構成】 位置決め完了後も所定時間毎に磁気ヘッド位
置を検出し(ステップS41)、検出した磁気ヘッド位
置が任意に設定した許容誤差を含む指定範囲内にあるか
否かを判定し(ステップS42)、磁気ヘッドが許容誤
差を含む指定範囲外である場合にはその継続時間を求め
(ステップS43、S44)、磁気ヘッドが指定範囲外
にある継続時間が任意に設定した設定時間以上となった
とき、磁気ヘッド位置異常として異常発生信号を送出す
る(ステップS45、S46)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置や光
ディスク装置の書込み読出しヘッド等の位置を制御する
精密位置決め装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気ディスク装置は、コンピュ
ータと制御装置を介して接続され、コンピュータからの
制御信号及びアドレス情報をもとに磁気ヘッドを所定の
磁気ディスクの所定のトラックに移動させることによ
り、情報の書込み及び読出しを行うものである。そし
て、その磁気ヘッドを所定のトラックに移動させる制御
を行っているのが精密位置決め装置である。
【0003】この精密位置決め装置では、レーザリニア
エンコーダ等により検出した磁気ヘッドの位置とコンピ
ュータからのアドレス情報とに基づいて磁気ヘッド位置
をフィードバック制御により、ボイスコイルモータやリ
ニアエアベアリング等を用いて磁気ヘッドを移動させ、
磁気ヘッドが所定のトラック位置の予め任意に設定した
許容範囲内に収斂したときに、位置決めされたものとし
て、位置決め完了信号をコンピュータに対して出力して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の精密位置決め装置では、磁気ヘッドが所定の位置の
予め任意に設定した許容範囲内に収斂したとき、コンピ
ュータに対して位置決め完了信号を出力し、磁気ヘッド
位置の検出を終了している。そのため、位置決め終了
後、外部から力を加えたり、傾けたりすることにより、
磁気ヘッド位置が変動し、予め任意に設定した許容範囲
から外れてしまっても磁気ヘッド位置異常を検出するこ
とができないという未解決の課題がある。
【0005】そこで、この発明は、上記従来例の未解決
の課題に着目してなされたものであり、位置決め終了後
にも磁気ヘッド位置を監視し、磁気ヘッドが位置変動を
起こしたとき異常であることを報知することのできる精
密位置決め装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係わる精密位置決め装置は、移動体の位置
を検出して当該移動体を所定位置に停止させる位置決め
回路を有する精密位置決め装置において、位置決め完了
後の移動体の位置が許容範囲内であるか否かを監視する
位置監視手段と、該位置監視手段で許容範囲外を検出し
且つ許容範囲外の継続時間が設定時間以上であるときに
異常検出信号を送出する異常信号発生手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明においては、位置決め完了後も磁気ヘッ
ド位置が許容範囲内であるか否かを監視し、磁気ヘッド
位置が予め設定した許容範囲外である状態の継続時間が
任意の設定時間以上であるときに、異常検出信号を発し
て再位置決めの必要があることを報知する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は磁気ディスク装置の一例を示す組立図であ
る。図中、Aは磁気ディスク、Dは磁気ヘッドであり、
複数の磁気ヘッドDが取りつけられたスライダGは、リ
ニアスライドエアベアリング20のベアリング部21に
固定されており、また、これらの磁気ヘッドDを所定の
磁気ディスクAの所定のトラックに移動させるためのボ
イスコイル形の直動モータM等から構成されるヘッドポ
ジショナHに連結される。
【0009】磁気ディスク装置では、入力した制御装置
からの制御信号やアドレス情報をインタフェース部を介
して制御回路部へ送出する。制御回路部では、各種制御
信号を複合し、アドレス情報で指定されたトラックへ磁
気ヘッドDを位置決めするための指令を位置決め回路部
Eへ、また磁気ディスクAからの情報を読み出す読出し
指令を書込み・読出し回路部に送出する。位置決め回路
部Eの出力であるサーボ信号はサーボアンプに供給さ
れ、ボイスコイル形の直動モータMのサーボ電流をコン
トロールする。
【0010】前記位置決め回路部Eと、ヘッドポジショ
ナH及びレーザリニアエンコーダLとから構成されるの
が位置決め装置であり、その概略構成図を図2に示す。
レーザリニアエンコーダLは、磁気ヘッドDの移動に伴
い、2つの受光素子の出力が1/4周期の位相差のつい
た正弦波信号を位置検出部30に出力する。位置検出部
30では、入力した1/4周期の位相差を持つ二つの正
弦波入力信号を適宜に分周するなどした後、ゼロクロス
比較器を有するシュミットトリガー回路等により位置情
報Xと速度情報Vを位置制御部31に出力する。
【0011】位置制御部31では、制御回路部Cからの
磁気ヘッド位置制御信号Y1と位置検出部30からの位
置情報Xとの偏差を速度制御量に変換し、その速度制御
量と位置検出部30からの速度情報Vとの偏差でなるサ
ーボ電流を形成し、位置及び速度制御を行う。それと同
時に、制御回路部Cから磁気ヘッド位置制御信号Y1を
入力してから任意の時間P秒経過後から、位置検出部3
0からの位置情報Xが、制御回路部Cからの磁気ヘッド
位置制御信号Y1の任意に設定した許容誤差αの範囲内
に収斂したか否かの検出を行い、任意のタイミング毎に
磁気ヘッド位置Xを検出し、磁気ヘッド位置Xが、許容
範囲内に収斂したとき、位置決め完了信号を制御回路部
Cに出力する。位置決め終了後、引き続き位置情報Xが
許容範囲内に収斂しているか否かを常時監視し、位置情
報Xが許容範囲を外れた継続時間が設定時間S以上とな
ったとき、磁気ヘッド位置異常として、制御回路部Cに
対し異常信号Y7を送出する。ここで、P秒は任意に設
定した時間であり、磁気ヘッドが位置制御されて移動を
開始するまでの立上り時間である。
【0012】なお、制御回路部Cから入力する磁気ヘッ
ド位置制御信号Y1は、任意の基準点からの距離とし、
位置検出部30から入力する磁気ヘッド位置Xは、磁気
ヘッド位置制御信号Y1の基準点と同一点からの距離と
する。次に上記実施例の動作を位置制御部31の処理手
順を示す図3及び図4のフローチャートを伴って説明す
る。
【0013】先ず、制御回路部Cから磁気ヘッド位置制
御信号Y1を入力すると、予め設定されたメインプログ
ラムによってレーザリニアエンコーダLで検出した磁気
ヘッド位置Xと磁気ヘッド位置制御信号Y1とをもと
に、サーボ電流をコントロールし、位置決め制御を開始
する。これと同時に、図3の位置監視処理が所定時間
(例えば10msec)毎のタイマ割込み処理として実
行される。
【0014】すなわち、ステップS1で位置決めフラグ
FPがFP=1であるか否かを判定し、FP=1である
ときステップS5に移行し、FP=1でないときステッ
プS2に移行する。ここで、位置決めフラグFPは磁気
ヘッドの位置決め制御中であるか否かを判定するもので
あり、位置決め制御中であるときFP=1となる。次い
で、ステップS2では新たな磁気ヘッド位置制御信号Y
1が入力されたか否かを判定し、磁気ヘッド位置制御信
号Y1が入力されていない場合にはステップS4に移行
し、位置決め完了後監視処理を行う。ステップS2で新
たな磁気ヘッド位置制御信号Y1が入力された場合に
は、位置決め制御を行うものと判断してステップS3に
移行し位置決めフラグFP=1とした後、ステップS5
に移行する。
【0015】ステップS5では、位置制御信号Y1が入
力されてからP秒を経過したか否かを判定し、位置制御
信号Y1を入力してからP秒を経過していない場合には
そのままタイマ割込み処理を終了してメインプログラム
に戻り、位置制御信号Y1が入力されてからP秒を経過
した場合にはステップS6に移行し、位置検出部30か
ら検出した現時点Nでの磁気ヘッド位置X(N)を入力
しステップS7に移行する。ステップS7では、現時点
Nでの磁気ヘッド位置と現時点よりも1つ前の時点N−
1での磁気ヘッド位置との差(X(N)−X(N−
1))が正の値であるか否かを判定し、正の値(X
(N)−X(N−1)>0)である場合には、ステップ
S8に移行し、正の値ではない(X(N)−X(N−
1)≦0)場合には、ステップS17に移行する。
【0016】ステップS8では、減少フラグFDがFD
=1であるか否かを判定し、減少フラグFD=1でない
場合には、ステップS9に移行する。ステップS9では
増加フラグFUをFU=1とし、ステップS10で現時
点での磁気ヘッド位置X(N)を時点N−1での磁気ヘ
ッド位置X(N−1)に更新してからメインプログラム
に戻る。
【0017】ここで、減少フラグFDは、磁気ヘッド位
置が減少中であるか否かを表すものであり、現時点Nで
の磁気ヘッド位置と現時点よりも1つ前の時点N−1で
の磁気ヘッド位置との差が負である場合(X(N)−X
(N−1)<0)、磁気ヘッド位置が減少中であるとし
て、FD=1とする。また、増加フラグFUは磁気ヘッ
ド位置が増加中であるか否かを表すものであり、現時点
Nでの磁気ヘッド位置と現時点よりも1つ前の時点N−
1での磁気ヘッド位置との差が正である場合(X(N)
−X(N−1)≧0)、増加中であるとして、FU=1
とする。
【0018】ステップS8で、減少フラグFDがFD=
1である場合には、ステップS11に移行し、FD=0
とした後ステップS12に移行し、時点N−1での磁気
ヘッド位置X(N−1)が磁気ヘッド位置許容範囲下限
値Y1−αよりも小さいか否かを判定し、X(N−1)
<Y1−αである場合には、ステップS13に移行し、
極大フラグFHをFH=0とした後ステップS14に移
行し、現時点での磁気ヘッド位置X(N)を時点N−1
での磁気ヘッド位置X(N−1)に更新してからメイン
プログラムに戻る。
【0019】ステップS12でX(N−1)<Y1−α
でない場合には、ステップS15に移行し、極小フラグ
FLをFL=1とした後ステップS16に移行して、極
大フラグFHがFH=1であるか否かを判定する。FH
=1でない場合にはステップS14に移行し、現時点で
の磁気ヘッド位置X(N)を時点N−1での磁気ヘッド
位置X(N−1)に更新してからメインプログラムに戻
る。ステップS16でFH=1である場合にはステップ
S26に移行して、位置決め完了信号Y5を制御回路部
Cに出力し、位置決めフラグFPをFP=0とした後、
メインプログラムに戻る。
【0020】ここで、極大フラグFHは、磁気ヘッド位
置Xが極大値であるか否かを表すものであり、磁気ヘッ
ド位置Xが増加中すなわち増加フラグFU=1であり、
かつ、現時点Nでの磁気ヘッド位置と現時点よりも1つ
前の時点N−1での磁気ヘッド位置との差が負であり
(X(N)−X(N−1)<0)、さらに時点N−1で
の磁気ヘッド位置X(N−1)が磁気ヘッド位置許容範
囲上限値Y1+α以下である場合(X(N−1)≦Y1
+α)、磁気ヘッド位置Xが許容範囲内で増加から減少
に変わった極大の変極点であるものとして、FH=1と
する。また、極小フラグFLは、磁気ヘッド位置Xが極
小値であるか否かを表すものであり、磁気ヘッド位置X
が減少中すなわち減少フラグFD=1であり、かつ、現
時点Nでの磁気ヘッド位置と現時点よりも1つ前の時点
N−1での磁気ヘッド位置との差が正であり(X(N)
−X(N−1)≧0)、さらに時点N−1での磁気ヘッ
ド位置X(N−1)が磁気ヘッド位置許容範囲下限値Y
1−α以上である場合(X(N−1)≧Y1−α)、磁
気ヘッド位置Xが許容範囲内で減少から増加に変わった
極小の変極点であるものとして、FL=1とする。
【0021】ステップS17では、増加フラグFUがF
U=1であるか否かを判定し、FU=1である場合に
は、ステップS20に移行し、FU=1でない場合に
は、ステップS18に移行する。ステップS18では、
減少フラグFD=1とし、ステップS19に移行して現
時点での磁気ヘッド位置X(N)を時点N−1での磁気
ヘッド位置X(N−1)に更新してからメインプログラ
ムに戻る。
【0022】ステップS20では、増加フラグFUをF
U=0とした後ステップS21に移行し、時点N−1で
の磁気ヘッド位置X(N−1)が磁気ヘッド位置許容範
囲上限値Y1+αよりも大きいか否かを判定する。X
(N−1)>Y1+αである場合には、ステップS22
に移行し、極小フラグFLをFL=0とした後ステップ
S23に移行して、現時点での磁気ヘッド位置X(N)
を時点N−1での磁気ヘッド位置X(N−1)に更新し
てからメインプログラムに戻る。
【0023】ステップS21でX(N−1)>Y1+α
でない場合には、ステップS24に移行し、極大フラグ
FHをFH=1とした後ステップS25に移行して、極
小フラグFLがFL=1であるか否かを判定し、FL=
1でない場合にはステップS23に移行し、現時点での
磁気ヘッド位置X(N)を時点N−1での磁気ヘッド位
置X(N−1)に更新してからメインプログラムに戻
る。ステップS25でFL=1である場合にはステップ
S26に移行して、位置決め完了信号Y5を制御回路部
Cに出力した後、位置決めフラグFPをFP=0とした
後、メインプログラムに戻る。
【0024】ここで、ステップS4の位置決め完了後監
視処理は、図4のフローチャートに示す処理手順で行わ
れ、先ず、ステップS41で現時点での磁気ヘッド位置
X(N)を入力し、ステップS42に移行する。ステッ
プS42では、現時点での磁気ヘッド位置X(N)が磁
気ヘッド位置許容範囲下限値Y1−αと磁気ヘッド位置
許容範囲上限値Y1+αの範囲内にあるか否かを判定
し、範囲内にある場合には、ステップS43に移行し、
異常検出時間Y6をY6=0とした後、メインプログラ
ムに戻る。ステップS42で、Y1−α≦X(N)≦Y
1+αでない場合には、ステップS44に移行して、異
常検出時間Y6をY6=Y6+1とした後ステップS4
5に移行し、異常検出時間Y6が、設定時間S以上であ
るか否か(Y6≧S)を判定し、Y6≧Sでない場合に
はメインプログラムに戻り、Y6≧Sである場合には、
ステップS46に移行し、アラーム信号Y7を出力す
る。なお、Sは任意に設定した値であり、磁気ヘッド位
置がY1−α≦X(N)≦Y1+αの範囲外である継続
時間が設定時間Sを超えたとき、磁気ヘッド位置異常と
する。
【0025】ここで、ステップS41〜42が位置監視
手段に対応し、ステップS43〜46が異常信号発生手
段に対応する。次に、上記実施例の動作を、制御回路部
Cから位置制御信号Y1=Zを入力した場合の挙動を示
す図5を参照して説明する。今、位置制御部31では図
5(c)に示すように10msecのタイミングで割込
み処理を行うものとする。位置制御部31では、時点T
0で制御回路部Cからの位置制御信号Y1を入力するま
では、位置決めフラグFPがFP=1であるか否かを判
定し、時点T0で、制御回路部Cから位置制御信号Y1
=Zを入力した時点(図5(a))で、位置決め制御を
開始し、磁気ヘッドは時点T0から位置制御され、図5
(b)に示すように制御位置Zを中心に、時点T2で極
大、時点T4で極小、時点T6で極大となる減衰振動を
しながら制御位置Zに移動される。
【0026】同時に、位置監視処理では、時点T0で位
置制御信号Y1(=Z)を入力すると、位置決めフラグ
FPがFP=1となり、図5(d)に示すように立上り
時間P秒を経過してから磁気ヘッド位置検出値の入力を
開始する。時点T1から時点T2の間は、磁気ヘッド位
置Xが増加しているので、現時点Nでの磁気ヘッド位置
と現時点よりも1つ前の時点N−1での磁気ヘッド位置
との差(X(N)−X(N−1))は正の値となり、増
加フラグFU=1として、次の磁気ヘッド位置Xを入力
する。
【0027】時点T2で極大値となると、時点T3で検
出した磁気ヘッド位置X(T3)と現時点よりも1つ前
の時点(T3−1)での磁気ヘッド位置X(T3−1)
との差が、X(T3)−X(T3−1)<0となり、時
点T3−1と時点T3との間に磁気ヘッド位置Xが増加
から減少に変わる極大点があったことを検出する。しか
し、時点(T3−1)での磁気ヘッド位置X(T3−
1)は磁気ヘッド位置許容範囲上限値Y1+αすなわち
Z+αよりも大きい(X(T3−1)>Z+α)ので、
極大フラグFH=0とし、時点T3での磁気ヘッド位置
X(T3)を時点(T3−1)での磁気ヘッド位置X
(T3−1)に置き換えて次の時点T3+1での磁気ヘ
ッド位置X(T3+1)を入力する。
【0028】時点T2から時点T4の間では磁気ヘッド
位置Xは減少しているので、現時点Nでの磁気ヘッド位
置と現時点よりも1つ前の時点N−1での磁気ヘッド位
置との差(X(N)−X(N−1))は負の値となり、
減少フラグFD=1として、次の時点の磁気ヘッド位置
Xを入力する。時点T4で極小値となると、時点T5で
検出した磁気ヘッド位置X(T5)と現時点よりも1つ
前の時点T5−1での磁気ヘッド位置X(T5−1)と
の差が、X(T5)−X(T5−1)≧0となり、時点
T5−1と時点T5との間に磁気ヘッド位置Xが減少か
ら増加に変わる極小点があったことを検出する。そし
て、時点T5−1での磁気ヘッド位置X(T5−1)は
磁気ヘッド位置許容範囲下限値Y1−αすなわちZ−α
よりも大きい(X(T3−1)>Z−α)ので、極小フ
ラグFL=1とし(図5(e))、このとき、極大フラ
グFH=0であるので、時点T5での磁気ヘッド位置X
(T5)を時点T5−1での磁気ヘッド位置X(T5−
1)に更新した後次の時点T5+1での磁気ヘッド位置
X(T5+1)を入力する。
【0029】時点T4から時点T6の間では磁気ヘッド
位置Xが増加しているので、現時点Nでの磁気ヘッド位
置と現時点よりも1つ前の時点N−1での磁気ヘッド位
置との差(X(N)−X(N−1))は正の値となり、
増加フラグFU=1として、次の磁気ヘッド位置を入力
する。時点T6で極大値となると、時点T7で検出した
磁気ヘッド位置X(T7)と現時点よりも1つ前の時点
T7−1での磁気ヘッド位置X(T7−1)との差が、
X(T7)−X(T7−1)<0となり、時点T7−1
と時点T7との間に磁気ヘッド位置Xが増加から減少に
変わる極大点があったことを検出する。そして、時点
(T7−1)での磁気ヘッド位置X(T7−1)は磁気
ヘッド位置許容範囲上限値Z+αよりも小さい(X(T
7−1)<Z+α)ので、極大フラグFH=1とし(図
5(e))、次いで、極小フラグFL=1であるので、
極大と極小がともに許容範囲内に収まったとして、位置
決め完了信号Y5を出力する(図5(f))。この時点
で、位置決めフラグFPはFP=0となり、制御回路部
Cから位置制御信号Y1を入力するまで位置決め完了後
監視処理を行う。
【0030】一旦位置決めされた磁気ヘッドは、外部か
らの力や傾けられることにより、位置変動が生じること
がある。時点T8で位置変動が生じ、時点T9で磁気ヘ
ッド位置X(T9)を入力すると、時点T9での磁気ヘ
ッド位置X(T9)は磁気ヘッド位置許容範囲内(Z−
α≦X(T9)≦Z+α)であるので、異常検出時間Y
6をY6=0として、次の磁気ヘッド位置Xを入力す
る。時点T10で、磁気ヘッド位置X(T10)は、許
容範囲を超えている(X(T10)>Z+α)ので、異
常検出時間Y6をY6=Y6+1とする。この場合、Y
6=1となる。
【0031】ここで、設定時間SをS=3とすると、こ
の場合Y6=1であるので、次の磁気ヘッド位置を入力
する。時点T11での磁気ヘッド位置X(T11)は磁
気ヘッド位置許容範囲を超えている(X(T11)>Z
+α)ので、異常検出時間Y6をY6=Y6+1とする
と、Y6=2となる。この場合、異常検出時間Y6は設
定時間S=3以下であるので、次の磁気ヘッド位置を入
力する。時点T12での磁気ヘッド位置X(T12)は
許容範囲内(Z−α≦X(T9)≦Z+α)であるの
で、異常検出時間Y6をY6=0(図5(g))とし、
次の値を入力する。
【0032】時点T12+1から時点T13までは磁気
ヘッド位置は許容範囲内であるので異常検出時間Y6=
0のままである。時点T13で位置変動し始め、T14
で許容範囲を超えると、異常検出時間Y6はY6=1と
なり、次いで時点T15でも許容範囲を超えるので異常
検出時間Y6はY6=2となる(図5(g))。時点T
16でも許容範囲を超えるので、異常検出時間Y6がY
6=3となり(図5(g))、このとき異常検出時間Y
6が設定時間S=3を超えるので、磁気ヘッド位置異常
と判定しアラーム信号Y7を出力する(図5(h))。
【0033】したがって、上記実施例によれば、位置決
め完了後の磁気ヘッドの位置を監視し、磁気ヘッド位置
が連続して、任意に設定した時間以上許容範囲を外れた
場合、磁気ヘッド位置異常としてアラーム信号を送出す
るようにしたので、磁気ヘッド位置の異常変動を容易に
検出することができる。また、位置決め完了後に新たな
位置制御信号Y1が入力された場合には、位置決め制御
処理を開始することができる。
【0034】なお、上記実施例では、磁気ヘッド位置異
常を検出したアラーム信号Y7を制御回路部に送出して
いるが、警報発生器に送出して、警報を発生するように
してもよい。また、上記実施例では磁気ディスク装置に
適用した場合について述べたが本発明はこれに限らず、
位置決め装置を用いて位置決めを行っている製造装置に
適用すれば、アラーム信号送出時に製造した製造品は不
良品であることを検出することができるので、製造品の
品質を高める効果を得ることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、位
置決め完了後も定期的に磁気ヘッド位置を検出し、許容
範囲内に収斂しているか否かを判定し、任意の設定時間
以上許容範囲を外れたときアラーム信号を発生するよう
にしたので、常時磁気ヘッド位置異常を検出することが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気ディスク装置の一例を示す組立図である。
【図2】位置決め装置の概略構成図である。
【図3】位置制御部31の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図4】位置制御部31の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図5】本発明の動作説明に供する波形図である。
【符号の説明】
31 位置制御部 A 磁気ディスク D 磁気ヘッド E 位置決め回路部 H ヘッドポジショナ P 立上り時間 S 設定時間 X 磁気ヘッド位置 α 許容誤差 FD 減少フラグ FH 極大フラグ FL 極小フラグ FU 増加フラグ Y1 位置制御信号 Y5 位置決め完了信号 Y6 異常検出時間 Y7 アラーム信号
フロントページの続き (72)発明者 植田 静男 神奈川県茅ケ崎市香川1061−1 サニーウ ェル坂田101 (72)発明者 高橋 淳 神奈川県鎌倉市材木座6−23−5

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の位置を検出して当該移動体を所
    定位置に停止させる位置決め回路を有する精密位置決め
    装置において、位置決め完了後の移動体の位置が許容範
    囲内であるか否かを監視する位置監視手段と、該位置監
    視手段で許容範囲外を検出し且つ許容範囲外の継続時間
    が設定時間以上であるときに異常検出信号を送出する異
    常信号発生手段とを備えることを特徴とする精密位置決
    め装置。
JP17705692A 1992-07-03 1992-07-03 精密位置決め装置 Pending JPH0620411A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17705692A JPH0620411A (ja) 1992-07-03 1992-07-03 精密位置決め装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0749048A1 (en) 1995-06-07 1996-12-18 Sanyo Chemical Industries, Ltd. Toner binder composition and toner composition
US6163429A (en) * 1997-04-22 2000-12-19 U.S. Philips Corporation Learning to compensate for randomly occurring shocks
JP2020082403A (ja) * 2018-11-19 2020-06-04 株式会社平安コーポレーション 移動ストッパーの位置補正方法

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