JP2644835B2 - 磁気ディスク装置のオフセットシーク制御方式 - Google Patents
磁気ディスク装置のオフセットシーク制御方式Info
- Publication number
- JP2644835B2 JP2644835B2 JP63173596A JP17359688A JP2644835B2 JP 2644835 B2 JP2644835 B2 JP 2644835B2 JP 63173596 A JP63173596 A JP 63173596A JP 17359688 A JP17359688 A JP 17359688A JP 2644835 B2 JP2644835 B2 JP 2644835B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- offset
- seek
- target
- amount
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
- Feedback Control In General (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [概要] 目標トラックへのシーク動作終了時にオフセットシー
クによりリトライ動作を行なわせる磁気ディスク装置の
オフセットシーク制御装置に関し、 オーバーシュートを起こすことなくオフセットシーク
の処理時間を短縮することを目的とし、 目標オフセット量の設定を受けた際に、時間の経過に
伴って目標オフセット量に段階的に到達するオフセット
値を演算し、この演算オフセット値に応じて目標オフセ
ット電圧に向けて段階的に増加するオフセット電圧を発
生するように構成する。
クによりリトライ動作を行なわせる磁気ディスク装置の
オフセットシーク制御装置に関し、 オーバーシュートを起こすことなくオフセットシーク
の処理時間を短縮することを目的とし、 目標オフセット量の設定を受けた際に、時間の経過に
伴って目標オフセット量に段階的に到達するオフセット
値を演算し、この演算オフセット値に応じて目標オフセ
ット電圧に向けて段階的に増加するオフセット電圧を発
生するように構成する。
[産業上の利用分野] 本発明は、目標トラックへのシーク動作終了時にオフ
セットシークによりリトライ動作を行なわせる磁気ディ
スク装置のオフセットシーク制御装置に関する。
セットシークによりリトライ動作を行なわせる磁気ディ
スク装置のオフセットシーク制御装置に関する。
目標トラックにサーボヘッドを位置決めするシーク動
作にあっては、ヘッドがトラックを横切る際に得られる
トラック検出信号をカウントし、このカウント値から目
標トラックに到達したことを判別した時に、例えばトラ
ック検出信号がゼロクロスとなる位置にヘッドを位置決
めしてシーク動作を終了させてトラックオンを上げるよ
うにしている。
作にあっては、ヘッドがトラックを横切る際に得られる
トラック検出信号をカウントし、このカウント値から目
標トラックに到達したことを判別した時に、例えばトラ
ック検出信号がゼロクロスとなる位置にヘッドを位置決
めしてシーク動作を終了させてトラックオンを上げるよ
うにしている。
しかし、このようなシーク動作によりヘッドをオント
ラックさせても、磁気ディスク装置の温度変動や機械的
誤差等によりヘッドが正しい位置にオントラックできな
い場合がある。そこで、シーク終了後にシリンダ位置や
トラック位置等に応じて予め決めている目標オフセット
量を設定してオフセットシークによるリトライ動作を1
又は複数回繰り返し、ヘッドが正しい位置にオントラッ
クできるようにしている。
ラックさせても、磁気ディスク装置の温度変動や機械的
誤差等によりヘッドが正しい位置にオントラックできな
い場合がある。そこで、シーク終了後にシリンダ位置や
トラック位置等に応じて予め決めている目標オフセット
量を設定してオフセットシークによるリトライ動作を1
又は複数回繰り返し、ヘッドが正しい位置にオントラッ
クできるようにしている。
一方、近年にあっては計算機の高速化に伴い磁気ディ
スク装置の位置決めの高速化が要求されており、従っ
て、オフセットシークについても可能な限り短時間で行
なうことが望まれる。
スク装置の位置決めの高速化が要求されており、従っ
て、オフセットシークについても可能な限り短時間で行
なうことが望まれる。
[従来の技術] 第5図は従来のオフセットシーク制御装置の構成図で
ある。
ある。
第5図において、100は制御部としてのCPU、14aはオ
フセット電圧発生回路、36はCR時定数回路、16は位置信
号作成回路、18はフィルタ、26はポジションエラー発生
回路、28はパワーアンプ、30はボイスコイルモータ、32
はサーボヘッドである。
フセット電圧発生回路、36はCR時定数回路、16は位置信
号作成回路、18はフィルタ、26はポジションエラー発生
回路、28はパワーアンプ、30はボイスコイルモータ、32
はサーボヘッドである。
従来のオフセットシーク制御は第6図の動作フロー図
に示すようになる。
に示すようになる。
まず目標トラックに対するシーク動作が終了すると、
ステップS1でCPU100が目標オフセット量Kをオフセット
電圧発生回路14aに設定し、目標オフセット量Kに対応
してオフセット電圧を発生する。このオフセット電圧は
ヘッドのオーバーシュートを防ぐためにCR時定数回路36
で積分されて位置信号作成回路16に与えられ、ボイスコ
イルモータ30の駆動によりサーボヘッド32のオフセット
シークが開始される。
ステップS1でCPU100が目標オフセット量Kをオフセット
電圧発生回路14aに設定し、目標オフセット量Kに対応
してオフセット電圧を発生する。このオフセット電圧は
ヘッドのオーバーシュートを防ぐためにCR時定数回路36
で積分されて位置信号作成回路16に与えられ、ボイスコ
イルモータ30の駆動によりサーボヘッド32のオフセット
シークが開始される。
続いてステップS2で一定のシーク時間経過するか否か
監視しており、一定時間を経過するとステップS3に進ん
でオフセットシーク終了と判断してオントラックを上
げ、目標トラックからのステイタス出力を開始する。
監視しており、一定時間を経過するとステップS3に進ん
でオフセットシーク終了と判断してオントラックを上
げ、目標トラックからのステイタス出力を開始する。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のオフセットシーク制
御にあっては、オフセット電圧をステップ的に与えるこ
とによるサーボヘッドのオーバシュートを除去するため
CR時定数回路36を使用しており、オフセット電圧の大き
さはシリンダやトラック位置により大小様々であること
から、最大となるオフセット電圧についてCR時定数回路
36の積分電圧が最終的に目標電圧に到達できるように、
オフセットシーク終了までのシーク時間を一定に決めて
いる。
御にあっては、オフセット電圧をステップ的に与えるこ
とによるサーボヘッドのオーバシュートを除去するため
CR時定数回路36を使用しており、オフセット電圧の大き
さはシリンダやトラック位置により大小様々であること
から、最大となるオフセット電圧についてCR時定数回路
36の積分電圧が最終的に目標電圧に到達できるように、
オフセットシーク終了までのシーク時間を一定に決めて
いる。
第7図(a)はオフセット電圧が大きい時のオフセッ
トシークを示し、また同図(b)はオフセット電圧が小
さい時のオフセットシークを示す。
トシークを示し、また同図(b)はオフセット電圧が小
さい時のオフセットシークを示す。
しかし、従来方式にあっては、オフセット電圧の大小
にかかわらず常に一定のオフセットシーク時間Tを決め
ていたため、第7図(b)のようにオフセット電圧が小
さい場合には、CR時定数回路による積分電圧に基づいた
オフセットシークが終了しても一定時間Tを経過しなけ
ればオフセットシークが終了せず、その分だけオフセッ
トシークに時間がかかる問題があった。
にかかわらず常に一定のオフセットシーク時間Tを決め
ていたため、第7図(b)のようにオフセット電圧が小
さい場合には、CR時定数回路による積分電圧に基づいた
オフセットシークが終了しても一定時間Tを経過しなけ
ればオフセットシークが終了せず、その分だけオフセッ
トシークに時間がかかる問題があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
もので、オーバーシュートを起こすことなくオフセット
シーク動作の処理時間を短縮する磁気ディスク装置のオ
フセットシーク制御装置を提供することを目的とする。
もので、オーバーシュートを起こすことなくオフセット
シーク動作の処理時間を短縮する磁気ディスク装置のオ
フセットシーク制御装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 第1図は本発明の原理説明図である。
本発明は位置制御回路によって目標トラックに対する
シーク動作を行い位置誤差をゼロに制御した後に前記位
置制御回路へ所定の目標オフセット値を設定してオフセ
ットシーク動作を行なう磁気ディスクのオフセットシー
ク制御方式を対象とし、本発明にあっては、制御部10に
より目標オフセット量Kの設定をオフセット演算部12で
受けた際に、時間の経過に伴って段階的に目標オフセッ
ト量Kに到達するオフセット値を演算し、この演算オフ
セット値に基づいてオフセット電圧発生部14から目標電
圧に向って段階的に増加するオフセット電圧を発生する
ようにしたものである。
シーク動作を行い位置誤差をゼロに制御した後に前記位
置制御回路へ所定の目標オフセット値を設定してオフセ
ットシーク動作を行なう磁気ディスクのオフセットシー
ク制御方式を対象とし、本発明にあっては、制御部10に
より目標オフセット量Kの設定をオフセット演算部12で
受けた際に、時間の経過に伴って段階的に目標オフセッ
ト量Kに到達するオフセット値を演算し、この演算オフ
セット値に基づいてオフセット電圧発生部14から目標電
圧に向って段階的に増加するオフセット電圧を発生する
ようにしたものである。
[作用] このような構成を備えた本発明のオフセットシーク制
御方式にあっては、オフセットシークを開始すると時間
の経過に伴って目標オフセット電圧に向かって段階的に
増加するオフセット電圧が発生され、オフセットシーク
によるヘッドのオーバーシュートを防止すると同時に、
目標オフセット量に応じた時間でオフセットシークを終
了してオントラックを上げることができる。
御方式にあっては、オフセットシークを開始すると時間
の経過に伴って目標オフセット電圧に向かって段階的に
増加するオフセット電圧が発生され、オフセットシーク
によるヘッドのオーバーシュートを防止すると同時に、
目標オフセット量に応じた時間でオフセットシークを終
了してオントラックを上げることができる。
即ち、目標オフセット量が大きい時にはそれに見合っ
た時間でオフセットシークが終了し、また目標オフセッ
ト量が小さいときにはそれに見合った短い時間でオフセ
ットシークを終了することができ、より高速でオフセッ
トシークを行なうことができる。
た時間でオフセットシークが終了し、また目標オフセッ
ト量が小さいときにはそれに見合った短い時間でオフセ
ットシークを終了することができ、より高速でオフセッ
トシークを行なうことができる。
[実施例] 第2図は本発明の一実施例を示した実施例構成図であ
る。
る。
第2図において、100はCPUであり、制御部10及びオフ
セット演算部12としての制御機能を有する。CPU100の制
御部10は通常のシーク動作終了時、リトライ動作が必要
なシリンダ及び又はトラック位置の際には、オフセット
シークのための目標オフセット量Kをオフセット演算部
12に設定する。オフセット演算部12は制御部10から目標
オフセット量Kの設定を受けた際に時間の経過に伴って
目標オフセット量Kに向って段階的に増加するオフセッ
ト値を順次演算してオフセット電圧発生回路14aに出力
する。オフセット電圧発生回路14aはオフセット演算部1
2で演算されたオフセット値に対応したオフセット電圧
を発生する。
セット演算部12としての制御機能を有する。CPU100の制
御部10は通常のシーク動作終了時、リトライ動作が必要
なシリンダ及び又はトラック位置の際には、オフセット
シークのための目標オフセット量Kをオフセット演算部
12に設定する。オフセット演算部12は制御部10から目標
オフセット量Kの設定を受けた際に時間の経過に伴って
目標オフセット量Kに向って段階的に増加するオフセッ
ト値を順次演算してオフセット電圧発生回路14aに出力
する。オフセット電圧発生回路14aはオフセット演算部1
2で演算されたオフセット値に対応したオフセット電圧
を発生する。
オフセット電圧発生回路14aに続いては、位置信号作
成回路16が設けられる。従来方式にあっては、オフセッ
ト電圧発生回路14aと位置信号作成回路16との間にオー
バーシュート除去用のCR時定数回路を設けているが、本
発明にあってはCR時定数回路は取り除かれている。
成回路16が設けられる。従来方式にあっては、オフセッ
ト電圧発生回路14aと位置信号作成回路16との間にオー
バーシュート除去用のCR時定数回路を設けているが、本
発明にあってはCR時定数回路は取り除かれている。
位置信号作成回路16に続いてはフィルタ18が設けら
れ、フィルタ18とポジションエラー発生回路26との間に
PIDシーク制御を行なうための比例アンプ20、積分回路2
2及び微分回路24が並列的に設けられている。ポジショ
ンエラー発生回路26に続いてはパワーアンプ28が設けら
れ、パワーアンプ28の出力でボイスコイルモータ30を駆
動してサーボヘッド32をシーク動作させるようにしてい
る。また、ボイスコイルモータ30に対するパワーアンプ
28の制御電流は制御電流検出回路34で検出され、微分回
路24に入力されている。更に、サーボヘッド32の位置検
出信号は位置信号作成回路16に入力されている。
れ、フィルタ18とポジションエラー発生回路26との間に
PIDシーク制御を行なうための比例アンプ20、積分回路2
2及び微分回路24が並列的に設けられている。ポジショ
ンエラー発生回路26に続いてはパワーアンプ28が設けら
れ、パワーアンプ28の出力でボイスコイルモータ30を駆
動してサーボヘッド32をシーク動作させるようにしてい
る。また、ボイスコイルモータ30に対するパワーアンプ
28の制御電流は制御電流検出回路34で検出され、微分回
路24に入力されている。更に、サーボヘッド32の位置検
出信号は位置信号作成回路16に入力されている。
第3図は第2図の実施例における本発明のオフセット
シーク制御の動作フロー図である。
シーク制御の動作フロー図である。
第3図の動作フロー図を参照して本発明のオフセット
シーク制御を説明すると、まず目標トラックに対する通
常のシーク動作が終了すると、CPU100の制御部10はオフ
セット演算部12に対し目標オフセット量Kを設定するこ
とでオフセットシーク動作が開始される。即ち、オフセ
ット演算部12は目標オフセット量Kが設定されるとステ
ップS1でカウンタNをN=0にリセットすると共に、演
算オフセット値KiをKi=0にリセットし、次のステップ
S2でカウンタNを1つカウントアップし、続いてステッ
プS3で演算オフセット値Kiが目標オフセット値Kに達し
たか否か判別し、最初はKi=0であることからステップ
S4に進んで演算オフセット値Kiの重み付け計算を行な
う。この重み付け計算は例えばカウントNの値を用いた
(2N×T)に従った重み付け計算を行なう。
シーク制御を説明すると、まず目標トラックに対する通
常のシーク動作が終了すると、CPU100の制御部10はオフ
セット演算部12に対し目標オフセット量Kを設定するこ
とでオフセットシーク動作が開始される。即ち、オフセ
ット演算部12は目標オフセット量Kが設定されるとステ
ップS1でカウンタNをN=0にリセットすると共に、演
算オフセット値KiをKi=0にリセットし、次のステップ
S2でカウンタNを1つカウントアップし、続いてステッ
プS3で演算オフセット値Kiが目標オフセット値Kに達し
たか否か判別し、最初はKi=0であることからステップ
S4に進んで演算オフセット値Kiの重み付け計算を行な
う。この重み付け計算は例えばカウントNの値を用いた
(2N×T)に従った重み付け計算を行なう。
具体的には、 Ki=K−{1/(2N×T)}+α 但し、 Kは目標オフセット量 Nはカウンタ値 Tは重み決定定数 αはバイアス定数 として演算オフセット値Kiを演算する。この結果、第4
図に示すようにカウンタ値Nが増加するに従い、つまり
シーク時間の最初の段階ではオフセット位置への接近量
が大きく、シーク時間の経過に従いオフセット位置への
接近量が小さくなるように演算オフセット値Kiが演算さ
れることになる。続いて、ステップS5で演算されたオフ
セット値Kiをオフセット電圧発生回路14aに出力し、オ
フセット値Kiに応じたオフセット電圧を発生し、位置信
号作成回路16以降の回路部による制御でボイスコイルモ
ータ30を駆動してサーボヘッド32のオフセットシークを
開始する。
図に示すようにカウンタ値Nが増加するに従い、つまり
シーク時間の最初の段階ではオフセット位置への接近量
が大きく、シーク時間の経過に従いオフセット位置への
接近量が小さくなるように演算オフセット値Kiが演算さ
れることになる。続いて、ステップS5で演算されたオフ
セット値Kiをオフセット電圧発生回路14aに出力し、オ
フセット値Kiに応じたオフセット電圧を発生し、位置信
号作成回路16以降の回路部による制御でボイスコイルモ
ータ30を駆動してサーボヘッド32のオフセットシークを
開始する。
続いてステップS2に戻り、カウンタNを更に1つカウ
ントアップし、このステップS2〜S5の処理をステップS3
で演算オフセット値Kiが目標オフセット値Kに一致する
まで繰り返す。
ントアップし、このステップS2〜S5の処理をステップS3
で演算オフセット値Kiが目標オフセット値Kに一致する
まで繰り返す。
第4図は第3図のステップS4による重み付け計算で得
られるオフセット値Kiの変化を示したもので、カウンタ
Nのインクリメントに応じて目標オフセット量Kに向っ
て段階的に増加するオフセット値Kiが演算され、K=Ki
となったときにオフセットシークを完了する。即ち、第
3図のステップS3でK=Kiが判別されるとステップS6に
進んでオフセットシークを終了してオントラックを上
げ、目標トラックからのステータス出力を開始するよう
になる。
られるオフセット値Kiの変化を示したもので、カウンタ
Nのインクリメントに応じて目標オフセット量Kに向っ
て段階的に増加するオフセット値Kiが演算され、K=Ki
となったときにオフセットシークを完了する。即ち、第
3図のステップS3でK=Kiが判別されるとステップS6に
進んでオフセットシークを終了してオントラックを上
げ、目標トラックからのステータス出力を開始するよう
になる。
このように本発明のオフセットシーク制御にあって
は、目標オフセット量Kの設定に対し、実際のオフセッ
ト電圧は時間の経過に伴って目標オフセット電圧に向け
て段階的に増加されるため、オフセット終了時にサーボ
ヘッドにオーバーシュートが発生せず、更に設定される
目標オフセット量Kの大きさに応じたシーク時間でオフ
セットシークを終了することができ、従来の一定のオフ
セットシーク時間を設定した場合に比べ、目標オフセッ
ト量が大きければそれに応じたシーク時間となり、目標
オフセット量が小さければそれに応じた短い時間でオフ
セットシークを終了することができオフセットシークを
短時間で終了することができる。
は、目標オフセット量Kの設定に対し、実際のオフセッ
ト電圧は時間の経過に伴って目標オフセット電圧に向け
て段階的に増加されるため、オフセット終了時にサーボ
ヘッドにオーバーシュートが発生せず、更に設定される
目標オフセット量Kの大きさに応じたシーク時間でオフ
セットシークを終了することができ、従来の一定のオフ
セットシーク時間を設定した場合に比べ、目標オフセッ
ト量が大きければそれに応じたシーク時間となり、目標
オフセット量が小さければそれに応じた短い時間でオフ
セットシークを終了することができオフセットシークを
短時間で終了することができる。
尚、オフセット演算部12による時間の経過に伴って段
階的に目標オフセット量の向わせるオフセット値の演算
は、前記の実施例に限定されず、例えば指数関数値に増
加するような適宜のパターンとすることができる。
階的に目標オフセット量の向わせるオフセット値の演算
は、前記の実施例に限定されず、例えば指数関数値に増
加するような適宜のパターンとすることができる。
更に、第2図の実施例に示すように本発明のシーク制
御は比例アンプ20、積分回路22及び微分回路24を用いた
PID制御としていることから、極めて精度が高く、安定
に目標オフセット位置にヘッドを移動させる最適制御が
できる。
御は比例アンプ20、積分回路22及び微分回路24を用いた
PID制御としていることから、極めて精度が高く、安定
に目標オフセット位置にヘッドを移動させる最適制御が
できる。
[発明の効果] 以上説明してきたように本発明によれば、目標オフセ
ット電圧に向けて段階的に増加するオフセット電圧を発
生することで、ヘッドのオーバーシュートを確実に防止
すると同時に、目標オフセット量に応じた時間でオフセ
ットシークを終了してオントラックを上げることがで
き、この結果、オーバーシュートを生ずることなく短時
間でオフセットシークを終了し、より高速のオフセット
シークが実現できる。
ット電圧に向けて段階的に増加するオフセット電圧を発
生することで、ヘッドのオーバーシュートを確実に防止
すると同時に、目標オフセット量に応じた時間でオフセ
ットシークを終了してオントラックを上げることがで
き、この結果、オーバーシュートを生ずることなく短時
間でオフセットシークを終了し、より高速のオフセット
シークが実現できる。
第1図は本発明の原理説明図; 第2図は本発明の実施例構成図; 第3図は本発明のオフセットシーク動作フロー図; 第4図は本発明のオフセット制御特性図; 第5図は従来方式の構成図; 第6図は従来のオフセットシーク動作フロー図; 第7図は従来のオフセットシーク説明図である。 図中、 10:制御部 12:オフセット演算部 14:オフセット電圧発生部 14a:オフセット電圧発生回路 16:位置信号作成回路 18:フィルタ 20:比例アンプ 22:積分回路 24:微分回路 26:ポジションエラー発生回路 28:パワーアンプ 30:ボイスコイルモータ 32:サーボヘッド 34:制御電流検出回路
Claims (1)
- 【請求項1】位置制御回路によって目標トラックに対す
るシーク動作を行い位置誤差をゼロに制御した後に前記
位置制御回路へ所定の目標オフセット量を設定してオフ
セットシークを行う磁気ディスクのオフセットシーク制
御装置に於いて、 目標オフセット量(K)を設定する制御部(10)と; 該制御部(10)により目標オフセット量(K)の設定を
受けた時に、時間の経過に伴って段階的に前記オフセッ
ト量に到達するオフセット値を演算してオフセット電圧
発生部(14)によりオフセット電圧を発生させるオフセ
ット演算部(12)とを備え、 前記オフセット電圧は段階的に変化する度にその変化量
が小さくなるように重み付けされることを特徴とする磁
気ディスク装置のオフセットシーク制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63173596A JP2644835B2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 磁気ディスク装置のオフセットシーク制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63173596A JP2644835B2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 磁気ディスク装置のオフセットシーク制御方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0223578A JPH0223578A (ja) | 1990-01-25 |
JP2644835B2 true JP2644835B2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=15963530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63173596A Expired - Lifetime JP2644835B2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 磁気ディスク装置のオフセットシーク制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2644835B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4699948B2 (ja) * | 2006-06-30 | 2011-06-15 | 高周波熱錬株式会社 | バルブの制御装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS619876A (ja) * | 1984-06-25 | 1986-01-17 | Toshiba Corp | ヘツドの位置決め制御方式 |
JP2508466B2 (ja) * | 1986-09-27 | 1996-06-19 | ソニー株式会社 | ヘツド位置決め装置 |
-
1988
- 1988-07-11 JP JP63173596A patent/JP2644835B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0223578A (ja) | 1990-01-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2685622B2 (ja) | 位置決め制御方法および装置 | |
JP3377013B2 (ja) | ディスク装置のシーク制御装置及びそれを用いたシーク制御方法 | |
US20060007592A1 (en) | Head positioning control method for a storage device and head positioning control device | |
JPH09139032A (ja) | ディスク装置 | |
JP2002304219A (ja) | モータ制御装置およびメカ特性測定方法 | |
US6850386B2 (en) | Control object positioning using an optimum jerk profile to reduce excitation of mechanical resonances | |
JP4365042B2 (ja) | 自己同調モデル参照式ディスク・ドライブ・コントローラ | |
US4956789A (en) | Method and apparatus for driving a servo system while suppressing residual vibration generated during position control | |
JPH0756608B2 (ja) | 位置決め制御装置 | |
JP2644835B2 (ja) | 磁気ディスク装置のオフセットシーク制御方式 | |
JP2007257838A (ja) | データプレーヤおよび/またはレコーダ内の読取りおよび/または書込みヘッドの迅速かつ正確な位置決め | |
JP2007200463A (ja) | 磁気ディスク装置 | |
JP3657718B2 (ja) | 制御システムおよび制御システムにおける加速度パターンの設定方法およびパラメータ設定方法 | |
JPH06242803A (ja) | 自動調整サーボ制御装置 | |
JP2918030B2 (ja) | ディジタル制御方式 | |
JPS59103113A (ja) | 位置決めサ−ボ制御方式 | |
JP2688421B2 (ja) | アクセス制御自動調整方法 | |
JPH0536099A (ja) | 情報記録再生装置 | |
US20060066986A1 (en) | Seek servomechanism with extended sinusoidal current profile | |
JPS6132120A (ja) | 位置決め制御方式 | |
JPS59119420A (ja) | 可動素子位置決め方式 | |
JP2599989B2 (ja) | 磁気ディスク装置とそのサーボ回路調整方法 | |
JP2543228B2 (ja) | トラッキング制御装置 | |
JPS60109015A (ja) | 磁気記録装置のオ−トトラッキング方式 | |
JP2737731B2 (ja) | ディスク装置 |