JPH06204055A - ガス絶縁変圧器 - Google Patents

ガス絶縁変圧器

Info

Publication number
JPH06204055A
JPH06204055A JP4347392A JP34739292A JPH06204055A JP H06204055 A JPH06204055 A JP H06204055A JP 4347392 A JP4347392 A JP 4347392A JP 34739292 A JP34739292 A JP 34739292A JP H06204055 A JPH06204055 A JP H06204055A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
diameter side
end shield
inner diameter
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4347392A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3031091B2 (ja
Inventor
Takashi Takahagi
隆司 高萩
Nobuyuki Hashimoto
信行 橋本
Kenji Ikeda
健二 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP4347392A priority Critical patent/JP3031091B2/ja
Publication of JPH06204055A publication Critical patent/JPH06204055A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3031091B2 publication Critical patent/JP3031091B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transformer Cooling (AREA)
  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高圧巻線と低圧巻線との間の冷却ダクトによる
冷却効果がよくしかもこの部分の絶縁強度を合理的に確
保する。 【構成】端部シールド34,35の断面形状を、金属板
を折り曲げて円弧部341,351と直線部342,3
52のb字状にする。円弧部341,351が電界緩和
効果を果たすとともに、直線部342,352に絶縁テ
ープ51を巻回したり、この部分を巻線と絶縁筒17と
の間に挿入することによって固定することができる。円
弧部341,351の中は空洞なので、その終端と直線
部342,352との間に隙間を設けてここから絶縁テ
ープや絶縁筒を円弧部341,351の中にまで挿入し
て固定することによって直線部342,352の長さを
短くすることができる。また、電界が集中する円弧部3
41,351の表面を絶縁膜52で被覆して初期電子の
放出を抑制し結果的にガス絶縁変圧器の絶縁信頼性を向
上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、SF6 と略称される
六フッ化硫黄からなる絶縁ガスを絶縁媒体と冷却媒体を
兼ねて巻線や鉄心などからなる変圧器中身が収納された
密封容器内に封入したガス絶縁変圧器、特にその巻線端
部の電界集中を緩和するために設けられる端部シールド
とその取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のガス絶縁変圧器の巻線配置
図である。この図において、内径側に配置された内径側
巻線としての低圧巻線11は鉄心100の外径側に配置
され高圧巻線12はこの低圧巻線11の外径側に配置さ
れていて、これらの間は、複数層の絶縁筒13,14,
15,16及び冷却ダクト20があって外径側巻線とし
ての高圧巻線12の低圧巻線11に対する絶縁耐力が確
保されている。周知のように高圧電極の角部には電界が
集中して絶縁上の弱点になることから、高圧巻線12の
軸方向上下及び内径側外径側の端部に端部シールド3
2,33が、低圧巻線11の高圧巻線12に対向する側
の上下の端部に端部シールド31がそれぞれ設けられて
いる。
【0003】低圧巻線11,高圧巻線12はともに下部
絶縁物41で支持され上部絶縁物42で押さえつけられ
て固定されている。なお、両方の巻線11,12はシー
ト巻線で、図の縦線を施した部分は導体シートと絶縁シ
ートが交互に重ねて巻回された巻線の実質部分であり、
その上下の2点鎖線で区切った白いままの部分は絶縁シ
ートが突き出していて硬化樹脂で固められてある部分で
ある。
【0004】電界の集中は高圧巻線12の端部だけでは
なく低圧巻線11の高圧巻線12に対向する側の端部で
も生ずるので、前述のように、端部シールド31とこれ
と対称構造の符号を付けない下部の端部シールドが設け
られている。下部の端部シールドは上部端部シールド3
1,32,33と対称構造なので符号を付けるのを省略
してある。以後の記述でも上部の端部シールド31,3
2,33についての記述は下部の端部シールドについて
も適用される。
【0005】冷却ダクト20内には間隔片21が設けら
れていて冷却ダクト20の厚みが確保されている。この
間隔片21は水平断面形状が長方形で周方向に所定の等
配数で配置されていて、隣合う間隔片21間の隙間に絶
縁ガスが流れることによって冷却ダクト20の機能が発
揮される。周知のように、絶縁物は絶縁ガスに比べて誘
電率が大きいために端部シールド31,32の近傍の冷
却ダクト20の位置にも間隔片21があると端部シール
ド31,32の表面の電界の集中率が高くなるので図示
のようにその部分の間隔片をなくしているものである。
下部は間隔片21が下にずり落ちないように支えるため
に断面の一部が下部絶縁物41に達するまでの寸法を持
っている。
【0006】絶縁筒13,14はそれぞれ端部シールド
31,32の半径方向寸法分の隙間を埋めるためのもの
であり、絶縁筒14,15は低圧巻線11と高圧巻線1
2との間の絶縁強度を確保するためのものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで低圧巻線11
を例にとると、低圧巻線11の外径側近くの導体は冷却
ダクト20によって冷却される。しかし、その間に絶縁
筒13と14があるためにこれによる熱抵抗によって冷
却効果が悪くなっているという問題がある。また、端部
シールド31,32の軸方向位置が同じで直接対向した
位置にあるために端部シールド31と32との間の絶縁
距離が小さくなっていて絶縁強度を低下させる要因にな
るので、必要とする絶縁強度を確保するために冷却ダク
ト20の半径方向寸法を大きくとる必要があるという問
題もある。
【0008】この発明の目的は、このような問題を解決
して、冷却効果がよくしかも低圧巻線と高圧巻線との間
の絶縁強度を合理的に確保することのできるガス絶縁変
圧器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明によれば、円筒状の内径側巻線とこの内径
側巻線の外径側に所定の間隔を隔てて同心に配置された
同じく円筒状の外径側巻線を備え、これらの巻線のうち
の少なくとも一方の巻線の軸方向端部に電界緩和電極と
してのリング状の端部シールドが設けられてなるガス絶
縁変圧器において、前記端部シールドの断面形状が、円
弧部とこの円弧部から巻線の軸方向の中央部に向かって
突き出した直線部とからなり、この直線部がこの端部シ
ールドが設けられる巻線の所定の位置に固定されてなる
ものとし、また、円筒状の内径側巻線とこの内径側巻線
の外径側に所定の間隔を隔てて同心に配置された同じく
円筒状の外径側巻線を備え、これらの巻線の互いに対向
する側の軸方向端部に電界緩和電極としてのリング状の
端部シールドがそれぞれ設けられてなるガス絶縁変圧器
において、前記端部シールドの断面形状が、円弧部とこ
の円弧部から巻線の軸方向の中央部に向かって突き出し
た直線部とからなり、この直線部が、端部シールドが設
けられる巻線の所定の位置に固定され、その軸方向位置
が内径側巻線と外径側巻線とのそれぞれに固定された端
部シールドで異なるものとし、また、内径側巻線又は外
径側巻線の外径側端部に設けられる端部シールドが、こ
の端部シールドの直線部の外径側に絶縁テープを巻回し
て前記巻線に固定してなるものとし、また、内径側巻線
又は外径側巻線の内径側端部に設けられる端部シールド
が、前記巻線の内径側とこの巻線の内径側に設けた絶縁
筒との間に前記端部シールドの直線部が挿入されてなる
ものとし、また、端部シールドを所定の厚みの金属板を
折り曲げて成形し、円弧部と直線部との間に隙間を設
け、この隙間を介して円弧部内に端部シールドを固定す
るための絶縁テープ又は絶縁筒を配するものとし、ま
た、端部シールドの円筒部の表面が絶縁膜で被覆されて
なるものとする。
【0010】
【作用】この発明の構成において、端部シールドの断面
形状を、円弧部とこの円弧部の軸方向の一方の側に突き
出した直線部とで構成することによって、円弧部で電界
の集中を緩和する電界緩和作用を果たすとともに、直線
部を使用して端部シールドが設けられる巻線の所定の位
置に固定することができる。この直線部を固定する方法
として、巻線の外径側に設けた端部シールドの場合に
は、直線部の外径側を絶縁テープで巻回して締めつけ、
内径側に設けた端部シールドの場合には、巻線の内径側
に設けた絶縁筒とこの巻線との間に直線部を挿入するこ
とによって固定することができる。
【0011】また、内径側巻線の外径側に取付けられた
端部シールドと外径側巻線の内径側に取付けられた端部
シールドとの軸方向位置をずらすことによって、これら
端部シールド間の絶縁距離が大きくなって絶縁強度が向
上する。また、端部シールドを金属板を折り曲げて所定
の形状に成形して製作することによって、円弧部の終端
と直線部との間に隙間をが設けることができるので、前
述の絶縁テープや絶縁筒をこの隙間から円弧部の中にま
で設けることによって直線部の長さを短くすることがで
きる。また、端部シールドの円弧部の表面を絶縁膜で被
覆することによって、この表面からの初期電子放出を抑
制することができる。
【0012】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施例を示すガス絶縁変圧器の巻線配
置図であり、図3と同じものには共通の符号を付け、類
似のものには10の位の数値が同じの符号を付けて詳し
い説明は省略する。この図において、低圧巻線11の外
径側には端部シールド34を、高圧巻線12の内径側に
は端部シールド35、外径側には端部シールド36をそ
れぞれ設けてあり、下部にも同様に端部シールドを設け
てあるが上部の端部シールド34,35,36と対称構
造、配置なので符号を省略するとともに説明も省略す
る。
【0013】端部シールド34,35,36は後で詳し
く説明するように、金属板を折り曲げて所定の形状にし
てある。端部シールド34,35,36の電界緩和作用
は金属の表面形状で決まるものなので、断面形状が簡単
に変形しない程度の機械的強度が確保される範囲で厚み
が薄くてもその機能には何ら影響はない。端部シールド
34は後述するように実際に電界緩和作用を果たす円弧
部と直線部からなっていて、この直線部を使って端部シ
ールド34を支持固定する構成を採用しているために、
図3の絶縁筒13,16のような端部シールド31,3
2を支持固定するための絶縁筒が不要になっているもの
であり端部シールド35も同様である。
【0014】端部シールド34,35は図の上下方向で
ある軸方向位置がずれた位置に設けられている。これ
は、低圧巻線11の軸方向寸法である巻線高さが高圧巻
線12のそれよりも大きいことによるものである。この
ように端部シールド34と35との位置が軸方向にずれ
いると、端部シールド35を含めた高圧巻線12と端部
シールド34を含めた低圧巻線11との間の絶縁距離
が、図3のように直接対向している場合に比べて端部シ
ールドの半径方向寸法分大きくなることから、図3の場
合よりも絶縁強度が向上する。低圧巻線11の巻線高さ
が高圧巻線12のそれに一致する場合には、図3のよう
に端部シールド34を単に低圧巻線11の端部に設ける
のではなく、端部シールド34を低圧巻線11の端部位
置よりも更に上の位置に設けることによって端部シール
ド34と35の高さ位置をずらすことができる。この場
合、端部シールド34が低圧巻線11から突出するので
高圧巻線12に高電圧が印加されたときに端部シールド
34の先端部に電界がより集中するという問題がある
が、鉄心100や図示しない巻線を押付けるために設け
られる金属部品であるフレームなどの接地電位導体が近
傍にあるので前述の電界の集中による絶縁強度が低下す
る程度は小さい。勿論、このような問題が実際上の問題
にならないようにするために、コンピュータによる電界
分布計算を行うことによって最適の絶縁設計が行われる
のが実際である。
【0015】図2は端部シールド34,35とその近傍
の拡大断面図で、図2(a)は端部シールド34の、図
2(b)は端部シールド35のものである。図2(a)
において、端部シールド34は円弧部341と直線部3
42からなっていてbの字状の断面をしている。円弧部
341は、高圧巻線12に対向する側の上側の曲率半径
が最も大きくなるような形状をしている。この部分の半
径の大きさが電界緩和作用に最も影響を与えるからであ
る。円弧部341の中に一部直線状の部分があって競技
場のトラックに似た形状にしてあるが、必ずしもこれに
こだわるものではない。直線部342の外径側に絶縁テ
ープ51を巻き付けてあり、これによって端部シールド
34が締めつけられて固定される。端部シールド34は
リング状ではあるが、1ターンを形成させないために少
なくとも1箇所を切断してある必要がある。したがっ
て、絶縁テープ51を巻き付けて締めつけることによっ
て低圧巻線11に密着して支持固定することができる。
【0016】図2(b)において、端部シールド35は
端部シールド34と同様に円弧部351と直線部352
からなっており、一方、高圧巻線12の内径側にはあら
かじめ絶縁筒17が設けられていてこの絶縁筒17と高
圧巻線12との間に直線部352を差し込むことによっ
て固定してある。図では絶縁筒17と高圧巻線12との
間に大きな隙間があるように図示してあるが、直線部3
52を差し込める程度のゆるみがあればよい。
【0017】円弧部351の先端部と直線部352の間
の隙間を図示のように絶縁筒17の厚みよりも大きくし
ておくと、絶縁筒17をこの隙間を通って円弧部351
の中まで入り込ませることができるので、その分直線部
352の図の上下方向の長さを短くすることができる。
この点については端部シールド34も同様で、絶縁テー
プ51を円弧部341の中の直線部にまで巻き付けるこ
とによって直線部342の長さを短くすることができ
る。隙間を設ける方がむしろ端部シールド34,35の
製作が容易であるという面があり、逆に隙間を設けるこ
とによって電界緩和作用も含めて問題が生ずることはな
い。
【0018】図2(b)に示すように円弧部351に絶
縁膜52で被覆することによってこの部分からの放電を
抑制すのでガス絶縁変圧器しての絶縁強度、特に部分放
電開始電圧が上昇して絶縁信頼性が向上するという効果
がえられる。絶縁膜52としては、酸化皮膜や樹脂を塗
布して形成するなどがあるが、いずれの場合でも高電圧
が印加されたときの初期電子発生を抑制することができ
るので、結果的に絶縁強度の向上に寄与する。端部シー
ルド34に絶縁皮膜を設けても勿論同じ効果を得ること
ができるが、一般には高圧巻線12の端部シールド35
の表面の電界強度が最も高くなるのが普通なので、この
ような場合には低圧巻線11の端部シールド34に絶縁
皮膜を設ける効果は小さい。したがって、実用的には端
部シールド35の円弧部351だけに絶縁皮膜を設ける
だけで充分であるのが普通である。
【0019】
【発明の効果】この発明は前述のように、端部シールド
の断面形状を、円弧部とこの円弧部から軸方向に突き出
した直線部とで構成することによって、円弧部が電界緩
和効果を果たすとともに、直線部を使用して端部シール
ドが設けられる巻線の所定の位置に固定することができ
る。この直線部を固定する方法として、巻線の外径側に
設けた端部シールドの場合には、直線部の外径側を絶縁
テープで巻回して締めつけて固定し、内径側に設けた端
部シールドの場合には、巻線の内径側に設けた絶縁筒と
この巻線との間に直線部を挿入することによって固定す
ることができる。このような端部シールドの固定構造を
採用することによって端部シールドを支持、固定するた
めの厚みの大きな絶縁筒が不要になることから冷却ダク
トから巻線に対する冷却効果が良くなるという効果が得
られる。
【0020】また、内径側巻線の外径側に取付けられた
端部シールドと外径側巻線の内径側に取付けられた端部
シールドとの軸方向位置をずらすことによって、これら
端部シールド間の絶縁距離が大きくなって絶縁強度が向
上するという効果が得られる。また、端部シールドを金
属板を折り曲げて所定の形状に成形して製作することに
よって、円弧部の中が空洞になるとともにその終端と直
線部との間に隙間を設けることができるので、前述の絶
縁テープや絶縁筒をこの隙間から円弧部の中にまで挿入
することによって端部シールドを固定するのに必要な直
線部の長さを短くすることができるので材料費の節約に
なるという効果が得られる。
【0021】また、端部シールドの円弧部の表面を絶縁
膜で被覆することによって、この表面からの初期電子放
出を抑制することができるので、この部分からの放電開
始電圧を高くすることができ、結果的にガス絶縁変圧器
の絶縁信頼性が向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すガス絶縁変圧器の巻線
配置図
【図2】端部シールドとその近傍の拡大断面図で、図2
(a)は低圧巻線側、図2(b)は高圧巻線側のもの
【図3】従来のガス絶縁変圧器の巻線配置図
【符号の説明】
11 低圧巻線(内径側巻線) 12 高圧巻線(外径側巻線) 34 端部シールド 341 円弧部 342 直線部 35 端部シールド 351 円弧部 352 直線部 36 端部シールド 20 冷却ダクト 22 間隔片 51 絶縁テープ 52 絶縁膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状の内径側巻線とこの内径側巻線の外
    径側に所定の間隔を隔てて同心に配置された同じく円筒
    状の外径側巻線を備え、これらの巻線のうちの少なくと
    も一方の巻線の軸方向端部に電界緩和電極としてのリン
    グ状の端部シールドが設けられてなるガス絶縁変圧器に
    おいて、前記端部シールドの断面形状が、円弧部とこの
    円弧部から巻線の軸方向の中央部に向かって突き出した
    直線部とからなり、この直線部がこの端部シールドが設
    けられる巻線の所定の位置に固定されてなることを特徴
    とするガス絶縁変圧器。
  2. 【請求項2】円筒状の内径側巻線とこの内径側巻線の外
    径側に所定の間隔を隔てて同心に配置された同じく円筒
    状の外径側巻線を備え、これらの巻線の互いに対向する
    側の軸方向端部に電界緩和電極としてのリング状の端部
    シールドがそれぞれ設けられてなるガス絶縁変圧器にお
    いて、前記端部シールドの断面形状が、円弧部とこの円
    弧部から巻線の軸方向の中央部に向かって突き出した直
    線部とからなり、この直線部が、端部シールドが設けら
    れる巻線の所定の位置に固定され、その軸方向位置が内
    径側巻線と外径側巻線とのそれぞれに固定された端部シ
    ールドで異なることを特徴とするガス絶縁変圧器。
  3. 【請求項3】内径側巻線又は外径側巻線の外径側端部に
    設けられる端部シールドが、この端部シールドの直線部
    の外径側に絶縁テープを巻回して前記巻線に固定してな
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のガス絶縁変圧
    器。
  4. 【請求項4】内径側巻線又は外径側巻線の内径側端部に
    設けられる端部シールドが、前記巻線の内径側とこの巻
    線の内径側に設けた絶縁筒との間に前記端部シールドの
    直線部が挿入されてなることを特徴とする請求項1,2
    又は3記載のガス絶縁変圧器。
  5. 【請求項5】所定の厚みの金属板を折り曲げて成形され
    た端部シールドの円弧部と直線部との間に隙間が設けら
    れ、この隙間を介して円弧部内に絶縁テープ又は絶縁筒
    を配して端部シールドを固定したことを特徴とする請求
    項1、2、3又は4記載のガス絶縁変圧器。
  6. 【請求項6】端部シールドの円弧部の表面が絶縁膜で被
    覆されてなることを特徴とする請求項1、2、3、4又
    は5記載のガス絶縁変圧器。
JP4347392A 1992-12-28 1992-12-28 ガス絶縁変圧器 Expired - Lifetime JP3031091B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4347392A JP3031091B2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 ガス絶縁変圧器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4347392A JP3031091B2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 ガス絶縁変圧器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06204055A true JPH06204055A (ja) 1994-07-22
JP3031091B2 JP3031091B2 (ja) 2000-04-10

Family

ID=18389919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4347392A Expired - Lifetime JP3031091B2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 ガス絶縁変圧器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3031091B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109300654A (zh) * 2018-11-14 2019-02-01 江苏思源赫兹互感器有限公司 一种118kv供能变压器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109300654A (zh) * 2018-11-14 2019-02-01 江苏思源赫兹互感器有限公司 一种118kv供能变压器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3031091B2 (ja) 2000-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0225009A (ja) 箔巻変圧器
JPH04348508A (ja) 静止誘導電気機器
US3996544A (en) Cylindrical winding for induction electrical apparatus
JPH06204055A (ja) ガス絶縁変圧器
JPH11111539A (ja) 静止誘導電気機器
JP2000164435A (ja) 静止形電磁誘導機器
JP2567811Y2 (ja) シート巻線変圧器
JPS5988810A (ja) ガス変圧器巻線端部絶縁構造
JPH04123411A (ja) 変圧器巻線
JPS60241207A (ja) 箔巻変圧器
JPS59127819A (ja) 静止誘導電器
JPS61117809A (ja) 変圧器リ−ド線支持装置
JPS6138171Y2 (ja)
JP3064785B2 (ja) シート巻線
JPS58165309A (ja) ガス絶縁変圧器の絶縁構造
JPH04306810A (ja) 高電圧機器
JPS63204605A (ja) 箔巻変圧器
JPS62229813A (ja) 箔巻変圧器
JPH0727826B2 (ja) 変圧器
JPH11135345A (ja) 計器用変成器
JPS58166709A (ja) 編巻きコイルから成る円板コイル型巻線
JPS60241206A (ja) 箔巻変圧器
JPH06267761A (ja) 変圧器巻線
JPH0254908A (ja) ガス絶縁変圧器
JPH0727827B2 (ja) 変圧器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080407

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080407

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080407

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407

EXPY Cancellation because of completion of term