JPH06203902A - 防水型ダブルロックコネクタ - Google Patents

防水型ダブルロックコネクタ

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JPH06203902A
JPH06203902A JP19203792A JP19203792A JPH06203902A JP H06203902 A JPH06203902 A JP H06203902A JP 19203792 A JP19203792 A JP 19203792A JP 19203792 A JP19203792 A JP 19203792A JP H06203902 A JPH06203902 A JP H06203902A
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JP
Japan
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housing
contact
waterproof
lock
connector
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Tetsuya Sagawa
哲也 佐川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水滴等のコネクタ内部への侵入を防止するた
めの防水部材14と、コンタクトの抜脱を確実に防止する
ためのロック部材とを備えた防水型ダブルロックコネク
タにおいて、コネクタの構成要素を削減すると共に、コ
ネクタの組立作業の容易化を図る。 【構成】 ロック部材10と防水部材14とを一体に構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水滴等のコネクタ内部
への侵入を防止するための防水部材と、コンタクトの抜
脱を確実に防止するためのロック部材とを備えた防水型
ダブルロックコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開平3-103567号公報に開
示されているように、コンタクトに接続された電線ハウ
ジングとの間を水密状態に保持して水滴等のコンタクト
内部への侵入を防止する防水部材と、ハウジング内に挿
入されてハウジングに係止されると共に係止状態におい
てコンタクトをロックするロック部材とを備えた防水型
ダブルロックコネクタが知られている。
【0003】通常、ハウジング内に収容されたコンタク
トは、ハウジング内に設けられた係止部材によって係止
されてハウジング内からの抜脱が防止されているが、上
記ロック部材は、コネクタが常時振動状態に晒されるな
どの過酷な条件下で使用されることなどを考慮して、コ
ンタクトの抜け止めをより確実に行なうために、ハウジ
ング内のコンタクト係止部材とは別に設けられるもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したような防水型
ダブルロックコネクタは、ハウジング、コンタクト、電
線の他にロック部材と防水部材とを備えているので、構
成要素が多くなり、その組立て作業が面倒であった。特
に多数のコンタクトを有するものにおいては、電線の数
も多くなるので、上記公報に記載されているように各電
線ごとに別々の防水部材を取り付けることは非常に面倒
な作業となる。そこで防水部材を、複数の電線挿通用の
孔部を有した板状の単体部材としたものも知られている
が、このような板状の防水部材はコネクタが振動状態に
晒されると抜脱し易いため、このような防水部材を設け
る場合には、その抜け止めをするための新たな抜け止め
部材が必要となって、結局コネクタの構成要素が多くな
ってしまい、コネクタの組立作業は面倒なものとなる。
【0005】本発明が解決しようとする課題は、防水型
ダブルロックコネクタにおいて、コネクタの構成要素を
削減すると共に、コネクタの組立作業の容易化を図るこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明による防水型ダブルロックコネク
タでは、上記のように構成された防水型ダブルロックコ
ネクタにおいて、ロック部材と防水部材とを一体に構成
した。
【0007】
【作用および発明の効果】上述のようにロック部材と防
水部材とを一体に構成すれば、従来別々に行なわなけれ
ばならなかったロック部材のハウジングへの装着作業と
防水部材の装着作業とを、一度に行なうことが可能とな
る。またロック部材はハウジングに係止されるので、ロ
ック部材と一体に構成された防水部材は、ロック部材と
共にハウジング内に保持されることになり、防水部材の
ハウジングからの抜け止めを行なうための抜け止め部材
を設ける必要はなくなる。
【0008】このように本発明による防水型ダブルロッ
クコネクタによれば、ロック部材と防水部材とを一体に
構成したことにより、コネクタの構成要素を削減できる
と共に、ハウジングへのロック部材および防水部材の装
着作業が一度で行なえ、コネクタの組立作業を容易なも
のとすることができる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明による防水
型ダブルロックコネクタの実施例を説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例による防水型ダブ
ルロックコネクタの概略構成を示す縦断面図、図2はコ
ンタクト収容前のハウジングとロック部材とを別々に示
す縦断面図、および図3は図1に示す防水型ダブルロッ
クコネクタに接続される相手側の防水型ダブルロックコ
ネクタの概略構成を示す縦断面図である。
【0011】本実施例による防水型ダブルロックコネク
タ2は、図3に示す受入型の相手側防水型ダブルロック
コネクタ4に接続される挿入型のコネクタであり、直方
体状のハウジング6と、該ハウジング6内に保持された
複数個の雌型コンタクト8と、ハウジング6内に挿入さ
れて該ハウジング6に係止されると共にその係止状態に
おいて各コンタクトをロックするロック部材10と、前記
各コンタクト8に接続された各電線12とハウジング6と
の間を水密状態に保持する防水部材14とを備えてなる。
【0012】本発明の特徴は、本実施例においては前記
ロック部材10と防水部材14を一体に構成したことにあ
り、以下この点について詳述する。
【0013】図2に示すようにロック部材10は、複数の
コンタクト挿通孔16を有する直方体状の樹脂部材であ
り、その前面(図中左側面)には、該ロック部材10がハ
ウジング6内に装着されたときにハウジング6とロック
部材10との間を水密状態に保持するためのシール部材18
が、該前面周縁部に沿って設けられている。一方防水部
材14は、複数個の電線挿通孔20を有する板状のシール部
材であり、その後面(図中右側面)には、該防水部材14
がハウジング6内に装着されたときのハウジング6と防
水部材14との密着性を高めるためのリブ21が、該後面周
縁部に沿って設けられている。ロック部材10と防水部材
14とは、いわゆる2色成形法によりロック部材10の後面
に形成された凹部(図示略)内に防水部材14の一部が入
り込むようにして一体に成形されている。なお、ロック
部材10と防水部材14とを、上記した2色成形法によらず
に、例えば接着剤等により互いを固着して一体に構成す
るようにしてもよい。
【0014】上記のように防水部材14と一体に構成され
たロック部材10は、ハウジング6の底面(図中下側面)
に形成されたロック部材挿入部22よりハウジング6内に
挿入され、一旦仮係止位置に保持される。ロック部材10
が仮係止位置に保持された状態で、各電線12の接続され
た各コンタクト8が、ハウジング6の後面に形成された
コンタクト挿入部24よりハウジング6内に挿入される。
さらに各コンタクト8は、防水部材14の電線挿通孔20お
よびロック部材10のコンタクト挿通孔16内を通って、ハ
ウジング6前部に設けられた各コンタクト収容室26内に
達し、さらに各コンタクト収容室26内に設けられた各係
止部材28と各コンタクト8とが係合する図1に示す位置
まで挿入される。各コンタクト8が挿入された後、ロッ
ク部材10は図1に示す本係止位置まで挿入されハウジン
グ6に係止される。この係止状態において、ロック部材
10は、その一部(図示略)が各コンタクト8と係合して
各コンタクト8の抜脱を確実に防止するように、各コン
タクト8をロックする。一方防水部材14は、その状態に
おいて各電線12とハウジング6との間を水密状態に保持
し、水滴等が電線12とハウジング6との間から内部に侵
入するのを防止する。また同時にロック部材10の前面に
設けられたシール部材18がハウジング6と密着するの
で、水滴等がロック部材10とハウジング6との間から内
部に侵入することも防止されることになる。
【0015】上述のように本実施例による防水型ダブル
ロックコネクタによれば、ロック部材10と防水部材14と
が一体に構成されていることにより、コネクタの構成要
素を削減できると共にロック部材10および防水部材14の
ハウジング6への装着作業が一度で行なえ、コネクタの
組立作業を容易なものとすることができる。
【0016】なお、図3に示す相手側の防水型ダブルロ
ックコネクタ4の構成は、ハウジング6′が受容型の形
状を有している点、およびハウジング内に保持されたコ
ンタクト8′が雌型のコンタクトである点を除いては、
上記した防水型ダブルロックコネクタ2と略同様である
ので、その詳細な説明は省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による防水型ダブルロックコ
ネクタの概略構成を示す縦断面図
【図2】コンタクト収容前のハウジングとロック部材と
を別々に示す縦断面図
【図3】図1に示す防水型ダブルロックコネクタに接続
される相手側の防水型ダブルロックコネクタの概略構成
を示す縦断面図
【符号の説明】
2,4 防水型ダブルロックコネクタ 6,6′ ハウジング 8,8′ コンタクト 10 ロック部材 12 電線 14 防水部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、該ハウジングに保持され
    たコンタクトと、前記ハウジングに係止されると共に該
    係止状態において前記コンタクトをロックするロック部
    材と、前記コンタクトに接続された電線と前記ハウジン
    グとの間を水密状態に保持する防水部材とを備えてなる
    防水型ダブルロックコネクタにおいて、 前記ロック部材と前記防水部材とが一体に構成されてい
    ることを特徴とする防水型ダブルロックコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6609932B2 (en) 2001-05-18 2003-08-26 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Watertight connector and a method for mounting it
US6692301B2 (en) 2001-11-05 2004-02-17 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connector
JP2006190549A (ja) * 2005-01-05 2006-07-20 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ

Cited By (4)

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JP4529082B2 (ja) * 2005-01-05 2010-08-25 住友電装株式会社 コネクタ

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TW303535B (ja) 1997-04-21
JP3132785B2 (ja) 2001-02-05

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