JPH0620312Y2 - 高密度コネクタのケーブル布線機 - Google Patents

高密度コネクタのケーブル布線機

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JPH0620312Y2
JPH0620312Y2 JP1987049487U JP4948787U JPH0620312Y2 JP H0620312 Y2 JPH0620312 Y2 JP H0620312Y2 JP 1987049487 U JP1987049487 U JP 1987049487U JP 4948787 U JP4948787 U JP 4948787U JP H0620312 Y2 JPH0620312 Y2 JP H0620312Y2
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cable
cover
density connector
loosening
connector
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JP1987049487U
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JPS63101485U (ja
Inventor
正志 島田
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住友スリ−エム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ケーブルのばら線またはツイスト・ペアー線
をほぐした後に、特定構造の高密度コネクタに布線する
高密度コネクタ用のケーブル布線機に関する。
(従来の技術) 従来、フラットケーブルや融着ケーブルをコネクタに取
り付ける布線機や結線治具としては、実願昭58−16
7946号、特開昭58−26479号公報、特開昭5
3−57486号公報、特公昭49−18153号公報
等に記載のものがある。
かかる従来の布線機や結線治具は、配線すべきケーブル
のばら線またはツイスト・ペアー線が邪魔になり、高密
度化したコネクタへの対応ができない。
高密度したコネクタは、構造が複雑で、ケーブルの一本
一本のばら線またはツイスト・ペアー線をコネクタに接
続するのに人手に頼っている。
(考案が解決しようとする課題) ばら線またはツイスト・ペアー線を有するケーブルを人
手により取り付ける作業は、多大な労力と時間が掛か
り、またコネクタが高密度化するにつれ、作業時間の遅
れや正確性に欠けるなどの問題があり、その対策は深刻
であった。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案は、長手方向に全長の
一部をわたり延びる、一端を開放したスリットを形成し
た第1カバー、第2カバーおよびコネクタ本体を有する
型式の高密度コネクタに、ケーブルの多数の芯線を布線
する高密度コネクタのケーブル布線機であって、前記ケ
ーブルと前記高密度コネクタとを保持する保持部を含
み、前記保持部はケーブル保持具本体を含み、このケー
ブル保持具本体は前記高密度コネクタの前記第1カバー
を収容するカバー受け溝、スリット開口部およびケーブ
ル保持具を有し、前記スリット開口部は前記高密度コネ
クタの前記第1カバーの前記スリットに整合するように
一端を開放した形状に前記ケーブル保持具本体に形成さ
れ、前記ケーブル保持具は前記ケーブルの芯線を個々に
位置決めするように前記カバー受け溝の両側に隣接して
設けられていることを特徴とする高密度コネクタのケー
ブル布線機を提供する。
(実施例) 第1A図を参照すると、本考案の第1実施例による高密
度コネクタのケーブル布線機30が示され、このケーブ
ル布線機は、コネクタおよびケーブルを保持する保持部
40、ケーブル、特にツイスト・ケーブルの芯線をほぐ
すほぐし部41および組付兼ケーブル切断部42を含
む。
第1A図と第2図を参照すると、保持部40は、ベース
31に固定された一対のスライド・レール32に沿って
摺動するスライド本体13、このスライド本体の内側に
形成された溝14および該スライド本体に固定されたケ
ーブル保持具本体6を含む。第2図に示すように、ケー
ブル保持具本体6は、ばね10により一方向に押圧され
るカバー・ホルダ8、以下に述べるコネクタの第1カバ
ー2を収容するカバー受け溝7、ケーブル保持具9およ
びケーブルの各芯線を受け止める一対のばね11を有す
る。
第1A図を参照すると、ほぐし部41は、ベース31に
固定され、前記保持部のスライド・レール32に対し直
角方向に伸びる一対のレール33、このレール上で摺動
するほぐし機本体19、このほぐし機本体に固定され、
該レールに平行に延びる多数のほぐし機ピン20、該ほ
ぐし機本体に固定されたラック22、このラックと噛合
うピニオン22a(第1B図参照)および該ピニオンの
回転用のハンドル21を含む。
第1A図と第1B図を参照すると、組付兼ケーブル切断
部42は、ベース31に固定されたL字形のサポート3
5、このサポートに回転可能に取り付けられ、概ねL字
形のアーム25、このアームの先端に取り付けられたプ
ラテン24、該アームを揺動させるハンドル23、前記
サポートに固定されたエアープレス26および該エアー
プレスの軸に固定されて上下動するようにされたカッタ
ー27を含む。
第1B図に示すように、L字形のサポート35の一方の
端縁は、保持部40のスライド本体13がその末端位置
にあるときに、垂直方向において該スライド本体13の
一方の端縁と位置Bにおいて一致するように配置されて
いる。したがって、第1B図に示すように、位置Aと位
置Bとの間の空間は、ハーネス作業を容易にし、誤配線
のないことを確認しながらコネクタの第2カバーを第1
カバーに組み付けるのを可能にする。
また、保持部40のスライド本体13が前記末端位置に
あるときに、ハンドル23を操作した場合、プラテン2
4がカバー受け溝7の中央に来るように、アーム25は
構成されていることに注目すべきである。
第3図を参照すると、ケーブルを取り付け中のコネクタ
の第1カバー2と第2カバー3が示されている。第2カ
バー3は、かん合用の穴3aを形成され、第1カバー2
は、ケーブルを挿入させるスリット5、かん合用のポス
ト2bおよびケーブルの芯線を受け止める溝2aを形成
されている。第4図に示すように、コネクタは、ケーブ
ル4を取り付けた第1カバー2と第2カバー3、および
コネクタ本体1から成る。
第6A図を参照すると、ケーブル・ホルダー34は、ス
ライドバー18を取り付けたクリップ16とクリップ用
ハンドル17から成る。
以上のように構成されたケーブル布線機30は、次のよ
うに操作されてハーネス作業に用いられる。まず、第2
図に示すように、コネクタの第1カバー2がケーブル保
持具本体6のカバー受け溝7に配置される。あらかじめ
ケーブルシースを取り除かれ、シールド編組処理された
ケーブル4は、第6A図においてクリップ用ハンドル1
7を矢印方向につまむことによりクリップ16の先端を
開き(第6B図参照)、ケーブル4を矢印の方向へ入れ
る。その後、ハンドル17を離すと、第6C図に示すよ
うにケーブル4がケーブル・ホルダー34に取り付けら
れる。スライドバー18が第1A図の溝14に入れら
れ、ケーブルが固定される(第10図参照)。
この状態で、スライドバー18が保持部40のスライド
本体13の溝14に挿入され、ケーブルを固定する(第
1A図参照)。
第1カバー2とケーブル4が保持部40に固定された
後、ケーブルの各芯線4aが第2図に示すようにケーブ
ル保持具本体6のスリット開口部12と第1カバー2の
スリット5を通して順次所定の溝2aに配置される。こ
こで、ケーブルがツイスト・ケーブルの場合、ほぐし部
41が次のように用いられる。ほぐし機ピン20がケー
ブル保持具本体6の上方に来るまで、ほぐし部41のハ
ンドル21を回して、ラック22とピニオン22aによ
ってほぐし機本体19を移動させる。第5A図に示すよ
うに、ツイスト・ペアー4bがほぐし機ピン20にひっ
かけられ、ほぐし機本体19がハンドル21を回すこと
によりケーブル保持具本体6から離れ、ツイスト・ペア
ーは第5B図に示すようにほぐされる。その後、第5C
図に示すように、ケーブルの各芯線がケーブル保持具9
を通してばね11にひっかけられて保持整列される。ケ
ーブルの総ての芯線が保持された後、第2カバー3が、
そのかん合用穴3aを第1カバーのかん合用ポスト2b
に合わせた状態で正しい方向に第1カバー2の上に載置
される(第5D図参照)。この状態で、組付兼ケーブル
切断部42のハンドル23が手で回され、その先端のプ
ラテン24により第2カバー3を押圧して第1カバー2
に組み付ける。次に、保持部40がハンドル15を手で
操作することにより組付兼ケーブル切断部42の下方の
位置(第1B図の位置C)まで移動し、ここでエアー・
プレス26が操作されてカッター27を降下させてケー
ブルの各芯線の余長部を切断する(第5E図参照)。次
に、ケーブル4を取り付けた第1カバー2と第2カバー
3からなる組み立て体をケーブル保持具本体6から取り
出す。取り出した状態は第4図に示される。そして、前
記組み立て体にコネクタ基体1を取り付ける。この時コ
ネクタとケーブルは圧接されておらず、圧接前状態であ
る。コネクタ本体1を上に、前記組み立て体を下にした
状態でコネクタ本体1および前記組み立て体を保持部4
0上の当初の位置に取り付ける。カッター27は別なプ
ラテン120に交換される(第11図参照)。シャフト
122はエアープレス26に連結されていて先端にはブ
ロック121が取り付けてある。カッター27はスライ
ドにてブロック121から取り外し可能で、カッターを
取り外した後、プラテン120をスライドしてブロック
121に取り付ける。エアー・プレス26を操作してプ
ラテン120によりコネクタ本体1を押圧して第1カバ
ーおよび第2カバーからなる前記組み立て体とコネクタ
本体1との圧接を行う。
第7図と第8図を参照すると、本考案の第2実施例にお
けるケーブル保持具本体106が示されている。このケ
ーブル保持具本体106は、ケーブル4を取り付けた第
1カバー2と第2カバー3を取り出すのを容易にする取
り出し機構100を備えている点で前記第1実施例にお
けるケーブル保持具本体6と異なる。
第9図に示すように、ケーブル4を取り付けた第1カバ
ー2と第2カバー3を第1実施例のケーブル保持具本体
6から取り出す場合、第1カバー2をケーブル保持具本
体6のカバー受け溝7(第2図参照)から外すため、第
1カバー2と第2カバー3を一緒に持ち上げてからスリ
ット開口部12を通して手前に取り出すが、その際ケー
ブルだまり4bがスリット開口部12と干渉するため手
間が掛かった。
第2実施例におけるケーブル保持具本体106の取出し
機構100は、ピボット108により旋回可能な一対の
開閉板109,110これらの開閉板を間に挟んでピボ
ット108によりケーブル保持具本体106の底部に取
り付けられた支持板107、前記開閉板109,110
にそれぞれ固着されたピン112a,112bとケーブ
ル保持具本体106に固着されたピン111a,111
bとに取り付けられ、前記開閉板109,110を常に
開く方向に附勢する一対のばね113a,113bおよ
び前記ケーブル保持具本体106の切欠き106aに出
入係合するようにされた一対のブロック114,115
を含む。支持板107は、第8図に示すように、ケーブ
ルを収容するためのスロット12を間に画成するはさみ
の形状にされている。開閉板109,110は、それぞ
れ引き掛け溝109b,110bを形成され、また上面
にカバー位置決め突起109a,110aを備えてい
る。一対のブロック114,115は、それぞれ2本の
ピン116,117を底部に備え、これらのピンは圧縮
コイルばね116a,117aを周囲に取り付けてい
る。該ブロックのピン116,117は、スライド本体
13(第1A図参照)に形成された穴(図示せず)に出
入するようにされている。ケーブル保持具本体106の
一方の端部の隅の近くには穴があけられ、これらの穴に
ボタン付きロッド118,119が挿入され、これらの
ロッドの先端はブロック114,115の上面に接触し
ている。ブロック114,115は、開閉板用の係合部
114a,115aを有し、これらの係合部は、ボタン
付きロッド118,119を押したり離したりすること
によりケーブル保持具本体106の切欠き106aに出
入するようにされている。
第2実施例のケーブル保持具本体106を装備したケー
ブル布線機の操作において、ボタン付きロッド118,
119を手で押し下げると、ブロック114,115の
それぞれの係合部114a,115aがケーブル保持具
本体106の切欠き106aから外れ、開閉板109,
110がばね113a,113bの引張力により開放す
る。これにより、第1カバー2と第2カバー3は、ケー
ブル4を取り付けた状態のまま手前に引き出すことがで
きる。その後の圧接作業は第1実施例と同じである。
新規なコネクタをケーブル保持具本体106に装着する
場合、第1カバー2をケーブル保持具本体106のカバ
ー受け溝7に装着し、開閉板109,110の引き掛け
溝109b,110bに手を掛けて相互に対し引き寄せ
ると、ブロック114,115が圧縮コイルばね116
a,117aの押圧力により押し上げられて、それらの
係合部114a,115aをケーブル保持具本体106
の切欠き106aへ進入かつ係合させる。これにより、
第2カバー2は、手前に引き出すのを開閉板109,1
10の位置決め突起109a,110aにより阻止され
る。
(考案の効果) 以上の通り、本考案によると、簡単な操作によりばら線
またはツイスト・ペアー線のケーブルを高密度コネクタ
にハーネスすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本考案による高密度コネクタのケーブル布線
機の斜視図、第1B図は第1A図のケーブル布線機の側
面図、第2図はコネクタのカバーをセットし、数本のケ
ーブル芯線を貫通させた状態のケーブル保持具の拡大斜
視図、第3図はケーブル取付け中のコネクタの第1カバ
ーと第2カバーの斜視図、第4図は本考案のケーブル布
線機を適用するコネクタの分解斜視図、第5A図から第
5E図はハーネス工程を概略的に示す図、第6A図はケ
ーブルホルダーの斜視図、第6B図と第6C図はケーブ
ルホルダーにケーブルを保持する工程を示す図、第7図
は本考案の第2実施例におけるケーブル保持具本体の斜
視図、第8図は第7図のケーブル保持具本体の底面図、
第9図はケーブルを取り付けた第1カバー及び第2カバ
ーとケーブル保持具本体との関係を示す側面図、第10
図はケーブルが固定された状態を示す図、および第11
図はプラテンの交換工程を示す斜視図である。 図において、 1:コネクタ基体、2:第1カバー、 3:第2カバー、4:ケーブル、 6,106:ケーブル保持具本体、 9:ケーブル保持具、 20:ほぐし機ピン、24:プラテン、 27:カッター、30:ケーブル布線機、 34:ケーブル・ホルダー、40:保持部、 41:ほぐし部、42:組付兼ケーブル切断部、 100:取出し機構、 109,110:開閉板、 113a,113b:ばね、 114,115:ブロック、 118,119:ボタン付きロッド。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に全長の一部にわたり延びる、一
    端を開放したスリット(5)を形成した第1カバー
    (2)、第2カバー(3)およびコネクタ本体(1)を
    有する型式の高密度コネクタに、ケーブル(4)の多数
    の芯線(4a)を布線する高密度コネクタのケーブル布
    線機において、 前記ケーブル(4)と前記高密度コネクタとを保持する
    保持部(40)を含み、 前記保持部(40)はケーブル保持具本体(6,10
    6)を含み、このケーブル保持具本体は前記高密度コネ
    クタの前記第1カバー(2)を収容するカバー受け溝
    (7)、スリット開口部(12)およびケーブル保持具
    (9)を有し、前記スリット開口部(12)は前記高密
    度コネクタの前記第1カバー(2)の前記スリット
    (5)に整合するように一端を開放した形状に前記ケー
    ブル保持具本体(6,106)に形成され、前記ケーブ
    ル保持具(9)は前記ケーブル(4)の芯線(4a)を
    個々に位置決めするように前記カバー受け溝(7)の両
    側に隣接して設けられていることを特徴とする高密度コ
    ネクタのケーブル布線機。
  2. 【請求項2】前記ケーブル保持具本体(6,106)が
    ストッパー(110a)と、前記高密度コネクタの前記
    第1カバー(2)を押圧するように前記ストッパーに向
    かって移動可能なカバー・ホルダ(8)を有する請求項
    1に記載の高密度コネクタのケーブル布線機。
  3. 【請求項3】さらに組付け兼ケーブル切断部(42)を
    含む請求項1または2に記載の高密度コネクタのケーブ
    ル布線機。
  4. 【請求項4】ケーブルの多数の芯線(4a)をほぐすた
    めのほぐし機ピン(20)およびほぐし機本体(19)
    を備えたほぐし部(41)をさらに含む請求項1から3
    のいずれか1項に記載の高密度コネクタのケーブル布線
    機。
  5. 【請求項5】前記保持部(40)が前記組付け兼ケーブ
    ル切断部(42)に向かって移動可能である請求項1か
    ら4のいずれか1項に記載の高密度コネクタのケーブル
    布線機。
  6. 【請求項6】前記ほぐし部(41)が前記保持部(4
    0)に向かって移動可能である請求項4または5に記載
    の高密度コネクタのケーブル布線機。
JP1987049487U 1986-07-04 1987-04-01 高密度コネクタのケーブル布線機 Expired - Lifetime JPH0620312Y2 (ja)

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JP61-102875 1986-07-04
JP10287586 1986-07-04
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JPS63101485U JPS63101485U (ja) 1988-07-01
JPH0620312Y2 true JPH0620312Y2 (ja) 1994-05-25

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JPS63101485U (ja) 1988-07-01

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