JPH06203049A - 通番データの欠落,重複検出方法 - Google Patents

通番データの欠落,重複検出方法

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JPH06203049A
JPH06203049A JP31387992A JP31387992A JPH06203049A JP H06203049 A JPH06203049 A JP H06203049A JP 31387992 A JP31387992 A JP 31387992A JP 31387992 A JP31387992 A JP 31387992A JP H06203049 A JPH06203049 A JP H06203049A
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Mari Sato
真理 佐藤
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 店舗情報システムのPOS端末装置で発生し
た取引に対して割り当てられた通番データが、上位の処
理装置で見て乱れている場合の欠落,重複検出方法に関
し、取引通番の乱れの検出の信頼度を向上させる。 【構成】 取引通番データに、不連続が発生する度
に、先頭番号−終了番号の形式で異なるレコードを生成
して通番情報管理部に格納して管理される、店舗情報シ
ステムにおける通番データの欠落,重複チェック機構
に、通番フラグ設定域と、重複フラグ設定域とを設
けて、通番データの欠落,重複検出処理に際して、通
番フラグ設定域と、重複フラグ設定域をクリアした
後、通番情報管理部から、管理番号の若い順にレコード
a〜を取り出して、通番フラグ設定域を見て、各通
番に対応する領域が“0”であると、上記通番フラグ
設定域に“1”を設定し、各通番に対応する領域
に、既に、“1”が格納されている場合には、その通番
に対応する上記重複フラグ設定域に“1”を設定す
る処理を、全てのレコードa〜について行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、店舗情報シス
テムのPOS端末装置で発生した取引に対して割り当て
られた取引通番が処理装置に転送されてきたとき、P
OS端末装置として乱れている場合の欠落,重複の検出
方法に関する。
【0002】最近の、POSシステムの普及に伴い、例
えば、百貨店向けの店舗総合情報システムに設けられて
いる、多数のPOS端末装置で発生する取引データ (以
降では、便宜上、販売データという) に対する信頼度の
向上が要求される。
【0003】特に、上記POS端末装置の状態(例え
ば、アプリケーションプログラムと、ネットワークに対
する通信制御プログラムとの間の通信エラーの発生,ネ
ットワークとの物理的な結合断の発生等)に起因して、
POS端末装置で発生した取引データなどを、上位の処
理装置において、取引の発生順のロギングすることが原
理的に不可能であって、順不同でロギングされる可能性
がある場合には、ロギングの後で、通番の欠落,重複
検出が必要となる。
【0004】このとき、上記順不同でロギングされる販
売データの取引通番の乱れに規則性が予測できない場
合には、簡単な処理で、取引通番の欠落,重複を、正
確に検出することが、POSシステムとして不可欠であ
る。
【0005】
【従来の技術】図5は、従来のPOSシステムの構成例
を示した図であり、店舗内にPOS端末装置を設置した
店舗情報システムの1構成例を示している。
【0006】該店舗情報システムは、プリンタ 50 とキ
ー入力部 51 とを有するPOS端末装置 5と、取引デー
タ処理部 10 と、通番チェック処理部 11 と、通番情報
管理部 12 とを有する処理装置(オフィスコンピュータ
等の処理装置から構成され、ストアコントローラとも呼
ばれる) 1 と、表示部 20 と、キー入力部 21 とを有す
るディスプレイ装置 2と、販売管理情報格納部 30 を有
するファイル装置 3と、通信制御アダプタ 4とから構成
される。
【0007】処理装置 1は、POS端末装置 5とローカ
ルエリアネットワーク(LAN) 6 を経由して結合されてお
り、通信制御アダプタ 4経由でホスト計算機 7と接続さ
れている。
【0008】売り場に設置されたPOS端末装置 5を、
オペレータが操作する(キー入力部51 より、金額等を
打鍵入力する)ことにより、取引の発生毎、即ち、顧客
が買物の精算をする毎に生成される販売データ (取引物
品の品番, 個数等) と取引番号が、ローカルエリアネ
ットワーク(LAN) 6 を介して処理装置 1に転送される。
【0009】売り場のオペレータが、POS端末装置 5
のキー入力部 51 から、上記取引物品の品番,個数等の
取引データを入力すると、図示されていない品番対単価
テーブルを参照し、レシート、即ち、図6の販売データ
と取引通番の説明図に示すような領収書をプリンタ 50
からプリントアウトすると共に、これも図示されていな
いジャーナルに、上記領収書に印刷されている販売デー
タが、上記取引通番と共に記録される。
【0010】POS端末装置 5での上記取引の発生毎
に、販売管理のための「取引通番」が割当てられて
{例えば、図6(a) レシートの取引通番「1234」}、上
記販売データ,及び、POS端末装置識別子(ID)と共
に、処理装置 1に転送される。
【0011】この取引通番は、各POS端末装置 5毎
に、取引の発生毎に初期値(例えば、0000番)から連続
した数値 (例えば、4桁の自然数)が割当てられる。こ
のとき、各POS端末装置 5内の図示されていない通信
制御ソフトウェアと、アプリケーションプログラムとの
間で、1個,又は、複数個の販売データ(例えば、図6
(b) の販売データの電文例に示したように、上記取引通
番, POS端末装置の識別子(ID)を含むヘッダ部と、
品番毎の販売の明細を示す複数個のレコードと、顧客の
総支払いデータを示すレコードからなる)を単位とし
て、1つの電文を構成して、上記アプリケーションプロ
グラムから通信ソフトウェアに送出されるが、通信ソフ
トウェアからの、所謂、ACK 信号の応答がないと、該送
信した電文が受信されなかったと認識して、再度、同じ
電文を送出することが行われる。このとき、上記取引通
番の重複が発生する。
【0012】又、上記POS端末装置 5とローカルエリ
アネットワーク(LAN) 6 との間の物理的な接続が行われ
てない状態 (ここでは、この状態をオフライン状態とい
う)が発生すると、それまで、実時間で、処理装置 1に
送信されていた販売データは、上記POS端末装置 5内
の図示されていないオフライン用のメモリに一旦蓄積さ
れると共に、該ローカルエリアネットワーク(LAN) 6 と
の間の物理的が接続が行われけない状態が発生したこと
が、例えば、POS端末装置 5の、これも、図示されて
いないディスプレイに、障害メッセージとして表示され
る。
【0013】オペレータが、該ディスプレイに表示され
ている障害メッセージを認識し、該接続を正常な状態に
しても、上記オフライン用のメモリに蓄積された連続し
た取引通番を持つ販売データと取引通番は、処理装
置 1に転送されることなく、以降の販売データが、再
度、処理装置 1に送出される為、処理装置 1側で見てい
ると、取引通番の飛びがある為、取引通番に欠落が
発生したように見える。
【0014】このPOS端末装置 5で、例えば、業務を
終了して、所謂、締処理 (理論上の販売金額と、キャッ
シュドロワに蓄積されている現金との照合処理) を行う
と、上記オフライン用のメモリに蓄積されていた、上記
オフライン状態の期間に発生した販売データと取引通番
が、上記オフライン用のメモリから、処理装置 1に転
送される。
【0015】このようにして、処理装置 1側において、
各POS端末装置 5の取引通信を見ていると、見掛け
上の重複とか、欠落が発生することがある。処理装置 1
の取引データ処理部 10 は、上記POS端末装置 5から
の、前記販売データ(品名別の売上金額等) と取引通番
を受信し、販売集計等の所定の処理を行って、売上管
理データとして、ファイル装置 3の販売管理情報格納部
30に格納するが、各POS端末装置 5毎に、上記取引
通番に関して次の処理が行われる。
【0016】即ち、処理装置 1の取引データ処理部 10
は、前記売上管理データのファイル装置 3への格納時
に、前記販売データに付加されている取引通番を抽出
して、取引通番が連続しているか否かをチェックす
る。
【0017】1) 取引通番が初期値から連続している
場合は、取引通番の初期値の番号(0000)と最新の番
号(n) とで構成する1レコードを生成して、通番情報管
理部12 に書き込む。図7に通番情報の説明図を示す
が、図7(a)は、最初に生成された1レコードiを
表しており、ポインタ欄は、取引通番の乱れが検出さ
れたときに生成される次のレコードの先頭アドレスを示
している。
【0018】図5のPOS端末装置 5において、上記取
引 (即ち、顧客の買い物の精算処理) が発生する毎に、
上記POS端末装置 5から処理装置 1に送出される新規
の取引通番がn+1であれば図7(a)の終了通番
(n) を+1して更新する。
【0019】2) 取引通番の連続性に乱れが検出され
た場合。 図8に取引通番の乱れの例を示す。この取引通番の
乱れは、前述のようにして発生することがあるが、ここ
では、説明の便宜上、図8に示したケースで取引通番
の乱れが発生した場合の処理を説明する。
【0020】(ケース1)図8において、ケース1のよ
うに取引通番が「0000」から「0008」迄連続(この通
番連続群をiで示す)したあとに、取引通番の連続
性に乱れが生じ「0008」から「0006」に逆行した場合
と、次に「0006」から「0009」迄連続したあとに「000
9」から「0012」に飛んだ場合の処理を説明する。
【0021】(a)「0008」から「0006」に戻った場
合。 取引通番「0006」を初期値とするレコード{通番連続群
j}を通番情報管理部 12 に新たに生成する。{図7
(b)j参照}。このレコードの終了通番(n)は、
その後「0009」まで+1されて更新される。
【0022】(b)「0009」から「0012」に飛んだ場
合。 取引通番「0012」を初期値とするレコード{通番連続群
k}を通番情報管理部 12 に新たに生成する。{図7
(c)k参照}。このレコードの終了通番は、その
後、最終の取引通番(「1234」)まで+1して更新され
る(取引通番「0012」以降は取引通番の乱れが無いもの
とする)。
【0023】次に、取引通番の、従来のチェック処理
の説明を行う。例えば、処理装置 1が設置されている店
舗内事務所のオペレータは、ディスプレイ装置 2のキー
入力部 21 からコマンドを投入して、通番チェック処理
部 (プログラム) 11を起動する。
【0024】起動された通番チェック処理部 11 は、通
番情報管理部 12 で管理されている各レコードi,
j,k{図7(c) 参照}を検索し、隣合うレコード
i,j,kの「終了通番」と「開始通番」をペアに
して取り出す。図7(c)(図8のケース1)の場合は(00
08,0006)と(0009,0012)となる。
【0025】通番チェック処理部 11 は、それぞれのレ
コードi, j,kの一つ前のレコードの「終了通
番」と次のレコードの「開始通番」を比較して、(a)
「終了通番」≧「開始通番」ならば、「開始通番」から
「終了通番」を取引通番の重複(0006〜0008)とし、
(b)「終了通番」<「開始通番」であって、「終了通
番」+1=「開始通番」ならば、正常と認識し、「終了
通番」+1<「開始通番」ならば、「終了通番」+1か
ら「開始通番 」−1を、取引通番の欠落(0010〜00
11)とする。
【0026】通番チェック処理部 11 は、図9の通番異
常の表示例に示すように、ディスプレイ装置 2の表示部
20 に、取引通番の重複,欠落の表示を行う{図9
(a)参照} (ケース2)次に、図8のケース2{取引通番の乱れ
により、レコードa,b,cで示す通番連続群が
生成されている例}のような取引通番の乱れが生じた
場合は、通番チェック処理部 11 がペアとして取り出す
「終了通番」と「開始通番」は、それぞれ(0016,000
7)と(0009,0012)となる。
【0027】次に、「終了通番」≧「開始通番」の判定
により取引通番の重複は(0007〜0016)となり、「終了
通番」<「開始通番」であって、且つ、「終了通番」+
1<「開始通番」の判定により、取引通番の欠落は
(0010〜0011)となり、取引通番の異常が、図9
(b)のように表示される。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明したよう
に、図8のケース2のような取引通番の乱れがあった
場合、重複する取引通番は(0007〜0016)と表示され、
欠落の取引通番は(0010〜0011)と表示されるが、正し
くは重複する取引通番は0007〜0009迄と、00
12〜0016であり、重複通番の誤った表示と、取引
通番に欠落は無いにもかかわらず欠落通番が表示され
るといった問題があった。
【0029】本発明は上記従来の欠点に鑑み、例えば、
店舗情報システムのPOS端末装置で発生した取引に対
して割り当てられた取引通番が、POS端末装置とし
て乱れている場合の欠落,重複の検出方法において、取
引通番の乱れの検出の信頼度を向上させることができ
る通番データの欠落,重複の検出方法を提供することを
目的とするものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】図1, 図2は本発明の原
理説明図であって、図1(a) は、取引通番に対して生成
されたレコードの例を示しており、図1(b1),(b2),図2
(b3),(b4) は、上記のレコードa,〜に基づいて行わ
れる欠落, 重複の検出方法の原理を示している。上記の
問題点は下記の如くに構成したチェック方法によって解
決される。
【0031】POSシステムのPOS端末装置 5で発生
した取引に対して割り当てられた通番データが、PO
S端末装置 5から処理装置 1に転送されてきたときに発
生する通番データの欠落,重複検出方法であって、処
理装置 1で取引通番に、不連続が発生する度に、先頭
番号−終了番号の形式で異なるレコードa,b,〜
を生成し、通番情報管理部 12 に格納して管理するPO
Sシステムにおける、通番データの欠落,重複チェック
機構 13 において、通番フラグ設定域と、重複フラグ
設定域からなる欠落,重複テーブル 132を作成し、上
記欠落,重複テーブル 132内の通番フラグ設定域と、
重複フラグ設定域をクリアした後、上記通番情報管理
部 12 から、管理番号の若い順番のレコード(a→
b→c→)を取り出し、そのレコードa,b,〜
上で管理されている上記通番データに対応した上記通
番フラグ設定域を見て、各通番データに対応する領
域が“0”であると、上記通番フラグ設定域の対応す
る領域に“1”を設定し、各通番データに対応する領
域に、既に、“1”が設定されている場合には、上記重
複フラグ設定域の、その通番データに対応する領域
に“1”を設定する処理を、上記通番情報管理部 12 に
格納されている全てのレコードa,b,〜につい
て、上記レコードa,b,〜の管理番号の順番(
a→b→c→)に繰り返して行うように構成する。
【0032】
【作用】前述のように、通番データは、処理装置にお
いて、POS端末装置毎に管理されており、取引の発生
毎に割当てられる通番データの乱れがない限り、通番
情報管理部(図3参照)において、第1のレコードa
を更新しているが、その通番データに乱れが{図1
(a) の例では、「0016」→「0007」}あることを検出す
ると、上記第1のレコードaを完成し、乱れた通番デ
ータ「0007」を初期値とした第2のレコードbを、何
番(FROM)から何番(TO)の形式で生成し、その通番データ
に乱れがない限り、上記第2のレコードb上で更新
を続ける。
【0033】同じようにして、第2のレコードb上で
その通番データに乱れが{図1(a) の例では、「000
9」→「0012」}あることを検出すると、このレコード
bを完成し、乱れた通番データ「0012」を初期値とし
た第3のレコードcを生成し、その通番データに乱
れがない限り、上記第3のレコードc上で更新を続け
る。
【0034】本発明における通番データの欠落, 重複
の検出方法は、上記上位の処理装置において、POS端
末装置毎に管理されているレコードa〜に上記の特徴
があることに着目して、以下の方法に基づいて検出処理
を行う。
【0035】先ず、通番チェック処理部に、欠落, 重複
テーブルとして、通番フラグ設定域と、重複フラグ設
定域とを作成し、通番データの欠落, 重複の検出の
開始に際して、上記通番フラグ設定域と、重複フラグ
設定域とをクリア(初期化)して、各通番フラグと、
重複フラグとを“0”とする。{図1(b1)参照} 次に、上記通番情報管理部を検索して、管理順番の早い
レコードaを読み出して、通番データが存在する場
合、各通番毎に、通番フラグ設定域が“0”である
と、通番フラグを“1”に設定し、通番フラグ設定域
が“1”であると、該当の通番は、既に、チェック済
の通番であると認識して、重複フラグ設定域に
“1”を設定する。
【0036】レコードaを読み出して上記処理を行う
場合、各通番フラグ設定域と、重複フラグ設定域と
が“0”であるので、通番「0」〜通番「16」迄の通番
フラグ設定域に“1”が設定されるのみである。{図
1(b2)参照} この段階で、次のレコードbを読み出して、同じ処理
を実行する。レコードbは、通番「0007」から始まっ
ているので、上記重複フラグ設定域の通番「0000」か
ら「0006」迄の間は、上記初期化の儘となり、通番「00
07」の欄では、既に、通番フラグ設定域には、“1”
が設定されているので、重複フラグ設定域に“1”を
設定する処理となる。この処理が通番「0009」迄繰り返
されるので、上記欠落, 重複テーブルは、図2(b3)に示
す通りとなる。
【0037】同様にして、レコードcについて、同じ
処理を実行することにより、通番「0012」から「0016」
迄の重複フラグ設定域が“1”に設定され、通番「00
17」以降については、新たな通番データであるので、
通番フラグ設定域に“1”が設定されるのみとなり、
上記欠落, 重複テーブルは、図2(b4)に示す通りとな
る。
【0038】この結果、従来方法では指示された欠落通
番の検出はなく、重複通番は「0007」から「0009」と,
「0012」から「0016」迄となり、通番データの存在し
ないところの通番フラグ設定域と、重複フラグ設定域
は、初期化状態の“0”の儘となり(本実施例では、
この例はない)、取引通番の正しい欠落,重複の検出
を行うことができ、上記のような簡単な方法で取引通番
の欠落,重複検出の信頼度を向上させることができ
る。
【0039】
【実施例】以下本発明の実施例を図面によって詳述す
る。前述の図1,図2は、本発明の原理説明図であり、
図3,図4は、本発明の一実施例を示した図であって、
図3はPOSシステムの構成例を示し、図4は取引通番
に対するチェック処理を流れ図で示している。
【0040】本発明においては、POSシステムにおけ
る通番チェック処理部 13 に、通番フラグ設定域と、
重複フラグ設定域とからなる欠番, 重複テーブル 132
を作成し、この欠番, 重複テーブル 132の各通番フラグ
設定域と、重複フラグ設定域とを、通番データの
欠落, 重複検出処理の最初に、“0”を設定して初期化
し、通番にシーケンスの乱れが生じる毎に、新たなレ
コードa,b,c,〜を生成して管理されている
レコードa,b,c,〜を、生成された順番に読
み出し、通番が上記各レコード中に存在するとき、上
記通番フラグ設定域が“0”であると、“1”を設定
し、上記通番フラグ設定域の該当の通番欄に、既に、
“1”が設定されているときには、重複フラグ設定域
に“1”を設定することを、上記全てのレコードa,
b,c,〜について行う手段が、本発明を実施する
のに必要な手段である。尚、全図を通して同じ符号は同
じ対象物を示している。
【0041】以下、図1,図2を参照しながら、図3,
図4によって、本発明の通番データの欠落,重複検出方
法を説明する。先ず、図3は、例えば、店舗内にPOS
端末装置 5を設置した店舗情報システムの1構成例を示
しており、該店舗情報システムは、複数個のPOS端末
装置 5と、販売管理情報格納部 30 を有するファイル装
置 3と、表示部 20 とキー入力部 21 とを有するディス
プレイ装置 2と、処理装置 1とから構成される。
【0042】処理装置 1は、取引データ処理部 10 と、
通番毎の管理データを、複数個のレコードa,
b,c,〜として通番データ格納部 120に格納, 管理
している通番情報管理部 12 と、通番フラグ設定域と
重複フラグ設定域とからなる欠番, 重複テーブル 132
と、上記通番フラグ設定域と, 重複フラグ設定域に
対するフラグの設定を行うフラグ処理部 130と、通番検
出処理部 131から構成され、上記フラグ処理部 130, 通
番検出処理部 131, 欠番, 重複テーブル 132は、本発明
の通番チェック処理部 13 を形成し、上記処理装置 1の
全体が、POS端末装置 5とローカルエリアネットワー
ク(LAN) 6 を介して結合されている。
【0043】売り場に設置された、各POS端末装置 5
をオペレータが操作することにより、顧客が買物の精算
をする取引毎に発生する各POS端末装置 5の販売デー
タと取引通番(例えば、前述の図6の「1234」)が、
図示されていない上記各POS端末装置 5に固有な識別
子(ID)と共に、ローカルエリアネットワーク(LAN) 6を
介して処理装置 1に転送される。
【0044】処理装置 1の取引データ処理部 10 は、前
記販売データと取引通番をファイル装置 3の販売管理
情報格納部 30 への書込み処理を行うときに、上記販売
データに付加 (前述のレコードのヘッダ部内にある) さ
れているから前記取引通番を抽出して番号が連続して
いるか否かをチェックし、該チェックの結果、取引通番
(最終の取引通番が「1234」であったとする)に、前
述の通番のシーケンスの乱れが検出されると、図1(a)
に示したように、それまでの連続した通番データをレ
コードaとして完成させ、乱れの検出された取引通番
を初期値とする新たなレコードbを生成することを
繰り返して、図1(a) に示されているように、上記通番
データ管理域 120に複数のレコードa, b,c,
〜を形成して、通番データの管理を行う。
【0045】上記図1(a) に示した例では、取引通番の
乱れが「0016」と「0007」の間、「0009」と「0012」の
間で発生したために、通番データ格納部 120に、それぞ
れ、レコードa,b,cが格納されたことを示し
ている。
【0046】次に、図4の通番チェックの処理手順に従
って、本発明による取引通番のチェック処理を説明す
る。図4において、オペレータは処理ステップ 80 で、
ディスプレイ装置 2のキー入力部 21 からコマンドを投
入して、フラグ処理部 130を起動する。
【0047】処理ステップ 81 で、上記起動されたフラ
グ処理部 130は、通番データ格納部120のレコード
a,b,cを検索し、終了通番の最大値{本実施例
では、図1(a) に示されているように「1234」}に対応
して、通番フラグ設定域と、重複フラグ設定域の領
域を、欠番,重複テーブル 132に確保し、処理ステップ
82 で、上記確保した該フラグ設定域, をクリア
(フラグをオフに設定)する。
【0048】このようにして、図1(b1)に示すように、
終了通番の最大値{図1(a) の例では「1234」}分のフ
ラグ領域が取引通番と対応して、本発明の欠落, 重複
テーブル 132に確保される。{図1(b1)参照} 次に、フラグ処理部 130は、処理ステップ 83 で、通番
データ格納部 120の各レコードa, b,c,〜の
内容{各レコードの開始通番と終了通番の値(i,
j)}を読み出す。
【0049】フラグ処理部 130は、処理ステップ 84
で、上記欠落, 重複テーブル 132の、上記レコード
a, b,c,〜に基づいて決まる範囲(i+1,i+
2,i+3,・・・,j)の通番フラグ設定域のオン,
オフをチェックする。
【0050】通番フラグ設定域の、該当通番に対応
する領域が“オフ”であれば、処理ステップ 85 で、該
通番フラグ設定域の該当領域を“オン”に設定し、該
通番フラグ設定域の、該当通番に対応する領域が
“オフ”でなければ、処理ステップ 86 で重複フラグ設
定域の該当の領域をを“オン”に設定する。
【0051】上記通番データ格納部 120の全てのレコー
ドa,b,cについて、上記処理ステップ 83 〜
86で示した処理を繰り返す。この結果、レコードaに
基づいて上記の処理を行うと、図1(b2)に示したよう
に、通番「0」から通番「16」迄の通番フラグ設定域
のみが“1”に設定された状態となる。
【0052】同様にして、レコードbに基づいて上記
の処理を行うと、図1(b3)に示したように、通番「7」
〜「9」迄の重複フラグ設定域に“1”が設定された
状態となる。
【0053】レコードcに基づいて上記の処理を行う
と、図1(b4)に示したように、通番「7」〜「9」の他
に、通番「12」〜「16」迄の重複フラグ設定域に
“1”が設定され、通番「17」以降については、通番フ
ラグ設定域のみに“1”が設定された状態となる。
【0054】通番フラグ設定域のチェック,並びに、
重複フラグ設定域の設定が終了する (処理ステップ 8
7 参照) と、処理ステップ 88 で通番検出処理部 131
に、通番検出処理の依頼を通知する。
【0055】処理ステップ 89 で、通番検出処理部 131
は、上記欠落, 重複テーブル 132の通番フラグ設定域
, 重複フラグ設定域のフラグの設定の有無を検索
し、重複フラグ設定域が“オン”の通番を重複通番
に、通番フラグ設定域が“オフ”の通番を欠落通番と
決定する{図1(a) に示した通番情報の例では、上記欠
落通番は無い}。
【0056】処理ステップ 90 で通番検出処理部 131
は、重複通番と欠落通番をディスプレイ装置 2の表示部
20 に表示する。処理装置 1では、各POS端末装置 5
から送出されてくる取引通番について、上記の通番チ
ェックを行い、重複通番と欠落通番を検出すると、該当
の取引通番の販売管理情報を廃棄し、各POS端末装
置 5に対して、上記検出した重複通番と欠落通番する。
【0057】各POS端末装置 5では、上記取引が発生
するごとに生成されているジャーナル (顧客に手渡すレ
シートの生成と同時に、各取引についての、前述の図6
で説明した販売データが記録されている)に基づいて、
該通知されてきた重複通番,欠落通番の販売データを再
送出する。
【0058】このように、本発明による通番データの欠
落, 重複検出方法は、例えば、店舗情報システムのPO
S端末装置で発生した取引に対して割り当てられた通番
データが、POS端末装置として乱れている場合の欠
落,重複の検出を行うのに、取引通番データに、不連
続が発生する度に、何番(FROM)から何番(TO)の形式で異
なるレコードa,〜を生成して通番情報管理部に格納
して管理される、例えば、店舗情報システムにおける通
番データの欠落,重複チェック機構に、通番フラグ設定
域と、重複フラグ設定域と作成し、上記通番データ
の欠落, 重複処理に際して、上記通番フラグ設定域
と、重複フラグ設定域をクリアした後、上記通番情報
管理部から、管理番号の若い順にレコードa,〜を取
り出して、上記通番フラグ設定域を見て、各通番に対
応する領域が“0”であると、上記通番フラグ設定域
に“1”を設定し、各通番に対応する領域に、既に、
“1”が格納されている場合には、該当の通番は、既
に、チェック済の通番であると認識して、その通番
に対応する上記重複フラグ設定域に“1”を設定する
処理を、上記通番情報管理部に格納されている全てのレ
コードa,〜を読み出して繰り返して行い、上記重複
フラグ設定域に“1”が設定されている通番を重複通
番とし、上記通番フラグ設定域が“0”の儘の通番を
欠落通番とするようにしたところに特徴がある。
【0059】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
通番データの欠落, 重複の検出方法によれば、取引通番
データに、不連続が発生する度に、先頭番号(FROM)−
終了番号(TO)の形式で異なるレコードa,b,
c,〜を生成して管理しているPOSシステムにおける
通番チェック処理部に、通番フラグ設定域と、重複フ
ラグ設定域とから構成される欠落, 重複テーブルを作
成し、取引通番の欠落,重複の検出処理の最初に、各
通番に対応したフラグ設定域, をクリアした後、
上記レコードを管理の順番に読み出して、通番データ
が存在したとき、上記通番フラグ設定域の該当通番の
領域が“0”のクリア状態であると“1”を設定し、既
に、“1”が設定されているときには、該当の通番
は、既に、チェック済の通番であると認識して、重複
フラグ設定域の、該当通番の領域に“1”を設定し、
通番データが存在しない場合には、クリア状態の儘に残
るようにしてチェックするようにしたものであるので、
該取引通番の欠落,重複を、上記通番フラグと重複フ
ラグの“オン”状態を見るだけで検出可能となり、取引
通番の重複,及び欠落チェックが正確に行え、取引通
番の欠落, 重複検出に対する信頼性向上が図れる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図(その1)
【図2】本発明の原理説明図(その2)
【図3】本発明の一実施例を示した図(その1)
【図4】本発明の一実施例を示した図(その2)
【図5】従来のPOSシステムの構成例を示した図
【図6】販売データと取引通番の説明図
【図7】通番情報の説明図
【図8】取引通番の乱れの例
【図9】通番異常の表示例
【符号の説明】
1 処理装置 10 取引デー
タ処理部 11,13 通番チェック処理部 12 通番情報管理部 120 通番デー
タ格納部 2 ディスプレイ装置 20 表示部 21 キー入力部 3 ファイル装置 30 販売管理
情報格納部 4 通信制御アダプタ 5 POS端
末装置 50 プリンタ 51 キー入力
部 6 ローカルエリアネットワーク(LAN) 130 フラグ処理部 131 通番検出
処理部 132 欠落, 重複テーブル 通番データ, 又は、通番 通番フラグ設定域 重複フラ
グ設定域 a〜 レコード 80〜90 処理ステップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】POSシステムのPOS端末装置(5) で発
    生した取引に対して割り当てられた通番データ ()
    が、POS端末装置(5) から処理装置(1) に転送されて
    きたときに発生する通番データ () の欠落,重複検出
    方法であって、 処理装置(1) で取引通番()に、不連続が発生する度
    に、先頭番号−終了番号の形式で異なるレコード(
    a,b,〜)を生成し、通番情報管理部(12)に格納し
    て管理するPOSシステムにおける、通番データの欠
    落,重複チェック機構(13)において、 通番フラグ設定域 () と、重複フラグ設定域 () か
    らなる欠落,重複テーブル(132) を作成し、 上記欠落,重複テーブル(132) 内の通番フラグ設定域
    () と、重複フラグ設定域 () をクリアした後、上
    記通番情報管理部(12)から、管理番号の若い順番のレコ
    ード (a,b,〜)を取り出し、 そのレコード(a,b,〜)上で管理されている上
    記通番データ () に対応した上記通番フラグ設定域
    () を見て、各通番データ () に対応する領域が
    “0”であると、上記通番フラグ設定域 () の対応す
    る領域に“1”を設定し、各通番データ () に対応す
    る領域に、既に、“1”が設定されている場合には、上
    記重複フラグ設定域 () の、その通番データ () に
    対応する領域に“1”を設定する処理を、上記通番情報
    管理部(12)に格納されている全てのレコード(a,
    b,〜)について、上記レコード(a,b,〜)の
    管理番号の順番に繰り返して行うことを特徴とする通番
    データの欠落, 重複検出方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2017016703A (ja) * 2016-10-06 2017-01-19 東芝テック株式会社 決済処理装置およびその制御プログラム
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