JPH06202834A - リモートコントロールシステム - Google Patents

リモートコントロールシステム

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JPH06202834A
JPH06202834A JP5015882A JP1588293A JPH06202834A JP H06202834 A JPH06202834 A JP H06202834A JP 5015882 A JP5015882 A JP 5015882A JP 1588293 A JP1588293 A JP 1588293A JP H06202834 A JPH06202834 A JP H06202834A
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JP5015882A
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Shigeyuki Sano
重幸 佐野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リモコンによる操作の簡易化とともに、各種
多様な操作を可能とするリモコンシステムを実現する。
またユーザーの使用態様に対応可能とする。 【構成】 カーソル位置変位情報及びエンター情報をコ
マンド信号として出力するリモコン6と、リモコン6か
ら供給されたコマンド信号に応じて、画面上にカーソル
及び操作画像表示を行う表示制御手段(21,22,2
8〜31)と、操作画像表示内においてカーソル指定さ
れた操作を実行させるコマンド信号を外部機器又は機器
内部の所定部位にバス送信するコマンド送信制御手段
(21,22,32〜35)とを備えてリモコンシステ
ムを構成する。そして表示制御手段は、リモコンからの
コマンド信号に応じて操作画像表示内に含まれる操作ア
イテムの追加/変更/消去を実行可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、AVシステム等に用い
られるリモートコントロールシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えばテレビジョンモニタ装置、チュー
ナ、VTR、CDプレーヤ、レーザディスクプレーヤ等
をシステム化したAVシステム等においては、従来より
リモートコマンダーを用いて遠隔操作を行なうことが知
られている。
【0003】特に複数機器を接続した場合、機器毎にリ
モートコマンダーを用いることは不便であるために、1
つのリモートコマンダーで各機器の操作ができるように
するために、各機器に対応するコマンドコードを記憶し
て送信することのできるいわゆる学習リモコンが実施さ
れており、操作の簡略化を促している。
【0004】或は、AVシステムの中心となる機器、例
えばセレクタアンプやモニタ装置に対してコントロール
バス(以下、単にバスという)によって各機器が接続さ
れるようにし、その中心機器に対してリモートコマンダ
ーによる操作を行なうことによって、中心機器から必要
な機器に対して動作制御コマンドをバスで送信されるよ
うにし、関連動作が実行されるようにすることも行なわ
れている。
【0005】例えばセレクタアンプに対してVTRを選
択するコマンドを送信すると、セレクタアンプからモニ
タ装置に対して電源オンとするコマンドがバスにより送
信され、さらにVTR装置に対して電源オン及び再生動
作を行なうコマンドがバスにより送信されるようにする
ことで、ユーザーは、セレクタアンプを切り換える操作
を行なうのみでVTRの再生映像を視聴することができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、リモートコ
マンダーにおける操作キーやシャトルリング等の操作手
段は、あまり数多く設けることは操作の簡易性を阻害す
るため好ましくない。上記した学習リモコンでは操作キ
ーの数が増えてしまうことは或る程度避けられないた
め、かえって操作性が悪化することもあった。また、バ
スによりコマンド送信を実行できるようにしても、リモ
ートコマンダーの操作キーを少なくする必要から送信す
るコマンドコードの数、種別に制約があり、あまり複雑
な操作ができるようにすることはできず、基本的な操作
しかできないという問題もあった。
【0007】また、リモートコマンダーを操作する場
合、ユーザーは所望のキーを探すためにリモートコマン
ダーに視線を落さなければならず、モニタ画面を見てい
るまま操作を行なうことは困難であるという問題もあっ
た。これを解消するためには操作キーやシャトルリング
の操作手段の数を最小限(例えば1〜数個)に抑えなけ
ればならないが、この場合、各種のコマンドコードを送
信することはできなくなり、操作可能な動作の数が制限
されるという上記問題点は増長されてしまう。
【0008】さらに、或る機器に対してどのような操作
を多く実行するかはユーザーによって異なっており、例
えば各ユーザーにとっては多く実行する操作を最も簡易
に実行できることが望ましいが、このようなユーザー個
人単位の要望に対応して操作性を向上させることはでき
ないという問題もあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、リモートコマンダーによる操作の簡易化と
ともに、各種多様な操作を可能とし、さらにユーザー個
人の要望に対応できるリモートコントロールシステムを
実現することを目的とする。
【0010】このため、少なくともカーソル位置変位情
報及びエンター情報をコマンド信号として出力するリモ
ートコマンダーと、リモートコマンダーから供給された
コマンド信号に応じて、画面上にカーソル及び操作画像
表示を行う表示制御手段と、操作画像表示内において前
記カーソルによって指定された操作を実行させるコマン
ド信号を、外部機器又は機器内部の所定部位にコントロ
ールバスにより送信することができるコマンド送信制御
手段と、を備えたリモートコントロールシステムを構成
する。そして、表示制御手段は、リモートコマンダーか
ら供給されたコマンド信号に応じて操作画像表示内に含
まれる操作アイテムの追加/変更/消去を行なうことが
できるようにする。
【0011】
【作用】リモートコマンダーは少なくともカーソル位置
変位情報及びエンター情報をコマンド信号として出力す
ることができるのみでよいようにすれば操作キー等の操
作手段の数は最小限とし、例えば操作キーではなくシャ
トルリングやシャトルボールのみとしたり、マウスのよ
うにトラックボールのみを備えたリモートコントロール
システムとしても構成できる。そして、コマンド内容と
しては画面表示から選択できるようにすれば、そのリモ
ートコントロールシステムを備えた機器の各種操作やバ
ス接続された外部機器の多様な操作を行なうことが可能
となる。さらに、コマンドを選択するための表示される
操作画像の内容(操作アイテム)はユーザーが追加/変
更/消去できるようにすれば、個人的な操作指向に応じ
て操作性を改善することができる。
【0012】
【実施例】以下、図1〜図7により本発明の一実施例を
説明する。この実施例は図1に示すようにモニタ装置1
にマルチディスクプレーヤ(MDP)2、BSチューナ
3、VTR4を接続してAVシステムとしたものであ
る。5はモニタ装置1に対するリモートコマンダーを示
す。なお、音声出力系は図示及び説明を省略する。
【0013】モニタ装置1において、11は入力端子部
であり、MDP2、BSチューナ3、VTR4のそれぞ
れに対応して映像信号の入力端子が設けられている。1
2は入力切換部であり、入力端子部11の各端子からの
映像信号を選択して出力する。入力切換部12で選択さ
れた映像信号は映像処理部13に供給されて例えばデコ
ード処理、Y/C処理、ピクチャー、ブライト、カラ
ー、ヒューの調整処理及びマトリクス復調処理等が施さ
れ、R,G,B映像信号とされる。映像処理部13から
出力されたR,G,B映像信号はOSD切換部14のA
端子を介してCRT15に供給され、画面上に映像とし
て出力される。16はリモートコマンダー5から出力さ
れた例えば赤外線変調信号によるコマンドコードを受信
するリモコン受信部である。
【0014】20はモニタ装置1の各種動作を制御する
システムコントローラとなるマイコンを示している。2
1はCPU、22はプログラムROMを示し、CPU2
1はプログラムROMに保持された動作プログラムや各
種データに基づいて制御動作を行なう。23〜27はマ
イコン20の入出力ポートを示す。
【0015】リモコン受信部16で受信された赤外線変
調信号は電気信号に変換されてコマンドコードとしてポ
ート23からマイコン20に取り込まれ、コマンドコー
ドレジスタ28に保持される。CPU21は所定タイミ
ングでコマンドコードレジスタ28に保持されたコマン
ドコードを取り込み、そのコマンドコードに応じた処理
を行なう。29はメニューデータレジスタ、30はカー
ソル位置レジスタであり、CPU21は入力されたコマ
ンドコードに応じて画面表示すべき操作メニューのデー
タを発生させてメニューデータレジスタ29にセットす
る。同様に画面表示されるカーソルの位置情報をカーソ
ル位置レジスタ30にセットする。
【0016】メニューデータレジスタ29及びカーソル
位置レジスタ30に保持されたデータはOSD出力レジ
スタ31に転送される。OSD出力レジスタ31からは
転送されたデータに基づいて、操作用映像としてCRT
15に表示させるR,G,B映像信号(以下、操作用映
像信号という)をポート26を介してOSD切換部14
のB端子に出力し、またポート27を介してOSD切換
部14の切換制御信号を出力する。OSD切換部14で
は、操作用映像信号が供給されるタインミングに合わせ
て切換制御信号により、A,B端子が切り換えられるこ
とにより、CRT15の画面上では映像信号処理部13
でRGB復調された映像に重畳された状態でカーソル及
び操作画像(メニュータイトル及び操作アイテム)の表
示がなされる。
【0017】モニタ装置1内の各部に対してCPU21
が発生させたコマンド信号は内部バス40で接続された
各部に供給されるように内部バスデータレジスタ32に
セットされ、ポートレジスタ33に転送されてポート2
5から内部バス40に出力される。入力切換部12では
内部バス12によって供給されたコマンド信号により接
続端子が選択される。また映像信号処理部13では同様
に供給されたコマンド信号により各種処理状態が設定さ
れる。
【0018】また、このマイコン20は外部機器である
MDP2,BSチューナ3,VTR4に対しても外部バ
ス41により接続されており、各外部機器に対してコマ
ンド信号を送信することができるようになされている。
外部機器に対してCPU21が発生させたコマンド信号
は外部バスデータレジスタ34にセットされ、ポートレ
ジスタ35に転送されてポート24から外部バス41に
出力される。
【0019】このようなモニタ装置1に対するリモート
コマンダー5は、回転及び上下動が可能なシャトルボー
ル6が設けられた操作手段として形成されており、シャ
トルボール6を回転させることにより位置変位情報とな
るコマンドコード(例えばx軸移動量とy軸移動量を示
すコード)が赤外線信号で出力され、またシャトルボー
ル6を押圧することによりエンターを示すコマンドコー
ドが出力されるようになされている。
【0020】このようなAVシステムにおけるリモート
コントロールシステムとしての動作を以下説明する。こ
のリモートコントロールシステムとしては、画面上に操
作画像(メニュータイトル及び操作アイテム)を表示
し、これをカーソルで選択することによりモニタ装置内
部又は外部機器に対するコマンド信号を発生させ、遠隔
操作を実現するようにしている。
【0021】図2はCRT画面を示しており、ユーザー
がリモートコマンダー5のシャトルボール6を回転さ
せ、移動量を示すコマンドデータが出力されて、CPU
21がこれを取り込むと、その移動量に応じてCPU2
1はカーソル位置を指定するデータをカーソル位置レジ
スタ30に供給し、CRT画面上に図2(a)のように
カーソルKを表示させる。
【0022】CPU21はカーソル位置を得る手段とし
てCRT画面に対応した座標を保持しており、座標上に
おける前回のカーソル位置に対して入力された移動量を
x,y軸上で加減算することにより表示すべきカーソル
位置データを発生させている。なお、カーソル表示はC
RT画面上で常時行なうものではなく、リモートコマン
ダー5から移動量情報が入力された際に実行するように
し、或る程度の時間入力がなされなければ表示を消すよ
うにするとよい。
【0023】ここで、CPU21の座標上ではメニュー
タイトルを表示するエリアが設定されており、カーソル
位置がそのエリアにないときはカーソルKのみを表示す
る。リモートコマンダー5の操作に応じてカーソルKが
移動され、座標上でメニュータイトルエリアに入った場
合は、例えば図2(b)のように、接続された外部機器
を示すメニュータイトルTを表示する。つまりメニュー
データレジスタ21に表示すべきデータをセットし、C
RT画面に『AV』及び『VTR』『BS TUNE
R』『MDP』の文字を表示させる。
【0024】このメニュータイトルTにおいて、『VT
R』『BS TUNER』『MDP』はそれぞれ接続さ
れた外部機器を示すが、『AV』とはそれらの外部機器
において現在、入力選択部12で選択され映像出力され
ている外部機器を示すものである。
【0025】ここで、カーソルKがメニュータイトルT
におけるVTRの位置にあるときにユーザーがリモート
コマンダー5のシャトルボール6を押圧する操作、即ち
エンター操作をしたとすると、CPU21は図2(c)
のようにVTRの各種操作内容を示す各種操作アイテム
ATを所定エリアに表示させるように、表示データをメ
ニューデータレジスタ29にセットする。
【0026】このときユーザーがシャトルボール6を回
転させてカーソルKを、例えば操作アイテムAT上に位
置させるためにメニュータイトルTの外に移動させた場
合は、CPU21は図2(d)のようにメニュータイト
ルTを消去させ、操作アイテムATのみの表示とする。
この操作アイテムATとしては、VTR4の電源のオン
/オフ、再生、停止、早送り、早戻し、頭だし、録画等
の操作に対応して用意されている。また、『Add』は
操作アイテムの追加のための操作アイテム(以下、アイ
テム追加用アイテムという)である。このアイテム追加
用アイテムについては後述する。
【0027】このようにVTR4の各種操作アイテムA
Tが表示され、図2(d)のようにカーソルKが『再
生』を示す操作アイテムの位置とされた時にユーザーが
シャトルボール6を押圧してエンターコマンドが入力さ
れたとすると、CPUはVTR4の再生を指示するコマ
ンド信号を発生させ、外部バスデータレジスタ34にセ
ットし、外部バス41を介してVTR4に送信する。
【0028】この動作は、カーソルKの位置と操作アイ
テムATの位置はCPU21はその座標上で把握してい
るため、エンターコマンドが受信された際に、カーソル
Kの位置が或る操作アイテムATと一致していたら、そ
の操作アイテムに対応するコマンド信号をプログラムR
OM22から読み出すことで実現される。
【0029】また、カーソルKがメニュータイトルTの
位置に移動され、図2(e)のようにカーソルKがメニ
ュータイトルTにおける『BS TUNER』の位置に
あるときにエンターコマンドが入力されたら、図2
(f)のようにBSチューナに対する各種操作を示す操
作アイテムATを表示させる。つまり、操作アイテムA
TとしてBSチューナ3の電源のオン/オフ、チャンネ
ル操作、及びアイテム追加用アイテムの画像が表示され
る。
【0030】同様に、カーソルKがメニュータイトルT
の位置に移動され、図2(g)のようにカーソルKがメ
ニュータイトルTにおける『MDP』の位置にあるとき
にエンターコマンドが入力されたら、図2(h)のよう
にMDP2に対する各種操作を示す操作アイテムATを
表示させる。つまり、操作アイテムATとしてMDP2
の電源のオン/オフ、再生、停止、早送り、早戻し、頭
だし等の操作のための画像及びアイテム追加用アイテム
が表示される。これらの操作アイテムATが表示された
際も、カーソルKが或る操作アイテムの位置(アイテム
追加用アイテム以外)にあるときにエンターコマンドが
入力されたら、CPU21はその操作に対応するコマン
ド信号を外部バス41により各機器に送信するものであ
る。
【0031】さらに、カーソルKがメニュータイトルT
における『AV』の位置にあるときにエンターコマンド
が入力されたら、CPU21は現在の入力切換部12の
切り換え状況を判別し、選択されている外部機器につい
ての操作アイテムATを表示する。従って、図2(c)
(f)(h)のいづれかの状態となる。
【0032】なお、モニタ装置1の内部の各部に対する
制御は説明しないが、同様に操作画像としてメニュータ
イトル及び操作アイテムが表示されて、所定カーソル位
置でのエンターによりコマンド信号が発生されるように
する。この場合、上述したように内部バス40により所
要各部にコマンド信号が送信されることになる。
【0033】以上のような基本的なコマンド選択動作に
加えて本実施例では表示される操作アイテムATの追
加、変更、消去が可能とされている。
【0034】操作アイテムATの追加を行なう場合は、
図2(d)のように例えばVTR用の操作アイテムが表
示された状態から、ユーザーはカーソルKを移動させて
図3(a)のようにカーソルKをアイテム追加用アイテ
ム上に位置させる。ここでエンターすると、図3(b)
のようにアイテム追加メニューAMが表示される。
【0035】アイテム追加メニューAMとしては、VT
R操作の全ての操作又は大部分の操作に関する操作アイ
テムが用意されており、このときユーザーはカーソルK
を移動させ、アイテム追加メニューAM内の追加したい
操作アイテム上に位置させる。例えば図3(c)のよう
に一時停止操作の操作アイテム上にカーソルを位置させ
る。そしてエンターすることにより、アイテム追加メニ
ューAMが消去され、図3(d)のようにその選択され
た操作アイテムが新たに加えられて各操作アイテムAT
が表示される。以降、メニュータイトルTによってVT
Rが選択された際には、この図3(d)の状態で各操作
アイテムATが表示されることになる。なお、BSチュ
ーナやMDPについての操作アイテムについても同様
に、操作アイテムの追加を実行することができる。
【0036】操作アイテムの変更又は消去を行なう場合
は、図2(d)のように例えばVTR用の操作アイテム
が表示された状態から、ユーザーはカーソルKを移動さ
せて図4(a)のように変更又は消去したい操作アイテ
ム上にカーソルKを位置させる。例えば停止操作の操作
アイテムに位置させたとする。ここで例えばリモートコ
マンダー5によりダブルエンター操作(エンターコマン
ドを続けて2回送信する操作)をすると、図4(b)の
ようにアイテム変更/消去メニューREが表示される。
同時に不要として指定された停止操作の操作アイテムを
識別するために例えば反転表示させる。
【0037】アイテム変更/消去メニューREとして
は、VTR操作の全ての操作又は大部分の操作に関する
操作アイテム及び消去実行アイテムが用意されている。
【0038】ここでユーザーは停止操作の操作アイテム
を一時停止の操作アイテムに入れ換えたい場合は、アイ
テム変更/消去メニューRE内でカーソルKを移動さ
せ、図4(c)のように一時停止操作の操作アイテム上
にカーソルKを位置させる。そしてエンターすることに
より、アイテム変更/消去メニューREが消去され、図
4(d)のようにその選択された一時停止操作の操作ア
イテムATが従前の停止操作の操作アイテムと入れ換え
られた状態で各操作アイテムATが表示される。以降、
メニュータイトルTによってVTRが選択された際に
は、この図4(d)の状態で各操作アイテムATが表示
されることになる。
【0039】また、ユーザーが停止操作の操作アイテム
を消去したいと欲した場合は、図4(b)の状態からカ
ーソルKを移動させて図4(e)のように消去実行アイ
テム上に位置させる。そしてエンターすることにより、
アイテム変更/消去メニューREが消去され、図4
(f)のように停止操作の操作アイテムATが消去され
た状態で各操作アイテムが表示される。以降、メニュー
タイトルTによってVTRが選択された際には、この図
4(f)の状態で各操作アイテムが表示されることにな
る。このような操作アイテムの変更、消去はBSチュー
ナやMDPについての操作アイテムについても同様に可
能とされる。
【0040】以上の例で説明したようなコマンド選択、
操作アイテムの追加、変更、消去動作を実行するための
CPU21の制御動作を図5〜図7のフローチャートに
示す。
【0041】まずシステム電源が入ると、プログラムR
OM22に保持されたソフトウエアはスタートルーチン
を実行し、CPU21のRAMエリアや各レジスタのイ
ニシャライズ、入出力ポート23〜27の入出力設定、
及びカーソルや操作メニュー表示データのイニシャライ
ズを行なう(F101,F102) 。
【0042】初期設定が終了したら、CPU21は以
降、例えば所定タイミング毎にコマンドデータレジスタ
28を参照し、リモートコマンダー5からのコマンド入
力に対応する処理を行なう。即ち、コマンドデータレジ
スタ28から取り込んだデータをデコードし(F103)、次
に、現在(コマンド入力前)のカーソルKの位置を座標
から判別する(F104)。なお、この時点でカーソルKがC
RT画面上に表示されていなければ、その表示を開始す
ることになる。
【0043】ここで、カーソル位置がメニュータイトル
Tのエリアにあった場合はステップF105に進み、図2
(b)のようにメニュータイトルTを表示させる。ま
た、カーソル位置が図2(d)のように操作アイテムA
Tのエリアにあった場合はステップF113に進み、その時
点でメニュータイトルTが表示されていればこれを消去
する。また、アイテム追加メニューAMが表示されてい
る状態でカーソルKがそのアイテム追加メニューAM内
にあればステップF122に進み、アイテム変更/消去メニ
ューREが表示されている状態でカーソルKがそのアイ
テム変更/消去メニューRE内にあればステップF123に
進むことになる。カーソル位置が上記以外の位置状態に
あるときは、ステップF120に進んでその時点でメニュー
タイトルTが表示されていればこれをTを消去し、その
際に入力された移動量データに応じてカーソルKの表示
位置を移動させる(F121)。
【0044】処理がステップF105に進み、メニュータイ
トルTを表示した場合は、まず入力されたコマンドコー
ドが移動量を示すものであったかエンターコードであっ
たかを判別し(F106)、移動量、即ちユーザーがカーソル
移動を指示した場合であったら、その移動量を座標上の
カーソル位置データに加減算して新たなカーソル位置を
算出し、その位置にカーソルKの表示位置を移動させる
(F107)。そしてステップF103に戻る。
【0045】エンターコードであった場合は、カーソル
Kの位置がメニュータイトルT内のいづれにあるかを判
別する(F108)。図2(b)のようにカーソルKが『VT
R』の位置にあれば図2(c)のようにVTR4に対す
る操作アイテムATを表示させる(F108→F110) 。また
図2(e)のようにカーソルKが『BS TUNER』
の位置にあれば図2(f)のようにBSチューナ3に対
する操作アイテムATを表示させ(F108→F111) 、図2
(g)のように『MDP』の位置にあれば図2(h)の
ようにMDP2に対する操作アイテムATを表示させる
(F108→F112)。そしてステップF103に戻る。
【0046】また、カーソルKの位置がメニュータイト
ルTの『AV』の位置にあるときにエンターされた場合
は処理はステップF108からF109に進み、現在の入力選択
状況を判別し、選択されている外部機器に応じてステッ
プF110,F111,F112のいづれかに進むことになる。
【0047】ステップF109,F110,F111のいづれかで操作
アイテムATが表示された状態で、カーソルKの位置が
その操作アイテム内に移動させられて、処理がステップ
F104からF113に進み、メニューデータレジスタ29にメ
ニュータイトルTの消去エータがセットされてメニュー
タイトルTが消去された後は、まず入力されたコマンド
コードが移動量を示すものであったかエンターコードで
あったか、或はダブルエンターであったかを判別し(F11
4)、移動量、即ちユーザーがカーソル移動を指示した場
合であったら、その移動量データに応じてカーソルKの
表示位置を移動させ(F115)、ステップF103に戻る。
【0048】エンターコードであった場合は、カーソル
Kの位置と、操作アイテムATの表示位置を座標上で比
較し、カーソルKが示す操作アイテムを判別する。そし
て、カーソルKの位置がアイテム追加用アイテム以外の
操作アイテム上にあるときは、その操作アイテムとして
示される操作内容に対応するコマンド信号をプログラム
ROM22から読み出し、外部バス41に送出する (F1
16→F117) 。つまり、外部機器に対する操作制御が実行
される。
【0049】カーソルKの位置がアイテム追加用アイテ
ム上にあったとき(図3(a)の状態)は、図3(b)
のようにアイテム追加メニューAMを表示させる (F116
→F118) 。
【0050】また、ステップF114でダブルエンター操作
が判別された場合は、その特にカーソルKが位置してい
る操作アイテムに対して変更又は消去を行なうものとし
て、図4(b)のようにアイテム変更/消去メニューR
Eを表示させる。このとき、カーソルKに指定された操
作アイテムを反転表示させる(F119)。
【0051】表示状態が図3(c)のようになって処理
がステップF122のアイテム追加処理に進んだ場合は、図
6の処理が実行される。まず入力されたコマンドコード
が移動量を示すものであったかエンターコードであった
かを判別し(F201)、ユーザーがカーソル移動を指示した
場合であったら、その移動量データに応じてカーソルK
の表示位置を移動させ(F202)、ステップF103に戻る。
【0052】エンターコードであった場合は、カーソル
Kの位置とアイテム追加メニューAM内の操作アイテム
の表示位置を座標上で比較し、カーソルKが示す操作ア
イテムを判別し、その操作アイテムを新たに加えられた
操作アイテムとして追加表示する。そしてアイテム追加
メニューAMを消去する(F203,F204) 。つまり、表示状
態を図3(d)のようにし、ステップF103に戻る。
【0053】表示状態が図4(c)又は(e)のように
なって処理がステップF123のアイテム変更/消去処理に
進んだ場合は、図7の処理が実行される。まず入力され
たコマンドコードが移動量を示すものであったかエンタ
ーコードであったかを判別し(F301)、ユーザーがカーソ
ル移動を指示した場合であったら、その移動量データに
応じてカーソルKの表示位置を移動させ(F302)、ステッ
プF103に戻る。
【0054】エンターコードであった場合は、カーソル
Kの位置とアイテム変更/消去メニューRE内の操作ア
イテムの表示位置を座標上で比較し、カーソルKがアイ
テム変更/消去メニューRE内で消去実行アイテムを示
しているか、その他の操作アイテムを示しているかを判
別する(F303)。消去実行アイテム以外の操作アイテムを
示していたら、アイテム入れ換えのために不要と指定さ
れていた操作アイテムに変えてカーソルKが示す操作ア
イテムを表示し、アイテム変更/消去メニューREを消
去する (F303→F304→F306) 。つまり、表示状態を図4
(d)のようにさせ、ステップF103に戻る。
【0055】一方、カーソルKが消去実行アイテムを示
していたら、不要と指定されていた操作アイテムを消去
した状態で操作アイテムを表示し、アイテム変更/消去
メニューREを消去する (F303→F305→F306) 。つま
り、表示状態を図4(f)のようにさせ、ステップF103
に戻る。
【0056】マイコン20によりこの図5〜図7の処理
が実行されることにより、ユーザーはCRT画面をみな
がらカーソルKを移動させて、操作アイテムATを表示
させ、所望の位置でエンター操作することでモニタ装置
1及び外部機器であるMDP2、BSチューナ3、VT
R4の各種操作を行なうことができる。
【0057】そして、リモートコマンダー5としては操
作手段として最低限シャトルボール6を設けるのみでよ
く(もちろん他に少数のキー等を設けてもよいが)、非
常に簡単であるとともに操作の際にリモートコマンダー
上でキーの位置等を確認する必要はなく、そのとき視聴
しているCRT15の映像から目を離さなくてもよい。
【0058】さらに、操作内容の種類が多く必要である
ときはマイコン20側でのメニュー及び操作アイテム設
定で対応できる。即ち表示する操作アイテム及び記憶す
るコマンド信号を増やせばよく、多数の機器の多様な操
作を全てリモートコントロールすることも可能となる。
【0059】その上、コマンド操作のために選択するこ
とのできる操作アイテムの種類や数を追加、変更、消去
していくことにより、ユーザーは最も自分のAVシステ
ムの使用態様に適した状態で操作アイテムを自由に設定
できることになり、ユーザー個人単位で操作性を向上さ
せることができる。
【0060】ところで、実施例ではメニュータイトルT
として外部機器を直接示す『VTR』『SB TUNE
R』『MDP』とともに、現在選択されている外部機器
を表わす『AV』という表示を用意するようにしている
が、外部機器を直接示すメニュータイトルTを表示する
ことで、ユーザーはいつでも所望の機器に対して容易に
操作を行なうことができる。さらに、現在選択されてい
る外部機器を表すメニュータイトルを用意することで、
現在視聴しているの映像ソースをユーザーが判断しなく
ともその映像に対する操作を行なうことができる。特に
ユーザーが操作したい動作は通常、現在視聴している映
像のソース機器に対するものであることが最も多いた
め、この『AV』というメニュータイトルTを用意する
ことは非常に便利である。
【0061】なお、メニュータイトルTとしては『A
V』を用意するのみとしたり、或は直接機器を表わす
『VTR』『SB TUNER』『MDP』を用意し、
『AV』を設けないようにしてもよい。メニュータイト
ルTを『AV』のみとする場合は、上記図5のフローチ
ャートにおけるステップF108の処理を削除しステップF1
09の処理を行えばよい。また、メニュータイトルTを
『VTR』『SB TUNER』『MDP』のみとする
場合は、ステップF109の処理を削除すればよい。
【0062】以上実施例を説明してきたが、本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、各種多様な変形例
が考えられる。リモートコマンダー5は操作手段とし
て、操作キーを設けるもの、ジョイスティックを設ける
もの、マウス的なトラックボールを用いるもの等が考え
られ、また赤外線送信のほか電波によるものや有線送信
を行なうものであってもよい。
【0063】また、リモートコントロールシステムとし
てはモニタ装置内に搭載する以外にも、例えばAVシス
テム内にセレクタアンプが用いられる場合は、そのセレ
クタアンプに上記処理を実行するリモートコントロール
システムを搭載してもよい。さらに、モニタ表示を用い
ない例えばオーディオシステムに採用する場合は、カー
ソル、メニュータイトル、操作アイテム等を表示する表
示部を例えば搭載機器のフロントパネルに設けるような
ことも考えられる。また、実施例ではメニュータイトル
から操作アイテムが導かれるようにしたが、表示領域に
余裕がある場合や表示する操作アイテムが少量の場合
は、メニュータイトル表示を行なわず、直接操作アイテ
ムを表示するようにしてもよい。
【0064】さらに、通常操作時に表示される操作アイ
テムの追加、変更、消去の動作を行なうための方式は各
種考えられる。例えば変更、消去の際にはリモートコマ
ンダーによりダブルエンターを行なってアイテム変更/
消去メニューを表示させるようにしたが、このダブルエ
ンターに変わる操作キーを設けたり、表示する操作アイ
テムの1つとして、アイテム変更/消去用アイテムを用
意することも考えられる。アイテム変更/消去用アイテ
ムを用意する場合は、アイテム変更/消去用アイテムを
エンターして変更、消去モードとした後に不要なアイテ
ムを指定し、その後はアイテム変更/消去メニュー内の
アイテム指定を行うようにすればダブルエンター操作を
用意せずにエンターコマンドのみで実行できる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明のリモートコ
ントロールシステムは、リモートコマンダーから少なく
ともカーソル位置変位情報及びエンター情報をコマンド
信号として出力するようにし、それらのコマンド信号に
応じて画面上にカーソル及び操作メニュー表示を行って
操作内容が指定され、指定された操作を実行させるコマ
ンド信号を外部機器又は機器内部の所定部位にコントロ
ールバスにより送信するように構成したため、リモート
コマンダーにおけるキー、シャトルリング、シャトルボ
ール等の操作手段の数の大幅な削減による操作の簡略
化、操作手段を視認して操作することの不要化を実現す
るとともに、各種多数の機器に対して多数の動作のリモ
ートコントロールを可能とすることができるという効果
がある。
【0066】さらに、コマンド信号を選択し送信を実行
させるために表示する操作アイテムをユーザーが自由に
追加、変更、消去できるため、ユーザーは自分に必要な
操作機能のみの操作メニュー表示を行なうように設定で
き、操作性はユーザー個人単位で向上させることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリモートコントロールシステムの実施
例の説明図である。
【図2】実施例のコマンド操作の説明図である。
【図3】実施例の操作アイテム追加動作の説明図であ
る。
【図4】実施例の操作アイテム変更/消去動作の説明図
である。
【図5】実施例のコマンド動作処理のフローチャートで
ある。
【図6】実施例の操作アイテム追加処理のフローチャー
トである。
【図7】実施例の操作アイテム変更/消去処理のフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 モニタ装置 2 MDP 3 BSチューナ 4 VTR 5 リモートコマンダー 6 シャトルボール 15 CRT 16 リモコン受信部 20 マイコン 21 CPU 22 プログラムROM 23,24,25,26,27 入出力ポート 28 コマンドデータレジスタ 29 メニューデータレジスタ 30 カーソル位置レジスタ 31 OSD出力レジスタ 32 内部バスレジスタ 33,35 ポートレジスタ 34 外部バスレジスタ 40 内部バス 41 外部バス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともカーソル位置変位情報及びエ
    ンター情報をコマンド信号として出力するリモートコマ
    ンダーと、 前記リモートコマンダーから供給されたコマンド信号に
    応じて、画面上にカーソル及び操作画像表示を行う表示
    制御手段と、 前記操作画像表示内において前記カーソルによって指定
    された操作を実行させるコマンド信号を、外部機器又は
    機器内部の所定部位にコントロールバスにより送信する
    ことができるコマンド送信制御手段と、 を備え、 さらに前記表示制御手段は、前記リモートコマンダーか
    ら供給されたコマンド信号に応じて前記操作画像表示内
    に含まれる操作アイテムの追加を行なうことができるよ
    うに構成されたことを特徴とするリモートコントロール
    システム。
  2. 【請求項2】 少なくともカーソル位置変位情報及びエ
    ンター情報をコマンド信号として出力するリモートコマ
    ンダーと、 前記リモートコマンダーから供給されたコマンド信号に
    応じて、画面上にカーソル及び操作画像表示を行う表示
    制御手段と、 前記操作画像表示内において前記カーソルによって指定
    された操作を実行させるコマンド信号を、外部機器又は
    機器内部の所定部位にコントロールバスにより送信する
    ことができるコマンド送信制御手段と、 を備え、 さらに前記表示制御手段は、前記リモートコマンダーか
    ら供給されたコマンド信号に応じて前記操作画像表示内
    に含まれる操作アイテムの変更を行なうことができるよ
    うに構成されたことを特徴とするリモートコントロール
    システム。
  3. 【請求項3】 少なくともカーソル位置変位情報及びエ
    ンター情報をコマンド信号として出力するリモートコマ
    ンダーと、 前記リモートコマンダーから供給されたコマンド信号に
    応じて、画面上にカーソル及び操作画像表示を行う表示
    制御手段と、 前記操作画像表示内において前記カーソルによって指定
    された操作を実行させるコマンド信号を、外部機器又は
    機器内部の所定部位にコントロールバスにより送信する
    ことができるコマンド送信制御手段と、 を備え、 さらに前記表示制御手段は、前記リモートコマンダーか
    ら供給されたコマンド信号に応じて前記操作画像表示内
    に含まれる操作アイテムの消去を行なうことができるよ
    うに構成されたことを特徴とするリモートコントロール
    システム。
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