JPH06202532A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06202532A
JPH06202532A JP35930392A JP35930392A JPH06202532A JP H06202532 A JPH06202532 A JP H06202532A JP 35930392 A JP35930392 A JP 35930392A JP 35930392 A JP35930392 A JP 35930392A JP H06202532 A JPH06202532 A JP H06202532A
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Japan
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photosensitive drum
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charging roller
charged
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JP35930392A
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Masanobu Saito
雅信 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】感光ドラムと帯電ローラとの接触ニップ部の
幅、押圧力を均一にして、感光ドラムに対する帯電不良
をなくす。 【構成】円筒アルミニウム基体1aの周囲を感光体層1
bで覆って感光ドラム1を形成する。基体1aと感光体
層1bとの間に、感光ドラム長手方向の中央部にて厚く
なる有機導電体層13を設け、感光ドラム1全体の形状
を、両端部の外径R2よりも中央部の外径R2が大き
い、クラウン形状にする。これにより、帯電ローラ2を
その両端部を加圧力Fで付勢して感光ドラム1に押圧し
たときに、両者間に形成される接触ニップ部Nの幅を均
一にし、また押圧力を均一にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、レーザビーム
プリンタ等の画像形成装置に装着されて好適な帯電装置
に係り、詳しくは、被帯電体に接触帯電部材を接触させ
ることによって被帯電体を帯電させる接触帯電装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置(複写機・プリンタ
・画像表示装置等)・静電記録装置等の画像形成装置に
おいて、感光体、誘電体等の被帯電体としての像担持体
を帯電処理する手段として、コロナ帯電器が広く利用さ
れている。
【0003】コロナ帯電器は、像担持体の表面を所定の
極性・電位に均一に帯電処理する手段機器として有効で
ある反面、所定の帯電電位を得るために高価な高圧トラ
ンス(6〜8kV程度)を必要とすることや、コロナ放
電によってオゾンが比較的多く発生すること等の問題点
を有している。
【0004】このようなコロナ帯電器に対して、直流電
圧、あるいは直流と交流との重畳電圧を印加した接触帯
電部材を被帯電面に接触させて被帯電面を帯電処理する
接触帯電装置があり、これは電源の低電圧化が図れるこ
とや、オゾンの発生が微量であること等の長所を有して
いることから、コロナ帯電器に代わるものとして注目さ
れ、次第に利用されるようになっている。
【0005】また、接触帯電部材は、高圧電源の定コス
ト化、オゾンフィルターの廃止などの利点から、比較的
低コストの画像形成装置に用いられることが多く、プロ
セスカートリッジ内に組み込まれることが期待されてお
り、製品化されているものもある。
【0006】例えば、図11、図12は被帯電体として
の感光ドラム51に接触帯電部材としての導電性の帯電
ローラ20を接触させて、該帯電ローラ20に400〜
900V程度の負の直流電圧、あるいはさらに交流電圧
を重畳させて電源26より印加し、感光ドラム51表面
の感光体面を数100Vに帯電するものである。
【0007】このように電源26として交流成分を含ん
だ電圧を帯電ローラ20に印加すると、感光ドラム51
の帯電が不十分なときは、帯電ローラ20から感光ドラ
ム51へ放電し、反対に感光ドラム51の帯電が余分な
とき(電源26の直流成分電圧値より高く帯電したと
き)には、感光ドラム51から帯電ローラ20に逆放電
される。この放電、逆放電を交流電圧の周波数分だけ繰
り返すことにより、感光ドラム51の表面電位は電源2
6の直流電圧値に集束する。
【0008】帯電ローラ20は、導電性芯金20aと、
その外周に一体に形成した体積固有抵抗の低い導電性ゴ
ムローラ部20bと、さらにその外周に形成した高抵抗
表面被覆層(高抵抗層)20cとからなる。そして芯金
20aの両端部を導電性軸受23で回転自由に軸受保持
させて帯電ローラ20の長手方向(軸方向)を感光ドラ
ム51の母線方向に並行して接触させている。導電性加
圧ばね25は帯電ローラ20の両端側の軸受23を所定
の加圧力Fをもって付勢しており、これによって、帯電
ローラ20は、所定の押圧力で感光ドラム51に押圧さ
れ、両者の間には、接触ニップ部Nが形成される。
【0009】図12において、Aは帯電ローラ20の有
効帯電幅(例えば約300mm)を示している。また、
帯電ローラ20の高抵抗表面被覆層20cは、感光ドラ
ム51表面のピンホール・傷などの表面欠陥による電流
リークを防止している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、帯電ロ
ーラ20等の接触帯電部材を用いた上述の従来の帯電装
置によると、次のような問題点があった。
【0011】すなわち、帯電ローラ20は、被帯電体と
しての感光ドラム51に対し、芯金20aの両端部にて
加圧力Fで感光ドラム51表面に押圧されているため、
図13に示すように、帯電ローラ20と感光ドラム51
との接触ニップ部Nの幅が、長手方向について見た場
合、加圧力Fの作用点に近い両端部付近で広くなり、中
央部で狭くなってしまう。
【0012】そこで、帯電ローラ20両端部での加圧力
Fを大きくして接触ニップ部Nの長手中央部での幅を十
分なものにしようとすると、両端部での接触ニップ部幅
が中央部の幅に比べて2〜4倍程度の過大なものとなっ
てしまう。接触ニップ部幅が広い、つまり加圧力Fが過
大になると、帯電ローラ20と感光ドラム51との摩擦
力が増加し、高温・高湿環境下では感光ドラム51面へ
のトナー融着現象が発生しやすい。この現象は、加圧力
が大きくなる帯電ローラ20両端部においてとくに顕著
に発生しやすい。
【0013】一方、高温・高湿環境下でトナー融着を防
止するために帯電ローラ20の両端部の加圧力Fを下げ
れば、特に帯電ローラ20の形状がストレートの場合は
接触ニップ部Nの長手中央幅が一層狭くなってしまう。
【0014】さらに、帯電ローラ20形状がストレート
でなく湾曲している場合においては、帯電ローラ20の
回転に伴い、加圧力Fの作用点から遠い帯電ローラ20
中央部では感光ドラム51表面と帯電ローラ20表面と
が離れてしまうことがある。感光ドラム51表面と帯電
ローラ20表面とは多少離れたとしても感光ドラム51
表面は帯電されるが、その離間距離がある限界以上に達
すると、その箇所では帯電が不可能となり、この結果、
出力画像不良としてあらわれる。
【0015】加えて、このように湾曲した帯電ローラ2
0においては、プリンタ耐久が進み帯電ローラ20表面
にトナーが付着してくると、帯電ローラ20中央部が感
光ドラム51と少し離れただけでも、トナーの付着した
部分だけ帯電不良が発生する。すなわち、図14に示す
ように帯電ローラ20の回転周期Rと同じ間隔で黒点あ
るいは白抜けの画像が発生する。なお、この回転周期R
は、例えば帯電ローラ20の直径が12mmのときは、
(12×π)mmとなる。
【0016】上述のような問題点は、図15、図16に
示すように、接触帯電部材として非回転の横長パット状
の部材20Aを用い、その芯金20aの両端部を加圧ば
ね25で感光ドラム51方向に所定の加圧力Fをもって
加圧当接させる場合においてもほぼ同様に発生する。
【0017】そこで、本発明は、被帯電体の外径を、中
央部から端部に向けた方向に沿って漸減させることによ
って、被帯電体に対する帯電を良好に行うようにした画
像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、円筒状の被帯電体に接触帯
電部材を当接させて帯状の接触ニップ部を形成し、前記
被帯電体を回転させるとともに前記接触帯電部材に電圧
を印加して前記接触ニップ部を介して、前記被帯電体を
均一に帯電する画像形成装置において、前記被帯電体の
外径を、該被帯電体の長手方向の中央部から両端部に向
けて漸減させてなる、ことを特徴とする。
【0019】この場合、前記被帯電体の長手方向の長さ
をL、中央部の外径をR1、端部の外径をR2としたと
き、該被帯電体の中央部の膨らみ(R1−R2)を、3
×10-5L<(R1−R2)<1×10-2Lの関係を満
たすように設定すると、好ましい。
【0020】
【作用】以上構成に基づき、円筒状の被帯電体の中央部
を膨らませる、いわゆるクラウン形状に形成することに
よって、例えば、接触帯電部材として一般的な帯電ロー
ラの左右両端部を付勢して帯電ローラを被帯電体に押圧
する場合等において、被帯電体と帯電ローラとの間の接
触ニップ部の幅をほぼ均一にすることができる。すなわ
ち、被帯電体をその中央部が両端部よりやや太くなるよ
うに形成し、接触帯電部材をその両端部を加圧すること
によって被帯電体表面に圧縮弾性に抗して押圧すると、
接触帯電部材の被帯電体の加圧に伴う圧縮度合いが、接
触帯電部材の長手方向に関して中央部が大きく、中央部
から両端部へ向うにしたがって徐々に小さくなり、その
結果、接触帯電部材と被帯電体との接触ニップ幅は、そ
の長手方向についてほぼ一定となり、これにより、被帯
電体に対する接触帯電体の押圧力がほぼ均一化される。
【0021】つまり、従来の接触帯電装置の接触ニップ
部が、その接触ニップ幅について長手方向中央部が両端
部に比べて狭くなり、これに伴って押圧力が不均一にな
りがちであったのとは異なり、接触ニップ部の長手方向
中央部と両端部とで接触ニップ幅・押圧力ともほぼ等し
い状態を実現することができる。
【0022】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈実施例1〉図1に、本発明に係る画像形成装置の一例
として、プロセスカートリッジPCを着脱自在に装着す
るレーザビームプリンタの概略を図示する。同図に示す
レーザビームプリンタは、被帯電体(像担持体)として
の電子写真感光ドラム(以下単に「感光ドラム」とい
う。)に対する1次帯電手段として、接触帯電部材を備
えている。以下に詳述する。
【0023】プロセスカートリッジPC内の感光ドラム
1は、矢印K1方向に所定のプロセススピード(周速
度)、例えば24mm/sec で回転駆動される。
【0024】接触帯電部材としての帯電ローラ2は、導
電性芯金2aと、その外周に一体に形成された導電性ゴ
ムローラ2bとからなる。
【0025】そしてこの帯電ローラ2は芯金2aが直径
6mmであり、導電性ゴムローラ2bの外径は12mm
である。帯電ローラ2により負の均一帯電を受けた感光
ドラム1の表面に、不図示のレーザスキャナから出力さ
れる、目的の画像情報の時系列電気デジタル画像信号に
対応したレーザ光6による走査露光がなされる。この走
査露光によって感光ドラム1表面に形成された静電潜像
に、現像手段の現像スリーブ7よりトナーが供給されて
静電潜像が反転現像される。
【0026】一方、不図示のプリンタ本体の給紙部から
ガイド9を介して転写材Pが感光ドラム1と転写ローラ
10との当接ニップ部(転写部)へ感光ドラム1上のト
ナー像にタイミングを合わせて給送され、この転写材P
には、転写ローラ10にバイアス電源11によって印加
されている転写バイアスにより感光ドラム1上のトナー
像が転写される。
【0027】トナー像が転写された転写材Pは感光ドラ
ム1から分離されてプリンタ本体内の不図示の定着手段
へ導かれ、ここで像定着を受けて画像形成物(プリン
ト)としてプリンタ本体外部に排出される。
【0028】像転写分離後の感光ドラム1は、クリーニ
ング装置10により転写残りトナーなどの付着汚染物の
除去を受けて清浄面化されて繰り返して作像に供され
る。
【0029】同図中12は帯電ローラ2および転写ロー
ラ10に対するバイアス電源11を所定の印加タイミン
グ、所定の電位に自動制御する制御部(CPU)であ
る。
【0030】図2に、感光ドラム1の長手方向の断面を
示す。感光ドラム1は、円筒アルミニウム基体1a、及
び有機光導電体層(OPC)、セレン、アモルファスシ
リコン、Zn0等からなる感光体層(厚さ20μm)1
bより形成されている。
【0031】本実施例においては、この円筒アルミニウ
ム基体1aと感光体層1bとの間に有機導電体層13が
あり、これによって、感光ドラム1の長手方向中央部の
外径R1を端部の外径R2よりも大きくしている。詳し
くは、有機導電体層13は外径29.980mmの円筒
アルミニウム基体1aに対して、長手方向両端部から中
央部に向けて0μmから20μmの厚みに徐々に厚く塗
布されている。
【0032】感光体層1bは20μmであるから、感光
ドラム1の両端部での外径R2は30.000mmであ
り、中央部での外径R1は30.020mmとなる。す
なわち、感光ドラム1は、その外径寸法が両端部よりも
中央部にて大きい(R1>R2)、いわゆるクラウン形
状に形成されている。いいかえると、クラウン形状の感
光ドラム1は、その外径が長手方向中央部から両端部に
向けて漸減するように構成されている。
【0033】そして帯電ローラ2の芯金2aの両端部を
導電性軸受3で回転自在に軸受保持した上、帯電ローラ
2長手方向が感光ドラム1の母線方向に平行になるよう
に維持した状態で、帯電ローラ2を感光ドラム1表面に
接触させる。さらに帯電ローラ2の両端部の軸受3を導
電性加圧ばね5で感光ドラム1方向へ所定の加圧力Fを
もって当接させる。このようにすることによって、感光
ドラム1と帯電ローラ2との間に帯状の接触ニップ部N
を形成する。本実施例においては、加圧ばね5のばね定
数は片側0.125kg/mmであり、4.0mm縮め
ることにより、0.5kgの加圧力Fで加圧している。
帯電ローラ2は本実施例では、感光ドラム1の回転駆動
に伴い、従動回転するように構成されている。
【0034】この帯電ローラ2にはバイアス電源11か
ら所定のバイアス電圧が導電性の加圧ばね5、軸受3、
芯金2aを介して印加され、これによって感光ドラム1
は、その表面が所定の極性・電位で接触帯電処理され
る。本実施例では、負帯電である。
【0035】ここで、感光ドラム1は前述したようにク
ラウン形状のもので、すなわち長手方向中央部から両端
部に向かうにしたがい下り傾斜となっている。そこで、
帯電ローラ2を、その両端部において加圧力Fを加えて
感光ドラム1表面に、圧縮弾性に抗して加圧当接させて
いるので、帯電ローラ2と感光ドラム1との接触ニップ
部Nは、その長手方向に沿う各部に関して、図3に示す
ように接触ニップ幅及び押圧力がほぼ均一化される。
【0036】このため帯電ローラ2は、回転中において
も、両端などに部分的に強い圧力が加わらないため、高
温・高湿環境下においても両端部にトナー融着が発生し
なくなった。また感光ドラム1がクラウン形状に形成さ
れていることから、従来、帯電ローラ2のたわみ、曲が
り等によって感光ドラム1中央部で発生しがちであった
帯電不良現象も発生しなくなった。
【0037】しかし、感光ドラム1の中央部の外径R1
と端部の外径R2の大きさについて、両者の差(R1−
R2)が8μmに満たない場合では、両端部における接
触ニップ幅・押圧力が増加し、帯電ローラ2両端部にお
いてトナー融着が発生する。さらに、押圧力の低い帯電
ローラ2中央部では帯電不良が発生しやすくなる。一
方、感光ドラム1の中央部の外径R1と端部の外径R2
との差が3mm以上になると、今度は、帯電ローラ2の
両端部への加圧が左右で不安定になって、どちらか一方
の端部で帯電不良が発生したり、中央部でトナー融着が
発生したりする。なお、本実施例では、感光ドラム1の
長手方向の長さLを260mmに設定しており、また、
感光ドラム1の両端部に対する中央部の膨らみ(R1−
R2)が8μm〜3mmの範囲で、帯電不良等を有効に
防止することができた。これらの関係を一般化すると、
感光ドラム1中央部の膨らみについて、3×10-5L<
(R1−R2)<1×10-2Lの関係が得られ、感光ド
ラム1の長さLや、中央部の膨らみ(R1−R2)を上
述の式を満たすように設定するときは、トナー融着と帯
電不良とを同時に防止することができた。 〈実施例2〉図4、図5に、実施例2の感光ドラム15
の構成を示す。
【0038】本実施例は、図4に示すように感光ドラム
15として、円筒アルミニウム基体15aが長手方向中
央部で両端部より外径が太くなっているものであり、円
筒アルミニウム基体15aの内径φ12.930mm
(厚み50μm)に対し、20μm大きい外径12.9
50mmの円盤16を中央部に圧入したものである。こ
の円盤16は感光ドラム15の使用後も再生可能なよう
に、同じ材質のアルミニウムである。また、感光体層1
5bはこの円盤16を圧入した後に厚み20μmに一様
に塗布している。
【0039】この感光ドラム15も両端部の外径R2は
30.000mmで、中央部の外径R1はφ30.02
0mmとなり、クラウン形状をしている。
【0040】したがって、帯電ローラ2を、その長手方
向両端部において加圧力Fを加えて感光ドラム15表面
に圧縮弾性に抗して加圧当接すると、帯電ローラ2と感
光ドラム15との接触ニップ部Nはその長手方向に沿う
各部に関して図5に示すように接触ニップ幅と圧接力と
がほぼ均一化される。 〈実施例3〉(第4図) 図6、図7に、実施例3の感光ドラム17の構成を示
す。
【0041】本実施例は、図6に示すように、感光ドラ
ム17として、円筒アルミニウム基体17aの外周に塗
布している感光体層17bを、長手方向中央部では両端
部より厚くしているものである。
【0042】詳しくは、外径29.980mmの円筒ア
ルミニウム基体17aに対し、両端から中央部にかけ
て、20μmから40μmの厚みに徐々に厚く感光体層
17bを塗布している。
【0043】この感光ドラム17も両端部の外径R2は
30.000mmで、中央部の外径R1は30.020
mmとなり、クラウン形状をしている。
【0044】よって、帯電ローラ2の長手方向両端部に
おいて加圧力Fを加えて感光ドラム17面に圧縮弾性に
抗して加圧当接すると、帯電ローラ2と感光ドラム17
との接触ニップ部Nはその長手方向に沿う各部に関して
図7に示すように接触ニップ幅と圧接力とがほぼ均一化
される。 〈実施例4〉図8、図9、図10に、実施例4の接触帯
電部材の構成を示す。
【0045】本実施例は、実施例1ないし実施例3では
接触帯電部材として帯電ローラ2を用いていたのとは異
なり、非回転の横長パット状の部材20Aを使用し、そ
の芯金20aの両端部を加圧ばね25で、実施例1と同
様に感光ドラム1方向へ加圧当接させたものである。
【0046】図8は接触帯電部材20Aの一部切欠側面
図、図9は感光ドラム1に対する押圧状態の一部切欠長
手正面図を示している。
【0047】20bは導電性ゴム層、20cは表面抵抗
層であり、それぞれ図11の従来例で説明したものと同
様の材質である。
【0048】この接触帯電部材20Aは感光ドラム1と
の接触面が圧縮弾性を有し、また、図9に示すように、
感光ドラム1は中央部から両端部へ向かうに従い下り傾
斜面となっている。
【0049】この接触帯電部材20Aをその長手方向両
端部において圧接力Fを加えて感光ドラム1表面に圧縮
弾性に抗して加圧押圧させると、接触帯電部材20Aと
感光ドラム1との接触ニップ部Nはその長手方向に沿う
各部に関して図10に示すような均一な接触ニップ幅と
なり、これによって両者の圧接力は均一なものとなり、
帯電不良に基づく画像不良を防止することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
接触帯電部材を接触させて帯電する被帯電体をクラウン
形状に形成することによって、被帯電体と接触帯電部材
との接触ニップ部の幅を接触ニップ部の長手方向に沿う
各部においてほぼ同じ幅に均一化することができ、被帯
電体に対する接触帯電部材の押圧力もほぼ均一にするこ
とができる。
【0051】したがって、従来のように、接触ニップ部
の中央部でのニップ幅や押圧力を十分に確保するために
接触帯電部材両端部の加圧力を増大化していたことに伴
うトナー融着や、その他加圧調整不足による中央部での
帯電不良を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の画像形成装置の概略を示す図。
【図2】同じく感光ドラムと帯電ローラとの構成を示す
一部破断正面図。
【図3】同じく感光ドラムによって形成される接触ニッ
プ部を示す図。
【図4】実施例2の感光ドラムと帯電ローラとの構成を
示す一部破断正面図。
【図5】同じく感光ドラムによって形成される接触ニッ
プ部を示す図。
【図6】実施例3の感光ドラムと帯電ローラとの構成を
示す一部破断正面図。
【図7】同じく感光ドラムによって形成される接触ニッ
プ部を示す図。
【図8】実施例4の接触帯電部材の一部破断側面図。
【図9】同じく感光ドラムと帯電ローラとの構成を示す
一部破断正面図。
【図10】同じく感光ドラムと帯電ローラとの構成を示
す一部破断正面図。
【図11】従来の接触帯電部材の一部破断側面図。
【図12】同じく接触帯電部材の一部破断正面図。
【図13】同じく感光ドラムによって形成される接触ニ
ップ部を示す図。
【図14】同じく画像不良を示す図。
【図15】同じく他の接触帯電部材の一部破断側面図。
【図16】同じく他の接触帯電部材の一部破断正面図。
【符号の説明】
1 被帯電体(像担持体、感光ドラム) 2 接触帯電部材(帯電ローラ) R1 被帯電体(感光ドラム)中央部の外径 R2 被帯電体(感光ドラム)両端部の外径 L 被帯電体(感光ドラム)の長手方向の長さ N 接触ニップ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の被帯電体に接触帯電部材を当接
    させて帯状の接触ニップ部を形成し、前記被帯電体を回
    転させるとともに前記接触帯電部材に電圧を印加して前
    記接触ニップ部を介して、前記被帯電体を均一に帯電す
    る画像形成装置において、 前記被帯電体の外径を、該被帯電体の長手方向の中央部
    から両端部に向けて漸減させてなる、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記被帯電体の長手方向の長さをL、中
    央部の外径をR1、端部の外径をR2としたとき、該被
    帯電体の中央部の膨らみ(R1−R2)を、 3×10-5L<(R1−R2)<1×10-2L の関係を満たすように設定する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
JP35930392A 1992-12-26 1992-12-26 画像形成装置 Pending JPH06202532A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7751754B2 (en) * 2006-02-24 2010-07-06 Kyocera Corporation Image forming apparatus provided with an electrophotographic photosensitive member

Cited By (1)

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US7751754B2 (en) * 2006-02-24 2010-07-06 Kyocera Corporation Image forming apparatus provided with an electrophotographic photosensitive member

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