JPH06201906A - 光反射体、エンコーダ及びその製造方法 - Google Patents

光反射体、エンコーダ及びその製造方法

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JPH06201906A
JPH06201906A JP9265993A JP9265993A JPH06201906A JP H06201906 A JPH06201906 A JP H06201906A JP 9265993 A JP9265993 A JP 9265993A JP 9265993 A JP9265993 A JP 9265993A JP H06201906 A JPH06201906 A JP H06201906A
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sio
light reflector
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JP9265993A
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English (en)
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Yukio Taniguchi
谷口幸夫
Takeshi Hotta
豪 堀田
Yuko Kuwabara
桑原祐子
Hideaki Morita
森田英明
Toshiichi Segawa
瀬川敏一
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐磨耗性、接着性、光反射性に優れたエンコ
ーダ等の繰り返しパターンからなる光反射体。 【構成】 光入射側から、SiO層22、Al層21、
SiO層20、表面が鏡面と粗面の繰り返しパターンか
らなる樹脂層18、基材層17がこの順で積層してな
り、耐磨耗性、接着強度、光反射性に優れたエンコーダ
等の繰り返しパターン光反射体が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光反射体、エンコーダ
及びその製造方法に関し、特に、耐磨耗性、接着性、光
反射性に優れたエンコーダ等の繰り返しパターンからな
る光反射体に関する。
【0002】
【従来の技術】レリーフ形状の基体の表面にアルミニウ
ム等を成膜して、反射体として使用することは、エンコ
ーダ、光メモリ等において、実用化されている。この
際、基体として、ガラス、プラスチック等の基板上に樹
脂層を形成したもの、さらには、この上にレリーフ加工
したものを使用するのが、一般的である。
【0003】光反射体をエンコーダとして用いる従来例
は、米国特許第5,121,371号で提案されてお
り、これは、高密度磁気記録ディスク装置の記録読取ヘ
ッドのトラック位置を制御するために用いられる光学的
サーボ装置用のエンコーダである。これを図2(a)を
参照にして簡単に説明する。磁気記録ディスク30は図
(a)に示すように回転されており、磁気ヘッド31が
その記録及び読み取りのために制御装置32によりその
半径方向に位置制御される。磁気ヘッドには、一体に光
学的トラック位置検出機構33が設けられ、所定の一定
ピッチで磁気記録ディスク30の円周方向に設けられた
光学的トラック位置を検出するか、磁気記録ディスク3
0に光学的トラックが設けられていない場合、装置に固
定されたエンコーダ1に対する位置を検出して、磁気記
録ディスク30の磁気トラック位置を検出する。光学的
トラック位置検出機構33は、レーザダイオード34
と、図(b)に示すように複数のホログラム細線領域A
〜Fからなるホログラム素子35と、偏向鏡36と、磁
気記録ディスク30又はエンコーダ1から反射された光
信号を検出するために図(c)に示すように4つの光検
知器51〜54からなる光検出装置50とからなり、さ
らに、磁気記録ディスク30又はエンコーダ1から反射
された光信号を光検出装置50に集光するための図示し
ないレンズ又はホログラム素子を備えている。
【0004】この光学的トラック位置検出機構33の原
理は、ホログラム素子34の例えばホログラム細線領域
AとB、CとD、EとF、GとHを対にして、各対領域
には、磁気記録ディスク30又はエンコーダ1の表面に
集光する一つのホログラムレンズ(フレネルゾーンプレ
ート状の結像集光性ホログラム)の各領域位置に対応す
る細線領域を切り出したホログラムが設けられており、
レーザダイオード34から出た光の中、例えば領域Aと
Bを通った集束光は、偏向鏡36の上側の反射面で反射
され、磁気記録ディスク30の記録面上で相互に干渉し
合い、磁気記録ディスク30のトラックのピッチと同じ
ピッチの干渉縞を生じる。したがって、そこからの反射
光は、この干渉縞とトラックの位相差によりサイン曲線
状に強度変調されるので、この強度を例えば光検出装置
50の光検知器51で検出することにより、トラック位
置が検出できる。図2の場合、領域CとDを通った集束
光も、偏向鏡36の上側の反射面で反射され、磁気記録
ディスク30の記録面上で相互に干渉し合い、磁気記録
ディスク30のトラックのピッチと同じピッチの干渉縞
を生じるが、領域AとBによる干渉縞と位相が90°異
なるものであり、この位相差90°の2つの信号を利用
して磁気ヘッド31の進行方向も区別して検出すること
ができる。
【0005】これに対し、対をなすホログラム細線領域
EとF、GとHからの集束光は、偏向鏡36の下側の反
射面で反射され、エンコーダ1の表面上で相互に干渉し
合い、エンコーダ1のピッチと同じで位相差90°の2
つの干渉縞を生じる。その反射光を光検出装置50の光
検知器53、54で検出することにより、磁気記録ディ
スク30のトラック位置が検出できる。この場合は、磁
気記録ディスク30に光学的トラックが設けられていな
い場合に用いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のエンコーダ等の反射体において、アルミニウ
ムのみの成膜では、以下のような問題点があった。 アルミニウムがむき出しになっているため、耐磨耗性
が劣る。 アルミニウムがむき出しになっているため、反射率が
劣る。 アルミニウムは一般に接着力が劣り、特に、基材表面
が樹脂の場合はこの傾向が顕著である。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、エンコーダ等の繰り返しパタ
ーンからなる光反射体において、耐磨耗性、接着性、光
反射性に優れたものを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の光反射体は、光入射側から、第1層のSiO層、第
2層のAl層、第3層のSiO層、表面が鏡面と粗面の
繰り返しパターンからなる樹脂層、基材層がこの順で積
層してなることを特徴とするものである。
【0009】この場合、第1層目のSiO層の厚さは、
100Å〜6000Åの範囲に形成することが望まし
く、また、使用波長の反射率を最大にする厚さであるこ
とが望ましい。この厚さが100Å未満であると反射率
が不充分であり、反対に、6000Åを超えると、膜の
強度が弱くなると共に、膜形成に時間と費用がかかって
しまう。
【0010】また、Al層の厚さは、800Å以上あれ
ば充分である。これが800Åだと充分な反射率が得ら
れない。
【0011】さらに、第3層目のSiO層の厚さは、1
00Å〜600Åの範囲が接着力を保つ点で望ましく、
600Åを超えると接着力も弱くなるし、樹脂層の粗面
の凹凸を埋めて粗面でなくしてしまう。
【0012】また、基材層は、ガラス、アルミニウム、
ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)等から構成することができる。
【0013】さらに、本発明のエンコーダは、2光束を
干渉させてエンコーダの繰り返しパターンと同じピッチ
の干渉縞をエンコーダ上に発生させることにより磁気記
録ディスク装置の記録読取ヘッドのトラック位置を制御
する装置に用いられるエンコーダにおいて、ガラス基板
と、表面側から蒸着膜層と表面が鏡面と粗面の繰り返し
パターンからなる紫外線硬化性樹脂硬化物層と、ガラス
基板と紫外線硬化性樹脂硬化物層との間に設けられたシ
ランカップリング剤層とからなることを特徴とするもの
である。
【0014】この場合、紫外線硬化性樹脂硬化物層の厚
さは5μm〜30μmの範囲にあることが望ましく、こ
の紫外線硬化性樹脂硬化物は、例えばアクリル系オリゴ
マー、アクリル系モノマー、N−ビニル−2−ピロリド
ン、光開始剤からなるものである。また、シランカップ
リング剤層は、例えばγ−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシランを主成分とするものである。また、蒸着
膜層はSiO層、Al層、SiO層から構成するのが望
ましい。
【0015】また、このエンコーダは、レリーフパター
ンからなる裁断線に沿って切断され、かつ、レリーフパ
ターンからなるシリアル番号等の識別記号が付されてい
るのが望ましく、その断裁線の幅は100μm〜200
μmの範囲にあることが望ましい。
【0016】また、鏡面の高反射率領域と粗面の低反射
率領域が等間隔で配列されてのが望ましく、高反射率領
域と低反射率領域が例えばレリーフパターンの谷と山の
位置に配置されている。そして、粗面の表面の粗さはR
a:0.08μm〜2μmの範囲にあることが望まし
い。
【0017】また、高反射率領域と低反射率領域の繰り
返しピッチ(高反射率領域の幅+低反射率領域の幅)
は、例えば、nを整数とするとき188/n±5μmの
範囲にある。また、785±15nmの波長において、
高反射率領域の反射率が75%以上、低反射率領域の反
射率が8%以下であることが望ましく、785±15n
mの波長において、(前記高反射率領域の反射率)/
(前記低反射率領域の反射率)が9以上であることが望
ましい。
【0018】さらに、このようなエンコーダは、例え
ば、電子線描画によって形成されたレジストパターンを
原版とし、その形状を紫外線硬化性樹脂の硬化により基
板上に型取りして複製用版とし、さらに別の紫外線硬化
性樹脂でシランカップリング剤処理したガラス基板上に
その複製用版の形状を複製することにより製造される。
【0019】この場合、レジストパターンの形成は、電
子線描画により透明基板上に不透明パターンマスクを作
成し、形成された不透明パターンマスク上にフォトレジ
ストを塗布し、次いで、透明基板側から一様に露光し、
さらに、フォトレジストに散乱板を重ねて、すりガラス
側から一様に露光するか、又は、フォトレジスト塗布
後、フォトレジストにすりガラスを重ねて、すりガラス
側から一様に露光し、さらに、透明基板側から一様に露
光することにより形成することができる。
【0020】また、レリーフパターンからなる裁断線を
間に介してエンコーダを多面付けで作製して原版とし、
それから型取りして作製した複製用版をシランカップリ
ング剤処理したガラス基板上に複製し、その後複製の裁
断線に沿って裁断してもよく、その場合は、裁断前に予
め複製表面に保護膜をコーティングすることが望まし
い。
【0021】
【作用】本発明の光反射体においては、光入射側から、
第1層のSiO層、第2層のAl層、第3層のSiO
層、表面が鏡面と粗面の繰り返しパターンからなる樹脂
層、基材層がこの順で積層してなるので、耐磨耗性、接
着強度、光反射性に優れたエンコーダ等の繰り返しパタ
ーンからなる光反射体が得られる。
【0022】また、本発明のエンコーダにおいては、ガ
ラス基板と、表面側から蒸着膜層と表面が鏡面と粗面の
繰り返しパターンからなる紫外線硬化性樹脂硬化物層
と、ガラス基板と紫外線硬化性樹脂硬化物層との間に設
けられたシランカップリング剤層とからなるので、同様
に、耐磨耗性、接着強度、光反射性に優れたエンコーダ
が得られる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照にして本発明の光反射体の
実施例について説明する。光反射体からなるエンコーダ
1は、例えば、図1に示したように、格子状の繰り返し
パターンからなり、相互に隣接する領域は鏡面2と粗面
3からなっている。このようなエンコーダ1は、図2の
ような磁気記録ディスク装置の記録読取ヘッドのトラッ
ク位置を制御するために用いられる光学的サーボ装置用
に用いられる。
【0024】このようなエンコーダを作製するには、例
えば図3に示したような工程をとる。すなわち、同図
(a)に示すように、ガラス基板10の上にエンコーダ
が相当する不透明の繰り返し模様11を設け、その上に
ポジ型のフォトレジスト12を塗布し、ガラス基板10
側から露光光13を当てて繰り返し模様11の開口を通
してフォトレジスト12を露光し、次いで、同図(b)
に示すように、フォトレジスト12上にすりガラス14
を重ねて、今度は、すりガラス14側から露光光15を
当ててフォトレジスト12を再度露光する。上記図
(a)と(b)の露光は反対の順序、すなわち、フォト
レジスト12を塗布し、まず、その上にすりガラス14
を重ねて、すりガラス14側から露光光15でフォトレ
ジスト12を露光し、次いで、ガラス基板10側から露
光光13を当てて繰り返し模様11の開口を通してフォ
トレジスト12を露光してもよい。なお、すりガラス1
4の露光は、その粗面が残る程度の露光量にする(フォ
トレジスト12の表面のみが分解する程度に露光量を抑
えないと、フォトレジスト12全部が分解してしまい、
繰り返し模様11ができない。)。その後、フォトレジ
スト12を現像すると、同図(c)に示すように、基板
10の平面に不透明の繰り返し模様11がのり、その上
に粗面のフォトレジスト12の繰り返しパターンがのっ
た繰り返しパターン体ができる。この繰り返しパターン
体にNiをメッキして、同図(d)に示すようなNiパ
ターン板16が作製される。このNiパターン板16と
表面にシランカップリング処理をしたガラス板17との
間に、紫外線硬化樹脂18を滴下し、両者間に圧力を加
えて、同図(e)に示すように、ガラス板17側から紫
外線19を照射し、紫外線硬化樹脂18を硬化させ、N
iパターン板16を剥離すると、同図(f)に示すよう
な複製ができる。
【0025】本発明に用いられる紫外線硬化樹脂18と
しては、一般的な紫外線硬化型、電子線硬化型樹脂(モ
ノマー、オリゴマーあるいは光開始剤からなる。)に極
性が強く、低粘度であるN−ビニル−2−ピロリドン、
テトラヒドロフルフリルアクリレート、テトラヒドロフ
ルフリルメタクリレート等を添加したもの、あるいは、
樹脂全体が上記の極性が強い樹脂からなるものがある。
その際、樹脂18は低粘度である方が気泡が混入し難
く、欠陥率が低く、歩留りの高い複製ができるので好ま
しい。また、樹脂18の成形後の厚さは、5μm〜30
μmの範囲になるのが好ましい。この厚さが5μmより
薄いと、極低粘度の樹脂が必要になるが、粘度が低すぎ
ると、上記のような複製が困難になる。一方、厚さが3
0μmより厚いと、樹脂の硬化収縮が大きくなり、複製
品の寸法制御が困難になる。
【0026】また、オリゴマーとしてはTg が40℃以
上と高いものが望ましく、例えば、 オリゴエステルアクリレート 東亜合成(株)製 アロ
ニックスM−6300 Tg =44℃ オリゴエステルアクリレート 東亜合成(株)製 アロ
ニックスM−8030 Tg =41℃ オリゴエステルアクリレート 東亜合成(株)製 アロ
ニックスM−8060 Tg =45℃ 等が好適に使用できる。
【0027】光開始剤としては、一般に市販されている
ものでよく、例えば、以下のものがある。ベンジル、ベ
ンゾインエチルエーテル、ベンゾフェノン、ベンジルジ
メチルケタール、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニ
ルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル
−プロパン−1−オン、テトラ(t−ブチルパ−オキシ
カルボニル)ベンゾフェノン。
【0028】また、ガラス板17と上記電離性放射線硬
化性組成物の層18との密着性を向上させるために用い
られるシランカップリング剤としては、ビニルシラン、
アクリルシラン、エポキシシラン、アミノシラン等があ
り、この中でも、アクリルシランが好ましい。アクリル
シランはアクリル基を有しているため、電離性放射線硬
化性組成物18のアクリル部と密着しやすい。
【0029】これらシランカップリング剤をイソプロピ
ルアルコール等の溶媒に0.1から2wt%程度、好ま
しくは、0.3〜0.7wt%で希釈し、スピンコーテ
ィング、ディップコーティング等により薄膜(数〜数十
Å)を形成し、110〜120℃で30〜60分のベー
クを施してガラス板17と接着させる。
【0030】このシランカップリング層上に、図3の2
P法により、上記電離性放射線硬化性樹脂組成物層を形
成すると、耐熱、耐湿度、サイクルテストによって剥離
しないエンコーダが得られる。
【0031】上記において、パターン版16は、図3
(c)に示すような、不透明の繰り返し模様11上に粗
面のフォトレジスト12の繰り返しパターンがのった繰
り返しパターン体にNiをメッキをすることにより作製
しているが、この代わりに、図3(c)のような繰り返
しパターン体をそのまま用いて同図(d)〜(f)のよ
うな複製を1回以上繰り返して、その複製を同図(d)
〜(f)の工程の複製用版である樹脂パターン版16と
して用いてもよい。
【0032】次に、図3(f)の複製に、図4の拡大図
に示すように、樹脂層18側から、接着性向上のための
イオンボンバード処理を行った後、接着層としてのSi
O層20をまず成膜し、次に、この接着層20上に反射
膜となるアルミニウム層21を成膜し、最後に、増反射
膜兼耐磨耗層となるSiO層22を再度成膜して、エン
コーダ1用光反射体を完成する。
【0033】このようにして作製されたエンコーダは、
鏡面の高反射率領域と粗面の低反射率領域が望ましくは
等間隔で配列されている。具体的には、nを整数とする
とき、それらの繰り返しピッチ(高反射率領域の幅+低
反射率領域の幅)は、188/n±5μmが望ましい
(現行のフロッピーディスクのトラック幅が188μm
であり、その整数分の1になることが望ましい。)。高
反射率領域と低反射率領域の間の反射率の違いは、表面
粗さの違いによっても差をつけることができる。なお、
高反射率領域と低反射率領域の反射率については、具体
的に、785±15nmの波長において、高反射率領域
で75%以上、低反射率領域で8%以下であることが望
ましく、また、(高反射率領域の反射率)/(低反射率
領域の反射率)が9以上であることが望ましい。
【0034】このような層構成において、SiO層22
の作用により、反射率が向上すると共に、耐磨耗性が向
上する。また、SiO層20の作用により、樹脂層18
と反射膜21の接着性が良くなり、反射膜21が剥離し
難くなる。また、層20と層22に同じSiOを用いて
いるため、成膜に用いる材料、設備も最小限に抑えるこ
とができる利点もある。
【0035】なお、SiO層20としては、100Å〜
600Å程度の厚さで充分であり、アルミニウム層21
としては、90%以上の反射率を得るには800Å以上
あれば充分であり、SiO層22としては、光路長が使
用波長の2分の1の厚さになる100Å〜6000Å程
度であれば充分である。また、粗面については、ピーク
・ツー・ピークが0.08μm〜2μm程度が望まし
い。これが0.08μm以下であると、光を散乱しなく
なる。また、これが2μm以上であると、粗度が大きく
なり過ぎ、同様に光を散乱しなくなる。
【0036】ところで、以上に述べたようなエンコーダ
等の反射体は、サイズが小さいため、5インチ程度のガ
ラスに多面付けし、断裁線に沿ってダイシングソーによ
り断裁する。このレリーフパターンの断裁線は、従来、
パターンを多面付けした後、位置合わせ等をしながら印
刷等により形成している。このような方法では、パター
ンの形成と断裁線の形成とを2工程で行わなければなら
ず、またパターンに対しての断裁線の位置合わせが困難
な作業となる。さらに、裁断線のみの形成では、複製後
で裁断前に製品の検査を行う場合に、裁断後の欠陥品の
特定が困難である。
【0037】本発明においては、反射体のレリーフパタ
ーン作製時にパターンと同一面上に断裁線及びシリアル
番号を形成する。レリーフパターンと同一面に形成され
る断裁線及びシリアル番号は、周囲に比して凸または凹
部分、あるいは、断裁線及びシリアル番号の部分が粗面
でその周囲を鏡面又は断裁線及びシリアル番号の部分が
鏡面で周囲を粗面とすることにより形成される。こうす
ると、一度パターン形成を行った後、そのパターンに対
しての位置合わせを行いながら印刷により断裁線等を形
成するという2工程ではなく、パターンの作製時にパタ
ーンと同一面上に断裁線及びシリアル番号を同時に形成
して、1回の工程でパターン形成と同時に断裁線等を形
成でき、位置合わせが不要で、かつ正確な位置に形成す
ることができ、かつ、裁断後に欠陥品の特定が容易にな
る。
【0038】断裁線の幅は、ダイシングソーの刃幅が1
00〜200μmであることから、100μm〜200
μmにするのが望ましい。なお、裁断は、水をかけなが
ら行うため、表面のSiO層22が侵される恐れがある
ので、断裁前に予め例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体(重合度:数千)のメチルエチルケトンとトルエン
溶液を表面に塗布して保護膜を設けることが望ましい。
【0039】以下、具体例をあげる。 (実施例1)ガラス基板上にエンコーダが相当するCr
の繰り返し模様を設け、フォトレジストとしてポジ型紫
外線レジストである東京応化工業(株)製OFPR80
0−15CPを用い、Crの繰り返し模様上にスピンナ
ー法により1500回転/分、30秒間でポジ型フォト
レジスト層をコーティングして乾板を作成した。
【0040】次いで、ガラス基板側から紫外線を13m
J/cm2 照射した。その後、フォトレジスト上にすり
ガラスを密着させ、すりガラスを通して紫外線を1回
1.5mJ/cm2 照射した後、すりガラスを回転させ
てから再度密着させ、同様に紫外線を1.5mJ/cm
2 照射した。これは、作成する粗面の荒れ具合をより一
層ランダムにするためである。
【0041】次に、現像液として東京応化工業(株)製
NMDー3を用いて露光済みの乾板の現像を行い、図3
(c)に示すような繰り返しパターン体が得られた。
【0042】これを原版として、NiをメッキしてNi
パターン板を作製した。このNiパターン板から紫外線
硬化性樹脂を用いて、図3の方法でガラス基板上に複製
を作製した。この際、まず、ガラス基板の表面をγ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学
(株)製 KBM503)で処理した。そのために、ま
ず、KBM503をイソプロピルアルコールに溶解して
1時間攪拌して0.5wt%溶液とした。次いで、ガラ
ス基板上に上記溶液を6〜8ml滴下して最初の5秒、
300rpm、次いで15秒、500rpmでスピンコ
ートし、120℃で30分間ベークして、ガラス基板と
KBM503を密着させてシランカップリング剤層を基
板上に形成した。
【0043】次に、N−ビニル−2−ピロリドン20重
量部、ジシクロペンテニルアクリレート(日立化成
(株)製 FA−511A)25重量部、オリゴエステ
ルアクリレート(東亜合成(株)製 M−8060)5
2重量部、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケト
ン(チバガイギー社製 Irg184)3重量部とから
なる紫外線硬化性樹脂組成物を処方し、ガラス基板のシ
ランカップリング剤層上にこの組成物を0.7ml適下
し、上記Niパターン板を上から設置した。次いで、6
kg/cm2 の圧力でNiパターン板上に圧力を加え、
樹脂組成物をNiパターン板のパターン領域以上に広げ
た。さらに、超高圧水銀ランプの365nm輝線をガラ
ス基板側から250mJ/cm2 で30秒間照射し、紫
外線硬化性樹脂組成物を硬化させた。イオナイザーから
の風を当てながらNiパターン板を剥離して、ガラス基
板上に複製を作製した。
【0044】この複製上に、密着性を向上させるため
に、イオンボンバード処理を行った。その後、順に、S
iO層を厚さ300Å、アルミニウム層を1200Å、
SiO層を3950Å蒸着して反射層を形成した。
【0045】このようにして作製されたエンコーダ用光
反射体は、耐磨耗性、反射率、接着強度が優れたもので
あった。
【0046】(実施例2)まず、図3(c)のレジスト
版の作製を、6インチ×6インチの大きさの石英ガラス
上に通常の方法でクロム及び酸化クロムをスパッタし、
電子線レジストOEBR−1000(東京応化工業
(株)製)を塗布し、この後、電子線で描画して、専用
現像液で現像処理を行なった。次に、レジスト開口から
露出したクロム層を塩化第二鉄でエッチングを行った
後、レジストを剥離液(東京応化工業(株)製)を用い
て剥離した。
【0047】このようにして作製されたクロムマスクの
パターン上にポジ型紫外線レジストOFPR−800
(東京応化工業(株)製)を塗布し、レジスト上にすり
ガラスを密着し、紫外線ランプHバルブ(FUSION
社製)により紫外線5mJ/cm2 をすりガラス側から
照射した。この後、石英ガラス側から同じ紫外線ランプ
からの紫外線を100mJ/cm2 を照射し、NMD−
3(東京応化工業(株)製)を用いて現像処理を行なっ
た。
【0048】次いで、上記の方法により作製したレジス
ト版を原版とし、複製用版(樹脂パターン版)を作製し
た。200×200mm、1.2mm厚さのアクリル板
を用意し、アクリル板上に接着層としてプライマーGK
(ザ・インクテック(株)製)をスピンナーで塗布し
た。接着層を塗布したアクリル板上に紫外線硬化性樹脂
SELクリヤー(ザ・インクテック(株)製)を5ml
滴下し、レジスト版のパターン面を下にして密着させ
た。密着後、プレス装置で1.0kg/cm2 の圧力で
加えて30秒間プレスした。プレス後、紫外線を1.5
J/cm2 以上照射し、樹脂を硬化させ、硬化後、レジ
スト版を剥離した。
【0049】前述の方法により作製した複製用版を用い
てエンコーダを作製した。6インチ×6インチ、0.5
5mm厚のソーダガラスを用意し、ガラス上にシランカ
ップリンク剤としてKBM−503(信越化学(株)
製)をスピンナーで塗布した。複製用版上に紫外線硬化
性樹脂OMCクリヤー(ザ・インクテック(株)製)を
0.3ml滴下し、ガラスのシランカップリンク剤塗布
面を下にして密着させた。密着後、プレス装置で1.0
kg/cm2 の圧力で10秒間プレスした。プレス後、
紫外線を0.15J/cm2 以上照射し、紫外線硬化性
樹脂を硬化させた。樹脂の硬化後、複製用版を剥離し
た。
【0050】次いで、反射層を以下の順に以下の厚さで
蒸着した。 第3層…SiO(300±30Å) 第2層…Al (1200±120Å) 第1層…SiO(785±15nmの波長において高反
射率領域の反射率が75%以上となる膜厚) なお、SiOの蒸着レートは2Å/秒の条件で蒸着を行
なった。また、反射率は、予め膜厚毎の反射率を求めて
おいて、膜厚を元にして決定した。
【0051】このようにして作製されたエンコーダは、
耐磨耗性、反射率、接着強度が優れたものであった。
【0052】以上、本発明の光反射体とその作製方法に
ついて、エンコーダ例にあげて実施例に基づいて説明し
てきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変
形が可能である。例えば、図3(c)の繰り返しパター
ン体をエンボスによって作製してもよい。また、反射体
はエンコーダに限定されず、光メモリ等の他の反射体で
あってもよい。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、光入射側から、SiO層、Al層、SiO層、表面
が鏡面と粗面の繰り返しパターンからなる樹脂層、基材
層がこの順で積層してなる光反射体、又は、ガラス基板
と、表面側から蒸着膜層と表面が鏡面と粗面の繰り返し
パターンからなる紫外線硬化性樹脂硬化物層と、ガラス
基板と紫外線硬化性樹脂硬化物層との間に設けられたシ
ランカップリング剤層とからなるエンコーダであるの
で、耐磨耗性、接着強度、光反射性に優れたものが得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエンコーダを説明するための図で
ある。
【図2】本発明のエンコーダを用いた高密度磁気記録デ
ィスク装置の記録読取ヘッドのトラック位置制御の概略
を説明するための図である。
【図3】本発明のエンコーダの1実施例の複製工程を説
明するための図である。
【図4】本発明のエンコーダの1実施例の反射層の構成
と作製方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1…エンコーダ 2…鏡面領域 3…粗面領域 10…ガラス基板 11…繰り返し模様 12…フォトレジスト 13…露光光 14…すりガラス 15…露光光 16…Niパターン板 17…ガラス板 18…紫外線硬化樹脂 19…紫外線 20…SiO層 21…アルミニウム層 22…SiO層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項24
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】この場合、レジストパターンの形成は、電
子線描画により透明基板上に不透明パターンマスクを作
成し、形成された不透明パターンマスク上にフォトレジ
ストを塗布し、次いで、透明基板側から一様に露光し、
さらに、フォトレジストに散乱板を重ねて、散乱板側か
ら一様に露光するか、又は、フォトレジスト塗布後、フ
ォトレジストに散乱板を重ねて、散乱板側から一様に露
光し、さらに、透明基板側から一様に露光することによ
り形成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田英明 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号大 日本印刷株式会社内 (72)発明者 瀬川敏一 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号大 日本印刷株式会社内

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光入射側から、第1層のSiO層、第2
    層のAl層、第3層のSiO層、表面が鏡面と粗面の繰
    り返しパターンからなる樹脂層、基材層がこの順で積層
    してなることを特徴とする光反射体。
  2. 【請求項2】 第1層目のSiO層の厚さが、100Å
    〜6000Åであることを特徴とする請求項1記載の光
    反射体。
  3. 【請求項3】 第1層目のSiO層の厚さが、使用波長
    の反射率を最大にする厚さであることを特徴とする請求
    項1又は2記載の光反射体。
  4. 【請求項4】 Al層の厚さが、800Å以上であるこ
    とを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載の光反
    射体。
  5. 【請求項5】 第3層目のSiO層の厚さが、100Å
    〜600Åであることを特徴とする請求項1から4の何
    れか1項記載の光反射体。
  6. 【請求項6】 基材層がガラスからなることを特徴とす
    る請求項1から5の何れか1項記載の光反射体。
  7. 【請求項7】 基材層がアルミニウムからなることを特
    徴とする請求項1から5の何れか1項記載の光反射体。
  8. 【請求項8】 基材層がポリカーボネートからなること
    を特徴とする請求項1から5の何れか1項記載の光反射
    体。
  9. 【請求項9】 基材層がポリエチレンテレフタレートか
    らなることを特徴とする請求項1から5の何れか1項記
    載の光反射体。
  10. 【請求項10】 2光束を干渉させてエンコーダの繰り
    返しパターンと同じピッチの干渉縞をエンコーダ上に発
    生させることにより磁気記録ディスク装置の記録読取ヘ
    ッドのトラック位置を制御する装置に用いられるエンコ
    ーダにおいて、ガラス基板と、表面側から蒸着膜層と表
    面が鏡面と粗面の繰り返しパターンからなる紫外線硬化
    性樹脂硬化物層と、ガラス基板と紫外線硬化性樹脂硬化
    物層との間に設けられたシランカップリング剤層とから
    なることを特徴とするエンコーダ。
  11. 【請求項11】 前記紫外線硬化性樹脂硬化物層の厚さ
    が5μm〜30μmの範囲にあることを特徴とする請求
    項10記載のエンコーダ。
  12. 【請求項12】 前記紫外線硬化性樹脂硬化物がアクリ
    ル系オリゴマー、アクリル系モノマー、N−ビニル−2
    −ピロリドン、光開始剤からなることを特徴とする請求
    項10又は11記載のエンコーダ。
  13. 【請求項13】 前記シランカップリング剤層がγ−メ
    タクリロキシプロピルトリメトキシシランを主成分とす
    ることを特徴とする請求項10から12の何れか1項記
    載のエンコーダ。
  14. 【請求項14】 前記蒸着膜層がSiO層、Al層、S
    iO層から構成されていることを特徴とする請求項10
    から13の何れか1項記載のエンコーダ。
  15. 【請求項15】 レリーフパターンからなる裁断線に沿
    って切断され、かつ、レリーフパターンからなる識別記
    号が付されていることを特徴とする請求項10から14
    の何れか1項記載のエンコーダ。
  16. 【請求項16】 前記断裁線の幅が100μm〜200
    μmの範囲にあることを特徴とする請求項10から15
    の何れか1項記載のエンコーダ。
  17. 【請求項17】 鏡面の高反射率領域と粗面の低反射率
    領域が等間隔で配列されていることを特徴とする請求項
    10から16の何れか1項記載のエンコーダ。
  18. 【請求項18】 前記高反射率領域と低反射率領域がレ
    リーフパターンの谷と山の位置に配置されていることを
    特徴とする請求項17記載のエンコーダ。
  19. 【請求項19】 前記粗面の表面の粗さがRa:0.0
    8μm〜2μmの範囲にあることを特徴とする請求項1
    7又は18記載のエンコーダ。
  20. 【請求項20】 前記高反射率領域と低反射率領域の繰
    り返しピッチ(高反射率領域の幅+低反射率領域の幅)
    がnを整数とするとき188/n±5μmの範囲にある
    ことを特徴とする請求項17から19の何れか1項記載
    のエンコーダ。
  21. 【請求項21】 785±15nmの波長において、前
    記高反射率領域の反射率が75%以上、前記低反射率領
    域の反射率が8%以下であることを特徴とする請求項1
    7から20の何れか1項記載のエンコーダ。
  22. 【請求項22】 785±15nmの波長において、
    (前記高反射率領域の反射率)/(前記低反射率領域の
    反射率)が9以上であることを特徴とする請求項17か
    ら21の何れか1項記載のエンコーダ。
  23. 【請求項23】 2光束を干渉させてエンコーダの繰り
    返しパターンと同じピッチの干渉縞をエンコーダ上に発
    生させることにより磁気記録ディスク装置の記録読取ヘ
    ッドのトラック位置を制御する装置に用いられるエンコ
    ーダであって、ガラス基板と、表面側から蒸着膜層と表
    面が鏡面と粗面の繰り返しパターンからなる紫外線硬化
    性樹脂硬化物層と、ガラス基板と紫外線硬化性樹脂硬化
    物層との間に設けられたシランカップリング剤層とから
    なるエンコーダの製造方法において、電子線描画によっ
    て形成されたレジストパターンを原版とし、その形状を
    紫外線硬化性樹脂の硬化により基板上に型取りして複製
    用版とし、さらに別の紫外線硬化性樹脂でシランカップ
    リング剤処理したガラス基板上にその複製用版の形状を
    複製することを特徴とするエンコーダの製造方法。
  24. 【請求項24】 前記レジストパターンの形成を、電子
    線描画により透明基板上に不透明パターンマスクを作成
    し、形成された不透明パターンマスク上にフォトレジス
    トを塗布し、次いで、前記透明基板側から一様に露光
    し、さらに、前記フォトレジストに散乱板を重ねて、前
    記すりガラス側から一様に露光するか、又は、前記フォ
    トレジスト塗布後、前記フォトレジストにすりガラスを
    重ねて、前記すりガラス側から一様に露光し、さらに、
    前記透明基板側から一様に露光することにより形成する
    ことを特徴とする請求項23記載のエンコーダの製造方
    法。
  25. 【請求項25】 レリーフパターンからなる裁断線を間
    に介してエンコーダを多面付けで作製して原版とし、そ
    れから型取りして作製した複製用版をシランカップリン
    グ剤処理したガラス基板上に複製し、その後複製の裁断
    線に沿って裁断することを特徴とする請求項23又は2
    4記載のエンコーダの製造方法。
  26. 【請求項26】 裁断前に予め前記複製表面に保護膜を
    コーティングすることを特徴とする請求項23から25
    の何れか1項記載のエンコーダの製造方法。
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US08/859,910 US6033810A (en) 1992-11-10 1997-05-21 Molded articles using glass as substrate, such as holographic optical element, optical reflector and encoder, and method of producing these articles

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