JP2763111B2 - 情報記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体

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JP2763111B2
JP2763111B2 JP63208603A JP20860388A JP2763111B2 JP 2763111 B2 JP2763111 B2 JP 2763111B2 JP 63208603 A JP63208603 A JP 63208603A JP 20860388 A JP20860388 A JP 20860388A JP 2763111 B2 JP2763111 B2 JP 2763111B2
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JP
Japan
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thermosetting resin
information recording
tracking
layer
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敦子 飯田
洋 大平
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はレーザ光により高速かつ高密度に光学的な情
報を記録、再生できる情報記録媒体に関する。
(従来の技術) 光を利用して高密度な情報の記録、再生を行う従来の
情報記録媒体は第3図に示すような構造を有している。
第3図において、例えばポリカーボネート樹脂製の透明
基板1は微細な凹凸パターンが形成された金型を用いて
射出成形により転写されたトラッキング溝を有し、この
トラッキング溝が形成された一方の面に記録層3が形成
され、他方の面に熱硬化性樹脂2が形成されている。
このような情報記録媒体では入射光の光路差を利用し
て反射光の強度を検出するため、100nm以下の深さのト
ラッキング溝を精密に形成する必要がある。ところが、
前述したように金型を用いて射出成形によりトラッキン
グ溝を形成する場合には、金型温度などの条件を非常に
厳密に制御しなければ、トラッキング溝を精密に形成で
きないという問題があった。
これに対して、予めディスク状又はフィルム状に成形
されたポリカーボネート樹脂などからなる透明基板上
に、例えばフォトレジストからなるトラッキングライン
を形成できれば、基板の作製が容易になるだけでなく、
検出装置を簡単にすることもできる。この場合、フォト
リソグラフィを適用して、ポリカーボネート基板上にフ
ォトレジスト溶液を塗布し、ガラスマスクを通して紫外
線を照射した後、現像してトラッキングラインとなるフ
ォトレジストパターンを形成し、その後記録層を形成す
る方法が考えられる。
しかし、この方法ではポリカーボネート基板がフォト
レジストの溶剤に侵されやすく、基板上にフォトレジス
ト溶液を塗布した時点でレジストとポリカーボネート樹
脂とが反応してしまい、現像しようとしてもレジストが
完全に溶解しないためフォトリソグラフィが実施できな
いという問題があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は前述した問題点を解決するためになされたも
のであり、フォトリソグラフィを適用して微細なトラッ
キング用パターンなどを容易に形成することができ、高
速かつ高密度に光学的な情報を記録、再生できる安価な
情報記録媒体を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の情報記録媒体は、熱可塑性樹脂からなる透明
基板と、該基板上に形成された熱硬化性樹脂層と、該熱
硬化性樹脂上の一部に選択的に形成され、トラッキング
ラインをなす光吸収性樹脂と、一部が前記熱硬化性樹脂
層上に直接形成され、一部が前記熱硬化性樹脂層上の光
吸収性樹脂上に形成された記録層とを具備したことを特
徴とする。
本発明において、透明基板を構成する熱可塑性樹脂と
しては、例えばポリカーボネート樹脂を挙げることがで
きる。
本発明において、基板の両面に形成される熱硬化性樹
脂層としては、例えばメラミン樹脂からなるものを挙げ
ることができる。
本発明において、所望のパターンを有する光吸収性樹
脂は、通常使用されるフォトレジストを用い、フォトリ
ソグラフィを適用し、例えばトラッキングラインをなす
ようにパターニングして形成することができる。
本発明において、記録層はレーザ光による記録、再生
が可能であれば、どのような材料からなるものでもよ
い。
(作用) 本発明によれば、透明基板上に熱硬化性樹脂層が形成
されているので、光吸収性樹脂の溶液を塗布しても熱硬
化性樹脂層によって溶剤の侵入を阻止して基板が侵され
るのを防止することができ、フォトリソグラフィを確実
に行うことができる。したがって、トラッキングライン
などをなす光吸収性樹脂パターンを容易に形成すること
ができ、高速かつ高密度に光学的な情報を記録、再生で
きる安価な情報記録媒体を提供することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
実施例1 第1図に示すように、厚さ1.2mmのポリカーボネート
樹脂ディスク11の両面を前処理した後、メラミン系の熱
硬化性樹脂をコーティングし、80℃で硬化させて熱硬化
性樹脂層12を形成した。このディスクの片面の熱硬化性
樹脂層12上にスピンコートによりノボラックフェノール
樹脂系のポジ型フォトレジストを2μmの厚さにコーテ
ィングした。次に、ポジ型フォトレジストに、予め微細
なトラッキングライン及びアドレス情報などをパターニ
ングしたガラスマスクを通して紫外線を照射した後、現
像することにより、トラッキングライン及びアドレス情
報などがあるレジストパターン13を形成した。次いで、
ニッケルをターゲットとして、アルゴンガスと酸素ガス
との混合ガスによるFR反応性スパッタリングにより、熱
硬化性樹脂層12及びレジストパターン13上に、NiOxで表
わされるニッケルの低酸化物からなる記録層14を形成し
た。この際、印加電圧は50W、ガス圧は5m Torr、アルゴ
ンガス流量18.5sccm、酸素ガス流量1.5sccm(アルゴン
ガスと酸素ガスとの流量比は12:1)とした。この条件に
おけるNiOxのデポジションレイトは18nm/minであった。
成膜されたNiOx記録層14の膜厚は800nmで、ニッケルの
価数を1としたときの酸素の価数xは0.5であった。
得られた情報記録媒体について、ディスク11側から波
長830nmの光を照射して反射率を測定したところ、トラ
ッキングライン以外の記録層14上では35%であったのに
対し、トラッキングラインの記録層14上では8%であっ
た。したがって、良好にトラッキングがとれることがわ
かる。
次に、この情報記録媒体にディスク11側から波長830n
mのGaAlAsレーザ光を照射して記録した。記録はトラッ
キングを行いながら、レーザ光をトラッキングライン以
外の記録層14上で集光してビーム径1μmとし、出力10
mWの条件で照射して行った。この結果、被照射部では透
過率が上り、ディスク11側から波長830nmの光を照射し
て被照射部の反射率を測定したところ、10%に変化し
た。
実施例2 第2図に示すように、厚さ400μmのポリカーボネー
ト樹脂フィルム21の両面を前処理した後、実施例1と同
様に、メラミン系の熱硬化性樹脂層12の形成、レジスト
パターン13の形成、NiOx(x=0.5)で表わされるニッ
ケルの低酸化物からなる記録層14の形成を行った。その
後、このフィルムの記録層14側を下地ポリカーボネート
樹脂基板22に対向させ、ウレタン系の接着剤23を用いて
両者を貼り合わせた後、標準のカードサイズに打ち抜い
た。
得られたカードにフィルム21側から波長830nmのGaAlA
sレーザ光を照射して記録した。記録はトラッキングを
行いながら、レーザ光をトラッキングライン以外の記録
層14上で集光してビーム径5μmとし、出力10mWの条件
で照射して行った。この結果、被照射部では透過率が上
り、基板側から波長830nmの光を照射して被照射部の反
射率を測定したところ、12%に変化した。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、フォトリソグラ
フィを適用して微細なトラッキング用パターンなどを容
易に形成することができ、高速かつ高密度に光学的な情
報を記録、再生できる安価な情報記録媒体を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1における情報記録媒体の断面
図、第2図は本発明の実施例2における情報記録媒体の
断面図、第3図は従来の情報記録媒体の断面図である。 11……ポリカーボネート樹脂ディスク、12……熱硬化性
樹脂層、13……レジストパターン、14……記録層、21…
…ポリカーボネート樹脂フィルム、22……下地ポリカー
ボネート樹脂基板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/24 531 G11B 7/24 533 G11B 7/24 534 G11B 7/24 538 G11B 7/24 522 G11B 7/24 572 G11B 7/26 501

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂からなる透明基板と、該基板
    上に形成された熱硬化性樹脂層と、該熱硬化性樹脂上の
    一部に選択的に形成されてトラッキングラインをなす光
    吸収性樹脂と、一部が前記熱硬化性樹脂層上に直接形成
    され、一部が前記熱硬化性樹脂層上の光吸収性樹脂上に
    形成された記録層とを具備したことを特徴とする情報記
    録媒体。
JP63208603A 1988-04-05 1988-08-23 情報記録媒体 Expired - Lifetime JP2763111B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63208603A JP2763111B2 (ja) 1988-08-23 1988-08-23 情報記録媒体
US07/333,268 US4961979A (en) 1988-04-05 1989-04-05 Optical recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63208603A JP2763111B2 (ja) 1988-08-23 1988-08-23 情報記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0256747A JPH0256747A (ja) 1990-02-26
JP2763111B2 true JP2763111B2 (ja) 1998-06-11

Family

ID=16558944

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6070537A (ja) * 1983-09-27 1985-04-22 Ricoh Co Ltd 光情報担体の製造法

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Publication number Publication date
JPH0256747A (ja) 1990-02-26

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