JPH06201510A - 揮発性液体のリ−ク測定装置 - Google Patents

揮発性液体のリ−ク測定装置

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JPH06201510A
JPH06201510A JP36063392A JP36063392A JPH06201510A JP H06201510 A JPH06201510 A JP H06201510A JP 36063392 A JP36063392 A JP 36063392A JP 36063392 A JP36063392 A JP 36063392A JP H06201510 A JPH06201510 A JP H06201510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
measuring
leak
tank
liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP36063392A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiyoshi Kobayashi
璋好 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teac Corp
Original Assignee
Teac Corp
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Publication date
Application filed by Teac Corp filed Critical Teac Corp
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Publication of JPH06201510A publication Critical patent/JPH06201510A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガソリンタンクローリのリークを正確に検出
することができる測定装置を提供する。 【構成】 ガソリンタンク1を加圧状態にする。圧力セ
ンサ5に結合された一方のパイプの先端をタンク1の加
圧雰囲気に置く。圧力センサ5に結合された他方のパイ
プ7の先端にガソリン11を収容した容器10を接続
し、これをタンク1の中に配置する。タンク1の蒸気圧
と容器10の蒸気圧との打ち消し合いを生じさせ、加圧
成分のみの変化を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガソリン等の揮発性液
体の運搬用タンクにおける液体のリーク測定に好適なリ
ーク測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガソリンタンクの従来の代表的なリーク
測定方法においては、タンクを密閉し、300mmH2
O(2941N/m2 )程度の圧力を加え、タンク内の
雰囲気の圧力を測定し、この変化に基づいてリークを判
断した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、地下タンク
のように温度が比較的低い場合には、従来の方法であっ
てもリークを比較的良好に測定することができるが、タ
ンクローリのタンクの場合にはガソリンが相当高温にな
ることがあるので正確な測定が困難であった。即ち、タ
ンクのリーク(漏れ)を正確に測定するためにはタンク
内の蒸気圧が測定時の加圧された圧力に比べて十分に小
さいことが望ましい。地下タンクの場合には上記条件が
充される場合が多いが、タンクローリのタンクの場合に
はタンクに日光が長時間当るとガソリンの温度が高くな
り、ガソリンの蒸気圧も高くなり、リークが小さい場合
には圧力センサにおける圧力変化が小さく、正確なリー
ク検出ができなかった。この問題を解決するために蒸気
圧よりも十分に高い圧力を加えて測定することが考えら
れる。しかし、圧力センサのダイナミックレンジを高め
ると、圧力の微小変化を検出することが困難になり、測
定精度が下る。
【0004】そこで、本発明の目的は揮発性液体の容器
からのリークを正確に検出することができる測定装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、揮発性液体を水密的及び気密的に収容する
主容器から前記液体がリークしているか否かを、前記主
容器内を加圧状態にし、圧力の変化によって測定するた
めの装置であって、リーク測定時に前記主容器内に配置
するように形成され、前記主容器に収容されている前記
液体と実質的に同一の測定用液体が水密的及び気密的に
収容されている圧力測定用の副容器と、前記主容器の中
の前記液体が存在していない部分の圧力と前記副容器の
中の前記測定用液体が存在していない部分の圧力との差
を測定し、この差が所定値以上か否かによって前記液体
のリークを測定するための圧力差測定手段とから成るこ
とを特徴とするリーク測定装置に係わるものである。
【0006】
【発明の作用及び効果】本発明の測定装置を使用する
と、主容器内の蒸気圧と圧力測定用の副容器内の蒸気圧
との打ち消し合いが生じ、加圧分のみの変化を検出する
ことが可能になる。従って、比較的に小さい加圧状態で
リークを正確に検出することが可能になる。なお、圧力
測定用の副容器は、主容器の中に配置されているので両
者の温度差が小さくなり、両者の蒸気圧がほぼ等しくな
る。
【0007】
【実施例】次に、図1及び図2を参照して本発明の実施
例に係わるリーク測定装置及び測定方法を説明する。図
1はタンクローリのガソリンタンク1のリークを測定す
る装置を示す。タンク1には揮発性液体としてガソリン
2が7分目ほど収容されている。このタンク1は密閉構
造であって気密性及び水密性を有する。しかし、ガソリ
ン2を出し入れするための開口3は形成され、通常はキ
ャップ(図示せず)で閉塞されている。
【0008】リーク測定装置4は、圧力センサ5と、こ
こに一方の圧力P1 を与えるために接続された第1のパ
イプ(圧力伝達手段)6と、他方の圧力P2 を与えるた
めに接続された第2のパイプ(圧力伝達手段)7とが結
合されている。第1のパイプ6の先端は気密性の蓋8を
介して主容器1の第1の液体非収容部(空間)9に延び
ている。第2のパイプ7の先端には熱伝導性の良い材料
から成る圧力差測定用の副容器10が結合され、この副
容器10の中にガソリン2と実質的に同一のガソリン
(液体)11が収容されている。副容器10の内部の一
部及びパイプ7の中にはガソリン11が収容されていな
いので、ここに第2の液体非収容部(空間)12が生じ
ている。
【0009】圧力センサ5は周知のダイヤフラム型シリ
コン圧力センサであって、図2に原理的に示すようにN
型シリコン基板20にP型の抵抗領域21を設け、この
抵抗領域21の両端にP+ 型領域22、23を設け、こ
こに一対の電極24、25を設け、基板20の一方の側
の第1の圧力P1 と他方の側の第2の圧力P2 との差に
基づく中央の抵抗領域21の歪みによる抵抗変化を測定
するように構成されている。この実施例では第1の圧力
P1 として第1の液体非収容部9の圧力が作用し、第2
の圧力P2 として第2の液体非収容部9の圧力が作用す
る。なお、圧力センサ5として周知のベローズ形圧力セ
ンサ等の別の構造のものを使用することも可能である。
【0010】タンク1のリークを検出する時には、外圧
印加手段(図示せず)によってタンク1内に外圧を加
え、その後外圧印加手段を外し、加圧状態を保持する。
これにより、第1の液体非収容部9の圧力はガソリン2
の蒸気圧と外圧との和になる。リーク測定装置4を図1
に示すように配置すると、副容器10の中のガソリン1
1の温度は主容器1のガソリン2の温度とほぼ同一にな
り、第2の液体非収容部12の蒸気圧は主容器1内の蒸
気圧分とほぼ同一になる。この結果、圧力センサ5にお
いて両方の蒸気圧の打ち消し合いが生じ、圧力センサ5
のダイヤフラム部は外圧(加圧)分のみによって歪む。
従って、蒸気圧及び温度の影響を受けないで外圧(加
圧)分の変化を検出することができる。この方式では外
圧(加圧)を比較的低いレベルに保ち、ダイナミックレ
ンジの狭い圧力センサ5によってリークを測定すること
が可能になる。圧力センサ5のダイナミックレンジを狭
くするということは広い場合よりも精度を高めることが
可能なことを意味するので、精度の高い圧力差の測定が
可能になる。容器1にリークがない場合には圧力センサ
5による圧力差の測定値が変化しないが、リークがある
場合には第1の液体非収容部9の圧力が低下し、圧力セ
ンサ5の値も変化するので、リークを検出することがで
きる。
【0011】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図1においてリーク測定装置4のパイプ6、7
の全部及び圧力センサ5の全部又は一部をタンク1の中
に配置し、圧力センサ5の検出出力のみをタンク1の外
で検知するように構成することができる。 (2) ガソリン以外の揮発性液体のリーク測定にも適
用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるガソリンタンクとリー
ク測定装置とを示す断面図である。
【図2】図1の圧力センサの原理を示す図である。
【符号の説明】
5 圧力センサ 11 圧力差測定用ガソリン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揮発性液体を水密的及び気密的に収容す
    る主容器から前記液体がリークしているか否かを、前記
    主容器内を加圧状態にし、圧力の変化によって測定する
    ための装置であって、 リーク測定時に前記主容器内に配置するように形成さ
    れ、前記主容器に収容されている前記液体と実質的に同
    一の測定用液体が水密的及び気密的に収容されている圧
    力測定用の副容器と、 前記主容器の中の前記液体が存在していない部分の圧力
    と前記副容器の中の前記測定用液体が存在していない部
    分の圧力との差を測定し、この差が所定値以上か否かに
    よって前記液体のリークを測定するための圧力差測定手
    段とから成ることを特徴とするリーク測定装置。
JP36063392A 1992-12-30 1992-12-30 揮発性液体のリ−ク測定装置 Pending JPH06201510A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013092481A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Toyota Motor Corp リークテスト方法およびリークテスト装置
JP2020016536A (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 東京瓦斯株式会社 圧力検査装置および圧力検査方法

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JPS56150322A (en) * 1980-04-23 1981-11-20 Nippon Enjiniyaa Service Kk Method and device for leakage inspection of storage tank
JPS59211836A (ja) * 1983-05-17 1984-11-30 Tominaga Oil Pump Mfg Co Ltd タンク室の気密検査方法
JPS601533A (ja) * 1983-06-20 1985-01-07 Nippon Enjiniyaa Service Kk 地下タンクの漏洩検査方法

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