JP2020016536A - 圧力検査装置および圧力検査方法 - Google Patents

圧力検査装置および圧力検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】設備負担の増大化を招くことなく、流体温度の影響を抑えることによって、検査時間の短縮化を図りつつ、精度の高い漏えい検査をおこなうことが可能な圧力検査装置および圧力検査方法の提供。【解決手段】圧力検査装置1は、管路PLに供給される加圧流体を導入可能な密閉空間を有する基準体20と、管路PLの開口端を塞ぐ筒状部材10と、管路PL内の加圧流体の圧力と基準体20内の加圧流体の圧力との圧力差を測定する圧力測定装置30とを備えている。基準体20は、筒状部材10に設けられ、管路PLの開口端が筒状部材10により塞がれた状態で管路PL内に存在する加圧流体と接触する接触部を有している。接触部は、管路PL内に存在する加圧流体の熱を密閉空間内に存在する加圧流体に伝達する熱伝導性を有する材料により形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、圧力検査装置および圧力検査方法に関し、特に、加圧流体が供給された被検査体および基準体の圧力差に基づいて被検査体の密閉性を検査することが可能な圧力検査装置および圧力検査方法に関するものである。
従来から、管路(例えば、ガス管)の密閉性を検査する方法としては、管路に所定圧力の流体(例えば、空気)を供給した後、時間経過に伴う圧力変化(圧力低下)を確認することで、管路に漏えいが生じているか否かを判別する手法が広く知られている。
しかしながら、このような流体は、一般に、その温度が周囲温度(例えば、雰囲気温度や地温)の影響を受けて変化すると、これに伴って、圧力も変動するため、特に、検査対象としての配管が長くなると、検査精度が低下するばかりか、場合によっては、漏えいの有無を判別することができず、その結果、検査時間が長くなる、といった問題があった。
そこで、このような問題を解消するため、例えば、特許文献1に記載の技術が提案されている。
この特許文献1の検査方法は、
(a)パイプライン内に存在する流体を加圧する、
(b)加圧された流体の圧力を計測するとともに、検査区間内の複数箇所に設けられた温度計で流体温度を計測する、
(c)計測された各流体温度を平均化処理して、平均化された流体温度を求める、
(d)平均化された流体温度に基づいて、検査区間内の圧力変化分を求める、
(e)検査区間内の圧力変化分に基づいて、流体温度補正圧力を求める、
(f)流体温度補正圧力と、予め定められたしきい値とを比較して、漏えいの有無を判別する、
といった手順を踏むように構成されたものである。
このような技術によれば、流体温度に基づいて圧力値の補正をおこなっているため、検査時間の短縮化を図りつつ、精度の高い検査をおこなうことが可能である。
特開2001−027576号公報
しかしながら、特許文献1の検査方法では、検査区間内の複数箇所で計測された流体温度に基づいて圧力値の補正がおこなわれているため、温度計が流体温度を得るのに不適切な位置に設けられていると、適正な圧力値の補正がおこなわれず、漏えいの有無について誤った判定がなされる、といった問題が生じる。
このような問題は、温度計をパイプラインに多数設置することによって解決することが可能である。
しかしながら、温度計を多数設置すると、温度計の設置作業に加え、これに付随する計装等の作業もおこなわなければならないため、設備負担が増大するのはもちろんのこと、パイプラインと温度計との接続部分から流体が漏えいするリスクが高まる、といった問題を招来する。
本発明は、このような問題を解消するためになされたものであり、その目的は、設備負担の増大化を招くことなく、流体温度の影響を抑えることによって、検査時間の短縮化を図りつつ、精度の高い漏えい検査をおこなうことが可能な圧力検査装置および圧力検査方法を提供することにある。
上記課題は、本発明にかかる圧力検査装置によれば、被検査体の内部空間の密閉性を検査する圧力検査装置であって、前記内部空間に連通する開口部を塞ぐ密閉部材と、前記内部空間に供給される加圧流体を導入可能な密閉空間を有する基準体と、前記内部空間内の前記加圧流体の圧力と前記密閉空間内の前記加圧流体の圧力との圧力差を測定することが可能な測定装置と、を備え、前記基準体は、前記密閉部材に設けられ、前記開口部が前記密閉部材により塞がれた状態で前記内部空間に存在する前記加圧流体と接触する接触部を有し、前記接触部は、前記内部空間に存在する前記加圧流体の熱を前記密閉空間内に存在する前記加圧流体に伝達する熱伝導性を有する材料からなる、ことにより解決される。
同様に、上記課題は、本発明にかかる圧力検査方法によれば、圧力検査装置を用いて被検査体の内部空間の密閉性を検査する圧力検査方法であって、前記圧力検査装置は、前記内部空間に連通する開口部を塞ぐ密閉部材と、前記内部空間に供給される加圧流体を導入可能な密閉空間を有する基準体と、前記内部空間内の前記加圧流体の圧力と前記密閉空間内の前記加圧流体の圧力との圧力差を測定することが可能な測定装置と、を備え、前記開口部を前記密閉部材で閉塞する開口部閉塞工程と、前記加圧流体を前記内部空間に供給する被検査体加圧工程と、前記加圧流体を前記密閉空間に導入する基準体加圧工程と、前記被検査体加圧工程をおこなうことにより供給された前記内部空間内の前記加圧流体の圧力と、前記基準体加圧工程をおこなうことにより導入された前記密閉空間内の前記加圧流体の圧力との圧力差を、前記測定装置を用いて測定する差圧測定工程と、を含み、前記基準体は、前記密閉部材に設けられ、前記開口部が前記密閉部材により塞がれた状態で前記内部空間に存在する前記加圧流体と接触する接触部を有し、前記接触部は、前記内部空間に存在する前記加圧流体の熱を前記密閉空間内に存在する前記加圧流体に伝達する熱伝導性を有する材料からなる、ことによっても解決される。
なお、ここでいう「加圧流体」とは、加圧装置(例えば、加圧ポンプ)を用いることによって加圧することが可能な流体を広く含む意味であって、気体であれば、例えば、空気や可燃性ガスが、また、液体であれば、例えば、水や油が該当する。
また、上記「密閉部材」とは、被検査体(例えば、管路や容器)の「開口部」を塞ぐことが可能な部材であれば、板状のもの(例えば、閉止フランジ)に限られず、例えば、有底筒状のものも該当するものである。
また、上記「基準体」の「接触部」は、「被検査体」の「内部空間」に存在する流体の熱を、その内部の「密閉空間」に伝達することが可能な部材で形成されていればよいものではあるが、上記「熱伝導性」を考慮すれば、熱伝導率の高い部材(例えば、銅、銀および金)で形成されているのが望ましい。
上記構成では、「被検査体」の「内部空間」および「基準体」の「密閉空間」に、それぞれ、同一流体が封入されている状態で、「内部空間」内の流体温度が変化すると、「基準体」が熱交換器であるかのごとく機能して、その熱が「密閉空間」内の流体に「接触部」を介して伝達されるように構成されている。
このため、上記構成では、「被検査体」の「内部空間」内に存在する流体温度と、「基準体」の「密閉空間」内に存在する流体温度とを、いわば自動的かつ短時間に、同じ温度にすることが可能である。
したがって、上記構成では、単に、「内部空間」および「密閉空間」の圧力差(差圧)を確認するだけで、「被検査体」の漏えいの有無を検査することができる。
また、上記構成では、温度補正などの複雑な制御等をおこなう必要がないため、設備負担が生じることもない。
このように、上記構成を備えた本発明によれば、設備負担が生じることなく、精度の高い漏えい検査を短時間でおこなうことができる。
なお、上記圧力検査装置にかかる発明においては、前記密閉部材は、前記開口部に接続される接続部と、前記接続部に連続して設けられ、前記内部空間に存在する前記加圧流体が導入される中空状の中空部と、を有し、前記接触部は、その少なくとも一部が前記中空部内に配置される、と好適である。
この場合、前記圧力検査装置は、前記中空部内の空間と前記密閉空間とを連通する開位置と非連通にする閉位置との間で移動可能な開閉装置をさらに備える、と好適であり、このような開閉装置を備えた場合においては、前記圧力検査装置は、前記中空部内の空間と前記密閉空間とを接続するバイパス管路をさらに備え、前記開閉装置は、前記バイパス管路に設けられている、とより好適である。
また、これに代えて、前記圧力検査装置は、前記内部空間と前記密閉空間とを連通する開位置と非連通にする閉位置との間で移動可能な開閉装置と、前記内部空間と前記密閉空間とを接続するバイパス管路と、をさらに備え、前記開閉装置は、前記バイパス管路に設けられている、と好適である。
また、上記圧力検査装置にかかる発明においては、前記接触部は、前記開口部が前記密閉部材により塞がれた状態で前記内部空間内に配置される、ように構成することも可能である。
この場合、前記圧力検査装置は、前記内部空間と前記密閉空間とを連通する開位置と非連通にする閉位置との間で移動可能な開閉装置をさらに備える、と好適である。
これに加え、前記圧力検査装置は、前記内部空間と前記密閉空間とを接続するバイパス管路をさらに備え、前記開閉装置は、前記バイパス管路に設けられている、とより好適である。
また、上記圧力検査方法にかかる発明においては、前記圧力検査装置は、前記内部空間と前記密閉空間とを連通状態にする開位置と非連通状態にする閉位置との間で移動可能な開閉装置をさらに備え、前記被検査体加圧工程および前記基準体加圧工程のうちの少なくとも何れか一方は、前記開閉装置を前記閉位置から前記開位置に移動させる工程を含む、と好適である。
以上のように、本発明にかかる圧力検査装置および圧力検査方法によれば、簡易な構成でありながらも、設備負担を生じさせることなく、精度の高い漏えい検査を短時間でおこなうことができる。
本実施形態にかかる圧力検査装置の一例を示す側面図である。 本実施形態にかかる圧力検査方法の一例を示すフロー図である。 圧力検査装置の他の例を示す側面図である。 圧力検査装置のさらに他の例を示す側面図である。 圧力検査装置のさらに他の例を示す側面図である。 圧力検査装置のさらに他の例を示す側面図である。
以下、本発明の一形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態にかかる圧力検査装置の一例を示す側面図、図2は本実施形態にかかる圧力検査方法の一例を示すフロー図である。
図1は、本実施形態にかかる圧力検査装置1を用いて、ガス管Pおよびこれに接続されるガス栓GVを備えた管路PLの密閉性を検査(気密試験または漏えい試験、以下、「圧力検査」と称す)している様子を示したものである。なお、上記管路PLと、圧力検査装置1とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「被検査体」と、「圧力検査装置」とに該当する。また、以下においては、管路PLの密閉性を検査する場合を例にとって説明するが、その他の被検査体(例えば、容器)を検査する場合においても、本発明を適用することができるのはもちろんのことである。
まず、本実施形態にかかる管路PLについて図1を参照しつつ説明する。
図1に示すように、管路PLを構成するガス管Pは、パイプ部材(例えば、口径80mm〜100mmの鋼管、鋳鉄管またはポリエチレン管)からなり、基幹となるガス供給ラインから供給された可燃性ガス(本実施形態では、都市ガス)をガスメータ(図示省略)等に導出するための配管である。
管路PLの所定位置には、分岐継手(いわゆるチーズ)Tが設けられ、この分岐継手Tの分岐部に、ガス管P(例えば、口径50mmの鋼管)を介して、ガス栓GVが取り付けられている。なお、本実施形態では、ガス管P、ガス栓GVおよび後述する仮設配管TPを検査対象として、「圧力検査」(密閉性の検査)がおこなわれるようになっている。
後述するが、ガス栓GVの下流側の接続口には、「圧力検査」をする際に、圧力検査装置1の筒状部材10を接続するための仮設配管TP(例えば、口径50mmの鋼管)が接続されるようになっている。なお、上記仮設配管TPも特許請求の範囲に記載の「被検査体」に該当する。
次に、本実施形態にかかる圧力検査装置1について図1を参照しつつ説明する。
図1に示すように、圧力検査装置1は、筒状部材10と、基準体20と、圧力測定装置30と、被検査体側配管40と、基準体側配管50と、バイパス配管60と、開閉弁70とを備えている。なお、上記筒状部材10と、基準体20と、圧力測定装置30と、バイパス配管60と、開閉弁70とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「密閉部材」と、「基準体」と、「圧力測定装置」と、「バイパス管路」と、「開閉装置」とに該当する。
筒状部材10は、金属製のパイプ部材(例えば、口径50mmの鋼管)からなり、その両端部に、それぞれ、フランジ継手11,12が溶接等により接合されている。
また、筒状部材10には、その管路途中から分岐するように、被検査体側配管40が溶接等により接続されている。
筒状部材10は、仮設配管TPに設けられたフランジ継手TFとフランジ継手11とを、ガスケット(図示省略)を介在させた状態でボルト締めすることにより、管路PLに取り付けられるようになっている。なお、上記フランジ継手TFと、フランジ継手11とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「開口部」と、「接続部」とに該当する。
フランジ継手12には、フランジ継手(いわゆる閉止フランジ)13が、ガスケット(図示省略)を介在させた状態で取り付けられている。
フランジ継手13には、内ねじが形成された貫通継手(例えば、口径10mmのいわゆるソケット)13aが、板厚方向に貫通した状態で、溶接等により接合されている。
詳しくは後述するが、この貫通継手13aには、その一端側に基準体20が、また、他方側に基準体側配管50が、それぞれ、ねじ接合または溶接接合することにより接続されるようになっている。
基準体20は、熱伝導率の高い金属製(例えば、銅、銀および金)のパイプ部材からなり、フランジ継手13の貫通継手13aに接続される一端と、閉塞された他端とを有している。なお、基準体20内の空間が特許請求の範囲に記載の「密閉空間」および「中空部」に該当する。
基準体20は、コイル状に形成され、貫通継手13aに接続された状態で、フランジ継手13をフランジ継手12に接続することによって、筒状部材10の内部に配置されるようになっている。なお、上記基準体20のうちの筒状部材10の内部において露出する部分が、特許請求の範囲に記載の「接触部」に該当する。
なお、本実施形態では、基準体20をコイル状に形成しているが、例えば、自動車のラジエータに設けられた熱交換用の配管のごとく波状に形成してもよく、また、その他の形状(例えば、球状)に形成することも可能である。
詳しくは後述するが、基準体20の主たる機能が、管路PL内に存在する流体の温度(熱)をその内部に存在する流体に伝達させる点にあることから、基準体20は、熱伝達率の高い部材(上述した、銅、銀および金)で形成することに加え、その表面積が大きくなるような形状、例えば、コイル形状や波形状といった形状に形成するのが望ましい。
圧力測定装置30は、管路PL内の流体圧力を測定するための被検査体側圧力計30Aと、基準体20内の流体圧力を測定するための基準体側圧力計30Bとを有している。
本実施形態においては、被検査体側圧力計30Aおよび基準体側圧力計30Bとして、何れも、いわゆる機械式自記圧力計を採用している。このような機械式自記圧力計は、今や公知であるため、詳しい説明を省略するが、本実施形態においても、記録紙(チャート紙)をセットすることにより、流体圧力の経時的な変化を記録することができるようになっている。
詳しくは後述するが、本実施形態では、被検査体側圧力計30Aで測定された圧力値(記録紙に記録された圧力値)と、基準体側圧力計30Bで測定された圧力値(記録紙に記録された圧力値)とを比較することによって、管路PLの漏えいの有無が判断されるようになっている。
なお、本実施形態では、圧力測定装置30として、記録紙に記録するタイプの圧力計を用いるが、他のタイプの圧力計、例えば、電気式の圧力計を用いることも可能である。また、以下においては、管路PL内の流体圧力と基準体20内の流体圧力とを別々の圧力計で計測する場合を例にとって説明するが、これらの流体圧力を1つの圧力計で計測しても構わない。この場合、例えば、公知の「差圧計」を用いればよい。
被検査体側配管40は、金属製のパイプ部材(例えば、口径10mmの鋼管)からなり、その一端が筒状部材10に接続される一方、他端にホース接続用継手40aが溶接等により接合されている。このホース接続用継手40aは、耐圧ホース41を着脱自在に接続するものである。なお、本実施形態では、被検査体側配管40の一端を、筒状部材10に接続したが、これに代えて、ガス管Pまたは仮設配管TPに接続することも可能である。
本実施形態において、被検査体側配管40は、耐圧ホース41、開閉弁付三つ又継手42および耐圧ホース43を介して、被検査体側圧力計30Aに接続されるようになっている。
開閉弁付三つ又継手42は、ホース接続口が「3口」設けられた、いわゆる三つ又コックであって、流体の流通を許容する「開位置」と遮断する「閉位置」との間で移動可能な開閉弁を備えたものである。
この開閉弁付三つ又継手42の開閉弁側のホース接続口には、耐圧ホース44を介して、加圧装置80が接続されるようになっている。
加圧装置80は、管路PL内に存在する流体(本実施形態では「空気」)を所定の圧力まで高めることができる装置(本実施形態では、いわゆる「2連球ポンプ」)である。
なお、本実施形態では、加圧装置80として、手動式のものを用いるが、電動式のもの(加圧ポンプ)を用いることも可能である。
また、このような加圧装置80は、本実施形態のように被検査体側配管40側に接続する場合に限られず、基準体側配管50側に接続してもよく、管路PLに直接接続してもよい。
基準体側配管50は、被検査体側配管40と同様に、金属製のパイプ部材(例えば、口径10mmの鋼管)からなり、その一端が貫通継手13aに接続される一方、他端にホース接続用継手50aが溶接等により接合されている。ホース接続用継手50aは、耐圧ホース51を着脱自在に接続するものである。
本実施形態において、基準体側配管50は、耐圧ホース51を介して、基準体側圧力計30Bに接続されるようになっている。
バイパス配管60は、金属製のパイプ部材(例えば、口径10mmの鋼管)からなり、管路PLと基準体20とを連通するための配管である。
本実施形態にかかるバイパス配管60は、被検査体側配管40と基準体側配管50とを接続することにより、管路PLと基準体20とが連通されるようになっている。
開閉弁70は、バイパス配管60の管路途中に設けられ、流体の流通を許容する「開位置」と遮断する「閉位置」との間で移動自在に構成されたものである。
次に、管路PLの「圧力検査」の作業手順(圧力検査方法)について図1および図2を参照しつつ説明する。なお、以下においては、図1中、左右方向に延びる管路PLが閉塞されていることを前提として説明する。
図2に示すように、本実施形態にかかる圧力検査方法は、圧力検査装置取付工程S1と、被検査体加圧工程S2と、基準体加圧工程S3と、差圧測定工程S4とを備えている。なお、上記圧力検査装置取付工程S1と、被検査体加圧工程S2と、基準体加圧工程S3と、差圧測定工程S4とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「開口部閉塞工程」と、「被検査体加圧工程」と、「基準体加圧工程」と、「差圧測定工程」とに該当する。
(圧力検査装置取付工程S1)
圧力検査装置取付工程S1では、図1および図2に示すように、圧力検査装置1を管路PLに取り付ける作業をおこなう。
具体的に、圧力検査装置取付工程S1では、
(a)まず、ガス栓GVの下流側に仮設配管TPを接続する、
(b)次に、仮設配管TPのフランジ継手TFに、筒状部材10のフランジ継手11を、ガスケットを介在させた状態で接続する、
(c)被検査体側配管40(ホース接続用継手40a)に、被検査体側圧力計30Aを、耐圧ホース41、開閉弁付三つ又継手42および耐圧ホース43を介して接続する、
(d)開閉弁付三つ又継手42の開閉弁側のホース接続口に、加圧装置80を、耐圧ホース44を介して接続する、
(e)基準体側配管50(ホース接続用継手50a)に、基準体側圧力計30Bを、耐圧ホース51を介して接続する、
といった作業をおこなう(上記(c)〜(e)については順不同)。
圧力検査装置取付工程S1は、上述した作業をおこなうことで終了し、その後、被検査体加圧工程S2がおこなわれる。なお、以下においては、圧力検査装置取付工程S1をおこなった状態で、ガス栓GV、開閉弁70および開閉弁付三つ又継手42の開閉弁の何れもが、「閉位置」に位置していることを前提として説明する。
(被検査体加圧工程S2)
被検査体加圧工程S2では、管路PL内の流体圧力(エア圧)を所定の圧力まで上昇させる作業をおこなう。
具体的に、被検査体加圧工程S2では、
(a)まず、ガス栓GVおよび開閉弁付三つ又継手42の開閉弁を、それぞれ、「閉位置」から「開位置」に移動させる。
(b)次に、被検査体側圧力計30Aを確認しながら、加圧装置80(本実施形態では「2連球ポンプ」)を操作して、管路PL内の流体圧力を所定圧力(例えば、「10kPa」)まで上昇させる、
といった作業をおこなう。
被検査体加圧工程S2は、上述したような作業をおこなうことで終了し、その後、基準体加圧工程S3がおこなわれる。
(基準体加圧工程S3)
基準体加圧工程S3では、基準体20内の流体圧力(エア圧)を、管路PL内の流体圧力と同一にするための作業をおこなう。
具体的に、基準体加圧工程S3では、まず、開閉弁70を「閉位置」から「開位置」に移動させる作業をおこなう。これにより、管路PL内に存在する流体が基準体20内に流入されるため、これら流体の圧力が同一となる。なお、これらの流体圧力が同一の圧力になったか否かは、被検査体側圧力計30Aおよび基準体側圧力計30Bを視ることで確認することができる。
次に、基準体加圧工程S3では、このような確認をおこなった後、開閉弁70を「開位置」から「閉位置」に移動させる作業をおこなう。これにより、管路PL内の流体圧力は被検査体側圧力計30Aによって、また、基準体20内の流体圧力は基準体側圧力計30Bによって、それぞれ、個別に計測されることとなる。
基準体加圧工程S3は、上述した作業をおこなうことで終了し、その後、差圧測定工程S4がおこなわれる。なお、本実施形態では、被検査体加圧工程S2の後に、基準体加圧工程S3をおこなうようにしているが、これらを同時におこなうことも可能である。この場合、開閉弁70を「開位置」に位置させている状態で、管路PL内の流体圧力を所定の圧力まで上昇させる作業(上記「被検査体加圧工程S2」と同様な作業)をおこなえばよい。
(差圧測定工程S4)
差圧測定工程S4では、管路PL内の流体圧力の圧力値が、基準体20内の流体圧力の圧力値よりも低くなっているか否かの確認、すなわち、管路PLの漏えいの有無を確認するための作業をおこなう。
具体的に、差圧測定工程S4では、
(a)被検査体側圧力計30Aおよび基準体側圧力計30Bを同時(ほぼ同時)に作動(記録紙を回転)させて、流体圧力の経時的な変化を、セットされた各々の記録紙に記録する、
(b)所定時間(例えば、1時間)の経過後、被検査体側圧力計30Aおよび基準体側圧力計30Bの各々から記録紙を取り出してこれらを比較する、
(c)比較した結果に応じて、管路PLの漏えいの有無を判断する、
といった作業をおこなう。
ここで、差圧測定工程S4における漏えいの有無の判断について具体的に説明する。
まず、基準体20の機能(作用)について説明する。
上述したように、基準体20は、熱伝導率の高い部材により形成されているため、管壁を介してその周囲の熱を内部空間に良好に伝達することが可能なものである。
この点、本実施形態において、基準体20は、管路PL側の流体が充満する筒状部材10内に配置されているため、管路PL側の流体温度がその周囲の温度の影響を受けて変化すると、これに追従して、その内部の流体温度も変化されるように構成されたものといえる。
そうすると、本実施形態では、管路PL内の流体温度および基準体20内の流体温度は、ほぼ同じタイミングで同じように変位する、とみることができるため、これらの圧力差や圧力変位のみを確認すれば、管路PLが漏えいしているか否かの有無を判別することが可能である。
したがって、差圧測定工程S4では、被検査体側圧力計30Aおよび基準体側圧力計30Bの各記録紙に記録された流体圧力の変化を見比べた結果、
・管路PL内の流体圧力の値と、基準体20内の流体圧力の値との差が徐々に大きくなっているような場合、管路PLに漏えいが生じていると判断することができる一方、
管路PL内の流体圧力の値と、基準体20内の流体圧力の値との差がないか、または、大きくなっていない場合、管路PLに漏えいが生じていないと判断することが可能である。
本圧力検査方法は、上述した差圧測定工程S4をおこなうことで終了するようになっている。
以上のように、本実施形態によれば、
(a)温度補正などの複雑な制御等をおこなう必要がないため、設備負担が生じることがなく、また、
(b)管路PL内の流体温度が変化しても、検査結果に影響が及ぶことがない(ほとんどない)ため、比較的短い時間で精度の高い「圧力検査」をおこなうことが可能である。
なお、本実施形態では、「圧力検査」で加圧される流体として、「空気」を用いたが、例えば、他の気体(例えば、「可燃性ガス」)を用いてもよく、気体に限られず、液体(例えば、「水」や「油」)を用いることも可能である。
また、バイパス配管などの配管の接続形態は、図1に示す圧力検査装置1のような場合(以下、この形態を「第1実施形態」と称す)に限られず、図3に示す圧力検査装置101(以下、これを「第2実施形態」と称す)のように、適宜変更することが可能である。なお、「第1実施形態」と「第2実施形態」とは、配管の接続形態が異なり、他の構成は同様であるため、同一の符号を付して、これら実施形態についての説明を省略する。
さらに、「第1実施形態」および「第2実施形態」では、基準体20の他端を閉塞することによって流体が流れないように構成したが、例えば、図4に示す圧力検査装置201(以下、これを「第3実施形態」と称す)のように、基準体220の両端の各々に配管を接続して流体が流れるように構成することも可能である。
以下、このように構成された圧力検査装置201について説明する。なお、以下、「第1実施形態」および「第2実施形態」と同様な構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態にかかる圧力検査装置201は、基準体220と、バイパス配管260とを備えている。
基準体220は、「第1実施形態」や「第2実施形態」と同様に、熱伝導率の高い金属製(例えば、銅、銀および金)のパイプ部材からなり、貫通継手13aに接続される一端と、バイパス配管260(後述する下流側バイパス配管260B)に接続される他端とを有している。なお、基準体220の他端および下流側バイパス配管260Bは、筒状部材10の管壁を、気密性を有した状態で貫通することによって接続されている。
バイパス配管260は、筒状部材10に連通する上流側バイパス配管260Aと、基準体220に連通する下流側バイパス配管260Bとを有し、これら上流側バイパス配管260Aおよび下流側バイパス配管260Bは、開閉弁70を介して接続されるようになっている。
このように構成された本実施形態では、開閉弁70を「閉位置」から「開位置」に移動させることにより、筒状部材10内の流体を、バイパス配管260および基準体220を介して、基準体側配管50に流すことが可能となっている。
なお、上記「第1実施形態」〜「第3実施形態」では、管路PLと基準体20とを仕切る開閉弁(開閉弁70)を、筒状部材の外部に配置したが、例えば、図5に示す圧力検査装置301(以下、これを「第4実施形態」と称す)のように、筒状部材310の内部に配置することも可能である。
以下、このように構成された圧力検査装置301について説明する。なお、「第4実施形態」は、「第1実施形態」と開閉弁の配置位置が異なり、他の構成は同様であるため、「第1実施形態」と同様な構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態にかかる筒状部材310は、金属製のパイプ部材(例えば、口径50mmの鋼管)からなり、その管路途中に、分岐管路としての被検査体側配管340が溶接等により接合されている。なお、被検査体側配管340には、「第1実施形態」と同様に、ホース接続用継手340a、耐圧ホース41、開閉弁付三つ又継手42および耐圧ホース43を介して、被検査体側圧力計30Aが接続されるようになっている(図1参照)。
また、筒状部材310の管壁には、その所定位置に、開閉弁370の弁棒(図示省略)を収納するボディ部370Aを貫通可能な貫通穴310aが形成されている。
開閉弁370は、ハンドル部370Bを回転操作することにより、「開弁位置」と「閉弁位置」との間で移動可能ないわゆるゲートバルブであって、その一方の接続口には、後述する基準体320の他端が溶接等により接続されている。なお、本実施形態において、他方の接続口は、筒状部材310の内部において開口するように配置される。
この開閉弁370は、ボディ部370Aを貫通穴310aに貫通させた状態で、この貫通部分を溶接等することにより、気密性を有した状態で筒状部材310に接合されるようになっている。
基準体320は、熱伝導率の高い金属製(例えば、銅、銀および金)のパイプ部材からなり、フランジ継手13の貫通継手13aの一方の端部に接続される一端と、開閉弁370に接続される他端とを有している。
貫通継手13aの他方の端部には、基準体側配管50が接続されている。なお、この基準体側配管50には、「第1実施形態」と同様に、ホース接続用継手50aおよび耐圧ホース51を介して、基準体側圧力計30Bが接続されるようになっている。
このように構成された本実施形態では、筒状部材310に取り付けられた開閉弁370のハンドル部370Bを操作することで、例えば、図2に示すような「基準体加圧工程S3」(基準体320の内部に加圧流体を導入する導入状態と、非導入にする非導入状態とを切り換える作業)をおこなうことが可能となっている。
なお、上記「第1実施形態」〜「第4実施形態」では、管路PL(仮設配管TP)を閉塞する密閉部材として、筒状部材10または筒状部材310を用いたが、例えば、図6に示す圧力検査装置401(以下、これを「第5実施形態」と称す)のように、これを省略することも可能である。
以下、このように構成された圧力検査装置401について説明する。なお、以下の説明において、上記「第1実施形態」と同様な構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、圧力検査装置401は、密閉部材としてのフランジ継手13を備えている。フランジ継手13は、ガス栓GVに接続される仮設配管TP2のフランジ継手TF2に、ガスケット(図示省略)を介在させた状態で取り付けられるようになっている。なお、このフランジ継手13には、「第1実施形態」と同様に、基準体20および基準体側配管50が接続されている。
基準体20は、フランジ継手13をフランジ継手TF2に接続した状態で、仮設配管TP2の内部に配置されるようになっている。
基準体側配管50には、「第1実施形態」と同様に、開閉弁70が接続される一方、耐圧ホース51を介して、基準体側圧力計30Bが接続されるようになっている。
開閉弁70は、一方の接続口に、基準体側配管50が接続される一方、他方の接続口に、ホース接続用継手HC3が接合されるようになっている。
仮設配管TP2には、その管路途中に分岐管BPが接続され、この分岐管BP(例えば、口径10mm)の他端には、ホース接続用継手HC1,HC2が取り付けられている。
ホース接続用継手HC1には、耐圧ホースHを介して、ホース接続用継手HC3(開閉弁70)が接続される一方、ホース接続用継手HC2には、「第1実施形態」と同様に、耐圧ホース41、開閉弁付三つ又継手42および耐圧ホース43を介して、被検査体側圧力計30Aが接続されるようになっている(図1参照)。
このように構成された本実施形態によれば、「第1実施形態」のような筒状部材10を省略することができるため、圧力検査装置401をコンパクトなものとすることが可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述および図面により、本発明は限定されるものではない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実例および運用技術等はすべて本発明の範疇に含まれることはもちろんであることを付け加えておく。
1,101,201,301,401 圧力検査装置
10,310 筒状部材
310a 貫通穴
11〜13 フランジ継手
13a 貫通継手
20,220,320 基準体
30 圧力測定装置
30A 被検査体側圧力計
30B 基準体側圧力計
40,340 被検査体側配管
40a,340a ホース接続用継手
41,43,44 耐圧ホース
42 開閉弁付三つ又継手
50 基準体側配管
50a ホース接続用継手
51 耐圧ホース
60,260 バイパス配管
260A 上流側バイパス配管
260B 下流側バイパス配管
70,370 開閉弁
370A ボディ部
370B ハンドル部
80 加圧装置
PL 管路
P ガス管
GV ガス栓
T 分岐継手
TP,TP2 仮設配管
TF,TF2 フランジ継手
BP 分岐管
H 耐圧ホース
HC1〜HC3 ホース接続用継手

Claims (10)

  1. 被検査体の内部空間の密閉性を検査する圧力検査装置であって、
    前記内部空間に連通する開口部を塞ぐ密閉部材と、
    前記内部空間に供給される加圧流体を導入可能な密閉空間を有する基準体と、
    前記内部空間内の前記加圧流体の圧力と前記密閉空間内の前記加圧流体の圧力との圧力差を測定することが可能な測定装置と、を備え、
    前記基準体は、
    前記密閉部材に設けられ、
    前記開口部が前記密閉部材により塞がれた状態で前記内部空間に存在する前記加圧流体と接触する接触部を有し、
    前記接触部は、
    前記内部空間に存在する前記加圧流体の熱を前記密閉空間内に存在する前記加圧流体に伝達する熱伝導性を有する材料からなる、
    ことを特徴とする圧力検査装置。
  2. 前記密閉部材は、
    前記開口部に接続される接続部と、
    前記接続部に連続して設けられ、前記内部空間に存在する前記加圧流体が導入される中空状の中空部と、を有し、
    前記接触部は、その少なくとも一部が前記中空部内に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧力検査装置。
  3. 前記圧力検査装置は、前記中空部内の空間と前記密閉空間とを連通する開位置と非連通にする閉位置との間で移動可能な開閉装置をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の圧力検査装置。
  4. 前記圧力検査装置は、前記中空部内の空間と前記密閉空間とを接続するバイパス管路をさらに備え、
    前記開閉装置は、前記バイパス管路に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の圧力検査装置。
  5. 前記圧力検査装置は、
    前記内部空間と前記密閉空間とを連通する開位置と非連通にする閉位置との間で移動可能な開閉装置と、
    前記内部空間と前記密閉空間とを接続するバイパス管路と、をさらに備え、
    前記開閉装置は、前記バイパス管路に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の圧力検査装置。
  6. 前記接触部は、前記開口部が前記密閉部材により塞がれた状態で前記内部空間内に配置されることを特徴とする請求項1に記載の圧力検査装置。
  7. 前記圧力検査装置は、前記内部空間と前記密閉空間とを連通する開位置と非連通にする閉位置との間で移動可能な開閉装置をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項6に記載の圧力検査装置。
  8. 前記圧力検査装置は、前記内部空間と前記密閉空間とを接続するバイパス管路をさらに備え、
    前記開閉装置は、前記バイパス管路に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の圧力検査装置。
  9. 圧力検査装置を用いて被検査体の内部空間の密閉性を検査する圧力検査方法であって、
    前記圧力検査装置は、
    前記内部空間に連通する開口部を塞ぐ密閉部材と、
    前記内部空間に供給される加圧流体を導入可能な密閉空間を有する基準体と、
    前記内部空間内の前記加圧流体の圧力と前記密閉空間内の前記加圧流体の圧力との圧力差を測定することが可能な測定装置と、を備え、
    前記開口部を前記密閉部材で閉塞する開口部閉塞工程と、
    前記加圧流体を前記内部空間に供給する被検査体加圧工程と、
    前記加圧流体を前記密閉空間に導入する基準体加圧工程と、
    前記被検査体加圧工程をおこなうことにより供給された前記内部空間内の前記加圧流体の圧力と、前記基準体加圧工程をおこなうことにより導入された前記密閉空間内の前記加圧流体の圧力との圧力差を、前記測定装置を用いて測定する差圧測定工程と、を含み、
    前記基準体は、
    前記密閉部材に設けられ、
    前記開口部が前記密閉部材により塞がれた状態で前記内部空間に存在する前記加圧流体と接触する接触部を有し、
    前記接触部は、
    前記内部空間に存在する前記加圧流体の熱を前記密閉空間内に存在する前記加圧流体に伝達する熱伝導性を有する材料からなる、
    ことを特徴とする圧力検査方法。
  10. 前記圧力検査装置は、前記内部空間と前記密閉空間とを連通状態にする開位置と非連通状態にする閉位置との間で移動可能な開閉装置をさらに備え、
    前記被検査体加圧工程および前記基準体加圧工程のうちの少なくとも何れか一方は、前記開閉装置を前記閉位置から前記開位置に移動させる工程を含むことを特徴とする請求項9に記載の圧力検査方法。
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