JPH06200932A - 調芯装置 - Google Patents
調芯装置Info
- Publication number
- JPH06200932A JPH06200932A JP34887392A JP34887392A JPH06200932A JP H06200932 A JPH06200932 A JP H06200932A JP 34887392 A JP34887392 A JP 34887392A JP 34887392 A JP34887392 A JP 34887392A JP H06200932 A JPH06200932 A JP H06200932A
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- JP
- Japan
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- shaft
- bearing
- work
- bearings
- work fixing
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Abstract
(57)【要約】
【構成】ワーク固定テーブル7の振動方向に対し斜めに
配置されたワーク固定具6a,6bに軸1を保持させ、
その軸1に係合する軸受保持部3をワーク保持具4で下
方に押圧した状態でワーク固定テーブル7を斜め上方に
振動する。 【効果】振動発生機により発せられる振動のエネルギー
を軸の回転運動及び軸受けの直線運動に変換し、その運
動により生ずる摩擦により軸と軸受けの調芯を行うこと
により、軸の真円度及び軸受けの片減りを防ぐことがで
き、軸アッセンブリーの組立品質の向上につなげること
ができる。また生産現場での組立性に於いても、組立時
間の合理化及び従来手作業により対応していた摺動作業
を自動化することにより、作業者の負担を軽減するなど
の効果を有する。
配置されたワーク固定具6a,6bに軸1を保持させ、
その軸1に係合する軸受保持部3をワーク保持具4で下
方に押圧した状態でワーク固定テーブル7を斜め上方に
振動する。 【効果】振動発生機により発せられる振動のエネルギー
を軸の回転運動及び軸受けの直線運動に変換し、その運
動により生ずる摩擦により軸と軸受けの調芯を行うこと
により、軸の真円度及び軸受けの片減りを防ぐことがで
き、軸アッセンブリーの組立品質の向上につなげること
ができる。また生産現場での組立性に於いても、組立時
間の合理化及び従来手作業により対応していた摺動作業
を自動化することにより、作業者の負担を軽減するなど
の効果を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は配置された軸受けと、そ
の軸受と勘合される軸をスムースにするさせる調芯装置
に関する。
の軸受と勘合される軸をスムースにするさせる調芯装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来行われてきた軸と軸受けの調芯に
は、軸を軸受け保持部に固定された軸受けに挿入した状
態で、軸もしくは軸受けまたは軸受け保持部の一方を治
具等で固定し、他方を手または可動可能な治具等で摺動
させることにより、軸と軸受けの接触面の接触圧の高い
部分の肉厚を摩耗させ、円滑な摺動を可能とする方法が
ある。また軸受け保持部に軸受けを固定した状態でリー
マにより軸受けの内周を軸受けの径方向に拡大し、円滑
な摺動を可能とする方法が一般的である。
は、軸を軸受け保持部に固定された軸受けに挿入した状
態で、軸もしくは軸受けまたは軸受け保持部の一方を治
具等で固定し、他方を手または可動可能な治具等で摺動
させることにより、軸と軸受けの接触面の接触圧の高い
部分の肉厚を摩耗させ、円滑な摺動を可能とする方法が
ある。また軸受け保持部に軸受けを固定した状態でリー
マにより軸受けの内周を軸受けの径方向に拡大し、円滑
な摺動を可能とする方法が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来行われてきた軸・
軸受けの調芯技術を図5、図6に示す。図5は、軸受け
保持部103に圧入固定された軸受け102a及び10
2bに軸101が挿入された状態の斜視図である。ここ
で課題を解り易くするため仮に軸受け保持部103の加
工精度により、軸受け102aが理想とする中心線10
7に対して垂直上方向即ち矢印105の方向にシフトさ
れて取り付けられているものとする。また軸受け102
bは中心線107に対して同芯軸上の位置に取り付けら
れているものとする。
軸受けの調芯技術を図5、図6に示す。図5は、軸受け
保持部103に圧入固定された軸受け102a及び10
2bに軸101が挿入された状態の斜視図である。ここ
で課題を解り易くするため仮に軸受け保持部103の加
工精度により、軸受け102aが理想とする中心線10
7に対して垂直上方向即ち矢印105の方向にシフトさ
れて取り付けられているものとする。また軸受け102
bは中心線107に対して同芯軸上の位置に取り付けら
れているものとする。
【0004】軸受け保持部103は最近多く使われだし
ている耐摩耗性が良いポリオキシメチレン等のプラスチ
ック部材で形成されている場合、成形能力として軸受け
102aと102bの固定部では、その中心が中心線1
07に対して特定されない方向に+20μm程度の誤差
を持つのが一般的である。この図の例では、軸受け10
2aの上部と軸受け102bの下部でそれぞれ接触圧が
高まり、中心線107に沿った円滑な摺動が妨げられて
いる。そのため円滑な摺動をさせるには一般的な方法で
は、軸受け保持部103を固定し、軸101に矢印10
6の方向に圧力を加え更に人の手やモータ、ソレノイド
等のアクチュエータで水平往復運動する治具を駆動し矢
印104の方向に中心線107と平行に水平往復運動さ
せる方法がとられている。
ている耐摩耗性が良いポリオキシメチレン等のプラスチ
ック部材で形成されている場合、成形能力として軸受け
102aと102bの固定部では、その中心が中心線1
07に対して特定されない方向に+20μm程度の誤差
を持つのが一般的である。この図の例では、軸受け10
2aの上部と軸受け102bの下部でそれぞれ接触圧が
高まり、中心線107に沿った円滑な摺動が妨げられて
いる。そのため円滑な摺動をさせるには一般的な方法で
は、軸受け保持部103を固定し、軸101に矢印10
6の方向に圧力を加え更に人の手やモータ、ソレノイド
等のアクチュエータで水平往復運動する治具を駆動し矢
印104の方向に中心線107と平行に水平往復運動さ
せる方法がとられている。
【0005】その結果、軸受け102aの接触圧を高め
ている接触面の肉厚を軸101との摩擦により摩耗さ
せ、接触抵抗を減らし円滑な摺動を確保される。なお軸
101は矢印106の方向に加えられる圧力により回転
運動は行えない。
ている接触面の肉厚を軸101との摩擦により摩耗さ
せ、接触抵抗を減らし円滑な摺動を確保される。なお軸
101は矢印106の方向に加えられる圧力により回転
運動は行えない。
【0006】しかしこの方法は、次に上げる欠点を有し
ていた。 (1)軸受け102aと102b間の中心の誤差が特定
されない方向に発生する理由により、軸101には軸受
け内に特定されない方向で発生する高い接触圧の発生方
向と、常に反対の方向に圧力を与えてやらなければなら
ない。
ていた。 (1)軸受け102aと102b間の中心の誤差が特定
されない方向に発生する理由により、軸101には軸受
け内に特定されない方向で発生する高い接触圧の発生方
向と、常に反対の方向に圧力を与えてやらなければなら
ない。
【0007】(2)軸101に与えられる圧力の方向が
常に一定である為、軸受け102a及び102bの内筒
部が軸101に与えられた圧力の方向の沿って楕円形に
摩耗してしまう。
常に一定である為、軸受け102a及び102bの内筒
部が軸101に与えられた圧力の方向の沿って楕円形に
摩耗してしまう。
【0008】(3)軸101に与えられる圧力により軸
101自身の回転運動が行えない為、軸受け102a及
び102bとの摩擦により軸101自身が摩耗して真円
度が損なわれてしまう。
101自身の回転運動が行えない為、軸受け102a及
び102bとの摩擦により軸101自身が摩耗して真円
度が損なわれてしまう。
【0009】又他の従来例の図6は、軸受け保持部10
3に軸受け102a及び102bが圧入固定された状態
の斜視図である。ここでも仮に軸受け保持部103の加
工精度により、軸受け102aが理想とする中心線10
7に対して垂直上方向即ち矢印105の方向にシフトさ
れて取り付けられているものとする。また軸受け102
bは中心線107に対して同心軸上に取り付けられてい
るものとする。この図の例では、軸受け102aの上部
と軸受け102bの下部でそれぞれ接触圧が高まり、中
心線107に沿った円滑な摺動が妨げられている。
3に軸受け102a及び102bが圧入固定された状態
の斜視図である。ここでも仮に軸受け保持部103の加
工精度により、軸受け102aが理想とする中心線10
7に対して垂直上方向即ち矢印105の方向にシフトさ
れて取り付けられているものとする。また軸受け102
bは中心線107に対して同心軸上に取り付けられてい
るものとする。この図の例では、軸受け102aの上部
と軸受け102bの下部でそれぞれ接触圧が高まり、中
心線107に沿った円滑な摺動が妨げられている。
【0010】ここで仮に軸受け保持部103を固定し、
軸受け102a及び102bの内径より適度に径の大き
いハンドリーマ101を矢印104の方向に貫通させ、
軸受け102a及び102bの内径を径方向に広げるこ
とにより、軸受け102a及び102bの接触圧を高め
ている部分を取り去り、接触抵抗を減らし円滑な摺動を
確保している。
軸受け102a及び102bの内径より適度に径の大き
いハンドリーマ101を矢印104の方向に貫通させ、
軸受け102a及び102bの内径を径方向に広げるこ
とにより、軸受け102a及び102bの接触圧を高め
ている部分を取り去り、接触抵抗を減らし円滑な摺動を
確保している。
【0011】しかしこの方法では、次に上げる欠点を有
してた。 (1)軸受けの内周をリーマと同じ径まで広げる為、軸
を挿入した後軸と軸受けの間に隙間ができやすい。 (2)リーマにより軸受けの内周を削ることにより、バ
リやカエリが発生し軸と軸受けの間に食いつきを起こす
原因になり易い。) 本発明はこのような軸と軸受けの調芯方法の課題を解決
するとともに、安価な装置により手軽に高品質なアッセ
ンブリーを可能にすることにある。
してた。 (1)軸受けの内周をリーマと同じ径まで広げる為、軸
を挿入した後軸と軸受けの間に隙間ができやすい。 (2)リーマにより軸受けの内周を削ることにより、バ
リやカエリが発生し軸と軸受けの間に食いつきを起こす
原因になり易い。) 本発明はこのような軸と軸受けの調芯方法の課題を解決
するとともに、安価な装置により手軽に高品質なアッセ
ンブリーを可能にすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の調芯装置は、斜め上方に振動されるワーク固定
テーブルと、ワーク固定テーブルの振動方向に対し所定
角度に配置され、調芯される一方の軸を上方向に自由度
をもたせて支持するワーク保持具と、バネ部材を備えワ
ーク保持具にセットされた軸に係合し調芯されるもう一
方の軸受を具備したワークを下方に付勢するワーク固定
具とを有することを特徴とする。
本発明の調芯装置は、斜め上方に振動されるワーク固定
テーブルと、ワーク固定テーブルの振動方向に対し所定
角度に配置され、調芯される一方の軸を上方向に自由度
をもたせて支持するワーク保持具と、バネ部材を備えワ
ーク保持具にセットされた軸に係合し調芯されるもう一
方の軸受を具備したワークを下方に付勢するワーク固定
具とを有することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の上記の方法によれば、上方向の振動を
受ける軸は更に振動方向に対し所定角度に配置されてい
るので回転し、摩耗に片減りがなく調芯される。
受ける軸は更に振動方向に対し所定角度に配置されてい
るので回転し、摩耗に片減りがなく調芯される。
【0014】
【実施例】図1、図3は本発明の調芯装置の一実施例
で、図1は側面図、図3はその平面図である。図2は図
1に対応した運動エネルギーの発生方向の説明図であ
り、図4は図3に対応した運動エネルギーの発生方向の
説明図である。
で、図1は側面図、図3はその平面図である。図2は図
1に対応した運動エネルギーの発生方向の説明図であ
り、図4は図3に対応した運動エネルギーの発生方向の
説明図である。
【0015】図1、図2を例にとって、まず本実施例の
構成を説明する。図1の振動発生装置8は市販のリニア
フィーダーである。このリニアフィーダー8は図2の矢
印10の方向に仰角を持った振動を発生させる。この振
動によりリニアフィーダー8に取り付けられたワーク固
定テーブル7aは、破線7bの位置への微量変位をこの
例では60Hzのサイクルで繰り返す。ワーク固定テー
ブル7aにはワーク保持具6a及び6bを介して軸1が
取り付けられており、軸1には圧入された軸受け2a及
び2bが圧入された軸受け保持部3は取り付けられてい
る。
構成を説明する。図1の振動発生装置8は市販のリニア
フィーダーである。このリニアフィーダー8は図2の矢
印10の方向に仰角を持った振動を発生させる。この振
動によりリニアフィーダー8に取り付けられたワーク固
定テーブル7aは、破線7bの位置への微量変位をこの
例では60Hzのサイクルで繰り返す。ワーク固定テー
ブル7aにはワーク保持具6a及び6bを介して軸1が
取り付けられており、軸1には圧入された軸受け2a及
び2bが圧入された軸受け保持部3は取り付けられてい
る。
【0016】軸受け保持部3はワーク固定具4により軸
保持部3の水平方向への移動を規制する程の微量圧力が
垂直下方向に付与されている。またその圧力はコイルバ
ネ5により任意に設定可能である。軸1は固定具6a及
び6bに対して垂直方向に自由であり、水平方向に対し
て規制を受ける。ここで軸1と軸受け保持部3の固定を
反対にしても効果は同じであることが確認されている。
保持部3の水平方向への移動を規制する程の微量圧力が
垂直下方向に付与されている。またその圧力はコイルバ
ネ5により任意に設定可能である。軸1は固定具6a及
び6bに対して垂直方向に自由であり、水平方向に対し
て規制を受ける。ここで軸1と軸受け保持部3の固定を
反対にしても効果は同じであることが確認されている。
【0017】図3は、軸1及び軸受け保持部3がワーク
固定テーブル7の水平面に対して図4の矢印14の角度
に取り付けられていることを表している。
固定テーブル7の水平面に対して図4の矢印14の角度
に取り付けられていることを表している。
【0018】次に図1、図2を用いて本実施例の動作及
び作用を説明する。まず、軸1及び軸受け保持部3には
ワーク固定テーブル7aの変位により図2の矢印11の
方向に力が作用する。しかしワーク保持具4により垂直
方向に発生する運動エネルギーをコイルバネ5に吸収さ
れる為、垂直方向への移動量は微量となる。この結果図
2の矢印12の水平方向の成分のみ有効となり、図1の
矢印10の方向への移動を誘起する。このとき軸1はワ
ーク固定具6bにより矢印10の方向への移動量を規制
される為、軸受け保持部3のみ軸受け2a及び2bの滑
りを利用し矢印10の方向へ移動する。このときの移動
量はワーク固定テーブル7が7bの位置まで変位するス
トローク量、ワークとなる軸アッセンブリーの質量、振
動周波数及びワーク保持具4の押え圧力等により決定さ
れる。
び作用を説明する。まず、軸1及び軸受け保持部3には
ワーク固定テーブル7aの変位により図2の矢印11の
方向に力が作用する。しかしワーク保持具4により垂直
方向に発生する運動エネルギーをコイルバネ5に吸収さ
れる為、垂直方向への移動量は微量となる。この結果図
2の矢印12の水平方向の成分のみ有効となり、図1の
矢印10の方向への移動を誘起する。このとき軸1はワ
ーク固定具6bにより矢印10の方向への移動量を規制
される為、軸受け保持部3のみ軸受け2a及び2bの滑
りを利用し矢印10の方向へ移動する。このときの移動
量はワーク固定テーブル7が7bの位置まで変位するス
トローク量、ワークとなる軸アッセンブリーの質量、振
動周波数及びワーク保持具4の押え圧力等により決定さ
れる。
【0019】次に図3、図4を用いて本実施例の動作及
び作用を説明する。前述の図4の矢印12の方向に作用
する力により、軸1は図4の矢印15の方向に進もうと
する。しかし、ワーク保持具6aにより矢印15の方向
への移動を規制されている為、軸受け2a及び2bが圧
入された軸保持部3のみ矢印15の方向へ軸1と摩擦し
ながら移動する。この結果、軸受け2a及び2bの接触
抵抗の多い部分が、軸1との摩擦により摩耗させられ
る。このとき軸1は平面方向に規制を受けるが、上下方
向に規制を受けない構造となっている為、図4の矢印1
6の方向に作用する成分の力と図2の矢印12の方向に
作用する成分の力を受けて、図3の矢印17の方向より
見て反時計方向に回転運動を行う。この回転運動により
軸1はその真円度の変化を最小限に抑えながら、軸受け
2a及び2bとの接触面の接触圧が高い部分がどの方向
にあっても、リーマを貫通させる場合と同じく、軸受け
2a及び2bの内周を均一に摩耗させることができ片減
りを防ぐことができる。
び作用を説明する。前述の図4の矢印12の方向に作用
する力により、軸1は図4の矢印15の方向に進もうと
する。しかし、ワーク保持具6aにより矢印15の方向
への移動を規制されている為、軸受け2a及び2bが圧
入された軸保持部3のみ矢印15の方向へ軸1と摩擦し
ながら移動する。この結果、軸受け2a及び2bの接触
抵抗の多い部分が、軸1との摩擦により摩耗させられ
る。このとき軸1は平面方向に規制を受けるが、上下方
向に規制を受けない構造となっている為、図4の矢印1
6の方向に作用する成分の力と図2の矢印12の方向に
作用する成分の力を受けて、図3の矢印17の方向より
見て反時計方向に回転運動を行う。この回転運動により
軸1はその真円度の変化を最小限に抑えながら、軸受け
2a及び2bとの接触面の接触圧が高い部分がどの方向
にあっても、リーマを貫通させる場合と同じく、軸受け
2a及び2bの内周を均一に摩耗させることができ片減
りを防ぐことができる。
【0020】なお軸1の回転運動量はワークとなる軸ア
ッセンブリーの質量及びワーク固定具4より受ける押え
圧、図2の矢印13の力の大きさと図4の矢印16の力
の大きさ及び矢印14の角度により合成されるトルク力
により決定され、この例に於いては矢印14の角度は1
5゜〜45゜の範囲で効果のあることが確認されてい
る。また軸1や軸受け2a及び2bにアルミナ、カーボ
ランダム等の研磨材を塗布することにより、より高い効
果が得られることが確認されている。
ッセンブリーの質量及びワーク固定具4より受ける押え
圧、図2の矢印13の力の大きさと図4の矢印16の力
の大きさ及び矢印14の角度により合成されるトルク力
により決定され、この例に於いては矢印14の角度は1
5゜〜45゜の範囲で効果のあることが確認されてい
る。また軸1や軸受け2a及び2bにアルミナ、カーボ
ランダム等の研磨材を塗布することにより、より高い効
果が得られることが確認されている。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、振動
発生機により発せられる振動のエネルギーを軸の回転運
動及び軸受けの直線運動に変換し、その運動により生ず
る摩擦により軸と軸受けの調芯を行うことにより、軸の
真円度及び軸受けの片減りを防ぐことができ、軸アッセ
ンブリーの組立品質の向上につなげることができる。ま
た生産現場での組立性に於いても、本事例では一個あた
りの組立時間が従来の方法に比べて1/5に削減できる
など多大な合理化効果が認められ、従来手作業により対
応していた摺動作業を自動化することにより、作業者の
負担を軽減するなどの効果を有するものである。
発生機により発せられる振動のエネルギーを軸の回転運
動及び軸受けの直線運動に変換し、その運動により生ず
る摩擦により軸と軸受けの調芯を行うことにより、軸の
真円度及び軸受けの片減りを防ぐことができ、軸アッセ
ンブリーの組立品質の向上につなげることができる。ま
た生産現場での組立性に於いても、本事例では一個あた
りの組立時間が従来の方法に比べて1/5に削減できる
など多大な合理化効果が認められ、従来手作業により対
応していた摺動作業を自動化することにより、作業者の
負担を軽減するなどの効果を有するものである。
【図1】本発明の一実施例を示す軸・軸受け調芯装置の
側部断面図。
側部断面図。
【図2】図1に対応した運動エネルギーの発生方向の説
明図。
明図。
【図3】本発明の一実施例を示す軸・軸受け調芯装置の
側部断面図。
側部断面図。
【図4】図3に対応した運動エネルギーの発生方向の説
明図。
明図。
【図5】従来技術の例を示す軸・軸受け調芯方法説明
図。
図。
【図6】従来技術の他の例を示す軸・軸受け調芯方法説
明図。
明図。
1 軸 2a 軸受け 2b 軸受け 3a 軸受け保持部 3b 軸受け保持部 4 ワーク保持具 5 コイルバネ 6a ワーク固定具 6b ワーク固定具 7a ワーク固定テーブル 7b ワーク固定テーブル 8 振動発生装置 9 装置取り付けベース 101 軸 102a 軸受け 102b 軸受け 103 軸受け保持部 107 中心線
Claims (1)
- 【請求項1】 斜め上方に振動されるワーク固定テーブ
ルと、 前記ワーク固定テーブルの振動方向に対し所定角度に配
置され、調芯される一方の軸を上方向に自由度をもたせ
て支持するワーク保持具と、 バネ部材を備え前記ワーク保持具にセットされた前記軸
に係合し調芯されるもう一方の軸受を具備したワークを
下方に付勢するワーク固定具とを有することを特徴とす
る調芯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34887392A JPH06200932A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 調芯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34887392A JPH06200932A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 調芯装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06200932A true JPH06200932A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=18399968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34887392A Pending JPH06200932A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 調芯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06200932A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014162784A1 (ja) * | 2013-04-01 | 2014-10-09 | 船井電機株式会社 | 画像形成装置および電子機器 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP34887392A patent/JPH06200932A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014162784A1 (ja) * | 2013-04-01 | 2014-10-09 | 船井電機株式会社 | 画像形成装置および電子機器 |
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