JPH0620068U - 罫線印刷を施した帳票 - Google Patents
罫線印刷を施した帳票Info
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- JPH0620068U JPH0620068U JP3403992U JP3403992U JPH0620068U JP H0620068 U JPH0620068 U JP H0620068U JP 3403992 U JP3403992 U JP 3403992U JP 3403992 U JP3403992 U JP 3403992U JP H0620068 U JPH0620068 U JP H0620068U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】罫線部と非罫線部との境目を不明瞭にすること
により、出力した際の印字のズレを目立たなくする。 【構成】罫線を有する帳票において、各々の罫線が網点
又は万線を構成子とし、該構成子により連続階調状に表
されるとともに、所望間隔をおいて繰り返し配設されて
なることを特徴とする。
により、出力した際の印字のズレを目立たなくする。 【構成】罫線を有する帳票において、各々の罫線が網点
又は万線を構成子とし、該構成子により連続階調状に表
されるとともに、所望間隔をおいて繰り返し配設されて
なることを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、プリンタ出力用の罫線を有する帳票に関する。
【0002】
従来、罫線を有する出力帳票において、罫線は実線又は網版印刷により形成さ れ、印字媒体の行間や帳票上の印字位置を設定する役割を果たすと同時に、デザ イン上の美感を奏する役割を果たしてきた。又、図1に示すように罫線1は出力 帳票においては主に両側端部に送り孔2を設けた連続帳票3で使用され、前記連 続帳票においては両側の送り孔2がプリンタの走行系におけるピントラクタのピ ンと嵌合して移送される為、印字ズレは帳票製造上のミスかあるいはプリンタに 問題がある場合等に発生し、かかるズレを計測することにより改善可能であった 。
【0003】 ところが枚葉紙対応プリンタにおいては、連続用紙対応のプリンタに比べ用紙 の節約ができ、少量出力が可能であるとともに用紙の掛け換えが容易で、両面印 字が可能である等さまざまな利点を有することからその使用率が延び、従来の連 続用紙用に設計された帳票をレイアウトを変えずに枚葉紙で使用せんとする試み もなされている。
【0004】
しかしながら、枚葉紙4によると連続帳票3のような送り孔2がない為、印字 の際に印字ズレが発生しやすく、用紙がプリンタの印字部に微妙にズレた状態で 送り込まれると、プリンタが停止するほどのズレでないにしても印字位置が天地 方向あるいは左右方向にズレてしまうことがある。又、この印字ズレは各用紙と も一定したものではない為プリンタを調整しても解決できないことが多く、枚葉 紙対応プリンタ用の用紙には罫線は好まれていなかった。
【0005】 又、この印字ズレが帳票の左右方向における両端部で罫線に対して上下に2. 0〜3.0mm程度、あるいは帳票の上下方向における両端部で罫線に対して左 右に0.5〜2.0mm程度ズレて傾いた状態で印字されると、特に行間が狭く 設計されがちな明細書等の帳票では印字と罫線とが重なったり、網版印刷により 形成される罫線においては、印字が網版部と非網版部とにまたがって印字される ことがある。かかる印字ズレにより印字と罫線とが重なると、印字が見にくくな り、見る者に対し不快感を与える結果となる。
【0006】 又、印字と罫線のズレ以外に帳票として何等問題がなくても、帳票を使用する 者にとってはクレームの対象となり得る為、帳票の製造者側には十分な設備と製 造時の注意や熟練した技術が要求されていた。
【0007】 したがって、本考案は罫線の持つ本来の役割を損なうことなく、プリンタで印 字を行なった際にズレが生じたとしても係る印字のズレが目立たない帳票を提供 することを目的とする。
【0008】
上記の如き目的を達成するために、本考案は各々の罫線(以降、単位罫線とい う。)が網点又は万線を構成子とし、該構成子により連続階調状に表されるとと もに、所望間隔をおいて繰り返し配設されてなる罫線印刷を施した帳票である。
【0009】 又、上記罫線印刷は、ノーカーボン用紙を含む複写用紙に施して、該複写用紙 を複写可能に複数枚重ね合わせて形成してもよい。
【0010】
以上の構成による罫線印刷を施した帳票は、隣合う単位罫線との境目が画然と していない為、枚葉紙対応のプリンタで印字がなされた場合、印字は連続階調状 に表れるように配設された単位罫線のいずれかの濃度上、あるいは隣合う単位罫 線とのいずれかの濃度上にのることになり、左右方向あるいは上下方向で微妙に ズレて印字された場合でもズレが目立たない。
【0011】
次に本考案を図面を用いてさらに詳細に説明する。 図2は、本考案に係る罫線印刷を施した帳票の実施例を示す図で、それぞれ一 定幅の単位横罫線5が150線程度の網点のグラデーションよりなるとともに、 用紙の流れ方向に繰り返し配設されてなる横罫線6と、それぞれの単位縦罫線7 が85線程度の網点で中央部を最濃部とし両側に向けて漸次淡くなる一定幅のグ ラデーションよりなり、かつ該単位縦罫線7の中央部が各項目の境界となるとと もに、隣合う単位縦罫線7間に同等の線数で淡い網点を設けてなる縦罫線8とか らなる。
【0012】 さらに詳しく説明すると、図3の如く横罫線6を構成するグラデーションは、 帳票の上部から下部に向けて0〜50%程度の連続階調状に濃度変化せられてな り、横罫線6はこの繰り返しによりなる。また、縦罫線8を構成するグラデーシ ョンは、各項目の境界部を50%とし、両側に向けて40%、30%、20%、 10%、と漸次淡くなる連続階調よりなり、隣合う単位縦罫線7間が10%程度 の網点の延長により連接される。
【0013】 尚、上記において、横罫線6を150線0〜50%程度のグラデーション、縦 罫線8を85線10〜50%程度のグラデーションとしたが、使用上線数及び網 点の比率は特に限定されるものではない。しかしながら、同一面上において縦線 と横線のように異なる方向の罫線を設ける場合は、同等の線数を用いるとグラデ ーションを形成する個々の点が重なり合う為、それぞれの方向の階調表現が不鮮 明となり見栄え上好ましくない。この場合、異方向において構成子の線数を変化 させる方がそれぞれの方向の階調表現をより鮮明にすることができる。
【0014】 又、グラデーションの表れ方も横罫線6を用紙の上部から下部に向けて淡くな るグラデーションとし、縦罫線8を中央部を最濃部とし両側に向けて淡くなるグ ラデーションとしたが、帳票のデザインや用途等によって、たとえば横罫線も縦 罫線同様中央部を最濃部とし両側に向けて淡くなるグラデーションとしたり、用 紙の上部から下部に向けて濃くなるグラデーションとしてもよく、縦罫線につい ても同様である。
【0015】 上記の他にも網点又は万線を構成子とする幾何学模様等の図柄又はこれらの組 合せにより濃淡が階調的に発生し、かかる濃淡の差により罫線が構成されるもの であっても良い。
【0016】 又、本考案における罫線は、罫線部と非罫線部とが連続階調状に表れるように 設けられており、結果的には罫線部と非罫線部の両者に色彩が施されることにな るので、異方向の罫線を設ける場合は同色あるいは同系色で、印字の判読に支障 のない色彩あるいは濃度を設定することはいうまでもない。
【0017】 さらに、上記実施例においては1パーツの枚葉紙について説明したが、多パー ツの枚葉紙の場合も同様で、必要に応じて各パーツごとに罫線印刷を施せば良く 、又、前述の罫線印刷は枚葉紙のみならず連続帳票にも使用できる。
【0018】
以上の如き構成よりなる帳票に印字を施す場合、各行あるいは各項目は画然と した線で区分されていないので、印字が用紙移送時の微妙にズレた状態で印字さ れてもズレが目立たず、又、かかる線と重なることがないので見づらくなること もないと同時に、印字部全体にわたりグラデーションや幾何学模様などの罫線印 刷が施される為、意匠上の効果を奏するものである。さらに、本考案の帳票を作 成するにあたっては何等複雑な作業を必要とせず、通常の印刷工程で罫線印刷が 施されれば良いので容易である。
【0019】
【図1】従来の罫線を施した連続帳票を示す平面図であ
る。
る。
【図2】本考案に係る罫線印刷を施した帳票を示す平面
図である。
図である。
【図3】本実施例に係る横罫線及び縦罫線の説明図であ
る。
る。
1 罫線 2 送り孔 3 連続帳票 4 枚葉紙 5 単位横罫線 6 横罫線 7 単位縦罫線 8 縦罫線
Claims (2)
- 【請求項1】罫線を有する帳票において、各々の罫線が
網点又は万線を構成子とし、該構成子により連続階調状
に表されるとともに、所望間隔をおいて繰り返し配設さ
れてなる罫線印刷を施した帳票。 - 【請求項2】罫線を有する帳票において、各々の罫線が
網点又は万線を構成子とし、該構成子により連続階調状
に表されるとともに、所望間隔をおいて繰り返し配設さ
れてなる罫線印刷を、ノーカーボン用紙を含む複写用紙
に施すとともに、用紙を複写可能に複数枚重ね合わせて
形成したことを特徴とする罫線印刷を施した帳票。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3403992U JPH0727176Y2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 罫線印刷を施した帳票 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3403992U JPH0727176Y2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 罫線印刷を施した帳票 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0620068U true JPH0620068U (ja) | 1994-03-15 |
JPH0727176Y2 JPH0727176Y2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=12403183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3403992U Expired - Lifetime JPH0727176Y2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 罫線印刷を施した帳票 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0727176Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003080870A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 印刷物及びそれを配列した配列印刷物 |
-
1992
- 1992-04-23 JP JP3403992U patent/JPH0727176Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003080870A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 印刷物及びそれを配列した配列印刷物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0727176Y2 (ja) | 1995-06-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |