JPH06200650A - 外壁施工方法 - Google Patents
外壁施工方法Info
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- JPH06200650A JPH06200650A JP30339591A JP30339591A JPH06200650A JP H06200650 A JPH06200650 A JP H06200650A JP 30339591 A JP30339591 A JP 30339591A JP 30339591 A JP30339591 A JP 30339591A JP H06200650 A JPH06200650 A JP H06200650A
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Abstract
の内側から作業性良く外装工事を行えるようにする。 【構成】 機械式立体駐車場の骨組等、複数の柱1に桁
材2を掛渡して成る構造体にこれを取囲むようにして外
壁を形成するに際し、上記外壁を構成する壁板として、
構造体の取囲み方向に多数に分割され、互いの突き合わ
せ部に分割相互を係合させるための係合部4aを有する
パネル4を用い、各パネル4にこれを上記桁材2に上方
から係合させて吊下げるためのフック5を取付けて、こ
れらパネル4を桁材2に吊下げて順次外壁を形成してゆ
き、最後の2枚のパネル4は互いの突き合わせ部(係合
部)を構造体外方に突き出させるようにして係合させた
後に、構造体の内側から引寄せて係合を完了するように
したことを特徴とする。
Description
外装工事を作業性良く行えるようにした外壁施工方法に
関するものである。
となっている現状を踏まえると、平面的な駐車場を都市
部に構築することはもはや不可能な状況にある。このた
め近年では駐車場の立体化が提唱され、多数のケ−ジを
上下にル−プ状に循環させて多数の車両を格納するよう
にした垂直循環式駐車装置、ケ−ジ(ハンガ)の昇降軌
道に添わせて多段に駐車棚を構築したエレベ−タ式の機
械式駐車装置など、種々の機械式立体駐車装置が開発さ
れている。
る際には、エレベ−タ式のものを例にとって説明する
と、先ず敷地の四隅に柱を立て、これら柱に桁材を掛け
渡して鉄骨の構造体を構築し、その構造体内に、ガイド
レ−ル及びこれに沿って昇降自在に設けられたケ−ジ、
ケ−ジの昇降軌道に沿って間隔をおいて設けられた駐車
棚、ケ−ジと駐車棚との間で車載又は空のパレットを受
け渡すためのパレット駐車装置、車両の入庫・出庫用の
フロアにそのケ−ジの真下の部位に設置されたタ−ンテ
−ブル式のパレット旋回装置から成る駐車装置を構築し
たのち、構造体の外側に足場を組立て、この足場を用い
て壁板を取付けるなどの外壁施工作業を行っていた。
態の都市部においては、既存のビルとビルの間など極度
に制限されたスペ−スに駐車場を構築する必要が生じる
ため、壁板の取付けや取付け後の補修工事の際に上記構
造体の外側に足場を組立てることは必ずしも容易でな
い。このことは駐車場に限らず他の建築物についても言
えることである。
であり、その目的は外壁を形成すべき構造体の内側から
作業性良く工事を行うことができる外壁施工方法を提供
することにある。
め、本発明の方法においては、機械式立体駐車場の骨組
等、複数の柱に桁材を掛渡して成る構造体にこれを取囲
むようにして外壁を形成するに際し、上記外壁を構成す
る壁板として、構造体の取囲み方向に多数に分割され、
互いの突き合わせ部に分割相互を係合させるための係合
部を有するパネルを用い、各パネルにこれを上記桁材に
上方から係合させて吊下げるためのフックを取付けて、
これらパネルを桁材に吊下げて順次外壁を形成してゆ
き、最後の2枚のパネルは互いの突き合わせ部を構造体
外方に突き出させるようにして係合させた後に、構造体
の内側から引寄せて係合を完了させるようにした。
には、構造体の内部に駐車装置を構築した後に外壁の施
工が行われる。本発明はこの点に着目し、構造体内に構
築された駐車装置を壁板の搬送手段及び作業足場に利用
して外壁の施工を行うものである。
(構造体に取付けたときに内側となる面)に上記フック
を取り付けたのち、駐車装置のケ−ジに載せて外壁を形
成すべき箇所の駐車棚に搬送する。ケ−ジには作業者も
同乗し、駐車棚を足場として構造体の内側からパネルを
桁材に吊下げて順次外壁を形成してゆく。最後の2枚の
パネルは互いの突き合わせ部を構造体外方に突き出させ
るようにして係合させた後に、構造体の内側から引寄せ
て係合を完了させることにより、これら2枚のパネルの
両側のパネルを左右に押しやるようにして隙間無くパネ
ルを取付ける。パネルを数段に亘って取付けて外壁を形
成する場合には、上記パネルの取付け作業が一段分終了
した後、次の段の作業を行う。この場合、下側の段から
上側の段の順に作業を行い、上側パネルを下側パネルの
外側に若干重ねるようにして取付けてゆく。雨の侵入を
防ぐためである。
えていない建屋の構造体に外壁を形成する場合には、構
造体の内側に足場を組立てることにより、構造体の内側
から上記パネル取付け作業を行うことができる。
を用い説明する。
地の四隅に立てた計4本の柱1(図2)と、これら隣接
相互に水平に掛渡した桁材2とによって構成される。桁
材2は、上下方向に所定間隔をおいて多段に、且つ4本
の柱1を取囲むようにして取付けられる。この構造体の
内部にエレベ−タ式などの機械式駐車装置(図示せず)
を構築したのち、構築された駐車装置を壁板の搬送手段
及び作業足場に利用して外壁の施工を行う。
分割され、左右両側縁部に分割相互を係合させるための
係合部4aを有するパネル4を用いる。このパネル4
は、構造体の高さ方向にも多数(桁材2の段数分)に分
割されており、強度を持たせるため波板状に形成されて
いる。係合部4aは、パネル4の左右両側縁部をそれぞ
れ雄雌形状に折曲げて形成されており、パネル4は互い
の係合部4aを支点にして屈曲可能に、且つスライド可
能に連結される構造になっている。また、図4に示すよ
うに各パネル4の互いの接合面6にはシ−ル部材7が取
付けられており、隣接相互を突合わせることで十分な防
水性が得られるようになっている。
各パネル4の片面にこれを桁材2に上方から係合させて
吊下げるためのフック5を取付けておく。そして、フッ
ク5を取付けたパネル4を構造体内に構築した駐車装置
のケ−ジに載せ、先ず1段目(最下段)の駐車棚に必要
枚数搬送する。ケ−ジには作業者も同乗し、駐車棚を足
場として、図3に示すように構造体の内側からパネル4
を桁材2に吊下げて順次外壁を形成してゆく。各桁材2
に取付けるパネル4のうち最後の2枚のパネル4は、図
1に示すように互いの突き合わせ部(係合部4)を構造
体外方に突き出させた状態で係合させた後に、構造体の
内側から引寄せ、これらを同時に落し込むようにして係
合を完了させる。これにより、最後の2枚のパネル4の
両側のパネル4を左右に押しやるようにして隙間無くパ
ネル4が取付けられる。次に、各パネル4のフック5を
桁材2にビス止めして固定する。一段分のパネル4の固
定を終えた後、図2に示すように、構造体の各コ−ナ−
部において隣接する両パネル4に隅包板7を取付け隙間
をなくす。かくして、1段目の外壁が形成される。
と順次上段の外壁を形成してゆき、構造体全体を取囲む
外壁を完成させる。ただしこの場合、構造体内への雨水
の侵入を防止するため、上段のパネル4をその一段下の
パネル4の外側に若干重ねるように取付けを行う必要が
ある。各コ−ナ−部の隅包板7についても同様である。
う際、従来のように別途足場を組立てることなく、構造
体内に構築した駐車装置を足場に利用して、内側から作
業性良く外壁施工作業を行うことができる。したがっ
て、この方法は外足場を組むことができないような極度
に限られたスペ−スに機械式立体駐車場を建設する場合
の外壁施工方法として極めて有効である。足場の組立て
作業や撤去作業が不要なため、外装工事の工期も大幅に
短縮できる。また、壁板として、構造体の内側から桁材
2に吊下げることにより容易に外壁を形成することがで
きる構造のパネル4を使用したことにより、駐車場が完
成した後の外壁の張替えや補修の際にも、構造体内の駐
車装置を作業足場に利用してこれらの作業を容易に行う
ことができる。
れば、外足場を使用せずに構造体の内側から作業性良く
外壁を形成することができる。
るための要部平面図である(桁材中間部)。
るための要部平面図である(構造体コ−ナ−部)。
るための要部斜視図である(桁材中間部)。
パネル(壁板)の係合部を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 機械式立体駐車場の骨組等、複数の柱に
桁材を掛渡して成る構造体にこれを取囲むようにして外
壁を形成するに際し、上記外壁を構成する壁板として、
構造体の取囲み方向に多数に分割され、互いの突き合わ
せ部に分割相互を係合させるための係合部を有するパネ
ルを用い、各パネルにこれを上記桁材に上方から係合さ
せて吊下げるためのフックを取付けて、これらパネルを
桁材に吊下げて順次外壁を形成してゆき、最後の2枚の
パネルは互いの突き合わせ部を構造体外方に突き出させ
るようにして係合させた後に、構造体の内側から引寄せ
て係合を完了させるようにしたことを特徴とする外壁施
工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30339591A JP2878006B2 (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 外壁施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30339591A JP2878006B2 (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 外壁施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06200650A true JPH06200650A (ja) | 1994-07-19 |
JP2878006B2 JP2878006B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=17920510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30339591A Expired - Lifetime JP2878006B2 (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 外壁施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2878006B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009280993A (ja) * | 2008-05-20 | 2009-12-03 | Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd | 外壁補強構造 |
-
1991
- 1991-11-19 JP JP30339591A patent/JP2878006B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009280993A (ja) * | 2008-05-20 | 2009-12-03 | Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd | 外壁補強構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2878006B2 (ja) | 1999-04-05 |
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