JPH06200421A - 起毛針布 - Google Patents
起毛針布Info
- Publication number
- JPH06200421A JPH06200421A JP34774592A JP34774592A JPH06200421A JP H06200421 A JPH06200421 A JP H06200421A JP 34774592 A JP34774592 A JP 34774592A JP 34774592 A JP34774592 A JP 34774592A JP H06200421 A JPH06200421 A JP H06200421A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cloth
- backing
- needle
- base
- raised
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 裏張り布と針布裏面との接着力を向上し、安
定した起毛性能を長期間発揮させる。 【構成】 基布最下層の布７と裏張り布４との各接着面
に起毛面７ａ、４ａを形成して貼着して成る。
定した起毛性能を長期間発揮させる。 【構成】 基布最下層の布７と裏張り布４との各接着面
に起毛面７ａ、４ａを形成して貼着して成る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、起毛針布に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の起毛針布は、起毛作用時に針布の
底面方向への負荷のために生ずる針の移動を防止し、ま
た針抜けを防止する目的で、裏張り布をゴム糊により針
布の裏面に貼着している。
底面方向への負荷のために生ずる針の移動を防止し、ま
た針抜けを防止する目的で、裏張り布をゴム糊により針
布の裏面に貼着している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の起毛
針布は、裏張り布がゴム糊の接着力によってのみ保持さ
れているので、起毛加工時に針布にかかる負荷が増大す
ると、クラウン部のぐらつきが発生して安定した性能を
維持できなかった。
針布は、裏張り布がゴム糊の接着力によってのみ保持さ
れているので、起毛加工時に針布にかかる負荷が増大す
ると、クラウン部のぐらつきが発生して安定した性能を
維持できなかった。
【０００４】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
ためになしたもので、裏張り布と針布裏面との接着力を
向上し、安定した起毛性能を長期間発揮させることを目
的とする。
ためになしたもので、裏張り布と針布裏面との接着力を
向上し、安定した起毛性能を長期間発揮させることを目
的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る起毛針布は、基布最下層の布と裏張り
布の各接着面に起毛面を形成し、各起毛面同志を接着剤
・ゴム糊で以て一体に接着して成る。
に、本発明に係る起毛針布は、基布最下層の布と裏張り
布の各接着面に起毛面を形成し、各起毛面同志を接着剤
・ゴム糊で以て一体に接着して成る。
【０００６】
【作用】上記構成の起毛針布を用いると、基布最下層の
布と裏張り布の各接着面が起毛面であるため、接着時に
おいて繊維同志のからみ合いによって接着強度が向上す
る。よって、針抜けが完全に防止されると共に、クラウ
ン底部のぐらつき、振動が抑止され、安定した起毛効果
が長期間維持される。
布と裏張り布の各接着面が起毛面であるため、接着時に
おいて繊維同志のからみ合いによって接着強度が向上す
る。よって、針抜けが完全に防止されると共に、クラウ
ン底部のぐらつき、振動が抑止され、安定した起毛効果
が長期間維持される。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１に示す如く、本発明の起毛針布Ｒは表層１
と基層２よりなる基布に略Ｕ字形の針３を多数植針し、
かつ針布裏面に裏張り布４を接着剤、ゴム糊等で以て貼
着して成る。
明する。図１に示す如く、本発明の起毛針布Ｒは表層１
と基層２よりなる基布に略Ｕ字形の針３を多数植針し、
かつ針布裏面に裏張り布４を接着剤、ゴム糊等で以て貼
着して成る。
【０００８】表層１にはフェルト又は天然ゴム或はＮＢ
Ｒ、ＳＢＲ、クロロプレン、シリコンゴム、ウレタンゴ
ム又はこれらのゴムと天然ゴムの混合ゴム又はこれらの
発泡ゴムよりなる厚さ０.5〜３.0mmのシート状物が用い
られ、また、基層２には２〜５枚の綿布５と１枚の麻布
６とが用いられ、積層間を天然又は合成ゴム糊等で以て
貼着して基布を構成して成る。上記基布最下層の布７
は、裏張り布との接着面に予め起毛面７ａを形成する。
Ｒ、ＳＢＲ、クロロプレン、シリコンゴム、ウレタンゴ
ム又はこれらのゴムと天然ゴムの混合ゴム又はこれらの
発泡ゴムよりなる厚さ０.5〜３.0mmのシート状物が用い
られ、また、基層２には２〜５枚の綿布５と１枚の麻布
６とが用いられ、積層間を天然又は合成ゴム糊等で以て
貼着して基布を構成して成る。上記基布最下層の布７
は、裏張り布との接着面に予め起毛面７ａを形成する。
【０００９】上記基布には、断面形状が丸形、トラック
形、楕円形、菱形、三角形等より選ばれた略Ｕ字形の硬
鋼線又は合金鋼線よりなる針３が所定角度で植針されて
針布を形成する。また、針布の裏面に貼着される裏張り
布４は綿布又は合成繊維布を使用し、針布裏面との接着
面に予め起毛面４ａを形成する。そして、針布裏面即ち
基布最下層の布７と裏張り布４とは、合成ゴム糊、加硫
剤含有ゴム糊等により接着し、起毛面７ａ、４ａの繊維
のからみ合いによりクラウン底部を強固に保持し、安定
した起毛効果と耐久性にすぐれた起毛針布Ｒを構成す
る。
形、楕円形、菱形、三角形等より選ばれた略Ｕ字形の硬
鋼線又は合金鋼線よりなる針３が所定角度で植針されて
針布を形成する。また、針布の裏面に貼着される裏張り
布４は綿布又は合成繊維布を使用し、針布裏面との接着
面に予め起毛面４ａを形成する。そして、針布裏面即ち
基布最下層の布７と裏張り布４とは、合成ゴム糊、加硫
剤含有ゴム糊等により接着し、起毛面７ａ、４ａの繊維
のからみ合いによりクラウン底部を強固に保持し、安定
した起毛効果と耐久性にすぐれた起毛針布Ｒを構成す
る。
【００１０】
【発明の効果】本発明は、上記構成になしたので針布裏
面と裏張り布との接着強度が一段と向上し、針抜けを完
全に防止できると共に、クラウン底部のぐらつき、振動
が防止できる。また、針布裏面と裏張り布間の剥離が生
じないので、安定した起毛効果を長期間維持できる等の
効果を有するものである。
面と裏張り布との接着強度が一段と向上し、針抜けを完
全に防止できると共に、クラウン底部のぐらつき、振動
が防止できる。また、針布裏面と裏張り布間の剥離が生
じないので、安定した起毛効果を長期間維持できる等の
効果を有するものである。
【図１】本発明の実施の一例を示す概略構成断面図。
１ 表層 ２ 基層 ３ 針 ４ 裏張り布 ４ａ 起毛面 ５ 綿布 ６ 麻布 ７ 基布最下層の布 ７ａ 起毛面
Claims (1)
- 【請求項１】 基布に多数の針を植針した針布裏面に、
綿布又は合成繊維布製の裏張り布を貼着した起毛針布に
おいて、上記基布最下層の布と裏張り布の各接着面に起
毛面を形成したことを特徴とする起毛針布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34774592A JPH06200421A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 起毛針布 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34774592A JPH06200421A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 起毛針布 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06200421A true JPH06200421A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=18392298
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34774592A Pending JPH06200421A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 起毛針布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06200421A (ja) |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP34774592A patent/JPH06200421A/ja active Pending
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