JPH0620037U - スチールベルトの剣先位置決めガイド - Google Patents
スチールベルトの剣先位置決めガイドInfo
- Publication number
- JPH0620037U JPH0620037U JP5791592U JP5791592U JPH0620037U JP H0620037 U JPH0620037 U JP H0620037U JP 5791592 U JP5791592 U JP 5791592U JP 5791592 U JP5791592 U JP 5791592U JP H0620037 U JPH0620037 U JP H0620037U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel belt
- guide
- roller
- positioning guide
- sword tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 タイヤの成形に使用するスチールベルトの端
部のずれを、簡単に修正することができるガイドを提供
する。 【構成】 複数のドライブローラーと各ドライブローラ
ー間の両端付近に直立して配置されたガイドローラーと
からなる位置決めガイド。前記ガイドローラーは、前記
ドライブローラーと平行な方向に移動可能であり、か
つ、前記ガイドローラー内には磁石が内蔵されている。
部のずれを、簡単に修正することができるガイドを提供
する。 【構成】 複数のドライブローラーと各ドライブローラ
ー間の両端付近に直立して配置されたガイドローラーと
からなる位置決めガイド。前記ガイドローラーは、前記
ドライブローラーと平行な方向に移動可能であり、か
つ、前記ガイドローラー内には磁石が内蔵されている。
Description
【0001】
本考案は、ラジアルタイヤ成形機におけるスチールベルトの剣先(定寸カット されたスチールベルト先端または後端の三角形部分のことをいう)位置決めガイ ドに関する。さらに詳しくは、スチールベルトの自動貼付サービサーにおいて、 スチールベルトの剣先位置をそろえる簡単な方式のガイドローラーを備えたスチ ールベルトの剣先位置決めガイドに関する。
【0002】
ラジアルタイヤは、バイアスタイヤに比べて優れた操向性能を有しているが、 その製造においては、バイアスタイヤに比べ格段の高精度が要求される。とくに 、その成形工程においてスチールベルトを、正しく成形タイヤの中心線に整合さ せて張り付けることが、タイヤユニフォーミティの点からも非常に重要である。 このようなスチールベルトのセンタリングを、高精度で行なう装置としては、特 開昭57-80041号明細書に記載されたスチールベルト供給装置などがある。該装置 においては、ボールキャスター群の両端近傍に、左右対称の直立ガイドローラー が設けられており、左右の直立ガイドローラーの間隔を調節することにより、そ のあいだを搬送されるスチールベルトのセンタリングを行なうものである。
【0003】
しかしながら、スチールベルトのセンタリングを正確に行なったとしても、図 6に示すように、定寸にカットされたベルト先端(または後端)の三角形部分に ずれDが生じるばあいがある。このばあいには、成形ドラム上のスチールベルト 5の貼り合わせ位置において、該ベルトの整合性がくずれ、タイヤユニフォーミ ティが劣化してしまう。
【0004】 本考案は、このような問題点を解消すべくなされたものであり、ラジアルタイ ヤ成形機のスチールベルトの自動貼付サービサーにおいて、スチールベールトの 剣先位置のずれを修正しうる簡単な方式のガイドローラーを備えた、スチールベ ルトの剣先位置決めガイドを提供することを目的とする。
【0005】
本考案により、水平かつ平行に配置された複数のドライブローラーと各ドライ ブローラー間の両端付近に直立して配置されたガイドローラーとからなる位置決 めガイドであって、前記ガイドローラーが、前記ドライブローラーと平行な方向 に移動可能であり、かつ、前記ガイドローラー内に磁石が内蔵されてなる、スチ ールベルトの剣先位置決めガイドが提供される。
【0006】
本考案のスチールベルトの剣先位置決めガイドにおいては、直立して配置され たガイドローラが、ドライブローラーと平行な方向に移動することが可能である ため、種々の幅方向サイズを有するスチールベルトのセンタリングが可能となる とともに、定寸カットによる三角形状端部のずれをガイドローラー内に配置され た磁石の磁力により過大なストレスを当該端部に与えることなく修正することが 可能である。
【0007】
本考案の実施例を添付の図面を参照しつつ、以下に説明する。
【0008】 図1は、本考案の剣先位置決めガイドの平面図、図2はその側面図である。図 1〜2において、1はスチールベルト5を成形ドラムに向かって搬送するドライ ブローラーであり、サーボモーターなどの駆動手段(図示せず)によって回転す る。2はドライブローラー1の両端近傍に設けられた直立ガイドローラーである 。直立ガイドローラー2はフリーローラーであり、その幅方向の間隔はモーター 駆動による送りねじなどの駆動手段(図示せず)によって、スチールベルト5の 幅に合わせて調節可能である。
【0009】 直立ガイドローラー2の水平断面図を図3に示す。図3に示されるように、直 立ガイドローラー2の内部には、永久磁石3が内蔵されており、磁石3の磁力に よって、図6に示されるようなスチールベルト先端(または後端)の三角形部分 のずれが修正される。また、磁石の断面形状も図3に示される矩形以外に、円形 など他の形状であってもよい。このようにして、ずれを修正されたスチールベル トが成形ドラムへ送られ、該ドラムに貼付けられてタイヤが形成される。なお、 図3において、20は磁石を固定するのための軸である。
【0010】 図4および図5は、本考案の剣先位置決めガイドが、ラジアルタイヤ成形機に おいてどのように使用されるかを概略的に説明する平面図および側面図である。 スチールベルト送出装置4に巻付け保持されたスチールベルト5が、送出しロー ラー6によって送り出されて、切断機構7にまで案内される。そして、定寸カッ ター8により所定の寸法に切断される。切断されたスチールベルトは、本考案の 剣先位置決めガイド9に送られる。剣先位置決めガイド9の直立ガイドローラー は前述のように、その幅方向の距離が調節可能であるのでこれにより、送られて きたスチールベルトのセンタリングをその幅寸法に関係なく行なうことが可能で ある。さらに、直立ガイドローラー内には永久磁石3が内蔵されているので、そ の磁力によりスチールベルトの三角形状の端部のずれの修正も同時に行なうこと ができる。センタリングおよび端部のずれの修正を終えたスチールベルトは、ベ ルト貼付けコンベア10上を流れて、成形ドラム11へ送られ、該成形ドラム11上に 貼り付けられる。
【0011】
本考案によれば、スチールベルトを案内するガイドローラー内に磁石を設けて おり、過大なストレスをかけることなくスチールベルトの端部の位置調整をする ことができ、タイヤユニフォーミティを大幅に向上させることができる。
【図1】本考案のスチールベルトの剣先位置決めガイド
の一実施例の平面図である。
の一実施例の平面図である。
【図2】図1に示された剣先位置決めガイドの側面図で
ある。
ある。
【図3】ガイドローラーの水平断面図である。
【図4】本考案のスチールベルトの剣先位置決めガイド
を組み込んだタイヤ成形装置の平面図である。
を組み込んだタイヤ成形装置の平面図である。
【図5】図4に示されタイヤ成形装置の側面図である。
【図6】定寸カットされたスチールベルトの幅方向のず
れを説明する図である。
れを説明する図である。
1 ドライブローラー 2 直立ガイドローラー 3 永久磁石
Claims (1)
- 【請求項1】 水平かつ平行に配置された複数のドライ
ブローラーと各ドライブローラー間の両端付近に直立し
て配置されたガイドローラーとからなる位置決めガイド
であって、前記ガイドローラーが、前記ドライブローラ
ーと平行な方向に移動可能であり、かつ、前記ガイドロ
ーラー内に磁石が内蔵されてなることを特徴とする、ス
チールベルトの剣先位置決めガイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5791592U JPH0620037U (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | スチールベルトの剣先位置決めガイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5791592U JPH0620037U (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | スチールベルトの剣先位置決めガイド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0620037U true JPH0620037U (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=13069298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5791592U Pending JPH0620037U (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | スチールベルトの剣先位置決めガイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620037U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011088401A (ja) * | 2009-10-26 | 2011-05-06 | Bridgestone Corp | タイヤの製造方法および装置 |
JP2011110735A (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Bridgestone Corp | タイヤの製造方法および装置 |
JP2011121301A (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤ構成部材の搬送装置 |
JP4743591B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2011-08-10 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ用帯状部材の搬送装置及び接合装置 |
-
1992
- 1992-08-18 JP JP5791592U patent/JPH0620037U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4743591B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2011-08-10 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ用帯状部材の搬送装置及び接合装置 |
JP2011088401A (ja) * | 2009-10-26 | 2011-05-06 | Bridgestone Corp | タイヤの製造方法および装置 |
JP2011110735A (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Bridgestone Corp | タイヤの製造方法および装置 |
JP2011121301A (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤ構成部材の搬送装置 |
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